「デスティニーガンダム」の版間の差分
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:『第3次Z』で採用。第2期OP。 | :『第3次Z』で採用。第2期OP。 | ||
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;「ignited -イグナイテッド-」 | ;「ignited -イグナイテッド-」 | ||
:『L』『V』『OE』で採用。第1期OP。 | :『L』『V』『OE』で採用。第1期OP。 | ||
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:『UX』で採用。第2期ED。 | :『UX』で採用。第2期ED。 | ||
:何げにファフナーと絡むイベントでは殆どこれが流れる。かなりマッチしているため、ベストチョイスといえるものになっている。 | :何げにファフナーと絡むイベントでは殆どこれが流れる。かなりマッチしているため、ベストチョイスといえるものになっている。 | ||
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+ | :『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』でSSRユニットパーツを使用する際に流れるBGM。同作での戦闘BGMは全てオリジナルとなっているが、本機のBGMは『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』初出のBGMが流用されている。 | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == |
2024年7月25日 (木) 22:26時点における版
デスティニー | |
---|---|
外国語表記 | DESTINY GUNDAM[1] |
登場作品 | |
デザイン | 大河原邦男 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用モビルスーツ |
生産形態 | 少数生産機 |
型式番号 | ZGMF-X42S |
全長 | 18.08 m |
重量 | 79.44 t |
動力 | ハイパーデュートリオンエンジン |
装甲 | VPS装甲併用 |
OS | 核・デュートリオン統合先進機動砲撃システム |
開発 | ザフト |
所属 | ザフト |
パイロット | シン・アスカ |
デスティニーガンダムは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主役メカの一つ。
概要
インパルスの発展型として開発されたザフトの最新鋭モビルスーツ。インパルスのフォース・ソード・ブラスト各シルエットの特徴を併せ持つ。
開発の経緯
開発はレジェンドと同様、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルの主導で行われ、更にはインパルスのメインパイロットであるシン・アスカの基本データを元に調整されている為、劇中の機体は事実上シン専用の機体となっている。本来はサードステージに分類されるMSであるが、政治的な理由からセカンドステージのMSに分類されている。
この機体には多くの新技術が搭載されているために高い機体性能を実現しており、当時においてはプラントの最先端技術を結集させた傑作機と言えるが、このころ既に形骸化していたユニウス条約を、デュランダルが半ば故意に無視した機体でもある。
当初はインパルスのシルエットの1つとして開発が行われ、デスティニーインパルスで試験運用が行われていたのだが、消費電力が大き過ぎる上に最大稼動では本体が破損する危険すらあると判明したのでシルエットとしての運用は断念。新たに「デスティニー」として一から再設計される事になった。
性能
背部のウイングユニットはフリーダムの大型ウイングの発展型で、内部のスラスターにはD.S.S.D.で開発されたヴォワチュール・リュミエールの類似技術が採用され、出力増大に伴って「光の翼[2]」が発生する。これは自機の電源から得られたエネルギーを特殊光圧に変換し、主推力として用いるというものである。また、背部のウイングは光の翼発生と同時にミラージュコロイドを散布させ、これによって複数の残像を映し出しながら推進する。特に高速機動時の効果は高く、本機の高い機動性と相俟って敵を翻弄する。
本機に採用された新技術の1つに、人間に近い動きを可能とする機構がある。従来のMSは堅い外装を持つために人間と同じ動きが出来ず、「銃を撃つ」、「剣を振る」などのような限られた基本動作以外は人間と同じように出来なかったのだが、インパルスの各シルエットの機能・装備を併せ持つ本機においては、そうした限られた動作のみでは十分に性能を引き出せないという事が設計段階で判明したために採用された機構である。より人間に近い動きが出来るよう、基本構造を細かなパーツに分割し、それぞれを連動させる方式になっている。
関節部はPS装甲技術を転用した特殊素材製で、稼働状態では鈍い金属光を発する。脚部は装甲を複数のパーツに分解し、それぞれをフレキシブルにスライドさせることで、広い関節稼動部分と高い運動性を実現させている。脚部のこの機構はどうしても防御力が下がってしまうという欠点があるが、ザフト開発陣は専属パイロットのシンの戦闘データを解析、運用実績にあわせた可動範囲の設定と装甲分割を行っているため、本機は敵に対する無防備な瞬間を最小限に留めつつ最大の機動性が発揮できるようになった。
激戦を経て特に反応速度が飛躍的に上がったシンに、その反応速度に追従できるだけの本機の基礎性能、高速機動に特化した推進装備が嚙み合った結果、本機は総合的に速度の優れた機体となっている。[3]
なお、この装甲調整はシンに引き渡された後も複数回にわたって微調整が続けられている。また、同様のシステムはストライクフリーダムにも採用されているが、本機の方がより実戦的である。
動力はデュートリオンエンジンに核エンジンと組み合わせたハイブリッドエンジン「ハイパーデュートリオンエンジン」で、他機体を凌駕する高出力を誇る。
これらのユニウス条約無視の技術は、セカンドステージの強奪事件時には既に完成されていたものであるらしく、プラント側も連合側と同様に、条約を守る意志は無かった事を窺わせている。またこの関係で、形式番号の末尾はセカンドステージを示すSになっている。
OSは新型の「Gunnery United Nuclear-Deuterion Advanced Maneuver System(核・デュートリオン統合先進機動砲撃システム)」。
劇中での活躍
ジブラルタル基地でシンが受領。その直後にレイ・ザ・バレルの乗るレジェンドガンダムと共に脱走したアスラン・ザラとメイリン・ホークが奪取したグフイグナイテッドを追撃、撃墜する。その後、ヘブンズベース戦で複数のデストロイやウィンダムなどを撃墜するなどの戦果を挙げる。さらに、その後のオーブ攻防戦やレクイエム攻略戦でも活躍するが、最後の月面レクイエム攻防戦でアスランの搭乗する∞ジャスティスと交戦、撃墜され、大破した。
対連合戦では一騎当千の活躍を見せたものの、三隻同盟及びオーブ軍との戦いでは主武装のアロンダイトを破壊される、理論上ありえないはずのエネルギー切れが起きる、そもそもシンの精神状態が危ないなどとことん不遇であった。
なおエネルギー切れに関しては無理矢理感は否めないためか、角川スニーカー文庫版ではエネルギー切れはカットされ、帰還理由は武器の補給とパイロットであるシンの休憩となっているほか、スペシャルエディションでもエネルギー切れはカットされ帰還する描写のみを描いた。しかしリマスター版ではエネルギー切れを描写ミスにせず、後に戦闘におけるエネルギー消費量が激しすぎて、エネルギーを無制限に供給できるハイパーデュートリオンでも追い付けなくなったからという後付設定がなされた。要するに時間当たりのエネルギー供給量には限界がある(限界がないのは稼働時間)という意味で、未調整のミーティアを装備したフリーダムガンダムもエネルギーの供給が追い付かずにフェイズシフトダウンを起こしたケースがあること、デスティニーは高出力でエネルギー消耗率の高いシステムや武装の塊な上、パイロットのシンもパワーに物を言わせた力任せな戦法が目立つので、一応は納得のいく説明になっている。そして後発作品でもハイパーデュートリオンを搭載しているはずの機体がエネルギー切れを起こす描写があり、ハイパーデュートリオンでも激しすぎる戦闘ならエネルギー切れは起こりうることになった模様。
戦績に対する評価
劇中での戦果は、実のところヘブンズベース攻略戦・レクイエム制圧戦以外は結果的に負けで終わっている。しかも、敗北時の相手はインフィニットジャスティスであったため、よく「非合理的な全領域対応と大型目標特化の性能ゆえに、モビルスーツ戦には却って向いていない」と言われることがある。実際、MS戦……特にインフィニットジャスティスやストライクフリーダムといったエース機との戦いにおいては、高エネルギー長射程ビーム砲やアロンダイトといった大型の武器は取り回しが難しいのは事実である。また、この両武器は一方に適した間合いではもう一方はデッドウェイトになってしまうのも否めない。しかし、デスティニーには機関砲・ビームライフル・ビームサーベル(フラッシュエッジ)などの対MS戦を想定した武器が一通りは装備されており、正しい武器選びをして戦えばMS戦に不向きということは無いため、この指摘は誤りである。他にも両腕が破壊されるとマトモに戦えないと指摘される事が多いが、そもそもソレはMSとしては普通の事であり、変な事では無い。
これらの話は同期の機体であるレジェンドやストライクフリーダム、インフィニットジャスティスとの比較であることが大前提であり、口伝の際に比較対象の部分が抜け、単なる過小評価になってしまったものだと思われる。また、実際は両腕が破壊された状態で使用可能な武装が搭載されていたとしても戦いで勝てるかは全くの別問題であり、実際にレジェンドの元と言えるプロヴィデンスは両腕が破壊されてドラグーンしか使えない状況で戦っても、片腕が残っていたフリーダムに腕が必要なビームサーベルで撃墜されている。
こういった誤った指摘の背景には、「作中での武装の使用頻度の差」や「シンの戦い方」[4]があると思われる。また、あまり知られていないが、シンを始めとする当時のザフト軍パイロットは、モビルスーツを身体の延長として扱う技術に長けている。
とはいえ、デスティニーガンダムという機体はシンの長所に合致した万能機であり、劇中で戦果を挙げられなかったのは、情緒不安定な状態での相手がとにかく悪すぎた部分が大きい。この証左として、ヘブンズベース攻略戦では対艦戦闘・対MS戦闘・対MA戦闘・対多数戦闘・拠点制圧を問題なく実行しており、ポテンシャルの高さが窺える。性能の項通り、装甲調整機能についてはザフトの正規工廠で製造された関係でストライクフリーダムよりむしろ上であり、シンが十全な精神状態であれば相手がインフィニットジャスティスであろうと少なくとも一方的にやられる事は無いはずである(後述の漫画版での死闘がその証左)。現にストライクフリーダムに関しては、オーブ戦において初見でアロンダイトを折られた上に上述のエネルギー切れが発生し一時撤退こそしたが、以降は単機でも互角であるように描写されている。またそのオーブ戦でも、ストライクフリーダムが現れる前にさらっとアカツキの片腕を切断しているが、実はこれが同機唯一のまともなダメージである[5]。
シン共々不当に低く評価されるのは、TV版のレクイエム防衛戦でインフィニットジャスティスに一方的に撃墜された場面が原因。オーブでもアスランが重症だったにもかかわらず腕を破壊され、大敗を喫したのも原因として挙げられ、双方で腕を破壊されたことで上述の指摘が生まれることとなってしまった。評価が見直された今では「アスランがおかしかっただけ」「腕を破壊するというアスランしか通せない細い勝ち筋は弱点とは言えない」という見解に落ち着いている。また、この当時のTV版の視点が完全にキラ側に傾いていたのも原因の1つであり、どうしても重要な局面で悉く大敗する絵面が印象に残り過小評価につながっているのである。一方でロゴスの戦力は全て容易に蹂躙しすぎてしまい、極端になってしまったため、メタ的にはシンとデスティニーを以て倒し甲斐のある強敵に恵まれず、強さを量れる物差しがなかったというのも不幸であろう。
しかし「リマスター版」では最終的に敗北する展開こそ変わらないもがパワー勝ちしている描写があったりとTV版よりも善戦しており、また高山瑞穂の漫画版や『THE EDGE』での最終決戦ではインフィニットジャスティスと互いの信念をぶつけ合う互角の死闘(両作共ジャスティスのミーティアを破壊しており、前者はビームキャリーシールドを、特に後者はジャスティスの片腕まで破壊している)を繰り広げている為、シンと共に非常に高い評価を受けている。
コンクルーダーズ構想
デスティニーはシン・アスカの専用機であるが、後に少数生産を前提として開発されたハイスペックMSである設定がMSVで追加された。最終的にはデスティニーを主力とした、優秀なエースパイロットのみで編成された精鋭モビルスーツ部隊「コンクルーダーズ」によって、地球側の戦意を完全阻喪させるという計画も考案されていた[6]。ハイネもその一角として専用に調整されたデスティニーが製造されるが、彼が戦死してしまったことで機体配備及び部隊編成は没案となった。
余談だが、ハイネ・ヴェステンフルス専用の機体はオレンジを基調としたカラーである。しかし、ハイネは専用デスティニーが完成する直前に戦死。他者に合わせて調整する手間と時間の問題で、倉庫に保管されたまま終戦を迎えた。乗るべき主を失ったハイネ機は、ザフトの兵器保管庫で眠り続けている。
このハイネ機の存在から、実は量産機だとされることも多いが、プラントにはデスティニーレベルの機体を量産する力はない。シン機はシンに、ハイネ機はハイネに合わせて調整された、専用の少数生産同型機である。
他作品で言うならばガンダムエックス、バンプレオリジナルでいうならば量産型ゲシュペンストMk-II改の扱いが近い(後者はコンクルーダーズの思想に近いものがある)。
登場作品と操縦者
原作での不遇を挽回するかのように、乗り手ともども総じて扱いが良い。初参戦から暫くは原作再現の関係でシンが敵対勢力に加わっている事も多く、その際ボスユニットとして登場するが、その後は自軍に加わるという形を取られることも多かった。近年は原作終了後扱いでの参戦が増えてきたため、終始自軍に所属しているのが基本。いずれの作品でもシン専用機であり、他のパイロットは乗れない。原作では最終決戦で敗北後、宇宙に破棄されてしまったが、当然スパロボではそんなことはなく原作シナリオ終了後もシンが愛機として搭乗し続けている。中にはキャラクターデザイン繋がりで別作品と一部設定を共有するという荒業を見せるなど、クロスオーバーの新たな可能性を感じさせるものとなっている。また、意外な事にスパロボのOP・EDやイベントムービーがある上で、『DESTINY』の機体がムービーに登場する際はデスティニーは全てのムービーに登場している(コレまた意外な事に、ストライクフリーダムはOP映像には1回しか登場していない)。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 上記の通りOPにも登場し、OP内の事実上のガンダムシリーズ代表にもなっている。物語後半でシンが乗り換える。全体的にモビルスーツの等身関連に不満が多いZであるが本機は元々細身のシルエットをしている為か違和感はあまり感じない。寺田Pが全ユニット中一番アニメーションにこだわったという逸話があり、躍動感のある動きをする。特に「アロンダイト」「フルウェポン・コンビネーション」のトドメ演出は必見。どの距離でも過不足なく戦える上、防御面もVPS装甲や分身があるのでほぼ安泰。今回パッケージの版権作品集合絵にエントリーしているのは伊達ではない、ということか。実は本作ではストライクフリーダムガンダムよりも僅かに装甲が薄い(デスティニー:1200、フリーダム:1250)。
- インパルスの改造が引き継がれる為、活躍させるのであれば早めにフル改造したい所だが、ルートによっては後半一時離脱、その間敵としても登場するため注意。敵ユニットとしては運動性がレジェンドと並び本作最高峰で、分身も所持しているため必中が無ければまともに攻撃が当たらない。攻撃力も非常に高く、シンの能力と隊長効果も合わさってスーパー系でも一撃で致命傷になるので精神コマンド無しで戦うのは非常に危険。
- ハイパーデュートリオンエンジン搭載なのに、Sフリーダムや∞ジャスティスとは違いEN回復(小)を持っていない(レジェンドも)。原作でEN切れを起こした事があったからだろうか。
- ミーティアとは合体できないが、フルウェポン・コンビネーションは大気圏下でも地形適応が良好で作中最強クラスの火力を叩き出すので、シンに援護攻撃を習得させればアニメ版の扱いを払拭するかのごとく、獅子奮迅の活躍をしてくれる。ED映像にも登場。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 今回のOPではガンダムシリーズからはデスティニーとエクシアのみなので、再び実質ガンダム代表の一角として扱われている。宇宙ルート25話でSフリーダム、∞ジャスティス、インパルスと共に加入。設定を反映してか装甲が1000に低下したが、フリーダムよりはまだ高い。EN回復能力が追加され継戦力が上がったが、アロンダイトのEN消費が倍になっているため連発しすぎるとやはりガス欠になる。
- 前作の最強武装のフルウェポン・コンビネーションが使用不能であり、それでも十分強くはあるが、この影響で本作のデスティニーはバリア貫通、サイズ差補正無視付きの武装がないという地味に痛い欠点がある。 サイズ補正無視に関してはシンの技能でフォローしたい。フル改造ボーナスが攻撃力+300と優秀。フラッシュエッジ2が低燃費のP武器で使いやすい上に、フル改造ボーナスやSEEDで火力を底上げできることもあり、敵陣に切り込んでの反撃戦法では最強クラスの機体。戦闘アニメは一見するとZの流用に見えるが、足の長さなど全体のバランスが見直されている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 最短で中東ルート7話と、歴代最速の正式加入。能力は前作と殆ど変らないのだが、この性能で序盤からの加入となる為、シンを序盤から長く育成できる事も相まって、序盤から終盤まで非常に優秀な戦力として存分に活躍させる事ができる。特に宇宙ルート第24話では7ターン目を迎えるまで無限増援が発生するが、低燃費武装と火力の底上げ要素が噛み合ってエネミーフェイズのデスティニーは獅子奮迅の活躍を見せ、普通にデスティニーを使い込むだけでも大量の稼ぎが可能。
- 物語中盤には最強武器のフルウェポン・コンビネーションも復活[7]し、更に火力が上昇。強いて欠点を挙げるならMAP兵器がない程度の隙の無い機体となった。解禁されたフルウェポン・コンビネーションの戦闘アニメにも、新たにリアル等身のカットインが挿入されるようになった。尚、今回のOPではガンダムの登場機体数も歴代最多なので、ガンダムシリーズの代表感は無くなった。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回も参戦は分岐ルートの途中ではあるものの序盤から。戦闘シーンは基本絵も含め全て刷新されたが、基本絵のバランスの良さは兎も角、全体的に動きが硬く、元々『Z』のデスティニーはやたら気合いの入った動きをしていたため賛否両論といったところ。
- 中盤までは例の如く最強武器が封印されており、挙句シンもSEEDが使えない状態で、ボス戦を任せるのは厳しい性能となっている。一応基本性能は高いので、乗機を丸ごと取り上げられているアムロやカミーユに比べれば十分戦力としてカウント可能な部類ではある。第31話でSEEDが解禁されてからが本番。
- 前作に比べカスタムボーナスの変更、SEEDの補正の変更、魂の弱体化が重なり火力は落ちてしまったが継戦力は相変わらず高い。移動後使用可能なALL武器もないのでできればシンにヒット&アウェイも付けておきたい。
- 今回フルウェポン・コンビネーションが「武装一斉攻撃」という名称に変更になっている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今作も分岐ルートで参戦。
- 基本性能は前作同様で、ややテンポの悪かった「武装一斉攻撃」のアニメのスピードが調整されている。
- 今回は2種の召喚攻撃が新規に追加されており、序盤の正式参戦時に中堅クラスの威力であるルナマリアとの連携攻撃「ザフトレッド・コンビネーションI」、終盤にレイを加えた3人の連携攻撃で天獄篇におけるデスティニーの最強武装である「ザフトレッド・コンビネーションII」がそれぞれ解禁される。インパルスとレジェンドが単独ユニット化しない代替として、いずれも演出に非常に気合いが入っており、事実上の合体攻撃と言える見応えのあるものに仕上がっている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- ハイパーデュートリオンがようやく実装。効果は「ENを25%回復」とNJCより回復量が多い。
- 武装はアロンダイトが高威力かつバリア貫通を持つコンボ攻撃になっており、またフルウェポン・コンビネーションも同じくバリアを貫通するため、単体突撃、対ボス戦が有効な機体になっている。特に後半、オリジナル勢力にバリアを持つ雑魚が大量発生するため、切り込み役にうってつけ。一方で武装からフラッシュエッジが削除。消費が軽い格闘武器がなくなり、射撃の育成や燃費に気をつけなくてはならなくなった。
- SU運用がうってつけの機体ではあるが、∞ジャスティスと組ませた際のフルウェポンコンビネーションとグリフォン2の援護攻撃は互いのSEED補正とアスランの信頼補正「格闘武器の攻撃力アップ」、シンの信頼補正「格闘武器のクリティカル率アップ」が全て反映されて恐るべき火力を発揮するため、アスランとのPUも捨てがたい。
- スーパーロボット大戦L
- シンの正式参戦から3話程で加入。今回はインパルスからの改造引継ぎがない所に注意。
- 無消費武器を持つ機体が1機もいない本作では、『K』と同性能のハイパーデュートリオンの恩恵が大きい。変わらずコンボ属性・高威力なアロンダイトに加え、分身・VPS装甲・シールド・剣・銃と防御能力が豊富で生存能力が飛びぬけて高いため、シンの能力とも相まってSUに厳しめなバランスである本作の中でもSUでの運用に十分耐えうる機体。
- ただし、アロンダイトとビーム砲に気力制限がついたため気力が上がらないと格闘武器どころか長距離ビーム砲も使えず、バルカンとビームライフルしか武器が無い状態からスタートしなければならないので注意。撃墜数トップ3のエースになればフルウェポンコンビネーション以外の武装を全て使える状態からスタートできるが、そのためには最前線でしっかりスコアを稼がせる必要がある。
- 前作比で信頼補正こそないものの、同様に∞ジャスティスと射程等がかみ合うためにPU運用も強力だが、今回はデスティニーも∞ジャスティスも機体ボーナスに貴重な「宇宙適応A(S)」があるので、別々で運用した方が宇宙Bの面々が助かるだろう。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作終了後なのでプロローグから参戦するが、初戦で大破してしまう。その後アルヴィス預りで修理され、中盤の竜宮島での戦闘中に皆城乙姫が無人状態で動かしシンの元へ届けられる。
- 本作のSEED系MSは対フェストゥムを想定して準備されている設定。その中でも本機は読心を上回る速度での高速戦闘を可能とし、序盤で大量に出てくるグレンデル型に対してはVPS装甲でダメージを受け止める(ゲーム上でもVPS装甲で同化を防げる恩恵がある。無効化できるのはグレンデル型の攻撃と「アーム・ラッシュ」、エウロス型の「ミサイル」のみだが、ある意味本作で危険なグレンデル型に対策できるだけでもかなりのアドバンテージがある。ただし、フェストゥムが高頻度で放ってくる「ワーム・スフィアー」には無力なのに注意。)など、ファフナーとは違う方向で印象深く活躍する。特に『ファフナー』原作の環境では、同化を恐れず戦う行為がそもそも絶対に有り得ないレベルだったため、同化の恐ろしさを知る視聴者からすれば、今回の扱いは人が乗る機体の中では余りある厚遇といえる。
- その中でもシンとデスティニーは『ファフナー』系シナリオの際にはほぼ必ず登場するなどの大胆なクロスオーバーの数々から、ファフナー・マークデスティニー(「運命」をドイツ語読みにしたマークシックザールとも)と呼称するファンも(ちなみにその俗称はスパロボ公式ラジオでも触れられている)。
- 対フェストゥム戦に限らずとも基礎性能の高さや武器射程面での対応力は健在で、戦場を選ばず活躍できる。今回はルナマリア搭乗のインパルスガンダムとの合体攻撃も追加され、使いやすさはもちろん最大火力も過去作以上となっている。残念な点は、『L』に続いてインパルスからの改造引継ぎがないところと、GNドライヴの煽りを受けてハイパーデュートリオンの回復量が10%にまで落ちている点。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 初登場作品。今回は主に敵としての登場であり、終盤に正式参入する。今作ではストライクフリーダムがメインだがOP映像にも登場しており、ストライクフリーダムとウイングガンダムゼロと激闘を繰り広げている。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 今回はパルマフィオキーナが単独武装として追加された他、新規武装以外ではアロンダイトのモーションが変更されている。また、機体集合イラストには登場していないが、公式サイト内には新規でデスティニーを含めた主人公機が描き下ろされている。
- 『第3次Z』同様、武装一斉攻撃およびシンのSEED技能が途中まで使用不能であり、初期からSEED解禁されているストライクフリーダムや∞ジャスティスと比べると能力面で不利。火力に関しても合体攻撃の相棒が能力の低いインパルスであるため、相対的に劣っている。
- なお、早期にインパルスに手を入れると、あちらがカスタムボーナスを得た場合エクスカリバーの攻撃力が上がる為、インパルスの後継機でありながらインパルスと最大火力が同等の状態に陥る(さらにあちらは射程も伸びるため、使い勝手の面ではさらに差がついてしまう)。
- SEED解禁後は武装一斉攻撃に加えてインパルスとの合体攻撃も増え、最大火力が目に見えて上がる。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- シンが搭乗。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第4章より参戦。コロニー勢力の一部が独自に開発した設定で、RX-78ガンダムと同時期かそれ以前に開発されたことになる。
- Zと同様EN回復を持っていないのだが、EN回復を前提としているとしか思えないほど武器のEN消費が激しい。その上、VPS装甲とビームシールドでもENを食ってしまうのでEN切れを起こしやすいが、機体をより改造していれば分身の確率が上がるので同作の他2機と比べると被弾の際に余計なENを使う頻度は減る。シンの精神コマンドのラインナップが珍しくイマイチではあるが、防御寄りの精神2つと改造による分身確率向上で攻撃力と生存能力はトップクラスではある。また、ゲーム内では『DESTINY』の3機体が並び立つカットインがあるのだが、3機の中で珍しくセンターに位置している。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 『X-Ω』では原作のアーモリーワン襲撃事件の時点でデスティニーが完成済みの珍しい設定(但し、原作を知っている人からしたらこの時点でかなりパワーバランスが崩れる為、ファンからは突っ込まれた)で、シンはどのイベントでも一貫して本機に搭乗する。このため、インパルスガンダムが一貫してルナマリアの乗機として扱われている。
- R・SR・SSRアタッカー、SSRディフェンダー、大器型SSRシューター、大器型SSRファイター、大器型SSRアタッカー・Ωスキル搭載大器型SSRファイター、極型SSRファイターが登場。
- R・SR・SSRアタッカーは2016年7月のイベント「運命の騎兵隊」の報酬ユニットとして実装。飛行能力と高い移動速度を持つ斬り込み役。アビリティはHPが高く保つことで能力が上昇するものが多く、魂と突進貫通型の「アロンダイト」の合わせ技による爆発力が強み。ただ、高い攻撃力と運動性能に対してHPと装甲がレアリティ内でもかなり低く、HPをアビリティ発動条件で保つのが難しいので、こまめな回復を心掛けたい。
- SSRディフェンダーは2016年9月に追加。グラフィック・モーションは前述のアタッカー版と同一で、アタッカー版のアビリティ「光の翼」が「VPS装甲」に差し替わっている他、必殺スキルも範囲上の敵一体を攻撃する「パルマ・フィオキーナ掌部ビーム砲」に差し替わっている。レアリティ覚醒で入手可能。
- 大器型SSRシューターは2017年3月のイベント「運命を動かす絆」にて実装。被弾しにくいシュータータイプと相性のいい「HP4/5以上」が発動条件のバフが揃う。安定した攻撃力を発揮するが、それらのバフが切れると一気に弱体化してしまうので注意。
- 大器型SSRファイターは2018年9月のイベント「それは、小さなキセキ」にて実装。過去作の分身がついにアビリティとして実装され、分身発動時に攻撃したユニットに大ダメージ+高確率でスタン効果を与える「運命の業火」、ファイタータイプの攻撃範囲拡大と噛み合ったいわゆる「キルアップ」系アビリティ「シン・アスカ専用機」と合わせて、避けて当てる切り込み役リアル系として活躍できる。乱舞格闘系の必殺スキル「近接コンビネーション」の追加で爆発力もアップした。
- 大器型SSRアタッカーは2019年11月の宇宙戦艦ティラミスIIとのコラボイベント「NOT ALONE」の報酬ユニットとして追加。報酬専用パイロットパーツ対応ユニット。キルアップ系アビリティ「全領域対応の最強MS」はキルアップには珍しく命中率ダウンのデメリット効果が存在し、攻撃が回避されるごとに命中率、移動速度、クリティカル率をアップさせるアビリティ「ミラージュコロイドによる残像」と対になっている。
- Ωスキル搭載大器型SSRファイターは2020年5月のイベント「夢見た楽園は遠く」にて実装。
- 極型SSRファイターは2021年1月のイベント「明日に咲く花」にて実装。極型ストライクフリーダムとのXΩスキル対応で、同時にXΩユニットも実装されている。
- アリーナでの性能は以下の通り。
- 大器型SSRシューター…味方の撃破に連動してバフを得るいわゆる「デスアップ」系アビリティ「運命という名のモビルスーツ」が特徴。デスアップ系ユニットの例に漏れず通常時は貧弱、かつHPを維持する手段がEXアビリティの分身とシンの不屈及びPアビリティに依存するのが難点で、分身無効がデファクトスタンダード化している昨今の環境では真価を発揮する前に必殺スキルで焼かれて終わることもザラ。
- 大器型SSRファイター…VPS装甲、100%分身「ミラージュコロイド技術の応用」と回避時に発動するHP回復+コア獲得「運命の業火」によりデスティニーガンダムの中では生存性に優れるものの、昨今の回避・命中率のインフレや、そもそも回避を許さない超命中・必中状態の実装が向かい風。
- 大器型SSRアタッカー…大器シューター版のリメイクと言った趣で、デスアップ系アビリティ「譲れない信念」による爆発力が持ち味。EXアビリティの分身は特殊回避に変更され、回数は限られるが確実に攻撃を回避できるようになった。しかし「特殊回避を潰してくる超命中・必中状態に無力」「耐久面はシンの不屈やPアビリティのタフネス頼り」といった欠点はシューター・ファイター版から変わらずで、10というVコストの重さもあって編成難易度は高い。
- 極型SSRファイター(XΩ)…「VPS装甲【極】」による莫大な耐久値、ダメージを受けるたびに耐久値を修復しつつ速度を上げる「ソリドゥス・フルゴール【極】」の2つのアビリティが肝となり、前線で味方の盾になりながら反撃で相手を殲滅できる。必中状態にはなれないが、逆に攻撃を回避されるたびに行動力が加速する上に、XΩスキルの相方であるストライクフリーダムが必中状態で当ててくれてしっかりダメージを稼げるため、互いに殲滅速度を支え合う形となる。基本XΩスキル前提の運用で、末期の強豪ユニットとして活躍した。しかし、耐久値を無視されるとあっさり落ち、それを行えるユニットの活躍もまた目立った。
- スーパーロボット大戦DD
- 3章Part12から追加参戦。攻撃特化タイプ。フォースインパルスガンダムからの乗り換え扱い。また、ボスユニットとしても登場するが、別の勝利条件があるのでPart9のフリーダムと違って攻撃したり、倒す必要は無い。
- 同Partから10ヶ月ほど前の『DESTINY』参戦初報の2023年8月の生スパロボチャンネルにて参戦自体は示唆されており、同じ『DD』内の紅蓮可翔式から聖天八極式への乗り換えと同じ位登場が早いとも言われていた。そのせいで、初報で参戦決定したインパルスを公式が参戦前から二軍扱いさせてしまう珍事が発生していた。
- 本作ではヘブンズベース攻略戦に間に合っておらず、スティングのデストロイガンダムの攻撃でインパルスが大ダメージを受けた絶体絶命の最中、急整備した本機に戦闘中にぶっつけ本番で乗り換える形で登場する。
- 第2SSR「パルマフィオキーナ」の追加に伴い対決戦で強力なユニットの一角として浮上しており、HPを大幅に盛った上で100%にまで伸ばせる反撃時のカウンターに加え確率は少々低いが特殊回避まで持ち[8]、しまいにはHP60%以下で割り込み行動と、回避できないユニットをとことんまで刈り取る凶悪な性能を誇る。ここに射程増加と命中時の覚醒自動発動を持つ第1SSR「アロンダイト」を加えることで、攻撃特化タイプに不相応の耐久力と手数を備えた難攻不落のアタッカーと化す。ただし移動力は3と低いため、ゼンカイオージュラガオーンの「ジュラガオーン円月クラッシュ」をサブに装備するなどフォローは必須となる。
- 対決戦では弱点属性としてビームが設定されている。あくまでブレイクゲージ減少率の話だが、皮肉にもビームサーベル以外の全ての必殺技がビーム属性のストライクフリーダムとの相性は悪く、逆に実装時点でデスティニーがストライクフリーダムの弱点(特殊属性)を突く事は出来ない。
関連作品
- Another Century's Episode: R
- 使用可能機体。OP映像にも登場。スパロボのOPでは機体がSDサイズなのでソレだけを見てたら他の機体もほぼ同じサイズだと思ってた人も多かった様で、機体の集合の際にデスティニーのサイズが大き目寄りなので驚いた人は多かったかもしれない(もっとも、ソレ以上にアクエリオンの大きさに驚いた人が多かったかもしれないが)。
- Another Century's Episode Portable
- 使用可能機体。
装備・機能
武装・必殺武器
インパルスの各シルエットの長所を一纏めにした機体だけあり、格闘・射撃とも強力な武器を備えバランスが取れている。ちなみに各種ゲームで登場する際は、高火力武器が格闘寄りになっている場合が多い。
武装
- MMI-GAU26 17.5mm CIWS
- 頭部に2門内蔵されたバルカン砲。本機唯一の実弾兵器で、先行のセカンドステージシリーズに装備された物より小径化されている。劇中未使用。
- 『Z』では運動性ダウン、携帯機では照準値ダウンの特殊武器。
- MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲
- 左右の掌底部に内蔵された小型ビーム砲。主に至近距離の格闘戦で放つ隠し武器のような扱い[9]で、接近戦であれば一撃で戦艦をも破壊する威力を持つ。ビームサーベルとしても使えるらしい。デスティニー独自の実験的兵装で、パイロットの発想次第で様々な応用が可能。作中ではデストロイガンダムに対して主に用いられ、胴体部に貫手を放った上で発射し内部を貫通して攻撃していた。他にはインフィニットジャスティスガンダムのビームサーベルを咄嗟に防御する形で発動もしていたが、抵抗はできたものの押し負けて腕を失う結果となった。
- 主な用法がシャイニングガンダムのシャイニングフィンガーに似ているためか『Z』では終盤オーブでの戦いで、手に似たような武器を持つターンXの溶断破砕マニュピレータをモロに喰らうイベントがあった。ただし、それらが貫手そのものを武器にするのに対し、パルマフィオキーナはあくまで貫手と併用できるビーム砲であるため、厳密には用法は異なる。
- 単独武装としては長らく採用されず、フルウェポン・コンビネーションでのみ使用される作品が多かった。『第2次再世篇』では中盤での修理によりフルウェポンが解禁される事から、本武装の調子が悪かったと推測されている。
- 『X-Ω』では大器型アタッカー・ディフェンダータイプでの必殺スキルとして実装され、初めて単独武装として実装された。
- 『V』でも単独武装として採用。使い勝手はほぼアロンダイトの下位装備。わずかな命中率や気力制限、EN消費の差はあるが、闘争心やエースによって初期気力が高い状態で出撃できるようになるとあまり使われなくなるポジション。C属性持ちだが射程が短いのでカウンター武器としての勝手は悪い。
- 『DD』ではビーム属性のSSR必殺技。演出が大幅に変更されており、フラッシュエッジ2で攻撃後、残像を伴った高速移動で急接近して右手の一撃を行いその場で左旋回して勢いを付けた左手で再度攻撃する。
- メインアビリティは「ハイパーデュートリオン(デスティニー)」で、HP・攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・パルマフィオキーナの必殺技威力が増加する。気力135以上の時、全ての攻撃の与ダメージが増加し、戦闘時のみ敵ユニットの運動性を減少させる。敵ユニットのアクション時のみ、一定の確率で攻撃を完全に回避し、実弾・斬撃・打撃属性の被ダメージを軽減するバリアを展開する。いずれかのユニットのアクション終了時に自分がHP60%以下になった場合、割り込んで自分のアクションを開始し、「熱血」を発動する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
- M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
- 背部の左ウェポンラックに装備された大型ビームランチャー。不使用時は2つ折りにマウントされ、展開時の全長は本機を上回る。ガナーウィザードのオルトロスやブラストインパルスのケルベロス以上の出力を誇り、MSの携帯火器の中でも最強クラス。また、速射性能も高く、迎撃にも使用できる。なお、砲身分割の技術には本体でも採用された基本構造体の細部化と連動が生かされている。
- ファンからの通称は「名無し砲」。「アグニ」や「ケルベロス」の系譜でありながら、それらに該当する固有名称がないことが由来。
- 『Z』では全体攻撃。
- 『X-Ω』ではシューター・ファイタータイプで必殺スキルに採用。
- 『DD』ではビーム属性のSR必殺技。フラッシュエッジ2で牽制してから放つ。メインアビリティは「全力攻撃II」で、サブアビリティは「攻撃力・防御力アップII」。
- MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置
- 両手甲部に装備された光学防御装備。展開領域の任意設定が可能で、シールドの形状変更のみならず、ビームガン等としての使用も可能。高出力ビームの直撃すら無効化するほどの対ビーム防御力を持ち、実弾も防御可能だが、アンチビームコーティングが施された物体は素通りしてしまうという弱点もある。ただし、本機はVPS装甲があるためカバーできる。
- 一部の作品(『Z』『第2次Z』『OE』)では実体シールドの黄色い部分からビームシールドを展開させているが、実体シールドの黄色い部分はただの装飾であり、手甲の黄色い部分が本来のビームシールド発生装置である。色と形が似ているので間違えてしまったのだろうか。V2アサルトガンダム、ゾリディア、近衛師団仕様リグ・シャッコーなど、実体盾からビームシールドを展開するモビルスーツも存在するが、それらと混同してしまったのかもしれない。さらに、『Z』と『第2次Z』ではビームシールドの形状が本来の菱形とは異なる六角形になってしまっている。シールドの形状に合わせてしまったのかもしれない。『K』『UX』『第3次Z』『V』では位置・形状ともに正しく描写されている。
- 対ビームシールド
- 左腕に装着されたシールド。インパルスのシールドと同様、上下に伸縮可能。本機はビームシールドとVPS装甲があるため、フェイルセーフ用として装備されている感が強い。実際、使用されたのはビームライフルや片腕を破壊された時の爆発から身を守った時ぐらいである。こちらは実体型シールドであって、ビームシールドを発生させる機能は無い。
- RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン
- ソードインパルスのフラッシュエッジの発展型。簡易型ドラグーンとして操作する機構が継承されている。ビームサーベルとしても使用可能だが、2つ組み合わせて大きな実体ブーメランとする機構はオミットされた。アンチビームコーティングが施されたシールドを容易に破断する威力がある。……のだが∞ジャスティスに何故か蹴りで弾かれた[10]不遇の武器。両肩部にマウント。
- スパロボの演出では基本的に此方のブーメランとしての採用が殆どである。「Zシリーズ」では燃費のいい有射程P武器で使い勝手が良い。『X-Ω』では「フラッシュエッジ2(投擲)」名義で通常アタッカータイプの必殺スキルに採用。
- 『K』『L』ではビームライフルと役割が重複(どちらも中射程P属性武器)するためかオミットされている。『UX』では武装としては珍しくサーベルでの採用となっているがフルウェポン・コンビネーションではブーメランとしても使われている。
- ビームサーベル
- フラッシュエッジ2のビーム刃の出力を上げて剣状にした状態。通常のビームサーベルと同じく手に持って使うが、作中での使用頻度は極度に少ない[4]。SRWでは単独武装として採用される際はこちらが「フラッシュエッジ2」名義となっている。
- 『Z』では斬り払い時に使用。『UX』では前述の通りこちらが武装として採用され、フルウェポン・コンビネーションにてブーメランが使用されている。両形態が同時に再現されたのはSRWでは初となる。
- 『X-Ω』ではアタッカー・ディフェンダー・ファイタータイプの通常攻撃。
- 『DD』では斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「PS装甲技術関節」で、攻撃力・照準値が増加する。サブアビリティは「攻撃力アップI」。
- MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル
- インパルスなどが装備している物の改良型。出力と速射性能が高まっている。腰部にマウントラッチがある。
- 『Z』ではP属性無しで、単体版と連射(トライチャージ専用)の2種。『K』ではP属性ありのアタックコンボ武器。
- 『X-Ω』ではシューターの通常攻撃に採用。
- 『DD』ではビーム属性のR必殺技。メインアビリティは「ブレイクアタックI」で、サブアビリティは「攻撃力アップI」。
- MMI-714 アロンダイト ビームソード
- 背部の右ウェポンラックに装備された、デスティニー専用の近接戦用大型ビームソード。対艦刀でもある。不使用時は2つ折り状態でマウント。ソードインパルスのエクスカリバーやグフイグナイテッドのテンペストの発展型で、デストロイすら一刀両断するほどの威力があるが、構造上脆弱な部分がある。機体の全高を上回る長さで、使うには駆動部にも高い剛性と柔軟性が求められる。
- 当初は「アロンダイト対艦刀」「アロンダイト大型ビームソード」等、媒体によって表記揺れがあったが、近年は「アロンダイトビームソード」で統一されている。
- 『Z』では射程1~2だが、高威力&低燃費&必要気力なしという超性能。
- 『K』では射程1固定だが、バリア貫通効果が付きアタックコンボも可能。しかし、燃費が恐ろしく悪い。トドメ演出では敵に突き刺されたまま爆発している。『L』では燃費改善され、演出面でも強化。随所にカットインが入り、さらに岩場に叩きつけるトドメ演出となった。刀身が折れないか心配である。『UX』ではトドメ演出で一度離脱し、フォースインパルスガンダムのエクスカリバーよろしく再度突っ込んで斬り捨てるというカットに変更された。
- 『OE』では「対大型」特性のため、L(4)サイズ以上の敵に攻撃力の数値以上のダメージを出せる。
- 『X-Ω』ではアタッカー・ファイターの必殺スキル。
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。発進シーンのバンクに始まり、ビームライフル連射から抜刀、残像のように分身を残してアロンダイトで切り刻む。最後に突きで〆、直後に雷鳴が轟いているが、この〆はアスランの強奪したグフイグナイテッドを撃墜したシーンの再現。
- メインアビリティは「G.U.N.D.A.M」で、MAP兵器以外の最大射程が2増加する。攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値が増加する。実弾・斬撃・打撃属性の被ダメージを軽減するバリアを展開する。気力135以上の時、全ての攻撃の与ダメージが増加し、戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力・運動性を減少させる。気力140以上の時、アロンダイトの必殺技威力が増加する。アロンダイト命中時、自分に「覚醒」「直撃」を発動する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
必殺技
- フルウェポン・コンビネーション / 武装一斉攻撃
- 『Z』で追加され、以降『X-Ω』以外で採用され続ける定番となったデスティニーの必殺技。外付けの武装を次々と使用し、射撃武器で足を止めさせてからアロンダイトで強襲、最後にゼロ距離からパルマフィオキーナを叩き込む連続攻撃が共通項であり、武装の使用順などは各作品ごとに異なる。PS2ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ~GENERATION of C.E.~』におけるオリジナル最強攻撃「バーストアタック」が元ネタである。特に回転しながらパルマフィオキーナを構える場面などはそっくりそのまま。
- 全作品通してP属性で、『Z』では射程が2~5、『K』『L』『UX』『OE』では射程1~3でバリア貫通効果あり(『UX』に至ってはサイズ修正無視もある)と強力。『Z』ではビーム兵器扱いなので、VPS装甲を持つ相手でも問題ない。
- 『第2次Z破界篇』では使用不可だが、実は没データとしてちゃっかりあったりする。『再世篇』の中盤でエターナルが持ってきたパーツによって追加される。『Z』時点では刺しっぱなしになったアロンダイトを宙返りしながら回収する形に改変された。
- 「フルウェポン・コンビネーション」という必殺技名はスパロボオリジナルで、『第3次Z』から名称が「武装一斉攻撃」に変更された。後述の「ザフトレッド~」との被りを避けるためだろうか。劇中での会話において、シンが集中力を極限まで研ぎ澄ませた状態でない使えないと語っており、カミーユとセツコとの訓練で身に着けたことが明らかになった。また、『第3次Z』および『V』ではアロンダイトの攻撃パートが超高速の連続斬撃になっている。
- 『K』『L』では他作品と異なり、ビームライフルによる牽制の後、先にアロンダイトで斬りかかった後、一度距離を取りながら長距離ビーム砲を挟み最後にパルマフィオキーナという構成。トドメ演出で家族との思い出がフラッシュバックするようになっており、一部では「トラウマアタック」などと言われる事もあった。『L』ではレクイエム戦でジブリールの乗ったガーティ・ルーにトドメ演出込みで叩き込み撃沈させるイベントがあり、感慨深い技に昇華されている。
- 『UX』では先述の通りフラッシュエッジを使用しており、劇中未使用のCIWS以外の全武装を用いての攻撃となった。フラッシュバック演出はなくなり、「シンは過去を乗り越えた」と解釈することもできる。
- 一方『OE』では名前に反して長射程ビーム砲、アロンダイト、パルマフィオキーナの3つしか使用しないため(トリ)フ(゜)ルウェポン・コンビネーションと揶揄されている。なお、この3つの武装による連続攻撃はアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』でも登場しており、そちらは「デスティニー・イグナイテッド」というOP「ignited」から引用された必殺技名が採用されている。
- 他作ではGジェネレーションシリーズ『クロスレイズ』では格闘武装を全て使用した連続コンボ技に「エクストリームブラストモード」という呼称が使われている。プラモで発売されたバージョン違いの名前が元ネタ。
- 近接コンビネーション
- 『X-Ω』ファイタータイプの必殺スキル。アロンダイトで連続攻撃を行ってからパルマフィオキーナで〆。
- エクストリーム・コンビネーション
- 『X-Ω』でのΩスキル対応必殺スキル。長距離ビーム砲、フラッシュエッジ、アロンダイトでの連続攻撃。
- 実質上のフルウェポン・コンビネーションだが、本武装を使用可能なΩユニットは全て近接コンビネーションも併せ持つため、結果的に同作では近接コンビネーションとパターンを分けた形になっている。
- 高エネルギービームライフル(連射)
- 『X-Ω』シュータータイプの必殺スキル。
召喚攻撃
- ザフトレッド・コンビネーションI
- 『天獄篇』で追加された召喚攻撃。ルナマリア・ホークのフォースインパルスガンダムと連携で攻撃する。2機がかりの牽制射撃から、デスティニーのフラッシュエッジ投擲の援護を受けながらインパルスがビームサーベルで斬りかかる。
- ちなみに出だしの牽制射撃はデスティニー→インパルスの順だがインパルスの方は一発も当たらない。とはいえ、デスティニーはメインとなる対艦刀や長射程ビーム砲といった大火力武装を一切使っていないので、どちらかといえばインパルス主体の攻撃である。後述する『V』の合体攻撃版でもルナマリアの方が目立っている。
- ザフトレッド・コンビネーションII
- 『天獄篇』中盤で追加される最強攻撃。ルナマリアのインパルス、レイ・ザ・バレルのレジェンドガンダムとの連携攻撃。ビームライフルとドラグーン、高エネルギー長射程ビーム砲で波状攻撃の後、インパルスがレジェンドにエクスカリバーを投げ渡して2機がかりで突撃。最後にデスティニーがアロンダイトで突き込む。こちらもインパルスのビームライフルは一発も当たらない。
- 第38話でのヘブンズベース攻略戦でデストロイガンダムを撃墜したフォーメーションの再現。原作ではインパルスはソードシルエットに換装しており、フラッシュエッジで牽制を行っていたが、本武装ではフォースインパルスガンダムのままエクスカリバーを使用している。
合体攻撃
家庭用作品ではルナマリア・ホークのフォースインパルスガンダムとの連携攻撃のみが採用されている。『X-Ω』では初めてキラ・ヤマトとの合体攻撃が実装された。
- コンビネーション・アサルト
- 『UX』で使用。ルナマリア・ホークのフォースインパルスガンダムとの合体攻撃。アロンダイトとエクスカリバーでの同時斬撃からインパルスはブラストに換装し、長距離ビーム砲とケルベロスで波状攻撃を仕掛ける。
- 余談だがシン役の鈴村氏とルナマリア役の坂本氏はUX発売の前に結婚しており、この攻撃パターンはウェディングケーキ入刀→お色直し→キャンドルサービスとファンからの祝福混じりでネタにされた。
- コンビネーション・アサルトII
- 『X-Ω』で使用。キラのストライクフリーダムガンダムとの合体攻撃。各種武装を使用した連続攻撃の後、トドメに長射程ビーム砲とカリドゥス複相ビーム砲を放つ。〆の同時攻撃は、ストライクフリーダムと対峙した際の撃ち合いの再現と思われるが、同時攻撃の都合上交差撃ち。
- デスティニー側の動きは、正面からビームライフル2連射→アロンダイトで突撃して後ろに回る→斬り上げ→長射程ビーム砲で〆。
- 撃墜した場合は追加で、最終期OPのラストカットからインフィニットジャスティスを抜いて位置調整したような形で、地球をバックに両機立ち並ぶカットが加わる。
- ザフトレッド・コンビネーションI
- 『V』で使用。フォースインパルスとの合体攻撃。演出は『天獄篇』の召喚攻撃の流用で、撃墜後にシンとルナマリアのカットインが入るようになった。
- ザフトレッド・コンビネーションII
- 『V』で使用。フォースインパルスとの合体攻撃。『天獄篇』の召喚攻撃と同名だが、レイがいない都合もあってか大きく改変され、『UX』のコンビネーション・アサルトに似た形となった。2機がかりでビームライフルを放った後、ブラストに換装したインパルスがデスティニーのビーム砲と同時に一斉発射。最後に、ソードに換装したインパルスがエクスカリバーでデスティニーのアロンダイトと同時に切り裂く。換装攻撃の順がコンビネーション・アサルトとは逆になっている。
特殊能力
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動。
- ビームシールド
- 『OE』で採用。
- VPS装甲
- 『Z』、『第2次Z』では特殊装甲、『K』、『第3次Z』ではバリア扱い。ビーム兵器以外の攻撃によるダメージを軽減する。『UX』では特殊装甲扱いであり、バリアを貫通するフェストゥムの攻撃にも発動し同化を無効化できるので、『UX』における「セカンドステージシリーズは対フェストゥム用に開発された」という設定を補強する役割を担っている。
- ミラージュコロイド / 分身 / 高速回避
- 特殊回避。気力130以上で発動。これにより、防御手段が多いCE系MSの中でも最高峰の防御性能を誇る。特に連続ターゲット補正のある『Z』以降でその恩恵を感じやすい。
- 『UX』では専用の「高速回避」となったが、最大発生確率が分身50%に対し高速回避45%とやや弱体化した。
- ハイパーデュートリオン / EN回復(小)
- ZシリーズではEN回復(小)。『Z』では採用されなかったが、『第2次Z』からは採用された。
- 携帯機シリーズでは「ハイパーデュートリオン」表記。『K』、『L』では毎ターン自軍フェイズ開始時に、ENが最大値の25%回復する。『UX』では回復量が10%とEN回復(小)と同じになった。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 全ての武器の攻撃力+300
- 『第2次Z』でのボーナス。
- 『破界篇』ではこのボーナスのおかげで、最強武器が封印中にもかかわらずトップレベルの攻撃力を確保している。『再世篇』では元々高い火力が最強武器解禁で更に高まり、その単体攻撃力はストライクフリーダムガンダムやインフィニットジャスティスガンダムを上回る。
- 最大EN+80、全ての武器のCRT+30
- 『第3次Z』でのボーナス。継戦能力が大幅に上がるほか、『天獄篇』で追加される最強武器のEN消費にも対応できる。また、CRT上昇による与ダメージアップ(の期待値が上がること)も侮れない。SEEDスキルによるCRT+40%・見切りによるCRT+10%を加えると最強武器の「武装一斉攻撃」はCRT+90%に達する。シンのエースボーナスでSEEDスキルが気力110で発動可能となると、ステージ開始からクリアまで全ての攻撃をクリティカルとすることも夢ではない。
- 最大EN+80。特殊能力「分身」の発生に必要な気力制限がなくなる。
- 『V』でのボーナス。『第3次Z』でのボーナスに似ているが、こちらは分身の気力制限を無くす。シンをエースにした上で闘争心Lv.3を覚えさせると分身の必要気力をすぐに満たせるので、終盤は形骸化しやすく、総じて弱体化といって過言ではない。
機体ボーナス
- L
-
- 無改造:CT補正+10 運動性+5 地形適応:宇A
- ハーフ改造:CT補正+20 運動性+15 地形適応:宇S
- フル改造:CT補正+30 運動性+25 地形適応:宇S
- 貴重な宇宙適応ボーナス持ちなので、宇Bかつ接近戦を得意とする機体とPUを組む機会もあるだろう。
- UX
-
- 初期段階:CRT補正+10 運動性+5
- 第二段階:CRT補正+15 運動性+10 地形適応:宇A
- 第三段階:CRT補正+20 運動性+20 地形適応:宇S
- 最終段階:CRT補正+30 運動性+30 地形適応:宇S EN+50
- 基本的には『L』同様だが、最終的にENが増えるので継戦能力の向上が期待できる。
- 今作はユニット側で宇B以下の機体が存在しないので、純粋に接近戦を得意とする機体とPUを組むと良い。近距離・遠距離問わず武器の射程がほぼ一致するダブルオークアンタや、劇中での絡みが多いマークザイン(ただし第二部のみ)などが候補に挙がるだろうか。
機体BGM
- 「Vestige -ヴェスティージ-」
- 『Z』『第2次Z』で採用。挿入歌。
- 劇中ではストライクフリーダムガンダム登場時の曲としての印象が強い。
- 「PRIDE」
- 『第3次Z』で採用。第2期OP。
- 「Zips」
- 『K』で採用。本作ではデスティニー専用BGMとなっているが、元々は『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』の曲(更に言えば大元はPS2ゲーム『機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ』のMSVパートのOP曲であり、同ゲーム中ではミゲルを操作するステージのBGMにもなっている)。『DESTINY』でも総集編で一度だけこの曲がかかったことがあるが、その時登場していたのはソードインパルスガンダムである。
- 「ignited -イグナイテッド-」
- 『L』『V』『OE』で採用。第1期OP。
- 「Life Goes On」
- 『UX』で採用。第2期ED。
- 何げにファフナーと絡むイベントでは殆どこれが流れる。かなりマッチしているため、ベストチョイスといえるものになっている。
- 「切り拓くは己の道」
- 『DD』でSSRユニットパーツを使用する際に流れるBGM。同作での戦闘BGMは全てオリジナルとなっているが、本機のBGMは『X-Ω』初出のBGMが流用されている。
対決・名場面
- 対デストロイガンダム
- ヘブンズベース攻防戦において、5機編成のデストロイガンダム部隊のうち、3機を仕留める活躍を見せた。
- 対インフィニットジャスティスガンダム
- 二度対峙するが、どちらも迷いや負い目がモロに操縦に反映され、敗北してしまう。最終的に双方とも両腕を破壊されて戦闘不能になるが、FINAL PLUS「選ばれた未来」では決着前にシンの精神が限界に達し、それをアスランが止める形で撃墜するという流れが明確となり、決着どころではなくなってしまった。
- 上述したようにHDリマスター版では善戦した描写が追加され、リマスター版の4期OPでは新規作画による対決シーンも描かれている。
- 高山氏の漫画版ではアスラン・ザラと信念をかけて対決し、光の翼を展開しての高速回避、片腕を破壊するなどデスティニーの性能をフルに発揮して追いつめる。しかし、リフターとキックの連携攻撃に対応しきれず逆転された。
- 激突する運命(デスティニー)と自由(ストライクフリーダム) 最後の大決戦!
- 平和を求め、決められた運命を選んだシン。そして人々の自由のために戦うキラ。2人の戦士が決戦に挑む!
- …というコピーと共に、デスティニーとストライクフリーダムが半壊状態で戦うイラストが幼年誌『テレビマガジン』に掲載されたが、本編では実現せず、幻のシーンとなった。
スパロボシリーズの名場面
- 奏でられた曲は
- L第32話より。月面におけるレクイエム戦でLOTUSに追いつめられたジブリールはリリーナを盾にして逃亡を図ろうとしたが、直後にヒイロの乗るウイングガンダムゼロカスタムがレクイエムを狙撃。ダイダロス基地に侵入したヒイロに追いつめられたジブリールはリリーナを手放してしまうも、その隙にガーティ・ルーに乗艦し、陥落したダイダロス基地から脱出、逃亡を図る。
- …が、それを阻んだのはシンの乗るデスティニーであった。デスティニーの武装を次々とガーティ・ルーに撃ち込み、かつて戦争によって命を落とした家族の無念を晴らすかのようにゼロ距離パルマフィオキーナを叩き込んでガーティ・ルーを撃墜、遂にジブリールに引導を渡したのであった。
- 飛鳥〜うんめい
- UX第25話より。竜宮島との戦いで防衛線を突破したフェストゥムを迎撃しようとしたシンのインパルスは、反撃を受け身動きが取れなくなってしまう。動けないインパルスを同化せんと迫るフェストゥム。そこに割り込んだのは一騎の駆るマークザインだった。
- マークザインといえどこのままでは同化されてしまう事を危惧したシンは一騎に離脱を命ずるが、一騎は「俺にとっては、あなただって守るべき大切な仲間だ!」と返し、フェストゥムを引き剥がそうとする。このままでは大事な仲間と大切な人たちを失ってしまうと焦るシンに謎の声が響く。「大丈夫、運命はあなたの味方だよ…」。
- マークザインに取り付いたフェストゥムを吹き飛ばしたのは、竜宮島で修復されていた「運命」のガンダム。その声の主である乙姫は必死に仲間を守ろうとしたシンを祝福し、彼の為の「運命の翼」を託したのだ。デスティニーに乗り込んだシンは一騎と共に二体のフェストゥムを撃破し、反撃の狼煙を上げたのだった。
- 一騎の台詞と共に鳴り始めるLife Goes On、乙姫の力によってシンの元に舞い降りるデスティニーなど、UXのクロスオーバーを象徴する一場面。
- 比翼〜ねがい
- UX第29話より。フェストゥムとして目覚めた甲洋を探しに外へ向かった一騎達に前後して、島の外からフェストゥムが来襲する。想い人の墓へ向かった甲洋をフェストゥムが襲撃してくる。そこに、シンの駆るデスティニーと修理の完了したインパルスを駆るルナマリアが救援に現れた。多くの言葉を語らず、以心伝心したが如く二対の翼がフェストゥムを打ち砕いた後、ルナマリアはシンに語りかける。大切なものを護りたい気持ちは同じだと。そして今の自分はそんなシンのパートナーであると。願う想いの向く先は同じ。比翼の羽ばたきに呼応したように仲間が駆けつけ、戦いが始まった。全ては護るべきものを守るために――。
関連機体
- インパルス
- 変形・合体・換装を駆使することで多様な状況に対応可能なMS。シンが搭乗するデスティニーはこの機体の運用データを基に調整されている。
- デスティニーインパルス(SRW未登場)
- 『DESTINY MSV』に登場するMS。インパルスガンダムに各シルエットの特徴を取り込んだデスティニーシルエットを装着した仕様。事実上デスティニーのプロトタイプとも言える。SRW未登場。
- レジェンド
- 同時期に開発されたサードステージシリーズのMS。
- ストライクフリーダム
- インフィニットジャスティス
- スターゲイザー
- ハイペリオン
- 当シリーズにおけるビームシールドの元になったアルミューレ・リュミエール搭載機。
余談
- 主人公の番組後期における搭乗機で番組タイトルの「デスティニー」を冠するガンダム…と主役機要素満載のこの機体だが、記念すべき初陣は「軍を脱走したアスランとメイリンを追跡・撃墜する」という華々しいデビューとは無縁の役回りな事から始まり、終盤の同じ「デスティニー」を冠した計画は世界をディストピア化しかねない危険なもの、最終決戦でアスランのインフィニットジャスティスに敗北、OPの番組タイトルのバックもストライクフリーダムが使われ、シンの専用機のはずが、後付けでオレンジ系統で配色されたハイネ仕様が出る等、パイロットのシン同様に作中での扱いは、あまりよろしいものではなかった。放送終了後に発売された、ガンプラHG版の出来は先にHG発売されたストライクフリーダムよりも好評だった事が、数少ない救いか。しかし、ハイネ仕様に関しては見方を変えれば主題歌を担当した西川氏の為に用意された機体としてストライクフリーダムでは無くデスティニーが採用された=デスティニーが主人公機として扱われているとも見れるし、劇場版の製作に伴ってか、2023年発売のHDリマスターとスペシャルエディションのBru-rayボックスと特典のスリーブ・収納ボックスや同年の『バトルスピリッツ』のコラボ時のガンダムシリーズの機体集合イラストではストライクフリーダムでは無く、本機の方がメイン(後者は本機の方がストライクフリーダムよりもナンバリングも先)になっていたりと、近年ではシリーズ内でも扱いの改善がされている。
- 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのガンダムタイプは大河原邦男氏が担当しており、そのギミックは「大河原氏が今まで担当したガンダムの集大成」ともいうべきものになっている。
- デスティニーの場合は素のままでは通常の人型であり、意外にもギミック要素は少ない。その代わり演出面の影響が良くも悪くも強い機体であり、これは福田己津央監督の…と言うよりサンライズ製作の(スーパー系の)ロボットアニメのイメージが色濃く反映された結果。
- もっとも、モビルスーツの特性を考えれば、変形機能等のギミック要素の組み込まれた機体は、敵に攻撃の隙を与えてしまったり、わずかな損傷でも戦闘中に機能不全等を起こしてしまうといった危険性が高くなるので、そういった点を考慮すれば、「ギミック要素の少ないデスティニーは、むしろ少しでもパイロットの安全性を高めようとしていた」と言えなくもない。
- ちなみに全機体のギミックを詰め込んだ機体というのは元々はフリーダムガンダムの初期案でもあった。なお、カメラアイ周りが赤く縁取られているのは、シンの血の涙を再現したもの。
- パイロットのシンが、劇中では怒りや憎しみといった負の感情を基軸に戦う為か、デスティニーの外見や戦う姿もどこか悪魔を彷彿とさせる相貌となっている。更にHDリマスター版のビジュアルも、「炎の中でウイングを展開させるデスティニーの足元に、コックピットを潰されたフリーダムガンダムとストライクルージュが物言わぬ屍のように転がっている」という凶悪なものとなっており、原作とは異なる別の可能性の結末(デュランダルを中心とするザフトの全面的勝利)を想起させるものとなっている。
- 大型ビームソードの名前になっている「アロンダイト」とは、ソードインパルスのビームソードである「エクスカリバー」と同じく、アーサー王伝説に登場する騎士が所有していたとされる剣[11]で、円卓の騎士の一人・ランスロットの剣とされ、エクスカリバーと打ち合っても刃こぼれしなかった程の強度を誇るが、後に「同じ円卓の騎士の仲間の家族を斬り殺してしまい、魔剣へと堕ちた」と言われている。
- デスティニーも初任務が脱走するアスランの追撃だったり、シンが錯乱状態に陥りルナマリアを撃墜しそうになったり(その際の使用した武装はアロンダイトではなくパルマフィオキーナだったが)と、悪い意味でアロンダイトの名前に相応しい活躍をしてしまっている。
- 『DESTINY』放映途中で発売されているゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』では、中盤以降発生するオリジナルのIFシナリオの一部において、デスティニーをシンではなくレイ・ザ・バレルが受領するパターンが存在する。その場合は本編とは逆に、レイがシン達を処断しようとし、そのレイを退けたとしてもミネルバ隊自体が歴史の闇に葬られ、その戦闘でザフトもロゴスも切り札を失ったことで戦争自体が互いに決め手を欠き泥沼の長期化というシン達にとって最悪の展開が訪れる…。
- 『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)では、デスティニーガンダムがイズナ・シモンが使用するガンプラとして登場。塗装等を全く施さない「素組み」の状態でありながら、主人公であるカミキ・セカイが動かすビルドバーニングガンダムと対等以上の激戦を繰り広げ惜しくも敗北した(因みに、OPにも登場している上にDVDのパッケージにもデスティニーが大きく描写されており、2023年の『ガンダムビルドメタバース』ではセカイがデスティニーとマスターガンダムの特徴を組み合わせたと思われる神バーニングガンダムに搭乗している)。
- 尚、シモンはその後、新たに制作されたデスティニーインパルスを使用している。
- また、『ガンダムビルドダイバーズ』では主人公の後継機であるダブルオースカイはダブルオーガンダムとデスティニーガンダムの2機をメインにした機体(続編の『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』ではこの2機にストライクフリーダム及びフリーダムガンダムを合わせたダブルオースカイメビウス)となっており、『ガンダムブレイカーシリーズ』でも主人公のオリジナル機体にデスティニーガンダムの要素が採用される事が多い。
- SDガンダムシリーズにおいては『新約SDガンダム外伝 救世騎士伝承』(未参戦)では邪竜騎士デスティニー。『SDガンダムワールド 三国創傑伝』と『SDガンダム ワールドヒーローズ』(共に未参戦)では司馬懿デスティニーガンダム。いずれも敵として登場している。逆に、『救世騎士伝承』、『ワールドヒーローズ』はどちらもインパルスガンダムが主人公であり、前者の作品では最終的に「運命(デスティニー)騎士インパルスガンダム」と本機体の名前を冠した姿になる。また、『ワールドヒーローズ』でのラスボスは司馬懿デスティニーガンダムと窮奇ストライクフリーダムガンダムであり、原典で同じ作品内から後継機2機がラスボスになる珍しい事態が発生した。更に、対峙した相手には悟空インパルスガンダムと諸葛亮フリーダムガンダムが居た為、両陣営で原作とは対照的に敵対した機体同士で仲間となっている自体まで発生している。そして、最後は両名共に倒されるのだが、「インパルスガンダムがストライクフリーダムガンダムを倒し、フリーダムガンダムがデスティニーガンダムを倒す」、「デスティニーガンダムの最期がある程度救いがあった物であった事に対し、(倒された方の)ストライクフリーダムガンダムの最期は全く救いが無かった(本人の性格が救い様の無い歪んだ性格だったのもあるが)」等、扱いがとにかく対になっている。
- 日常コメディ漫画である『HGに恋するふたり』でもデスティニーガンダムがある意味話の重要な所で使われる、パイロットであるシンが歴代ガンダムシリーズの登場人物からブッチギリで出番が多い(シン以外では『SEED』時代のキラが1コマに登場した程度)、コミックス限定盤に付属するアクリルフィギュア第1弾として主人公である神崎さやかのパートナーとしてデスティニーが選出される(この後のアクリルフィギュアでは、ストライクフリーダム、フォースインパルス、ガンダムバルバトスが選出されているがシンの機体だけ2回選出されている)等、とにかく本編外での扱いは恵まれている。
- シン役の鈴村健一氏はデスティニーガンダムに強い思い入れがあり、「剣も大砲もあって、光の翼もあるし手からビームも出る。何でも出来る」「最強のモビルスーツですよ!」と豪語し、イベント等でデスティニーの魅力を熱く語る一幕もあった。
脚注
- ↑ MECHA、機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。
- ↑ 元ネタはV2ガンダムの光の翼。前期機体に支援装備が使いこなせず、新規設計されたことも似ている。
- ↑ 高山瑞穂氏の漫画版では、シミュレータしか触っていない段階のシンを以て「反応速度は信じられないレベル」と言わしめている。
- ↑ 4.0 4.1 シンはフラッシュエッジのビームサーベル機能をほぼ使っていないが、福田監督の2024年3月1日のポストによれば、バンクの使いまわしというより、「二刀流を使うキラ」「ツインソードを使うアスラン」に対するシンのキャラクター付けとして大太刀=アロンダイトを多用している。
- ↑ この戦闘以降アカツキ側はパイロットが変わるという都合以上に、距離があっても使える斬撃武器であるフラッシュエッジ2がアカツキ攻略に適していたというのもある。
- ↑ 余談だが、過去のガンダムシリーズでも同様のエース部隊構想としてキシリア・ザビが直属の特殊部隊「キマイラ隊」を結成している。
- ↑ この時、シンが「使えなかった武器を修理できる!」と喜んでいたため、前作時点ではパルマフィオキーナが不調だったようである。
- ↑ 攻撃特化タイプの超攻撃力カウンターを潜り抜けた上でさらに運ゲーに持ち込むため、たとえ確率が少々低かろうと寝ぼけた分身とは到底言えない厄介な能力である。
- ↑ オーブ戦にて距離の離れたムラサメに対して本武装を使用したかのような描写(ビームライフルおよびビーム砲を咄嗟に使用できない状況で本武装のビームと同じ色がムラサメを撃墜している)が存在するため、至近距離以外でも使用可能である可能性はある。本編外では後述する『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ~GENERATION of C.E.~』におけるバーストアタックで明確に射撃武器として使用している描写がある。
- ↑ 瞬間的にグリフォン2ビームブレイドを発生させて蹴り飛ばした可能性はある。
- ↑ 原典のアーサー王伝説にはアロンダイトと言う名前の剣は登場せず、後の脚色による部分もある。
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