「アーガマ」の版間の差分
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=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === |
2024年5月17日 (金) 16:38時点における版
アーガマ | |
---|---|
登場作品 | |
デザイン | 永野護 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
機体 母艦 |
スペック | |
---|---|
分類 | アーガマ級強襲巡洋艦 |
全長 | 323m |
動力 | 核融合炉 |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属 | エゥーゴ → カラバ |
主な搭乗員 |
|
概要
エゥーゴがスウィートウォーターで建造した宇宙巡洋艦。かつてのホワイトベースを参考にしている。火力は控えめで、モビルスーツなどの艦載機に頼る設計となっている。
左右の居住空間はアームを延ばして回転しながら擬似重力を発生させている。また、シールドとしての役割も兼ねている。ブリッジも普段は上方に延ばされているが、戦闘時は格納される。
グリプス戦役序盤ではヘンケン・ベッケナーが艦長を務めていたが、後にブライト・ノアがエゥーゴに参加し、二代目艦長となった。エゥーゴの象徴として多くの激戦を戦い抜いたが、グリプスII攻防戦で艦は多大な損害を被った。
第1次ネオ・ジオン抗争時は実質、エゥーゴの主戦力は本艦のみであり、搭載モビルスーツも少なかったという事から、ラビアンローズにてハイメガ粒子砲が装備され、火力を増強(アーガマ改)。その後、グラナダにて重力下での運用目的でミノフスキークラフトの取り付けや対空レーザー砲、カタパルトデッキのタラップの増設などが行われた。これによって重力下でも運用可能となったが、自力での大気圏離脱は不可能であった。
ネオ・ジオンによるダブリンのコロニー落とし作戦後はカラバに譲渡され、クルーは後継艦ネェル・アーガマに乗り換えた。
当初の名前は「ホワイトベースII」でブレックス・フォーラがそう呼んでいたが、後にアナハイム・エレクトロニクス会長のメラニー・ヒュー・カーバインの趣味から、サンスクリット語の上座部仏教の経典「阿含経」から「アーガマ」と命名された。なおホワイトベースの同型艦にもホワイトベースIIという名前の艦が存在する。
登場作品と操縦者
スパロボでは『Ζガンダム』が世界観の下敷きになる事も多く(特に王道シリーズにはその傾向が強め)、数あるガンダムシリーズの戦艦の中でも出演機会は多かったが、『第3次Z』以降はブライトの乗艦が最初から最後までラー・カイラムという場合が多く、登場が途絶えている。本来は大気圏内外自由に行き来できる設計ではないが、旧シリーズなどでは大気圏突入/脱出の機会が多い
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。ホワイトベースから乗り換える、第2のブライト艦。以後、この扱いが定着する。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 『第2次』と同じ扱いだが、『第4次』の仕様に準じ、MAP兵器が搭載された。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 味方初のMAP兵器搭載ユニットとして登場。長射程・高火力のメガ粒子砲を備えている事もあり、必中をうまく使えば序盤の貴重かつ優秀なダメージソースとなる。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 中盤戦に差し掛かる前の補給で、トロイホースから乗り換えることに。MAP兵器のハイメガ粒子砲は最初から装備済みである。なお本作から改造も引き継がれるようになったが、エネルギーは改造するとラー・カイラムになった時に無駄になる。
- ブライトの台詞の節々や、万丈が合流した際に発した「まだアーガマなんかに乗ってたの?」という発言から、結構な旧式艦として見られている様子。
- 離脱後はエゥーゴに渡され、ブレックス准将の地球降下に使われる。シナリオ「キリマンジャロの嵐」ではその降下してきたアーガマ(NPCのエゥーゴ兵が搭乗)と高高度で合流したところをティターンズに急襲され、飛行可能なユニットのみ(飛行形態を持つ機体はそちらの形態で出撃)でアーガマを防衛することになる。
- スーパーロボット大戦F
- 設定上艦載できる機体よりもはるかに多くのユニットがいるため、藤原忍に「アーガマがパンクしちまう」と心配される。
- 中盤でトロイホースから乗り換える。後から加わるグラン・ガランやゴラオンに比べると移動力に優れ、唯一宇宙適性が総合Aをマークする。母艦とは言え、バリアを持たずHPも大きく劣るなど耐久面に難がある為、前に出す時は集中攻撃で落とされる事の無い様注意したい。また、MAP兵器がビーム属性である以上HMやABの相手には不向き。気になる場合は素直にゴラオンに任せよう。MAP兵器が1発EN40というかなりの良燃費だが、どのみち必中無しでは当て難く相手を選ぶ事から良燃費が活きる機会は少ない。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 序盤早々にネェル・アーガマと交換されるので、出番はごくわずか…かと思いきや、DCルートシナリオ「血塗られし御手」にて本艦の姿を模ったバルーンダミーが複数登場する。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 『第2次』『第3次』に登場。本作は先に『CB版第3次』を開発し、それをベースに『CB版第2次』を開発するという手法を取っているため、FC版には無かったMAP兵器が追加されている。
- 本作はMAP兵器が何故か弱体化されており、その中でもアーガマのハイパーメガ粒子砲は、SFC版の1500からたったの900と弱体化が著しい。SFC版では序盤のダメージソースとなっただけに、ただでさえダメージデフレが激しい本作において、この極端な弱体化は流石に辛い。『F』仕様でリメイクされた影響で120ミリ機関砲・サブメガ粒子砲が追加されているが、正直あまり意味はない。一応ENの小改造+プロペラントタンクで2連撃てるようになったので、それでバランスを取ったつもりなのだろうか。
- 他のブライト艦にもいえることだがミノフスキークラフトを装備させれば陸に降りることも可能になった。ただしその状態でも屋内マップには出撃できないので注意。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 原作同様に当初はヘンケンが初代艦長。その後は当然ブライトの母艦となるが、コン・バトラーV・ボルテスV・ダンクーガの3機を合体状態で甲板上へ出しておかねばならぬ程に格納庫のキャパシティが限界を超えた事に加え、リガ・ミリティアと行動を共にしていた別働隊も合流するので更なる大所帯と化す為、大型艦への移行を余儀なくされた中盤でリーンホースJr.に乗り換える事になる。その後も、ソロモン攻略戦で場合によっては出撃する事がある。トーレスとサエグサも戦闘中に喋るようになった。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 武器性能が『α外伝』仕様に変更され、序盤では屈指の攻撃力を持つ。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 最初はヘンケンが搭乗し、ブライト加入後はラー・カイラム登場まで使われることになる。エンディングでは未来世界に残され、ロラン・セアックとガロード・ランにちなんで「ローラ・ラン号」と名前を変えてジャミルを艦長として月と地球を結ぶ定期船となった。
- 武装はそこそこ強いが地形適応とクリティカル補正が低い点に注意。またマップ兵器が非常に弱体化したためそちらに期待は出来なくなった他、一人乗りなど、他の戦艦と比べると厳しい面が多い。運用の際は飛べることを生かしたい。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 歴代最強のアーガマ。武器が見事にENと弾数で分かれているので使い勝手が良く、武器の地形適応も副砲以外は優秀(他の戦艦は陸か空のどちらかが不得意)。P武器がないのと、武装が全てビーム兵器な事、サブパイロットにトーレスとサエグサがいるのにブライトが加速も必中も狙撃も熱血も担当しなければならないのが欠点か。ちなみに『ΖΖ』が参戦していないので、MAP兵器はメガ粒子砲になっている。
- コズミック・イラに転移してきた当初、「ホワイト」という識別コードをザフトにより付されていた。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 序盤から中盤まで使用可能。改造はラー・カイラムに引き継がれる。性能は控えめ。必中がけのMAP兵器にかけるしかない。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
- 援護技能の採用で、ありあまるHPを生かした壁役になれる。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 最初から最後まで乗っている。全然強くないが、他の艦が加入するのは残り話数が3分の1になってから。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- リアル系第1話から部隊最初の母艦として登場。ナデシコとの合流後、第13話にてナナフシの狙撃を受けて航行不能になり緊急着陸。乗員は無事であったが、そのまま緊急で部隊全員がナデシコに乗艦しネェル・アーガマ受領に向かい、その後は同艦に乗り換えとなるため、本艦は放棄されたものと思われる。
Scramble Commanderシリーズ
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- アルビオンの後継艦。次はネェル・アーガマとなる。ルート分岐後の前半部分(完全平和ルートとの合流まで)は本艦で戦うことになる。話数で数えればネェル・アーガマと並んで旗艦を務める期間は長いが、それでも全体の4分の1を少し上回る程度。本作は旗艦がかなりのハイペースで入れ替わるので印象はやや薄いか?
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 本編中では登場しないが、EDにて最終話で沈んだホワイトベースに代わってブライト達が乗り込む艦として登場。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- R戦艦ユニット。艦長スキルの効果は「自軍エリア内にいる味方の攻撃力アップ」。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- ミサイルランチャー
- 艦首後部に装備。
- SRWでは実弾兵器なのでビームの効かない敵とも戦えるが、やはり命中率は低め。『Z』ではオミット。
- 対空メガ粒子砲
- 艦首上艦板に一門、下艦板に二門。
- 『旧シリーズ』での「サブメガ粒子砲」名義の武装は恐らくこれ。
- 『Z』では「主砲」名義で三門を斉射する弾数制全体攻撃。
- メガ粒子砲
- 左右の円形ハッチに一門ずつ格納されている。
- 『ガンダムΖΖ』では左側のメガ粒子砲がハイパー・メガ粒子砲に換装された。
- 威力の違いから、『旧シリーズ』での「メインメガ粒子砲」名義の武装はこちらを指すと思われる。かつては乗り換えイベントもあるせいでMSのビームライフルに毛の生えた程度の攻撃力しかないかなり不遇な武器だった。オマケに命中補正もマイナスがほとんど。
- 近年では大幅に見直され、戦艦の主砲らしいダメージを叩き出す事ができる。『Z』では通常版とMAP兵器版があり、どちらもEN制。通常版の射程は主砲に劣るが単体攻撃なのでブライトの援護攻撃をフル活用できる。
改修後の武装
- ハイパー・メガ粒子砲
- 『ガンダムΖΖ』にて追加された武装で、通称「ハイメガ砲」。左側のメガ粒子砲を改装して装備している。一撃で廃棄コロニーを破壊するほどの威力を持っており、それを見たジュドーをして「まるでコロニーレーザーじゃないか」と言わしめている。媒体によっては、本武装搭載後のアーガマを「アーガマ改」と呼称することもある。
- SRWではマップ兵器。使い勝手は作品によって様々だが基本的に命中率は低いので必中は欠かせない。
- 対空レーザー砲
- 『ガンダムΖΖ』にて追加された武装。
- 『Z』では「副砲」名義で各部のビーム砲で弾幕を張る。
- 対空機銃
- 実弾式の機関砲。
- SRWでは「120ミリ機関砲」「160ミリ機関砲」など表記は様々。攻撃力は低いが命中補正は高く、必中が使えない時はお世話になる場合も。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- 2L(LL)
カスタムボーナス
- 戦艦特殊パーツの使用範囲2倍。
- 『A PORTABLE』で採用。サポートとしては優秀な効果だが、本艦自体は序盤の分岐終わりで失われ乗り換えとなる上に、その時点ではまだ消費系パーツも少ないため、本艦で取得して有効活用するのは現実的ではない。
機体BGM
- 「翔べ!ガンダム」
- 『第2次』で採用。
- 「颯爽たるシャア」
- 『第2次G』、『第3次』で採用。
- 「モビルスーツ戦 ~交戦」
- 『第4次』で採用。
- 「水の星へ愛をこめて」
- 後期OP主題歌。Aで採用
- 「モビルスーツ戦~敵機襲来~」
- Z劇中BGM。α・α外伝にて採用。
- 「MAIN TITLE」
- 『64』、『COMPACT3』で採用。正確には機体BGMではなくブライトのパイロットBGMと思われる。
関連機体
同型艦
- ペガサスIII(SRW未登場)
- 『ガンダム・センチネル』に登場。アーガマ級の2番艦。地球連邦軍のα任務部隊の旗艦であり、アーガマと同じ外見をしているが、ブリッジと居住ブロックは格納状態で固定されている。SRW未登場。
- ニカーヤ
- 『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』(SRW未参戦)に登場したアーガマ級。ハイメガ砲はないが、戦闘ブリッジが追加されている。
関連機体
- ホワイトベース
- アーガマを建造する際に参考にしたペガサス級強襲揚陸艦。
- ネェル・アーガマ
- アーガマの後継艦。
- ラーディッシュ
- アーガマの発展型であるアイリッシュ級宇宙戦艦。アーガマと並ぶエゥーゴの戦力。
他作品の関連機体
艦載機
グリプス戦役時
第1次ネオ・ジオン抗争時
余談
- 『機動戦士ガンダム』放送当時は『宇宙戦艦ヤマト』(リメイク前の旧作)の影響が残っていた事もあり、ホワイトベース、グワジン、ザンジバルなど多くの艦船がガンプラ化していた。一方『Ζガンダム』の頃にガンプラ化された艦船はアーガマだけであり、後にガンプラとは別カテゴリーで商品展開がされるようになるまで、ガンダム世界の戦艦の商品化は稀という時期が続いていた。
商品情報
資料リンク
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