ガンダムヴァーチェ

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ガンダムヴァーチェ
外国語表記 Gundam Virtue[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 柳瀬敬之
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 機体
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スペック
正式名称 ガンダムヴァーチェパーティクル
異名 デカブツ
分類 第3世代ガンダムモビルスーツ
型式番号 GN-005
全高 18.4 m
重量 66.7 t
動力・推進機関 GNドライヴ
エネルギー GN粒子
装甲材質 Eカーボン
バックアップシステム ヴェーダ ⇒ 独自のバックアップシステム
素体 ガンダムナドレ
所属 ソレスタルビーイング
パイロット ティエリア・アーデ
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ガンダムヴァーチェは『機動戦士ガンダム00』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ソレスタルビーイングが所有する4機の「ガンダム」の内の一つで、第3世代型に属する。機体色は白と黒を基調としている。

重装甲による防御力と大火力による攻撃力を兼ね備え、大火力を活かした掃討戦、対要塞戦など物量や大規模建造物破壊に最も威力を発揮する。しかし、本編中では対要塞戦などのヴァーチェの得意分野が描かれなかったため、もっぱらMS戦艦に対してその火力を発揮している。MSならば数機纏めて蒸発し、戦艦をあっさりとなぎ払う様はヴァーチェの火力を物語る。本機の大火力を制御する粒子制御技術は他のモビルスーツに多大な影響を与えている。

装甲を外すことで本来の姿であるガンダムナドレになる。

その外見から劇中では「デカブツ」というあだ名で呼ばれていたが、GN粒子の質量軽減効果により細身のフラッグやイナクトよりも重量が軽い。

ミッションでは、高機動型のガンダムキュリオスと組むことが多い。

尚、これ以外に実弾兵器中心の「フィジカル」と呼ばれるタイプ(後述)が存在しており、TV版本編劇中に登場したこの機体の正式名称は「ガンダムヴァーチェパーティクル」である。

名前の由来はデュナメス同様、キリスト教の天使「力天使"Virtues"」と思われる。

劇中での活躍[編集 | ソースを編集]

第1話でAEUのモビルスーツを使うテロリスト相手に初陣を飾る。以降の戦闘では、第10話の人革連戦において窮地に陥ったことから、ナドレを初起動させた。第19話のチームトリニティ戦では、ガンダムエクシアとのコンビネーションを披露した。

第23話での国連軍戦でアリー・アル・サーシェスガンダムスローネツヴァイのGNファングで本機は中破。以降はナドレで運用された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。ルートによっては序盤から参戦。原作ほど圧倒的な火力ではないが、GNフィールド鉄壁による耐久性が前面に押し出されている。ただし、初期状態では回避・命中・防御共に心許ない。また、能力的には砲撃機であるのだが、援護攻撃を持たず援護防御を持っているという変わり種なので、それが長所でも短所でもあり、リアル系ながらGNフィールドにより序盤なら無改造でも盾役としても機能するが、同時にバリアによるEN切れの危険度も高まっている。
ここまでだと中途半端なユニットで片付くのだが、ガンダムナドレが追加されると話が変わり、撃たれ強い上に分離でENが回復するのでトランザムが他のガンダム以上に連発できるというなかなか凄い特性を有する事になる。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
ティエリアが搭乗。
スーパーロボット大戦X-Ω
UC・SRのディフェンダーと、SRのシューターが存在。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド3より加入。防御特化タイプ。自軍トップクラスの防御力を持つ。
SSRユニットパーツ「トランザム一斉射撃」は初の周囲の機体を強化させる効果を持ち、囮役としてその場にいるだけでも役に立つ。
ただし、以降パーツの追加がないまま後継機のセラヴィーガンダムが登場したため、セラヴィーのSSRユニットパーツ入手次第随時乗り換えの形となる。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

GNキャノン
背部両側に装備されている2連装ビーム砲。通常型モビルスーツならば一撃で蒸発するほどの威力。
『DD』ではビーム属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「アタッカーI」で、サブアビリティは「防御力アップI」。
GNビームサーベル
両脚部に装備。当機体は基本的に近接戦闘を行わないが、予備武装として装備している。
『DD』では斬撃属性のR必殺技。メインアビリティは「底力I」で、サブアビリティは「ダメージアップI(斬撃)」。
GNバズーカ
本機体の主兵装である手持ち式大型ビーム砲。ビーム兵器にも拘らず「バズーカ」なのは、フィジカルの武器である「GNフィジカルバズーカ」に対応する武装であることを示す意図的なネーミングである。
バーストモード
胸部のGNコンデンサーに接続して圧縮粒子を供給し、砲身を展開して強力なビームを発射する形態。威力は高いものの、GN粒子の消費も大きく連射は不可能。
『DD』ではビーム属性のSR必殺技。メインアビリティは「重装甲II」で、サブアビリティは「防御力アップII」。
GNフィールド
GN粒子を用いたバリア。

必殺技[編集 | ソースを編集]

トランザム発動 / トランザム一斉射撃
GNバズーカをトランザムで強化し、MSの身長をはるかに上回る極太ビームで敵を消滅させる。ゲームではGNキャノンも展開して一斉射撃する。
『DD』では「トランザム一斉射撃」名義でビーム属性のSSR必殺技。メインアビリティは「戦術フォーメーション(CB)」で、戦闘回数に応じて防御力が増加する。また、ビーム属性の攻撃のブレイクゲージ減少量も増加する。周囲4マス以内の味方ユニットの攻撃力と照準値が増加する。フィールド上に刹那ロックオンアレルヤのいずれかがいる場合は、ティエリア本人の照準値と、ビーム攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(ビーム)」。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
切り払いを発動。
GNフィールド
GN粒子で形成されたバリアフィールド。スパロボでは2000以下のダメージを無効化。発動時、ENを10消費する。
『DD』では超改造で追加される「バリアフィールド」で代替されている。
EN回復(小)
GNドライヴの恩恵により回復する。
単分離
ナドレ追加後に可能になるコマンド。HP・ENが全回復するが、一度分離するとマップ終了までヴァーチェには戻れないので要注意。
また、ヴァーチェが撃墜された場合も自動的にナドレに分離するため、リ・ガズィのBWSのように自動復活としても機能する。ナドレで撃墜されない限り修理費もかからないのもリ・ガズィと一緒。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

最大EN+100

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「DAYBREAK BELL」
1stシーズンOPテーマ。
「FIGHT」
劇中BGM。スパロボではトランザム使用時での固定BGM

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダムヴァーチェフィジカル(SRW未登場)
SRW未登場。ガンダムナドレの外装甲の案の一つで、基本外見こそ殆んど変らないが、武装の殆どを事前にGN粒子を充填したミサイルなどの実弾兵器にしている。
なお、フィジカルとは「物理的」の意味を持つ。TV版本編のヴァーチェのタイプは「パーティクル(粒子)」である。
パーティクルと使い分けるプランも考案されたが、換装にかかる手間に加え、その過程でナドレの存在が露見する危険があったため見送られている。ちなみに装備の一部はガンダムデュナメスとの相性がよく、特殊装備として採用されている。
ガンダムプルトーネ(SRW未登場)
外伝に登場するヴァーチェの前世代機。トライアルシステムのテストも行われる予定だったが、中止されている。
セラヴィーガンダム
2ndに登場する後継機。
ラファエルガンダム
劇場版に登場する後継機。イノベイド陣営の技術を中心に製造されているため、CBメンバーが開発したヴァーチェとはシルエットなどが大きく変わっている。
なお、外伝に登場する地上用形態「ラファエルガンダムドミ二オンズ」(SRW未登場)は、ヴァーチェに近いシルエットになっている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • そのずんぐりとした機体の形や白い機体色から、一部ファンからは「お相撲ガンダム」だの「ドスコイガンダム」「メタボガンダム」といったあだ名が付いている。
  • 機動戦士ガンダム00』の監督である水島精二氏は、その体型から「リアルヴァーチェ」異名を持つ。
  • ガンダムビルドファイターズ』第19話冒頭において、ガンダムヴァーチェ(フィジカルカラー)のガンプラが登場している。
    • ちなみに、それを操縦していた人物はオルソン[2]と外見の似た紫色のヘルメットを装着したマッチョ体型の男性である。
    • これは、当作の脚本家が『機動戦士ガンダム00』と同じ黒田洋介氏である事に由来する制作者側のお遊びであろう。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MS、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。
  2. 劇場版 機動戦士ガンダム00』の劇中映画ソレスタルビーイング』におけるティエリアに相当する人物。語尾に「バイ」を付ける喋り方(九州弁?)が特徴的な黒人男性である。

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]