「機動新世紀ガンダムX」の版間の差分

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各話のタイトルはその回における登場人物の台詞が使用される。[[次回予告]]ではエンディングテーマをバックに次回の映像が流れ、最後に曲がフェードアウト、タイトル兼用の台詞を喋る、という構成だった。
 
各話のタイトルはその回における登場人物の台詞が使用される。[[次回予告]]ではエンディングテーマをバックに次回の映像が流れ、最後に曲がフェードアウト、タイトル兼用の台詞を喋る、という構成だった。
  
放送予定期間が短縮され、時間帯も早朝へ移動となったことで知られる。ちなみに、過去に期間が短縮されたのは、初代『[[機動戦士ガンダム]]』を除けばこの作品のみ。話数は全TVシリーズガンダムの中で最短である。また前作後半から続く逼迫したスケジュールなどの制作環境の問題を鑑みてか、以降ガンダムのTVシリーズ作品は数年毎に1作というペースで制作されることとなる。また、本作以降テレビ朝日系列でガンダムシリーズは制作されていない。
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テレビ朝日の都合で番組枠再編に巻き込まれて放送予定期間が短縮され、時間帯も早朝へ移動となったことで知られる。ちなみに、過去に期間が短縮されたのは、初代『[[機動戦士ガンダム]]』を除けばこの作品のみ。話数は全TVシリーズガンダムの中で最短である。また前作後半から続く逼迫したスケジュールなどの制作環境の問題を鑑みてか、以降ガンダムのTVシリーズ作品は数年毎に1作というペースで制作されることとなる。また、本作以降テレビ朝日系列でガンダムシリーズは制作されていない。
  
 
本作のタイアップ漫画作品はボンボンで連載されていたが製作現場の忙しさ等が理由で設定のすり合わせ・展開等の連絡作業が上手くいっていなかった為、作者であるときた氏は一部自作オリナジル創作を行うことで対処したが、アニメ本編との矛盾を生じるものもある為多くはアンオフィシャルとなった、それらの一部は氏の同人誌でも発表されている。さらに『機動新世紀ガンダムX Under the Moonlight』という後の時代を描いた外伝に当たる作品も存在する(同作のスピンオフ作品が描かれるのは、極めて珍しい)。
 
本作のタイアップ漫画作品はボンボンで連載されていたが製作現場の忙しさ等が理由で設定のすり合わせ・展開等の連絡作業が上手くいっていなかった為、作者であるときた氏は一部自作オリナジル創作を行うことで対処したが、アニメ本編との矛盾を生じるものもある為多くはアンオフィシャルとなった、それらの一部は氏の同人誌でも発表されている。さらに『機動新世紀ガンダムX Under the Moonlight』という後の時代を描いた外伝に当たる作品も存在する(同作のスピンオフ作品が描かれるのは、極めて珍しい)。

2012年9月9日 (日) 08:01時点における版

概要

15年前、旧連邦と宇宙革命軍による第七次宇宙戦争の果てに、地球コロニーが落され、地上は荒野と化した。その荒野に生きるバルチャーの少年ガロード・ランの物語。

作中でもニュータイプという語が頻繁に使用され、ストーリーの核となっているほか、「コロニー落とし」「地球とコロニーの争い」など宇宙世紀作品を彷彿とさせる設定が意図的に多くみることが出来る。それに伴って作品の雰囲気も野心的な作品の続いた「平成ガンダム」の中では最も保守的な物となっており、それまでの作品に比べると演出面においてはかなり控えめになっているのが特徴である。

「ニュータイプ」という存在をテーマにしたことについては話題を呼んだが、本作では最終的にニュータイプを人類が到達すべき革新の姿として特別視する考え方を否定している。奇しくも同時期に連載していた機動戦士クロスボーン・ガンダムもニュータイプについて似たような見解を示しているが、Xにおけるニュータイプ宇宙世紀のものとは微妙に異なっており、メタフィクション的な形でこれまでの「ガンダム」という作品そのものを象徴させているとも言われる。

各話のタイトルはその回における登場人物の台詞が使用される。次回予告ではエンディングテーマをバックに次回の映像が流れ、最後に曲がフェードアウト、タイトル兼用の台詞を喋る、という構成だった。

テレビ朝日の都合で番組枠再編に巻き込まれて放送予定期間が短縮され、時間帯も早朝へ移動となったことで知られる。ちなみに、過去に期間が短縮されたのは、初代『機動戦士ガンダム』を除けばこの作品のみ。話数は全TVシリーズガンダムの中で最短である。また前作後半から続く逼迫したスケジュールなどの制作環境の問題を鑑みてか、以降ガンダムのTVシリーズ作品は数年毎に1作というペースで制作されることとなる。また、本作以降テレビ朝日系列でガンダムシリーズは制作されていない。

本作のタイアップ漫画作品はボンボンで連載されていたが製作現場の忙しさ等が理由で設定のすり合わせ・展開等の連絡作業が上手くいっていなかった為、作者であるときた氏は一部自作オリナジル創作を行うことで対処したが、アニメ本編との矛盾を生じるものもある為多くはアンオフィシャルとなった、それらの一部は氏の同人誌でも発表されている。さらに『機動新世紀ガンダムX Under the Moonlight』という後の時代を描いた外伝に当たる作品も存在する(同作のスピンオフ作品が描かれるのは、極めて珍しい)。

スパロボに登場する際は特殊技能のニュータイプは『ニュータイプ (X)』と表記される。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

フリーデンクルー

ガロード・ラン
主人公。孤児、バルチャー。ニュータイプが登場するガンダムシリーズにおいて珍しい、非ニュータイプの主人公。ティファに一目ぼれし、彼女を守るために戦う。GX-9900 ガンダムX、GX-9900-DV ガンダムXディバイダー、GX9901-DX ガンダムDXに搭乗。7話「ガンダム、売るよ!」14話「俺の声が聞こえるか!」等。
ティファ・アディール
ヒロインニュータイプと目される少女。高い認知能力と予知能力を持つ。ニュータイプである事によりフロスト兄弟に狙われ、自然発生のニュータイプとの理由でカリスに拒絶され、地球で発生したニュータイプだからと宇宙革命軍総統ザイデルにも否定される。ニュータイプとして各勢力から狙われているため、攫われる事が多い。2話「あなたに、力を…」16話「私も人間だから」等。
ジャミル・ニート
フリーデン艦長、元ニュータイプのバルチャー。15年前の戦争でガンダムXに搭乗、サテライトキャノンの引き金を引いて精神的に深い傷を負った。過去の経験からニュータイプが戦争の道具にされる事が許せず、ニュータイプを保護するために行動する。作品後半ではコックピットへのトラウマを乗り越え、ガンダムXディバイダーに乗り込む。1話「月は出ているか?」37話「フリーデン発進せよ!」等。
サラ・タイレル
フリーデン副長。ジャミルがガンダムXに乗っている間は艦長代理として艦を預かる。6話「不愉快だわ…」
テクス・ファーゼンバーグ
フリーデン専属医。冷静沈着で博識。9話「巷に雨の降るごとく」
キッド・サルサミル
フリーデン整備士。若年ながら天才的な腕を持ち、ジャンクパーツからガンダムXの強化パーツ、ディバイダーを開発する。モビルスーツを見ると弄りたくなるようで、勝手に色々やっては怒られる事も。
ウィッツ・スー
フリーデン傭兵。直情的。金には意地汚い所があるが、稼いだ金は故郷の兄弟達のために金塊として隠れ家に蓄えてある。乗機は高機動型の可変MS、ガンダムエアマスターガンダムエアマスターバースト。26話「何も喋るな」(予告では何も喋っていない)
ロアビィ・ロイ
フリーデンの傭兵。表向きはクール。各地に付き合っている女性がいる。私費を投じてフリーデン艦内に娯楽のための共用部屋を作った。乗機は火器満載の重モビルスーツガンダムレオパルドガンダムレオパルドデストロイ。15話「天国なんてあるのかな」
トニヤ・マーム
フリーデンの通信士。
シンゴ・モリ
フリーデンの操舵手。

フロスト兄弟

シャギア・フロスト
敵役。フロスト兄弟の兄。弟のオルバ・フロストと共に暗躍する。弟のオルバとは距離に関係なくテレパスが可能だが、フラッシュシステムに反応しなかったため、ニュータイプではなくカテゴリーFとして分類された。乗機はガンダムヴァサーゴガンダムヴァサーゴチェストブレイク。3話「私の愛馬は凶暴です」
オルバ・フロスト
敵役。フロスト兄弟の弟、カテゴリーF。冷静沈着な兄と比べると、やや感情的ではある。乗機はガンダムアシュタロンガンダムアシュタロンハーミットクラブ。36話「僕らが求めた戦争だ」

フォートセバーン

カリス・ノーティラス
人工ニュータイプフォートセバーン市長ノモア・ロングの手によりニュータイプとして育てられ、ニュータイプ専用モビルスーツであるベルティゴを駆って、ガロードのガンダムXを大破に追い込む。10話「僕がニュータイプだ」35話「希望の灯は消さない」等。
ノモア・ロング
寒冷地の街フォートセバーンの市長で、その正体は元宇宙革命軍人工ニュータイプ研究者ドーラット博士。人工ニュータイプのカリスを「最高傑作」と称し、ガロードに敗れたカリスを巨大モビルアーマーパトゥーリアへと強制的に組み込む。12話「私の最高傑作です」

宇宙革命軍

ザイデル・ラッソ
宇宙革命軍総統。ニュータイプ主義者だが、ニュータイプ能力は宇宙での生活によってのみ目覚めるというイデオロギーに固執し、地球生まれ地球育ちのニュータイプであるティファの存在を否定する。
ランスロー・ダーウェル
宇宙革命軍エースで元ニュータイプ。15年前の戦争ではジャミルのライバルだった。能力を失った現在でもニュータイプの英雄としてプロパガンダに使われている。乗機はクラウダの専用カスタム。32話「あれはGファルコン!」

新連邦政府

アイムザット・カートラル
ゾンダーエプタで秘密裏にダブルエックスを開発していた高級将校。フロスト兄弟の上官。
カトック・アルザミール
政府再建委員会の作戦により、ゾンダーエプタ近海でフリーデン捕獲作戦を実行した歴戦の軍人。モビルスーツ乗りではない。
デマー・グライフ
「白い死神」の異名を持つニュータイプ候補。
ドゥエート・ラングラフ
「東部戦線の狩人」の異名を持つニュータイプ候補。二重人格者。
ミルラ・ドライド
「不死身の殺人マシーン」の異名を持つニュータイプ候補。
アベル・バウアー
ニュータイプ候補の一人で、フラッシュシステムの起動に成功した。
フィクス・ブラッドマン
政府再建委員会のトップ。新連邦政府樹立宣言を執り行い、軍総司令官の座に収まる。ニュータイプを道具としか見ておらず、また能力を持たないものがオールドタイプとして蔑まれることを内心で恐れていることもあり、宇宙革命軍への対応では主戦派。軍を開戦に向けて取りまとめる事が出来なかったが、フロスト兄弟により慎重派が暗殺されると、宇宙革命軍との開戦に踏み切る。

その他

エニル・エル
フリーのモビルスーツ乗り。ガロードを気晴らしに誘惑するが、ちょうど彼がティファに一目ぼれした直後だったこともあって拒絶され、それ以来ガロードを恨んで付け狙うようになる。
ルチル・リリアント
かつてのジャミルの上官。
カロン・ラット
ニュータイプ研究所の所長。ニュータイプを軍事力としか見ていない人物。フロスト兄弟から恨まれていることに全く気付いていなかった。
パーラ・シス
Gファルコンのパイロット。反宇宙革命軍組織サテリコン所属。
D.O.M.E.
月にあるマイクロウェーブ送信施設。
赤い二連星(SRW未登場)
第1話と最終話に登場。「先の大戦で活躍したニュータイプ」として自分達を売り込んでいたが、最終話ではそんな職探しは今時流行らない、と一笑に伏されていた。
SRWに彼らは登場しないが、α外伝のラストで『戦闘メカ ザブングル』のキッド・ホーラゲラバ・ゲラバが代わりに彼らの台詞をそのまま使っていた。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

フリーデン所属のガンダム

  • Gファルコン
    • ガンダムタイプの支援戦闘機。3機のガンダムとの合体機能を持つ。

フロスト兄弟のガンダム

その他のモビルスーツ

  • コルレル
    • 機動性のみを追求した機体。
  • ブリトヴァ
    • 敵を切り裂くワイヤーカッターを武器とする。
  • ガブル
    • 武装は打撃だけだが、極めて強力なバリアを装備している。
  • ラスヴェート
    • フラッシュシステムを搭載。

戦艦

  • フリーデン
    • ジャミル・ニートのバルチャー艦で、主人公達の母艦。作品終盤でへと向かう際に反新連邦組織から盗み出した宇宙船もカリス・ノーティラスによりフリーデンと命名されたが、後にキッドら元フリーデンクルーの作ったジャンク屋が『フリーデンIII』と命名されている事から、この宇宙船は『フリーデンII』と見るべきだろう。

主題歌とBGM

『DREAMS』
(作詞・作曲・編曲:RO-M 唄:ROMANTIC MODE)
前期オープニング(1~26話)。ガンダムX、ガンダムXディバイダー、エアマスター、レオパルドの戦闘BGM。
『Resolution』
(作詞:西脇唯 作曲:Joe Rinoie 編曲:Joe Rinoie・鈴川真樹 唄:ROMANTIC MODE)
後期オープニング(27~39話)。ガンダムDX、エアマスターバースト、レオパルドデストロイ、Gファルコンの戦闘BGM。
『HUMAN TOUCH』
(作詞:Susanne Marie Edgren 作曲・編曲:Tom Keane 唄:Warren Wiebe)
エンディング1。アメリカのアダルト・コンテンポラリー・アーティストであるウォーレン・ウィービー(Warren Wiebe, 1953-1998)のハイトーンを生かした歌唱力に人気がある。
『ヒューマン・タッチ』
(作詞:Susanne Marie Edgren / 許瑛子 作曲:Tom Keane 編曲:須藤賢一 唄:re-kiss)
エンディング2。HUMAN TOUCHの日本語バージョン。
『銀色Horizon』
(作詞:小室みつ子 作曲:濱田金吾 編曲:TOM KEAN 唄:中瀬聡美)
エンディング3。
『サテライト・キャノン』
サテライトキャノン、ツインサテライトキャノン使用時のBGM。

登場作と扱われ方

ガンダムX系の特徴としてリアル系ながら「」を覚えず、熱血止まりとなっていることがあげられる。

α外伝とZにはマップ毎に月のある・なしが表示され、月が出ているマップのみサテライトキャノンがチャージできるようになっている。

スーパーロボット大戦α外伝
D.O.M.E.黒歴史の眠る場所として『∀ガンダム』とクロスオーバーした。ジャミルとテクスはムーンレィスという設定となっている。なおランスローら宇宙革命軍などは登場しなかった。
スーパーロボット大戦R
ランスローやニュータイプ候補が登場してほぼ再現され、条件次第でスパロボオリジナルの武装【Gビットサテライトキャノン】が使えるようになる。『∀ガンダム』や『戦闘メカ ザブングル』と同時参戦していないのはいまのところこの作品のみ。
スーパーロボット大戦Z
初めて本格的にガンダムXの世界観が再現され、宇宙革命軍などが登場した。原作後半からスタートのため、最初からXはディバイダーで他の機体も改良された形で登場。エスタルド編を除けばほぼ原作通りに話が進む。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 / 再世篇
前作でストーリーを終わらせたのでいるだけ参戦。ガロード、ティファ、ウィッツ、ロアビィのみ(再世篇でジャミルとエニルが加わる)登場する。

用語

バルチャー
荒廃した地球上で、先の大戦で使用されたモビルスーツ等のサルベージを行って生計を立てている者の総称で、人々の信頼を集める者もいればならず者もおり、様々。集団で活動する者はバルチャー艦と呼ばれる母艦を持つ。モビルスーツ乗りの中には、契約と金で動くフリーのバルチャーも居る。
バルチャーサイン
信号弾。バルチャー同士が有事の連絡に使う。
宇宙革命軍
現在の総統はザイデル・ラッソ。15年前にコロニー独立戦争(第七時宇宙戦争)を起こした。先の大戦でのコロニー落としに続いて、本編終盤でコロニーレーザー地球に向ける。
旧連邦
15年前の第七次宇宙戦争時の地球政府。宇宙革命軍のコロニー落としに対抗すべくガンダムXのサテライトキャノンを使用した。
サテライトシステム
ガンダムX、ガンダムDXに搭載されている機構。面のマイクロウェーブ送信基地よりマイクロウェーブ(厳密にはスーパーマイクロウェーブだが略したマイクロウェーブの表記・呼称が一般的である。)を背部に装備したリフレクターで受信、機体の駆動やビーム系兵器へのエネルギー供給、ホバーリング飛行の為のフィールド発生(GXのみ)そしてMWを直接高出力ビームに変換して撃ち出すのがサテライトキャノンである。長距離からの高威力・高精度な射撃が可能である反面、マイクロウェーブ受信のため機体が無防備になる。第7次宇宙戦争時代はマイクロウェーブ中継衛星を利用することでいつでも使用することが可能だったが、中継衛星が壊れた戦後は月が見えない状況では使えないなどの制約もある。また、サテライトシステムの使用には、ニュータイプのパイロットによる機体登録を必要とする。作中ではガロードに代わりティファが認証登録を行った。なおよく誤解されているが送電施設からガンダムの胸部クリスタル状ユニットに延びるレーザー光線は送電位置の最終決定を行う為のガイドレーザー回線でありMWそのものは不可視である。
サテリコン
宇宙革命軍に対するレジスタンス。ゲリラ作戦で宇宙革命軍を苦しめたが、大規模な掃討作戦の末にパーラ・シスを残して全滅する。
Gコン
ガンダムXの操縦桿であり、起動キーかつサテライトキャノンの専用トリガーデバイス。降りる際には取り外して携行が可能。ガロードがフリーデン船内のジャミルの金庫から盗み出し、ティファの導きによりガンダムXの起動に使われた。後にジャミルからガロードに正式に譲渡される。強大過ぎるサテライトキャノンに対するMS側に備えられたセキュリティ機構(現にゾンダーエプタで有線制御でサテライトシステムを起動したDXはサテライトキャノンの"発射"は不可能だった)でもある。
新地球連邦
通称「新連邦」。政府再建委員会を経て設立、武力による地球の再統一に動く。宇宙革命軍への対応については厭戦派の一掃により、新連邦政府として意思統一がなされる。
政府再建委員会
旧連邦の残党による組織。連邦の名に恥じず、内部の勢力争いが色々とあった。
ゾンダーエプタ
太平洋上に浮かぶ人工島で、旧連邦の兵器プラント。政府再建委員会のアイムザット・カートラル統括官がガンダムダブルエックスの開発拠点としていた。DXのサテライトシステム動作テストに伴う月面からのマイクロウェーブをガロードが目撃したために、フリーデン一行が向かう事になる。最終的にはガロードが奪取したDXのツインサテライトキャノンにより、壊滅(島そのものが完全に消失してしまった為)状態となる。
ディバイダー
ガンダムXの強化パーツ。キッド作。縦長の盾が縦に割れ、その断面から三連六基の連装ビーム砲(このパーツの名称が”ハモニカ砲”である)が横一列に現れる。カリスのベルティゴとの戦闘によりサテライトキャノンを破壊されたガンダムXに装備された。この盾とバックパックを装備したGXはガンダムXディバイダーと呼ばれ、「GXDV」と略される。なお、ほぼジャンク部品で作られているという凄いパーツ。
D.O.M.E.
月面にあるマイクロウェーブ送信施設とその周辺施設の総称。地球側・コロニー側共に最高指導者はその存在を知っていた。無数のビットモビルスーツによる防衛システムが、幾度にも及ぶ宇宙革命軍の制圧作戦を阻んだ。
ビットモビルスーツ(Gビット
フラッシュシステム制御の無人モビルスーツ面にあるD.O.M.E.の防衛システムの他、ガンダムXを始めとする旧連邦製MS、新連邦が開発したラスヴェートにもフラッシュシステム制御の随伴機がある。
フラッシュシステム
旧連邦が開発したニュータイプ能力を利用したシステム。宇宙世紀におけるサイコミュとほぼ同じモノである。連邦におけるニュータイプの定義はフラッシュシステムを起動できるか否かが全てである。ビットモビルスーツの動作に使われる他、月のマイクロウェーブ送信施設への利用登録にこのフラッシュシステムによる認証登録が必須。認証完了後はフラッシュシステムによるアクセスを必要としない。終盤でフロスト兄弟はサテライトランチャー利用のために登録する必要があったが、ニュータイプでない彼らは工作部隊を潜入させて手動登録を行った。
ニュータイプ (X)
本作における『ニュータイプ』の概念は宇宙世紀のそれとは微妙に異なる為、差別化を図る為にスパロボでは便宜上、こう表記される。アニメ本編では一貫して『ニュータイプ』と呼ばれる。
カテゴリーF
ニュータイプのような能力を持ちながらも、フラッシュシステムに反応しない者を、こう分類する。フロスト兄弟がこれに該当し、彼らにとって強いコンプレックスになっている。

主要スタッフ

制作会社
サンライズ(第1スタジオ)
監督
高松信司
シリーズ構成
川崎ヒロユキ
キャラクターデザイン
西村誠芳
メカニカルデザイン
大河原邦男
石垣純哉
音楽
樋口康雄

商品情報

DVD BOX

DVD

資料リンク