「スーパーロボット大戦T」の版間の差分

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| 対応機種 = [[機種::プレイステーション4]]<br/>[[機種:: Nintendo Switch]]
 
| 対応機種 = [[機種::プレイステーション4]]<br/>[[機種:: Nintendo Switch]]
 
| プロデューサー = {{プロデューサー|寺田貴信}}<br />{{プロデューサー|最上頌平}}
 
| プロデューサー = {{プロデューサー|寺田貴信}}<br />{{プロデューサー|最上頌平}}
| ディレクター =  
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| ディレクター = 安斉誠<br />[[スタッフ:小椋亙|小椋亙]]<br />[[スタッフ:名倉正博|名倉正博]]
| シナリオ =  
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| シナリオ = {{脚本|名倉正博}}
| キャラクターデザイン = [[スタッフ:西E田|西E田]]
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| キャラクターデザイン = [[スタッフ:西E田|西E田]]<br />[[スタッフ:岡本光晴|岡本光晴]]<br />[[スタッフ:八房龍之助|八房龍之助]]
| メカニックデザイン = [[スタッフ:天神英貴|天神英貴]]
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| メカニックデザイン = [[スタッフ:天神英貴|天神英貴]]<br />八房龍之助<br />moi7
 
| 音楽 =  
 
| 音楽 =  
 
| 主題歌 = 「Tread on the Tiger's Tail」
 
| 主題歌 = 「Tread on the Tiger's Tail」
| 発売日 = 2019年3月20日
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| 発売日 = [[発売日::2019年3月20日]]
 
| 最新バージョン =  
 
| 最新バージョン =  
 
| 価格 =  
 
| 価格 =  
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通常版
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:8600円+税<ref>パッケージ・ダウンロード</ref>
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期間限定版
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:12600円+税<ref>パッケージ・ダウンロード、5月29日まで生産・配信</ref>
 
| CERO区分 = C(15歳以上対象)
 
| CERO区分 = C(15歳以上対象)
 
| コンテンツアイコン =  
 
| コンテンツアイコン =  
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2019年4月2日時点、シリーズで最も海外<ref>台湾、香港、韓国等の東アジア地域で展開されている。</ref>での販売本数が多いタイトルとなった事が寺田貴信プロデューサーより明かされた<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=VMOaTVh6xfA 『スパロボOGラジオ「うますぎWAVE」第639回』(2019年4月2日配信)]より。</ref>。
 
2019年4月2日時点、シリーズで最も海外<ref>台湾、香港、韓国等の東アジア地域で展開されている。</ref>での販売本数が多いタイトルとなった事が寺田貴信プロデューサーより明かされた<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=VMOaTVh6xfA 『スパロボOGラジオ「うますぎWAVE」第639回』(2019年4月2日配信)]より。</ref>。
  
後述のキャッチコピーにも謳われる通りタイトルの「T」は'''Terra=地球'''の意であり、タイトルロゴにも地球が描かれている。詳細は下記の""話題""を参照のこと。
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後述のキャッチコピーにも謳われる通りタイトルの「T」は'''Terra=地球'''の意であり、タイトルロゴにも地球が描かれている。詳細は[[#話題|'''話題''']]の項を参照のこと。
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2019年6月26日現在、最新バージョンはVer.1.04。
  
 
== システム ==
 
== システム ==
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:「サイドプラン」に名称が変更。サブオーダーもこちらに内包される形となった。
 
:「サイドプラン」に名称が変更。サブオーダーもこちらに内包される形となった。
 
:部隊強化系システムは本作では「TACマネージメント」の名称となっている。
 
:部隊強化系システムは本作では「TACマネージメント」の名称となっている。
:1週目はほぼ「TacPゲイン」一択となっていたゲイン系は削除。代わりにサブオーダーの人数を一人増やす〇〇アドバンスとなった。その為、TacPが若干稼ぎにくくなった。
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:1周目はほぼ「TacPゲイン」一択となっていたゲイン系は削除。代わりにサブオーダーの人数を一人増やす〇〇アドバンスとなった。その為、TacPが若干稼ぎにくくなった。
 
:一方でエース獲得時のサイドプランシナリオで、各パイロットごとに固有のステータス増加系スキルプログラムを獲得できるようになった。
 
:一方でエース獲得時のサイドプランシナリオで、各パイロットごとに固有のステータス増加系スキルプログラムを獲得できるようになった。
 
;サブオーダーの変更点
 
;サブオーダーの変更点
 
:直前のシナリオで出撃したキャラクターも選択することが可能になった他、TACマネージメントやシナリオ進行で参加人数を増やすことができ、最大で32人+1人まで参加することが出来るようになった。
 
:直前のシナリオで出撃したキャラクターも選択することが可能になった他、TACマネージメントやシナリオ進行で参加人数を増やすことができ、最大で32人+1人まで参加することが出来るようになった。
:また特定の条件を満たすことで「スペシャルオーダー」が発生し、1名のみ通常のオーダーより高いボーナスを得られる。スペシャルオーダーは発生タイミングで実行せず次回以降のインターミッションへ繰り越すことも可能だが、複数発生した場合は一度実行しないと次のオーダーへ移れない点に注意。中には'''最大[[SP]]を50増加させる'''というものもあり、周回プレイを繰り返せば同じキャラクターの最大SPを大きく増加させられる。
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:また特定の条件を満たすことで「スペシャルオーダー」が発生し、1名のみ通常のオーダーより高いボーナスを得られる。スペシャルオーダーは発生タイミングで実行せず次回以降のインターミッションへ繰り越すことも可能だが、複数発生した場合は一度実行しないと次のオーダーへ移れない点に注意。中には'''最大[[SP]]を50増加させる'''というものもあるが、これは能力の上昇と違って周回プレイの引き継ぎ対象外である。
 
;インターミッションの変更点
 
;インターミッションの変更点
 
:サイドプランの他、サポーターコマンドを閲覧できる「サポーターリスト」が追加。
 
:サイドプランの他、サポーターコマンドを閲覧できる「サポーターリスト」が追加。
 
;[[精神コマンド]]の変更点
 
;[[精神コマンド]]の変更点
:[[根性]]の習得者が『X』と比べて三分の二になった。また『V』『X』で([[ド根性]]を含めて)習得していた一部のパイロットは、別の精神コマンドに変更されている。
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:[[根性]]の習得者が『X』と比べて2/3に減少。また『V』『X』で([[ド根性]]を含めて)習得していた一部のパイロットは、別の精神コマンドに変更されている。
 
;[[特殊技能|特殊スキル]]の変更点
 
;[[特殊技能|特殊スキル]]の変更点
 
:[[ラッキースター]]がレベル制となり、L2で毎ターン[[幸運]]がかかるように(要気力130以上)。他方、[[先制攻撃]]は[[突撃]]の効果が削除され下方修正。
 
:[[ラッキースター]]がレベル制となり、L2で毎ターン[[幸運]]がかかるように(要気力130以上)。他方、[[先制攻撃]]は[[突撃]]の効果が削除され下方修正。
:自部隊の[[指揮官]]の習得者が大幅に削減され、'''[[ブライト・ノア]]、[[ホシノ・ルリ]]の二人だけになった'''。
+
:自軍の[[指揮官]]の所持者が大幅に減少し、[[ブライト・ノア]]、[[ホシノ・ルリ]]のわずか2名となっている。
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:[[天才]]が削除され、[[見切り]]もクリティカル率補正が削除された代わりに[[ハーフカット]]の効果が追加されている。
 +
:また先天技能のレベルの上昇速度が従来作品と比べて非常に遅くなっており、作品主人公のような一軍キャラでも上限に到達するのが軒並みレベル70~80前後となっている。一方で『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』のシャングリラチルドレンのような、いわゆる[[二軍]]キャラのスキルも同様であり、[[補給]]レベル上げなしの通常プレイの範疇でスキルレベル上限に到達できるようになっている。
 +
:*サブオーダーの仕様変更でレベルが上がりやすくなっていることが影響していると思われ、最終話の[[一般兵]]がLv80、ラスボスがLv95と、最終話時点の主力メンバーがLv80程度になるような調整になっている。
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:
 
;[[エースボーナス]]の変更点
 
;[[エースボーナス]]の変更点
:従来作と比べて、複合型に変更された習得者が大幅に増えた。そのため、2周目以降特定の精神コマンドや特殊スキルを習得するまで死にボーナスだった習得者が大幅に減った。また、本作では敵のレベルが全体的に高く、それに応じて撃墜数も多いため、'''終盤は難易度ノーマルでも[[一般兵]]を含むすべての敵がエースボーナスを獲得している'''。
+
:従来作と比べて、複合型に変更されたボーナスが大幅に増えた。そのため、2周目以降特定の精神コマンドや特殊スキルを習得するまで死にボーナスだった習得者が大幅に減った。ただしこの変更は敵側にも適応されている。
 +
:また、本作では敵のレベルが全体的に高く、それに応じて撃墜数も多いため、'''終盤は難易度ノーマルでも[[一般兵]]を含むすべての敵がエースボーナスを獲得している'''。
 +
;カスタムボーナスの変更点
 +
:今作では全てのユニットにカスタムボーナスが与えられ、エキスパートモードでは改造段階が5段階以上になった敵ユニットも取得している。『X』に比べて大幅に取得ユニット数が増加している他、ボスユニットのボーナスの性能は他のユニットのものを遥かに凌駕することが多くなっている。
 
;エディットBGMの変更点
 
;エディットBGMの変更点
 
:カスタムサウンドトラック機能についてはプラットフォームの特性上Switch版では非実装であり、本作においてはPS4版のみの機能となっている。
 
:カスタムサウンドトラック機能についてはプラットフォームの特性上Switch版では非実装であり、本作においてはPS4版のみの機能となっている。
 
;その他の変更点
 
;その他の変更点
:
+
:*戦闘開始画面にて撃破可能な攻撃である場合「Shoot Down!」のアイコンが表示されるようになった。ただし通常攻撃並びに援護攻撃込みでの素のダメージを元にしたものであり、不確定要素は基本的に考慮されない。
:*戦闘開始画面にて撃破可能な攻撃である場合「Shoot Down!」のアイコンが表示されるようになった。ただし通常攻撃並びに援護攻撃込みでのダメージを元にしたものであり、クリティカル発生時のダメージ増は計算に含まれない(クリティカル発生率100%の場合を除く)。
+
:**クリティカル率100%でも計算に含まれない。スマッシュヒット発動中の場合のみ計算に含まれる。
 +
:**[[シールド防御]]は計算に含まれない。
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:**攻撃対象を援護防御する機体のみを撃墜可能な場合でもこのアイコンは表示される。
 
:*原作アニメムービーの再生機能が『[[スーパーロボット大戦F|F完結編]]』以来に復活した<ref>ムービー再生機能自体は『[[第2次α]]』以来の実装となる。</ref>。
 
:*原作アニメムービーの再生機能が『[[スーパーロボット大戦F|F完結編]]』以来に復活した<ref>ムービー再生機能自体は『[[第2次α]]』以来の実装となる。</ref>。
 
:*Switch版は携帯モードでの使用を考慮してか、PS4版と文字フォントが異なっており、細く見やすいデザインとなっている。
 
:*Switch版は携帯モードでの使用を考慮してか、PS4版と文字フォントが異なっており、細く見やすいデザインとなっている。
 +
:
 +
;アップデートによる拡張
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:Ver.1.03アップデートにより、各種要素の拡張が行われている。
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:*エキスパートモードを超える難易度「スーパーエキスパートモード」の追加。
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:**スーパーエキスパートモードでは、敵方の機体改造とLvに上昇補正が加えられる。
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:*[[改造]]上限を1周目から20段階に引き上げ。
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:*[[レベル]]上限を99から200に引き上げ。
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:*能力値の上限を400から999に引き上げ。
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:*撃墜数300以上で「スーパーエース」の効果を獲得。出撃時の[[気力]]と獲得[[資金]]にさらなるボーナスが付く(初期気力ボーナスが+5から+10に上昇、獲得資金ボーナスが1.1倍から1.3倍に上昇)。
 +
:*以下の[[特殊スキル]]のレベル上限を1段階引き上げ。該当スキルは上限値になると「○○EX」の名称に変化する。
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:**[[Eセーブ]]/[[Bセーブ]]/[[見切り]]/[[ガード]]/[[闘争心]]/[[気力限界突破]]/[[ラッキースター]]/[[アタッカー]]/[[ダッシュ]]/[[SP回復]]/ExCボーナス
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 +
=== エキスパンション・パック ===
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手ごたえを求めるプレイヤーに向けて追加配信された有料[[DLC]]。本編のクリアデータを使用し、Lvやスキル修得状況をそのまま引き継いで開始する。全14話(分岐込みで20シナリオ)であることや、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』『[[スーパーロボット大戦X|X]]』のオリジナルメカとキャラが正式参戦することが事前アナウンスされた。
 +
*本編でエンディングを迎えた後の世界を描く後日談「エキスパンション・シナリオ」が展開される。ゲーム中では「Expn」と短縮表記される。
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**後述通り、『V』、『X』の主人公格、及び敵勢力が登場する為、本作のみならずVXT三部作全ての後日談とも言えるシナリオである。
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*難易度は設定変更で調整可能。詳細は後述。
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*Expnのクリアデータは本編[[周回プレイ]]に使用可能。
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**Expn自体の周回プレイも可能で、その場合は先述の仕様の為、Expnクリア時のレベルも引き継がれる。
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*サイドプランシナリオのお勧め品は、全てのシナリオで同一の品ぞろえとなっている。
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*本編同様、特定の条件を満たしてシナリオをクリアすることでサイドプラン報酬も発生する。
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== 難易度 ==
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先述のようにスタンダードモードでもエースボーナスを所持する敵ユニットの存在などによりシステム面で共通する『V』『X』と比較して難易度は高めとなっている。サイドプラン購入パーツより実質的なビギナー救済策であった「熱血」発動型パーツが廃止され、序盤をインスタントな高火力で乗り切れなくなった点も難易度上昇に拍車をかけている。
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また、本作ではパイロットの[[回避]]が伸びにくくなっていることも手伝って敵の命中率が全体を通して高く、後半は雑魚でもHP10000超えのユニットが頻発するため歴代でもスーパー系ユニットがかなり有利なバランスとなっている。
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第29話から敵の平均レベルが急激に上がり、本編最終話で話数+30が平均レベルになる。
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=== アップデート後の難易度 ===
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スーパーエキスパートモードは高難易度を謳っていることもあり非常に難易度が高く、第0話でも普通に全滅が起こるバランスとなっている。
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また、上限値の大幅な拡張により、当該モード以外でも、ゲーム内に大幅なインフレ傾向が生じることとなった。
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=== エキスパンション・シナリオの難易度 ===
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「ベーシックカスタム」「スーパーカスタム」「ハイパーカスタム」という三つのランクが用意されており、それぞれ敵パイロットのレベル及び機体改造度が変化する。通常のモード選択と、それに伴う難易度の変化(ノーマルorハード)も反映される。またそれとは別に、本編と同じ機体であっても基本ステータスが大きく底上げされている。
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ノーマル+ベーシックモードでも第一話からレベル100でHP1万オーバーの敵軍団となるが、スーパーエキスパート+ハイパーカスタムだと'''レベル140で武器を含む全項目18段階改造'''に強化され、回避以外300オーバーの一般兵がHP25000以上・装甲3000以上・運動性200以上の機体で襲ってくることになる。
 +
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本編クリア時点だと極端な全滅プレイや修理、補給レベル上げでもしていない限りは主力ユニットの平均レベルは85~90程度、ラストボスを努力付きで撃墜したユニットがかろうじて99に達しているかどうかというバランス<ref>最終話にスーパーエキスパートモードで挑んだ場合、敵ユニットのレベルが+20されているため、必然的に主力ユニットのレベルも20程度高くなる。</ref>の為、まずは主力ユニットのレベル差埋めが急務となる。敵の耐久力の高さから、武器は最低でも10段階改造されていないとまともな戦力にならない。ユニット性能面は相手が高レベルの関係上レベル=SPが高くなりやすく、SPはかなり潤沢に使える為、精神コマンドである程度は補えるため、使うつもりのユニットはとにかく武器の改造が最優先となる。相手の膨大なHPと強固な装甲を削るには熱血、魂が非常に重要なため、TACマネージメントでダメージサポートを取っていると楽。
 +
 +
なお敵のレベルは、Expn最終話で一般兵Lv140・ボスLv160・激闘ルートのラストボスLv175となる。<ref>スーパーエキスパート+ハイパーカスタムだとパイロットレベル+40、機体の全項目20段階改造に強化される。</ref>
  
 
== 参戦作品 ==
 
== 参戦作品 ==
★は新規参戦。☆は機体のみの参戦。
+
★は新規参戦。●は機体のみの参戦。
 
*[[無敵ロボ トライダーG7]]
 
*[[無敵ロボ トライダーG7]]
 
*[[聖戦士ダンバイン]]
 
*[[聖戦士ダンバイン]]
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*[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
*[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
*[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 
*[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
*[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]
+
*[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]
 
*[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
 
*[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
*[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
+
*[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
*[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
+
*[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
 
*[[機動武闘伝Gガンダム]]
 
*[[機動武闘伝Gガンダム]]
 
*[[装甲騎兵ボトムズ]]
 
*[[装甲騎兵ボトムズ]]
*[[装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー]]
+
*[[装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー]]
 
*[[装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル]]
 
*[[装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル]]
 
*[[勇者特急マイトガイン]]
 
*[[勇者特急マイトガイン]]
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*★[[楽園追放 -Expelled from Paradise-]]
 
*★[[楽園追放 -Expelled from Paradise-]]
  
『ガン×ソード』は初の音声付き参戦。『New Story of Aura Battler DUNBINE』は『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』以来となる[[シオン・ザバ]]と[[ラバーン・ザラマンド]]が参戦し、『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』は期間限定参戦だった『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』を経て正式参戦となる。
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『ガン×ソード』は初の音声付き参戦。『聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler Dunbine』は『[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]』以来16年ぶりに[[シルキー・マウ]]以外のキャラクターが登場し、『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』は期間限定参戦だった『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』を経て正式参戦となる。家庭用タイトルに東映作品が参戦するのは『[[再世篇]]』以来実に7年ぶりとなる。
  
他、『[[ゲッターロボ大決戦!]]』から[[真ゲッタードラゴン (大決戦)|真ゲッタードラゴン]]、「オーラ・ファンタズム」から[[ヴェルビン]]、SRWオリジナルから[[ゲシュペンスト]]が参戦する。
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他、『[[ゲッターロボ大決戦!]]』から[[真ゲッタードラゴン (大決戦)|真ゲッタードラゴン]]、「オーラ・ファンタズム」から[[ヴェルビン]]、SRWオリジナルから[[ゲシュペンスト]]が参戦する。シークレットシナリオでは『V』『X』の主人公勢もスポット参戦し、これらの機体・キャラクターは前述の「エキスパンション・シナリオ」にて正式加入する。
  
 
プレミアムアニメソング&サウンドエディションのみ『[[機動戦艦ナデシコ]]』『ゲッターロボ大決戦!』『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』名義の楽曲が収録される。
 
プレミアムアニメソング&サウンドエディションのみ『[[機動戦艦ナデシコ]]』『ゲッターロボ大決戦!』『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』名義の楽曲が収録される。
  
参戦作品の選出については、国内外のアンケートにおける参戦希望の意見を強く反映したものになっている事が『週刊ファミ通』2019年1月3日号掲載のインタビューにて語られている。
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参戦作品の選出については、国内外のアンケートにおける参戦希望の意見が強く反映されている<ref>『週刊ファミ通』2019年1月3日号</ref>。
 
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== 世界観 ==
 
== 世界観 ==
 
[[世界観/T]]を参照。
 
[[世界観/T]]を参照。
 
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== バンプレストオリジナル ==
 
== バンプレストオリジナル ==
=== 登場メカ(オリジナル) ===
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=== 登場人物 ===
;[[ティラネード]]
+
『スーパーロボット大戦V』『スーパーロボット大戦X』と同じく男女選択制を採用。選ばなかった方の主人公も前述2作同様に登場し、そちらはゲシュペンストのパイロットとなる。オリジナル主人公のキャラクターデザインは西E田氏が担当する。
:本作の主人公機。デザインは天神英貴氏。
 
:;[[ティラネード・レックス]]
 
::ティラネードが得た戦闘データをもとに改修を施された強化型。
 
:;[[ティランド]]
 
::ティラネードの量産型。
 
;[[ゲシュペンスト]]
 
:本作のスペシャル参戦ロボ。サブ主人公が搭乗。
 
;キャリアクス
 
:ティラネードをサポートする統合戦術支援機。
 
;[[ゼグード]]
 
:様々な用途で使用される汎用機。
 
;[[イービット|イービットα]] / イービットβ / イービットγ
 
:
 
;[[イーファス]] / イーファスΣ / イーファスΩ
 
:
 
;[[アールオール]]
 
:
 
;[[アーピエス]] / アーピエス・アート
 
:
 
;[[ダイガイアン1号]]  / [[ダイガイアン2号]]
 
:
 
  
=== 登場人物(オリジナル) ===
+
==== VTXユニオン====
『スーパーロボット大戦V』『スーパーロボット大戦X』と同じく男女選択制を採用。選ばなかった方の主人公も前述2作同様に登場し、そちらはゲシュペンストのパイロットとなる。オリジナル主人公のキャラクターデザインは西E田氏が担当する。
 
==== 特務三課 ====
 
 
;[[サイゾウ・トキトウ]]
 
;[[サイゾウ・トキトウ]]
:男主人公。担当声優は草尾毅氏。
+
:男主人公。特務三課の主任。担当声優は草尾毅氏。
 
;[[サギリ・サクライ]]
 
;[[サギリ・サクライ]]
:女主人公。担当声優は庄司宇芽香氏。
+
:女主人公。特務三課の主任。担当声優は庄司宇芽香氏。
 
;[[ラミィ・アマサキ]]
 
;[[ラミィ・アマサキ]]
:ティラネードのコ・パイロット。担当声優は加隈亜衣氏。
+
:特務三課の新人。ティラネードのコ・パイロット。担当声優は加隈亜衣氏。
 
;[[メリル・スパンナ]]
 
;[[メリル・スパンナ]]
 
:技術部第一課から特務三課へ転属した女性社員。キャリアクスの火器管制担当。担当声優は相沢舞氏。
 
:技術部第一課から特務三課へ転属した女性社員。キャリアクスの火器管制担当。担当声優は相沢舞氏。
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;[[ヒロスケ・アマサキ]]
 
;[[ヒロスケ・アマサキ]]
 
:特務三課課長でラミィの父。キャリアクスの機長兼操縦担当。担当声優は天神英貴氏。
 
:特務三課課長でラミィの父。キャリアクスの機長兼操縦担当。担当声優は天神英貴氏。
 +
;[[ダイマ・ゴードウィン]]
 +
:VTXユニオンの社長。担当声優は江原正士氏。
 +
;[[秘書]]
 +
:VTXユニオンの社長専属秘書。
 +
;[[タカハシ]] / [[サイトウ]] / [[ワタナベ]]
 +
:VTXの社員達。
  
 
==== UND ====
 
==== UND ====
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:UND社員で戦闘員のスカウトも担当する。キャラクターデザインは八房龍之助氏、担当声優は永島由子氏。
 
:UND社員で戦闘員のスカウトも担当する。キャラクターデザインは八房龍之助氏、担当声優は永島由子氏。
 
;[[ワシールモン・ラズエルソン]]
 
;[[ワシールモン・ラズエルソン]]
:ルーディーの上司。
+
:UNDの執務官。ルーディーの上司で、前線指揮官。担当声優は置鮎龍太郎氏。
 
;[[ラグナヤル・ディンハーリッシュ]]
 
;[[ラグナヤル・ディンハーリッシュ]]
:
+
:UNDの全艦隊司令。第零番艦隊を指揮する。担当声優は稲田徹氏。
 
;[[シゲイル・セイゴ]] / [[ロニー・マーブック]] / [[ポール・ダルジュ]]
 
;[[シゲイル・セイゴ]] / [[ロニー・マーブック]] / [[ポール・ダルジュ]]
 
:UNDにスカウトされた地球人達。シゲイルは元VTX社員でもある。
 
:UNDにスカウトされた地球人達。シゲイルは元VTX社員でもある。
 +
;[[UND士官]] / [[UND兵士]]
 +
:UNDの[[一般兵]]。
  
 
==== その他 ====
 
==== その他 ====
;[[ダイマ・ゴードウィン]]
 
:VTXユニオン社長。
 
 
;[[エイム・プレズバンド]]
 
;[[エイム・プレズバンド]]
:政治団体「暁の会」代表。
+
:地球連邦議会の議員で、政治団体「暁の会」代表。担当声優は増谷康紀氏。
;秘書
+
;[[鉄魔獣ネバンエンデ]]
:VTXユニオンの社長専属秘書。
+
:エキスパンション・シナリオにて復活した[[魔獣エンデ]]が、同じように復活した複数の[[ネバンリンナ]]を[[アーケイディア]]ごと取り込んだ姿。
;タカハシ / サイトウ / ワタナベ
+
 
:VTX社員。
+
=== 登場メカ ===
 +
==== 地球のメカ ====
 +
;[[ティラネード]]
 +
:本作の主人公機。デザインは天神英貴氏。
 +
:;[[ティラネード・レックス]]
 +
::ティラネードが得た戦闘データをもとに改修を施された強化型。
 +
:;[[ティランド]]
 +
::ティラネードの量産型。
 +
;[[ゲシュペンスト]]
 +
:本作のスペシャル参戦ロボ。サブ主人公が搭乗。
 +
;[[キャリアクス]]
 +
:ティラネードをサポートする統合戦術支援機。
 +
;[[ゼグード]]
 +
:様々な用途で使用される汎用機。
 +
;[[ダイガイアン1号]] / [[ダイガイアン2号]]
 +
:ダイマ・ゴードウィンが極秘開発していた決戦兵器。
 +
 
 +
==== UNDのメカ ====
 +
;[[イービットα]] / [[イービットβ]] / [[イービットγ]]
 +
:UNDの戦術機動兵器。αは突撃用、βは砲撃用、γは統合機。
 +
;[[イーファス]] / [[イーファスΣ]] / [[イーファスΩ]]
 +
:UNDの新型戦術機動兵器。Σはエース用、Ωはエイム専用機。
 +
;[[アーピエス]] / [[アーピエス・アート]]
 +
:UNDの主力戦艦。アートは艦隊指揮艦。
 +
;[[アールオール]]
 +
:UND全艦隊司令が乗る第零番艦隊旗艦。
  
 
== 用語 ==
 
== 用語 ==
;新宇宙暦
+
;新宇宙暦(NUE)
 
:本作の[[暦・年号]]。
 
:本作の[[暦・年号]]。
 
:;黄金の時代
 
:;黄金の時代
::
+
::新宇宙暦100年頃から外宇宙への進出に積極的だった時期を指す。
 
:;黄昏の時代
 
:;黄昏の時代
::
+
::外宇宙への進出が[[宇宙怪獣]]などの様々な要因で失敗して人類の生存圏を太陽系内に押し留められた末、情熱を失くした人類の心が荒み、地球が様々な争乱の舞台と化して退廃の一途を辿っている現代を指す。
 
;[[VTXユニオン]]
 
;[[VTXユニオン]]
 
:主人公が所属する巨大複合企業。
 
:主人公が所属する巨大複合企業。
185行目: 249行目:
 
;[[黎明戦争]]
 
;[[黎明戦争]]
 
:本作で起こった戦いの総称。
 
:本作で起こった戦いの総称。
 +
;[[アートルム]]
 +
:黎明戦争終結の二か月後(エキスパンション・シナリオ)に現れた謎の敵勢力。[[T3]]が付けた通称を認知し、そのまま自勢力の名称として使用している。
 +
 +
== 主題歌 ==
 +
歌:JAM Project
  
 +
;オープニングテーマ
 +
:;「Tread on the Tiger's Tail」
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::海外展開に合わせて英語版・中国語版・韓国語版も用意されている。
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== 話題 ==
 
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*寺田Pは「Tは自分を連想させる」としてこれまでスパロボのタイトルに用いるのを避けていたが、本作でついに使用されることとなった。生スパロボチャンネルの視聴者コメントでは、案の定本作タイトルと寺田Pを絡めたコメントが数多く見られた。
 
*寺田Pは「Tは自分を連想させる」としてこれまでスパロボのタイトルに用いるのを避けていたが、本作でついに使用されることとなった。生スパロボチャンネルの視聴者コメントでは、案の定本作タイトルと寺田Pを絡めたコメントが数多く見られた。
 
**本作の「命を懸けて護るべき故郷―それは、'''地球(TERRA/テラ)だ'''。」というキャッチフレーズも、その傾向に拍車をかけている。
 
**本作の「命を懸けて護るべき故郷―それは、'''地球(TERRA/テラ)だ'''。」というキャッチフレーズも、その傾向に拍車をかけている。
 
**そもそも寺田Pは冗談のつもりで仮タイトルとして「スーパーロボット大戦T」を提案したのだが、逆に社内からは'''「ついに寺田がスパロボのタイトルにTを使った」'''と本気に捉えられてしまい、正タイトルとして採用されてしまったとのこと。
 
**そもそも寺田Pは冗談のつもりで仮タイトルとして「スーパーロボット大戦T」を提案したのだが、逆に社内からは'''「ついに寺田がスパロボのタイトルにTを使った」'''と本気に捉えられてしまい、正タイトルとして採用されてしまったとのこと。
**なお、公式サイトのURLは上記のキャッチコピーをもじったものになっているのだが、「https://'''sorewaterada'''.suparobo.jp/」…「'''それはTERRAだ'''」ではなく「'''それは寺田'''」になっている。
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**なお、公式サイトのURLは上記のキャッチコピーをもじったものになっているのだが、「https://'''sorewaterada'''.suparobo.jp/」…「'''それはTERRAだ'''」ではなく「'''それは寺田'''」になっている(「r」が一つ少ない)。
 
**主人公機のティラネードについても、初期の名称案は'''「ティラネーダ」'''だったとのこと。
 
**主人公機のティラネードについても、初期の名称案は'''「ティラネーダ」'''だったとのこと。
 
*今作では何かと女に因果をもつ男性キャラクターが多い。女を殺された復讐のために、女性を恋慕していたり、あるいは当てどなく探していたりなど多様に渡る。同様に、女性キャラクターも自分や他者の愛に悩み葛藤するケースが顕著。今までの作品にあった恋愛事情とは異質で深い模様が見て取れる。
 
*今作では何かと女に因果をもつ男性キャラクターが多い。女を殺された復讐のために、女性を恋慕していたり、あるいは当てどなく探していたりなど多様に渡る。同様に、女性キャラクターも自分や他者の愛に悩み葛藤するケースが顕著。今までの作品にあった恋愛事情とは異質で深い模様が見て取れる。
**また、'''復讐'''をテーマとして背負っている登場人物が敵味方を問わず多い他、剣術や格闘技など生身での近接白兵戦に長けた人物が多いのも特徴である。そのためか、一部ユーザーから'''「スーパー復讐者大戦」'''という物騒な俗称が付けられている。
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**加えて、'''復讐'''をテーマとして背負っている登場人物が敵味方を問わず多い他、剣術や格闘技など生身での近接白兵戦に長けた人物が多いのも特徴である。そのためか、一部ユーザーから'''「スーパー復讐者大戦」'''という物騒な俗称が付けられている。
 
***さらに今作は'''裏切り'''がテーマとなっている登場人物も多い。バンプレストオリジナルもまた[[エイム・プレズバンド|…]][[ダイマ・ゴードウィン|。]]
 
***さらに今作は'''裏切り'''がテーマとなっている登場人物も多い。バンプレストオリジナルもまた[[エイム・プレズバンド|…]][[ダイマ・ゴードウィン|。]]
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***そして'''夢'''もキーワードになっているのが特徴。良くも悪くも、だが。近作と比較すると直接訴えかけてくるような印象である。
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**マスターアジアやエルドラメンバー、そしてラスボスとシナリオ全般を通して中年以上の年齢層のキャラクターが強烈な存在感を放っているのも大きな特徴。彼ら年配キャラクターの存在は様々な面において本作のテーマの一翼を担っている。このため'''「スーパージジイ大戦」'''という俗称も付けられている。
 
*会話などでの歌詞ネタを過去シリーズと比較して、多く見かける傾向にある。
 
*会話などでの歌詞ネタを過去シリーズと比較して、多く見かける傾向にある。
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**また、設定や各キャラの台詞に過去シリーズを彷彿とさせる要素も散見されている。
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***『劇場版マジンガーZ / INFINITY』の参戦により'''20代後半を迎えた[[兜甲児|甲児]]・[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]・[[アムロ・レイ|アムロ]]が勢揃いした'''事は当初から注目され、シナリオでもそれに応える形で3人が[[旧シリーズ]]を思わせるような戦友関係となり、彼らを主役としたDLCが配信されるなど、'''御三家の同窓会'''ともいえる内容となっている。そして、エキスパンション・シナリオでは[[マサキ・アンドー|…]]
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*テキストの中でひらがなの「ひ」だけなぜかフォントが明確に異なっている。
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*新たな試みとして、手ごたえを求めるプレイヤー向けに高難度の追加[[DLC]]があると予告され、まず5月23日に配信されたVer.1.03アップデートによってスーパーエキスパートモードが追加され、続く6月27日にエンディング後のストーリーを描く全14話(分岐含めて20シナリオ)の追加シナリオ「エキスパンション・シナリオ」を収録した有料DLC「エキスパンション・パック」が配信された。
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*直接的なストーリーの繋がりはないがシステムや対応機種が近いこともあり、寺田Pからは『V』『X』と合わせて三部作として扱われている。『V』『X』のオリジナルキャラが登場する事や、VTXユニオンの名称も、それを意識したものである。
 +
*前述の通り、本作はプレイステーション4とNintendo Switchというメーカーの異なるアーキテクチャ間による初のマルチプラットフォームタイトルであり、特にSwitch版の開発はハードウェア研究と並行してのものであったため「今まで以上に時間的にタイトであった」と寺田Pが述懐している<ref>Gzブレイン『スーパーロボット大戦T パーフェクトバイブル』508頁。</ref>。
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*『V』『X』にて存在したスパロボファン芸能人を起用したプロモーションは本作では行われていない。
 +
*『X』同様に、ラスボスを演じる声優がコマーシャルのナレーションを担当している。
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**最上Pも攻略本のインタビュー内で上記の件について「そろそろみなさんにもバレそうなので」と明かしており、「次回以降は、もうこの手法は取りませんよ」とコメントしている<ref>Gzブレイン『スーパーロボット大戦T パーフェクトバイブル』510頁。</ref>。
 +
***実際、[[スーパーロボット大戦30|次回]]のCMのナレーションは[[エッジ・セインクラウス|主人公]]役の声優が務めている。
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*歴代SRW<ref>課金要素のある『CC』、『X-Ω』、『DD』除く。</ref>では、『[[スーパーロボット大戦30]]』が出るまでは初回生産限定版を除いたゲーム本体とDLC総込で税込み16438円<ref>本体9460円、ボーナスシナリオフルパック3209円、周回プレイ支援パック1222円、エクスパンション・パック2547円。</ref>と最も高額な価格になっており、それ以前の最高価格だった[[第4次スーパーロボット大戦]]の税抜き12800円('''2019年10月現在の税込み'''で14080円)を超える価格だった。
 +
**その後この最高価格は『30』に更新された。
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*2019年11月29日に逝去された[[ハーロック]]役の井上真樹夫氏にとって、声優として生前最後に収録を行った遺作となった。
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== 脚注 ==
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<references />
  
== 資料リンク ==
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== 外部リンク ==
 
*[https://sorewaterada.suparobo.jp/ スーパーロボット大戦T 公式サイト]
 
*[https://sorewaterada.suparobo.jp/ スーパーロボット大戦T 公式サイト]
  
== 脚注 ==
 
<references />
 
 
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[[Category:スーパーロボット大戦T|*すうはあろほつとたいせんT]]

2023年2月27日 (月) 21:41時点における最新版

スーパーロボット大戦T
開発元 B.B.スタジオ
発売元 バンダイナムコエンターテインメント
対応機種 プレイステーション4
Nintendo Switch
プロデューサー 寺田貴信
最上頌平
ディレクター 安斉誠
小椋亙
名倉正博
シナリオ 名倉正博
キャラクターデザイン 西E田
岡本光晴
八房龍之助
メカニックデザイン 天神英貴
八房龍之助
moi7
主題歌 「Tread on the Tiger's Tail」
発売日 2019年3月20日
価格

通常版

8600円+税[1]

期間限定版

12600円+税[2]
CERO区分 C(15歳以上対象)
テンプレートを表示

スーパーロボット大戦T』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。

概要[編集 | ソースを編集]

2018年11月19日配信の「生スパロボチャンネル」にて正式発表された。平成最後のスパロボ作品となる。

プレイステーション4・Nintendo Switchとのマルチプラットフォームであり、異なるメーカーのプラットフォーム間によるマルチタイトルは本作がシリーズ初となる。また、Switch版はシリーズ初の同プラットフォーム向けタイトルにして、据え置き型ゲーム機単独での版権作品並びに任天堂製据置型ゲーム機でのリリースも『スーパーロボット大戦NEO』以来となる[3]

2019年4月2日時点、シリーズで最も海外[4]での販売本数が多いタイトルとなった事が寺田貴信プロデューサーより明かされた[5]

後述のキャッチコピーにも謳われる通りタイトルの「T」はTerra=地球の意であり、タイトルロゴにも地球が描かれている。詳細は話題の項を参照のこと。

2019年6月26日現在、最新バージョンはVer.1.04。

システム[編集 | ソースを編集]

エクストラアクションやTacP(タックポイント)養成システムなど、基本システムは『V』『X』を踏襲したものとなっている。

新システム[編集 | ソースを編集]

サポーターコマンド
非戦闘系キャラクター用の新システム。精神コマンドの亜種で、キャラクターごとに設定されたサポーターコマンドを個別コマンド「サポーター」によって発動させる。使用には専用の「S-SP」を消費する。
シナリオが進むと強化される物や、特定のマップ限定(複数の物もある)のサポーターも存在する。
同一コマンドは1ターンにつき1回の使用制限がある。

既存システムと変更点[編集 | ソースを編集]

パイロット養成の変更点
スキルルートが廃止され、『V』『X』にてルートを経る必要があった汎用スキルを直接生産できるようになった。名称についても『X』までのスキルプログラムから「スキルラーニング」へと変更されている。
ファクトリーの変更点
「サイドプラン」に名称が変更。サブオーダーもこちらに内包される形となった。
部隊強化系システムは本作では「TACマネージメント」の名称となっている。
1周目はほぼ「TacPゲイン」一択となっていたゲイン系は削除。代わりにサブオーダーの人数を一人増やす〇〇アドバンスとなった。その為、TacPが若干稼ぎにくくなった。
一方でエース獲得時のサイドプランシナリオで、各パイロットごとに固有のステータス増加系スキルプログラムを獲得できるようになった。
サブオーダーの変更点
直前のシナリオで出撃したキャラクターも選択することが可能になった他、TACマネージメントやシナリオ進行で参加人数を増やすことができ、最大で32人+1人まで参加することが出来るようになった。
また特定の条件を満たすことで「スペシャルオーダー」が発生し、1名のみ通常のオーダーより高いボーナスを得られる。スペシャルオーダーは発生タイミングで実行せず次回以降のインターミッションへ繰り越すことも可能だが、複数発生した場合は一度実行しないと次のオーダーへ移れない点に注意。中には最大SPを50増加させるというものもあるが、これは能力の上昇と違って周回プレイの引き継ぎ対象外である。
インターミッションの変更点
サイドプランの他、サポーターコマンドを閲覧できる「サポーターリスト」が追加。
精神コマンドの変更点
根性の習得者が『X』と比べて2/3に減少。また『V』『X』で(ド根性を含めて)習得していた一部のパイロットは、別の精神コマンドに変更されている。
特殊スキルの変更点
ラッキースターがレベル制となり、L2で毎ターン幸運がかかるように(要気力130以上)。他方、先制攻撃突撃の効果が削除され下方修正。
自軍の指揮官の所持者が大幅に減少し、ブライト・ノアホシノ・ルリのわずか2名となっている。
天才が削除され、見切りもクリティカル率補正が削除された代わりにハーフカットの効果が追加されている。
また先天技能のレベルの上昇速度が従来作品と比べて非常に遅くなっており、作品主人公のような一軍キャラでも上限に到達するのが軒並みレベル70~80前後となっている。一方で『ΖΖ』のシャングリラチルドレンのような、いわゆる二軍キャラのスキルも同様であり、補給レベル上げなしの通常プレイの範疇でスキルレベル上限に到達できるようになっている。
  • サブオーダーの仕様変更でレベルが上がりやすくなっていることが影響していると思われ、最終話の一般兵がLv80、ラスボスがLv95と、最終話時点の主力メンバーがLv80程度になるような調整になっている。
エースボーナスの変更点
従来作と比べて、複合型に変更されたボーナスが大幅に増えた。そのため、2周目以降特定の精神コマンドや特殊スキルを習得するまで死にボーナスだった習得者が大幅に減った。ただしこの変更は敵側にも適応されている。
また、本作では敵のレベルが全体的に高く、それに応じて撃墜数も多いため、終盤は難易度ノーマルでも一般兵を含むすべての敵がエースボーナスを獲得している
カスタムボーナスの変更点
今作では全てのユニットにカスタムボーナスが与えられ、エキスパートモードでは改造段階が5段階以上になった敵ユニットも取得している。『X』に比べて大幅に取得ユニット数が増加している他、ボスユニットのボーナスの性能は他のユニットのものを遥かに凌駕することが多くなっている。
エディットBGMの変更点
カスタムサウンドトラック機能についてはプラットフォームの特性上Switch版では非実装であり、本作においてはPS4版のみの機能となっている。
その他の変更点
  • 戦闘開始画面にて撃破可能な攻撃である場合「Shoot Down!」のアイコンが表示されるようになった。ただし通常攻撃並びに援護攻撃込みでの素のダメージを元にしたものであり、不確定要素は基本的に考慮されない。
    • クリティカル率100%でも計算に含まれない。スマッシュヒット発動中の場合のみ計算に含まれる。
    • シールド防御は計算に含まれない。
    • 攻撃対象を援護防御する機体のみを撃墜可能な場合でもこのアイコンは表示される。
  • 原作アニメムービーの再生機能が『F完結編』以来に復活した[6]
  • Switch版は携帯モードでの使用を考慮してか、PS4版と文字フォントが異なっており、細く見やすいデザインとなっている。
アップデートによる拡張
Ver.1.03アップデートにより、各種要素の拡張が行われている。
  • エキスパートモードを超える難易度「スーパーエキスパートモード」の追加。
    • スーパーエキスパートモードでは、敵方の機体改造とLvに上昇補正が加えられる。
  • 改造上限を1周目から20段階に引き上げ。
  • レベル上限を99から200に引き上げ。
  • 能力値の上限を400から999に引き上げ。
  • 撃墜数300以上で「スーパーエース」の効果を獲得。出撃時の気力と獲得資金にさらなるボーナスが付く(初期気力ボーナスが+5から+10に上昇、獲得資金ボーナスが1.1倍から1.3倍に上昇)。
  • 以下の特殊スキルのレベル上限を1段階引き上げ。該当スキルは上限値になると「○○EX」の名称に変化する。

エキスパンション・パック[編集 | ソースを編集]

手ごたえを求めるプレイヤーに向けて追加配信された有料DLC。本編のクリアデータを使用し、Lvやスキル修得状況をそのまま引き継いで開始する。全14話(分岐込みで20シナリオ)であることや、『V』『X』のオリジナルメカとキャラが正式参戦することが事前アナウンスされた。

  • 本編でエンディングを迎えた後の世界を描く後日談「エキスパンション・シナリオ」が展開される。ゲーム中では「Expn」と短縮表記される。
    • 後述通り、『V』、『X』の主人公格、及び敵勢力が登場する為、本作のみならずVXT三部作全ての後日談とも言えるシナリオである。
  • 難易度は設定変更で調整可能。詳細は後述。
  • Expnのクリアデータは本編周回プレイに使用可能。
    • Expn自体の周回プレイも可能で、その場合は先述の仕様の為、Expnクリア時のレベルも引き継がれる。
  • サイドプランシナリオのお勧め品は、全てのシナリオで同一の品ぞろえとなっている。
  • 本編同様、特定の条件を満たしてシナリオをクリアすることでサイドプラン報酬も発生する。

難易度[編集 | ソースを編集]

先述のようにスタンダードモードでもエースボーナスを所持する敵ユニットの存在などによりシステム面で共通する『V』『X』と比較して難易度は高めとなっている。サイドプラン購入パーツより実質的なビギナー救済策であった「熱血」発動型パーツが廃止され、序盤をインスタントな高火力で乗り切れなくなった点も難易度上昇に拍車をかけている。

また、本作ではパイロットの回避が伸びにくくなっていることも手伝って敵の命中率が全体を通して高く、後半は雑魚でもHP10000超えのユニットが頻発するため歴代でもスーパー系ユニットがかなり有利なバランスとなっている。

第29話から敵の平均レベルが急激に上がり、本編最終話で話数+30が平均レベルになる。

アップデート後の難易度[編集 | ソースを編集]

スーパーエキスパートモードは高難易度を謳っていることもあり非常に難易度が高く、第0話でも普通に全滅が起こるバランスとなっている。

また、上限値の大幅な拡張により、当該モード以外でも、ゲーム内に大幅なインフレ傾向が生じることとなった。

エキスパンション・シナリオの難易度[編集 | ソースを編集]

「ベーシックカスタム」「スーパーカスタム」「ハイパーカスタム」という三つのランクが用意されており、それぞれ敵パイロットのレベル及び機体改造度が変化する。通常のモード選択と、それに伴う難易度の変化(ノーマルorハード)も反映される。またそれとは別に、本編と同じ機体であっても基本ステータスが大きく底上げされている。

ノーマル+ベーシックモードでも第一話からレベル100でHP1万オーバーの敵軍団となるが、スーパーエキスパート+ハイパーカスタムだとレベル140で武器を含む全項目18段階改造に強化され、回避以外300オーバーの一般兵がHP25000以上・装甲3000以上・運動性200以上の機体で襲ってくることになる。

本編クリア時点だと極端な全滅プレイや修理、補給レベル上げでもしていない限りは主力ユニットの平均レベルは85~90程度、ラストボスを努力付きで撃墜したユニットがかろうじて99に達しているかどうかというバランス[7]の為、まずは主力ユニットのレベル差埋めが急務となる。敵の耐久力の高さから、武器は最低でも10段階改造されていないとまともな戦力にならない。ユニット性能面は相手が高レベルの関係上レベル=SPが高くなりやすく、SPはかなり潤沢に使える為、精神コマンドである程度は補えるため、使うつもりのユニットはとにかく武器の改造が最優先となる。相手の膨大なHPと強固な装甲を削るには熱血、魂が非常に重要なため、TACマネージメントでダメージサポートを取っていると楽。

なお敵のレベルは、Expn最終話で一般兵Lv140・ボスLv160・激闘ルートのラストボスLv175となる。[8]

参戦作品[編集 | ソースを編集]

★は新規参戦。●は機体のみの参戦。

『ガン×ソード』は初の音声付き参戦。『聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler Dunbine』は『COMPACT3』以来16年ぶりにシルキー・マウ以外のキャラクターが登場し、『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』は期間限定参戦だった『X-Ω』を経て正式参戦となる。家庭用タイトルに東映作品が参戦するのは『再世篇』以来実に7年ぶりとなる。

他、『ゲッターロボ大決戦!』から真ゲッタードラゴン、「オーラ・ファンタズム」からヴェルビン、SRWオリジナルからゲシュペンストが参戦する。シークレットシナリオでは『V』『X』の主人公勢もスポット参戦し、これらの機体・キャラクターは前述の「エキスパンション・シナリオ」にて正式加入する。

プレミアムアニメソング&サウンドエディションのみ『機動戦艦ナデシコ』『ゲッターロボ大決戦!』『グレートマジンガー』名義の楽曲が収録される。

参戦作品の選出については、国内外のアンケートにおける参戦希望の意見が強く反映されている[9]

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

登場人物[編集 | ソースを編集]

『スーパーロボット大戦V』『スーパーロボット大戦X』と同じく男女選択制を採用。選ばなかった方の主人公も前述2作同様に登場し、そちらはゲシュペンストのパイロットとなる。オリジナル主人公のキャラクターデザインは西E田氏が担当する。

VTXユニオン[編集 | ソースを編集]

サイゾウ・トキトウ
男主人公。特務三課の主任。担当声優は草尾毅氏。
サギリ・サクライ
女主人公。特務三課の主任。担当声優は庄司宇芽香氏。
ラミィ・アマサキ
特務三課の新人。ティラネードのコ・パイロット。担当声優は加隈亜衣氏。
メリル・スパンナ
技術部第一課から特務三課へ転属した女性社員。キャリアクスの火器管制担当。担当声優は相沢舞氏。
エイミス・アーネスト
総務から特務三課へ転属した女性社員。キャリアクスの索敵と機体監理を担当。担当声優は大空直美氏。
ヒロスケ・アマサキ
特務三課課長でラミィの父。キャリアクスの機長兼操縦担当。担当声優は天神英貴氏。
ダイマ・ゴードウィン
VTXユニオンの社長。担当声優は江原正士氏。
秘書
VTXユニオンの社長専属秘書。
タカハシ / サイトウ / ワタナベ
VTXの社員達。

UND[編集 | ソースを編集]

ルーディー・ピーシーザルト
UND社員で戦闘員のスカウトも担当する。キャラクターデザインは八房龍之助氏、担当声優は永島由子氏。
ワシールモン・ラズエルソン
UNDの執務官。ルーディーの上司で、前線指揮官。担当声優は置鮎龍太郎氏。
ラグナヤル・ディンハーリッシュ
UNDの全艦隊司令。第零番艦隊を指揮する。担当声優は稲田徹氏。
シゲイル・セイゴ / ロニー・マーブック / ポール・ダルジュ
UNDにスカウトされた地球人達。シゲイルは元VTX社員でもある。
UND士官 / UND兵士
UNDの一般兵

その他[編集 | ソースを編集]

エイム・プレズバンド
地球連邦議会の議員で、政治団体「暁の会」代表。担当声優は増谷康紀氏。
鉄魔獣ネバンエンデ
エキスパンション・シナリオにて復活した魔獣エンデが、同じように復活した複数のネバンリンナアーケイディアごと取り込んだ姿。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

地球のメカ[編集 | ソースを編集]

ティラネード
本作の主人公機。デザインは天神英貴氏。
ティラネード・レックス
ティラネードが得た戦闘データをもとに改修を施された強化型。
ティランド
ティラネードの量産型。
ゲシュペンスト
本作のスペシャル参戦ロボ。サブ主人公が搭乗。
キャリアクス
ティラネードをサポートする統合戦術支援機。
ゼグード
様々な用途で使用される汎用機。
ダイガイアン1号 / ダイガイアン2号
ダイマ・ゴードウィンが極秘開発していた決戦兵器。

UNDのメカ[編集 | ソースを編集]

イービットα / イービットβ / イービットγ
UNDの戦術機動兵器。αは突撃用、βは砲撃用、γは統合機。
イーファス / イーファスΣ / イーファスΩ
UNDの新型戦術機動兵器。Σはエース用、Ωはエイム専用機。
アーピエス / アーピエス・アート
UNDの主力戦艦。アートは艦隊指揮艦。
アールオール
UND全艦隊司令が乗る第零番艦隊旗艦。

用語[編集 | ソースを編集]

新宇宙暦(NUE)
本作の暦・年号
黄金の時代
新宇宙暦100年頃から外宇宙への進出に積極的だった時期を指す。
黄昏の時代
外宇宙への進出が宇宙怪獣などの様々な要因で失敗して人類の生存圏を太陽系内に押し留められた末、情熱を失くした人類の心が荒み、地球が様々な争乱の舞台と化して退廃の一途を辿っている現代を指す。
VTXユニオン
主人公が所属する巨大複合企業。
T3
本作のプレイヤー部隊
UND
本作のオリジナル敵勢力。様々な星から戦闘員をスカウトし、自軍兵として使役する企業。
黎明戦争
本作で起こった戦いの総称。
アートルム
黎明戦争終結の二か月後(エキスパンション・シナリオ)に現れた謎の敵勢力。T3が付けた通称を認知し、そのまま自勢力の名称として使用している。

主題歌[編集 | ソースを編集]

歌:JAM Project

オープニングテーマ
「Tread on the Tiger's Tail」
劇中では自軍部隊名であるT3の由来としても登場する。
海外展開に合わせて英語版・中国語版・韓国語版も用意されている。
エンディングテーマ
「RESET」

関連記事[編集 | ソースを編集]

ゲーム中データ[編集 | ソースを編集]

分類 記事
世界観 世界観/T
全話一覧 全話一覧/T
隠し要素 隠し要素/T
精神コマンド 精神コマンド/T
強化パーツ 強化パーツ/T
ファクトリー ファクトリー/T
特殊能力 特殊能力/T
特殊技能 特殊技能/T
エースボーナス エースボーナス/T
メカ&キャラクターリスト メカ&キャラクターリスト/T
ライブラリ
オプション
オプション/T
中断メッセージ 中断メッセージ/T
ネタバレ ネタバレ/T

話題[編集 | ソースを編集]

  • 寺田Pは「Tは自分を連想させる」としてこれまでスパロボのタイトルに用いるのを避けていたが、本作でついに使用されることとなった。生スパロボチャンネルの視聴者コメントでは、案の定本作タイトルと寺田Pを絡めたコメントが数多く見られた。
    • 本作の「命を懸けて護るべき故郷―それは、地球(TERRA/テラ)だ。」というキャッチフレーズも、その傾向に拍車をかけている。
    • そもそも寺田Pは冗談のつもりで仮タイトルとして「スーパーロボット大戦T」を提案したのだが、逆に社内からは「ついに寺田がスパロボのタイトルにTを使った」と本気に捉えられてしまい、正タイトルとして採用されてしまったとのこと。
    • なお、公式サイトのURLは上記のキャッチコピーをもじったものになっているのだが、「https://sorewaterada.suparobo.jp/」…「それはTERRAだ」ではなく「それは寺田」になっている(「r」が一つ少ない)。
    • 主人公機のティラネードについても、初期の名称案は「ティラネーダ」だったとのこと。
  • 今作では何かと女に因果をもつ男性キャラクターが多い。女を殺された復讐のために、女性を恋慕していたり、あるいは当てどなく探していたりなど多様に渡る。同様に、女性キャラクターも自分や他者の愛に悩み葛藤するケースが顕著。今までの作品にあった恋愛事情とは異質で深い模様が見て取れる。
    • 加えて、復讐をテーマとして背負っている登場人物が敵味方を問わず多い他、剣術や格闘技など生身での近接白兵戦に長けた人物が多いのも特徴である。そのためか、一部ユーザーから「スーパー復讐者大戦」という物騒な俗称が付けられている。
      • さらに今作は裏切りがテーマとなっている登場人物も多い。バンプレストオリジナルもまた
      • そしてもキーワードになっているのが特徴。良くも悪くも、だが。近作と比較すると直接訴えかけてくるような印象である。
    • マスターアジアやエルドラメンバー、そしてラスボスとシナリオ全般を通して中年以上の年齢層のキャラクターが強烈な存在感を放っているのも大きな特徴。彼ら年配キャラクターの存在は様々な面において本作のテーマの一翼を担っている。このため「スーパージジイ大戦」という俗称も付けられている。
  • 会話などでの歌詞ネタを過去シリーズと比較して、多く見かける傾向にある。
    • また、設定や各キャラの台詞に過去シリーズを彷彿とさせる要素も散見されている。
      • 『劇場版マジンガーZ / INFINITY』の参戦により20代後半を迎えた甲児竜馬アムロが勢揃いした事は当初から注目され、シナリオでもそれに応える形で3人が旧シリーズを思わせるような戦友関係となり、彼らを主役としたDLCが配信されるなど、御三家の同窓会ともいえる内容となっている。そして、エキスパンション・シナリオでは
  • テキストの中でひらがなの「ひ」だけなぜかフォントが明確に異なっている。
  • 新たな試みとして、手ごたえを求めるプレイヤー向けに高難度の追加DLCがあると予告され、まず5月23日に配信されたVer.1.03アップデートによってスーパーエキスパートモードが追加され、続く6月27日にエンディング後のストーリーを描く全14話(分岐含めて20シナリオ)の追加シナリオ「エキスパンション・シナリオ」を収録した有料DLC「エキスパンション・パック」が配信された。
  • 直接的なストーリーの繋がりはないがシステムや対応機種が近いこともあり、寺田Pからは『V』『X』と合わせて三部作として扱われている。『V』『X』のオリジナルキャラが登場する事や、VTXユニオンの名称も、それを意識したものである。
  • 前述の通り、本作はプレイステーション4とNintendo Switchというメーカーの異なるアーキテクチャ間による初のマルチプラットフォームタイトルであり、特にSwitch版の開発はハードウェア研究と並行してのものであったため「今まで以上に時間的にタイトであった」と寺田Pが述懐している[10]
  • 『V』『X』にて存在したスパロボファン芸能人を起用したプロモーションは本作では行われていない。
  • 『X』同様に、ラスボスを演じる声優がコマーシャルのナレーションを担当している。
    • 最上Pも攻略本のインタビュー内で上記の件について「そろそろみなさんにもバレそうなので」と明かしており、「次回以降は、もうこの手法は取りませんよ」とコメントしている[11]
      • 実際、次回のCMのナレーションは主人公役の声優が務めている。
  • 歴代SRW[12]では、『スーパーロボット大戦30』が出るまでは初回生産限定版を除いたゲーム本体とDLC総込で税込み16438円[13]と最も高額な価格になっており、それ以前の最高価格だった第4次スーパーロボット大戦の税抜き12800円(2019年10月現在の税込みで14080円)を超える価格だった。
    • その後この最高価格は『30』に更新された。
  • 2019年11月29日に逝去されたハーロック役の井上真樹夫氏にとって、声優として生前最後に収録を行った遺作となった。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. パッケージ・ダウンロード
  2. パッケージ・ダウンロード、5月29日まで生産・配信
  3. B.B.スタジオ開発のスパロボ作品としても初の任天堂製プラットフォーム向けタイトルであり、バンプレソフト時代を含めた場合『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』以来となる。
  4. 台湾、香港、韓国等の東アジア地域で展開されている。
  5. 『スパロボOGラジオ「うますぎWAVE」第639回』(2019年4月2日配信)より。
  6. ムービー再生機能自体は『第2次α』以来の実装となる。
  7. 最終話にスーパーエキスパートモードで挑んだ場合、敵ユニットのレベルが+20されているため、必然的に主力ユニットのレベルも20程度高くなる。
  8. スーパーエキスパート+ハイパーカスタムだとパイロットレベル+40、機体の全項目20段階改造に強化される。
  9. 『週刊ファミ通』2019年1月3日号
  10. Gzブレイン『スーパーロボット大戦T パーフェクトバイブル』508頁。
  11. Gzブレイン『スーパーロボット大戦T パーフェクトバイブル』510頁。
  12. 課金要素のある『CC』、『X-Ω』、『DD』除く。
  13. 本体9460円、ボーナスシナリオフルパック3209円、周回プレイ支援パック1222円、エクスパンション・パック2547円。

外部リンク[編集 | ソースを編集]