ロラン・セアック
ロラン・セアック | |
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外国語表記 | Rolan Cehack |
登場作品 | |
声優 | 朴璐美 |
デザイン | 安田朗 |
偽名 | ローラ・ローラ |
種族 | 地球人(ムーンレィス) |
性別 | 男 |
生年月日 | 正暦2328年11月2日 |
年齢 | 15歳 → 17歳 |
所属 | ムーンレィス → ハイム家 → ミリシャ |
概要
月の下層階級出身の少年。ムーンレィスの地球降下が人体に与える影響の調査の為に地球に降りる。
2年後のムーンレィスの地球降下の際、復活した“∀ガンダム”に搭乗した事から地球側として戦う事になってしまった。
性格は至って温厚で、優しく、明るく、朗らかな人柄の持ち主。ガンダム主人公としては、褐色の肌、声優が女性、複雑な過去が無い(正確には「劇中で描かれていない」)、特殊能力が特に無い、第1話でガンダムに乗らない(『機動戦士Vガンダム』で、富野監督がやりたかった演出だが当時は結局断念した)など今までに無いタイプ。
度々、「ローラ・ローラ」として女装を披露したのも印象深い。女装した主人公の前例であるジュドー・アーシタのそれとは違い、正体さえ知らなければ、誰が見ても女性と見紛う程の美しさである。
余談だが、洗濯及び乾燥をしたり、本来は多目的武器庫である胸部マルチパーパスサイロに動物を入れて運搬するなど、一風変わった使い方で∀を運用している。第50話でギム・ギンガナムに対して「∀はホワイトドールと言われて、人々に崇められてきた物なんです。その本体が機械であれば、使い方次第ではみんなの為にだってなります!」と言っている事からも分かるように、∀を「兵器」としてではなく「機械・道具」として捉えているのだろう。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。演じる朴璐美氏は今作がスパロボ初参加で、CMナレーションも担当している。原作のイベントを多く再現しておりDVEも多い。
- 回避がやや低いものの初期能力は格闘を筆頭に全体的に高く、援護もL1だが覚え、精神コマンドも非常に優秀。だが成長タイプの影響でSP以外は能力が伸びず、(能力傾向や精神コマンドが似通った)「ウッソやハリーで十分」という場面が多い。一応ウッソに無い援護、ハリーに無いひらめき、両者以上のSP、そしてソシエとの信頼補正で差別化はできる。ただ信頼補正はソシエの能力が低いため、積極的な活用は難しい。
- シナリオ上∀ガンダムで強制出撃する機会が多々あるが、上記の通りあまり避けない上に撃墜が敗北条件の場合も多いため何かと危なっかしい。必中、ひらめきを持つため削りに参加するだけに止めるか、使うなら普段から∀ガンダムに乗せての運用に慣れておきたい。イベントでローラ・ローラとして出撃する際は技量が少し下がる。違和感が気になるのだろうか?
- クロスオーバーでは、恐竜帝国が大気改造を通して人類絶滅を狙っていることに戦慄し、人類同士の戦争以上にその存在を危惧するシーンや、ディアナがキエルに変装していたことが皆に露見する前に知った竜馬との交流やゲッターチームの救出、洗濯出撃の際にミリアや甲児との絡みがある。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 原作通りのイベントで、ディアナを守っていく。
- 今回も主人公としては能力(初期値)は並。しかし、成長パターンが大器晩成型のため、レベルが上がるに連れて爆発的に能力が伸びる。能力以外の面で恵まれており、援護攻撃・援護防御は双方ともL4まで覚え、特殊技能にSP回復、精神コマンドに魂と気迫を持つ。強力な単体攻撃がないため援護攻撃の価値は薄れるが、気迫を持つためやはり∀ガンダムとの相性はいい。
- 今回もローラとして出撃する事があるが、『α外伝』とは異なり能力値は同じ。
- 本人のアムロやシンなどのガンダム系主人公との援護同士の掛け合いが収録されており、楽しみは増えている。今作では戦闘中、ミリシャの制服を愛用しているようだ。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 中盤にハリーやソシエ、ガロード達ガンダムXの面々と共に次元震に巻き込まれ、自軍に加入。今回は月光蝶が使用できないのが痛い。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 本作ではしばらくの間カットインでミリシャの制服を着ていたが、第33話からカットインが白いパイロットスーツ仕様に変更される。今作ではイベントでローラ・ローラの姿が見られる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 『時獄篇』では不参戦だったが今作で復帰を果たす。音声は新録があり、中断メッセージも2つある。最短は分岐ルートの第10話「蠍の毒、蝶の毒」。序盤から∀ガンダムの月光蝶が使用できるので、マップ兵器に特化した特殊スキルであるEセーブ・ヒット&アウェイ・戦術待機、養成に余裕があればシングルアタックで全体攻撃の月光蝶攻撃力アップを図ろう。月光蝶を即解禁した決意といい、ソシエやディアナと別れ、戦士としてどこか気持ち吹っ切れたロランが見られるのが本作の特徴というべきか。最たる例がDトレーダーで購入できる強化パーツ「FB隊員証」(援護攻撃・防御共にレベル3以上で入手)を最短で手に入れられることかもしれない…。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 現在の所、実装されている∀ガンダムではいずれもミリシャのパイロットスーツ姿。
パイロットステータス
能力値
ガンダム系主人公だが、能力は平凡。回避が低いのが難点だが、攻撃面は射撃・格闘どちらもこなせる。愛機∀ガンダムの最強武器が格闘なため養成するなら格闘重視がよい。ただし、成長パターンが大器晩成型のため最終的には非常に能力が高くなる。
精神コマンド
集中、必中、ひらめき(または直感)、魂があるため通常戦闘もMAP兵器、援護攻撃とどれもこなせるため∀ガンダムのパイロットとして申し分なし。また、ロランの大人しく優しい性格を反映してかてかげんを覚える傾向にあるが、技量が高くないため実用には耐えない。
特殊技能(特殊スキル)
援護攻撃Lvが成長する。また、Zシリーズでは貴重なSP回復を所持しており、毎ターン集中使用できるので回避の低さを補いつつ命中率をあげられる。
- α外伝
- 援護L1、シールド防御L3、切り払いL2
- 月光蝶による援護攻撃が強力
- Z
- 援護攻撃L4、援護防御L4、ブロッキング、SP回復
- 第2次Z破界篇
- 援護攻撃L3、援護防御L2、ブロッキング、SP回復
- 第2次Z再世篇、第3次Z天獄篇
- 援護攻撃L3、援護防御L2、SP回復、ガード
小隊長能力
固有エースボーナス
- 自軍フェイズ開始時にSP5回復
- 『第2次Z(破界篇、再世篇)』でのボーナス。
- 効果はSP回復と重複するため、毎ターンSPが15回復する。集中の消費SPが同じであり毎ターンかけられる。
- 出撃時、SPが最大値になる。
- 『第3次Z天獄篇』のボーナス。開幕で気迫を使って月光蝶の解禁を早める戦法が取りやすくなる。また、真化融合による最大SP上昇の恩恵が表に出やすい。
人間関係
- キース・レジェ
- 一緒に地球に降下した仲間。パン屋を営む事になる。
- フラン・ドール
- 一緒に地球に降下した仲間。報道の道へ進む。
- ソシエ・ハイム
- ギャバン亡き後、ロランに恋心を抱くが、哀しいフラれ方をした。
- キエル・ハイム
- 雇用主の長女。ディアナに瓜二つのため、彼女の行動・感性をとかく好意的に見る傾向がある。
- ディアナ・ソレル
- 月の女王であり、ムーンレィスのロランも憧れを寄せる。当初は単に崇拝の対象だったが、数ヶ月の間にディアナの人となりを知り、「女王」ではなく「ディアナ」に惹かれていく。
- 戦後はハイム家を離れ山奥で彼女と共に生きる道を選んだ。
- グエン・サード・ラインフォード
- ロランをローラと呼び、女装させるなどした。どうやら特別な感情を持っていたようである。
- リリ・ボルジャーノ
- 「女装してグエンをたらし込め」と無体な提案をされた。
- ジョゼフ・ヨット
- 事ある毎に絡まれたり、∀を勝手に持ち出されたりと、傍迷惑な想いをさせられている。特に∀の件では、恋仲になっている上に妊娠までしているフランの気持ちを全く考えていなかった為に、ロランとしては珍しく「馬鹿野郎」と毒づいている。
- ハリー・オード
- 最初は敵方ではあったが、同じ和平を望むものとして信頼できる人物。「ローラ・ローラ」の姿の時にはダンスの相手をした。ちなみに、小説版では調子に乗って本気で「女」になりきってハリーを翻弄してしまい、惚れられかけている。
- ギム・ギンガナム
- 戦いそのものを求めているような男で、戦いを止めようとするロランと対立する。互いにターンタイプの機体を駆り、激しく激突した。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- カミーユ・ビダン
- 『Z』では彼やシンと友人同士になる。
- ガロード・ラン
- 作品の世界観が似ているためか、SRWに限らず、クロスオーバー作品では共演することが多い。
- フロスト兄弟(シャギア・フロスト、オルバ・フロスト)
- 『Z』では月面にて彼らの暴挙を食い止めるべく、初めて月光蝶の力を発動させる。
- シン・アスカ
- 『Z』では彼やカミーユと友人同士になる。
- キラ・ヤマト
- 『Z』では自身とは逆に明確な理由もなく敵の戦闘力を奪う彼の戦い方を、激怒して非難した。しかし、キラとの和解後はその事を根に持つような発言はせず、援護攻撃・防御ともに特殊台詞がお互いに存在している。
リアル系
- ジロン・アモス
- 『α外伝』と『Z』にて共演。ガロードと同じく、彼とも色々な意味で仲が良い。
- ゲイナー・サンガ
- 『Z』では序盤から縁があり、ガロードやジロンやランドも交えて仲が良い。
- アスハム・ブーン
- 『Z』のエーデルとの決戦の際、啖呵を切って駆けつけた彼の声に思わず反応。声があの人に似ているからだろうか?
- ミリア・ファリーナ・ジーナス
- 『α外伝』で一緒に洗濯をした仲。石鹸とすすぎ担当。
スーパー系
- 兜甲児
- 『α外伝』では一緒に洗濯した仲。乾燥担当。しかし、一部を燃やしてしまった。
- 流竜馬
- 『α外伝』ではディアナの秘密を共有する事となり、その事がゲッターチームの危機の一因となる。
- ロジャー・スミス
- 『Z』では彼に人間性を認められ、シベリアの大地にて「白と黒の競演」を果たす。
- 『第2次Z再世篇』ではハイム農場を守るために彼と共闘する。
- ミナコ・マルチーノ
- サンドマン杯にて共闘。
- セイミー、ルゥ・リルリ
- 『第2次Z破界篇』ではZEXIS世界に飛ばされたディアナの捜索を、彼女達に依頼する。
- トワノ・ミカゲ
- 『第3次Z天獄篇』では、∀を「破壊の象徴」「全てを閉ざす終着点」と呼ぶ彼に、∀の力で未来を守れると昂然と言い返した。
バンプレストオリジナル
- ランド・トラビス
- 『Z』では序盤からガロードやジロンやゲイナーも交えて仲が良い。
- ジ・エーデル・ベルナル
- 『Z』においてグエンを裏切りへと走らせる最大の原因を作った張本人。彼から嘲笑と悪意を込めて「ローラ」呼ばわりされる。ロランもグエンを己の欲望の為に利用した彼に激怒した。
- そのこともあってか、後の『第3次Z天獄篇』では、AGが正体を明かした際に「エルガン代表ならともかく、あなたのような人に協力しようとする人なんていませんよ!」と怒りを露にしている。
名台詞
- 「ターンエーの風が吹く」
- 番組予告の台詞。次回予告には必ず「風」という言葉が挿入されている。
- 「地球はいい所だぞ! みんな早く戻ってこーい!」
- 第1話「月に吠える」より。ビシニティの市民(つまり名実ともに地球人)として認められる成人式の前の夜、地球の素晴らしさに感動したロランは夜中起き出し、フラットの隠し場所にやって来て月に向かって叫ぶ。
- その後ろで怪訝な表情で彼を見つめるソシエの存在には気付かずに…。
- 「ふざけてるのか…」
- 第6話「忘れられた過去」より。ロランが∀ガンダムの武器庫を見つけたものの、ビームライフルやバズーカは金属疲労でボロボロ。唯一使える武器がガンダムハンマーだと分かった時の独り言。
- もっとも、ビーム兵器と違って敵を殺さずに戦うにはかえって都合が良かったため、その後のエピソードでもよく使用する。
- 「地球は戦争するところじゃないでしょーっ!!」
- 全くである。しかし、地球人類の歴史は戦争の歴史と同義なのも事実。そして、不本意とはいえロランも、地球で戦争してしまった人間の一人になったのは皮肉である。
- 「同じ人間じゃないですか。子供だっているんですよ。助けてあげてもいいじゃないですか。『死ねばいい』なんて酷い、酷過ぎます」
- 第8話「ローラの牛」より。帰化したムーンレィスの家族が地球人にひどい仕打ちを受けているのも見た台詞。この後、我慢できずにムーンレィスであることを告白し、己の戦う信念を告げる。
- 「僕はね……僕は、ムーンレィスなんです……ムーンレィスなんですよーっ!」
- ムーンレィスの帰還民と地球人のいさかいを見て我慢できなくなったロランはついに自らの出自を叫んだ。
- 「僕は二年前に月から来ました。けど、月の人と戦います。だけども、地球の人とも戦います。人の命を大事にしない人とは、僕は誰とでも戦います! 」
- 戦う事への迷いがあったロランだったが、これが一貫して彼の行動理念であり、信念となった。「人種という概念に囚われず、『人命の尊さ』を守る為に戦う」ロランの優しい人柄が垣間見える台詞である。
- 「『機械人形って、パイロットとか人が見えないから戦える』って言いますけど」
「僕、今日は『あの機械人形にはどういう人が乗っているんだろう?』って想像しちゃったんですよね」 - 第19話「ソシエの戦争」のエピローグより。戦場にて敵であるとはいえ他人の命を奪わざるを得ない苦悩をソシエに吐露する。
- そんなロランに対してソシエは「それでも戦えるんだ…。すごいんだね」と声を掛けるが、彼は「違いますよ。コイツ、ホワイトドールがすごいんですよ…」と返すのであった。
- 『機動戦士ガンダム』におけるアムロの名台詞「相手がザクなら人間じゃないんだ!」と対比となるロランの名台詞である。
- それから10年以上の時を経て、その「どういう人」が死ぬ瞬間を強制的に未来視してしまうので敵を殺せなくなってしまった少年が世に出てきたのは何の偶然か…。
- 「ギャロップへ…ホワイトドール出動しますが、戦闘出動ではありません。“洗濯出動”に行かせてもらいます」
- 第21話「ディアナ奮戦」より。『∀ガンダム』の作風を大きく表す言葉。∀ガンダムを上手く使って洗濯から乾燥までをやってのけた。
- 『α外伝』では何と、DVEで再現された。
- 「冗談言わないで下さい! 百年も二百年も毒を撒き散らかすものなんです!」
- 第27話「夜中の夜明け」より。ロランが核ミサイル発掘騒動の際に放った台詞。だが、核兵器の知識がない地球人達は、状況を把握しきれないでいた。
- 「人の英知が生み出したものなら、人を救ってみせろ!」
- 第39話「小惑星爆裂」より。∀ガンダムの胸部マルチパーパスサイロ内部に隠し持っていた核ミサイルで月面に落下する小惑星を破壊したときの台詞。
- 核兵器を使って一人も人間を殺さず、純粋に人命を救う事のみに核兵器を使った。
- なお、作品は異なるが、『アイドルマスター XENOGLOSSIA』の世界観では「(核兵器を保有していない日本を除く)世界の諸国が、地球へと降り注ぐ人類の生存を脅かす月の破片群を破壊する目的で、核兵器を使用している」という設定が存在している。
- 上記のロランの例と同様に、こちらも「人殺しの為に製造された核兵器を人を救う為に用いる」という数少ない例であると言えよう。
- 「場所をわきまえろ!」
「お前ら退がれーッ!」 - 第44話「敵、新たなリ」より。月にて、冬の宮殿(多数のムーンレィスが人工冬眠している場所)のすぐ側で戦闘を仕掛けてきた敵に対して。
- 次回第45話「裏切りのグエン」冒頭でロラン曰く「どう操作したのか覚えていなかった」というように、とにかく無我夢中の状態での発言である。
- 「人がいるのに…………やる!」
- 第46話「再び、地球へ」より。ハリーから指揮官機のズサン(有人機)を攻撃するよう言われ、当初は躊躇いを見せていたロランであったが、すぐに覚悟を決めコアファイターのミサイルで敵パイロットごとズサンを撃墜した。基本的に敵パイロットを殺さないように心掛けているロランが明確な意志で敵パイロットを殺した唯一のシーンである。
- 「馬鹿野郎が…」
- 第49話「月光蝶」より。恋人フランのお腹に自分の子供がいるのを知っていながら、手柄を得たい為だけに∀ガンダムを持ち出して出撃したジョゼフの身勝手さに、ロランは毒付いた。
- 命を重んじるロランには、妊娠したフランを置き去り同然にするジョゼフの独り善がりぶりが許せなかったのだろう。
- 「ターンエーはホワイトドールと言われて、人々に崇められてきた物なんです。その本体が機械であれば、使い方次第ではみんなの為にだってなります!」
- 第50話「黄金の秋」より。ギンガナムに対して説いた台詞。
- ここに到るまでのロランの戦い方や∀ガンダムの使い方を見ていれば非常に説得力のある台詞であるが、ギンガナムには届かなかった。
- 「倒す…倒します!」
- 同じく第50話より。「ディアナの為に戦う貴様などにこの私は倒せん!」と叫ぶギンガナムに対して。
- 「ディアナ様、また明日」
- 第50話ラストシーン。寝室のベッドで眠りにつくディアナの寝顔を確認しつつ、彼はドアを閉める。この台詞を最後に、∀ガンダムの物語は幕を下ろす。
- 「……男が好きな男なら、スカートでも穿けばいい」
- 小説版より。ディアナの想いを散々に踏みにじっておきながら、自分を「ロラン」ではなく「ローラ」と呼び続けるグエンに対して。この言葉はTV版の最終話にてリリがグエンに言ったセリフとほぼ同様のセリフではあるが、こちらではこの言葉が切っ掛けでグエンが破壊衝動に突き動かされる事となった。
迷台詞
スパロボシリーズの名(迷)台詞
特殊戦闘台詞
- 「こういうことだって出来るんです!」
- Zシリーズにおける、∀ガンダムの切り払い発動時。珍しい切り払い発動時専用のセリフであり、シリーズを通して切り払いの時は主にこのセリフが出る。
- ちなみに∀ガンダムの切り払い演出は他の機体とは異なり、原作で何度か見せた「ビームサーベルを高速回転させて攻撃を防ぐ」という演出になっている。
- 「黒いガンダム…!? ブラックドールとでも言うのか!?」
- 『Z』にてサイコガンダムに対する特殊戦闘台詞。
- 「あなたはとんでもない大馬鹿者だ!」
- 『第3次Z天獄篇』でのレナードに対する特殊戦闘台詞。
αシリーズ
- 「確かに…あなたの言うとおり、人は許されざる罪を繰り返して来ました…でも…僕達はそれの抑止力となるべく、今日まで戦って来ました。そして、それが結果として地球の汚染につながっていることも承知しています」
「だから、戦いに身を投じた僕達がその罪を背負わねばならないのは当然のことだと思います。だから、僕はここであなた達に倒されても文句は言いません」
「でも…戦いに何の関係もない人達まで、毎日を一所懸命に生きている人達まで抹殺するなんて、絶対に間違っています!」
「それでもあなた達が人類を抹殺するというのなら…僕はあなた達を倒します!!」 - 『α外伝』の最終決戦にて、地球を守護するために人類を滅ぼそうとするメイガスと対峙した時の台詞。なお、これはハードルートでのものであり、他のルートではセリフが若干違っている。
Zシリーズ
- 「やめるんだ、シン!」
「そうはいかない! こんな事を目の前でやられて放っておけるものか!」
「確かにさっきまで敵だった! でも、同じ人間だ!」
「たとえ顔も名前を知らなくても、この人達だって命があって、この世界で生きているんだ!」 - ガルナハンでの戦いで、戦う意思が無くなった連邦の兵士達に無差別に攻撃するシンを止めさせて、彼からは「連邦はムーンレィスにとっても敵」と言われても、動もせずに放った台詞。
- この一言でシンは攻撃をやめ、ハリーと自分と共にゼラバイアの迎撃に向かった。
- 「あなたは自分のしている事がわかっているのですか!?こんなやり方で戦いを止めると言うなら、僕はあなた達と戦います!血を流す意味がわからない人達を僕は絶対に認めません!!」
- 戦闘力を奪う中途半端なやり方をするキラに対し、珍しいほどロランが激怒した台詞。温厚で真面目で優しいロランがここまで怒って言い放つと、余計に痛烈に響く気がする。
- 「主張したい事や主義が違う以上、戦いが起きるのは仕方のない事かもしれません…でも…! あの人達は状況に関係なく、目の前で戦いが起こったら無差別に攻撃してくる! そんな人達を僕は信用することは出来ません…!」
- 戦闘後、去って行ったアークエンジェルに対してロランがいった台詞。
- (キラ達の行動に問題があったのは否めないものの)温厚なロランが辛辣にここまで誰かを否定するのは、原作ではありえないとも言えるが、ロランがキラ達の行いを「人の命を大事にしない」と受け取ったもとれる。
- 「何を言ってるんですか、あの人は…?」
- 『Z』第46話「混迷の中の正義」より。ユウナの「ジブリールはオーブにはいない」という余りにもお粗末な返答にアポロ共々呆然として。
- 「その前に君は人間だ! 僕達の友達なんだ!!」
- 『Z』の原作ルートでシンと対峙した時の台詞。あくまでもザフトの軍人として戦おうとしたシンに対し、友人として彼を止めようとするロランの真摯さが窺える。
- 「レントンに勝平、ジロンにゲイナー、それに僕達とガロード達…そんな世界にどうして僕達、ZEUTHは飛ばされてきたんだ…」
- 『第2次Z破界篇』地上ルート第26話「集う力」より。レントンの姿がTV版と変わらなかったため、ロランは劇場版のレントンであることに気付いていない。
- 「生命の意味が分からない人と僕達は戦います!」
- 『第2次Z破界篇』終盤で発したズール皇帝への糾弾。異世界であっても彼のスタンスは変わらない。
- 「ソシエお嬢さん…。ホワイトドールから離れてください」
「ホワイトドールの封印を解きます!」
「ディアナ様…。僕は二度とあれを使わないと決め、今日まで封印してきました」
「でも、僕は…! みんなを救うために月光蝶を使います!」 - 第2次Z再世篇第33話より。地上に落下するピラーの破片から人々の命を救うために、ロランは禁忌の力である月光蝶の封印を解いたのであった。
- 「もうやめてください! 何の為にあなたが戦ってきたかを忘れてしまったんですか!あなたはフィアナさんのためにこれまで戦ってきたんじゃありませんか!」
- 『第2次Z再世篇』のフロンティア船団ルートにおいて、ワイズマンの後継者になろうとする(フリをしている)キリコとの戦闘前会話。
- 「わかるよ!」
「優しい心を持った人が、自分達以外の全てを攻撃するような怪物になる筈が無い!」 - 『第2次Z再世篇』終盤で「人類とインベーダーが同族である」と嘯くコーウェン&スティンガーを否定した渓に追従し、心無き化物を糾弾する。
- 「黒歴史!?」
- 『第3次Z天獄篇』宇宙ルート第18話「禁断の惑星」にて、会話中にADWにおいてスラングとしての黒歴史が使われていた事に驚いた(『第2次Z再世篇』でエスターが黒歴史を暴露した際にロランは居合わせていなかった)。
- 「刻は未来に進むんです。僕達が望みさえすれば」
- 『第3次Z天獄篇』45話「虹の彼方に」より。
搭乗機体
余談
- ガンダムシリーズで最初に女性声優が演じた主人公である。
- 演じた朴氏は当初、キエル・ハイム/ディアナ・ソレルのオーディションを受けに来たが、いきなりロランの台詞も言うことになったので面食らったという。
- 富野監督は最初からロラン役の候補として彼女を呼んでいた。その理由は『∀ガンダム』の主役を演じられる者を探していた頃に舞台で活躍していた朴氏と出会い、『ブレンパワード』で実力があるかどうかを見極め、見事お眼鏡にかなった為である。本人がこれを知ったのは放映から数年後のことであったという。
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