「スーパーロボット大戦F完結編」の版間の差分

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*敵は序盤から武器の改造段階も高く設定されており、序盤のザコ敵ですら侮れない火力になっている。
 
*敵は序盤から武器の改造段階も高く設定されており、序盤のザコ敵ですら侮れない火力になっている。
 
*[[ニュータイプ]]([[強化人間]])や[[聖戦士]]などの[[特殊技能]]習得者を基準にしたかのような調整になっているため、それらを持たないパイロットはザコ戦すら一苦労になる。そのため、「'''ニュータイプと聖戦士以外は人に非ず'''」という風潮さえ生まれた。
 
*[[ニュータイプ]]([[強化人間]])や[[聖戦士]]などの[[特殊技能]]習得者を基準にしたかのような調整になっているため、それらを持たないパイロットはザコ戦すら一苦労になる。そのため、「'''ニュータイプと聖戦士以外は人に非ず'''」という風潮さえ生まれた。
**ただし、[[スーパーロボット|スーパー系]]が中心となって戦うシナリオや、「[[ひらめき]]」に加えて上記の面々は基本的に習得しない「[[必中]]」が重宝する強敵もいるため、上記の面々以外の育成を怠るのも危険である。
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**ただし、[[スーパーロボット|スーパー系]]が中心となって戦うシナリオや、「[[ひらめき]]」に加えて上記の面々は基本的に習得しない「[[必中]]」が重宝する強敵もいるため、火力と一芸に秀でたスーパー系も育成しておく事が推奨される。だがその一方で、オールドタイプ等のリアル系二線級や、宇宙適応Bとなるスーパー系二線級は、よほどの愛がなければ使いにくい。
 
*[[反応]]の成長の仕様変更により、伸びの悪いパイロットは[[2回行動]]解禁が遅れるだけでなく、結果的に命中・回避面でも遅れを取ることになる。また、この影響を受けるパイロットの多くはニュータイプ(強化人間)'''以外'''であるため、前述の風潮をより強める要因にもなっている。
 
*[[反応]]の成長の仕様変更により、伸びの悪いパイロットは[[2回行動]]解禁が遅れるだけでなく、結果的に命中・回避面でも遅れを取ることになる。また、この影響を受けるパイロットの多くはニュータイプ(強化人間)'''以外'''であるため、前述の風潮をより強める要因にもなっている。
 
*[[SP]]消費量に対して最大値は低めになっているため、SPが枯渇しやすい。
 
*[[SP]]消費量に対して最大値は低めになっているため、SPが枯渇しやすい。

2022年9月10日 (土) 07:43時点における版

スーパーロボット大戦F完結編
シリーズ 旧シリーズ
原作 第4次スーパーロボット大戦
前作 スーパーロボット大戦F
開発元 ウィンキーソフト
発売元 バンプレスト
対応機種 セガサターン
プレイステーション
プロデューサー 寺田貴信
シナリオ 阪田雅彦
堀川和良
キャラクターデザイン 湖川友謙
河野さち子
メカニックデザイン 大河原邦男
カトキハジメ
石川賢
永井豪
福地仁
宮武一貴
守谷淳一
丸山功一
ゲストメカデザイン
藤井大誠
寺島慎也
宮豊
かげやまいちこ
山田隆弥
音楽 藤本大輔
発売日 1998年4月23日(SS版)
1999年4月15日(PS版)
価格 6,800円
テンプレートを表示

スーパーロボット大戦F完結編』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。「旧シリーズ」の1つ。

概要

スーパーロボット大戦F』の続編。本来は分割作品となる予定ではなかったが、製作の遅れなどにより前後編での販売となった。

本作もSS版の発売から約1年後にPS移植版が発売された。『F』と同様に、セーブ・ロード速度やBGMの曲調などでSS版と大きな違いがある。

2011年11月9日には『F』と共にゲームアーカイブスで配信(価格:1,200円)。

システム

既存システムと変更点

基本システムは『F』と同様だが、変更点として以下のものがある。

  • マップクリア時にSP残量x2を経験値として獲得する。
  • 反撃命令をマニュアル以外に設定した場合は、マップ兵器に対して自動的に回避防御が選択される。
  • 機体・武器の改造、パイロットLvの上限制限が解除され、改造は10段階、Lvは99が最高となる。ただし、改造の5段階上限の制限は終盤まで継続されている。
  • 反応の成長パターンがパイロット毎に設定され、成長速度に差が出るようになった。これによって成長率が悪くなることはあっても良くなることはないため、パイロットによっては『完結編』に引き継いだら反応が低下し2回行動不可能に戻るという現象も発生する。

難易度

  • 本作は後編に位置づけられていることもあり、『F』の時点で高かった難易度はさらに上昇している。また、後半は宇宙戦がメインになるため、地形適応が宇宙Bになるユニットは必然的に不利になる。
  • 機体パラメータの基準が引き上げられたため『F』からの続投機体と本作から登場する機体の性能差が大きく、続投機体の多くは性能不足に悩まされる。ただし、敵の続投機体の多くは性能が底上げされているため、その印象は薄い。
  • 敵は序盤から武器の改造段階も高く設定されており、序盤のザコ敵ですら侮れない火力になっている。
  • ニュータイプ(強化人間)や聖戦士などの特殊技能習得者を基準にしたかのような調整になっているため、それらを持たないパイロットはザコ戦すら一苦労になる。そのため、「ニュータイプと聖戦士以外は人に非ず」という風潮さえ生まれた。
    • ただし、スーパー系が中心となって戦うシナリオや、「ひらめき」に加えて上記の面々は基本的に習得しない「必中」が重宝する強敵もいるため、火力と一芸に秀でたスーパー系も育成しておく事が推奨される。だがその一方で、オールドタイプ等のリアル系二線級や、宇宙適応Bとなるスーパー系二線級は、よほどの愛がなければ使いにくい。
  • 反応の成長の仕様変更により、伸びの悪いパイロットは2回行動解禁が遅れるだけでなく、結果的に命中・回避面でも遅れを取ることになる。また、この影響を受けるパイロットの多くはニュータイプ(強化人間)以外であるため、前述の風潮をより強める要因にもなっている。
  • SP消費量に対して最大値は低めになっているため、SPが枯渇しやすい。
  • ザコ敵でも1割、終盤のボスは3~4割の確率で切り払いが発動するため、命中率100%でも当てにならない[2]。特に、その際にザコが放つ「踏み込みが足りん!」等のセリフは、本作品を象徴するものの一つとしてユーザーの印象に強く残った。

話題

  • F』から顔グラフィックの書き直しや表情差分が追加されたキャラクターがいる(SS版)。
  • 終盤の分岐で戦う相手もエンディングも大きく変わる。また、バッドエンディングが3種類ある。
  • 本作から始めた場合は、パイロットLvや所持している強化パーツはいくつかのパターンからランダムで決定される。本作から始めても支障は無いが、『F』から引き継いだデータの方がさまざまな点で有利になる。
    • なお、共通事項として「所持金100万」「全機体無改造」「総ターン数360」「『F』のトッドハマーン説得フラグ未成立」という状態となる。
  • 意図的な調整なのかは不明だが、敵の機体の多くは運動性に対して限界反応がかなり低く設定されているため、能力を発揮できていないパイロットが非常に多い。
  • アナウンスされていないが、『F』と本作には信頼補正が採用されている。
  • 中盤辺りから会話に登場するキャラクターがリアル系に大きく偏っている。エンディングで一言も喋らないキャラクターが多数存在していることもあり、シナリオ面での評判はあまり良くない。
    • なお、製作中に総監督・脚本・演出の阪田雅彦氏が体調を崩したため、途中から脚本は堀川和良氏に変更されている[3]
  • SS版には『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクター達が主人公の誕生日を祝ってくれる特別イベントが存在する。なお、本来は『F』で入る予定だったらしい[4]
  • PS版は「完全復刻版 超合金マジンガーZ(通常カラー/ブラックバージョン)」が必ず貰えるキャンペーン「スパロボメガトンキャンペーン」の対象商品の一つとなっている。
    • 本作には角型応募シールが同梱されており、応募には『電視大百科』に同梱された応募用紙と、PS版『F』にも同梱された応募シールが必要だった。
  • 『F/F完結編』のサウンドトラックはSS版の音源でのみ発売されている。なお、PS版の音源は『コンプリートボックス』のサウンドトラックに収録されているものもある。
  • 寺田PはSS版発売時のインタビューで「スパロボFと完結編の両方を買ってくれた方への最低限の礼儀として、2本をまとめて販売することはしない」と発言しており、この姿勢は現在まで真摯に守られている。

登場作品

上記の他に、「劇場版マジンガーシリーズ」『M-MSV』『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の機体が登場する。後ろの二作品は本作の新規参戦作品でもある。

『真ゲッターロボ (原作漫画版)』は機体のみ参戦。また、『F』から参戦扱いになっている『グレートマジンガー』『伝説巨神イデオン』『トップをねらえ!』の三作品は、事実上本作からの参戦となる。

世界観

世界観/旧シリーズを参照。

バンプレストオリジナル

登場人物・メカ共に、基本的には『第4次』と同様。『F』では未登場だった人物・メカも登場する。

魔装機系については「魔装機神の登場人物」「魔装機神の登場メカ」を参照。

登場人物

主人公 

人物名 性格
レナンジェス・スターロード まじめでやさしい熱血漢 A
ミーナ・ライクリング ちょっと変な性格
イルムガルト・カザハラ 理論家だけど異性好き B
リン・マオ クールでニヒル
ヘクトール・マディソン ちょっと変な性格 C
パトリシア・ハックマン まじめでやさしい熱血漢
アーウィン・ドースティン クールでニヒル D
グレース・ウリジン 理論家だけど異性好き

ゲスト 

ゼブリーズ・フルシュワ
ジュスティヌ・シャフラワース
グロフィス・ラクレイン
テイニクェット・ゼゼーナン

インスペクター 

メキボス

その他 

ギリアム・イェーガー

登場メカ

メキボスの専用機であるグレイターキンIIが新たに登場。

主人公機

主人公はゲシュペンストMk-II[5]、副主人公はゲシュペンスト[6]が初期機となる。

副主人公はゲシュペンスト、ゲシュペンストMk-IIに搭乗可能。

ゲシュペンストリアル/スーパー
初期機。性能はリアル系・スーパー系で全く異なる。
ゲシュペンストMk-IIリアル/スーパー
後継機。性能はリアル系・スーパー系で全く異なる。
ヒュッケバイン
リアル系最終機。
グルンガスト
スーパー系最終機。
ウィングガスト / ガストランダー
戦闘機形態および戦車形態。

ゲスト 

カレイツェド
グラシドゥ=リュ
レストレイル
レストグランシュ
ゼラニオ
ゲイオス=グルード
ライグ=ゲイオス
オーグバリュー
ビュードリファー
ゼイドラム
バラン=シュナイル

ゾヴォーグ 

グレイターキンII

その他 

ヴァルシオン

用語

ディバイン・クルセイダーズ(DC)
『第4次スーパーロボット大戦』とは違い、宇宙はジオン公国の組織(ガンダムシリーズ)、地上はDr.ヘル暗黒大将軍一派(マジンガーシリーズ)が指揮している。
ゲスト
ゾヴォーグ
南極事件

ゲーム中データ

分類 記事
全話一覧 全話一覧/F完結編
隠し要素 隠し要素/F・F完結編
裏技 裏技/F完結編
精神コマンド 精神コマンド/F・F完結編
強化パーツ 強化パーツ/F・F完結編
特殊能力 特殊能力/F・F完結編
特殊技能 特殊技能/F・F完結編
メカ&キャラクターリスト メカ&キャラクターリスト/F完結編
中断メッセージ 中断メッセージ/F・F完結編
その他オプション オプション/F完結編

商品情報

ゲーム本体

セガサターン

プレイステーション

攻略本

サントラ

脚注 

  1. 主題歌に「宇宙スペースNo.1」の歌詞がある『ゴーショーグン』は特にネタにされやすい。
  2. ただし、本作は反撃不能ならば防御系の技能は発動しない仕様であるため、射程外からの攻撃で確実に封じることが可能。
  3. ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』120 - 122頁。
  4. ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』126頁。
  5. スーパー系で「恋人がいる」場合のみ開始時点から搭乗。それ以外はシナリオ「うずまく悪意(前)orフロンティア4の危機(前)」開始前のデモでゲシュペンストから乗り換える。
  6. 「恋人がいる」場合のみ。スーパー系では開始時点から、リアル系ではシナリオ「うずまく悪意(前)」開始前のデモで変更される。

リンク