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2024年10月29日 (火) 11:19時点における最新版
ジ・O | |
---|---|
読み | ジ・オ |
外国語表記 | The-O[1] |
登場作品 | |
デザイン | 小林誠 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 局地戦用重モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | PMX-003 |
頭頂高 | 24.8 m |
全高 | 28.4 m |
本体重量 | 57.3 t |
全備重量 | 86.3 t |
動力 | 核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,840 Kw |
スラスター推力 |
38,200 kg×1
|
アポジモーター数 | 50 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 11,300m |
開発者 | パプテマス・シロッコ |
所属 | ティターンズ |
パイロット | パプテマス・シロッコ |
概要[編集 | ソースを編集]
パプテマス・シロッコが自らの専用機として独自に設計・開発した重モビルスーツ。建造はシロッコの所有する木星探査船ジュピトリスで行われている。
その威圧的フォルムは見る者に鈍重そうなイメージを与えるが、全身にアポジモーターがあり、機動性や運動性の高さはグリプス戦役時代においてはトップクラスである。ジェネレーターも大型艦艇に匹敵する規模のものが搭載されており、その出力はモビルアーマーにも匹敵する[2]。
コクピットには、シロッコが独自に開発したバイオセンサーが搭載されている[3]。これは他のサイコミュ搭載機とは異なり、機体の操作性や追従性の向上に特化しており、高いニュータイプ能力を持つシロッコが乗る事によって、他を凌駕する程の優れた性能を発揮するモビルスーツとなる。また、シロッコがノーマルスーツを着用しないのは、自身のパイロットとしての技量に絶対の自信を持っている以外にも、本機のインターフェイスを完全・正確に稼働させるためである。
極めて高い運動性・機動性と分厚い装甲を誇る一方で、武装は大型ビーム・ライフルとビーム・ソード、そしてそれらを効果的に使うための「隠し腕」のみと、グリプス戦役後期の機体としてはかなり簡素な構成にされている。これは自己の能力に応えられる機動性と堅牢性そして反応速度があれば火力などは必要十分で事足りるという自負と、この後の時代のMS開発の潮流を先取りした先見性の表れである。また火力支援や対艦攻撃に特化したPMX-001パラス・アテネ、偵察と索敵に特化したPMX-002ボリノーク・サマーン、そして指揮官機であるPMX-003ジ・Oと、それぞれの役割を分担して設計・開発されたためでもあった。例としてパラス・アテネは火力に優れる反面、運動性や機動性、近接戦闘能力は低く、それらが追及されたジ・Oとは真逆の機体特性となっている。
重装甲と高機動の両立、そして高出力のジェネレーターにシンプルな武装というコンセプトはモビルアーマーのそれに合致しており、モビルスーツとして設計されてはいるものの、さしずめ人型モビルアーマーとも形容することが出来る。グリプス戦役期においてトップクラスの戦闘力を誇るモビルスーツである。
なお、ジ・Oという名称の由来は「Theology(神学)」の略語であり、それが意味する所は「神の意志」[4]。傲慢なナルシストであるシロッコが、神に等しい存在である自らの乗機として名付けた事が推察出来る。
劇中での様相[編集 | ソースを編集]
グリプス戦役終盤において、シロッコが搭乗してΖガンダムや百式、キュベレイと激戦を繰り広げた。
最終決戦時にはカミーユ・ビダンの搭乗するΖガンダムと交戦し、当初こそ互角の戦いを演じていたが、相手のカミーユが既にシロッコをも超えるニュータイプ能力者として覚醒していた結果、Ζガンダムのバイオセンサーが限界以上の力を発揮。その影響によってジ・Oのバイオセンサーの制御系が乗っ取られてしまい、最後は身動き出来なくなった隙を突かれる形で捨て身の攻撃(ウェイブライダー突撃)によってコックピットを貫かれ、撃破。搭乗者のシロッコも死亡する末路を迎えたが、シロッコの最後の抵抗により、バイオセンサーの反動を受ける形でカミーユの精神も破壊されてしまう事になった。
劇場版では、同様の形で撃破され、シロッコもカミーユを道連れにしようとしたが、カミーユには最後の抵抗を受け流されてしまう形で失敗。最後はシロッコの居城であったジュピトリスを巻き込む形で爆発するという決着になっている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
基本的に原作通りシロッコ専用機として登場することがほとんどである。完全なNT専用機ではない為か、SRWではジェリド・メサが乗って登場する事もある。
敵勢力のボス級キャラが搭乗する事もあって能力値はMSの中では高めに設定されているが、武装の少なさとビーム兵器メインという性質が災いして性能を発揮できない場合も多い。ちなみにその傾向は他のゲーム作品でも顕著に表れており、Iフィールド装備の機体との相性は最悪と言っても良い程。
しかし、『Z』では「隠し腕」による待望の必殺技が追加され、ビーム兵器だけの不名誉なボスの汚名を返上した。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦
- 第23話「逆襲のシロッコ」で登場。シロッコの能力と合わせて、すばやさの値が高いので高い確率で再攻撃を行う。射程は1だが、間接攻撃無効を持っているので全く隙が無い。
- PS版では間接攻撃無効が消滅。ビームライフルの射程はそれなりになったがファンネルには敵わず比較的対処しやすくなっている。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- リメイク前同様、第23話「逆襲のシロッコ」で登場する。νガンダムやV2ガンダムをフル改造したV2アサルトバスターガンダムで相手をすると、ジ・Oの全ての攻撃を完封できる。
- 具体的には、ビーム・ソードは空中の敵には使えず、ビーム・ライフルはIフィールドで完全に無効化出来る為。他にも、隣接さえさせなければνガンダムでも一方的に攻撃可能。
- 第3次スーパーロボット大戦
- DCの戦力として登場する。シロッコが乗るが、ルートによっての最終話でシロッコはヴァルシオン改に乗っているため、サラがジ・Oに乗っている。
- Iフィールドを持つνガンダムに手も足も出ないのは有名だが、何故かジ・O自身もIフィールドを持っている。どの道、本作のシロッコにビーム兵器などまず当てられないのであまり意味はないのだが。
- とにかくシロッコやサラの2回行動も相まって強敵である事は間違いないので、ファンネルやスーパー系の必殺技で早めに倒したい。カミーユの精神崩壊イベントも再現。
- スーパーロボット大戦F完結編
- シロッコが乗る。カミーユの精神崩壊イベントも再現。更に最終話では、ポセイダルルートの場合ジェリドが搭乗、DCルートの場合シロッコの取り巻きとして人工知能改が搭載された3機のジ・Oが襲ってくる。
- 初登場時やジャブロー攻略時ではシロッコのNT補正もありかなりの難敵となるが、射程がやや短い為射程外からファンネルで集中砲火を受けることがある他、水中を移動している所を飛行ユニット4機で囲むと何も出来なくなるという弱点を持つ。また、最終話で登場する本機は一切改造されていない為しぶとさ以外に留意すべき強さはない。
- シロッコがラスボスの一人を務めている為か、MAP上での撃破エフェクトがデビルガンダム等と同じ派手な物が使われていたり、何でできているのか修理費が36000と異様に高額だったり(下手な戦艦やあのオージやヴァルシオンすら軽く上回っている)妙に大物然とした扱いになっている。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 第66話(「絶望の宴は今から始まる」または「人類に逃げ場なし」)でジュピトリスを落とすと登場する、シロッコ最後の乗機。今作のビームライフルは長射程とP属性の2種類に分かれており、どちらも火力はかなり高い。機体性能も高く、シロッコの能力も合わさりかなりの強さを誇るが、HPは2万と妙に低い(しかもジュピトリス搭乗中に上がりきった気力は100にリセットされている)ため簡単に落とせる。また、カミーユがひらめきを使って攻撃するだけで精神崩壊イベントによる撃破も可能となっている。
- 本作のみキュベレイと同様に何故かHP回復(大)、EN回復(大)を所持している。『α』のシロッコは帝国監察軍第7艦隊に所属しているので、何らかの手段でジ・Oを強化したのかもしれない。なお、修理費も『F完結編』同様36000と法外な金額。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 難易度『難』の場合にマウンテンサイクルから入手可能。珍しく味方で使える作品である(他は『初代』と『X-Ω』)。
- 機体、武器共に性能が非常に高く無改造状態でも十分戦力になるが、2種類のライフルの弾数の少なさと改造による攻撃力上昇の低さが難点。ライフルはどちらもCT補正が高いので、ガッツ持ちや技量の高いパイロットとの相性が良い。
- ENは『α』と同じ数値で280と自軍最高だが、EN消費武器はないのでほとんど意味はない。自軍で運用できる様になった為か、修理費は流石に『α』と違って4400と普通の金額に収まっている。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- 歴代の中でも演出面が最高で、特に「隠し腕」による連携攻撃の全体攻撃は目を見張る。今まで演出面で先を行っていたライバル機であるキュベレイの株を完全に奪っている。
- とはいえ、特殊能力が何も無くパイロットのシロッコが底力を所持していないので精神コマンドを使って当てていけば、意外とあっさり落とせる。本作の底力は従来のシリーズと比べ大幅に強化されている。仮にシロッコが底力を所持していたら、各種能力も加わり恐ろしい事になっていただろう。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シロッコが乗る。最大射程が5の為、遠距離戦に持ち込むと楽に倒せる。
- さすがにHPが高いので初登場時は強敵だが、終盤に再登場する際も何故か無改造状態なので今度はあっさり撃破できる。
- 余談だが、COMPACTシリーズのジ・Oのグラフィックはどの作品でもドットの都合なのか、やたら小さい。
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- 第1部と第3部に登場。シロッコが死亡しているので、ティターンズ残党を率いるジェリドが乗る。ユニット性能は中々だが、ジェリドの能力がずば抜けて高いわけでも無いため、それ程の苦戦はしない。ビームライフルの射程も長くなっているものの、それでも射程は6止まり。隠し腕の性能が射程2のP兵器となったのは注意点だが、空への適性は無し。第1部は終盤なのでそれ程の問題は無いが、第3部ではシーン2という比較的序盤で登場。そのお陰で主力にしたい面子が抜けている可能性もあるので、その点だけは要注意。獲得資金は高いので幸運か祝福を。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- リメイク前と同じくジェリドが乗る。逆恨み技能のおかげで火力がかなり高く危険なユニットである。
Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- シロッコが搭乗。狭く入り組んだ迷路状になっているソーディアン要塞内を逃げ回るので倒しにくい。引き連れているEVA量産機はかなりの強敵なので、必ず全滅させてから戦いを挑むこと。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦
- 初登場作品。後半の雑魚として登場する。武器は射程1に設定されているが、能力は高い。
- HDリメイク版では「ピクドロン、死の迷宮」のボスユニットとして登場。隠し腕の攻撃力は高いのだが、空Cであるため、対空戦では大型ビーム・ライフルでどうにかするしかないというなんとも言えない欠点があり、武器性能だけならΖガンダムの下位互換と言えなくもない。
- スーパーロボット大戦64
- シロッコが乗る。ダミーを保有するが、HPは18000と低い。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年6月中旬に新しく実装された「成長タイプ:大器」の登場と同時期に実装された大器成長タイプのSSRディフェンダー。
- 限界突破後の能力の上昇が高いだけではなくアビリティ「天才」による確定クリティカルに「隠し腕」による攻撃速度上昇など通常攻撃に関しては並のアタッカーより強力。サポートはクリティカル時のダメージが大幅に上昇するSRかなめやSSRユングが最も相性が良い。
- アリーナにおいては当初ノーマルモードとは一変した鈍重さで「使えない大器」の代名詞的存在であったが、2017年7月6日のアップデート後はEXアビリティの追加やVアビリティ効果の見直しによって大幅改善された。
- 2020年9月のイベント「妖星の時」にて大器型SSRファイターが追加。
関連作品[編集 | ソースを編集]
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- シロッコが搭乗しボスとして2回戦う。通常攻撃はビーム・ソードだが、通常の腕部からの強力な一撃と、隠し腕による連撃を使い分ける。技量の値に優れているのか、クリティカルヒット発生率が総じて非常に高い。1戦目はプレイヤー側が少人数のうえ、後半は拡散メガ粒子砲のクリティカルヒットを連発してくるため、回復が追いつかなくなる可能性がある。2戦目では必殺技しか効かないほど固い装甲を持ち、通常の腕によるビーム・ソードでクリティカルを出された場合は適正レベルだと最大HPから一撃で落とされる。総じて長期戦が特にリスクの高い強敵。
- リアルロボット戦線
- シロッコが大ボスとなるルートにのみ登場。シロッコ自身のほか、最終面では敵一般兵が乗る機体も登場する。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
武装[編集 | ソースを編集]
- ビーム・ソード
- サイドスカートに4本装備している近接戦闘用の武装。シロッコによって独自の改良が施されており、一定方向にバイアスのかかった形状のビーム刃を発生させるため、通常のビームサーベルとは異なる刀身を形成する。なので、"サーベル"ではなく"ソード"と呼ばれる。
- ベースのエミッターは0.39Mwと標準的だが、シロッコが独自に開発したデバイスや部材によってチューンされている。
- また、下記の隠し腕を活用する事で、4本のソード全てを同時使用する=四刀流が可能となっている。
- 隠し腕
- 隠し腕を使用しての攻撃。基本的にビーム・ソードを装備し攻撃する。劇中では、最終決戦の際にこれを使ってΖガンダムに奇襲をかけるが、躱されビームライフルの銃身を切り落とすだけに留まっている。
- 様々なゲーム作品では専ら武器のように表記されるが、これは機能の一つである。
- 通常時は腰部フロントアーマーに折り畳まれている可動肢で、近接戦闘の奇襲などに非常に有効である。補助的なマニピュレーターとして装備する機体もあり、銃火器の射出や榴弾の投擲なども可能であると思われる。
- ジ・OのものはMSレベルで標準的なエネルギー供給が可能で、ビーム・ソードのドライブも可能である。
- SRWでは旧シリーズで採用。通常のビーム・ソードより強力な近接攻撃。
- 大型ビーム・ライフル
- ジ・Oの専用武装。シロッコ自身の手によって開発されており、他の機体での運用は不可能。グリップの下部に装着されるEパックも独自の規格に基づいているため、互換性はほぼ皆無である。
- その出力は2.6メガワットと平凡な数値に留まっており、これはΖガンダムのビームライフルの半分以下、それどころか百式にすら劣る出力である。しかし集束率・命中精度・信頼性等は非常に高く、正に「優れた機体性能があれば火力は必要最小限で十分」という機体ジ・Oのコンセプトを体現した武装と言えよう。
- なお、一部の資料には「メガランチャー級の高出力ビームを発射可能」と書かれてあるが、先述の通りジ・Oのビームライフルは出力2.6メガワットしかなく、ジ・O自身のジェネレーター出力も一般的なMSの範疇である1,840Kwしかないため、真偽のほどは疑わしい[5]。
- 『第2次G』と『第3次』では前述の通りIフィールドの前には無力となるが、『F完結編』ではIフィールドどころかA.T.フィールドをも易々と突き破る恐ろしい武器と化した。
- 「αシリーズ」では長射程タイプとP属性タイプの2種類を所持。『α』では前者が10発、後者が20発(『DC版』では両方20発)もあるので弾切れを起こすのは難しい。『α外伝』では残念ながら両方8発に減ってしまった。
- 『Z』では通常版とTRI攻撃版があり、後者では頭頂部の識別灯が点滅するなど芸が細かい。
必殺技[編集 | ソースを編集]
- 隠し腕
- 旧シリーズでは通常武装であったが、『Z』で必殺技として復活。全身にオーラを漲らせて相手小隊に大型ビーム・ライフルを連射しながら旋回しつつ接近、右腕と隠し腕2本、計3本のビーム・ソード三刀流で相手を小隊丸ごと斬り刻む。
- ビーム・ソード(コンボ)
- 『X-Ω』での必殺スキル。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
- 剣装備
- 切り払いを発動。
- HP回復(大)
- EN回復(大)
- 共に『α』のみ。EN消費武器を持たないためEN回復は実質死に能力。
- 間接攻撃無効
- 『第2次』のみ。
- Iフィールド
- 『第3次』のみ。本来の装備ではない。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
- 陸
- 実は原作では宇宙空間でしか戦闘しておらず、ジ・Oの陸上での戦闘シーンが映像作品として描かれたのはスパロボが初であった。それ以降は他のゲーム作品等でもジ・Oの陸戦シーンが披露されており、その際は陸上をホバーで移動しているが、スパロボで移動タイプに採用されたことはない。
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対Ζガンダム
- 『Ζ』第50話「宇宙を駆ける」より。最終局面でジュピトリスへ撤退する途中を狙われ、逆にΖを圧倒するが、死者の念を取り込んだΖの超常により機能を停止。
- 続けてコックピット部にΖの突撃を受け完全に沈黙する。だが、シロッコは死に際にΖのパイロットのカミーユを精神崩壊へと導く。一方、劇場版『Ζ』第3部「-星の鼓動は愛-」では、シロッコの完全敗北に終わる。
- なお、小説版ではΖが発生させたバリアに弾き飛ばされた後、コロニーレーザーを受け宇宙の塵となる。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- メッサーラ
- PMXシリーズの0番機。木星圏の高重力下でも行動出来るよう大出力のブースターを装備している。
- パラス・アテネ
- PMXシリーズの1番機。火力を重点に開発され、多数の武器を搭載。
- ボリノーク・サマーン
- PMXシリーズの2番機。こちらは各種センサーを搭載し、支援戦闘を主眼に開発されている。
- タイタニア(SRW未登場)
- SLG『Gジェネレーションシリーズ』に登場した発展型。シロッコが統治者たる女性のために開発したNT用モビルスーツ。
- ジ・OII(SRW未登場)
- 漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』(SRW未参戦)に登場。「II」と銘打たれているが、発展型ではなく技術を流用された派生機。
- オーヴェロン(SRW未登場)
- 漫画『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』(SRW未参戦)に登場する主役機。
- ガンダムタイプの本体を隠すように、当初は白いジ・Oに酷似したチョバムアーマーを身に着けている。
- ナイチンゲール
- ネオ・ジオン軍の大型モビルスーツ。隠し腕のギミック等、本機の一部機能が搭載されている。
余談[編集 | ソースを編集]
- デザイナーの小林誠氏お気に入りの機体で、別デザインやモチーフを流用した機体を別作品に用いたりしており、更には自身の子供の名前にもなったという逸話がある。
- シロッコ渾身の設計思想なのだが、大型ビーム・ライフルとビーム・ソード(+隠し腕)しか持たないという思い切りの良さが災いして、ゲーム作品によっては「特長が無いのが特徴」になってしまう…。
- 小説版におけるジ・Oは、全身にメガ粒子砲を多数装備した機体とされており同時代のサイコガンダムなどに近く、シンプルな武装のTV版と異なる正反対の広域超火力型の一対多数を重視したMSとして登場している。
- ジ・Oの武装は長年に亘って「大型ビーム・ライフル」「ビーム・ソード」「隠し腕」の3つのみとされており、SRWシリーズは勿論、他のガンダム系ゲームでもこの3つ以外の武装が登場した事は(恐らく)ない。しかし設定画では、胸部上肩側のスラスターの外側に、バルカン砲らしき武装が1門ずつ描かれている事が確認されている。これはガンプラ「1/144 ハイグレードユニバースセンチュリー」「1/100 マスターグレード」、及びそのボックスアートにもはっきり存在しており、後者に至っては銃身がわざわざ別パーツ化されて正確に成型されている。放送当時から存在していながら未だ触れられていない、謎多きバルカン砲である。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ Mobile Suit、機動戦士Ζガンダム、2022年2月4日閲覧。
- ↑ スペック上の数値は控えめだが、これはシロッコが本機の優位性を保つために虚偽のデータを軍部に報告したためとされる。
- ↑ ガンプラ・HGUCに書かれた比較的近年の設定。それ以前は「Zガンダムと同じバイオセンサー」「バイオセンサーそのものではないが、アナハイム製バイオセンサーに類似したシロッコ独自開発のサイコミュシステム」等と、資料によってバラついた設定であった。
- ↑ 他にも、「O」を図形の「円」、あるいは「球体」に見立てて「THE・○」であるとし、「完全な円、もしくは球体を創造できるのは神のみであり、故に我こそ神である」という意味も込められているとする説もある。
- ↑ そもそもこの「メガランチャー級」が何を指すのかが不明である。これに近い名称の高出力ビーム兵器に百式のメガバズーカランチャー、バストライナーの大型ビームランチャー、Ζガンダムのハイパーメガランチャー等が存在するが、いずれもジェネレータ内蔵型の大型メガ粒子砲であり、カートリッジ式かつ出力2.6メガワットのジ・Oのビームライフルでは、これらと同等の火力は出せないと思われる。
商品情報[編集 | ソースを編集]
プラモデル[編集 | ソースを編集]
フィギュア[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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