ウイングガンダムゼロカスタム

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ウイングガンダムゼロ
外国語表記 Wing Gundam Zero
別表記 ウイングガンダムゼロカスタム
ウイングガンダムゼロ (EW版)
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン カトキハジメ
初登場SRW スーパーロボット大戦F完結編
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 高性能実験型モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機
型式番号 XXXG-00W0
全高 16.7 m
重量 8.0 t
ジェネレーター出力 3,732 kW
スラスター総推力 88,150 kg
装甲材質 ガンダニュウム合金
開発者 ドクターJ
プロフェッサーG
ドクトルS
H教授
老師O
製造 カトル・ラバーバ・ウィナー
パイロット ヒイロ・ユイ
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ウイングガンダムゼロカスタムは『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の登場メカ。同作品の主役ロボットである。

概要

主人公ヒイロ・ユイの搭乗機。

『Endless Waltz』用にカトキハジメ氏によってTV版のウイングガンダムゼロをデザインし直したもので、設定上は同一の機体である。そのため本来の名前は「ウイングガンダムゼロ」。TV版との区別がややこしい為、便宜的に「~カスタム」「~(エンドレスワルツ版)」「EW版」といった名称[1]が使われている。詳しくは新機動戦記ガンダムW Endless Waltz#ガンダムの機体名称についてを参照の事。

大河原邦男氏がデザインしたTV版とは他の機体に比べても異なる部分が多く、トリコロールカラーから白と青を基調とした色合いに変更され、マスクもTV版とは違う。ネオ・バード形態への変形機構はオミットされた。そして、最も外見上異なる点としてカトキハジメ氏が「『ウイングガンダム』なんだから羽がないと」という意図で、TV版の機械的な翼(ウイング・スラスター)を、天使の翼のような形状に変更した点が挙げられる[2]

移動する際には天使のような白い羽が舞い散る演出がされているが、これは2014年に発売されたガンプラで、「翼はフラクタルフェザーレイヤーストラクチャー(自己相似形状羽根積層構造)と呼ばれるナノサイズの部材の集合体で構成され、放熱・衝撃発生時に部材を羽毛のように剥離させて再編成する機能を持っている」と後付けで設定された。つまり、移動に際してこの翼を展開すると、人の目には、加速時の衝撃を受けてはがれた微小な部材の粒子の見せる一連の流れが、羽毛が舞い散るように見える。またこの翼は二対になっており、前方の一対である主翼(ウイングバインダー)は可動範囲が広く、機体の前面に展開する事で敵の攻撃を防御することができ、大気圏突入時のシールドとしても使用される。この主翼は地上では文字通り翼として、宇宙空間ではAMBAC作動肢として機能し、機体にトールギス以上の推力・機動性・運動性を与える。後方の一対である副翼にも同様にバーニア・スラスターが取り付けられており、例え主翼二枚を損失したとしても飛行能力を失う事はない。

劇中では張五飛の駆るナタクと激闘を繰り広げ海に墜落する。最後は大統領府のシェルターをツインバスターライフルにより破壊するが、中破した状態の本機はサーペントの集中攻撃とツインバスターライフルの反動により大破した。

コミック版では、TVシリーズと『Endless Waltz』をつなぐストーリーとして描かれた『新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』でEW版のデザインが採用されている。そして本編に新設定を盛り込む形で描かれた『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』ではまずTV版ゼロの外見を持つ「ウィングガンダムプロトゼロ」が登場。TV版同様に搭乗したトラント・クラークがゼロシステムにより錯乱して自爆したプロトゼロはシールドと外装パーツを失った状態でハワード達に回収される。この「プロトゼロ」を改修したものがEW版ゼロであるとされた。改修も2度行われており、1回目はハワードらが当時支援していたゼクス・マーキスの乗機トールギスFに代わる機体として、外装フレームを新造し、ウイングスラスターはトールギスFが装備していたウイングバインダーのデータを基に新たにウイングバインダーを製造して完成させたが、その際に原作アニメ同様プロトゼロが持っていたバード形態への変形はオミットされていた。2度目の改修時にシールドを新造するなどしてバード形態に変形させることが出来る[3]ようになった。この機体はアニメの『Endless Waltz』での設定から、胸部デザインがプロトゼロの形状とラインを取り入れたものへと変更されているため、厳密な意味ではデザインが同一ではないが、「アニメ本編に登場する本機が変形しなかったのは、シールドを持っていなかったためだった」という解釈も可能である。

登場作品と操縦者

旧シリーズ等ではTV版ウイングゼロとは別機体でウイングゼロの上位機種的な役割だったが、『EW』のみの参戦となる作品では、最初から最後まで本機のみの登場となる。 シリーズを通して全体的に高い基本性能を持っているが必殺技を覚えるようなパワーアップイベントがなく、終盤になると武器の威力が息切れする場合もある。

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F完結編
初登場作品。他の『EW』版の機体よりも先駆けて登場した。終盤、ポセイダルルートにてヒイロを仲間にした場合、トロワが改造用のパーツを持ってきて、「改造を行う」を選ぶと本機に改造される。使用期間は実質たったの3話のみだが、単純なスペックは歴代最高クラスで、味方ユニットの中でも飛びぬけた運動性スーパー系以上のHP装甲を持ち、更に強化パーツスロットが3つもある強力な機体。集中鉄壁を覚えるヒイロを乗せての反撃戦法が強力。その性能の高さに「アムロカミーユを乗せられたら」と思うプレイヤーもいた様だが、ニュータイプ至上主義な同作において、能力的に不遇なW系パイロットはこのレベルの機体でないとまともに運用できないのも事実である。搭乗可能なパイロットがいずれも、2回行動の解禁が難しく加速覚醒も覚えないので、高い移動力に反して進軍に出遅れがちなのが欠点。他のエース達と足並みを揃えたければ、ブースター系の強化パーツを取り付けまくるのが望ましい。武装となるツインバスターライフル(通常版)をフル改造すると、自機中心型マップ兵器のツインバスターライフル2(=後のローリングバスターライフル)が追加される。Wゼロ同様、当時はツインバスターライフルの表記がツインバスタービームライフルだった。
同作のグラフィックはカメラ目線であった為、当時の攻略本には「常にカメラ目線がちょっと恥ずかしい」と記述された事も。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
無条件で入手可能。カスタム化により武器性能が大幅に変わるW系ユニットの中で、本機は武器性能はほとんど変化していない。変形はなくなったがMS形態で飛行でき移動力も高くなり、シールド防御が出来なくなった事以外は純粋にパワーアップを果たしている。Wゼロと同様にゼロシステムが特殊能力となったのも本作が初。ツインバスターライフル(通常版)をフル改造することで、ローリングバスターライフルが追加される。HP以外の全ての性能が高く、二種類の強力なマップ兵器もある他、反撃無双もでき、ラスボスを一撃で倒せるレベルの火力も持つ。資金稼ぎのために幸運持ちのカトルが乗ることも多い。また、ウイングバインダーの拡大解釈かIフィールドが特殊能力としてついている。基本的に回避する機体であるため、あまり意識することはない。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
『α』より、ツインバスターライフルの攻撃力が若干上昇した。今回なぜか、ウイングガンダムウイングガンダムゼロ→本機とパワーアップする度に、HP装甲が下がっていく。
スーパーロボット大戦α外伝
5話から正式参戦という、歴代でも異例の速さ。今回からツインバスターライフルの演出が目標上空より発射するものになった。しかし通常版ツインバスターライフルの燃費が非常に悪化(最大EN110に対し、消費EN50)した為、気力を稼ぐ手段でもある雑魚戦が苦手に。その結果マップ兵器気力不足で使えない状況になりやすく、序盤の使い勝手は非常に悪い。
しかし、マップ兵器自体は最後まで通用するほど性能が高く、ツインバスターライフル(マップ兵器版)は弾数、初期から搭載済みのローリングバスターライフルは範囲に優れ、どちらも火力が高い。激励、もしくは強化パーツでENを補強するなどして、気力問題を解決できるようになってからが本番。特に後半、援護防御陣形を組んでいるボスと取り巻きを打ちぬく役に適している。パイロットは覚醒を修得するヒイロが適任。
シナリオではマリーメイア軍との決戦にてヒイロが乗ってクリア時にマップにいる場合のみ、原作再現イベントがある(本機の破損はしない)。未来編では搭載しているゼロシステムで迷子のマサキを探すというかなり変わった使われ方もされる他、先行して宇宙へ行く機体の1つにもなっている。本シリーズでは「真のオペレーション・メテオ」が一年戦争コロニー落とし以前にデキムから発案されたことになっており、これによりウイングゼロカスタムもファーストガンダムより前に開発が計画されていたことになるとカミーユが疑惑を持つことになるが、以降のαシリーズでこの件に触れられることは無かった。
ちなみに内部データには機体性能が大幅に向上し、ツインバスターライフルの燃費が解消された強化版らしき没データが存在する。
第2次スーパーロボット大戦α
長射程の全体攻撃マップ兵器の二種類のツインバスターライフルがあり、特にマップ兵器版は覚醒持ちと組ませれば簡単に敵陣を壊滅出来る程強力。全体攻撃版も反撃で敵を倒すのに有用。残念ながらローリングバスターライフルは削除された。シールドは装備していないが、防御時ウイングバインダーを展開して機体前面を覆う動作を取る。通常戦闘においてはツインバスターライフルの燃費は相変わらず極悪(無改造では2発しか撃てない)なのでENの改造は必須。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
「ウイングガンダムゼロ」名義で参戦。前作から性能が大幅に変更。ツインバスターライフルが単体攻撃になり、その代わりローリングバスターライフルが追加。気力が上がるまでは運用が難しいユニットになったが、ローリングバスターライフルは威力が高く、地形適応S・移動後使用可能・サイズ差補正無視・バリア貫通・全体攻撃という申し分ない性能。ただし、燃費が悪いので多用するとガス欠になり易い。また、必要気力が高く、ゲーム序盤では気力を上げる手段に乏しい為、使用出来ないシナリオも多いが、中盤からFIRE BOMBERが加入すると気力面の問題は解消される。小隊攻撃として「バスターライフル」が追加され、ツインバスターでの強力な援護も可能とあり、通常戦闘の選択肢は増えた。大群戦になる終盤でMAP兵器版も一気に価値を上げるため、やや晩成型だが強力な機体。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
第2次Z再世篇』からMAP兵器版ツインバスターライフルが削られ、加えてチームバトル制の作品においてのまさかのALL武器無しという扱いとなっている。機体性能は装甲値が100上昇、修理費が1000低下し盾を失った以外は前作のTV版仕様と同じ。ゼロシステムの計算式が前作と若干変わっており、命中と回避の補正が低下し、防御の補正が上がっている。
武装面も全体的に攻撃力が下がっている上デモも若干地味になったが、燃費は良くなった上ゼロシステムが健在なので火力自体は十分。注目すべきは前作で猛威を振るったローリングバスターライフルで、相変わらず弾数制のP属性と扱いやすく威力は前作から大幅に伸びている。今作におけるウイングゼロの売りはまさにこのMAP兵器にこそあり、マルチアクション+テンションレイザーのコンボをもっとも有効に活用できるユニットで、ヒイロの養成と機体の強化次第では1ターンで敵を壊滅させることすら可能。パーツ供給持ちのパイロットと組めば撃てる回数も増えるので、移動範囲を強化するためゲートジャンパーも欲しいところ。ALL武器が無い弱点は相方の武器をフル改造しておく事で補いたい。加速と闘志を持ち、アシスト武器の攻撃力、射程が比較的高いオズマ辺りがオススメ。あるいは、アシスト武器が優秀なためMAP兵器を撃った後はサブで運用するというのも良い。
乗り換え可能なため、序盤は優秀なエースボーナスの早期取得を狙いたいゼクスを搭乗させてMAP兵器を活用する運用もあり。
ウイングゼロから何の脈絡もなくこの姿になったため、初登場時は驚かれるもその後一切説明なし。誰も質問しようとすらしない。「イアンが改造してくれた」で特に問題なさそうなものだが、TV版と同機体という設定だったり、漫画版ではプロトゼロを原型とした別機体だったりで、扱いが難しく下手に触れられないのかもしれない。一応、驚いたというよりは違和感を感じているといった具合であり、扱い上は同機体であり、時空融合等の何らかの理由によるデザイン変化+仲間としては違和感はあるがその違和感がなんなのかまでわからないといった感じであると思われる。
また、シャアが和平を申し入れてきた際、ゼロシステムを使う為に本機を借りている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
待望のALL武器として、『第3次α』以来久々に通常武器版のローリングバスターライフルが追加されたが威力が無改造3500と異様に低い。雑魚散らし向きか。
前作『時獄篇』同様、MAP兵器を軸とした運用が基本となるが、威力の低下に加え今作は敵の耐久も高いので前作のようなMAP兵器による無双は難しくなった。先に周りのユニットで削る等の工夫が必要になる。
序盤は雑魚散らし向きだが、中盤以降で高威力のツインバスターライフル最大出力連射が武装に追加され、ボスに対しても役割を持てるようになる。
デザインの変化については天獄篇においても最後まで説明されなかった。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
中盤より参戦。今回、HPが普通のリアル系程度のため、運動性を強化して回避力を上げるのが無難。主力のツインバスターライフルは射程がやや短いが燃費はかなり良い。MAP兵器版のツインバスターライフルも弾数制なので使いやすい。しかし、本作もNT至上主義である為使いづらい。マップ兵器担当と割り切るのもあり。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
COMPACTとほぼ同様。本作は2回行動が廃止され、援護システムが導入されたため、NT勢との穴は多少塞がってきてはいる。燃費が良好で射程が長いため、援護攻撃で活躍できるのだが、ヒイロの援護習得レベルが、かなりの高レベルの為活かしきれない。援護をいかすならば、トロワが適任といえる。
スーパーロボット大戦COMPACT3
本作では乗り換え可能。「リーンの翼」を装備してもまともに運用できるほど機体性能は高い。ヒイロをはじめW系パイロットは能力が総じて高いため結構使えるが、射撃武器がメインというのが唯一のネック。パイロットは熱血が使えるヒイロまたはゼクスも良いが、トロワ援護を持ちゼロシステムを活かすために気力の上がりやすい得意を修得し、ステルスマント持ちのガイメレフ対策に必中も持っているのでオススメ。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
ヒイロ専用機。通常盤ツインバスターライフルは消費EN:50と燃費がかなり悪いため、考えて使わないとすぐにEN切れになる。マップ兵器版は弾数制。高威力のビーム兵器が主力武器の為、木連メカのディストーションフィールドを破るのに有用。ナデシコ系最終話で敵増援が多数出てくる時、対カトンボで重宝する。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
「ウイングガンダムゼロ」名義で参戦。ヒイロ専用機。グラフィックがパワーアップし、ツインバスターライフルの演出も磨きがかかっている。しかし、武器改造による攻撃力上昇値がリアル系とは思えないほど低く、最大改造でも2300しか上がらない(通常版ツインバスターライフルでも最大6200)というスタッフの私怨かと思うような酷い扱い。
マップ兵器役としては優秀なので、大型マガジンでマップ兵器版ツインバスターライフルとマシンキャノンの弾数を増やし、通常版ツインバスターライフルはアドバンス版同様必要な時に使うと良い。また、今作は飛べないMSの格闘武器は空に届かないものが多いため、無消費のビームサーベルは空の敵に有用。とは言え、通常戦闘が優秀なユニットとの差を埋められるほどのものではない。
フル改造ボーナスは"ゼロシステムが気力120で発動"とのちのLを彷彿とさせるもの。
スーパーロボット大戦R
ヒイロ専用機。ツインバスターライフルの消費ENが30に減ったため、使いやすさが向上したが最大攻撃力が主役機の中では低い。地形適応が陸:Bな事と、ヒイロの援護攻撃習得レベルが高い事が残念。2周目以降は改造段階が最大まで解放されるのである程度欠点を補う事が出来る。
スーパーロボット大戦W
「ウイングガンダムゼロ」名義で参戦。ヒイロ専用機。
第1部では早くから加入するが、第2部は中盤から。ガンダムデスサイズヘルにMAP兵器が追加されたためやや地味になったが、「魂」込みMAP兵器はデュオやゼクスでは真似できない利点。 
ツインバスターライフルは使う度に大気圏に突入してから狙撃する演出がある(元ネタはTV版)。なお本作で「プリベンターの告死天使」という二つ名が付いた。ゲーム内で敵兵士は大変恐れているが、ヒイロの「お前を殺す」のセリフは所謂『生存フラグ』なのでそれを知っているユーザーから見れば若干間抜けな二つ名ともいえる。[4]
なお、本作に参戦する各作品の主人公格の中で、唯一機体・パイロットともに第2部で一切の強化がされない(ちなみにW勢ではサンドロックにのみ武装追加がある)。そのため、強いのだが後半は見劣りしやすい。
スーパーロボット大戦L
加入は第32話と遅いが、スポット参戦で何度か姿を現す。ローリングバスターライフルの代わりに低燃費のバスターライフルが追加された。また、戦闘アニメの演出が変更された。MAP兵器が過去最悪の範囲の弱体化となっているが、ツインバスターライフルが射程8(フル改造ボーナスで射程10)で砲台としてはまずまずの性能で、ハインド・カインドあたりと組めばさらなる長距離射撃が可能となる。地味にゼロシステムの必要気力が120と低めになっている。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander
味方ユニットでは最速の移動速度を持ち、長距離戦を得意とするがHP・装甲共に最低クラス。無傷での戦闘は難しいバランスだが、少しでも被弾を抑えるように敵機とは必ず距離を取ろう。ローリングバスターライフル(表記はツインバスターライフルR)はヒイロの射撃レベル6以上で使用可能になる隠し必殺技。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
全味方ユニットの中で最高クラスの破壊力と広範囲の必殺技による殲滅力を誇り、ヒイロの射撃も最高値にまで上昇するため砲撃戦の要とも言える。欠点は味方にもダメージを与えてしまうシステムのため味方との連携を取ると、攻撃力の高さゆえ味方を撃墜してしまう危険性が大きい。

VXT三部作

スーパーロボット大戦X
通常版では『64』以来のパッケージイラスト登場となる。
武装面は『第3次Z天獄篇』からほぼ据え置きのまま(最大出力連射が無い程度)だが、マップ兵器版ローリングバスターライフルが隣接時の穴がなくなった代わりに射程1~2Pに縮小したため殲滅力は低下している。更に言えば今作にはもっと範囲の広いMAP兵器持ちが多く、実質SP40で再動を使える艦長がいる事もあってMAP兵器殲滅型としては目立たなくなってしまった。代わりにツインバスターライフル最大出力の攻撃力は他の主役系ガンダムの必殺技と同等で、大半のガンダム系が必殺技が途中で追加される中で最初から全ての武装が揃っているため序盤から頭一つ抜けており、ヒイロの突撃と狙撃で強敵を遠距離から強襲する戦法が取れる。
他のガンダム勢が中盤以降、改修や必殺技追加で順当に強くなる中W勢は本機を含めて何もないが、元々の攻撃力の高さとゼロシステムによる能力補正もあって最後まで十分一線を張れる性能を持つ。ツインバスターライフル最大出力の燃費の良さとゼロシステムを活かせる再攻撃、ゼロシステムの効果を引き上げる気力限界突破を養成するのがベスト。

単独作品

スーパーロボット大戦64
TV版ゼロをフル改造する(改造段階の限界が7段階なため、改造費用は比較的安く済む)と、本機に変化。パッケージに堂々と登場しているため、隠し機体かどうかは微妙。パーツスロットが1に減るが、スペックはF完結編とほぼ同等と非常に高い。カスタム化は本機においては良い事づくめなため、早期にフル改造することをお勧めする。また、W系パイロットの2回行動レベルが早まっているため非常に強力。戦力的にはF完結編同様、集中の使えるヒイロが良い。資金稼ぎをするなら、幸運持ちのゼクス・マーキスカトル・ラバーバ・ウィナーもオススメ。細かいところで、ポーズ自体はCOMPACTやA、Rと一緒だが、右手で武器を持ち、ビームサーベルは柄まで再現されている。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
ヒイロが搭乗。
スーパーロボット大戦X-Ω
2016年6月のイベント「足掻く生命」より実装。SSRシューター。素の能力では運動性が高く飛行可能なのでどんな状況でも足が鈍らない。意外にも攻撃力はSSRとしてはかなり低いが、最初からガンファイトを持つ上にゼロシステムでWAVEが進むごとに攻撃力に加え装甲と移動速度が上昇していく。加えてレベル30で魂を覚えるので実際の火力は十分。また、アビリティ「精密射撃」により全ての攻撃が敵を貫通するようになる。通常射撃でも直線上の敵をまとめて攻撃できるので雑魚戦でも手数不足になることはない。
代名詞とも言えるメイン必殺スキル「ツインバスターライフル最大出力」も高火力&広範囲と総合的な殲滅力は非常に高い。最大の問題は精密射撃の解禁がレベル65なので1回とはいえ限界突破が要求される点。サザビーやランスロットと異なり純粋にガシャで2機引き当てる必要があるため、相当な強運か投資が必要になる。Ver.2.0以降は限界突破素材の追加、レアリティ覚醒により幾分か難易度が下がっている。
2016年8月の征覇攻略ガシャ第1弾にて必殺技が「ローリングバスターライフル」の大器型SSRアタッカーが追加。2016年8月23日にユニット名がウイングガンダムゼロ(EW版)に変更された。こちらは敵陣に斬り込む関係か自機中心型のローリングバスターライフルを持つ。
以降は2017年4月のイベント「青い空と虹」にて大器型SSRシューターが、2018年10月のイベント「第3回スパクロフェスティバル」にてΩスキル搭載大器型SSRブラスターが追加。どちらも必殺スキルは非大器シューターと同じツインバスターライフル最大出力だが、攻撃範囲がフィールド全域となったため殲滅力が大幅に上がった。特にブラスターのΩスキルは天元突破グレンラガン[Ω]同様に消費コア数が増えるほど威力が上昇していくため、最大までチャージすればN征覇のボスクラスすら一撃で仕留めるほどの火力を持つ。
スーパーロボット大戦DD
ワールド5より登場。攻撃&命中タイプ。ゲームバランスの関係で運動性と防御力はかなり低めだが、攻撃力と命中は高く、更に射程3と長い通常攻撃の『ビームサーベル』とツインバスターライフルを使う必殺技の射程が全て4と攻撃タイプにしては珍しく長射程ユニットであり、有利なポジションから一方的に大ダメージを狙っていける。
さらにMAP兵器版のローリングバスターライフルは射程と移動力の増加で長所をさらに伸ばすことが出来る。
ただオート戦闘をさせると敵陣に突撃してしまう[5]という自分の長所を殺すような動きをすることに注意したい。運用するのであれば極力自分で操作するようにしよう。
クロッシング・パイロット第2弾では、ワールド5で入手していない状態でも第2弾第1話をクリアする事で入手できる。

関連作品

リアルロボットレジメント
使用可能ロボットの一体として登場。移動しながらバスターライフルを左右交互に連射し続けられるので非常に強力。
多段ヒットするタメ攻撃のツインバスターライフルや、必殺技のツインバスターライフル最大出力で複数の相手でもボス戦でも不足はない。移動スピードも速く高性能なユニットとなっている。

装備・機能

ゼロは5機のガンダムの中でも移動力運動性に秀でており、飛行可能であることが特徴である。『α』以降は、気力が一定値以上になると発動するゼロシステム特殊能力として扱われるようになった。

武装・必殺武器

武装

マシンキャノン
胸部上肩側に2門内蔵された4銃身式のバルカン砲。MSも容易に破壊する威力を持つ。
『DD』ではR必殺技に採用。メインアビリティは「全力攻撃I」で、気力120以上の時、与ダメージが増加する。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップI」。
ウイングバインダー
シールドとして機能する主翼。平常時はこのウイングバインダーの裏側にツインバスターライフルが分割された状態で収納されている。
『F完結編』『X』ではこれをシールドとしてシールド防御可能。
ビームサーベル
副翼を支えるフレーム部分に装備。ツインバスターライフルが強力すぎる分、通常戦闘での要となる。
『第2次α』では最大射程が2の為、強化パーツで射程を拡張出来る有用な武器だった。『W』ではマルチコンボ対応武器。
『時獄篇』ではモーションが変更された……が、良く見るとモーションがOGSにおけるサイバスターの「ディスカッター」とまるっきり同じ。スピードが違うだけである。『X』では更にモーションが変更され、切りかかる前の後の飛翔モーションが強調されている。更に飛び去っていくトドメ演出も追加されている。
『X-Ω』ではアタッカー版の通常攻撃に採用。また、必殺スキルとして、縦3マスの範囲攻撃の「ビームサーベル(強斬り)」としても採用されている。
『DD』では通常攻撃に採用。通常攻撃ながらも、切り抜ける際のモーションが非常に美しい。
ツインバスターライフル
2挺のバスターライフルを平行連結させたウイングゼロ最強の武器。その威力はウイングガンダムのバスターライフルの2倍以上で、最大出力ではスペースコロニー級(トーラス型で全長18km)の重量物質を中心のシャフトごと貫通し破壊するどころかさらに巨大な資源衛星さえも破壊可能な威力。さらに、従来のエネルギーカートリッジ式でなく機体本体ジェネレーターから直接供給されている為、本体のエネルギーが続く限り連続発射が可能。反面、発射の反動が大きく、長砲身の為取り回しは通常のビームライフルに劣る。設定では機体本体の最大内蔵エネルギーはコロニー破壊3回分となっており、最大出力ではウイングガンダム同様3回程度の発射が限度となる[6]。劇中では、どこに携行しているかは描かれなかった。この点については、ときた洸一の漫画版では背中に携行している一方で『敗者たちの栄光』では主翼裏側に懸架しており媒体によって解釈が割れている。
劇中のクライマックスで大統領府のシェルターシールドを正確に射撃して貫いたが3発めの射撃はヒイロがわずかに左にずらしていたためリリーナたちはすんでの所で助かったが機体は大破してしまう……。
スパロボでは高威力・長射程の主力兵器。マップ兵器版も当初から存在し、シリーズによっては全周囲攻撃型のローリングバスターライフルも存在する。ただし、作品ごとに燃費の良し悪しが激しく、Wの世界ではガンダムの使用するビーム兵器は出力が非常に高い事から水中でも使用できることになっているが、スパロボでは作品によって再現されていない場合がある。かつてはツインバスターライフルと、それ以外の武器の性能差が激しく、中間の取り回しやすい武装がないという欠点があったが、『第3次α』以降はツインバスターライフルを分割して使用する「バスターライフル」の追加によりその欠点は無くなった。
バスターライフル / ツインバスターライフル
ツインバスターライフルを分割して片方のライフルで射撃する。『第3次α』で小隊攻撃対応のPLA武器として追加された。
初期は「バスターライフル」という名称で登録されていたが、『第3次Z時獄篇』以降は「ツインバスターライフル」名義で登録されている。
『X-Ω』では「バスターライフル」名義でシューター版の通常攻撃に採用されている。また、必殺スキルとして連続攻撃の「バスターライフル(連射)」が採用されている。
『DD』ではSR必殺技に採用。名前は「ツインバスターライフル」に戻った。メインアビリティは「狙い撃ちII」で、気力120以上の時、照準値が増加する。サブアビリティは「必殺技威力アップII(ビーム)」。

特殊装備

ゼロシステム
操縦者の意識に膨大な未来予測データと、勝利のための戦術を直接脳内にフィードバックし、戦術実行を強制するシステム。しかし、勝利最優先で搭乗者の倫理観などを一切無視した戦術を強制するため、システムに従うのも逆らうのも強大な精神的負荷が発生する。
OVA及び劇場版ではゼロシステムの描写は無かったが、小説版ではアルトロンガンダムカスタムとの戦闘中にヒイロに指令を送っている描写があり、最初は「ツインバスターライフルを撃て!」という指令を送り続け、ダメージの蓄積により最終的には自爆(=相打ち)の指令まで送っていた。しかし、ヒイロの目的は「戦闘の勝利」ではなかったためそれらの指令をその精神力で全て無視し、ビームサーベルのみで戦闘を繰り広げた。最終的には海中に墜落する直前の一撃がゼロシステムの機器にダメージを与えたのか、システムが沈黙してしまった。
尚、ゼロシステムは任意でシステムの切り替えが可能なようで、劇中でもクライマックスのツインバスターライフルのロックオンのシーンでゼロシステムがオフになっていることを確認できる。
『敗者たちの栄光』での新規設定では、システムが起動するとユニコーンガンダムのように各部が展開するギミックが追加された。

必殺技

ローリングバスターライフル / ツインバスターライフル2
分割したバスターライフルを水平に持ち、機体を回転させながら最大出力で敵機を薙ぎ払う。
なお、現在の設定では本機ではローリングバスターライフルは行ってないと思われる。これは元々TV版のウイングゼロが行っていた攻撃であり、EW版は姿は違うとはいえその続編であったため「当然過去にカトルやトラントが行っているであろう」と各ゲームでも本モーションを採用していた。しかしEWの前史を描いた漫画「敗者たちの栄光」でプロトゼロが登場、ローリングバスターライフルはこちらの姿で使ったのみなので、結果的に捏造技の一種となったという解釈が出来る。
SRWではマップ兵器として登場することが多い。過去作品ではツインバスターライフル2という名称で、通常版ツインバスターライフルをフル改造する事によって追加される武装であった。『第3次α』ではP属性の全体攻撃で強力だが必要気力140がネックである。ゼロシステムの発動気力も140なので「ゼロシステムが発動しないと撃てない必殺技」と覚えておくと運用しやすい。
一方で『第3次Z』ではマップ兵器版のみの登場で全体攻撃版は無かったが、天獄篇で追加された。全体攻撃版は従来の演出と異なり敵タッグの間に入り込み少し浮いて一周だけ回転しつつビームを照射する物で、バスターライフルの照射範囲、ビームの出力、照射時間が抑えられているものになっており、攻撃力も抑えられたものになっている。
『X』でも移動後攻撃可能で使いやすい通常版があるのだが、『第3次α』の演出をリファインした物を使用しているため、対複数用の攻撃方法を単体相手に使うというわけのわからないことになっている。
『X-Ω』ではアタッカー版の必殺スキルとして採用。
『DD』ではSSR必殺技に採用。やっぱり単体相手に使っている。メインアビリティは「ウイングバインダー」で、攻撃力・照準値が増加する。さらに必殺技命中時に2アクションの間、敵ユニットの運動性を減少させる。サブアビリティは「運動性アップIII」。
またマップ兵器版もSSR必殺技に採用。どうやっているのかは不明だが、敵味方識別有り。メインアビリティは「回転照射」で、攻撃&命中タイプの移動力が1、MAP兵器以外の最大射程が1、照準値が増加する。自分のアクション毎に攻撃力が増加する。気力上限が増加する(効果は重複しない。効果の最も高いもののみ有効)。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(ビーム)」。
ツインバスターライフル最大出力
ツインバスターライフルを最大出力で発射する。スペースコロニー級の重量物質でさえも破壊可能な威力を持つ。
スパロボでのツインバスターライフルは基本的にこれであり、「ツインバスターライフル」と表記される。『第3次Z時獄篇』以降の作品ではツインバスターライフルを分割する攻撃の名称が「ツインバスターライフル」になったため、こちらの攻撃は「ツインバスターライフル最大出力」へと変更された。
本機のメイン兵装で長射程、高威力が売りで、反撃戦法を取るのに向く。作品により燃費の差が激しく、一部作品(『A』『α外伝』『第2次α』等)では劣悪なため、非常に使い辛い作品も存在する。ただし、近年の作品では低出力版の登場もあり、燃費も改善されてきている。『第2次α』では全体攻撃武器だが第3次αでは下記のローリングバスターライフルの追加により単体攻撃になった。使用時はパイロットごとに専用台詞が用意されている。
W』では撃つ度に大気圏に突入というツッコミどころ満載の演出がある(『L』では別演出に変更になった)。過去作品では「ツインバスタービームライフル」と表記されていた。
マップ兵器版は方向指定型で、攻撃範囲は一直線型、二本の直線型、二本の直線型+αと作品によって変化する。『第2次α』『第3次α』では射程9。『A』『R』では射程7。
『X-Ω』ではシューター版の必殺スキルとして採用。大器型シューター版・ブラスター版では「ツインバスターライフル最大出力(全範囲)」となっており、名前の通り攻撃範囲がエリア全体へと変化する。
『DD』ではSSR必殺技に採用。メインアビリティは「ゼロシステム」で、照準値が増加する。さらに自分のアクション時に移動せず攻撃した場合、必殺技威力が増加する。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(ビーム)」。
ツインバスターライフル最大出力連射
『第3次Z天獄篇』で追加された最強攻撃。文字通り、最大出力のツインバスターライフルを三連射する。シェルターを破壊しようとした連射攻撃とEW本編冒頭のリーブラ撃ちの再現。

オプション装備

全てSRW未登場。

メッサーツバーク
漫画『敗者たちの栄光』に登場する追加装備。ツインバスターライフルに取り付ける強化ユニット。ツバークとは「小人」の意味で、ウイングガンダムプロトゼロの開発時のコードネームが「白雪姫」だったことに由来する(6つのツバーク+バスターライフルで「七人の小人」)。
ドライツバークバスター
メッサーツバークを3丁取り付けて発射するツインバスターライフル。ゼロシステムがゼクス・マーキスに干渉して見せた夢で使用している。
ゼクスツバークバスター / ドライツバーク×2(ドッペルト)
メッサーツバークを6丁取り付けて発射するツインバスターライフル。同作最終話でリーブラ撃ちを行う際に使用。その威力は小説FT、ゼクス・レポートでは月の形が大きく変わってしまうほどであった
ウイングシールド
漫画『敗者たちの栄光』に登場する追加装備。TV版からデザイン変更時にオミットされた装備を復活させたもの。『敗者たちの栄光』と『GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE』の2種類のデザインが存在するが、どちらも設定上は同じものと解釈される。
なお、『敗者たちの栄光』にて本機が変形機構がないのは本装備が失われている為という設定が同作で追加されている。
シールドツバーク
メッサーツバークをシールドに装備した状態。バンダイの完成品フィギュア『GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE』が初出。
ビルゴII用ビームライフル
映像作品『GUMDAM EVOLVE../7』で破損したツインバスターライフルの代わりに装備した。

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。盾装備は『F完結編』以降ずっと採用されていなかったが、『X』にて復活した。
ゼロシステム
『α』から特殊能力として実装。気力が一定以上になるとパイロット能力が強化される。
Iフィールド
『α』『α外伝』にてなぜか実装。ちなみにガンダムWの世界にはプラネイトディフェンサーというバリアはあるがIフィールドは存在しない。
ウイングバインダーをアクティブクロークのようなシールドと解釈した影響か。(当時のプラネイトディフェンサーはIフィールド扱い。)

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

カスタムボーナス

ゼロシステム気力120で発動
A PORTABLEで採用。
特殊能力「ゼロシステム」の強化
第3次ZXで採用。ゼロシステムで追加される能力値に補正がかかる。

機体ボーナス

初期:照準値 +5、空A
5段階:照準値+15、空S、射程+1
10段階:照準値+25、空S、射程+2
Lでの機体ボーナス。

機体BGM

「WHITE REFLECTION」
初出はα。
「LAST IMPRESSION」
第3次Z以前は主にこちら。

対決・名場面

飛翔
ヒイロの手で再起動させられたウイングガンダムゼロは閉じていた翼を展開。宇宙空間に白い羽根を舞散らせた後、リリーナ救出のために地球に向かう。
アルトロンガンダム(EW版)
地球に向かうウイングゼロの前に五飛のアルトロンが立ちはだかった。ウイングゼロは機動力を活かして、アルトロンと互角の格闘戦を展開。
大気圏突入時、ウイングゼロは翼の機能を用いて、無事に大気圏突入を果たすも直後のアルトロンとの戦闘ではヒイロが戦いを放棄したためにダメージを受けて海中に落下してしまう。
この戦いではゼロシステムは格闘戦は不利として、ツインバスターライフルの使用を指示しているのだが、ヒイロはそれを無視して戦い続けている。
地下シェルター連続射撃
再び立ち上がったウイングゼロはマリーメイア軍が立て込もる大統領総督府の地下シェルターに対し、リリーナがいることを承知の上でツインバスターライフルの連続射撃を行う。サーペント部隊の連続射撃を浴びながらも撃ち続けた末にウイングゼロは大破してしまうもシェルターの破壊には成功。

関連機体

強化型・バリエーション機

ウイングガンダムプロトゼロ(SRW未登場)
漫画『新機動戦記ガンダム Endless Waltz 敗者たちの栄光』(SRW未参戦)に登場するウイングガンダムゼロの改修前にあたる機体。見た目はほぼTV版デザインのウイングガンダムゼロ
本機に外装の変更や最新型のウイングバインダーの搭載、ツインバスターライフルの改修等さまざな強化を施したのが本機の為、旧称の「ゼロカスタム」はあながち間違いではないという事になる。
ウイングガンダムスノーホワイトプレリュード
白雪姫のプロトタイプとされる機体。外見はゼロカスタムの要素を多く含んでいる。
白雪姫(SRW未登場)
新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』に登場する機体。プロトゼロに酷似しつつ白い翼を有している。

関連機

ウイングガンダム (EW版)
本機の設計思想を最も反映し、デチューンされた機体。独自に変形機構が加えられている。
ガンダムデスサイズ(EW)ガンダムヘビーアームズ(EW)ガンダムサンドロック(EW)シェンロンガンダム(EW)
本機を元に設計された。

スパロボシリーズでの関連機体

ダブルオーガンダムダブルオーライザー)、ダブルオークアンタ
Zシリーズにおける兄弟機。ゼロシステムはこちらに搭載する予定だった。
ウイングガンダムゼロリベリオン
『DD』の「クロッシング・パイロット」イベントの第2弾として登場したSRWの半オリジナル機体。
コードギアス 反逆のルルーシュ』のゼロが搭乗する。カラーリングはゼロの機体をイメージした黒と金そして赤い翼に変更されている。

余談

  • 女性ファンの意見を参考にしたといわれる[7]天使をモチーフとしたその美しい造形故に、ガンダム愛好家からの人気はベスト3に入るほど高い。
    • 野球界でも屈指のガンダム愛好家として有名な落合博満氏も、最も好きなMSに本機の名を挙げている。
  • 上述の通り、本機はテレビ版デザインと異なり、バードモードへの変形がオミットされたが、『ムシャ戦記 光の変幻編』では、ウイングガンダムゼロカスタムがモチーフの武者ウイングゼロにゼロバードと呼ばれるバードモードへの変形機能を持たせている。
    • ときた洸一氏のギャグ漫画『がんばれ!ドモンくん』では、専用シールドを装備してネオバード形態へ変形する話が描かれている。…が、ヒイロからは「カッコ悪い」と不評であった。
    • その後、メディアミックスに伴う新設定としてこの「シールドを装備していれば変形可能」というアイディアを取り入れ、新規設定のネオバード形態へ変形可能になり、漫画『敗者たちの栄光』への登場や商品化が行われた。
    • OVA版発売時点から特に大きく変わったのはコクピットの位置で、現在は胸部上面装甲がハッチとなりコクピットはサーチアイの後方に位置しているが、OVA時点ではコクピットは腹部に位置しており、ハッチもTVと同様に腹部の装甲が展開する形となっていた。
  • 武装はバルカン、ビームサーベル、2丁のバスターライフルと少なく、他作品のロボットのように複数武器でのコンビネーション技がスパロボでは無いために『第3次Z天獄篇』発表会にてヒイロの声優緑川光氏はそれをぼやいていた。
    • ただし、『敗者達の栄光』でガンダム各機に追加武装が設定されていることから、今後スパロボにおいてそれらが追加される可能性が無いとは言えない。実際、『ジージェネレーション クロスレイズ』ではウイング以外の初期ガンダム4機とトールギスに『敗者達の栄光』の追加武装を装備した物が登場している。
  • ワンダースワンカラー専用ソフト『SDガンダム ジージェネレーション モノアイガンダムズ』のMS図鑑にて「エンドレスワルツ用に再デザインされたウイングゼロであり、べつに○ッター線を浴びて姿が変わったわけではない」とガンダムオンリーのゲームでありながら、外見が大きく変わった事についてスーパーロボット大戦F完結編マジンカイザー誕生のエピソードを引き合いに出して例えられていた。
    • 当時より権利関係が厳しくなったためか、後年『ジージェネレーション クロスレイズ』の初回特典として付属した同作の移植版においてはその文面はカットされている。
  • 前述のように『AP』においてはツインバスターライフルでも最大攻撃力が6200(トールギスⅢの最大改造時ビームサーベルと同じ)しかない、燃費が悪い、ヒイロのエースボーナスが機体にフィットしないなどかなりの弱体化となっている。しかし、したらば掲示板ではそれでも使える機体との当サイトとは真逆の評価をされており、それをまとめた『ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~』では賛成派と反対派との編集合戦が発生している状態である。

脚注

  1. 例えば、『EW』に登場するウイングガンダムゼロを指す俗称として「ゼロカス」がある。
  2. カトキ氏は1997年に刊行された学研のムック誌上で「『EW』を視るファンへのサービスを充実させた結果」とも述べている。
  3. 変形プロセスはTV版ゼロとは若干異なり、ウイングガンダム (EW版)に近い。
  4. もっとも、言われた相手が生き残っているからこそ、見た目だけではなく発言を取り入れた二つ名が付けられ広まっているとも言えるが。
  5. 一応最大射程ギリギリを維持するようには動いてくれるが、あくまで敵陣を考慮してなどではなく狙ってる敵だけに対してであり、他の敵に隣接してしまうことも…。
  6. また、それ以外にも反動の問題から最大出力では3発以上は機体が耐えれないとする資料や、TV版よりパワーアップしているとする資料も存在する。
  7. デジキューブ『スーパーロボット大戦α外伝攻略本 魂!!』319頁。

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