「スーパーロボット大戦F完結編」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
『[[スーパーロボット大戦F]]』の続編。本来は分割発売する予定ではなかったのが、製作の遅れが響いたため、前後編に分割され販売された。
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『[[スーパーロボット大戦F]]』の続編。本来は分割作品となる予定ではなかったが、製作の遅れなどにより前後編での販売となった。
  
2011年11月9日には『F』と共にゲームアーカイブスで配信(価格:1,200円)。
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本作も[[セガサターン|SS]]版の発売から約1年後に[[プレイステーション|PS]]移植版が発売された。『F』と同様に、セーブ・ロード速度や[[BGM]]の曲調などでSS版と大きな違いがある。
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2011年11月9日から2024年3月31日まで『F』と共にゲームアーカイブスで配信(価格:1,200円)。
  
 
== システム ==
 
== システム ==
 
=== 既存システムと変更点 ===
 
=== 既存システムと変更点 ===
基本システムは『F』と同じ。『F』からの変更点として以下のものがある。
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基本システムは『F』と同様だが、変更点として以下のものがある。
  
*マップクリア時、各パイロットの残りの[[SP]]×2が[[経験値]]として加算される。
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*マップクリア時に[[SP]]残量x2を[[経験値]]として獲得する。
*『F』では5段階止まりだった改造段階は、後半より10段階改造が解禁される。
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*反撃命令をマニュアル以外に設定した場合は、[[マップ兵器]]に対して自動的に[[回避]][[防御]]が選択される。
*反撃命令をマニュアル以外に設定しておくと、[[エネミーフェイズ]]に敵から[[MAP兵器]]を撃たれた時に自動的に[[回避]][[防御]]を行うようになった。
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*機体・武器の改造、パイロットLvの上限制限が解除され、改造は10段階、Lvは99が最高となる。ただし、改造の5段階上限の制限は終盤まで継続されている。
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*[[反応]]の成長パターンがパイロット毎に設定され、成長速度に差が出るようになった。これによって成長率が悪くなることはあっても良くなることはないため、パイロットによっては'''『完結編』に引き継いだら反応が低下し2回行動不可能に戻る'''という現象も発生する。
  
 
== 難易度 ==
 
== 難易度 ==
*敵味方のパラメータ設定が『F』から変更され、敵ユニットの[[能力]]は『F』から大幅に引き上げられているためその難易度は『F』を大きく上回る。序盤のザコ敵の攻撃ですら「'''当たれば負け'''」というバランスとなっている。
+
*本作は後編に位置づけられていることもあり、『[[スーパーロボット大戦F|F]]』の時点で高かった難易度はさらに上昇している。また、後半は[[宇宙]]戦がメインになるため、[[地形適応]]が宇宙Bになるユニットは必然的に不利になる。
*[[命中]][[回避]]の補正値が高い[[ニュータイプ]][[強化人間]])などのガンダム系ユニット([[モビルスーツ]])やパイロット、同じく回避と最強武器の攻撃力の補正値が高い[[聖戦士]]の技能を持つダンバイン系ユニット([[オーラバトラー]])やパイロットの能力を基準にしたかのようなパラメータ調整となっている。このため、能力値がニュータイプや聖戦士に比べて低く設定されているパイロットは使い勝手が非常に悪くなり、命中補正系の[[精神コマンド]]を持たない場合は、敵ユニットに攻撃を当てることすらままならない。このせいで「'''ニュータイプと聖戦士以外は人に非ず'''」という風潮さえ生まれた。後発の作品に見られる命中率・回避率を補正する効果([[指揮官]][[信頼補正]]など)やパイロットの育成要素も無いため、パイロットの持つ命中・回避の値が重要な要素となる。
+
**終盤まで改造制限が解除されないことも難易度上昇の大きな要因の一つとなっている。
*ニュータイプにしても、主要武器である[[ファンネル]][[切り払い]]の対象で、ザコですら1割、終盤のボス敵ともなると3~4割の確率で切り払ってくるので、命中率100%でも当てにならない。特にその際にザコが放つ「'''踏み込みが足りん!'''」等のセリフは、ユーザーの印象に強く残った。ただし本作では、切り払い等の防御系の技能は「反撃」を選択しなければ発動しない仕様であるため、反撃不能な射程距離から攻撃すれば切り払われない。
+
**ほぼ全てのユニットが宇宙Bになる「[[マジンガーシリーズ]]」『[[超電磁ロボ コン・バトラーV|コンバトラーV]]』『[[戦国魔神ゴーショーグン|ゴーショーグン]]』『[[聖戦士ダンバイン|ダンバイン]]』『[[新世紀エヴァンゲリオン|エヴァンゲリオン]]』、オリジナルの『[[魔装機神]]』系は作品単位で不遇と言える<ref>主題歌に「宇宙スペースNo.1」の歌詞がある『ゴーショーグン』は特にネタにされやすい。</ref>。
*スーパー系ユニットは機体やパイロットの[[地形適応]]が軒並み[[宇宙]]が「B」に設定されている。そのため宇宙が戦闘の舞台となるゲーム後半になると、攻撃力や防御力が低下してしまう。前述の能力値の問題も相まって、リアル系ユニットに比べて苦戦を強いられる。そのため『[[マジンガーZ]]』『[[グレートマジンガー]]』『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』『[[戦国魔神ゴーショーグン]]』『[[聖戦士ダンバイン]]』『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』は作品単位で不遇と言える。このことについては、主題歌で「宇宙スペースNo.1」と歌われている[[ゴーショーグン]]が特に話題に上がりやすい。
+
*機体パラメータの基準が引き上げられたため『F』からの続投機体と本作から登場する機体の性能差が大きく、続投機体の多くは性能不足に悩まされる。ただし、'''敵の続投機体の多くは性能が底上げされている'''ため、その印象は薄い。
*オリジナル系でも[[魔装機神]]系の4人と[[リューネ・ゾルダーク|リューネ]]は、『第4次』の[[マサキ・アンドー|マサキ]]とリューネが宇宙Aであったにも関わらず全員宇宙Bである。さらにこの2人は格闘値より射撃値の方が高いというステータスだったが、本作では宇宙Bで格闘値の方が高いというステータスである。
+
*敵は序盤から武器の改造段階も高く設定されており、序盤のザコ敵ですら侮れない火力になっている。
*同名ユニットでも味方バージョンとはかなりの差がある。数が多く出現するザコほどその傾向が強い。
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*[[ニュータイプ]]([[強化人間]])や[[聖戦士]]などの[[特殊技能]]習得者を基準にしたかのような調整になっているため、それらを持たないパイロットはザコ戦すら一苦労になる。そのため、「'''ニュータイプと聖戦士以外は人に非ず'''」という風潮さえ生まれた。
*本作では10段階改造が解禁されることが売りの一つとして告知されていたが、実際に解禁されるのはゲーム終盤であり、それまでは5段階改造に制限されたままでゲームを進める必要がある。このため改造による機体強化がすぐに頭打ちとなり、戦力として使えるパイロットや機体が非常に限定されるものになってしまう。機体改造によるフォローが行えないため、初期能力が優秀な『F完結編』に入ってから入手できる機体はともかく、『F』から続投した機体のほとんどが2軍落ちを余儀なくされることになる。その一方で敵ユニットはゲームスタート時から10段階改造が解禁されるため、敵味方のステータス差大きく広がることとなり、この事も本作の高難易度化の大きな要因となっている。
+
**そのニュータイプに対抗するためか「フル改造してパーツで強化したνガンダムより高い運動性を持つ一般兵搭乗のバイアラン」や、それを更に上回る運動性を持つ機械獣など、尋常ではないステータスの雑魚敵すら出現する。そのためニュータイプにばかり頼るより「[[必中]]」「鉄壁」を覚えるスーパー系に頼る方が攻略が安定する場面も多い。一方でそういった強みすらないオールドタイプ等のリアル系二線級キャラは、よほど精神コマンドに恵まれて居ない限り完全に出番を失うこととなる。
*『F』と同様に、全パイロットは[[反応]]'''200'''に達すると2回行動が可能になるのだが、各パイロットに固有のレベルが設定されており、そのレベルに達すると反応が200になり[[2回行動]]が可能となる。そのレベルに達していないとレベルが上がっても反応の値は199とストップしてしまう。反応は命中・回避と同じく命中率・回避率に関係する重要なステータスにも関わらず、このステータスの成長が止まってしまうことによって、ニュータイプまたは聖戦士能力を持たないパイロットはここでも命中・回避において大きく不利になってしまっている。しかも『F』の時より必要レベルが引き上げられているため、「『F』では2回行動出来ていたのに『完結編』に引き継いだら2回行動出来なくなる」という事態も発生し得る。
+
*[[反応]]の成長の仕様変更により、伸びの悪いパイロットは[[2回行動]]解禁が遅れるだけでなく、結果的に命中・回避面でも遅れを取ることになる。また、この影響を受けるパイロットの多くはニュータイプ(強化人間)'''以外'''であるため、前述の風潮をより強める要因にもなっている。
*『F』も同様であるが、全体的に[[精神コマンド]]のSP消費量が『第4次』や『新』と比べて増加傾向であり、しかもSPの最大値が減少傾向にあるため、消費の激しいスーパー系(特に1人乗り)はすぐSP枯渇を起こしてしまう。
+
*[[SP]]消費量に対して最大値は低めになっているため、SPが枯渇しやすい。
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*ザコ敵でも1割、終盤のボスは3~4割の確率で[[切り払い]]が発動するため、命中率100%でも当てにならない<ref>ただし、本作は'''反撃不能ならば防御系の技能は発動しない'''仕様であるため、射程外からの攻撃で確実に封じることが可能。</ref>。特に、その際にザコが放つ「'''踏み込みが足りん!'''」等のセリフは、本作品を象徴するものの一つとしてユーザーの印象に強く残った。
  
 
== 話題 ==
 
== 話題 ==
*SS版の『[[スーパーロボット大戦F|F]]』では兜甲児やゲッターチームの顔グラフィックが変化しなかったが、SS版の本作から変化するようになった。また藤原忍など一部キャラクターのグラフィックも書き直されている。
+
*[[スーパーロボット大戦F|F]]』から顔グラフィックの書き直しや表情差分が追加されたキャラクターがいる([[セガサターン|SS]]版)。
*終盤シナリオは2ルートの分岐により、それぞれエンディングが異なり戦う相手も大きく変わる。また、バッドエンディングが3種類ある。
+
*終盤の分岐で戦う相手もエンディングも大きく変わる。また、バッドエンディングが3種類ある。
*当ゲームから始める場合には予めセーブデータがいくつか用意されており(ランダムで出てくる)、資金が100万ある状態でスタートとなるが、全機体が無改造である上に強化パーツの揃いも良くないので、結果的にスパロボFから引き継いだデータには劣る。また、仲間にする為の条件が『F』から継続するキャラを仲間にすることは出来ない(主に[[トッド・ギネス|トッド]])。
+
*本作から始めた場合は、パイロットLvや所持している強化パーツはいくつかのパターンからランダムで決定される。本作から始めても支障は無いが、『F』から引き継いだデータの方がさまざまな点で有利になる。
*『F』と同様に後にPS移植版も発売。変更点も『F』と同様で、BGMは全て作り直されている。これは、セガサターンの音質関連のスペックが優秀で、そのままPSに移植することが不可能だったため。結果、楽曲「VIOLENT BATTLE」のように大幅に曲調が変わってしまった曲もあった。不評だったせいか、プレイステーション版のサウンドトラックCDは発売されていない。
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**なお、共通事項として「所持金100万」「全機体無改造」「総ターン数360」「『F』の[[トッド・ギネス|トッド]]・[[ハマーン・カーン|ハマーン]]説得フラグ未成立」という状態となる。
*本作はロンド・ベルが宇宙に上がる場面(シナリオ「ソラと大地のケモノ」のあたり)からシナリオライターが、シリーズ総監督兼任の阪田雅彦氏から堀川和良氏に変更されている<ref name="F完結編一生120">ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』120 - 122頁。</ref>。これは開発中に阪田氏が体調を崩し、静養する必要があったため<ref name="F完結編一生120" />。おおまかなアウトラインは阪田氏に決められているが、解釈や個々のエピソードは堀川氏によるもので<ref name="F完結編一生120" />、ライター変更場面あたりからはスーパーロボット系キャラの出番が極端に減少し、殆どリアルロボット系キャラクターのみで物語を進行すると言っても過言ではないほど、登場キャラクターの偏りが激しいシナリオになった事も批判要因のひとつとなっている。主人公をはじめ、'''エンディングで一言も喋らないキャラクターが多数存在'''する。
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*意図的な調整なのかは不明だが、敵の機体の多くは[[運動性]]に対して[[限界反応]]がかなり低く設定されているため、能力を発揮できていないパイロットが非常に多い。
*SS版のみ、ゲーム機の内蔵時計に連動した「誕生日祝福イベント」が存在し、登録した日付の該当日にゲームを起動すると『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクター達が祝ってくれる。元々は『F』で入る予定だった<ref>ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』126頁。</ref>。
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*アナウンスされていないが、『F』と本作には[[信頼補正]]が採用されている。
*寺田PはSS版発売時のインタビューで、「スパロボFと完結編の両方を買ってくれた方への最低限の礼儀として、2本をまとめて販売することはしない」と発言。後のPS版や廉価版の発売時、そして現在にいたるまで、この姿勢は真摯に守られている。
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*中盤辺りから会話に登場するキャラクターがリアル系に大きく偏っている。'''エンディングで一言も喋らないキャラクター'''が多数存在していることもあり、シナリオ面での評判はあまり良くない。
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**なお、製作中に総監督・脚本・演出の阪田雅彦氏が体調を崩したため、途中から脚本は堀川和良氏に変更されている<ref>ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』120 - 122頁。</ref>
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*SS版には『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』のキャラクター達が主人公の誕生日を祝ってくれる[[隠し要素/F・F完結編#誕生日イベント|特別イベント]]が存在する。なお、本来は『F』で入る予定だったらしい<ref>ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』126頁。</ref>。
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*PS版は「完全復刻版 超合金[[マジンガーZ]](通常カラー/ブラックバージョン)」が必ず貰えるキャンペーン「スパロボメガトンキャンペーン」の対象商品の一つとなっている。
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**本作には角型応募シールが同梱されており、応募には『[[全スーパーロボット大戦電視大百科|電視大百科]]』に同梱された応募用紙と、PS版『F』にも同梱された応募シールが必要だった。
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*『F/F完結編』のサウンドトラックはSS版の音源でのみ発売されている。なお、PS版の音源は『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|コンプリートボックス]]』のサウンドトラックに収録されているものもある。
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*寺田PはSS版発売時のインタビューで「スパロボFと完結編の両方を買ってくれた方への最低限の礼儀として、2本をまとめて販売することはしない」と発言しており、この姿勢は現在まで真摯に守られている。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
*[[機動戦士ガンダム]]
 
*[[機動戦士ガンダム]]
 
*[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
 
*[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
*[[機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー]]
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*[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]
 
*[[機動戦士Ζガンダム]]
 
*[[機動戦士Ζガンダム]]
 
*[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
*[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
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*[[新世紀エヴァンゲリオン]]
 
*[[新世紀エヴァンゲリオン]]
  
『真ゲッターロボ (原作漫画版)』は機体のみ参戦。
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上記の他に、「[[劇場版マジンガーシリーズ]]」『[[MSV|M-MSV]]』『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』の機体が登場する。後ろの二作品は本作の新規参戦作品でもある。
  
参戦表記にはないが『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』から機体が登場。本作唯一の新規参戦作品となっている。他、「[[劇場版マジンガーシリーズ]]」の機体が登場する。
+
『真ゲッターロボ (原作漫画版)』は機体のみ参戦。また、『F』から参戦扱いになっている『グレートマジンガー』『伝説巨神イデオン』『トップをねらえ!』の三作品は、事実上本作からの参戦となる。
  
 
== 世界観 ==
 
== 世界観 ==
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== バンプレストオリジナル ==
 
== バンプレストオリジナル ==
=== 登場人物 ===
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登場人物・メカ共に、基本的には『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』と同様。『[[スーパーロボット大戦F|F]]』では未登場だった人物・メカも登場する。
『F』と同じく、『[[第4次スーパーロボット大戦]]』と同様。
 
  
なお、魔装機系については[[魔装機神の登場人物]]を参照。
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魔装機系については「[[魔装機神の登場人物]]」「[[魔装機神の登場メカ]]」を参照。
  
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=== 登場人物 ===
 
==== 主人公 ====
 
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=== 登場メカ ===
 
=== 登場メカ ===
『F』と同じく、『[[第4次スーパーロボット大戦]]』とほぼ同様のメカが登場。ヒュッケバイン、グルンガスト等『F』で未登場だったメカも登場するほか、グレイターキンIIが初登場。
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[[メキボス]]の専用機であるグレイターキンIIが新たに登場。
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==== 主人公機====
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主人公はゲシュペンストMk-II<ref>スーパー系で「恋人がいる」場合のみ開始時点から搭乗。それ以外はシナリオ「うずまく悪意(前)orフロンティア4の危機(前)」開始前のデモでゲシュペンストから乗り換える。</ref>、副主人公はゲシュペンスト<ref>「恋人がいる」場合のみ。スーパー系では開始時点から、リアル系ではシナリオ「うずまく悪意(前)」開始前のデモで変更される。</ref>が初期機となる。
  
なお、魔装機系については[[魔装機神の登場メカ]]を参照。
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副主人公はゲシュペンスト、ゲシュペンストMk-IIに搭乗可能。
  
==== 主人公機====
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;[[ゲシュペンスト]]([[ゲシュペンスト・タイプR|リアル]]/[[ゲシュペンスト・タイプS|スーパー]]
;[[ゲシュペンスト・タイプR|ゲシュペンスト(リアル)]]
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:初期機。性能はリアル系・スーパー系で全く異なる。
:リアル系初期機。
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;[[ゲシュペンストMk-II]]([[ゲシュペンストMk-II・タイプR|リアル]]/[[ゲシュペンストMk-II・タイプS|スーパー]]
;[[ゲシュペンスト・タイプS|ゲシュペンスト(スーパー)]]
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:後継機。性能はリアル系・スーパー系で全く異なる。
:スーパー系初期機。
 
;[[ゲシュペンストMk-II・タイプR|ゲシュペンストMk-II(リアル)]]
 
:リアル系後継機。
 
;[[ゲシュペンストMk-II・タイプS|ゲシュペンストMk-II(スーパー)]]
 
:スーパー系後継機。
 
 
;[[ヒュッケバイン]]
 
;[[ヒュッケバイン]]
 
:リアル系最終機。
 
:リアル系最終機。
 
;[[グルンガスト]]
 
;[[グルンガスト]]
 
:スーパー系最終機。
 
:スーパー系最終機。
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:;ウィングガスト / ガストランダー
 +
::戦闘機形態および戦車形態。
  
 
==== ゲスト ====
 
==== ゲスト ====

2024年4月10日 (水) 17:57時点における最新版

スーパーロボット大戦F完結編
シリーズ 旧シリーズ
原作 第4次スーパーロボット大戦
前作 スーパーロボット大戦F
開発元 ウィンキーソフト
発売元 バンプレスト
対応機種 セガサターン
プレイステーション
プロデューサー 寺田貴信
シナリオ 阪田雅彦
堀川和良
キャラクターデザイン 湖川友謙
河野さち子
メカニックデザイン 大河原邦男
カトキハジメ
石川賢
永井豪
福地仁
宮武一貴
守谷淳一
丸山功一
ゲストメカデザイン
藤井大誠
寺島慎也
宮豊
かげやまいちこ
山田隆弥
音楽 藤本大輔
発売日 1998年4月23日(SS版)
1999年4月15日(PS版)
価格 6,800円
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スーパーロボット大戦F完結編』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。「旧シリーズ」の1つ。

概要[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦F』の続編。本来は分割作品となる予定ではなかったが、製作の遅れなどにより前後編での販売となった。

本作もSS版の発売から約1年後にPS移植版が発売された。『F』と同様に、セーブ・ロード速度やBGMの曲調などでSS版と大きな違いがある。

2011年11月9日から2024年3月31日まで『F』と共にゲームアーカイブスで配信(価格:1,200円)。

システム[編集 | ソースを編集]

既存システムと変更点[編集 | ソースを編集]

基本システムは『F』と同様だが、変更点として以下のものがある。

  • マップクリア時にSP残量x2を経験値として獲得する。
  • 反撃命令をマニュアル以外に設定した場合は、マップ兵器に対して自動的に回避防御が選択される。
  • 機体・武器の改造、パイロットLvの上限制限が解除され、改造は10段階、Lvは99が最高となる。ただし、改造の5段階上限の制限は終盤まで継続されている。
  • 反応の成長パターンがパイロット毎に設定され、成長速度に差が出るようになった。これによって成長率が悪くなることはあっても良くなることはないため、パイロットによっては『完結編』に引き継いだら反応が低下し2回行動不可能に戻るという現象も発生する。

難易度[編集 | ソースを編集]

  • 本作は後編に位置づけられていることもあり、『F』の時点で高かった難易度はさらに上昇している。また、後半は宇宙戦がメインになるため、地形適応が宇宙Bになるユニットは必然的に不利になる。
  • 機体パラメータの基準が引き上げられたため『F』からの続投機体と本作から登場する機体の性能差が大きく、続投機体の多くは性能不足に悩まされる。ただし、敵の続投機体の多くは性能が底上げされているため、その印象は薄い。
  • 敵は序盤から武器の改造段階も高く設定されており、序盤のザコ敵ですら侮れない火力になっている。
  • ニュータイプ(強化人間)や聖戦士などの特殊技能習得者を基準にしたかのような調整になっているため、それらを持たないパイロットはザコ戦すら一苦労になる。そのため、「ニュータイプと聖戦士以外は人に非ず」という風潮さえ生まれた。
    • そのニュータイプに対抗するためか「フル改造してパーツで強化したνガンダムより高い運動性を持つ一般兵搭乗のバイアラン」や、それを更に上回る運動性を持つ機械獣など、尋常ではないステータスの雑魚敵すら出現する。そのためニュータイプにばかり頼るより「必中」「鉄壁」を覚えるスーパー系に頼る方が攻略が安定する場面も多い。一方でそういった強みすらないオールドタイプ等のリアル系二線級キャラは、よほど精神コマンドに恵まれて居ない限り完全に出番を失うこととなる。
  • 反応の成長の仕様変更により、伸びの悪いパイロットは2回行動解禁が遅れるだけでなく、結果的に命中・回避面でも遅れを取ることになる。また、この影響を受けるパイロットの多くはニュータイプ(強化人間)以外であるため、前述の風潮をより強める要因にもなっている。
  • SP消費量に対して最大値は低めになっているため、SPが枯渇しやすい。
  • ザコ敵でも1割、終盤のボスは3~4割の確率で切り払いが発動するため、命中率100%でも当てにならない[2]。特に、その際にザコが放つ「踏み込みが足りん!」等のセリフは、本作品を象徴するものの一つとしてユーザーの印象に強く残った。

話題[編集 | ソースを編集]

  • F』から顔グラフィックの書き直しや表情差分が追加されたキャラクターがいる(SS版)。
  • 終盤の分岐で戦う相手もエンディングも大きく変わる。また、バッドエンディングが3種類ある。
  • 本作から始めた場合は、パイロットLvや所持している強化パーツはいくつかのパターンからランダムで決定される。本作から始めても支障は無いが、『F』から引き継いだデータの方がさまざまな点で有利になる。
    • なお、共通事項として「所持金100万」「全機体無改造」「総ターン数360」「『F』のトッドハマーン説得フラグ未成立」という状態となる。
  • 意図的な調整なのかは不明だが、敵の機体の多くは運動性に対して限界反応がかなり低く設定されているため、能力を発揮できていないパイロットが非常に多い。
  • アナウンスされていないが、『F』と本作には信頼補正が採用されている。
  • 中盤辺りから会話に登場するキャラクターがリアル系に大きく偏っている。エンディングで一言も喋らないキャラクターが多数存在していることもあり、シナリオ面での評判はあまり良くない。
    • なお、製作中に総監督・脚本・演出の阪田雅彦氏が体調を崩したため、途中から脚本は堀川和良氏に変更されている[3]
  • SS版には『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクター達が主人公の誕生日を祝ってくれる特別イベントが存在する。なお、本来は『F』で入る予定だったらしい[4]
  • PS版は「完全復刻版 超合金マジンガーZ(通常カラー/ブラックバージョン)」が必ず貰えるキャンペーン「スパロボメガトンキャンペーン」の対象商品の一つとなっている。
    • 本作には角型応募シールが同梱されており、応募には『電視大百科』に同梱された応募用紙と、PS版『F』にも同梱された応募シールが必要だった。
  • 『F/F完結編』のサウンドトラックはSS版の音源でのみ発売されている。なお、PS版の音源は『コンプリートボックス』のサウンドトラックに収録されているものもある。
  • 寺田PはSS版発売時のインタビューで「スパロボFと完結編の両方を買ってくれた方への最低限の礼儀として、2本をまとめて販売することはしない」と発言しており、この姿勢は現在まで真摯に守られている。

登場作品[編集 | ソースを編集]

上記の他に、「劇場版マジンガーシリーズ」『M-MSV』『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の機体が登場する。後ろの二作品は本作の新規参戦作品でもある。

『真ゲッターロボ (原作漫画版)』は機体のみ参戦。また、『F』から参戦扱いになっている『グレートマジンガー』『伝説巨神イデオン』『トップをねらえ!』の三作品は、事実上本作からの参戦となる。

世界観[編集 | ソースを編集]

世界観/旧シリーズを参照。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

登場人物・メカ共に、基本的には『第4次』と同様。『F』では未登場だった人物・メカも登場する。

魔装機系については「魔装機神の登場人物」「魔装機神の登場メカ」を参照。

登場人物[編集 | ソースを編集]

主人公 [編集 | ソースを編集]

人物名 性格
レナンジェス・スターロード まじめでやさしい熱血漢 A
ミーナ・ライクリング ちょっと変な性格
イルムガルト・カザハラ 理論家だけど異性好き B
リン・マオ クールでニヒル
ヘクトール・マディソン ちょっと変な性格 C
パトリシア・ハックマン まじめでやさしい熱血漢
アーウィン・ドースティン クールでニヒル D
グレース・ウリジン 理論家だけど異性好き

ゲスト [編集 | ソースを編集]

ゼブリーズ・フルシュワ
ジュスティヌ・シャフラワース
グロフィス・ラクレイン
テイニクェット・ゼゼーナン

インスペクター [編集 | ソースを編集]

メキボス

その他 [編集 | ソースを編集]

ギリアム・イェーガー

登場メカ[編集 | ソースを編集]

メキボスの専用機であるグレイターキンIIが新たに登場。

主人公機[編集 | ソースを編集]

主人公はゲシュペンストMk-II[5]、副主人公はゲシュペンスト[6]が初期機となる。

副主人公はゲシュペンスト、ゲシュペンストMk-IIに搭乗可能。

ゲシュペンストリアル/スーパー
初期機。性能はリアル系・スーパー系で全く異なる。
ゲシュペンストMk-IIリアル/スーパー
後継機。性能はリアル系・スーパー系で全く異なる。
ヒュッケバイン
リアル系最終機。
グルンガスト
スーパー系最終機。
ウィングガスト / ガストランダー
戦闘機形態および戦車形態。

ゲスト [編集 | ソースを編集]

カレイツェド
グラシドゥ=リュ
レストレイル
レストグランシュ
ゼラニオ
ゲイオス=グルード
ライグ=ゲイオス
オーグバリュー
ビュードリファー
ゼイドラム
バラン=シュナイル

ゾヴォーグ [編集 | ソースを編集]

グレイターキンII

その他 [編集 | ソースを編集]

ヴァルシオン

用語[編集 | ソースを編集]

ディバイン・クルセイダーズ(DC)
『第4次スーパーロボット大戦』とは違い、宇宙はジオン公国の組織(ガンダムシリーズ)、地上はDr.ヘル暗黒大将軍一派(マジンガーシリーズ)が指揮している。
ゲスト
ゾヴォーグ
南極事件

ゲーム中データ[編集 | ソースを編集]

分類 記事
全話一覧 全話一覧/F完結編
隠し要素 隠し要素/F・F完結編
裏技 裏技/F完結編
精神コマンド 精神コマンド/F・F完結編
強化パーツ 強化パーツ/F・F完結編
特殊能力 特殊能力/F・F完結編
特殊技能 特殊技能/F・F完結編
メカ&キャラクターリスト メカ&キャラクターリスト/F完結編
中断メッセージ 中断メッセージ/F・F完結編
その他オプション オプション/F完結編

商品情報[編集 | ソースを編集]

ゲーム本体[編集 | ソースを編集]

セガサターン[編集 | ソースを編集]

プレイステーション[編集 | ソースを編集]

攻略本[編集 | ソースを編集]

サントラ[編集 | ソースを編集]

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. 主題歌に「宇宙スペースNo.1」の歌詞がある『ゴーショーグン』は特にネタにされやすい。
  2. ただし、本作は反撃不能ならば防御系の技能は発動しない仕様であるため、射程外からの攻撃で確実に封じることが可能。
  3. ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』120 - 122頁。
  4. ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』126頁。
  5. スーパー系で「恋人がいる」場合のみ開始時点から搭乗。それ以外はシナリオ「うずまく悪意(前)orフロンティア4の危機(前)」開始前のデモでゲシュペンストから乗り換える。
  6. 「恋人がいる」場合のみ。スーパー系では開始時点から、リアル系ではシナリオ「うずまく悪意(前)」開始前のデモで変更される。

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