Dr.ヘル
ヘル | |
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登場作品 | |
声優 | |
初登場SRW |
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SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(ドイツ人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 西暦1902年9月6日 |
年齢 | 70歳 |
職業 | 科学者 |
所属 | Dr.ヘル一派 |
Dr.ヘルは「マジンガーシリーズ」の登場人物。
概要
世界征服を企む悪の天才科学者。マジンガーZが正義のスーパーロボットの元祖ならば、Dr.ヘルはロボットアニメ作品における悪の親玉の元祖であろう。
マジンガーZ
TV版
ドイツのライン地方に生を受け、大学では原子物理学を専攻。この時期に兜甲児の祖父である兜十蔵と出会う。1924年に卒業した後はナチス政権の科学者となり、殺人兵器の開発に携わった。この頃から世界征服の野望にとり憑かれていたらしいが、周囲の人間には気付かれていなかった模様である。
1952年、地中海のバードス島で古代ミケーネの遺跡を発見し、発掘されたロボットを元に機械獣を開発。それから20年の時を経た1972年、世界征服計画を実行に移すべく、遂に行動を開始する。
Dr.ヘルは高年齢者ではあるもののその身体能力は高く、癇癪を起こして暴れた際にあしゅら男爵とブロッケン伯爵に制止されたが、両名を簡単に跳ね除けている程である。また、基本的に非情な性格であるが、「あしゅらの死には涙を流し、その石像を作った」という部下思いな一面も見られた。
長期に亘る戦いの果てに、第91話でマジンガーZによって飛行要塞グールを撃破されて死亡したかに思われたが…。
劇場版マジンガーシリーズと共通の時間軸で描かれた後日談であるデジタルコミック『ダイナミックヒーローズ』(作:越智一裕)では、ダムドム星人によって器として復活しており、パンサークローと同盟を組むが組織と空中元素固定装置を自身の物にしようとしたシスタージルによって心臓を貫かれるも、再び蘇り逆に殺している。その後は再び地獄大元帥となる。
原作漫画版
TV版と大きく変わらないが、甲児の祖父である十蔵との因縁は無い。…はずだが、単行本によっては「おじいちゃんを殺したDr.ヘル」と甲児が口走るページが加筆されることがある。
『週刊少年ジャンプ』連載時は、あしゅらとブロッケンの戦死に憤り、バードス島を動かした。
『テレビマガジン』連載時は、連載最終回にて地獄城を自爆させるが、座乗していた飛行要塞グールを撃沈されて死亡した。ちなみに、この決戦は4ページ程度で片付けられ、ページの大部分は戦闘獣の襲来に費やされた。
大多数の単行本では、地獄王ゴードンに乗って最終決戦に挑むことになる。
桜多吾作版
桜多吾作氏の漫画版では、より傲慢な性格に描かれており、あしゅらやブロッケンからも愛想を尽かされる。
その一方、短編『闘え!!Dr.ヘル』において、その出自と人生の軌跡が描かれ、多くの読者の涙を誘った。
グレートマジンガー
ミケーネ帝国の大幹部である「地獄大元帥」として復活。詳細は該当項目を参照されたし。
劇場版 マジンガーZ / INFINITY
TVシリーズから10年後、復活を果たし、再び世界征服に乗り出す。本作では戦闘型機械獣となった地獄大元帥に搭乗し戦う。劇中彼の目元がアップになる場面があるが、その顔の左側には目を挟む形で切り傷が奔っており、グレート時代の地獄大元帥時のアイパッチの紐がちょうど重なる形になっている。
直接の戦闘シーンが少なかったTVアニメ版での鬱憤を晴らすかのように、必殺技の名称をシャウトしつつド派手な大立ち回りを見せる。ストーリー上での扱いもこれまで以上に大きく、最大の敵であると同時にもう一人の主人公とでも言うべき立ち位置に収まっている。
マジンカイザー
OVA版
概ねTV版に近い。最終話ではあしゅら男爵を失い、燃え上がる地獄城の中、それでも兜甲児を前に「自分の元に来い」と勧誘するが拒絶される。
直後に巨大ロケットで脱出を図るが、基地の誘爆に巻き込まれDr.ヘル自身も炎に包まれる。己の敗北を認めつつも自身の不滅と逆襲を口走りながら悪の首領は消えていった。
新魔神伝説
その正体は兜十蔵のクローン(原作序盤で死亡した十蔵もクローンであった)である、という驚くべき事実が判明した。
津島直人版
最終話にて世界征服の動機を「野放図な世界に秩序をもたらすため」と語り、甲児をパートナーへと勧誘する。しかし、「仲間たちとの楽しい日常」を愛する甲児からは相手にされなかった。
肉体は甲児に討たれるも、その精神は既にバードス島と融合しており、自らを中心に全大陸と融合して「地球そのもの」になろうとしたが、最期はマジンカイザーのカイザーノヴァによって消滅した。
真マジンガー 衝撃! Z編
バードス島でミケーネの遺跡を発掘し、機械獣の力で世界征服を企むという点では、大筋で原作・TV版と変わらないが、あしゅらとの関係等、幾つか異なる点もある。こいつも例に漏れず、インフレの絶頂を迎えた……と思いきや、後に更なる高みに至った作品が登場した。
真マジンガーZEROシリーズ
『真マジンガーZERO』では他の作品より遥かに強大な戦力(とDr.ヘル自身)をふるってほぼ全世界を壊滅させ、数十億の人間を死に至らしめる。一際バイオレンスな作品性を象徴するエネルギッシュな狂気に満ち溢れており、最終目的は「世界征服」ですらなく地球は出発点にすぎず、宇宙をも蹂躙し尽くす事であった模様。
続編の『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』では物語の大半の時間軸がDr.ヘル一派壊滅後であったため、直接の登場シーンは少ない。終盤、ミケーネ帝国の謎を解き明かした甲児が総決算に位置付けた差異次元では、なんと一派を興す以前に違法な研究が明るみに出て逮捕されるという前代未聞にしてあらゆる被害を最小にする決着を見た、はずだったが…。
ロボットガールズZ
地下帝国の首領。基本的にはモニターに映る映像のみの登場。悪の組織の首領らしからぬ人格者だが、時には組織存続のために非情の決断を下す事も…。
地下帝国が壊滅した後は美少女・地獄大元帥に扮し、株式会社ミケーネに中途採用されることになる(一説によればこちらが真の姿とも……)。
登場作品と役柄
登場回数には恵まれている方だが、戦闘機会の無いNPC止まりだったり、マジンガーの「いるだけ参戦」同然でDr.ヘル一派自体の出番が無い作品も少なからずある。
旧シリーズや『新』では敵幹部の一人であり、世界征服を志すにしてはやや半端な立ち位置だった。
近年の扱いにはかなり落差があり、「黒の英知」に関わるZシリーズや、才知を絶賛された『W』のように元祖悪のスーパー系大ボスたる存在感を発揮する作品もあれば、『BX』『X』のように大ボスらしからぬ不遇のケースも見られる。
リアル系作品ならずとも「敵側もそれなりの深慮や絶望に苛まれつつ闘争を起こしている」という敵キャラが急増する中、そうした懊悩面を近年の『INFINITY』で説明されるまで原作側でほとんどフォローされていなかったため、むしろ貴重な大ボスとなっており、クロスオーバーによる設定の肉付けは毎回のように為されている。
旧作版設定
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。DCの幹部であるが、あしゅら男爵らの数々の失敗でDC内部での地位が下がっていることが判明。グールに搭乗。
- 強烈な初見殺しを仕掛けてくるあしゅらや、スミソニアン博物館からグレートマジンガーを強奪したブロッケンと比べると影が薄いのは否めない。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 基本的に『第4次』と同じだが、マップ「日輪は我にあり」で倒された時のセリフが変更されており、ここで明確に死亡する。
- スーパーロボット大戦F
- 本作から声が入った。DC地上軍を率いる。スーパー系第2話のみ、グールに乗って敵パイロットとして出る。HPを半分以下にすると撤退するため撃墜は難しいが、ギリギリまで削った上で主人公機の熱血+底力+ブラスターキャノンを当てれば不可能ではない。その後はデビルガンダムに機械獣を糧として捧げるなど裏方に徹する。
- スーパーロボット大戦F完結編
- スーパー系限定シナリオを通ると、某CMにちなんだ声優ネタを披露してくれる。その後の出番は地上編のみ。ランタオ島で倒され死亡する。やはりと言うべきか、DC宇宙軍を率いるギレンからは当てにされていなかった。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 遺跡調査組織LTRのメンバーだった設定で、BF団とも繋がっている。
- 後半では「ジオンの幻像」にて量産型のグレートマジンガーとゲッタードラゴンを引き連れてくるが、甲児の言うとおり元祖スーパー系大ボスのヘルと元祖リアル系大ボスのギレンとの競演が実現している。
- 本作で絶命したような描写は無く、続編の『α外伝』にも未登場…と思っていたら『α外伝』~『第2次α』の空白の時間で戦死していたらしいという、キシリア・ザビと並ぶあんまりな扱いを受けていた。…と言いつつ、実際は地獄大元帥として『第3次α』まで登場し続けるので、キシリアと比較にならないくらい扱いがいいとも言えるが。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- ミケーネ帝国の幹部で暗黒大将軍と同僚。その設定ゆえか、剣鉄也からは「地獄大元帥」と呼ばれている。無敵要塞デモニカを指揮し、第1部で顔見せで登場した後、第3部のバードス島で戦う。
- リメイク作の『IMPACT』では正真正銘の地獄大元帥に差し替えられているが、Dr.ヘルのグラフィックが没データとして存在する。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 『INFINITY』設定で初登場。原作同様の大物悪役ぶりを発揮しており、甲児や鉄也だけでなくゲッターチームやアムロとも古くから因縁のある敵となっている。最終分岐で激闘ルートに進んだ場合にはアクシズでの決戦にて決着を着ける事になる。
- 原作キャストの石塚運昇氏が既に故人の為、谷昌樹氏が代役として起用されている。谷氏は『第3次α』のチーフ役からゆうに14年ぶりの版権スパロボへの参加となる。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- バルマー帝国辺境方面軍第8艦隊の傘下に入っており、珍しく宇宙で活動する。非戦闘員扱い。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 本作では元・考古学者であり、その時にサイバディを発掘したとされている。その縁で、あしゅら男爵が綺羅星十字団に派遣される。
- スーパーロボット大戦30
- 『INFINITY』設定。本作のキーワードの1つであるMAGINEについて詳しい様子を見せる。
- 物語後半に入った辺りで、版権勢力の中でも早めの決着となるが、マジンカイザー加入シナリオ「怒りの魔神」において、直前に倒された本人とは別の次元から召喚された別のDr.ヘルが登場し、二度目の決着となる。
- 本編クリア後のDLCシナリオ「希望を胸に」では、エトランゼのスターメンビトルの力により、INFINITYに搭乗した状態で復活する。ただし、このDr.ヘルが一度目と二度目どちらのDr.ヘルなのかは不明。
マジンカイザー版設定
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 中盤で地下帝国が壊滅してしまうため、そのまま逃走し原作通り生き延びた。
- スーパーロボット大戦W
- 直接パイロットとして戦う機会は無い。第1部後半で原作通りの決着を迎えるが、原作の曖昧な死の描写をうまく利用し、第2部最終話1話前にてザ・データベースの協力者としてまさかの再登場を果たす(つまり実質的な本作におけるマジンガーのラスボスは、暗黒大将軍ではなく彼である)。
- ちなみに、このステージは『機動戦士ガンダムSEED』のクルーゼ(と、ついでにシンクライン皇太子)も同時に登場するため、『α』同様に同じステージで大ボス同士がまた競演している。本作では「(Dr.へルは)ウィスパードに匹敵する程の頭脳の持ち主」とも評されている。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- OVA設定で初登場。非戦闘員のNPCだが、DVEがある。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド1から登場。本作ではショットとゼットの研究データについて過去に目を通したことがあり、オーラバトラーの製作者を理解した彼はジェリルらを味方に引き入れる。
- 第2章で世界各地にオーラバトラーとマグマ獣を手配して手薄になった日本に一斉攻撃を仕掛けるも、原作通り甲児達の奮戦で敗北し、地獄城を爆発させて消息を絶つ。
- 後に『W』と同様に逃げ延びていた事が判明するも、現時点では行方不明のままである。なお、原作に登場した妖機械獣は未登場。
真マジンガー版設定
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 『真マジンガー』設定で初登場。ズール皇帝と組み、共に地球征服を狙う。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 黒の英知を手に入れ、ズール皇帝やムゲ・ゾルバドスと共謀し、ZEXISとは別にバアルであるインベーダーやアンチスパイラルと敵対する等、従来の作品と比べてもかなりの大物の大敵として描写されている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z
- 『再世篇』で死亡したため、名前のみの登場。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 今作ではアイラの予知を基にミケーネ復活の儀を行おうとしたあしゅらを、ピグマン子爵を身代わりにする事で一度は出し抜いたものの、キバによりミケーネの復活は行われてしまい、暗黒大将軍に一蹴されるという情けない最期を迎えた。
- 本編で戦うのはピグマンが変装したものなので、本人と直接対決する事は何気に不可能となっている。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 地上ルート第37話で地獄王ゴードンに搭乗して登場。原作や『第2次Z再世篇』同様、甲児とあしゅらの共闘により撃破されるものの密かに生き延びており、タロス像に搭乗して再登場、マジンガーZEROが覚醒したタイミングで甲児の精神を動揺させ、甲児をZEROへと取り込ませる。そして、終焉の魔神と化したZEROに真っ先に葬られた。実は『真マジンガーZERO』並びに『真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍』ではDr.ヘルの時点でZEROの存在を知ってはおらず、更に闇の帝王の状態で甲児と接触した際に知ったため、本作ではいったい何時どの時点で知ったのか不明だったりする(ミネルバも原作では一回もDr.ヘルに対してZEROの存在を教えていない)。
- なお、担当声優の岸野一彦氏は本作発売から3年後の2020年2月に逝去した為、本作が生前最後の出演作品となった。
- スーパーロボット大戦X
- 既に死亡しており、名前のみ登場。
その他
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- OVA版設定と『真マジンガー』設定の両方が登場。後者はマリーメイア軍にレオン・三島とも手を組む。
- イベント「放たれたタマシイ」では、復活を遂げたOVA版・真マジンガー版の二人のDr.ヘルが手を組み、カイルスに挑む。
パイロットステータス
精神コマンド
- 第4次(S)
- 激怒、隠れ身、根性、ド根性、かく乱、足かせ
- F・F完結編
- ド根性、自爆、ひらめき、必中、熱血、鉄壁
- α
- 根性、自爆、ひらめき、必中、熱血、鉄壁
- 第2次Z再世篇
- 不屈、分析、必中、鉄壁、気迫、覚醒
- V、T、30
- 先見、不屈、分析、必中、鉄壁、気迫
特殊技能(特殊スキル)
- α
- 底力
- 第2次Z再世篇
- 指揮官L4、極、闘争心、ガード、精神耐性、気力+ボーナス、底力L8
- BX
- 底力L9、援護攻撃L3、全体攻撃L3、指揮L4、気力限界突破
- BXでは、戦うのはピグマンが変身した姿であり、本人はイベントで撃墜される。(DLC「Brand new X」では本人だが幻影である)
- V、T、30
- 指揮官L4、底力L6、闘争心L2、ガードL2、精神耐性、気力+ボーナス
エースボーナス
- 全ての機械獣の命中率+20%
- 『第2次Z再世篇』で採用。
- 全ての機械獣、タロス像の与ダメージ1.2倍、被ダメージ0.8倍
- 『V』で採用。
- 全ての機械獣の与ダメージ1.2倍、被ダメージ0.8倍
- 『T』『30』で採用。実質的に『V』の時と同じ内容。『30』では「マップ中の」という文言が追加されている。
人間関係
- 兜十蔵
- 同窓にして因縁の相手。
- 桜多吾作氏の漫画版では恋敵でもあった。
- 『真マジンガー』では、かつての「五大軍団」構想の一角。結局は袂を分かったが、最終決戦前に立体映像とはいえ墓参りを行っている。
- 『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』では遺伝子レベルで因縁深い間柄(『真魔神伝説』設定のアレンジと思われる)。
- 兜甲児 / 兜甲児 (OVA) / 兜甲児 (真マジンガー) / 兜甲児 (真マジンガーZERO)
- 十蔵の孫にして、彼の死後における最大の敵。
- 剣鉄也 / 剣鉄也 (OVA)
- 『マジンカイザー』『INFINITY』ではDr.ヘルとして干戈を交える、甲児と並ぶ敵。SRWでも地獄大元帥よりDr.ヘルとして相対する作品の方が多い。
- あしゅら男爵
- 部下。
- ブロッケン伯爵
- 部下。第2次世界大戦時からドイツ軍所属という接点がある。
- また、ヘル的にはゴーゴン大公へ助力を請う際の交渉役として、あしゅらよりも適任であると評価している節が有る。
- ピグマン子爵
- 部下。
- 鉄仮面、鉄十字兵
- 組織の一般兵。
- ゴーゴン大公
- 提携を取るが、ゴーゴンの方からは「捨て石」と見なされている。桜多吾作氏の漫画版では、彼に討たれる事に。
- 地獄大元帥
- 死後、ミケーネの手によりこの姿となる。
- 暗黒大将軍
- 『BX』では彼に引導を渡される。
- 闇の帝王
- 死後のヘルを戦闘獣に改造するよう命じた張本人。団龍彦氏の小説『スーパーロボット大戦』では彼に引導を渡す事となる。
- 『R』では死後に機械獣を接収される。
- 魔将軍ザンニン、マダムシレーヌ、妖獣ブゴ
- 『マジンガーZ対デビルマン』ではテレパシー装置を撃ち込む事で、デーモン族である彼らすら支配下に置く程の科学力を示し、マジンガーZ打倒の駒として操る。
他作品との人間関係
ダイナミック系
- 流竜馬、神隼人、車弁慶
- 小説『スーパーロボット大戦』にて共演済み。
- 『W』の終盤に彼らと対峙した際、ザ・データベースと接触した事で知った「前の宇宙のゲッター」の存在を仄めかし、彼らにザ・データベースに降るように呼びかけるが、突っぱねられる。
- 流竜馬 (OVA)、神隼人 (OVA)、巴武蔵 (OVA)
- 『T』では世界を越えて10年前から因縁を持つ、アムロと並んで甲児と鉄也に次ぐ敵対者である。
- 海動剣、真上遼
- マジンガーのパイロットであり、そして「地獄」を名乗る漢たち。
- 『BX』では彼等とも対峙する。
- アイラ
- 『BX』では彼女の予知を基に本来起きる未来、即ちあしゅらによるミケーネの復活を知り、それを阻止するべくピグマンを自身の影武者に使った。
スーパー系
- プリンス・シャーキン
- 『第4次』では、DCでの同僚。当初はいがみ合っていたが、お互いにDC内での地位が低下していることや、コロスの命令ゆえ、協力する。
- 『新』では、地球人出身のバルマー帝国傘下…早い話が「地球圏の裏切り者」同士である。
- ドン・ザウサー、コロス
- 『第4次』におけるDC総帥と副総帥。つまりは、上役。
- 諸葛亮孔明
- 『α』における協力者。
- ホネルバ
- 『W』では協力関係を築くが結局はお互いを利用し合っていた関係に過ぎず、後に彼女の方から裏切られる結果となる。その後は絡みこそ無いものの、最終的には互いにザ・データベース側に就く事になったのは皮肉である。
- 幽羅帝
- 『J』では、彼女達鉄甲龍とも早々と手を組む。
- シンクライン皇太子
- 『W』では共にインファレンスに拾われ、終盤に共闘してノイ・ヴェルターに挑む。
- ズール皇帝、ムゲ・ゾルバドス
- Dr.ヘルと肩を並べるスーパー系悪の大ボスの代表格。『第2次Z』では黒の英知に触れた者同士、手を組んでいる。
- ブラックノワール
- 『X』では、「平和の世界」を「革命の世界」に変えようとする彼(彼女?)の支援を受けていた。
- カギ爪の男
- 『T』では敵対関係にあり、彼からも「自分を決して許さない存在」と認識されている。
- 獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風
- 『T』ではINFINITYを手中に収めた事で、セフィーロの魔神に選ばれた彼女達との間にも因縁が生まれる事になる。
ガンダムシリーズ
- ギレン・ザビ
- Dr.ヘルと肩を並べるリアル系悪の大ボスの代表格。『F完結編』では「ギレンが総帥、ヘルが幹部」という力関係。一方、『α』では対等の立場で共演。
- シャア・アズナブル
- 旧シリーズでは『第3次』前半まではDCの同僚だった。……とはいえ、ヘルの初参戦が(シャアが既にDCを離反している)『第4次』であるため同僚として共演したことはない。
- 『新』では、地球人出身のバルマー帝国傘下…早い話が「地球圏の裏切り者」同士である。
- アムロ・レイ
- 『T』では世界を越えて10年前から因縁を持つ、ゲッターチームと並んで甲児と鉄也に次ぐ敵対者である。
- ハマーン・カーン
- Dr.ヘル自身が登場しない『第3次』までは同僚。『F』では上役。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- 『F』ではDCの名目上の総帥で、上役。
- フル・フロンタル
- 『X-Ω』のイベント「策謀渦巻く宇宙」では彼と手を組むが、ヴェーダを手中に収めるために彼と袖付きを利用しようとしていたに過ぎず、最終的には決別・激突する。
- 東方不敗マスター・アジア
- 『F』『F完結編』では彼と手を組む。
- デキム・バートン
- 『CC』では彼と手を組み、エネルガーZを提供する。
- ラウ・ル・クルーゼ
- 『W』では共にインファレンスに拾われ、終盤に共闘してノイ・ヴェルターに挑む。
- リボンズ・アルマーク
- 『X-Ω』のイベント「策謀渦巻く宇宙」では敵対関係にある。
リアル系
- ガウルン
- 『J』では彼とも共闘体制をとり、地獄城での決戦では共に特務分艦隊を迎え撃つ。
- レオン・三島
- 『CC』では彼と協力関係を結んでいる。
- ブレラ・スターン
- 『CC』ではインプラント制御された彼を手駒として操る。
- エンブリヲ
- 『X-Ω』のイベント「策謀渦巻く宇宙」における協力者。
その他の版権作品
- ゴジラ
- 『X-Ω』のイベント「G迎撃作戦」ではかつてバードス島と機械獣軍団を壊滅寸前にまで追い込まれた因縁の敵。さすがのDr.ヘルもゴジラには明確に畏怖の感情を抱いており、彼を捕獲し機械獣に改造して自らの戦力にする事を企てるが、まさに触らぬ神に祟りなし、ゴジラに手を出したが為に更なる想像を絶する地獄が繰り広げられる結果となった。
バンプレストオリジナル
- ビアン・ゾルダーク
- 旧シリーズでは共演していないが、『第2次』の時点では「総帥と幹部」の関係。プレイヤーの間では、「ビアンとは友人同士」という説が有力視されている。
- ジュデッカ・ゴッツォ
- 『新』では彼が率いるバルマー帝国辺境方面軍第8艦隊の傘下に入る。
- インファレンス
- 『W』では彼に拾われ、全宇宙の知を集め続ける彼らザ・データベースに感動し、彼に積極的に協力、そして共に知を集める旅に出る事を認めさせた。
- サイクラミノス
- 『30』本編終了後のエキスパンションパス最終話にて、彼女が再起動させたスターメンビトルの力で復活させてもらい、再びドライクロイツに襲い掛かる。
名台詞
TV版
- 「我が機械獣どもよ、悪魔の強さを見せてやれ! 街を徹底的に破壊し、光子力研究所を占領するんだ! お前達の前に立ち塞がる者は無い…」
- 第1話ラストで初めて人類の前にその威容を晒し、東京へ上陸した機械獣軍団を鼓舞する。
- 「我々は世紀の発掘をした! 今ここに古代ミケーネ人の驚異の遺産を再現するのだ!」
- 第2話回想シーンで、後に機械獣の素体と化す機械兵士の修復作業を行なわせるべく、「調査団団長」として団員達に檄を飛ばす。
- 純粋に学術的探究心を刺激された兜博士をはじめとする調査団スタッフは、我知らずヘルの野望に加担してしまう事と成る…。
- 「皆よく聞け! ロボットを見事に復元してくれた事に感謝する」
「だが、ワシは密かにテレパシー操縦装置を取り付けておいた。それはワシの手足となって動かす為だ。これからはロボットを『機械獣』と呼ぶ事にする!」 - 復元作業終了後、調査団スタッフへ直隠しにしていた己が野望を一気呵成にブチ撒ける。ここに至ってようやく事の重大さに気付いた兜博士だが、時すでに遅し。
- 「諸君、ワシはDr.ヘル。ワシはここに予言する。先ず日本を攻撃し、世界最後のエネルギー資源ジャパニウムを確保する!」
「光子力研究所を押えれば我が機械獣軍団は不動のものと成る。そこでワシは一年以内に、この機械獣軍団を使って全世界を征服する!」
「そして全世界の人類をワシの奴隷にするのだ! フハハハハ…!!」 - 第2話ラストでTV電波をジャックし、日本国民へと叩き付けた狂気の宣戦布告。とは言え、この時点で得意げに謳い上げていた「一年以内の世界征服」が足踏み状態に陥るとは、流石のDr.ヘルも想定外だったであろう。
- 「人間の知恵は無限じゃ。また、悪知恵も無限じゃ!」
- 作戦の失敗により死のうとするあしゅら男爵に対して。Dr.ヘルの性格とあしゅら男爵との良き関係がよくわかる台詞である。
- 「こんな機械獣ではだめだ!」
- 頑固職人の様に機械獣を作っては破壊した。
- 「ロケット工学の複雑な理論を無視し、そしてこのワシに勝ちおった…」
「兜博士よ、私は君がうらやましい。敵ながら天晴れな跡継ぎを持ったと言って良いだろう…!」 - 第32話にて「ロケットを手に持って飛ぶという方法でゲルべロスJ3(SRW未登場)をマジンガーZが打ち破った」という報告を聞いた後の台詞。
- 「バカ者めが。味方同士で争うとは、何事じゃ」
- 「いい加減にせいブロッケン! お前がワシの右腕なら、あしゅら男爵はワシの左腕だ。お前たちが憎しみ合っていては、せっかくの総攻撃も成功せん。つまらぬライバル意識は捨てて、手を結ぶのじゃ。さすれば必ず作戦は成功する。さあ、握手せいブロッケン伯爵、あしゅら男爵…さあ!」
- 第47話で、しょっぱなから互いに手袋を投げ合って剣を交えた決闘を始めるあしゅらとブロッケン。それに対して鞭で絡めとって2人の剣を天井に上げて刺さらせ、仲裁して𠮟責の言葉を投げかける。更にブロッケンが食い下がろうとするが、尤もな言葉でこの場を収めようとする…が、なかなか握手しないので最後に急かす一言。まあ確かにいがみ合った末にこんな事までおっぱじめていては、ヘルが怒るのも無理はないだろう。
- 「こんな奴らに作戦を任せねばならんとは、わしゃ世界一の不幸者よ…」
- 同じく第47話の戦闘終了後にて。一連の作戦が失敗し、冒頭と同じくまたもそれぞれ剣を手に口論しながら刃を交えるあしゅら男爵とブロッケン伯爵を見て、食卓(昔の西洋の貴族や王族が使っていたような長テーブル)でグラスを手にしながらの、ヘルの呆れっぷりが出ている一言である。
- 「こらぁ、頭を忘れていく奴があるか」
- 第60話「マジンガーZ 秘密兵器発射!!」より。今回の作戦の確認の後、指令室や管制室らしき部屋を退室するブロッケン…なのだが、頭を忘れて体だけが退室しかけ、ヘルからその事を注意され、無言で頭を回収して退室し、ライバルたる同僚の醜態に大笑いするあしゅら男爵であった。
- 「シュトロハイムは人間ではない!奴はサイボーグじゃ!」
- 第61話「宿命のロボット ラインXの歌」にて。あしゅら男爵率いる鉄仮面軍団でシュトロハイム・ハインリッヒの隠れ家屋敷にやって来て、ヘル一派のを裏切って逃亡した彼にあしゅらの「お前が造った械獣頂戴に来た。おとなしく渡せば良し、さもなくば…」の直後に抜刀する鉄仮面達だが、漫画版の顔半分がメカになったシュトロハイムにメカ目からの光線などによって次々と返り討ちにされ、乗ってきた車で撤退を余儀なくされるあしゅら。そして戻って来たらヘルのこの説明台詞であった。
- しかもブロッケンが「ええっ、サイボーグ!?」と驚いているが、ヘル以外ほとんどサイボーグな連中だろうに。
- 「ちょっと待てゴーゴン大公!…貴様の性格ではじっとしていろと言っても無理じゃが、世界制覇を考える同志として早まった事をしてくれるなよ」
- 第72話「必殺!! 大車輪ロケットパンチ」より。冒頭から、とうとうしびれを切らしたのか地獄城へ単身乗り込んでは迎えの鉄仮面や鉄十字兵を蹴散らしたり、しかも既にアポロンΑ1を出撃させて次々と船舶を爆破・炎上させている…という、せっかちぶりを発揮するゴーゴン大公。そんなゴーゴンに対して、以前にもせっかちぶりを出したブロッケンの時と一味違うたしなめの一言。この「ちょっと待て」という言い方は東映アニメ時代のヘルにしては珍しい。
- 「さすがゴーゴン。ブロッケン伯爵も形なしじゃのう」
あしゅら「いつも大口を叩きおって。ブロッケンめなんというザマだ」
「しかしあしゅら、今回はわしも興味を持ったぞ。空の要塞グールを着陸させるなどという事は、ブロッケン伯爵の考えなかった事じゃ」
あしゅら「ゴーゴン大公め、やるではないか」 - 第75話「決死の攻撃! ゴーゴン機械獣」より。ゴーゴンが自らグールに乗って前線の指揮を執ろうとし、またしてもブロッケンの前で横柄な態度を取り、ブロッケンは悔しさと腹立たしさ、更には予想外の指揮に驚愕。それらをモニターしていたヘルとあしゅらの関心が伺える会話。
- 「くそぉ…とうとう勝利の女神がワシに背を向けおった。無念じゃ…ブロッケン伯爵…!」
- 第91話。マジンガーZに敗れ、遂にDr.ヘルも倒される。TV版のヘルとしては最期の台詞となった。
- 「騒々しいぞあしゅら男爵。機械獣がマジンガーZに倒された報告なら聞く必要はない!」
- 『マジンガーZ対デビルマン』にて妖獣シレーヌを目撃し血相を変えて報告に来たあしゅら男爵に対しての一言。
- どうやら彼の中ではあしゅら男爵が血相を変えて報告に来ること=マジンガーZに敗北という図式が出来上がっていたらしい。
- 毎度のごとくあしゅら男爵の「お許しください、Dr.ヘル」と言う言葉を聞いて来た彼には仕方ないのかもしれないが。
OVA版
- 「グレートマジンガー…そしてマジンガーZ! やつらの打倒なくして世界征服はありえん。出撃せよ! 我がしもべ、機械獣軍団よ!」
- 第1話より。この号令と共に地中と空中から機械獣軍団の奇襲を受け、ダブルマジンガーは敗れてしまう。更に捕獲されたマジンガーZには屈辱的な改造が待っていた。
- 「おお! ついにやったか!? 兜甲児を! マジンカイザーを!」
- 第6話より。妖機械獣の攻撃でパイルダー・オンを妨害、ミサイルの爆炎に巻き込まれた甲児とカイザーを見て。
- お察しの通り、典型的な「やってない」フラグであり、この後無傷のカイザーに歯噛みすることに。
- 「フフフフフ…ハハハハハ! 兜甲児よ、今日の所は貴様の勝ちとしてやろう。だがワシは死なん! 貴様を地獄に送り、全世界を征服するために必ずや舞い戻ってくるぞ! それまで首を洗って待っておるのだ…ハハハハハ…ワハハハハ!!」
- 最終話より。全てを失い、自らも地獄の炎に焼かれつつある今際の際ですら、大ボスの貫禄に満ちたこの態度。
- 再登場を匂わせた台詞だが、残念ながら続編での復活は成らなかった。
漫画版
- 「なぜ地獄(ヘル)と呼ばれるか、その“いわれ”をおおしえしよう。この私の姿を見た者は、必ず地獄に落ちるからだ!」
- 漫画版の台詞で、自身の名前の由来を明かしている。
- なお、後のシリーズにはマジンガー乗りでありながら「地獄」を名乗る連中も登場しており、『CC』や『BX』では対面が実現してしまう(一応、それらの作品に登場するDr.ヘルはOVA版や真マジンガー版なので別設定だが)。それどころか、『BX』では甲児までが「地獄」を名乗り出す。
- 「かつて、アレクサンダー大王がナポレオンが、そしてヒットラーが! 成し遂げれなかった世界征服をこのDr.ヘルが成し遂げるのだ!!」
- Dr.ヘルが己の夢を語る台詞である。彼は元ナチス政権下のドイツの科学者であった為に余計にこの台詞に深みが出る。
- なお、津島直人氏の漫画版『マジンカイザー』では、“世界征服”の解釈を違った形で捉えた台詞として使われている。
- 「Dr.ヘルはまたも挑戦する」
「幼少を、そして青春期に冷たい仕打ちを続けた人々を呪い…」
「今、全人類を足元に平伏させんが為に」
「その人生の全てをかけて…」
「頑張れDr.ヘル、戦えDr.ヘル、勝利は目の前だ」 - 桜多吾作氏の漫画版『闘え!!Dr.ヘル』を締めくくる台詞。
真マジンガー
- 「フハハハ…ザマァ見ろ…ハハハ…嘆くがいい…悔やむがいい…あれが貴様達の運命だ…」
「さよう…今全てに決着が着いたのだ…お前達の完全な敗北がな…」
「さぁ苦しめ…喘げ…泣き叫べ…その惨めな姿を地獄の底で楽しませてもらうぞ…兜甲児ぃぃ!」 - 第1話で暗黒大将軍と相対したマジンガーZと甲児に対して下半身切断の致命傷を負いながら言い放った台詞。
- 「どうにもこの戦い、最初から敵を騙したり、誰かに化けたり、秘密を作ったり、裏切りの連続だった……だが、それももうこれで最後だ! 立て! 地獄王!」
- 地獄王ゴードンを起動させる際の台詞。『BX』ではDVE。
- 「馬鹿かぁっ!!」
- 「脳ある鷹はパンチを隠す!」と叫ぶ甲児に対しての返し。「ロケットパンチ100連発」という無茶過ぎる光景を見れば、こうも返したくなるだろう…。
INFINITY
- 「仮初めの平和はどうだった?退屈だったんじゃないか?」
- 再会を果たした甲児に対する問いかけ。平和を享受する宿敵に対し、戦士であり続ける事を願うかのような言い方は、続編や新シリーズ、スパロボ等を通してマジンガーZの活躍をいつまでも見ていたいと願うファンの心境との類似性を感じさせ、視聴者からは「作中における一番のマジンガー愛好家はDr.ヘルである」と評される事も。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
戦闘台詞
- 「あの世で見ているがいい、十蔵!マジンガーZが砕け散る様を!」
- 『T』での甲児に対する特殊戦闘台詞の一つ。因縁の相手であるマジンガーZとその開発・製作者の十蔵に対する意識は長い時を経ても変わらない。
- 「世界の理を破壊する魔法騎士よ!我にその力を貸せ!」
「ゴラーゴンと対を為す魔神よ!今こそその力を我に!」 - 『T』における、対魔法騎士勢での特殊戦闘台詞。INFINITYとの因縁が深い存在であることや戦力の高さから、自身の野望の駒として利用する考えが露呈している様子が窺える。
旧シリーズ
- 「風邪ひいてまんねん」
- 『F完結編』スーパー編シナリオ「絆」での台詞。声優ネタ。元ネタは風邪薬のCM「かぜに改源」。
- 「今日はロンド・ベルを! 明日は世界を!」
- 上記の後の台詞。あしゅら男爵は絶句していた。
- 「おのれ、マジンガーZめ!!」
- 『F』『F完結編』での対マジンガーZの被弾台詞。…のはずなのだが、設定ミスでDr.ヘルがマジンガーZに乗っている事が条件となっているため作中ではキャラクター事典でしか聞く事ができない。その為「ちゃんと動け!」とでも言いたげな台詞と化している。
αシリーズ
- 「あしゅら男爵…そこまで思い詰めておったのか…ワシはお前を誤解しておったようじゃの…」
- 『α』51話「あしゅら男爵、散る」にてあしゅら男爵の死をゴーゴンから伝えられて。シナリオの冒頭で失敗続きで周囲からの信頼を失った事に耐えきれなくなったあしゅらが脱走するのを「何をやるのか見てから対応すればいい」と放置していたヘルだが、まさかあしゅらが本当に死ぬ気だったとは思っていなかったらしく、結果的に自らの狭量があしゅらを死に追いやってしまった事にただただ落胆するしかなかった……。
Zシリーズ
- (皇帝ズールよ、貴様のもたらした黒の英知なるもの、決して無駄にはせぬぞ)
- 『第2次Z破界篇』終盤でバードス島最深部の調査へと向かう直前、ズール皇帝の敗北を知り呟いたモノローグ。
- 「お前達こそ、いいのか? あしゅらに協力すれば、かつての同志……『荒ぶる神』を復活させることもできよう」
- 『第2次Z再世篇』第47話「死線! 総攻撃Dr.ヘル!」のIMより。しかし、ゲシュタルトと小百合は応じなかった。
- 「光子力……それは古の神の力……バアルと戦い、この世界を照らすための力」
「その力は時空さえも捻じ曲げる。お前達……大時空振動でなぜ日本が二つになったか、わかるか?」
「そのまさかよ! バードス島に眠っていたゼウスの腕が、同じ光子力を秘めたこの富士の地下に眠るジャパニウム鉱石に反応し……一つに重なるはずだった日本の片方を太平洋へと押し出したのだ!」 - 『第2次Z』の世界観における最大の謎「二つの日本」の真相。重なるはずだったエリア11をゼウスの腕とジャパニウム鉱石が弾き出したらしい。
- 「全てはいずれ起こる真戦に向けてこの世界に眠る光の力を守るためよ」
「そして、その力を託されるべきは、このワシ、Dr.ヘルをおいて他にはないのだ」 - その続き。もっともケドラ曰く「既にこの星の人類は真戦の中にいる」らしい。
- 「兜甲児……とんでもない過ちを……! 奴が、奴こそが……!」
- イベント戦闘で撃破された際の台詞。光子力の器たる地獄王ゴードンを破壊され、ミケーネの神官と巫女たるあしゅらも逃がしてしまい、ミケーネ復活を止める手段が消失してしまう。
- この時点でのあしゅらはバアルの存在を鑑みて血の儀式を先延ばしにしているが、続編ではヘルの懸念が的中してしまう事態に。
携帯機シリーズ
- 「貴様たちには力がある。並外れた力が。その力を、なぜ愚かな地球連合などに与して無駄にするのだ」
「どうだ貴様たち。ワシと組んで、思う存分にあばれてみないか。連合でもプラントでもない。我らの力で地球圏を守り、そして人類を支配しようではないか!」
「今の人類は互いに殺し合うことしかせん。グラドス人どもの言っておる通りよ。人類は、地球は、強大なる力によって支配されねばならん。オルファン? 異星人? ハハハハッ、そんなものは関係ないのだ。このままであればそんなものは関係なく、人類は滅ぶであろう」 - 『J』第29話「地獄城の激闘!」より。地獄王ゴードンが倒された後、原作通りに姿を現わした時の台詞。
- 世界を統一することによって、曲がりなりに地球を救おうと考えていたが、結局その考えをプレイヤー部隊の面々に否定されてしまう。
- 「だがいずれ貴様たちも気付くぞ。その力を連合などに使われることの愚かさをな」
- 上の場面で自身の考えを非難してきたプレイヤー部隊に対して。皮肉にも上記の台詞が後のシナリオで的中する事に…。
- 「簡単な事…それはそもそもワシが死んでおらぬからよ」
- 『BX』第37話「降臨!大いなる神の化身!」にて、あしゅら男爵が血の儀式を果たせなかった理由。
- 「貴様には我が夢幻の牢獄で、永遠の眠りについてもらうぞ、あしゅら…」
- 同上。アイラの予知を利用し、あしゅら男爵の目論見を潰した事であしゅらに死の宣告を突きつける。
VXT三部作
- 「どうだ、兜甲児? マジンガーのパーツになった気分は…?」
「ハハハハハ! お前は祖父である十蔵を慕っていたから、信じられないだろうな!」
「だが、奴こそは科学に魂を売り渡した悪魔! そして、生涯を懸けた魔神の完成のために孫さえも利用しようとした鬼畜よ!」
「絶望せよ! 貴様の意志が切れた時、その魂を魔神はむさぼり食う!」
「亡き盟友、十蔵に代わり、このDr.ヘルが最後の扉を開けてやる!」
「兜甲児よ! その身を…魂を魔神に捧げよ! お前は、そのための生体パーツに過ぎんのだ!!」 - 『V』地上ルート第38話「地獄の門」にて、現出したマジンガーZEROがハーデス神を一蹴した後に現れ、甲児を動揺させる。そして…
- 「そうだ! それでいい、兜甲児! いや、マジンガーZEROよ!」
「ワシのおらぬ世界など、どうでもいい! その力のままに破壊の限りを尽くせ、最凶最悪の魔神よ!」 - 同話より。甲児を取り込み、暴走したZEROに真っ先に葬られ、狂気のまま消滅していった。
- …しかし、Dr.ヘルのこの言葉により、甲児が完全にマジンガーZEROに取り込まれずに済んだのは皮肉という他ないだろう。
単独作品
- 「伝説の海神… 『呉爾羅』だ…」
- 『X-Ω』より。機械獣軍団を蹂躙しバードス島を焼け野原に変えた怪獣王「ゴジラ」を見て、呆然と呟く。
- なお、『呉爾羅』とはゴジラシリーズ第一作目『ゴジラ』(1954)の舞台の一つ・大戸島で古くから語られている海神の名。それに因んで、生物学者・山根恭平博士は大戸島で目撃した怪獣を「ゴジラ」と命名した。
- 「この世界でも我の負けだ…。見事だ、兜甲児…」
「お前達の力…人類の可能性を今一度だけ信じたくなったぞ」
「アンデス山脈へと向かえ」
「クエスターズは、お前達を標的にしている。お前達がアンデス山脈に向かった時、何かが起きる」
「あれとクエスターズの意味…。お前達に未来へと進む意思があるのなら自らの目で確かめるといい」
「さらばだ、兜甲児! またいつの日か会おう!」 - 『30』キーミッション「光と闇の果て」より。素直に敗北を認め、最後に助言を残して悪の天才科学者は散る。
- こんなことを言いながらもサイドミッション「怒りの魔神」やエキスパンション・シナリオ「希望を胸に」で再登場するため、せっかくのいいシーンが台無しである[1]…が、第3次αで甲児達に助言を与えて死んでおきながら後でシレっと再登場するという全く同じ展開をやっているので「怒りの魔神」での再登場も含めて過去ネタのパロディの可能性も否めない。
搭乗機体
- 飛行要塞ナバローン
- 劇場映画『マジンガーZ対デビルマン』での専用艦。SRW未登場。
- 飛行要塞グール
- 『マジンガーZ』TV版及び一部の漫画版で搭乗。
- SRWではナバローンの代わりに使われている。
- 地獄王ゴードン
- 漫画版及び『真マジンガー 衝撃! Z編』で搭乗。
- ゴードンヘル
- 『真マジンガーZERO』において、地獄王ゴードンに相当する超大型機械獣。SRW未登場。
- マジンガーZERO
- 『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』において、Dr.ヘルは意外な姿で再登場。彼を受け入れたZEROは、より禍々しい姿である
地獄 モードへと変貌した。 - 地獄大元帥
- 『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』では自身の搭乗機体として登場する。
- INFINITY
- 地獄大元帥を制御コアとして組み込む形で操作する。
余談
- 永井豪作品のスターシステムが多用されている漫画作品『バイオレンスジャック』では地獄道空手を使いこなす格闘家「毒田地獄斎」として登場。マジンガーZのオマージュ人物である「ジム・マジンガ」を苦しめるなど悪役ぶりを発揮していた。これを受けてか『真マジンガーZERO』では老人ながら非常にマッシブな姿で描かれており、アメリカ大統領を素手で制圧するなどそのパワーを存分に見せつけている。
脚注
- ↑ 隣接次元の敗北前の時間軸から招かれた別個体ではある。
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