パトリック・コーラサワー
パトリック・コーラサワー | |
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外国語表記 | Patrick Colasour[1] |
登場作品 | |
声優 | 浜田賢二 |
デザイン |
高河ゆん(原案) 千葉道徳(アニメ版) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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改名後 | パトリック・マネキン |
異名 | 不死身のコーラサワー |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
誕生日 | 1月1日 |
年齢 |
28歳(1st) 33歳(2nd) 35歳(劇場版) |
出身 | フランス |
身長 | 176 cm |
体重 |
57 kg(1st) 58 kg(2nd) |
血液型 | O型 |
所属 |
AEU → 国連軍 → 地球連邦平和維持軍(1st) アロウズ → 新クーデター派(2nd) 地球連邦平和維持軍(2ndエピローグ、劇場版) |
軍階級 |
少尉(1st) 大尉(2ndエピローグ) 准尉(劇場版) |
パトリック・コーラサワーは『機動戦士ガンダム00』の登場人物。
概要
自信過剰で喧嘩早い性格であり、軍も手を焼く問題児。現実の階級制度を参考にすると、年齢的に1stシーズンの時点で自動的に大尉まで昇格していておかしくないのだが、少尉に留まっている辺り問題児ぶりがうかがえる。だが、2000回以上のスクランブル(緊急出撃)をこなし、模擬戦全勝の高い技量を持つ。
同時にかなり楽観的な性格でもあり「不死身のコーラサワー」の異名が「何度撃墜されてもパイロット本人は必ず帰ってくる」という皮肉が混ざったものであるということに全く気づいていない。
一方で、自分が他人に誇れるものはパイロットとしての腕だけ、とも認識しており、「学のない自分があれこれ考えても無駄。難しい事は相応の学がある信頼出来る人間に任せる」という彼なりの信念を以て戦いに臨んでいる。盲信はただ従うだけだが、彼の場合は信じる人間を選ぶという前提がある。そして信頼に値する人間との出会いに恵まれ、またそれが最愛の人となるのが彼の最大の幸運であっただろう。 一見鈍感で軽いその性格も、見方を変えれば作中で様々な"歪み"や"変化"を見せた他のキャラに比べると「精神面で余裕のある成熟した人物」ととれる。実際、小説版においては不安を前向きに捉えてモチベーションを高めるなど、高い意識や精神力も持ち合わせている。
当初は女性との逢瀬でブリーフィングに遅刻する軽薄な言動を見せたが、その際にカティ・マネキンの鉄拳制裁を受けたことがきっかけで、一途に彼女を慕うようになる。2ndシーズンでも本人から止められていたにもかかわらず彼女を護るためにとアロウズに志願するなど、カティのいる所パトリックありという状況が続くようになり、最終的にカティと結婚することとなった。結婚後は姓を「マネキン」に変えたものの、職場等では引き続き「コーラサワー」を使用している。
なお、劇場版では階級が准尉にまで下がっているが本人曰く「結婚生活が幸せすぎて働かなくなってしまい、降格された」とのこと[2]。僅かながらカティとの夫婦生活も描かれており、就寝時にはナイトキャップを着用する事が判明している。
劇場版でもコミカルな描写は変わらず、准将に昇進した愛妻にして上官のカティを何度も「大佐」と呼んでは、その度に彼女から突っこまれている。
劇中における最大級のコメディリリーフキャラクターであり、事実彼が登場したシーンの殆どで視聴者の笑いを誘うような描写がなされている。しかし、模擬戦全勝の技量は伊達ではなく、特にGN-Xシリーズに乗り換えてからはソレスタルビーイング側のガンダムを追い詰めたことも数回あり、さらにどんな危機的状況下からも無傷で生還してくる強運も持ち合わせている。「不死身のコーラサワー」はこうした点から付いた異名である。出てきては速攻で撃墜されて退場するのがお約束であり、まるで異能生存体のような男だが、必ず無傷で帰還するという一点においてのみは本家本元を上回っていると言えなくもない(ギブスをしていたのはコミック版の片方のみの表現で、アニメ本編の同場面では無傷)。劇場版ではさすがに死ぬかと思われたが、結局生還を果たしている。
こういった事情から『運だけで腕前は然程良くないパイロット』『各陣営エースの中では相対的に弱いお調子者』と表現されがちではあるが、その『速攻で撃墜される』までの過程を具に観察すると、周りの動きが見えない(=周辺の動きから状況が読めない)先頭にいたにも関わらず真っ先に反応して一人だけ回避していたり、初見の武装や不意打ちなど急な戦況変化に対応していたり、合理的な武装選択をしていたり、着艦の際に全く音がしなかったり、中にはコマ送りでようやくわかるレベルの瞬間的な判断の連続技もあり、エースの名にふさわしい極めて高い操縦スキルを持っていることがうかがえる。実際、不意の横槍が入らなければガンダムを撃墜できていたであろうシーンも複数存在している。『劇中で最初に主人公と戦う、人格面に難のある腕自慢』という明らかな噛ませ犬ポジションのキャラとして登場したため作品内外を問わず勘違いしている人も多いが、実際にはグラハム、サーシェス、セルゲイといった他のエースたち、あるいはガンダムマイスター達と比べても遜色のない実力を持っているとみていいだろう。
媒体によっては指揮能力が低い描写をされることがあるが、実際には指揮官として先頭を保ったまま真っ先に仕掛け、敵の目を自分へ引き付けている間に僚機が回り込んで作戦目的を達成するといった作戦をとることが多く見られ、対ガンダム戦でも一定の効果を上げている。戦果を挙げた後は部下へのねぎらいも忘れず、なかなかいい上司っぷりである。僚機の場合でも真っ先に突っ込んで一番危険な役回りをこなしつつ仲間にも戦果を分け与えたり、部隊が強力な攻撃を受けた後でも即座に反撃して士気の低下を防いでいたりする。協調性が無さそうな言動により誤解されがちだが、実は指揮官としても僚機としても適性は決して低くはない。ただ運だけで生き残ってきた問題児などではなく、名実ともにAEUのエースであると言えるだろう。ただただ相手が悪すぎたのだ。
ちなみに専用機に乗れないのは、ガンダムエクシアとの初戦以来しょっちゅう機体を壊すため。それでも量産機で多大な戦果を収めるあたり、パイロットとしての技量が伺える。しょっちゅう壊す割りに降格されないのは、生き残ることで交戦データを収集してくるためであろう。特にガンダム戦でのデータは喉から手が出んばかりのものである。この貴重な存在からか「ガンダムトライエイジ」のフレーバーテキスト内では各マイスターやガンダムの談話を行っており、この内容が映画で反映された模様。
シリアスな話においてコミカルな描写の多いコーラサワーは、一服の清涼剤とも言える存在であり、密かに人気も高い。また、「変革」「変化」をメインテーマとする『00』において(良い意味で)全く変わらなかった稀有な人物(強いてあげれば苗字だけ変わった)。これには「変わる事が必ずしも良いとは限らない」というアンチテーゼ的な意味合いが含まれている。
登場作品と役柄
TVシリーズでの設定の場合は基本敵だが、劇場版設定での参戦の場合は基本的に味方である。また、2nd以降の設定の場合は原作以上に「軍人としては良識人」という一面が強調される傾向にある。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。声優の浜田氏はスパロボ初参加。AEUのエースを自称するだけあって能力値が結構高く、下手すると序盤の一騎打ちで苦戦する。原作でのコミカルな印象に引きずられて、ナメてかかると危険。
- なお、本作では没になってしまったが、内部に設定されたエースボーナスにより、ゲーム中トップクラスの能力を持つ強キャラに変貌する。カットインの顔付きが凶悪。
- 本作においてはグレゴルーたちに当たり散らした挙句に判断能力の甘さを指摘される、強引にZEUTH組を接収しようとする役割を担うなどティターンズ的な存在を担当して割りを食っている場面が多い。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- こちらでは「コーラサワー」表記。中東/クメンルートでの初戦こそがボス版の連邦正規軍仕様のGN-X IIIに搭乗するが、アロウズヘ転属以降はアロウズ兵版より僅かに硬いだけのアロウズ仕様のGN-X IIIしか搭乗しない。第33話「散りゆく光の中で」NPCとしてスポット参戦、原作通り終盤でカティと共に反乱軍につく。もう一度ZEXISと共闘する気もあるが、結局彼女と共に別の戦場へ向うため、残念だが再参戦しない。
- 本作では良識的な軍人という印象が強く、ルイスやアンドレイを率いてピラー破片破壊任務に参加する際に、ZEXISとの共闘に拒否感を示すルイスを叱咤する場面もある。EDでは原作同様、カティと結婚したことがスメラギによって語られている(スメラギからは『不死身の旦那様』と呼ばれている様子)。
- ちなみに第33話「散りゆく光の中で」ではNPCの味方が撃墜されると無限復活するが、コーラサワーだけ一発退場となる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 宇宙ルート第13話で登場。今回は劇場版設定なので「パトリック・マネキン」だが、愛称は「コーラサワー」のままである。また、原作と違い仕事をサボらなかったのか今作や天獄篇では階級が中尉のままである(原作と異なり前作から4ヶ月程度しか経ってないためとも言える)。
- 第48話メリダ島ルートでフォウ、グラハム、アンドレイと共にネオ・ジオンを迎え撃つ。通常はスポット参戦のみだが、今回も条件を満たすと第48話クリア後に正式参戦する(2周目からは無条件参入する)。
- 能力的にはかなり高いのだが乗機のGN-X IVの火力がかなり低いのが残念。しかし幸運をわずか20で使える(エースボーナスを取れば実質消費0になる)ため資金稼ぎ要員、サブとしては優秀。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 本作では最速で蒼の地球・北米ルート7話、遅くとも共通12話で無条件加入する。時獄篇でZ-BLUE入りした設定のようで、味方陣営に普通に溶け込んでいる。
- 高レベルの底力とエースを名乗るだけの能力はあるものの、如何せん専用のGN-X IVの性能が追いついていないのが難点。中盤終わり頃からトランザムが使えるので時獄篇よりは火力を出せるようになった。今のところスパロボシリーズで自軍入りしている期間が一番長い。
- 今回もPVでELSの攻撃を受けている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 今回は劇場版設定で登場しており、フルネームが「パトリック・マネキン」、愛称「パトリック」となっている。
- 物語の第1部から登場し、相変わらずのコメディリリーフぶりを見せつつも、連邦軍の良識派軍人の一人として度々UXを助ける場面も。
- ガンダム00組がアメリカルートに同行する関係上忘れやすいが、ヨーロッパルート第14話「Search-and-Kill」での勇姿は必見である。
- 条件を満たせばELSとの最終決戦の後にアンドレイと共に加入。原作でも死んでないので、生存自体は無条件。
- しかし原作では自爆を阻まれて生き残ったのに対しUXでは自爆したにも関わらず必ず生き残り、フラグを立てるとアンドレイまで不死身にするなどその悪運ぶりが強化(悪化?)されている。隠し要素で短期間ながらも彼が自軍に参加する初の作品。一方で、本編中では敵として登場しないのだが、キャンペーンマップではアンドレイ共々敵として登場する事が多い(敵対用の顔グラも用意されている)。
- 本作では原作とは違い、やたらとマネキン姓である事を主張する(前述の通り、原作では結婚後も職場では旧姓のコーラサワーで通している)。
- また、PVでELSの攻撃を受けている。
- スーパーロボット大戦BX
- 今回はボストン解放作戦ルート第30話にて無条件で自軍入りする。
- 祝福持ちが少ない本作では中盤から幸運を使えるキャラは案外貴重であり、乗機がデフォルトで4段階改造済みで飛行可能な上、トランザムと最後に覚える愛のおかげで火力もそれなりに高いため、サブとしてはかなり優秀。脱力の使い手は比較的多いため、幸運役に専念させても問題ない。
- 原作やUXとは異なりストーリー上で自機がELSに取り付かれることはなく、アンドレイ生存フラグを立てた場合はなんと、アンドレイ機に取り付いたELSを撃ち落して救出するという、原作で自分が刹那から受けた救助法を見事成功してみせた。その際には命を捨てて玉砕しようとしたアンドレイを厳しく諌めており、普段の明るいキャラとは違った「軍人」としての彼の姿を見ることが出来る。
- なお、カティとの夫婦関係については広く知られているらしく、ミスマル提督やハリケーンからも突っ込まれていた。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- グラハム・エーカーと共に正式参戦。Zシリーズ同様に2nd Seasonから1年しか経っていない為か大尉になっている。
- ナインのエーストークでは、彼女が渇望する「愛」という感情の教授について大半の者が消極的な反応を示す中で唯一食いついた人物であり、自分と愛する妻の馴れ初めを嬉々として語り聞かせた。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦X-Ω
- TV版設定のサポートユニット。イベント「聖夜を待つ者たちへ…」では主役級の活躍をする事に。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3から登場するエネミーユニット。1st設定で、イナクトに搭乗。
- 3章Part11からは2nd設定で、GN-X IIIに乗り換える。
- 実装当初、図鑑ではパトリックが愛称となっていたが、2nd設定での再登場後はシナリオ中と同じコーラサワー愛称に修正された。
パイロットステータス
能力値
特殊スキルは少なく、能力値も『00』のネームドパイロットの中では下の方(『1st』設定の刹那と格闘以外は同程度)だが、高レベルの底力が厄介なので半端に削ると手強くなる。乗機のHPも高めなので原作の様に瞬殺する事は難しい。逆に再世篇では乗機が戦うたびに弱くなっていくせいで瞬殺されやすい。
自軍に参戦する作品でも基本的に『00』の味方のMSパイロットの中で一番能力値が低い。
精神コマンド
幸運が僅か20で使える、1st seasonを描いた破界篇以外では恋人(妻)への愛を覚えるなど、彼らしいラインナップであるが、脱力を覚えるのは意外にもUXのみである。
- 第2次Z破界篇
- 幸運、不屈、努力、直感、気合、突撃
- 第2次Z再世篇
- 幸運、不屈、努力、直感、気合、愛
- 第3次Z
- 幸運、不屈、努力、直感、愛
- UX
- 集中、ひらめき、幸運、脱力、愛
- V
- 幸運、努力、根性、不屈、直感、愛
特殊スキル
- 第2次Z破界篇
- 底力L9、強運、戦意高揚、ブロッキング
- 案の定、強運を持っている。また、不死身ぶりの表れか底力がなんとL9まで到達する数少ないパイロット。ブロッキングや戦意高揚も地味に厄介。
- 第2次Z再世篇、第3次Z時獄篇
- 底力L9、強運、戦意高揚
- ブロッキングが廃止によって削除された以外はそのまま。
- 第3次Z天獄篇
- 底力L9、強運、戦意高揚、サバイバビリティ
- UX
- 底力L6、援護攻撃L2、援護防御L2、全体攻撃L2
- 残念ながら強運は持っていない……が、強運のスキルパーツを持参するので気になる人はそれを付けてあげよう。
- V
- 底力L9、強運、ガードL1、援護防御L1
エースボーナス
- マップ上にカティがいる場合、全ての能力+30。
- 『第2次Z』で採用されるが習得せず。手軽な条件ながらキリコの異能生存体すら凌駕する、愛の力を見せてやると言わんばかりの恐ろしい内容。このボーナスがついに日の目を見る事がなかったのは実に残念だが、仮にこれを習得したコーラサワーと戦闘する機会があったとしても、搭乗機がそこまで強くないので対処は然程難しくはないだろう。
- 気力120以上で、自軍フェイズ開始時に「幸運」が掛かる
- 『第3次Z』『V』で採用。資金稼ぎにはかなり便利なボーナスでありこれで毎ターン高額の敵を落としてガンガン稼いでいける。まさに2nd最終回で「幸せのコーラサワー」になった彼に相応しいだろう。なお『第2次Z』ではガロードが同ボーナスを習得しており、実質譲り受けた形になっている。
サポートアビリティ
- 不死身のコーラサワー
- SSR。HP1/3以下で回避率、装甲、移動速度大アップ。
人間関係
- カティ・マネキン
- AEU時代からの上官。コーラサワーを「パトリック」と呼ぶ数少ない人物。彼女から鉄拳制裁を受けたことがきっかけで惚れ込み、アプローチをかける。
- 最終的にはカティのハートを射止めたようで、2nd最終話では彼女と結婚している。さらにパトリックがマネキン家に婿入りする形となっているが、これはカティが「コーラサワー」姓になることを拒否したため。
- 刹那・F・セイエイ
- 彼の初陣の相手となり、見事ボコボコにされる。TV版や劇場版を通じて、パトリックにとってある意味最も因縁のある人物である。
- 劇場版においては自爆してELSを道連れにしようとしたところを間一髪で刹那に救われ、結果的に命の恩人になる。
- ティエリア・アーデ
- 資料によっては彼のライバル扱いを受けることもある。ガンダム殲滅作戦では彼の乗るガンダムナドレと相討ちに。
- ニール・ディランディ
- ガンダム殲滅作戦で激戦を繰り広げた末にコックピット半壊&気絶に追い込み撃墜した。
- この時に利き目である右目を失明した事が続くサーシェス戦でニールの命取りになった。
- ダリル・ダッジ
- 彼と顔を合わせた際に「ガンダムにボコボコにやられたパイロット」と言われ、ズッコケる。その後のやり取りで、彼の怒りを買ってしまう。なお、先に面と向かって皮肉を言っているのはダリルである上に階級もパトリックが上なので、『上官に対し皮肉を言った挙句、皮肉で返されたところを激昂して暴力に訴えた(しかも相手は他陣営)』と一歩間違えれば国連軍結成直後にもかかわらず不協和音を生む可能性もあるシャレにならないトラブルを引き起こしかねない一幕だったのだが、ここは意図したのか止めに入ったカティがパトリックを階級で呼ばず、『部下』と表現したことで丸く収まっている。無論、ダリルの階級を聞いた後でも特に事を荒立てなかったパトリックの器の大きさも事態の収束には不可欠であった。
- グラハム・エーカー / ミスター・ブシドー
- 原作では絡みはないが、『第2次Z』では屈託のない態度を「信念」と彼に評された。『第3次Z』ではグラハムの方は過去の所業を追求される事を覚悟していたが、パトリックはグラハムと再会・共闘できた事を喜んでいた。
- スメラギ・李・ノリエガ
- 原作では絡みはないが、『第3次Z天獄篇』ではカティの大学時代の話を彼女から、またスメラギの方もカティがどういう結婚生活を送っているのかをそれぞれ聞きたがっていた。
- ルイス・ハレヴィ
- 原作では絡みはないが、『第2次Z再世篇』では一部の作戦で共闘。『第3次Z天獄篇』DLC「その背に未来を」では再会した際に、沙慈との関係を「アンドレイの割り込む隙間は少しもなさそう」と評した。
- クラウス・グラード
- 原作では絡みはないが、『BX』ではマーダル軍兵士を倒した彼の動きを見て、反政府組織の一員だったという噂が、あながち間違いではないのではないかと感じ取っていた。
- マリナ・イスマイール
- 原作では絡みはないが、『X-Ω』のイベント「聖夜を待つ者たちへ…」では彼女の警護を担当しており、交流を持っている。
- マイケル・チャン
- ウォーレン
- ジェニファー
- オルソン
- ソレスタルビーイング (劇中劇)の登場人物達。当然原作では直接コーラサワーと関わりはないが、彼らの設定はガンダムマイスターについて取材を受けたコーラサワーが語った内容をもとに作られたので、ある意味コーラサワーが生みの親と言えなくもない。コーラサワーは直接マイスターと顔合わせや会話した事はないので誤った印象を抱いたのは仕方ないし、その一方で彼が語った内容は「歴戦の戦士」「自分とは正反対のタイプ」「違うパイロットが乗っているんじゃないかと思うような二面性」と的を射ている点もある。…1人だけ全然合ってなかったが。
- フォン・スパーク(SRW未登場)
- 公式外伝作品の『機動戦士ガンダム00F』『機動戦士ガンダム00I』(SRW未参戦)の登場人物。
- 直接の関係は無いが、1stシーズンでのソレスタルビーイングとの最終決戦の際に乗機を撃破された後、宇宙空間を漂って外宇宙に流されそうだった所を、通り掛かった彼の乗るガンダムに蹴り跳ばされた事で地球圏へ送り返された為に生還した、という補完がある。
- お互いに全く与り知らない(あちらも助ける意図は全く無い)事ではあるが、コーラサワーにとっては「命の恩人」である。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- ゼクス・マーキス
- 『第2次Z破界篇』では彼にパイロット能力自体は正当評価されている様子。終盤ではユフィを「虐殺皇女」の蔑称で呼んでしまった為、ゼクスから窘められる一幕も。
- 『再世篇』で再会した時には、迷わずカティのために戦うコーラサワーに敬意を示していた。一方のコーラサワーはゼクスを「かつてのライバル」と呼び、同じく(?)AEUのエースだった彼をライバル視していたことが明らかになった。
- 『時獄篇』で再会した時は再びゼクスと共闘出来た事を喜んでおり、敢えて過去の所業については追及しなかった。
- なお、とてもそうは見えないが、コーラサワーの方がゼクスより9歳も年上である。
- ロラン・セアック
- 『第2次Z破界篇』では彼に「ずいぶん乱暴そうな人」と評された。実際、初期の頃のコーラサワーは乱暴な場面も少なくない。
リアル系
- グレゴルー・ガロッシュ、バイマン・ハガード、ムーザ・メリメ、キリコ・キュービィー
- 『第2次Z破界篇』序盤で彼らレッドショルダー隊員を指揮下に置き、CBに挑むも敗退。悔しさのあまり彼らを詰るも、逆にキリコを除く3人から状況判断についてダメ出しを喰らってしまう。
- しかしながら、続く再世篇ではレッドショルダーのことを「ちょいと扱いづらいが、腕は確か」と評しており、実力そのものには素直に一目置いている模様。
- ジェレミア・ゴットバルト
- 『第2次Z破界篇』では彼との初対面時に「オレンジ卿」と呼んでしまい、彼を不機嫌にさせる。パトリック本人としては、「イカしたニックネーム」だと悪気は全くなかった。後に再会した際に改造人間となった彼の様を見た際には面食らったことも。
- ロイド・アスプルンド
- 『第2次Z破界篇』では彼から「サイダー」「ソーダ」と、炭酸飲料繋がりのボケをかまされ、ペースを狂わされる。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- 『第2次Z破界篇』で彼女の死後、劇中で真っ先に「虐殺皇女」の蔑称を口に出してしまった。
- ギルバート・G・P・ギルフォード
- 『第2次Z再世篇』では「上官の女性に好意を寄せている」という共通項から意気投合している。
- カラレス
- 『第2次Z再世篇』では上官として、信用していた(後述)。
- バーン・バニングス
- 『UX』では第1部中盤に欧州に上陸したガラン軍と交戦した際に彼と対決し、敗北する。パトリックが仲間になる際に彼が仲間にいる場合、彼にそのことで古傷を抉られてしまう場面も。
- ミョルニア、春日井甲洋
- 『UX』第2部終盤の蒼穹作戦ではフェストゥムである彼らともカティやアンドレイたちと共に共闘し、UXの突破口を開く。
- 北辰
- 『V』のDLC「出航、新たなナデシコ」で彼と交戦するも撃墜されるが、やっぱり生還する。
- モーリス、メーテル、リンク
- 『X-Ω』イベント「聖夜を待つ者たちへ…」では彼らの避難を誘導した縁で知り合い、親身に彼らの面倒を見る。当初は彼らからも呼び捨てで呼ばれていたが、交流を重ねるごとに強く信頼されるようになり、別れ際にはモーリスからさん付けでその名を呼ばれた。
- アクセル・サーストン
- 『X-Ω』イベント「聖夜を待つ者たちへ…」ではメガノイドの攻撃で被災した彼に子供達と共に周辺住民の避難住居が用意された街に避難するよう勧めている。軍人嫌いの彼もコーラサワーの事は嫌っておらず、救われた事に感謝の念を抱いている。
- レントン・サーストン、エウレカ
- 『X-Ω』イベント「聖夜を待つ者たちへ…」では過去にデューイの命令を受けて彼らと交戦し、撃墜されている。
- ホシノ・ルリ
- 『X-Ω』イベント「じぶんらしくあるために」では劇場版設定の彼女の指揮下にある。
スーパー系
- あしゅら男爵
- 『第2次Z破界篇』中盤でZEUTHの面々をAEUに連行しようとした際、彼ら機械獣軍団の攻撃に巻き込まれ、そそくさと退散するハメに。
- ハザード・パシャ
- 『UX』ではカティやグラハム、アンドレイと同様に、パトリックも彼に対して不信感を抱いている。
- 遠藤シズナ、ハリケーン
- 『UX』ではアルティメット・クロスに加わる際に、彼女達に名前を知られていなかったり、「胡散臭い」と言われてしまったりと、いきなり散々に言われてしまう。
- スカーレット・ヒビキ
- 『UX』では彼女からその実力を高く評価されており、アルティメット・クロスに加わる際にも期待される。
- 大場真来梓
- 『CC』では彼女のプロデュースした模擬戦をぶち壊しにしてしまい、挙句彼女を撃墜しそうになってしまう。
- 雷張ジョー
- 『V』では、連邦軍の元後輩。彼からは「パトリック先輩」と呼ばれており、呼び方から性格はともかく、パイロットとしての技量や大らかな一面については尊敬されていた模様。
- 破嵐万丈
- 『X-Ω』イベント「聖夜を待つ者たちへ…」にてメガノイドを相手に共闘する。
- コンラッド・ヴィスケス
- 『X-Ω』イベント「じぶんらしくあるために」では、彼の指揮のもと黒のリヴァイアス撃墜任務に従事させられるが、最終的に元々の所属艦だったナデシコC側の判断に同調し、飛んでくる非難は「俺バカなんで」とすっぽかした。
- 相葉昴治
- 『X-Ω』イベント「じぶんらしくあるために」で、リヴァイアス=テロリスト艦とリヴァイアス原作通りに話を受けていたパトリック側は、彼の命を懸けた説得に非常に驚いていた。後にこの説得が、リヴァイアス撃墜任務を実質上拒否する理由になった。
バンプレストオリジナル
- ナイン
- 『V』のエーストークにおいて彼女からの「愛」とは何かという質問に対しノリノリで回答している。実は本編中彼以外はナインに「愛」についての説明を出来ていなかった為、ラストのネバンリンナとの決戦中に彼が発したツッコミから(ごく一部を除いた)全員が説明を恥ずかしがっていた事が明かされる。
名(迷?)台詞
1st
- 「俺は!」
「スペシャルで!」
「2000回で!」
「模擬戦なんだよおおおお!!」 - 第1話より。AEUイナクトのデモンストレーションに乱入したガンダムエクシアを相手にするが、見事に返り討ちに遭ってしまう。
- コーラサワーを代表するこれらの迷台詞は、攻撃を受ける時に発したもの。余程余裕が無かったのか、完全に意味が分からない台詞になってしまっている。ちなみに、ご丁寧にも『第2次Z破界篇』ではDVEである。また、実はこのシーンはボコボコにやられながらも随所にパトリックの操縦能力の高さ[3]や観客の安全に対する配慮[4]が発揮されているシーンであり、少なくとも初見かつ性能が圧倒的に勝る相手に対し、コックピットやジェネレーターへの致命打を最後まで避けきったことは称賛に値するだろう。
- 「なんじゃ、そりゃああああ!?」
- 第6話での次の登場時、意気揚々と出撃したは良いが即座に撃墜される。しかし、コーラサワー以外の僚機は全機攻撃を受けて蒸発しているのに対し、回避行動を取って墜落に留まっているという点は彼の腕を評価してもいいだろう。『第2次Z』では撃墜時の台詞としても採用された。
- 『DD』では序章ワールド3編でSEEDを発現したキラ・ヤマトのエールストライクガンダムに撃墜された際に発言する。
- 「悪いが、そろそろ時間だ」
「この埋め合わせは、今度な!」 - 第14話より。美女とキスを交わしながら召集に向かう際に。この後、パトリックは運命の出会いをする事になる。
- 「二度もぶった!」
(よく見りゃなかなかいい女じゃないか…!)
(惚れたぜ…!) - そんな運命の人であるカティ・マネキンとの邂逅のシーンより。彼女に遅刻の罰で(しかもその時平謝りもしなかったので)二度もぶたれた後、何故か惚れてしまう。何度撃墜されてもケロリとしている所といい、Mの気質でもあるのだろうか?
- ちなみに声に出している部分は某初代主人公の有名な台詞と同じだが、感じた事はある意味正反対である。
- 「全機、フォーメーションを崩すな! このままガンダムを本部へ連行する。指揮を執ったのはこの俺、パトリック・コーラサワーだ!」
- 僚機4機を引き連れてヴァーチェの鹵獲に成功した後に。この時は疲弊したヴァーチェに背後からの接敵に成功しておきながら、パトリックが敢えて単騎で前面至近距離に回り、ティエリアの注意を引き付けることで一番危険な広範囲大火力をもつGNバズーカの使用を牽制、更に向けられたGNキャノンの一撃をあっさりと回避することにより、極めて速やかかつ全機無傷で鹵獲作戦が完了している。この前に「よくやった! 俺の、おかげだな!」と誇っているように、隊長自ら囮を担当したパトリックの働きも相応に大きいのだが、最終的にはこの発言。意図したものかどうかは不明だが、自分の手柄はあくまで『指揮を執ったこと』であり、その前の発言で褒めている通り鹵獲を遂行した部下の功績まで自分のものとする意思はないという発言にも取れる。
- 「ハイ、ないです」
- 第20話より。「世界を震撼させるテロ組織ソレスタルビーイングを討滅させる為の国連軍の結成」という一大事件が起こり、カティも新型量産機GN-Xのパイロットの人選を考えている。
- …にも関わらずカティを呑気にデートに誘おうとした為、彼女に呆れられて、「急速な変革を迎えつつある世界情勢について、何か考える事は無いのか?」と問われた際の返答。
- あんまりな発言だが、小説版ではこの能天気さによってカティはコーラサワーをGN-Xのパイロットとして選ぶ事になる(ついでに、デートへのお誘いも成功)。
- なお、これは「無学の自分が考えても無駄。相応の知識があって信用のおける人間の判断に従う」というコーラサワーなりの信念有っての発言である。実際、まず『ハイ』と肯定する旨の反応を返しており、何も考えていないのではなくカティの質問を受け止めた上での発言であることがわかる。パトリックの行動は下手をすれば国連軍へ編成されるために上司へ便宜を図ってもらいに来たようにも取れ、引いては何らかの裏があるとも考えられるものである。それ故にカティも意図を問いただす目的もあって上述の質問をしたのだが、この発言によりパトリックの信念を見抜いたのだろう。
- ちなみにこの時のカティの悩みとは、パトリックを国連軍に編成するか否か。より具体的に言えば『腕前だけなら編成しないという選択肢はないのだが、こいつバカだから変に感化されてGN-Xをソレスタルビーイングに持ち逃げしやしないだろうか』という物だった。上記のようにおそらくカティはこの時にパトリックの本意も見抜いたのであろうと考えると、パトリックにとってカティとの仲のみならず非常に重要な出来事であったといえる。
- 「古傷を抉るな!」
- 第21話。国連軍が結成され、GN-Xへの乗り換え中に、ユニオンのダリルに会った時に挨拶を懸けた際の台詞。
- ダリルから「誰だ?」と聞かれてずっこけて、自信満々に自分の名前を語るも、その時に「一番初めにガンダムにボコボコにされた」という覚え方をされていた。なお、上述にもあるように階級はパトリックの方が上なので、本来なら『上官に面と向かって悪口を吐く』というトラブル一歩手前の状況なのだが、ツッコミを入れるだけで済ませるパトリックの度量と、取りなす際に階級を一切出さなかったカティの機転により回避されている。
- 「大佐のキッスはいただきだぁ~!」
- GN-Xでの初戦闘にて。この戦闘では、ティエリアの動きが鈍い事を見抜いたり、ロックオンの右眼を潰す等、結構な活躍を見せている。
- なお、『第2次Z破界篇』では他の人物にその活躍を奪われてしまった。
- 「すいません、大佐。またやられちゃいましたぁ…」
- 第24話より。ソレスタルビーイングとの戦闘後、被弾しつつも無事帰還した際の一言。
- 「え―――?」
- 1stシーズン終盤、ティエリアを追い詰めた所で、彼の決死の反撃を受けて。コーラサワー戦死か…と思いきや、コックピットに直撃しなかった為、無事に生還するのであった。
- なお放送当時、この台詞と共に画面がホワイトアウトした為、視聴者を絶句させた。コーラサワーを演じた浜田氏にもまた、放送当時は「コーラサワーが戦死した」と思われたという。詳しくは余談の項を参照。
- 一見何の脈絡もなく生き残ったように見えるが、上半身が爆散した後でこの反応が挟まり(つまり爆発後の時点で確実に生存している)、ホワイトアウトした後で結局無傷の下半身が漂流を始める……と、実はしっかりと生存していることが描写されている。
- 「男の前で服を脱いだんだ。どうなるかは分かってるだろうな?」
- PS2用ソフト『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』でのとあるミッションでヴァーチェが装甲をパージして真の姿を見せた際に放った皮肉。
- グラハムを思わせる発言だが、ヴァーチェの真の姿は非常に女性的なビジュアルをしているので、このような軽口が出るのもそこまで不自然ではなく、普通のガンダムに対して同様の対応をするグラハムよりかはマトモな発言である。
- ちなみに、そのミッションではグラハムと共闘している為、プレイヤー視点からだと彼のセンスが伝染したかのような発言となってしまった。…カティに聞かれたら、ちょっとした修羅場になること請け合いである。
- 「今欲しいのは2000回の模擬戦勝利じゃねぇ、たった一回お前らに勝つことなんだよ! そうしなきゃスペシャルだなんて大佐に名乗れないのさ!」
- 同じくPS2用ソフト『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』にて終盤、ティエリアのヴァーチェを相手にした時の発言。
- 今日はシリアスモードで行かせてもらうぜと事前に発言しており、互角以上の戦いを繰り広げながら淡々と追い詰めていく姿は本当にカッコイイと評判。
- なお、公式によれば2000回とはスクランブル(緊急出撃)のことで模擬戦のことではないとのことだが、この作品ではコーラサワーの口からハッキリと2000回の模擬戦と言われている。
2nd
- 「大佐ぁ~! 来ちゃいましたぁ~~~!」
- 第8話より。GN-X IIIのコックピットから現れ、カティに向かって手を振りながら。満を持して(?)の2ndシーズンにおけるコーラサワーの初登場シーンである。また、直前の着地シーンでは空母全体を揺らす大きな音を立ててランディングするガデッサと比較し、パトリックはまるで水面に波紋を生じさせないかのように極めて静かに着地を行っている(ちなみにガデッサよりGN-Xの方が10トン近く重い)。これは刹那がエクシアで登場した時に音もなく着地して見せたのに近く、太陽炉の扱いに関して極めて高いスキルを持っている証左でもある。1期でも管制官がひるむほど高速で滑走路に突っ込んでいながら白線上にぴたりとつけたソフトランディングを披露するなど、細かいところでも彼の操縦技術の高さや機体に対する扱いの丁寧さが描写されている。
- 「アロウズには自分から志願しました。大佐を守りたいからであります」
- アロウズの危険性に憤るカティに対し、パトリックは彼女を守る為に敢えて火中の栗を拾わんかの如き覚悟で志願した事を告げる。
- 尚、カティへの一途な恋募の方が目立っているシーンではあるが、軍の精鋭部隊への入隊を自分から志願してそれを認められたということでもあり、軍上層部もコーラサワーの実力を高く評価していることが伺える。さらに言えばカティから警告があったという時点で、要するにアロウズ側からスカウトや徴用といった形で接触してくる可能性が十分あったということでもある。
- 「お言葉ですが、自分は七度のガンダム戦を行い生き抜いてきました。仲間から付いたあだ名は、不死身のコーラサワーです」
- 誇らしげに臆面底無く戦場での二つ名をカティに告げる際に。カティが指摘した通り「不死身」には揶揄の意図が含まれているのだが、コーラサワー本人はそれに気付いていなかった。そしてあっさり言い放っているが、そもそもガンダム以外に乗ってガンダムと7度も交戦しながら無傷で生存している例はOO世界どころか全ガンダムシリーズを見てもなかなか例のない偉業[5]である。
- 「またかよぉぉぉぉっ!!」
- またです。2ndシーズンでの初撃墜シーンだがなんとも彼らしい…。
- 「恋の手ほどきなら、この俺に任せな! ……って、無視かよ!?」
- 第15話より。アンドレイに恋愛のノウハウをレクチャーしようと得意げになる際に。
- しかし、両名のそれぞれの恋愛の結末を考えると、鼻で笑ったアンドレイは見事に墓穴を掘った事になる(そもそもコーラサワーは、カティに惚れる前から別に彼女がいたので、恋愛でもエースである)。
- 『機動戦士ガンダム EXTREME VS』シリーズでは恋人持ちのパイロット用の特殊台詞として採用されているが、その中にはコーラサワーも含まれており場合によっては自分自身にまで無視されてしまう事も。
- なお、『第2次Z再世篇』でも前半の台詞と共に「准尉との仲を取り持つ」と発言したが、こちらではアンドレイは「け、結構です…!」と狼狽しており、原作よりはマシな対応をしてもらえた。
- 「不死身のコーラサワー、只今参上ッ!!」
- 第22話より。ソレスタルビーイングとアーサー・グッドマン率いるアロウズ艦隊の激戦にカティと共に乱入する際に。出る番組を間違えたのかと思う程ノッている。なお、この戦闘では正規軍仕様でアロウズ機より出力が抑えられているGN-XⅢ[6]にもかかわらずアロウズ戦力の2割強を落としている。
- 「遅いんだよ! ガンダム!!」
- 第23話より。アヘッドの部隊に窮地に立たされる中、ダブルオーライザーに助けられた際の台詞。
- ガンダムとは何度も交戦し撃墜された経験を持つコーラサワーであるが、(友軍という事も有ってか)過去の因縁をあまり引きずらないタイプであるようだ。
- また、流石に数の差で苦戦を強いられたが、それでも助けられるまでに特に被弾もなく1機は撃墜するあたり凄まじい実力である。
- 「俺の大佐に…! 手を出すなあああああ!!」
- 最終決戦にて、カティが乗った艦に特攻をしようとしたガガに気付き、撃墜したのだが、直後に自身の機体はガガに激突されてしまい……。なお、地味ながらこのガガに対する刺突も高速で飛来する対艦ミサイルに反応して真正面からど真ん中へ近接兵装による刺突を加えているようなものであり、技術的な意味でも大概おかしい。
- 「大好きです…カティ…!」
- いつもは「大佐」と呼んでいるカティに初めて名前で言って告白した直後、機体は爆散してしまう……。
- 「一緒に逝こうぜ、コンチクショウ――!」
- 小説版ではさらにガガ3機を巻き添えにする際のこの台詞が続く。自分の死を意識しつつも「惚れた女を守れるなら最高」と述懐し、カティを守る為に己の身を犠牲にした……。
- ……のだが、やっぱり脱出できていた上に無傷。さすが不死身のコーラサワー。
- なお、アニメ版で爆散するシーンをよく観察するとガガやGN-XⅢが爆散した際に出た薄紫の煙の中から、ワンテンポ遅れておそらく脱出装置であろう明らかに色が異なる一筋の白煙が飛び出していた。
- 「いやあ~、はははっ! 『不死身のコーラサワー』改め『幸せのコーラサワー』になりましたぁ~っ! あっはははは…!」
- 最終回、生還を果たしてめでたくカティとゴールインして教会で結婚式を挙げる際に。その様を見たカティはやれやれ、とまんざらでもなさそうに微笑むのだった。
- ある意味、「『00』世界での『最後の勝利者』はコーラサワーである」と言っても過言ではないだろう。
劇場版
- 「あんな偶然もうありませんよ」
「もしあったら、地球は完全に狙われています」
「悪い宇宙人によってね」 - 「地球に飛来してきた未知の金属体による事件が再発する可能性がある」と考え事をする妻・カティを気遣う台詞。
- あまり物事を深刻に考えないコーラサワーらしい台詞だが、後の展開を見ると何気に未知の金属体の真相を言い当てている事がわかる。
- ちなみにこの後、コーラサワーはカティとキスをしようとしたのだが、残念な事に未知のMS出動の報告によってお預けを食らってしまったのであった。
- 「行ってきます、大佐!」
カティ「准将だと何回言えば…」「死ぬなよ」
「了解です!」 - 終盤のELS防衛作戦での出撃時にて。短いやりとりだが、上司であり妻であるカティの不安を和らげようとするコーラサワーの気遣いと愛情が伝わってくる。
- 「うおお! やられるか」
「死んでも帰るんだよ! 大佐のもとに」 - GN-X IVで大型のELSを迎撃した際の台詞。コーラサワーにしては、ややシリアスな流れである。
- ちなみに、コーラサワーはGNフィールドを展開してELSの侵食を防ぎ、至近距離での射撃で大型のELSを撃破している。
- 「な…なんだ!?」
「おおっ…!?」 - GN-X IVに擬態していくELSの存在に驚愕して。
- なお、この場面をコマ送りしてみるとわかることだが、コーラサワーは初見でありながらGN-X IVに擬態したELSの射撃の嵐を全弾回避、もしくはシールドで防いでおり、無傷で戦闘を継続している。改めて、彼のエースとしての実力がうかがえよう。
- カティ「パトリック!」
「いやあ、ドジりましたァ。幸せすぎてェ、不死身じゃなくなっちゃったみたいです」
カティ「いますぐ脱出しろ!」
「それがァ、無理なんです。でもタダでは死にませんよ! コイツだけでも道連れにして…」
「おっ………おわあああああああ!」 - 熾烈を極めるELSとの戦いでGN-X IVが侵蝕され自らの死を覚悟しながら自爆しようとした際の発言。
- しかし、その後ダブルオークアンタの射撃で機体だけが破壊されたため彼は無事だった。彼は最後まで『不死身のコーラサワー』であったのだ。
- 奇遇にも、『不死身のコーラサワー』の異名を貰う最初の切っ掛けを作った因縁の相手である刹那に命を救われることとなった。さらに付け加えると、これが刹那が誰かを撃墜した最後の場面であり、つまり主人公に初めて撃墜された人物であり、最後に撃墜された人物でもあるという、一介の脇役にしてはかなり奇特な境遇の持ち主となった。
- なお、このシーンでトランザムによる自爆を試みることができるということは、逆に言えば防衛ラインが崩壊してからもしばらく前述のような激しい戦闘を切り抜けていながらここまでトランザムを温存していたということでもあり、操縦技術的にも状況判断的にも並大抵のものではないことが伺える。
- 「何だ? ELSが、集まっていく……」
- 機体から放り出されたあと、戦闘宙域を漂いながら突如その行動に異変の起きたELSを眺めて。何気ない台詞だが、物語が結末を迎えたことを示唆する最初の一言である。
- それにしてもこの時の彼は激戦のど真ん中に放り出され、艦船などへ救助もされないままそれなりの時間戦場を漂流していたことになる。
- 今更ではあるが、改めて考えると凄まじい強運である。
スパロボシリーズの名(迷?)台詞
Zシリーズ
- 「ヒゲ剃ってこいってんだよ、ガンダム!」
- ガンダムダブルエックスと∀ガンダムへの特殊戦闘台詞。
- 「どうしてくれるんだよ、おい!? 一騎当千のレッドショルダーだって言うから俺は司令に打って出る事を進言したのに!」
「結局、負けちまったじゃねえか!」
「な、何だ、お前等! 傭兵のくせに部隊長の俺の戦術に文句をつける気か!」「ボトムズ野郎が!」
「う、うるさい! くそっ! これだからアストラギウスの人間はよ…!」 - 『第2次Z破界篇』ソレスタルビーイング追撃ルート第4話「混沌の戦場」より。傭兵であるグレゴルーたちに当たり散らし差別的な発言までするというパトリックにしては冴えない場面だが、ガンダムエクシアとの初戦から原作以上に早いタイミングで復帰しているためストレスが来ていたのだろうか。
- 「で、ここだけの話…例のオレンジってのはいったい何だ?」
- 『第2次Z破界篇』第20話「砂塵に舞う悪意」より。ジェレミアを「オレンジ卿」と呼んで、「そのオレンジ卿なる呼び名は私に対する侮辱である…!」と言われて謝ったにも関わらず、即座に上記の質問をした。当然、ジェレミアは「貴様という男は…!」と憤りを見せた。まぁ、悪気はなかったのだろうが…。
- 「俺はコーラサワーだ! 何なんだ! この妙なテンションの男は!?」
- 同上。ロイドと初対面のときに言った言葉。確かにロイドはこの台詞どおりの人物だが、パトリック本人も同じようなものである。
- なお、この直前「そっちのソーダだか、サイダー少尉だか」と名前を間違えられていた。
- 「とくべつはけんきょーどーぎじゅつぶ?」
- 同上。ロイドとセシルの所属部署「特別派遣嚮導技術部」を聞いた時に返した台詞。特に「嚮」は常用する漢字ではないため、原作未見のプレイヤーにも親切である。
- 「お前達を保護しに来たんだよ」
「ここはAEUの領内だ! こっちの申し出を断った以上、強制的に連行させてもらうぜ!」
「悪く思うなよ。あのインペリウムのおかげで、上の方もカリカリしてんだ」
「場所が場所だからな。何をやろうと揉み消す事も出来る!」
「さあ、覚悟を決めて、もら…」 - 『第2次Z破界篇』第28話「放浪のZEUTH」より。ZEUTH組に対してティターンズ的な高圧的な物言いをした挙句に機械獣からの攻撃を受けて撤退するという情けない役割だが、実は言っていること自体は大筋では間違っていない。「上の方もカリカリしてんだ」と言う辺りはパトリックにしては珍しく情勢も読めている。(揉み消そうとするのまではやり過ぎだが)結果的に悪いほうに転がってしまったが。
- 「ユーフェミア…! 噂の虐殺皇女!」
- 『第2次Z破界篇』第42話直前の分岐シナリオより。『コードギアス』のキャラクターたちよりも先にこの蔑称を口に出す。さすがの彼も日本人虐殺事件には関心があったらしい。
- なお、パトリックは直前までスザクと話をしていたが彼は既に立ち去っていたため悶着は起こらず、代わりにゼクス及び同作品のダリルにこの発言を非難される。
- 「カラレス総督の仇だ!覚悟しやがれ!」
- 『第2次Z再世篇』でカラレスが戦死した後の戦闘開始時。意外だが、カラレスの事を「信頼できる上官」と見なしており、個人的にも尊敬していたと思われる。
- コーラサワー「レッドショルダーの生き残りか…。ちょいと扱いづらいが、腕は確かだぜ」
アンドレイ「よくご存知ですね」
コーラサワー「あいつらを指揮した事もあったからな。…連中を投入するって事は、上の方の力の入れ具合もわかるってもんよ」 - 『第2次Z再世篇』第29話「戦士達の叫び」より。アンドレイとレッドショルダーの生き残りが作戦に参加するという話をしていて。
- 前作で当時レッドショルダーだったグレゴルーらに指揮能力を散々にダメ出しされたコーラサワーだが、レッドショルダーの実力は素直に認めている模様。
- 「サンクキングダム…。例の完全平和主義ってやつか」
「武器を持たないって言ってるが、連邦の敵なのは変わりない。要するに治安を乱す者って事だな」 - 同上。アザディスタン王国やサンクキングダムの掲げる完全平和主義について。コーラサワーの行動方針である「無学の自分が考えるより、信頼のおける人間の指示に従う」が悪い形で現れた台詞の一つ。
- 「落ち着け、お前等!」」
アンドレイ「コーラサワー少尉…!」」
「だから、それを確かめるために大佐は現地に行くって言ってんだろうが!」
「そこで何が起こるかわからねえが、俺達は大佐の命令に従うだけだ! 覚悟を決めろ!」 - 『第2次Z再世篇』第33話「散り行く光の中で」より。アフリカタワー崩壊の情報に動揺するルイスとアンドレイに対して。
- 「文句を言うな、准尉! 民間人を守るのが軍人の任務だろうが!」
「この下には人が住んでるんだぞ!」 - 同上。増援で現れた際、ソレスタルビーイングとの共闘を渋るルイスを一喝して。再世篇の台詞の中でもかなり正論と言える発言。
- 「水くさいな、お前等! 何で名乗ってくれないんだ!」
ゼクス「え…」
「今は地球連邦軍の軍人なんだろ? だったら、俺の僚友だ!」
「過去の事を反省したんだから、こうして連邦のために戦おうとしてるんだろ? だったら、俺から言う事はない」
ゼクス「………」
「しかし、考えてみればすごいな……。OZとブリタニア・ユニオンとAEUのエースが肩を並べて戦っていたんだから」 - 『第3次Z時獄篇』第13話「戦乱のプレリュード」のエンドデモにて、ゼクスおよびグラハムと対面してのリアクション。
- 過去の所業について追及される覚悟をしていた二人だったが、コーラサワーはまったく意に介さず、三度肩を並べたという事実の方を重要視しており、ゼクスとグラハムは改めて「器が違う」と感嘆するのであった。コーラサワーのさっぱりとした好漢ぶりが伝わってくる台詞。
- しかし、OZは『第2次Z破界篇』ではAEUに所属していたためコーラサワーがAEUのエースということに違和感がある。
- 「何だ? あんまり、ネオって感じがしないぞ」
- 時獄篇第48話「重力の井戸の底で」にて、ダカールを襲撃してきたジオン軍残党の機体を見て。
- 「世間じゃ不死身のコーラサワーなんて言われてたがな、俺も不死身や無敵なんてのが存在するとは思っちゃいねえ」
「だが、俺も運のよさだけで生き残ってきたわけじゃねえ。生きようと思ったから生きてるんだ」 - 第3次Z天獄篇第5話「北米戦線、波高し」にて、ヒビキに対してのアドバイス。「不死身のコーラサワー」の所以は運のみにあらず、高い技量とそれを裏付ける経験、何より生きようと願い足掻くその意志があってこそ。
- 「神様気取りが聞いて呆れるな! 俺をその名で呼んでいいのは大佐…じゃなくて准将だけだぜ!」
「俺を呼ぶ時は、不死身のコーラサワーか、幸せのコーラサワーにするんだな!」 - 天獄篇最終話「果てなき世界」にて、至高神Zとの戦闘前会話。「パトリック」と呼んだ聖アドヴェントに対し、律儀にも訂正を求める。そして、聖アドヴェントもそれに応じ…。
- 「かかったな、アドヴェント!」
「お前は俺を不死身で幸運だと認めた! つまり、お前に勝ちはない!」 - 上述した会話の続き。数え切れない死線を潜り抜け、愛する者との幸せを掴んだ男を止める事は出来ない。方向は違えど彼も不死身と言われる男――ただ一人を除いて触れ得ざる者。そんな彼は、たとえ神にだって従わない。
- 「見ろよ、グラハム。刹那も、あんな風に笑うんだぜ…」
- 天獄篇のEDより。グラハムが死亡した場合は()括りでモノローグ調になる。
携帯機シリーズ
- 「大佐、ひとつよろしいでしょうか?」
「俺たち、本当にこのままでいいんですか?」
「少なくとも今は、連中と協力して加藤機関と戦ったほうがいいんじゃ…」
「俺はバカだから、よくわかんないんですけど…」
「連中との協力って、そんなに難しいことなんですかね?」 - 『UX』第22話「SUPER NOVA」より。衛星兵器が加藤機関に奪われるという緊急事態にあるにも関わらず、自分たちに出撃の命令がおりない現状に対するカティへの問いかけ。
- 政治的な事や軍の姿勢については特に深く考えないパトリックですら、『UX』第1部の連邦軍の姿勢には不安を覚えたようだ。むしろ、「バカ」である彼が「カティの判断に従う」という自らのスタンスを曲げてまで正論を言わなければならない辺りが現状の連邦軍の異常さを示していると言える。
- 「けど、世界が征服されちまえば、そんなことも言ってられないでしょうが!」
- 上記の場面の直後、UXを「凶悪なテロリスト」と咎めるドッグに毅然と反論して。そして、軍人に命令違反は許されないというカティの苦々しげな答えに彼も心中を察するばかりであった。
- 「ハッ、金銀よりどりみどりでめでたいじゃないかぁ!」
「でも、俺だって大佐からめでたい奴って褒められてんだ!負けねえぞぉ!」 - 『UX』第39話「蒼穹-そら-」より。北極の敵中枢に乗り込むUXの援護に来た際の台詞。
- フェストゥム達の中枢に乗り込む寸前、横合いから不意に出現したELSからも囲まれると言うピンチを吹き飛ばすシーンだが…皮肉を額面通りに受け取ってしまっている辺り、確かにおめでたい男である。
- 「コーラサワーじゃない、マネキンだ! 結婚して名前が変わったって、何回言わせるんだっ!」
- 『UX』第48話「来るべき対話」より。アンドレイに「コーラサワー」と呼ばれて。
- 原作ではむしろ「コーラサワー」で通しているはずなのだが…と思うが、よく見るとこのやり取り、カティの階級をいつも間違えるパトリックのやり取りを逆にカティの立ち位置で演じるという意趣が込められたものになっている。
- 「大好きだぜ、カティィィィーッ!」
- 同上。アンドレイと共に愛する妻がいるソレスタルビーイング号を守るためにトランザムによる自爆を敢行して。
- が、この男がそう簡単に死ぬはずがなく……。
- 「は、はは…どうやらまだ不死身だったみたいです…」
- 全プレイヤーの予想通り、生還した。それどころか、アンドレイまで不死身にすると言う離れ業まで披露してしまう。
- 「いるはずのない、か…」
- 『UX』最終話「命の始まり」より。これだけ見ると何てことはない台詞だが、これは隠しキャラが全員揃ったシーンにおいて翔子や道生・石神の「ここにいるのは敵だった者や死線をくぐり抜けた、ここにいるはずのない人間」という旨の言葉を受けてのもの。そしてこの後、サコミズとバーンが「我らは己が運命に立ち向かい、そして勝ち取ってきた」と続ける。
- そして『UX』のパトリックは敵に回らないしどうやっても死なない(かろうじてストーリーに関係しないキャンペーンマップで敵に回るのみ)ため、言ってしまえば場違いである。まぁ、彼の体験してきたことを考えれば本来の自分は死んでいた人間だったと勘違いしても無理はないが。
- 尤も、単に「UXにいるはずのない」という意味で捉えると、パトリックは仲間にならない場合があるので間違ってはいない(同様に絶対に死なないが、UXに加入しない場合があるウィルもいる)。
- 「不死身とか何とか言われちゃいたが、その分、多くの死を見てきたってことなんだよなぁ…」
「俺にもあいつが守ってきたモノ、少しは背負わせてくれよ」 - 『BX』第30話「灼熱のユニオン」より。その身を犠牲にし散ったトルストールに対した台詞。パトリック自身は『不死身のコーラサワー』だが僚機は全滅していることも多く、何か感じ入るところがあったのだろうか。
- 「やっぱり最後は愛が勝つってやつか?」
- 『BX』第40話「それぞれにとって大事なモノ」より。アキトとユリカのやり取りを見て。元ネタはセガサターン用ソフト『機動戦艦ナデシコ やっぱり最後は「愛が勝つ」?』より。
- 「生命を粗末にするんじゃねえ! そう簡単に死のうなんて馬鹿のやる事だ!」
- 『BX』第43話「Trailblazer」より。ELSに追われていた木蓮のシャトルを庇い侵食されたアンドレイのGN-X IVを救う際に言い放った台詞。この時救出に使った方法はなんと原作で自身が刹那に救われた方法(射撃でELSを撃ちぬく)だった。
- 「ああ、そうだ!俺なんて、愛する大佐の為に何度だって生きて帰ってみせたぜ!」
- 同上。アンドレイを救出した際に「通したい信念があるなら最後まで貫け」と厳しく諌め、閉口するアンドレイに続けてこの台詞を浴びせた。
- シリアスな場面の中で飛び出したあまりに彼らしい発言に、アンドレイは面食らいながらも感服したようで、この言葉を受けて彼は生き抜く事を決意する。
VXT三部作
- 「そいつは旧姓だ」
- 『V』第18話「迫るデンジャラスゴールド」より。登場した時に名乗った「幸せのコーラサワー」の「コーラサワー」をロックオン・ストラトスに突っ込まれた時の返し。
単独作品
- 「俺はァ! 不死身で! 幸せで! 約束なんだよォォォォ!!」
- 『X-Ω』イベント「聖夜を待つ者たちへ…」にて、メガノイドへ啖呵を向けて。
- 「すみません、俺バカなんで…」(ま、子供が乗ってるかも知れない艦を狙うよりはいいよな)
- 『X-Ω』イベント「じぶんらしくあるために」にて、黒のリヴァイアス撃墜任務を実質上放棄し、ナデシコC指揮下に従って適当にラピス・ラズリの相手をしはじめたことでコンラッド・ヴィスケスに非難を受けた際のすっとぼけとその本心。口ではいつものようにバカを装っているが、実際は良識ある軍人としての判断である。
搭乗機体
- AEUイナクト(デモカラー)
- 1st第1話での搭乗機。技量の高さからパイロットに選ばれるが、ガンダムエクシアに瞬殺される。
- しかし、スパロボではゲームが進むにつれ性能が上昇していくため、原作の様にエクシア単機で挑むのは危険。返り討ちにあう恐れがある。
- AEUイナクト指揮官型
- 1st中盤で搭乗。
- GN-X
- 1st終盤にて搭乗。この機体に搭乗すると何故かパトリックのカットインが出なくなる。
- GN-X III
- 2ndでの乗機。なお、コーラサワーは作中で連邦軍仕様とアロウズ仕様の両方に乗ったことが確認できる唯一の登場人物である。ちなみに、彼はアヘッドなど他の機体には一切乗ったことがない。アンドレイですらあるのに……
- GN-X IV (パトリック機)
- 劇場版での乗機。長期戦を想定して、GNビームライフルと両肩にGNシールドを装備した防御力重視の特別仕様機。
余談
- 『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザインを担当した高河ゆん氏曰く「コーラサワーは元々リヒティ用に描いた初期ラフ稿をベースにしてデザインした」との事。要するに、それぞれのキャラクターのデザイン元を入れ替えたのである。
- 飲料水を掛け合わせたような「コーラサワー」という個性的な姓から、担当声優の浜田賢二氏も「すごい名前だ(汗)」とコメントしていた。
- コーラサワーは本来1st序盤で戦死する予定だったが、制作スタッフの中で彼への人気が出てしまったために、退場を先延ばしにされている。こうして、延命を繰り返した結果、「不死身のコーラサワー」が誕生することになってしまった。
- 実は1st第1話でデモ戦でガンダムエクシアに負けた後はソレスタルビーイングの声明を病院のベッドの上で聴いていた。戦傷の描写があったのは唯一ここだけ(…といっても、殆ど無傷に近いのだが)である。
- 『第2次Z破界篇』のキャラクター事典では「ガンダムナドレと相討ちになり生死不明になった」と記載されているが、実は1st最終話エピローグでの地球連邦軍設立式典のシーンをよく見ると、さりげなくコーラサワーが登場している(カティの後ろ)。ちなみに2ndから登場する人物もここで確認できる。
- 担当声優の浜田氏自身もまた、1stの放送当時終盤のガンダムナドレとの戦闘で「コーラサワーは戦死した」と思われたという。だが、上述のシーンで彼の生存を確認できたので、ホッとしたいう逸話がある。
- 原作オープニングには、1stの第2クール目に機体(イナクト指揮官機)のみ、2ndの第1クール目にコーラサワー本人の顔がアップで登場している。
- どちらもコマ送りしないと確認が難しいほどの一瞬芸であるため、現在でも本気で「コーラサワーはOPに出ていない」と勘違いされていることもある。
- 後者はセラヴィーガンダムの砲撃により乗機のGN-XIIIが撃墜され、コーラサワーの顔がTV画面を覆ってしまうという笑撃の場面となっている。だが、それでもコックピットへの直撃を回避しているのは流石である。
- 視聴者からは名字の「コーラサワー」や縮めて「コーラ」「コラ沢」、更に変化して「炭酸」と呼ばれる事が多いが、小説版の地の文や関連書籍では「パトリック」名義で記載される事が殆どであり、SRWでは『第2次Z破界篇』や『UX』にてそちらを踏襲している。
- 『00』のキャラクターには(劇中の年数経過が大きい作品であるのもあって)しばしばあることだが、若々しい容姿や軽薄な言動から受けるイメージに反して1st時点で20代後半、2nd以降は30代と結構いい歳である。
- 『ガンダムビルドファイターズ』第17話において、劇中で開催されている第7回ガンプラバトル世界選手権の決勝トーナメントに進出している選手の中に、アイルランド代表の「パトリック・マネキン」なる人物がいる。これは、当作の脚本家が『機動戦士ガンダム00』と同じ黒田洋介氏である事に由来する制作者側のお遊びだろう。
- そして『ガンダムビルドダイバーズ』(SRW未参戦)ではコーラサワー(のアバター)が毎話モブとして登場し、視聴者の間で「今週のコーラサワー」と呼ばれるなど話題となっている。なんと、第11話、第24話、第25話(最終話)に至っては遂に浜田賢二氏本人による声の出演(しかも、スタッフロールは「パトリック・コーラサワー」名義である)まで果たした。『00』十周年の影響もあると思われるが、「スタッフの中にコーラサワーファンがいるのだろうか?」と思うくらいの愛されっぷりである。
資料リンク
脚注
- ↑ Character、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。
- ↑ 殆ど裏設定ではあるが、アロウズの元参加者達に対する降格人事の影響もあった模様。但し夫婦揃ってクーデターに参加している上に夫人のカティは普通に出世しているが、この辺りはアロウズに事実上徴用されたカティとは違い、パトリックは自ら志願したことが影響したのかもしれない。
- ↑ 具体的には銃撃に切り替えた際に回避したエクシアの胸部至近距離でスパークが走るなど実はギリギリの回避であったことが覗える他、エクシアからの反撃もディフェンスロッドで受けること自体には成功していた上、後述にあるように機体をひねるなどして致命打は避け切っており、性能差から有効に働かないものが多かっただけで、エクシアの攻撃への対処自体は初見であるにもかかわらず全て適切に出来ている。
- ↑ ソニックブレイドが発する高周波により観客がひるんでいるので一見無頓着に見えるが、流れ弾や爆散する装甲による被害を押さえる判断でもある。実際、その後ナイフを失って射撃を開始した際は銃口をやや上向きにして観客席への着弾を防ぐ配慮をしていた。また、大振りの得物を持った相手なら取り回しで優位かつ隙の少ないナイフによる刺突が最適という戦術的な判断を含んだものでもあり、結果的にGN粒子の質量制御により大振りなGNソードとしてはあり得ない速度の振り下ろしを受けたため頓挫したが十分適切な判断である。
- ↑ 他の例としてはシャアやジェリド、ゼクスといった面々が挙げられるが、それらはワンオフ機や試作機、専用機での交戦も多く、交戦例全てが量産機であるという条件に限ればおそらくパトリックただ一人である。
- ↑ 加えて言うと普及量産型であるため初代GN-Xより性能が抑えられている
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