Hi-νガンダム
Hi-νガンダム | |
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登場作品 | |
デザイン | 出渕裕 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | ニュータイプ専用モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | RX-93-ν2 |
全高 | 20m |
重量 | 27.9t |
動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | ロンド・ベル |
主なパイロット | アムロ・レイ |
Hi-νガンダムは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』の登場メカであり、同作の主役メカ。
概要
Hi-νガンダムは『逆襲のシャア』の小説版『ベルトーチカ・チルドレン』に登場するνガンダムに当たる機体で、作中では名前も「Hi-νガンダム」ではなく「νガンダム」と表記されている。単色イラストの挿絵1枚[1]で全体像は不明であったが、1990年のホビージャパンで行われた特集で本機の全体像を出渕氏が描き、「Hi-νガンダム」と名付けられると共に現在の姿が形作られた。
その後、1998年8月15日にメディアワークスから発行された『データコレクション(7) 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にて、改定されたHi-νガンダムの全体像のイラストが公開され、CCA-MSVとしての設定が改定された。同時に、同小説に登場したMS「ナイチンゲール」もサザビーの発展型として記載されている。これにより、現在のHi-νガンダムの設定は完成を見た。
初めて映像作品に顔出ししたのは1999年に発売された『リアルロボット戦線』からで、さらにゲーム『SDガンダム GジェネレーションZERO』にも登場し、この頃から徐々に認知度が上がっていった。
ベルトーチカ・チルドレン
元々は地球連邦軍がアナハイム・エレクトロニクス社に開発させていたモビルスーツ。それをブライト・ノアがロンド・ベルに赴任する際に手土産として本機がロンド・ベルに配備されるように手配し、さらにアムロが自ら設計したサイコミュを搭載して制式採用とした。
その後、鹵獲したネオ・ジオン軍のサイコ・ギラ・ドーガ(SRW未登場)からサイコフレームを移植し(その方法はサイコフレームを直接切り取りコックピット周辺にそのまま溶接するという大胆な方法)、性能を強化している。というのも、このベルトーチカ・チルドレンでは明確にナイチンゲールより性能で劣ると設定されており、コミカライズ版では調整不足どころか基礎塗装すら終わっていない未完成状態であった。
サンライズが公式設定としているのはこちらの方である。
CCA-MSV
νガンダムの発展型とされるモビルスーツ。νガンダムが3か月で急造された機体であるのに対し、本機は充分にテストを行った上で完成された機体である。
背部にファンネルラックやロングテールスタビライザーを装備するなど、性能の強化が図られている。アムロ・レイの搭乗を想定していたが、彼がシャアの反乱で行方不明になったため、搭乗する事はなかった[2]。
SRWのロボット大図鑑ではこちらの設定が書かれている。
その後
2007年にはサンライズにより公式設定化され、プラモデルも発売された。その際出渕裕氏よりリデザインされたのだが、旧設定に比べてνガンダムとの系譜をより意識したスマートな印象となったため、ファンの間では賛否両論となった。
紫と青の二種類のカラーリングが存在しており、現在の公式設定では青色が採用されている。ファンネルのグラデーションが目を惹く紫のカラーリングを好む人もいる一方で、落ち着いたトーンで統一された現在の配色も支持を得ている。
公式設定化以降は他ゲーム媒体などでもリデザインのものが登場するようになり旧デザイン版はあまり見られなくなったが、立体物においては2014年発売の「ROBOT魂」や「マスターグレード Ver.Ka」、2017年発売の「METAL ROBOT魂」などは旧デザインを彷彿とさせる、がっしりとした体形で商品化されている。特にVer.Kaは旧デザインにリデザインで追加された設定が逆輸入されている他、「シナンジュ・スタインのデザインベース」である事を考慮して、逆算する形でビーム・トンファー等の要素も追加された。関連書籍などの紹介ページにおいても、基本的には新画稿と小説版の設定が掲載されるが、現在でも旧画稿とCCA-MSVの設定が掲載されることがあり、中には新画稿とCCA-MSVの設定を同時に掲載しているケースもある。
登場作品と操縦者
SRWではマジンガーにおけるマジンカイザー、ゲッターにおける真ゲッターロボと並ぶ、初代主人公の最終後継機としてアムロと共にファンに愛され続けている。ただし、他の御三家の最終後継機はもっぱら無条件入手だが、本機に関しては隠し機体として入手する事が多い。その代わりか、戦闘アニメは良質になる事が多い。 本来はνガンダムと同一機だが、スパロボでは別の機体として入手できる。そのため、余ったνガンダムを他のパイロットに回す(あるいはアムロをνガンダムのままにしてこちらに他のパイロットを乗せる)ことで総合的な戦力の向上を図れるのも魅力。
『第3次α』以降は、νガンダムに本機の性能が反映された形になっているため長らく参戦していなかったが、『X』にて復活となった。
余談だが、登場タイトル全てに言えることだが、スパロボの仕様上『別機体扱い、νガンダムから乗り換え』しているが、サンライズ版の公式設定はνガンダムと同一機である。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。隠し要素を満たせば入手可能(熟練度によってHWS換装パーツとの2択)。武器面はνガンダムと比べ全体的な攻撃力と主力武器の弾数が増加し、フィン・ファンネルは空適応がAになり必要気力が105に低下した。だが機体面ではそれほど強化されておらず、武器改造時の攻撃力上昇率は下げられているためフィン・ファンネルの最大攻撃力は逆転されるなど、総合的にはνガンダムを少し強くした程度に留まっている。また、ほぼ撃ち放題だったビームキャノンは弾とENの両方消費型になった上に、最大弾数4と異常に少ないため使いにくくなった。
- 戦闘アニメは非常に力が入っており、特にサーベルやライフルは他とは一線を画している。また、アムロは機体名を口にする台詞が多くなり、これによりHi-νガンダムの人気が急上昇した。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 隠し要素で第38話「星の屑、再び」でアムロをリ・ガズィに乗せてMS形態でサザビーと一度交戦すると、第43話「スーパーロボット軍団、怒りの大反撃!!」終了後に入手できる。なお、「νガンダムと量産型νガンダムの運用データを元に作られた」とチェーンに言われており、少なくとも前作のHi-νガンダムとは別機体である模様。
- 今回からハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーを装備するようになり、機体性能もνガンダムより数段上。フィン・ファンネルが消費EN50、必要気力105で全体攻撃可能、α外伝の劣悪だった地形適応が嘘のように全地形適応Sで、スーパーロボットにも引けをとらない鬼火力を出す。νと違いフィン・ファンネルの必要NTレベルは5と少々高めだが、入手時期のエースニュータイプなら充分使用可能レベルに達しているはず。ただ最終話は敵が小隊員を連れず単独で登場するので、全体攻撃の強味がかえって邪魔をする。
- 引き継ぎは無く無改造で加入するが、改造すればそれに見合った活躍はしてくれるだろう。強化パーツは継戦能力向上とフィン・ファンネルの燃費を考慮して補助GSライドを推奨、パイロットにもEセーブがあると尚良し。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 隠し要素で第53話「出航! 銀河殴り込み艦隊!!」でアムロとブライト・ノアの総撃墜数合計が120機以上なら出撃前に入手。フィン・ファンネルの戦闘アニメが新規に描き下ろされた。性能は『第2次α』とさほど変わらないが、フィン・ファンネルについては消費EN15にNTL4という超お手軽仕様。機体性能と移動力の高さは一級品で改造引き継ぎもあるので、使う価値は十分にある。ただ額面攻撃力だけ見るとZZガンダムやウェイブライダーに劣り、フルアーマーZZや試作3号機には単純な火力で敵わない。また特殊効果の類が一切ないので、サイズ差補正無視や直撃が必要になるだろう。
- 「Hi-νガンダムは伊達じゃない」と喋るのはハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーのみ。『第2次α』と比較して加入時期がかなり遅いが、今作ではνガンダムの改造を引き継ぐので、空いたνガンダムに他パイロットを乗せれば無駄がない。
- 15段階改造の話だが、武器改造段階の違いからニューハイパーバズーカがフィンファンネルより攻撃力が上になる。武器はHWSより一段強い程度に収まり、最大攻撃力はキュベレイMk-IIと同値とやけに低い。(相対的に)弱くなる方向にスペシャルである。小隊員としては十分に強いが、小隊長としては火力面で問題を抱えることになる(スペシャルモードなので不要な心配だが)。
- 余談だが、『第2次α』からフィン・ファンネルのセリフが差し替えになっているが音声を使い回しているためか「当てて見せる! フィン・ファンネル! 当てて見せる!」と、2回同じことを繰り返すなどセリフの繋ぎパターンがおかしいことがある。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- スーパーロボット大戦IMPACT
- ゲーム中には登場しないが、没データが存在。『IMPACT』でのグラフィックは『α外伝』の流用である。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 中盤の「戦場の父 戦場の子」から使用可能。今作で初めて無条件入手になった。
- アムロかシャア・アズナブルでフィン・ファンネルを使うとララァ・スンのカットインが現れる。また、カミーユ・ビダンならフォウ・ムラサメ、ジュドー・アーシタならエルピー・プルとプルツーに変わる。
- νガンダムや量産型νガンダムとの合体攻撃があるが、通常のフィン・ファンネルと攻撃力はほとんど変わらないため、使うことはあまりない。ただし、切り払いや撃ち落としをされないという利点がある。今回はハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーが装備されていない。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- 『ベルトーチカ・チルドレン』名義。リデザイン後初のSRW参戦。また、限定版ではパッケージイラスト初登場となった。今回は無条件で入手可能。
- 今作ではクンパ・ルシータが争いを激化させる為、ヘルメスの薔薇に残る設計図から完成させたνガンダムの発展形ということになっている。アムロは元の世界でこの機体に乗る事になるかはわからないと言っている。
- νガンダムと比較すると、実は性能はνガンダムにHP+100、EN+10、攻撃力+100されただけとほとんど変わらない。しかしサイコ・フレームが発動しなければ攻撃力が低いνガンダムと違い、ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーの追加で気力が低い状態でも高い火力を持ち、またフィン・ファンネルの最大射程がνガンダムより1増えて8になっているため、より長距離攻撃手段の充実した機体になっている。
- νガンダムと違い、フィン・ファンネルとオールレンジ・アタックをはじめとした主要武器がEN式になっているため、νガンダムに合わせてアムロにBセーブを習得させると無駄になるが、本機の最強技にはνガンダムと違い、ガンダムF91と同様にパイロット制限がない。そのためニュータイプ技能持ちの他パイロットにHi-νを譲り、アムロには本機に乗せないほうが部隊全体の強化になる。そのため逆にEセーブを覚えさせない方が良い。νガンダムから改造を引き継ぐため、予め強化しておけば即座にエースユニットとして使い回せる。
- 元の搭乗機であるクロスボーン・ガンダムX1フルクロスがNT技能を必要としないトビア・アロナクスが代表例。或いは突撃を習得し、エースボーナスを含めてより射撃向けのシーブック・アノーを乗せるのも良い。その場合余ったF91にトビアを乗せれば集中が無い欠点を分身で補えるのでより無駄が少ない。
- エンディングではアムロの元居た世界には持ち帰られず、アル・ワースに投棄される事となった。
- スーパーロボット大戦T
- 参戦はルート次第だが第44~45話で、今回も無条件で入手し戦闘中にアムロがνガンダムから乗り換える。武装にトラップ・コンビネーションが追加されたが、相変わらず空B武器が多い。機体性能も『X』と同様にνガンダムと大差がない。
- やはり、本作でもアムロはνガンダムに復帰させて、他のニュータイプに預けた方が戦力に無駄が出ない。なお、本作では強化人間ではNT専用武器の射程延長やカスタムボーナス等が適用されないので注意。改造こそ引き継ぐが、ヴェルビンとは事情が違っている。乗せるのであれば専用武装の射程が短くなったカミーユ(NTLvが6以下の場合)か、素の機体のパンチ力が足りないハマーン辺りか。ただし、47話ではアムロがHi-ν、その他のNTパイロットも機体固定での強制出撃があるので注意。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年3月より『X』発売を記念し、イベント『時代を継ぐ者』の特効ユニットとしてSRディフェンダー・大器型SSRディフェンダーが実装。『ベルトーチカ・チルドレン』名義。
- 大器ディフェンダー版は生存している味方ユニットの数に応じて能力がアップするアビリティ「守るべき者」を筆頭に、優秀なアビリティを取り揃えたオールラウンダー。
- アリーナでは全体的にブラスター版νガンダムの上位互換的なアビリティが揃い、支援攻撃・一斉攻撃アビリティも健在。が、「全画面を攻撃する必殺スキル『フィン・ファンネル(特大範囲)』を失った」「ディフェンダーなので必殺コアを選ぶ」「基本3タイプの相性に影響される」など弱体化した部分もあり、一概に上位互換とは言い切れない性能に落ち着いている。
- 2018年12月のイベント「起死回生のシャア」にてΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。こちらはディフェンダー版に比べ基礎能力が向上しているほか、広範囲かつ防御アビリティをほぼ無効にできる通常攻撃による殲滅力の高さが特徴。アリーナではPアビリティの補正なしでも凄まじい命中率と回避率、回転速度を持つ。さらに必殺スキルも特殊装甲以外をほぼ無力化でき、火力も極めて高い。反面、支援・一斉攻撃が失われたほか特殊装甲が抜けない、育成しないとタフネスやゲージ減少無効が付かないなどの弱点を持つ。特にビーム無効の特殊装甲を持つエルガイムMk-II(大器型ディフェンダー)やアカツキ(大器型シューター)、フルアーマーΖΖガンダム(大器型ブラスター)が天敵。2019年12月の修正にてΩスキルに特殊装甲解除が追加されたほか、特殊回避や超命中も追加されたことで命中・回避ともにさらに磨きがかかったが、Pアビリティの構成上速度の上昇幅が低く、超高速の必中付き多段必殺が飛びかう現在では当初ほどの強さはない。
- 2020年10月のイベント「その生命の輝きは」では大器型SSRブラスターが追加。必殺スキルが「ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー」となった。
- 2021年1月のイベント「兵たちの足跡」では極型SSRブラスターが追加。他の極型ユニットとは異なり、必殺スキルが通常のΩユニットの流用ではない新規の「ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー」となっている。また、ナイチンゲール[Ω]とのXΩスキルに対応しており、XΩユニットも同時に追加されている。最後発のユニットだけあって攻撃面では必殺スキルで守護以外無効[3]、特殊回避無視、超命中により耐久頼みの相手は問答無用で落とし、防御面では特殊回避と必中無効で相手に特殊回避無視がない限り確定回避、特殊回避無視に対しては特殊回避所持時の高い軽減率によりノーダメージ、さらにエースPPにより弱点であった初速の遅さも完全に克服されており、攻守両面に隙の無い超高性能機。ただし単独では侵蝕がないため、HPが多く被弾回復を持つサガ・ザ・グレート7などが天敵。また、守護が抜けないことと狙撃がないため守護下にいる相手や非対象無効の相手には数手遅れること、特殊回避を使い切るとダメージを受けること、Hi-ν同士だと互いにダメージを与えられず千日手になってしまうのが欠点。
- スーパーロボット大戦DD
- 1章Part13よりアムロの乗り換え機として参戦。攻撃&回避タイプ。『ベルトーチカ・チルドレン』名義。デザインが2019年発売の「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> Hi-νガンダム ~ベルトーチカ・チルドレン~」のものになっている。
- 機体性能は照準値が大幅に下がり、防御力が若干下げられた代わりにHP、攻撃力、運動性が底上げされている。特に運動性は実装時点では最高値。通常攻撃の射程が4のままのため、敵の攻撃を回避しきれない時にはアウトレンジに切り替えることが出来る。武装面では「フィン・ファンネル」と「ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー」の2種類にマップ兵器版が実装されているマップ兵器の鬼。単独版の必殺技もいずれも優秀で、必殺技の装備枠が足りなくなるため使い分けが要求される、という贅沢な悩みがある。
- 本作ではフィフス・ルナ落下阻止後のネオ・ジオンの動きに危惧感を憶えたブライト等の進言で予算を組まれて建造されている。またPart13ではアクシズ落下阻止作戦時はこちらにアムロが乗り込んでいるため、本機対サザビーという『第2次α』以来の対戦カードとなる[4]。
- スーパーロボット大戦30
- シーズンパス「DLC1」にて追加参戦。『ベルトーチカ・チルドレン』名義。
- 戦闘シーンが刷新。『DD』同様に「METAL ROBOT魂」のデザインとなっている。νガンダムから改造段階を引き継ぐ。
- 武装面ではオールレンジ・アタックのような乱舞系攻撃はなくなり、ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーが最強武器。νガンダムとの差別化からかフィン・ファンネルは移動後使用可能となっている。
- X・Tとネックであったνガンダム最強兵器「オールレンジ・アタック」の使用パイロット制限がなくなったためにアムロを乗せる運用も考えられるが、ガンダム→νと最強武器が残弾制だったのでこれを前提にBセーブを習得させる育成をした場合はアムロとは噛み合わないというのは相変わらず。
- 本作で本機と相性がいいのはデフォルトのフルアーマー百式改が1.5線級ユニットであるクワトロ。突撃とハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーの相性が良く、P兵器になったフィン・ファンネルは彼のプレッシャーを活かしやすい。
- 本作ではパイロットとして成長し続けるアムロの能力に対して、シャアの動きに合わせて急造で設計されたνガンダムでは限界反応を超えて対応しきれなくなってきたため、新たに用意された機体という扱い。オリジナル設定として、本機の学習回路にはテム・レイが研究していた回路をベースにアナハイムが発展させたものを搭載している。また、本機に使用されているサイコ・フレームはシンギュラリティ・ワンの一部が使用されている可能性があることがシナリオにて語られる(ベルトーチカはあくまでも眉唾の噂と語ってはいるが)。
- なお、2021年11月17日追加時点では戦闘演出で機体が透明になるバグが発生している(switch版で確認)。他にも戦闘アニメの読み込みが遅い、戦闘アニメ終了後にUIの表示が一瞬おかしくなる等の不具合が発生している。
- サイド「怒りの魔神」などアムロが強制出撃するミッションでは、Hi-νガンダムを既に入手していたとしても、アムロはνガンダムで強制出撃する。
関連作品
- リアルロボット戦線
- 味方専用機。いずれのルートでも入手できる。ファンネルはSRW同様長射程だが、Iフィールドを持たない。
- Another Century's Episode: R
- 使用可能機体。
装備・機能
能力的にはνガンダムの能力を更に向上させた能力値で、ガンダム系最高峰の機体。νガンダム同様宇宙での戦闘能力が高く、地形適応・宇宙Sである事が殆ど。
武装・必殺武器
- 格闘
- 『ベルトーチカ・チルドレン』では映画版のνガンダムと同等かそれ以上の激しい格闘戦も行っているが、SRWでは一部武装の演出に組み込まれるに留まっている。
武装
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵された武装。薬莢は飛ばさない。
- 腕部マシンガン
- 右腕に内蔵されているカートリッジ式の実弾兵器。リデザインされた際に追加された。
- SRWでは単独で武装欄に登録されておらず、『X』『T』ではオールレンジ・アタック、『30』ではフィン・ファンネルの時に使われる。
- シールド
- 表面はνガンダムの物とほぼ同じ形状だが、裏面は異なっている。リデザイン後は迷彩パターンのようなカラーリングとなっている。左腕に1基装着。
- ビーム・サーベル(カスタムタイプ)
- ファンネルラックに1本ずつマウントしている。柄尻からもビームを出せるカスタムタイプ。出演作にもよるが、毎回制作スタッフの気合いの入った派手なアニメーションが特徴的。
- α外伝:横薙に斬り抜け背後からキック、最後に逆手に構えての突き刺し。
- 第2次α:斬り上げからシールド殴り、柄尻部のサーベル斬り、再度シールド殴り、最後に渾身の袈裟斬り。
- X:横薙に斬り抜け、最後に逆手に構えての突き刺し。『α外伝』を意識した構成となっている。
- X-Ω:通常攻撃に採用。
- DD:斬撃属性のR必殺技。メインアビリティは「高機動I」で、サブアビリティは「攻撃力・運動性アップI」。
- ビーム・サーベル(予備)
- 左腕に1本マウントしており、νガンダムと違って外部に露出していない。
- ビーム・ライフル
- メインウェポン。νガンダムの物と形状が異なっている。
- 『DD』ではビーム属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「カウンターI」で、サブアビリティは「攻撃力・運動性アップI」。
- ニュー・ハイパー・バズーカ
- νガンダムの物と形状は同じ。口径は280mm。
- SRWでは「ハイパーバズーカ」名義の事が多かったが、『X』では正式名称になった。
- 『DD』では実弾属性のSR必殺技。メインアビリティは「高機動II」で、サブアビリティは「攻撃力・運動性アップII」。
- フィン・ファンネル
- νガンダムと同様のものだが、背部左右のファンネルラックに各3基づつ装着されており、機体左右の重量バランスが改善された上にνガンダムでは不可能だったフィンファンネルへの充電・再使用も可能となっている。『X』以前のHi-νの最強武器。
- 後年書かれた漫画『機動戦士ガンダム ANAHEIM RECORD』ではファンネルラックはコンバーターブロックになっており、パイロットの負担を抑制しつつ感情をファンネルに適切に繋げる役割を持っていることが描かれている。
- 再充電が可能になったという設定に伴って、弾数制である場合が多いνガンダムと違い、こちらはソーシャルゲームを除き全てEN制となっている。
- 『第2次』『第3次α』では地形適応が全Sになっており、地形適応がAの敵には必然的に威力が10%上がるのでめちゃくちゃ強い。熱血、魂をかければ耐えられる敵はほぼいないだろう。
- 演出も作品によって異なっているが、サイコフレームやララァの幻影といった演出が主体になっている。
- 『DD』では特殊属性のSSR必殺技。当初はνガンダム同様に「フィン・ファンネル」名義だったが、2022年12月のメンテナンスで「フィン・ファンネル(Hi-ν)」に変更された。メインアビリティは「サイコミュ(Hi-ν)」で、戦闘回数に応じて攻撃力・運動性が増加する。気力130以上のとき、攻撃力・回避率が増加する。ビーム・特殊属性の全てのブレイクゲージ減少量が増加する。フィン・ファンネル命中時、自分に「覚醒」を発動する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップIII(特殊)」。射程がゲーム中最高の5。演出で攻撃終了後にフィン・ファンネルをファンネルラックに再度装着する。
- 『30』では、『X』『T』で採用されていたオールレンジ・アタックがオミットされており、ビーム・サーベルやキック、腕部マシンガンを交えたオールレンジ・アタックのようなモーションとなっている。そのためか射程がデフォルトで1~3のP属性であり、これにニュータイプ補正やExボーナス等を乗せることで、移動後使用可能な武器なのに、移動後使用不可な長距離武器に匹敵する最長射程を獲得することが可能。
- フィン・ファンネル(MAP)
- 『DD』で特殊属性のSSR必殺技として登場。マップ兵器。当初はνガンダム同様に「フィン・ファンネル(MAP)」名義だったが、2022年12月のメンテナンスで「フィン・ファンネル(Hi-ν/MAP)」に変更された。メインアビリティは「サイコ・フレーム(Hi-ν)」で、スピード・移動力が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・運動性が増加する。戦闘回数に応じて照準値が増加する。ビーム・特殊属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「ダメージアップIII(特殊)」。
- 対ビーム・バリア
- フィン・ファンネルを用いた対ビームバリア。フィン・ファンネル同士を繋げるようにビーム幕を張る。
オプション装備
- メガ・バズーカ・ランチャー / ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー
- 「ハイパー・メガ・ビーム・ランチャー」と表記される事も。戦艦を一撃で撃沈するほどの威力を誇る超大型メガ粒子砲。百式のメガ・バズーカ・ランチャーの発展系と思われる。威力は絶大であるがそれ故にMS単機での運用はできず、小説版ではアクシズのエンジンを破壊するため、ラー・カイラムからエネルギーケーブルを直結して使用していた。エネルギー供給の際にはラー・カイラム艦内の照明が一瞬落ちるほどで、戦艦の動力伝達系統に影響を及ぼすほどの莫大なエネルギーが必要なことが伺える。RG用の別売品として立体化された際の紹介ページには「ラー・カイラムの主砲を砲身に用いている」とされる設定画がある。
- 劇中での描写上、ラー・カイラムとの合体攻撃扱いになってもおかしくはないのだが、SRWでは使い勝手からか単機で使用可能となっている。
- αシリーズ:百式と同様の7マス一直線型のマップ兵器。リデザイン後もしばらく設定画は描かれていなかったが、ゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』と漫画版『ベルトーチカ・チルドレン』に登場した際、それぞれで新規デザインが用意された。
- X:『EXTREME VS.』版デザインを採用。単体武装版も実装。背景が宇宙空間に変わり、味方戦艦に繋がっているであろうエネルギーケーブルを引っ張ってランチャーを引き寄せ、アクシズらしき小惑星に着地したあと発射する。隙を補うためにファンネルバリアを展開したり、エネルギー量の多さゆえか周囲に浮いたケーブルの一部が赤熱化していたりと芸が細かい。
ちなみにこのファンネルバリアの展開はただの演出であり、本武装にNTレベルの制限はない。オールドタイプを乗せても戦闘アニメに変化はなく、問題なく使用できる。 - X-Ω:ブラスタータイプの必殺スキル。頭部バルカンとフィンファンネルで攻撃した後、空中から敵陣に撃ち込む。
- DD:ビーム属性のSSR必殺技。ファンネルバリアを展開してからランチャーを放つ。メインアビリティは「エネルギー・チューブ」で、気力上限が増加し、更に気力が10上昇する毎に攻撃力・運動性・照準値が増加する。気力130以上のとき、ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーの必殺技威力が増加。ビーム・特殊属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップ III」。
- DD(MAP):ビーム属性のSSR必殺技。MAP兵器。ラー・カイラムからケーブルでエネルギーを供給されている場面が再現されている。メインアビリティは「プロペラントタンク(Hi-ν)」で攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・運動性・照準値が増加する。気力130以上のとき、ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー(MAP)の必殺技威力が増加する。ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー(MAP)でブレイク成功時、敵ユニットのブレイクゲージ復帰に必要なアクション数を1増加させる。ビーム・特殊属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップ III」。
必殺技
- オールレンジ・アタック
- 『X』で追加された攻撃マニューバ。必要NTレベルは5。
- フィン・ファンネルとビーム・ライフルを乱射した後にビーム・サーベル→素手での打撃→近距離での腕部マシンガンで締める。最後には光輝く白鳥が飛来し、湖らしき所に落ちると同時に波が立ち、ツインアイが消灯した状態でオーロラらしきものに挟まれながら宇宙空間を漂っているところにシールドが衝突したことで再起動し、シールドを装備し直して離脱する。完全に推測の域を出ないが、一連のコンビネーション攻撃の直後、サイコフレームの共振によりサイコミュがオーバーフローを起こし(実際に攻撃の最中にサイコフレームの発光が徐々に強くなる)物理的な圧力を伴う強力なサイコフィールドを発生させ敵機を弾き飛ばした後、サイコミュのオーバーフローによる負荷によってパイロットが意識を失い宇宙空間を漂っていたものと思われる。サイコフィールド発生後の数々の現象はおそらくサイコフレームの共振によって見せられた映像かと思われる。
- 『T』では腕部マシンガンを撃ちつつ距離を取り、サイコフレームから発生される光を纏っての空手チョップで締めるに変更された。
- 『30』ではこの技はオミットされており、先述のフィン・ファンネルの戦闘モーションでオールレンジ・アタックを再現している。
- フィン・ファンネル(乱舞)
- 『X-Ω』ディフェンダー・ファイタータイプの必殺スキル。
- サイコフレームが飛んで来た後に、ビームサーベルとフィン・ファンネルで一斉攻撃を行う。
- トラップ・コンビネーション
- 『T』で追加。ニュー・ハイパー・バズーカとフィン・ファンネルで相手の動きを追い込みつつ、バズーカの弾倉を放棄して相手と位置を交代し、ビーム・ライフルを放棄した弾倉に発射して相手をその爆発に巻き込む。攻撃自体は最後の爆発のみで、それ以外の射撃は全て追い込むために外しているのが特徴。フィン・ファンネルを使うためか使用にはニュータイプまたは強化人間技能が必要で、NTのファンネル射程延長効果が適応する。
- ティザーサイトでは「コンビネーション・アタック」と紹介されている[5]が、実機では名称が変更されている。
合体攻撃
- ツイン・フィン・ファンネル
- νガンダム、νガンダムHWS装備型及び量産型νガンダムとの合体攻撃。合体攻撃の際にはパイロット同士の相性が使用条件となる。
- ニュータイプ・アタック
- 『X-Ω』で実装されたナイチンゲールとのXΩスキル。
- 各種武装で連続攻撃を行うXΩスキルとしてはスタンダードな演出であるが、最後にはアムロとシャアの斬り合いに敵機が挟まれている、といったカットインが挿入される。
- ダブル・ファンネル
- 『DD』で実装。MAP兵器。ナイチンゲールとの合体攻撃。
- ナイチンゲールとの戦闘の最中に第三者からミサイル攻撃を受け、両者ともに第三者に標的を変更し迎撃するという珍しい構成となっている。
特殊能力
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動。
- Iフィールド / Iフィールド⊿(デルタ)
- フィン・ファンネルを用いた対ビームバリア。SRWでは通常のIフィールドより効力が若干強いことが多い。なお、シリーズによって能力の表記名は若干変わる。使用制限は特にないのでニュータイプでなくても使える。
- サイコ・フレーム
- 『X』で追加。パイロットが気力130以上で、ニュータイプL5以上を持っている場合に発動。機体性能が向上し、フィン・ファンネルとオールレンジ・アタックの威力も上がる。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 『ニュータイプ』専用武器の攻撃力がスキルレベルに応じて上昇
- 『X』で採用。νガンダムと同じボーナスである。
機体BGM
対決・名場面
関連機体
- νガンダム
- 映画版での別デザイン、もしくは原型機。
- シナンジュ・スタイン
- シナンジュに改良・外装交換を施す前の機体。Hi-νガンダムがベースとなっている。
- Ξガンダム
- 機体コンセプトが本機のベースになっている事がSDガンプラの説明書で明らかになっている。
- Hi-νガンダムHWS装備型(SRW未登場)
- マスターグレード・Ver.Kaオリジナルの、装甲と武装を加えた強化型Hi-νガンダム。
余談
- 名称はνガンダムの初期の名称だった「Hi-Sガンダム」から来ている。
- 意外と知られていないが、全高は20mなので旧設定画で受ける大ボリュームの印象とは裏腹にνガンダムより一回り小さい体型である。
- 初めてアニメ化されたのは、2010年の『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』(SRW未参戦)。ただし、同作のハイニューは「1/144 HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)」のプラモデルを黒で塗装したもので、パイロットもプラモデルの所持者である。
脚注
商品情報
- 青バージョン
- 紫バージョン
資料リンク
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