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2014年4月9日 (水) 22:18時点における版
マリュー・ラミアス(Murrue Ramius)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEEDシリーズ
- 声優:三石琴乃
- 種族:地球人(ナチュラル)
- 性別:女
- 年齢:26歳→28歳(DESTINY時)
- 身長:170cm
- 体重:63kg→50kg(DESTINY時)
- 所属:地球連合軍⇒オーブ軍
- 階級:大尉→少佐(地球連合軍時)⇒三佐→一佐(オーブ軍時)
- キャラクターデザイン:平井久司(シリーズ共通)
機動戦士ガンダムSEED
アークエンジェルの艦長。ヘリオポリス襲撃の混乱の中で技術士官にも関わらず艦長代行となったため、戦略などはムウとナタルに頼る場面も多かった。基本的に軍人として毅然とした姿勢を見せ、初対面のキラ達に威嚇射撃を行う等、若干過激な面も見せてはいるが、本質的には思いやりのある心優しい女性である。それらによって、アークエンジェルクルーの精神的支柱になっていることは事実で、艦長としても次第に成長していく。
軍人とは言え、女性ながらもコーディネイターの特殊兵士相手にも果敢に戦う豪胆さと身体能力の持ち主で、SEED、SEED DESTINYの両方で、高い白兵戦能力を披露している。
見ればわかるように非常にグラマラスであり、アークエンジェル被弾時やスパロボでのカットイン等でも乳揺れが凄いキャラである。しかし、ガンダムシリーズの生みの親である富野由悠季監督には「あんなおっぱい大きな美人なネーちゃんが艦長なんてありえない」と苦言を呈されている。
また、下戸なナタルと違って明けの砂漠のメンバーとの宴で乾杯の音頭を取った後に、グラスの中の酒を一気飲みするなど、かなり酒に強いと思しき描写もある。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
DESTINYにおいては偽名を名乗ってオーブにて本職の技術職をやっていたが、キラ達の決起後は再びアークエンジェルの艦長を務めた。最終決戦前にオーブ軍所属になる。
前作から2年のブランクが経っても、艦長としての能力は衰えておらず、ボズゴロフ級といったアークエンジェルと同世代の戦艦は勿論、タリア・グラディスの駆る最新鋭戦艦であるミネルバを相手にしても肉薄し、最終決戦では、アカツキの援護を受けながらも、機転を生かした戦法によって、ミネルバの撃沈に成功している。
そんな中、マリューは前作で恋仲になり死別したと思っていたムウと、ファントムペインの指揮官であるネオ・ロアノークとして再会。しかし、彼にはムウとしての記憶が無かった為に、気丈にもムウではないと割り切ろうとしたが、最後まで行動を共にする事になり、最終的には記憶を取り戻した彼がムウ本人であった真実が発覚。決戦を終えた二人は、通信モニター越しで笑い合うのだった。
ちなみに、前作SEEDからDESTINYに続投したキャラクターのパーソナルデータを見るとわかるが、女性を中心に妙に体重減が多い。特にマリューは身長170cmと女性にしては高身長なのに体重が50kgと病的な痩せ方で、BMIで適正体重を計算しても前作の63kgは丁度適正値である。彼女が軍人であり、一般人よりは鍛錬しており筋肉がついているであろう事を加味すれば、さらにもう少し体重があってもおかしくないのだが、設定段階で何か思うところが製作側にあったのだろうか……(もっともSEED最終回時に彼女の身に起きた一件を考えれば急激な痩せ方をするのも否めないが……)
登場作品と役柄
初登場の第3次αではブライトやシナプスといった歴戦のガンダム系艦長の存在故にやや未熟な面が強く、他作品のキャラにサポートされる場面が多かったが、J以降も序盤こそ艦長として未熟な面はあれど、まとめ役の艦長として成長していく事になる。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 原作と参加経緯は同じ。第3次α作中でもブライトやシナプスのような歴戦の艦長と比べると艦長としてはひよっ子扱いで、序盤に必中が使えず苦戦せざるを得ない状況にそれが現れている。反面、晩成型なので後半は攻撃力面では二人を追い越してくれる。葛城ミサトと対面した時は声優ネタで他人のような気がしないと感じている。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- セツコ編では度々登場し、キラとバルトフェルドと一緒にこちらの邪魔をしてくる。ランド編では何度かスポット参戦で使用可能で敵としては一度も現れない。後半に仲間になるが戦力として使うにもやはり微妙。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 参加経緯は原作と同様。当初はマリュー&ナタル&学生組で計5人と潤沢なサブパイロット陣がいるが、ストーリーが進むにつれて人数が減って最後は3人となる。とはいえ、どの時期でも必中持ちがいるため第3次αよりはかなりマシ。ムウが確実にMIAになってしまうので全スパロボで最も不幸なマリューかもしれない。
カルヴィナ・クーランジュでパートナーとのEDを迎えた場合、ユリカと共にカルヴィナの見送りに来る。 - スーパーロボット大戦W
- 第2部から登場。初めはスポット参戦で、後半から自軍に参加する。 ……が、その頃には戦力も充実している上、出撃枠をとるので、あまり使われないことが多いと思われる。Jの時と違って、サブパイロットもノイマンのみ。
- スーパーロボット大戦K
- 中盤から登場し、そのまま自軍参入。相変わらずサブパイロットはノイマンだけだが、母艦扱いになったので出撃枠は取らなくなった。揺れない。Wのルリに対抗するかのようにローエングリンで立ち絵カットインが出てくる。
- スーパーロボット大戦L
- 中盤からちょくちょく登場するが、アークエンジェル勢共々NPCとしてのスポット参戦ばかりであり、正式参戦は終盤。弱い訳ではないのだが強くもなく、他の戦艦&艦長と比べると地味。
- 脱力や応援どころか信頼すら覚えず、完全に自身の戦闘用の精神コマンドオンリーである上、乗艦するアークエンジェルも、足が速い訳でも使いやすいMAP兵器がある訳でも修理・補給装置が付いている訳でも何でもない。それでいて自由出撃なせいで使わなくても全く困らないため、プレイヤーがあえてマリューさんを使おうとしない限り出番が回ってこない。アークエンジェルはミネルバに比べると機体ボーナスとラミネート装甲の分だけ数値上は硬いが、中の人が底力を全く覚えないため、自力習得の底力で硬くなるタリア&ミネルバに比べると殆ど差が無いというのも困りもの。
Scramble Commanderシリーズ
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
他の女性艦長と異なりブライトやシナプスのような戦闘向きの精神コマンドを覚えるのが特徴。アークエンジェルはそこそこの火力を持っているので相性自体は良い。
- 第3次α
- 加速、鉄壁、必中、熱血、ド根性、愛
- J
- 不屈、集中、ド根性、ひらめき、気合、愛
- W
- 不屈、集中、信頼、ド根性、熱血、愛
- Z、L
- 鉄壁、必中、根性、不屈、愛
- K
- 不屈、集中、信頼、根性、熱血、愛
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
人間関係
機動戦士ガンダムSEED
アークエンジェル隊
- キラ・ヤマト
- SEED初期は「平和な国の学生」である彼に「戦時下の軍人」の価値観を押し付け、戦闘を強要する。当初は不快に思われていたが、荒事に巻き込んだことを真摯に謝罪した為、信頼を得る。
- ムウ・ラ・フラガ
- メビウス・ゼロのパイロット。後に恋人同士になる。
- フレイ・アルスター
- 最初は、ヘリオポリス崩壊直後にキラのソードストライクが彼女の乗った救命ポッドを回収し、民間人として保護する。後に彼女が軍への入隊を志願したため、部下として生活班へ配属する。しかし、彼女の感情に任せた自分勝手な行動や我儘が原因で起こったトラブルには、マリューも終始頭を痛めていたようである。
- サイ・アーガイル、トール・ケーニヒ、ミリアリア・ハウ、カズイ・バスカーク
- 共にキラの友人で、ヘリオポリスにある工業カレッジに通う学生たち。負傷していた所を彼らに手当してもらうが、軍の機密事項に触れたため、銃を向け恫喝する形で彼らを拘束。後に彼らの志願を受け入れ部下とする。
- このうち、トールは中盤で戦死。カズイも後半で艦を降り、最後まで残ったのはサイとミリアリアだけだった。
- 2年後であるDESTINYでは、戦場カメラマンだったミリアリアが合流し、再び通信士として同行する。
- アーノルド・ノイマン
- 部下で、アークエンジェルの操舵手。
- 2年後であるDESTINYでも、行動を共にし彼の操舵技術を頼りにする。
- ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
- 部下で、アークエンジェルのCIC電子戦担当。
- 2年後であるDESTINYでも、行動を共にする。
- ジャッキー・トノムラ(SRW未登場)
- 部下で、アークエンジェルのCIC索敵担当。
- 元々は、副操舵士として配属されていたが、ザフトの攻撃により減少したクルーの穴を埋めるために現在のポジションに落ち着いた。
- ロメロ・パル(SRW未登場)
- 部下で、アークエンジェルのオペレーター。
- 軍を離反した後で、オーブにおける戦闘からは、CICに席を移した。
- コジロー・マードック
- 部下で、アークエンジェルのメカニック。
- 2年後であるDESTINYでも、行動を共にし彼の整備能力を頼りにする。
地球連合軍
- ナタル・バジルール
- 部下であり、決して悪い関係ではないのだが、主義主張の違いや対照的な性格故に対立しあうこともあり、心ならずも最終的に対決することになる。
- アークエンジェルの艦長(SRW未登場)
- 上官で、名前は不明。
- 元々マリューはアークエンジェルの副長として就任する予定だったのだが、艦長である彼がヘリオポリスを襲撃したザフトのG強奪作戦による襲撃で戦死したため、生き残った士官の中で一番階級が上だったので繰り上げの形で艦長に就任した。
- ブライアン、ハマナ(SRW未登場)
- 地球連合軍のメカニック要員。第1話で彼らと共にストライクとイージスを守るべく、G奪取作戦におけるクルーゼ隊の斥候に応戦した。
- ジェラード・ガルシア
- 地球連合軍の少将で、ユーラシア連邦が所有する宇宙要塞アルテミスの司令官。
- 補給に立ち寄った際に、アークエンジェルとストライクを独占せんとする彼によりクルー諸共拿捕されてしまう。
- デュエイン・ハルバートン
- 上官かつ教官。
- ウィリアム・サザーランド(SRW未登場)
- 地球連合軍の大佐で、軍内におけるタカ派の筆頭。ブルーコスモスのシンパでもある。
- 軍の機密事項に民間人のコーディネイターの少年を搭乗させた事が原因で、彼から快く思われておらず、連合軍本部のアラスカ基地に辿り着くなり、開かれた査問会でその事を糾弾された。また、アークエンジェルが地球に降下してからも同じ連合軍から一切補給を受けられず孤立無援の状態に置かれたのは、彼が根回しをした事が原因であり、その事を棚に上げて査問会で一方的に厄介者扱いされた時には流石に怒りを覚えた。後に捨て駒にされ、連合軍から離反し敵対する。
- ムルタ・アズラエル
- ブルーコスモスの総帥。自分達が軍を追われる原因を作った張本人であり、今回の戦争を起こした元凶の一人。
- アークエンジェルとドミニオンとの最終決戦では彼が放ったローエングリンによって沈められかけ、さらに恋人であるムウをもを失ってしまう。最後はローエングリンをドミニオンのブリッジに叩き込み彼に引導を渡した。
ザフト
- アスラン・ザラ
- クルーゼ隊の一員で最初は敵対するが、後に仲間となる。
- 第1話で、ヘリオポリスにてストライクとイージスを守るべく、G奪取作戦の工作員である彼と交戦し絶体絶命の状況に陥るも、駆け寄って来たキラの姿に彼が動揺した事で命拾いする。その後は、奪われたイージスを駆る彼と何度も激戦を繰り広げる。後半で、ジャスティスに乗ってきた彼が合流する。
- イザーク・ジュール
- クルーゼ隊の一員。
- 第1話で、ヘリオポリスにて彼にデュエルを奪われてしまう。終盤まで敵対するが、最終回で彼のデュエルが、失ったデュエルのシールドの代わりにスペアパーツのストライクのシールド(デュエルのものとは色違い)を装備していた事から仲間になったと思われる。
- ディアッカ・エルスマン
- クルーゼ隊の一員で最初は敵対するが、後に仲間となる。
- 第1話で、ヘリオポリスにて彼にバスターを奪われてしまう。中盤まで敵対するが、28話で彼が投降し捕虜になった事でバスターを回収。後に軍を離脱した後は仲間となる。
- ラクス・クライン
- 同じ三隻同盟の一員として、轡を揃える。
オーブ連合首長国
- カガリ・ユラ・アスハ
- オーブの王女。
- 地球に降下した際に、「カガリ・ユラ」と名乗ってレジスタンス組織である明けの砂漠に参加していた彼女と共同戦線を張る。バルトフェルドを倒した後は、押しかけ同然に乗り込んでくるが、オーブへ入港する際に彼女が、代表首長であるウズミの娘だという事が判明。軍を離脱後、地球連合軍がオーブに侵攻してきた際に、ウズミから彼女の身柄を託され宇宙へ上がる。
- レドニル・キサカ
- オーブの軍人で、カガリの護衛。
- 地球に降下してから、カガリと彼ともオーブに着くまでの間、行動を共にした。
- 軍を離脱後、地球連合軍がオーブに侵攻してきた際に、共に宇宙に上がり、崩壊したオーブ軍残存戦力を搭載したイズモ級2番艦であるクサナギの艦長となった彼とも、同じ三隻同盟の一員として、轡を揃える。
- ウズミ・ナラ・アスハ
- オーブ連合首長国前代表首長及び五大氏族アスハ首長家当主でもあり、カガリの父親。
- 中盤でオーブ近海でクルーゼ隊の4機のGと交戦し追い込まれていたところを、砲撃で追い払ったように見せかけ、大西洋連邦所属艦であったアークエンジェルに対し、艦載機であるストライクのデータ提供と、オーブ国産MSの開発にそのパイロットであるキラを協力させることを条件に、オーブ国内での同艦の修理と補給を認めるという、彼が提示してきた政治的な取引に応じる。
- 後半で、軍を離脱後は再びオーブに身を寄せるものの、マスドライバーとモルゲンレーテ社を狙う地球連合軍が侵攻してきた際に、最終的にオーブの敗北は確実と判断した彼から、カガリの身柄やオーブの残存勢力を託され、彼の遺志を継いだ。
明けの砂漠
- サイーブ・アシュマン(SRW未登場)
- 北アフリカのレジスタンス組織である『明けの砂漠』のリーダー。
- 連合軍という事で彼からは快く思われてはいないが、バルトフェルドによって占拠された郷土を解放すべく、共同戦線を張った。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
ミネルバ隊
その他の民間人
- カリダ・ヤマト
- キラの育ての母親であり、血縁上は叔母にあたる。
- ヤキン・ドゥーエ戦役締結後は、オーブに亡命し彼女と共に暮らしていた
- マルキオ導師
- ヤキン・ドゥーエ戦役締結後は、オーブに亡命し彼と共に暮らしていた。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- ブライト・ノア
- 第3次αでは新米艦長なマリューをよくリードしてくれる。
- エイパー・シナプス
- 第3次αで競演。艦長職としての先輩格といえる存在で砂漠ルートでは彼と共に共闘し、艦長として学ぶことが多かったと思われる。
- カミーユ・ビダン
- Zでは、増長したシンを叱り付けた言葉を、ハリーを通じて聞かされ、自分達の行いを反省した。
- エマ・シーン
- 第3次α序盤では不慣れな艦長職に戸惑い、彼女へ何かとアドバイスを求めるが、敢えて突き放すような態度をとられ、毅然とした態度で事態に臨むよう苦言を呈される。
アナザーガンダムシリーズ
リアル系
- ミスマル・ユリカ
- Jにおける艦長仲間。天性の閃きかつ天然スキルを持つユリカに対し、(一応)軍人の常識をわきまえたマリューはまさに凸凹コンビ。とはいえマリューは割とユリカの才能を信じ切っており、彼女らの突拍子もない行動に一定の理解を示し後付けで理由を提供する事もあった。
- スバル・リョーコ
- Jでは落ち込んでいた彼女を励ました。
- ホシノ・ルリ
- Wではとても恥ずかしいところを見られてしまう。
スーパー系
- 葛城ミサト
- 中の人が同じ。すぐに意気投合して友人同士に。少なくとも第3次αの砂漠ルートは彼女のフォローもあって原作よりも心労は少なかったと思われる。
- 兜甲児、剣鉄也、紅エイジ
- Zにて彼らに自分達の今までの行いを徹底的に非難される。
- コルベット
- Jでは彼に高圧的な態度で自身の艦長としての力量を問われるなどの叱責をされる事になる。
名台詞
SEED
- 「回避!」
- 敵のビーム弾を見てから、あるいはチャンドラの報告を聞いてから指示する。物理的には不可能である。
ノイマンが乗ってなかったらアークエンジェルは序盤で沈み、SEEDの物語は終わっていただろう。このため、マリュー(又はノイマン)は「ひらめき」を覚えることが多い。ただし、SEED世界の他の艦長も「回避」という指示を出すので、あの世界では普通の指示なのかもしれない。 - 「あなたなら、きっと良い艦長になるわね」
- 軍のあるべき姿を力説したナタルに対してのマリューなりの賛辞であるのだが、この言葉とは裏腹にナタルはドミニオンの艦長となってからはマリューの言う『良い艦長』らしき場面は殆どなかった(クルーに身勝手な命令ばかりするアズラエルがいたりクルーも素人同然だったため周りの環境が最悪だったことも原因だが)。
- 「少佐は……なぜ戻ってきたのですか? JOSH-Aで……」
- 転属命令を蹴ってまで戻ってきたムウに対して尋ねた際の台詞。ちなみに、「JOSH-A」とはアラスカ基地の通称である。この質問の後、彼女はムウから……
- 「わ、私は… モビルアーマー乗りは嫌いです…!」
- 上記のセリフの後にいきなり(モビルスーツ乗りになった)ムウにキスされた時の一言。そんなこと言っておきながら、彼女自身もまんざらでもなさそうである。
- 「ムウゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!」
- ドミニオンのローエングリンからアークエンジェルを庇い、ムウが死亡(正確にいえば、行方不明)した直後の悲しみの叫び。これによりマリューは、涙ながらも怒りのローエングリンをドミニオンへと向ける。しかし、それはドミニオンで事切れ掛かっていたナタルの望む事でもあった。
SEED DESTINY
- 「アークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスです。貴艦の申し入れに感謝します、ありがとう。ですが、残念ながらそれを受け入れることはできません! 本艦にはまだ仕事があります! 連合かプラントか、今、また2色になろうとしている世界に、本艦はただ邪魔な色なのかもしれません!ですが、だからこそ今ここで消えるわけにはいかないのです! 願わくば、脱出を許されん事を……」
- タリアの駆るミネルバと対峙し、自分達を討ちたくないタリアから投降を呼びかけられるマリューであったが、連合かプラントのどちらかに傾倒したとしても、自分達の信念に反する道になるのを分かっていた為、彼女の誠意に感謝しながらも、マリューはその想いを拒絶する事になった。
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- 「私達も同じです」
「言葉を尽くす事もしないで、ただ信念の名の下で戦っていた事の愚かさをあの方に教えてもらった気がします」 - Zのifルート51話において、クライン派が白眼視されながらもZEUTHに合流した後、アーガマのブリーフィングルームで、ハリーから聞かされたカミーユの言葉とタリアの進言によって、話し合いをする事になった場面。原作と違い、自分達の愚連隊のような行いを深く反省し、以前に攻撃を加えたZEUTHの面々に頭を下げて謝罪した。
余談
- ネット上では名前をもじって魔乳と呼ばれる事が多い。なお、『魔乳』とは本来、赤ん坊から出る母乳のような物質の事を指す言葉であり、『巨乳』『爆乳』に類する単語ではない。
- 彼女はガンダムシリーズ初の主人公が所属する母艦の女性艦長と思われがちだが、彼女は実際には3人目である(ガンダムシリーズ初の主人公が所属する母艦の女性艦長は機動戦士ガンダム F91に登場するレアリー・エドベリ(スパロボ未登場)である。こちらも非常時に艦長となっており艦長になった状況も似ている)。
- マリュー役の三石氏は『ガンダムビルドファイターズ』(スパロボ未登場)では、主人公であるイオリ・セイの母親のイオリ・リン子を演じているが、セイの愛機はストライクガンダムを改修したビルドストライクガンダムであることから、三石氏はSEED系以外でもストライクのパイロットを身内に持ったことになる。
- なお『ビルドファイターズ』17話においてイメージ映像ではあるが、マリュー本人もカメオ出演した。
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