「東方不敗マスター・アジア」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
77行目: 77行目:
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;{{参戦作品 (人物)|新スーパーロボット大戦}}
 
;{{参戦作品 (人物)|新スーパーロボット大戦}}
:本作においては、実は'''ダグ星系の[[異星人]]だった……'''という設定になっている。ドモンと普通に和解して、[[デビルガンダム]]の後始末を任せると姿を消す。この作品の[[マスターガンダム]]はどう頑張っても倒せない。
+
:本作においては、実は'''ダグ星系の[[異星人]]だった……'''という設定になっている<ref>制作側としてもかなり紛糾したらしく、寺田プロデューサーは「なんで宇宙人になってるんですか」と猛反対していた事を後に明かしている</ref>。ドモンと普通に和解して、[[デビルガンダム]]の後始末を任せると姿を消す。この作品の[[マスターガンダム]]はどう頑張っても倒せない。
 
:;{{参戦作品 (人物)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク}}
 
:;{{参戦作品 (人物)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク}}
 
::フリーバトルに登場。『[[新スーパーロボット大戦|新]]』本編で戦闘シーンの無かった[[クーロンガンダム]]でも戦える。
 
::フリーバトルに登場。『[[新スーパーロボット大戦|新]]』本編で戦闘シーンの無かった[[クーロンガンダム]]でも戦える。

2017年3月11日 (土) 09:46時点における版

東方不敗マスター・アジア
外国語表記 "Tohofuhai" Master Asia
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 秋元羊介
デザイン 島本和彦(原案)
逢坂浩司
本名 シュウジ・クロス
異名 東方不敗
種族 地球人(ネオジャパン)
性別
生年月日 F.C10年2月22日
星座 魚座
年齢 49歳
身長 193 cm
体重 80 kg
血液型 AB型
所属 ネオホンコン
役職 「第13回大会ガンダムファイト」ネオホンコン代表ガンダムファイター
特技 流派東方不敗、四川料理、詩歌
テンプレートを表示

概要

荒れ果てた新宿ドモン・カッシュの前に姿を現した謎の男。その正体はドモンの師匠であり、シャッフル同盟「キング・オブ・ハート」の前任者。優勝を成し遂げた前回(第12回)大会に引き続き、ネオホンコン代表として第13回大会に参戦している。

「射撃武器有利」との予想が多かった第12回大会において、ほぼ格闘のみのスタイルで優勝。彼の目的は、ガンダムファイトを本来在るべき「格闘路線」に戻すことであった。しかし大会の最中、自然を自らの行為で殺めたことを悔やみ、シャッフル同盟を脱退して地球の自然再生の道を模索することになる。しかし折悪く不治の病に冒され、残された時間が僅かとなった彼はデビルガンダムの力に着目、その力により自然を破壊し続ける人類を抹殺することを目論むようになる。

当初はデビルガンダムを敵視するドモンと敵対関係となり、ギアナ高地等で数度の死闘を繰り広げる[1]。しかしその過程で、愛弟子のドモンは彼自身の想いを受け止め、喝破するほどに成長。最期の戦いの舞台となった決勝バトルロイヤルでは、ドモンとの拳と拳による魂のぶつかり合いの中、彼に敗北。地球を想う志と彼の哀しみが受け継がれたこと、また弟子の成長をこの目で確認できたことを満足してこの世を去った。

初登場時のデスアーミーを生身で破壊するという強烈な登場に象徴されるように、非常にインパクトがある人物で、『Gガンダム』を象徴する人物と言える。

尚、東方不敗の乗るガンダム、クーロンガンダムマスターガンダムのモビルトレースシステムは通常の服にセンサー等が内蔵されたものとなっている。これはフィードバック性能が不十分な旧式タイプのものであるが、東方不敗の使用するそれはファイティングスーツタイプと比べて遜色のない反応を見せている(コミックボンボンで連載された漫画版では道着と同じデザインのファイティングスーツを着用している)。

第7回大会において

マスター・アジアの本名はシュウジ・クロスガンダムファイト第7回大会(ドモンたちの舞台から28年前)ネオジャパン代表のネオオオサカ出身の人物であった。当時、頭髪の色はダークグリーン。彼がネオジャパンに所属していた頃の活躍は漫画『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』(未参戦)で描かれている。

愛機はシャイニングガンダムに似た「ヤマトガンダム」。当時使用していた必殺技は「灼熱サンシャインフィンガー」、「超級覇王雷撃弾」、「流派東方不敗奥義 超級覇王日輪弾」、「流派東方不敗最終奥義 石破天驚拳」。 後に共にシャッフル同盟となるマックス、ナシウス、トリス、アランと共に、謎の組織「カオス」と戦い、カオスの最終兵器「エレメント・カオス」をサンシャインフィンガーと石破天驚拳で撃破している。

第7回大会はシュウジが優勝した訳ではなく、シュウジ達がエレメント・カオスと闘っている間、ネオドイツのウォルフ・ハインリヒ(最強のファイターと言われていた。シュバルツのような立場でシュウジ達を叱咤・激励する。乗機はシュピーゲル似のカイザーガンダム)が決勝バトルロワイヤルを勝ち残り優勝している。

ちなみにこの決勝戦は、カイザーガンダム以外の20機のガンダムは全てカオスの部下であり、バトルロワイヤルは20機同時にカイザーガンダムに襲いかかるというアンフェアなものであった。激闘の末、ウォルフはガンダムファイトを優勝し、シュウジたちとの再戦を望み、彼らの帰りを待っていた。

登場作品と役柄

敵として登場し作品によっては仲間になる事も。また、スパロボにおける一番最初の生身ユニットは『第2次G』でのマスター・アジアであり、近年こそ生身ユニットとしての出番は少なくなったものの、スパロボ史には大きな影響を与えた存在である。

仲間にするには他の隠し要素と二者択一になる事が多い。だが、仲間になった場合は、ドモンを一回り強くしたような能力値と、ドモンとの合体攻撃によりエースとしての活躍が見込める。ただし、「暁に死す」のイベントが見られなくなるので、原作ファンとしてはどちらを選ぶか悩みどころ。

なお、一部作品では原作通り死亡した後にゲッター線で復活する(『R』)などのアレンジが加えられたこともある。あと上記の年齢にもあるが、彼は意外と若く、実はまだ50歳にもなってない。にもかかわらず、見た目や一人称「ワシ」から高齢者扱いされる事も多い。

名前表記の略称は、作品によって「東方不敗」と「マスター(マスター・アジア)」の双方が混在している。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦G
初登場作品。スポット参戦時を除いて仲間にはならず、マスターガンダムに搭乗して最後まで敵対する。ギアナ高地ルートで一定条件を満たすと、ドモンに石破天驚拳を伝授するイベントが発生する。
スポット参戦時は、前述のようにスパロボ初の生身ユニットとして登場。該当シナリオでは敗北条件が「東方不敗の撃墜」になっているのだが、シナリオ中では驚異的な回避能力を以て絶対に撃墜されることがない(必中をかけた味方のマップ兵器すら回避してしまう)ため、「絶対に敗北することのないシナリオ」になっている。なお生身ユニット状態では空中の敵機への攻撃手段を持たないため、飛行ユニット攻撃→東方不敗は回避するが反撃できない、という無駄な戦闘シーンを延々と見せられることも。
スーパーロボット大戦F
ドモンとの出会いにデモが用意された。クーロンガンダムに搭乗する。生身ユニットとしても登場し、ドモンと共に機械獣と戦う。
スーパーロボット大戦F完結編
ギアナ高地ランタオ島と出番は多く更には隠し要素の条件次第では仲間に出来る。その条件はシナリオ「悪魔と呼ばれたガンダム」でドモンのレベルがマスター・アジアより上であり、倒さず戦えば仲間になる。仲間にすれば「究極石破天驚拳」デモを見られるが、「東方不敗、暁に死す」デモと「石破ラブラブ天驚拳」デモはなくなる。ただし、「東方不敗、暁に死す」デモは仲間にしなければ必ず見られるわけではなく、イベントの進め方によってはデモを見られないばかりか、普通に撤退してその後は消息不明となってしまう。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
初期に一度だけスポット参戦する。何故かレベルが場違いに高く、早い段階で襲ってくるので危険。仲間にするフラグはそれほど難しくは無いが、ドモンで倒してはいけない。また迷彩ビルバインを犠牲にするのも悩みどころでもある。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
最初から敵として登場するが、条件次第で自軍に参加する。ただしかなり手間がかかり、ガイの参入を諦め、コン・バトラーとボルテスの追加武装を諦め、ドモンの撃墜数を稼いだ上で、終盤に仲間にする事が可能。ドモンと同等かそれ以上の強さを誇り、更にドモンとの合体攻撃、究極石破天驚拳の演出が一見の価値有り。また、本作では『超電磁ロボ コン・バトラーV』の四ッ谷博士とは旧友の設定になっている。愛機マスターガンダムの性能が敵時と味方時で変化がなく、HPは9000もある。ちなみに仮に生き残ってもEDには登場せず、ドモンの口から「師匠はまた旅立たれてしまった」という台詞がある程度(死亡の場合はドモンの台詞は「…」のみである)。
ネオホンコンではNPCとして一時的に味方になる。……のだが、本作ではNPCはMAP兵器射程圏内に2機以上の敵がいると味方ユニットが巻き込まれようとお構いなしにMAP兵器を最優先で使用するという仕様のため、前に出るとデスアーミーごと超級覇王電影弾で吹っ飛ばされてしまう。特にゴッドガンダムは参入時点で強化パーツがすべて外された状態なので、焦って突っ走るとこれで撃墜されることがある。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
基本的に『A』と同じだがドモンとの合体攻撃がかなり熱い構成になっている。悩みどころは同じくかなり熱く再構成されたダブルゲキガンフレアが見れなくなること。
スーパーロボット大戦R
ストーリー開始前に原作同様死亡したが、デュミナス一派の策略により復活させられ、無理矢理デビルガンダムの生体ユニットとされてしまう。味方にするのにそこまで手間はかからないが、手順の中に真ゲッターロボが含まれるという異例の展開。仲間になった場合はゼロと対決する。
スーパーロボット大戦J
どうやっても仲間にできず死亡してしまうが、「さらば師匠!東方不敗、暁に死す!」の朝焼けのシーンがイベント一枚絵として用意されている。Gガン勢の影が薄い中、アークエンジェルのイーゲルシュテルンを生身で破壊して、さらにナデシコに飛び乗ったりする(しかも戦闘中のため、明らかにディストーションフィールドを張っていたはず)等、強烈なインパクトを残している。

単独作品

新スーパーロボット大戦
本作においては、実はダグ星系の異星人だった……という設定になっている[2]。ドモンと普通に和解して、デビルガンダムの後始末を任せると姿を消す。この作品のマスターガンダムはどう頑張っても倒せない。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。『』本編で戦闘シーンの無かったクーロンガンダムでも戦える。
おまけマップではマスターガンダムに乗りボスとして登場するが、クーロンに乗った「味方版東方不敗」を出撃させていると、ボスがル・カインに差し替えられる。
スーパーロボット大戦64
操作できるシナリオはあるが仲間にはならない。衝撃のアルベルトとの生身対決は解る人にはニヤリな声優ネタ。イベントの起こし方によっては最後までドモンと分かりあえない場合もある。
スーパーロボット大戦リンクバトラー
闇のリーグのマジシャンが生身ユニットのみを使用する。HPはダメージ下限を下回る220だが、回避とひらめきを多用するためなかなか攻撃を当てられない。精神コマンド自爆祈りを利用すれば簡単に倒せる。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
イベント「さらば師匠!デビルガンダム復活」及び振り返りイベント「Cosmic Chronicle 2章」に登場。
コーディネイターナチュラルの争いに憤慨し、デビルガンダムによる人類抹殺を目論んでいる。最終的には生き残ってドモンと和解する。
「偽りの世界」では生身で異星人のメカを圧倒する活躍を見せ、自軍と共闘する。その後、バーンハイネルリヒテルといったカイルスのメンバーでありながら「偽りの世界」で自軍部隊と敵対していたメンバーを保護していた。
また、今自分がいる世界を「偽りの世界」と認識しているなど早い段階で記憶を取り戻しており、味方にそれを問われた際はいずれそのことを話すと言っていたが、明かされることなく終わった。
スーパーロボット大戦X-Ω
本作では、主人公であるドモンよりも先にボイスが実装されている

関連作品

スーパーヒーロー作戦
DG細胞によって復活したゼットンやパンドンを石破天驚拳で瀕死に追いやる。

装備・機能

ここでは生身ユニットとしての東方不敗について解説する。

武装・必殺武器

マスタークロス
彼を象徴する武器…というより布。原作ではこれをデスアーミーに巻きつけて転倒させたり、発射された実弾を掴んで投げ返したりと生身でMSを撃破する超人ぶりを大いに発揮していた。
剣覇千王気炎弾
連続パンチ攻撃。『』ではドモンとの演舞の際に見せる打ち合いが元になっている。クーロンガンダム搭乗時も同名の技を使う。
パンチ
キック

合体攻撃

超級覇王電影弾
R』では木連の会談場から脱出するのにドモンと協力して生身でこの技を使っていた。生身ユニット時の武装としては未採用。

移動タイプ

サイズ

SS

パイロットステータス設定の傾向

能力値

格闘技量に関してはどのシリーズにおいても作中トップクラスの高さを誇り、敵時はクリティカルを連発してくる強敵。仲間になった場合も高い格闘値と技量値で自軍のエースとしての活躍が期待出来る。その他の能力も平均以上。

精神コマンド

気合熱血ド根性等スーパー系の様な精神コマンドを習得する。また、てかげんも覚える為、弱い味方パイロットの育成にも一役買う。

ひらめき必中てかげん根性気合
FF完結編
熱血必中ひらめき気合加速鉄壁
リンクバトラー
ひらめき必中気合加速熱血鉄壁
64
熱血必中ひらめき気合加速ド根性
IMPACT
気合熱血集中見切り誘爆鼓舞
APORTABLE)、R
熱血集中ひらめき気合てかげんド根性

特殊技能(特殊スキル)

「切り払い」や「底力」のLvが初期から高レベルでL9まで伸びる事が多い。また、シャッフル同盟のリーダーを務めていたからか「統率」や「指揮」等を覚える。

明鏡止水
FF完結編64
切り払いL9
IMPACT
統率L3底力L9頑固一徹援護防御L2
A
底力L9切り払いL9カウンターL9
A PORTABLE
底力L9切り払いL9カウンター
R
底力L9防御L5援護攻撃L1指揮L1カウンターL7
J
斬り払いカウンターハイパーモード底力L9援護攻撃L4コンボL4

固有エースボーナス

A PORTABLE
気力上限200
その恐ろしさは螺旋王カミナも証明した通り、攻撃力・防御力が跳ね上がるという一点に尽きる。
厄介な事に彼を仲間にして、このボーナスを取得させた状態で2周目に進んだ場合、このエースボーナスを引き継いで敵ユニットとして立ちはだかる。この状態で石破天驚拳など喰らった日には、スーパー系でも消し飛んでしまうだろう。
勿論底力L9との相乗効果もあるため、当てても掠り傷という事態も珍しくなくなる。決死の総力戦あるのみである。

人間関係

旧シャッフル同盟
かつての仲間。ブラック・ジョーカー、クイーン・ザ・スペード、ジャック・イン・ダイヤ、クラブ・エースの4名。本来の趣旨を忘れたガンダムファイトを危惧し、彼らを代表してガンダムファイト第12回大会に参加。その使命を果たした。しかし、それは彼にとって同盟との決別の始まりでもあった。
ドモン・カッシュ
弟子。デビルガンダムを使った人類抹殺による地球環境再生を目指していたマスターにとっては、最大の障害となる。幾度と無く対決するが、最終的にはドモンの言葉によって自らの過ちに気付き、自らドモンに倒される事によって地球の未来を託した。
シュバルツ・ブルーダー
自らの計画を何度も看破され、自分と同等の戦闘能力を有すためドモン以上に警戒している。ギアナ高地での対決の時点でその正体に気付いていた。
風雲再起
愛馬。生身の時もMFの時も人馬一体となり、戦場を駆ける。
ウォン・ユンファ
自身の代表国であるネオホンコンの首相。表向きは協力関係にありながら、その実、互いの目的の為に利用しあう関係だった。彼の事を内心快く思っていなかったようで、ガンダムファイト決勝戦の時には「政治屋」と罵倒する。
ウルベ・イシカワ
第12回大会において決勝戦で対決するが、一蹴して優勝した。この出来事がウルベを歪ませる一因となった。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

シャア・アズナブルクワトロ・バジーナ
人類に絶望して何らかの行動を起こした者同士。それだけに、『IMPACT』では彼の逆襲を予感していたようだ。
また、メディアミックス作品では「自分の行いに迷いをもった結果、敵対に自分を食い止める事を託した」という点でも共通している。
ムルタ・アズラエル
『J』では彼と手を組んでいる。丁度原作のウォンの立ち位置に当たる人物である。彼からは「イカレている」と評されているが、あちらも充分イカレているような気がしないでもない。

リアル系

北辰
R』では、木連との和平交渉が決裂しかぐらづきから脱出する際に彼が率いる北辰衆と交戦するが、彼らの包囲網をドモンと共に放つ必殺技・超級覇王電影弾を放って一蹴し突破する。
相良宗介クルツ・ウェーバー
『J』では彼らと生身で対決する場面も。素手でデスアーミーを吹っ飛ばしたり、気配を殺して樹上から狙撃の機会を窺っていたクルツの存在を見抜いたりして宗介とクルツを驚愕させた。
バーン・バニングス
CC』では「偽りの世界」で自軍部隊に敗れた彼を保護し、行動を共にしている。

スーパー系

ダイナミック系

Dr.ヘル
F』・『F完結編』では彼と手を組む。
流竜馬 (OVA)
『R』では、かつて倒したはずのデビルガンダムが復活した真相を聞いて、その発端がゲッター線によるものである事を語った時に彼から食ってかかられる。
ゲッター線
『R』にてマスター・アジアを完全復活させる。マスター曰く、「ゲッター線が自身に詫びを入れた」との事らしい。

その他のスーパー系

衝撃のアルベルト
様々な意味で似たもの同士。『64』では宿命のライバルという設定で、彼と死闘を繰り広げる一幕も。
四ッ谷博士
A』では共に自然を愛する者同士、旧友という設定。
ゼロ
『R』では生身で彼と死闘を演じる。なお対決した時のシナリオタイトルは原作準拠の「GEAR壊滅!」なのだが、大半のプレイヤーは二人の対決の巻き添えで壊滅したと思った事だろう。
ド・ベルガン
『J』では彼と密約を結び、利用した。

バンプレストオリジナル

安西エリ
』ではバルマーに拉致された彼女を救出した。
アクセル・アルマー ラミア・ラヴレス
『A』において、シャドウミラーより抹殺任務を下された者たち。この時点でアクセルとラミアの素性は明かされていないが、師匠は既に知っており、石破天驚拳伝授の際には彼らに気を付けるようドモンに助言を残した。
デスピニス
『R』では彼女によって復活させられ、デビルガンダムの生体コアとして利用される。

名台詞

「待ていっ! ここではやたらにガンダムを動かすでないっ!」
初登場シーン。デスアーミーに追われるドモン達のコアランダーと生身で併走しながらのやりとり。ここらへんでもう並の人間じゃない…だがこれは序の口。
「先に行け! ドモン・カッシュ!」
ドモン「俺の名前を!?」
「借りるぞぉっ!」
ドモン達を逃がすと、借りた鉢巻をクロス代わりにデスアーミー相手に生身で大立ち回りを演じるマスター。このシーンに度肝を抜かれた視聴者も多いはず。
流派東方不敗は 王者の風よ 全新系裂 天破侠乱 見よ! 東方は赤く燃えている!! 」
「王者の風よ」「系裂」は弟子のドモンが言い、「天破侠乱」以降はドモンと一緒に言う。作中でこの台詞は新宿でのドモンとの再会、ドモンの修行時代の回想シーン、ガンダムファイト決勝開会式でのゴッドガンダムとの模範演舞、そして死の間際の計4回登場。
「この世は常に新しい波乱に満ち溢れている! 嘆きと助けを求める声は天を破らんばかりだ! 見よ、そのため東方は赤く燃えているではないか! 流派東方不敗の役目は王者の風を吹かせ、それを鎮めることなのだ!」という意味が込められている。
原典の「新一派 東方不敗 王者之風 全新招式 石破天驚 看招 血染東方一片紅」とは意味が異なるが、死の間際の問答後にこちらも登場した。
「つまりはっ、『ハメルンの笛吹き』ッ!」
新宿にて、デスアーミーの群れを一掃するため、一か所に集めて海に追い落とす作戦を披露した際に。作戦内容及びその童話になぞらえた作戦名自体には問題はないのだが、この台詞の際東方不敗は自らのお下げを横笛に見立てて口元に当てるという、彼の容姿や性格とのギャップが著しい、普通ならどう考えても笑わせようとしてるとしか思えない珍奇な決めポーズをとる。が、作中では別にギャグシーンとしては扱われておらず、そのまま話が進む。この辺がGガンダムのノリである。
「この馬鹿者め! このワシの正体に、まだ気づかんのかぁっ!」
「ふっふっふっふっ…そうだ! これが東方不敗の真の姿…そう、マスター・ガンダムだ!」
14話、ドモンを催眠術で仲間に引き入れようとするも、レインの介入によってその策は失敗する。動揺するドモンに追い討ちをかけるかのように、クーロンガンダムの装甲が弾け飛び、漆黒のガンダムが姿を現す……
「貴様らぁ! 己の命と引き換えに、そいつらを元に戻すつもりか! そんな事をして何になる! このワシを倒す事を諦めたのか!」
15話、DG細胞に侵された後継者達を救わんと、命の炎を極限まで燃やすシャッフル同盟に対して。かつての仲間の命が燃え尽きる事を、彼は良しとしなかったようだ…。
「愚かな奴らよ…こんな小僧たちを助けるために、自分の命を投げ出すとはな…ぬぅっ!」
己の命と引き換えに後継者たるチボデー達をDG細胞の呪縛から解き放ち、シャッフルの同胞達はその命を散らした。命の炎を極限まで燃やし、最早ただの石像となったシャッフル・ジョーカーの頭部を片手に、彼は呟く…。
「およそ地形には6つの害あり。今奴はその1つ、天羅に向かいつつあり。
 そこは草木が密生し、思うがままの行動不可能なり。しかるに、近付くことなかれ。
 だがドモンはただ追いかけるのみ。そして、アリ地獄にはまったがごとく奴は我々の思うがままにやってくる。
 そう、罠の張られたあの場所へ。これこそ東方不敗は八卦の陣! 一度はまれば抜けられぬ! 覚悟しろ!」
自分を追ってくるドモンを逆に罠にはめ、抹殺しようとする際の台詞。「東方不敗は八卦の陣!」の所での「八卦盤の中央からニュッと顔を出してキメポーズ」が可笑しすぎる点が突っ込まれることも多いが、三国志演義等で知られる「八門金鎖の陣」を元にしたトラップやその前の「戦いとは詭道なり」で始まる台詞等、またその後ドモンが山頂に向かった際に「生兵法は怪我の元だぞ」と嘲笑するという、三国志演義内での曹仁・李典連合の戦いを思わせるシーンなど、古代中国物のファンならば思わずニヤリとするシーンが続く、名場面である。
「まさか無事でここから出られるとでも思っていたか? この馬鹿弟子が!
ドモン「そんなガンダムでまだ動けるなんて!」
「当たり前だ! ワシの名を知らぬか? 未だ負けを知らぬは、東方不敗よぉ!!」
ギアナ高地にて、明鏡止水を会得したドモンに完膚なきまでに叩きのめされ、それでもなおドモンに食らいつかんとする。
「うるさぁい! 貴様などにわかってたまるかぁ! ワシが何のために闘うかだと? そんな事を貴様に話して何になる!」
「ふっふっふっふっ…ワシも哀れよなぁ…まさか自分の育てた弟子に、こうまで逆らわれるとは思ってもみなんだ…」
「そうだ…貴様さえ…貴様さえ! あの新宿に現れなんだらどれほど良かったか…」
「貴様さえガンダムファイターにならなければ、どれほど良かったか、わからんかぁっ!」
この馬鹿者! 馬鹿者! 馬鹿者! 馬鹿者ォォッ!!
「もう少しで…もう少しでデビルガンダムでこの地球を! この地球をぉぉッ!!」
「何故俺を倒さなければならない!?」と問うドモンに対して叩きつけた恨み節(よく聞くと自分の目的を言いかけてしまっている)。怒涛の勢いで繰り出される拳にドモンは気圧されそうになるが…。
「ふん…さっきは言いおったな…! 言いたい事があるならはっきり言えと!」
「ならば言ってやろう…そう! だからお前はアホなのだぁ!!
ゴッドガンダムに乗り移らんと生身で飛び出したドモンを前にして。直後ディスタントクラッシャーでドモンを狙う。しかし、それを阻んだのはドモンのかつての愛機であった。
「出てこぉいドモォォン! 決着は生身でつけようぞぉ! そう、今さらなんでメカに頼ろうものかぁ!! 出ろぉ! 貴様も武闘家ならば、自分の体で闘ってみろぉっ!」
新型のゴッドガンダムに乗り込んだドモンを引きずり出そうと躍起になる。……さり気なくガンダムファイトを、或いはこの作品がロボットアニメだという事を全否定している気がしなくもない。
「うはははははは! ざまぁみろぉ!」
ドモンが乗り込もうとしたゴッドガンダムのキャリアーを攻撃しながら。実に大人気ない。
「最後のパワーで、一気に再生してくれるわぁぁ!! 勝負だドモォォンッ! …ぬぅっ!?」
ドモン「お前と遊んでいる暇はない!! 俺はネオホンコンへ…行くッ!!」
「うあぁぁぁぁ…ぬおぉぉぉぉぉ!?!」
ギアナ高地編クライマックス。ゴッドガンダムが起動を果たすが、東方不敗はそれを何するものぞと破損した部分を再生させドモンに立ち向かう。しかしネオホンコンへ急ぐドモンにとってはただの悪足掻きに過ぎなかった。頭部を摑まれ、地面に叩きつけられた挙げ句最大出力のバーニアのバックファイアで引導を渡されてしまう。そんな馬鹿なと言わんばかりにホワイトアウトしていく東方不敗。ここで退場か、と思いきや…。
この一件から「東方一敗」と呼ぶ人も。
「うるさぁいっ! 何を寝言を言っておる! ワシはこうしてここにおる。なんの不思議があろうか!」
どっこい生きてた東方不敗。ギアナ高地での激戦などなかったかのように平然と開会セレモニーに現れ、「確かに俺はあんたを倒したはずなのに…何故!?」と動揺するドモンを一蹴する。
この一件からファンの間では「ギアナ高地の師匠は偽者」との説を囁かれる事になったが、後に今川監督が「本物」と明かした。
この後の戦いぶりからして、何故ギアナ高地で敗れたのかはまるで分からない訳だが…東方不敗の演出だったのだろうか?
「超級!」ではこの疑問に対する一つの回答として…(後述)
「だが心してかかれよ。このワシはシード選手として先にあそこで待っておる」
「そして、キサマ等全員を叩きのめし! 真の王者、東西南北中央不敗・スーパーアジアとなってくれるわぁっ!」
第13回大会におけるマスターの優勝宣言。この後、ドモンたちがわざわざ顔アップで「東」「西」「南」「北」「中央不敗だとっ!?」と繰り返してくれる。本当にやりかねないのがまた……。というか、アジアの方を残すんですか……。
「馬鹿者っ! 武闘家たる者、一時たりとも拳から気を抜くものでは無いわぁ! でなければ、この石破天驚拳、習得するなど、夢のまた夢ぇっ!」
ドモンの修行時代、狼に襲われたドモンを助けるために石破天驚拳を放った後の台詞。…それにしてもドモンを救うためとはいえ、狼相手に最終奥義を放つとは少々やり過ぎではなかろうか。
「笑わせるなぁ! 貴様、『優しい』という言葉を勘違いしておるのではないか!? この政治屋めぇっ!」
「よいか! ワシの目的はな…この地球人類の抹殺なのだぞ!!」
ウォンに「デビルガンダムを人と地球に優しいガンダムに…」と投げかけられての返し。彼を痛烈なまでに糾弾し、ついに自分の真意を明かす。ドモンは「デビルガンダムをそんな事のために!」と激怒するが…
「ドモンよ…デビルガンダムがもともとは地球再生のために造られたという事はシュバルツから聞いたであろう。
だが、地球に落下したショックで異変が生じ、地球再生のための三大理論を飛躍させ、ある答えを導き出した。それこそが人類抹殺よ…」
ドモン「あ、あんた…!?」
「分からぬか? 地球を汚す人類そのものがいなければ、自然は自ずと蘇る。
そして最強の力を持ったデビルガンダムさえいればもう誰も地球へ降りられなくなる…。
ふははは…はははははは…そうだ…それがいい…! それが一番だ!
そのためならば人類など滅びてしまえぇっ! うぁっはっはっはっは…!
ドモン「し…師匠…」
ドモンとウォンにデビルガンダムの真意「人類抹殺」を憂いしく語り、自身の心中を絶望と共に吐露する。小説版の東方不敗の設定がここにある。後半部の狂ったような笑いの中にも彼の哀しみが感じられる。ドモンはあまりの事に言葉を失い、ウォンはその様子を「狂っている」と評した。IMPACTではシュバルツも飛影に助けられてこの場に居合わせたが、彼ですら東方不敗の真の目的には唖然としていた。
「そうだ…償いだ… 犯した罪は償わねばならぬ…この手でな。
そう、宇宙に浮かぶ大地、森、山、そして湖。すべてが偽者の世界の中で生きていることも気付かぬ愚か者共から!この地球を取り戻す!」
ドモン「だからと言って、人間を抹殺していいはずがない!」
「まだ分からんのか! なにがガンダムファイトだ! なにが理想的な戦争よ!」
「我が身を痛めぬ勝利が何をもたらす?所詮はただのゲームぞ!」
ドモン「だが、無闇に人が死ぬよりは遥かにいいッ!」
「だから、お前はアホなのだぁぁぁッ!!」
心中を吐露した東方不敗は、地球再生・人類抹殺を改めて決意し、再びドモンと激しく拳を交える。人間唯一論の弟子と、自然博愛原理主義者の師匠、互いの主張はどこまでもすれ違う…。
「フン…!ならばわしが正しいか、お前が正しいか、決着をつけてくれるわッ!」
ドモンに「人類もまた自然の一部」と共存論を叩きつけられ、気圧される東方不敗。それでも尚拳で語り合わんと自身を奮い立たせ、ハイパーモードを発動させる。
この時、東方不敗には足元に及ばないほど小さい存在だったドモンが恐ろしいほど大きく見えており、ドモンの考えに肯定も否定もしていなかったところから、既に自分の行いの是非を悟っていたのかもしれない。
「そこまでか!? 貴様の力など、そこまでのものに過ぎんのか!? それでもキング・オブ・ハートか!」
「足を踏ん張り、腰を入れんか!! そんな事では悪党のワシ一人倒せんぞ! この馬鹿弟子が!!」
「何をしておる!? 自ら膝を付くなど、勝負を捨てた者のする事ぞ! 立て! 立ってみせい!!」
ドモンとの最終決戦にて、石破天驚拳の撃ち合いになり、押し込まれたドモンに対し悪態に見せかけた叱咤激励を入れて。自らを「悪党」と断じているところから、己の誤りを認め、ドモンに対し言外に師である自分を超え、討ち果たして見せろと告げている。東方不敗の、弟子への不器用な愛が滲み出る一幕である。
「よぉし…! 今こそお前は、本物のキング・オブ・ハート…!
ゴッドガンダムのフィニッシュホールド「石破天驚ゴッドフィンガー」を受けながら、右手にシャッフルの紋章を浮かべて。ドモンを教え導き、また壁として立ちはだかる師としての役目を果たし、自らを超えたドモンの成長に立ち会えて感無量だったのであろう。その表情は満ち足りた穏やかな笑顔であった。その直後、マスターガンダムは爆発。崩れ落ちるように倒れ、弟子の慟哭が響く中、閃光の中へと消えていった…。
「何がシャッフル同盟よっ! 何がキング・オブ・ハートよっ!! ぬぉぉぁあああ……!!」
『平和的な戦争』という名目のガンダムファイトが正しい戦いかどうかを確かめるために第12回ガンダムファイトに出場、優勝した際に、自分の後ろに広がる廃墟を見てガンダムファイトの弊害を己自身で演じていた事に絶望する。その憤りが彼を暴走させてしまう。
「なぁ、ドモンよ…お前には教えられたよ…
人類もまた自然の一部…それを抹殺するなど自然を破壊するも同じ…
ワシはまた、同じ過ちを繰り返すところであった…」
ドモン「師匠…」
「ワシをまた、師匠と呼んでくれるのか…」
ドモン「俺は今の今になって、初めて師匠の悲しみを知った。
なのに俺は、あんたと張り合うことだけを考えていて、話を聞こうともしなかった!
なのにあんたは最後まで、俺の事を…っ」
「何を言う…しょせんワシは大罪人よ…
だがな…見てくれ。ワシの体は一片たりともデビルガンダム細胞には侵されておらん…」
ドモン「分かっていた…! 分かっていたのに…!」
師匠と弟子の壮絶な戦いが決し、朝日の昇るランタオ島の浜辺でのやり取り。武闘家故に想いを拳に乗せてでしか語り合えなかったが、最後にお互いを理解し、分かり合えた師匠と弟子の姿が、そこにはあった。
「あぁ…ドモン…お前と新宿で出会わなければ…お前がガンダムファイターになどならなければ…」
「こんな…こんなことにはならなんだのに…」
自身を超えた弟子に抱えられ、彼は涙を流しながら後悔の念を吐露する…。本当は戦いたくなどなかった。戦いたくなかったのに、天の悪戯か、弟子であるドモンにまで忌まわしいガンダムファイトの魔の手が及び、不本意ながらも巻き込んでしまった。こんな馬鹿げた覇権争いに弟子だけは関わってもらいたくなかった。なのに神よ、あんまりではないかと言わんばかりに残酷な運命の非道さを東方不敗は呪うしかなかった…。
「見よ! 東方は赤く燃えているぁぁぁ……」
東方不敗、暁に死す。天下の英傑は、自身を越えた戦士となった弟子に後を託して、彼の腕の中で静かに天に召されていった。
実はこのシーン、今川監督の当初の構想では「天破侠乱」の下りからはドモン1人の叫びになっており、最後にドモンが叫び切った時には既に東方不敗は安らかな顔で死亡していた…というものだったが、あえて未練が如く、最後まで叫ばせた、という逸話がある。ときた洸一の漫画版ではこの構想どおり、ドモンが台詞を言っている最中に死亡している。
「俺のこの手が唸りをあげる、炎と燃えて全てを砕く! 灼熱! サンシャインフィンガー!!」
シュウジ・クロス時、灼熱サンシャインフィンガーを放つ際。
「ふ…おもしろい…かつての仲間であるわしを…倒そうというのか…」
「この…バカめらが!!」
「そろいもそろって」
「片腹痛いわっ!!」
「超級!」新宿編17話ラスト。TV版本編のように正体を明かした東方不敗の前に、かつての仲間であるシャッフル同盟が舞い降りる。彼らからの誅滅宣言を受けての返し。3行目は丸々見開き1ページに筆文字で描写され、ただならぬ迫力をかもし出している。
「さすがに…もう…この装置を使っては…」
「――このマスターガンダム遠隔コントロールシステムでは― 遊びきれんほどにまでなりおったようです…」
「ふっ どうやら私は…弟子を育てる力にも秀でている…ということでしょうかな…?」
「超級!」ネオホンコン編1話。マスターガンダムの頭を模したヘッドギアを脱ぎ捨てながら。ギアナ高地でのマスターガンダムはなんとネオホンコンから専用ヘルメットを使って遠隔操作をしていたという、ある意味凄まじい設定が追加された。ウォン曰く性能はタイムラグが生じオリジナルより劣るらしいが、ギアナ高地編を読み進めてきた読者も知る通り、ドモンは終始押されていた。さらに搭乗するより疲労するらしいが、遠隔操作でもあれほどの強さを出せるあたり、つくづくこの人が人間離れした存在であることを伺わせる。

迷台詞

「くっそぅ…何という映画館だ。椅子はスプリングがへたってギシギシ言うし前の客が食べ残した菓子や紙コップは落ちとるし…ワシはポップコーンが落ちてると知らずに踏んづけて歩いたこの(床をきゅっきゅっと踏み鳴らす音)っちゅう感覚が大っ嫌いなんじゃ。しかも緑色の非常灯は眩しいし、床はガキがこぼしたモナカアイスでギトギトギトギトギトギトギトギト…」
ドラマCD「世界高達骨牌拳」にて、映画館で発した不満。本編ではどうか分からないが、どうも映画を見るときには相当な拘りがある様子。ちなみにこの台詞の後ろではサイ・サイシーがいい席を探してドタドタ騒がしく走り回っている。映画館ではお静かに。
「誰だぁっ! 今言った奴は! 名前を言えぇいっ!」
「世界高達骨牌拳」にて、レインの「変態お下げジジイ!」の叫びに反応して思わず飛び出した文句。レインは銀幕の中の東方不敗の台詞と勘違いしてしまった。
「ぬぁ!? …誰ってぇそりゃあ…うぅ、ワシがぁ…いーじゃんか! 強いんだから…」
「世界高達骨牌拳」の中でのひとコマ。ドモンに「東西南北中央不敗」の名前の由来を突っ込まれての返答。ここから登場人物達の悪ノリがさらに加速し、様々な「不敗」が生まれていく。
「だぁまれ黙れっ! ならば! 貴様等全員を倒しっ、ワシが東西南北天空地底海底宇宙異次元天上天下唯我独尊、とそれから…」
「…パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の中央不敗となって貴様等をぉぉぉぉ…あら?」
テキトー極まりない「不敗」の量産に業を煮やした東方不敗。長ったらしい称号を考え出すが、その間にシャッフル同盟の必殺技の準備が整ってしまい・・・
「ヒイロよ! 貴様の戦いに臨む姿勢、その魂、どれを取っても非の打ち所のない武闘家よ。よってここで、流派東方不敗が最終奥義、石破天驚拳を貴様に伝授しよう!」
ヒイロ「そんなものに興味はない。任務が終わったのなら、帰還するだけだ」
「見事ワシを打ち破って、習得してみせよ」
ヒイロ「どうしてもやるのか」
「ゆくぞぉ!」
ヒイロ「任務了解。戦闘レベル確認。ターゲットロックオン! 目標、マスターガンダム!」
ゲーム『ガンダム無双』のヒイロ・東方不敗ルートのシナリオのラストにて。まさに会話のドッジボール。ちゃんと会話してください。

スパロボシリーズの名台詞

戦闘台詞

東方不敗「我らのこの手が真っ赤に燃える!!」
ドモン「悪を倒せと轟き叫ぶっ!!」
東方不敗「石破!」
ドモン「究極!」
同時「天驚けぇぇぇぇぇぇん!!」
合体攻撃「石破究極天驚拳」使用時の台詞。ファンなら一度は夢見たであろう幻の合体攻撃である。
同時「今こそ! 流派東方不敗が最終奥義!!」
東方不敗「せきっ!」
ドモン「はぁっ!」
同時「究極!! 天驚けぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!」
A PORTABLEでの「究極石破天驚拳」使用時の台詞。上記の掛け合いの前半部分は同作の「爆熱!究極拳」やIMPACTの「ダブルダークネスフィンガー」で採用されている。

旧シリーズ

「おお! ワシに一撃で倒されたあの馬鹿者か。上には上がいることを教えたつもりだったが、歪んだ心を持つに至ったようだな」
F完結編の最終話にてウルベと対峙した際、彼の正体を見抜き、この一言で一蹴する。

携帯機シリーズ

AA PORTABLE

「時間がないのだ…この意味…忘れるでないぞ、四谷」
「自分の部下には伝えておらなんだか、四谷! お前が…南原に言ったという言葉を!」
「お前にわしを責められるのか。責められまい。なぜなら、この地球再生のためには人類滅亡が不可欠というのは、お前の持論なのだからな!」
「コロニー落とし、マスドライバーに核兵器! どれだけ地球を傷つければ気が済むのだ? 代わりが見つかってしまえば、あとはもういいというのか…!?」
地球を愛する彼にとってはまさしく噴飯ものの愚行に映ったのだろう。
「黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れえええいっ! そんな悠長なことを言っていては手遅れなのだ!」
「人類は今までいくつコロニーを落とした!? いくつ核を使った!? そしてこれからどれだけ使うのだ!?」
今までの地球破壊の悪行、そして後に行われるであろう更なる悪行に対して怒りをぶち撒ける。事実、地球を破壊出来るほどの兵器などは一度放たれれば歯止めが効かなくなり、誰も止めなければ気付いた頃にはもう手遅れか気付けないまま破滅するかの場合が様々な作品でほぼ共通している事からも彼の怒りも尤もである。
「わしはもうしばらく人間を見る。この破壊が人間の業なのか、戦争による悲劇なのかを見極めるためにな」
生存フラグを立てて彼が自軍に加わった際、(今までの行いが行いだけに)皆から自軍入りの真意を問われて。
「さよう。そのためにもこの戦争を終わらせねばならん」
「…闘争を日常とする世界…そんなものを創り出そうとしているシャドウミラーを倒してな」
上記の台詞の後、アムロから「自然破壊が戦争によるものならば、戦争が終われば自然破壊も止まるというわけか」と言われて。
シャドウミラーの掲げる大義を自然破壊を助長するものと判断し、あくまで地球と自然を守るためにロンド・ベル隊に協力する。
「面白い…ドモン、手伝え。二人の石破天驚拳で演算ユニットなど粉みじんにしてくれる」
火星極冠遺跡の中に眠る演算ユニットを内部から破壊するというユリカの発案を聞いて。
この発案にはネルガル関係者二名を除いた全員が賛同し、演算ユニットを破壊するは我にありとばかりに揃いも揃ってお祭り騒ぎのノリで次々と名乗りを上げた。
結局、その後木連が攻めてきたこともあって破壊作戦は行われずじまいだったが、彼とドモンならば本当に粉みじんにしてしまいそうである。…実際に破壊したら何が起こるか判らないという大問題はさておき。

R

「…騒がしいぞドモン。男子足るもの、軽々しく泣くものではない」
第27話「切り拓け!!地球の未来!」にて、DG細胞をゲッター線の力で浄化され、呼びかけるドモンに対して。完全復活の瞬間である。嬉し泣きするドモンに泣くなと言う方が無理な話であろう。
「その必要はなかろう。ゲッター線がわびを入れただけの話よ」
「わしは、神ゲッターからゲッター線を受けたとき、全てを知ったのだ。なぜデビルガンダムが復活したのかをな」
同じく27話にてゲッター線に肉体を治してもらった時の台詞。ゲッター線が地上に降り注いだ事でデビルガンダムを復活させてしまったことに加え、デュミナス一派が東方不敗を利用するチャンスの御膳立てを意図せず調えたため、その詫びとして彼の肉体を治したらしい。
しかし、だからと言ってあのゲッター線に詫びを入れさせてしまうとは恐るべし、東方不敗。……しかし原作版『ゲッターロボ・サーガ』や石川賢氏の別作品の読者からは「詫びを入れたというよりもゲッター線に目をつけられたのでは?」という指摘がなされることも……。
ちなみにゲッター線が東方不敗に詫びを入れた理由には、『R』におけるデビルガンダム自体がゲッター線ですら警戒する存在であることも含まれる(ゲッター線にとっても危険極まりないと認めているデビルガンダムが、よりにもよって自分自身のせいで復活したのは本当に不本意かつ予想外だったらしい)。
「ふふふ、あまり手荒い真似はするな。わしは病み上がりならぬ死に上がりなのだぞ」
同じく27話にて復活の理由を語った際に、そのあまりの突飛さに声を荒げた竜馬に対してのセリフ。この台詞を言った直後から食えないジジイと評される。
「ふ…死ぬというのは、何度やっても慣れぬものよ…」
同じく27話にて、仲間に出来なかった場合の彼を葬るイベントにおいての台詞。かつての弟子・ドモンに自らの介錯を願い、彼は一人呟く…。
ドモン「もちろん師匠も…」
「いや、わしはGEARに残るとしよう」
ドモン「なぜですか!?」
「いつまでもわしの後をついていくお前でもあるまい。それに、GEARロシアを一人で潰したという敵に興味がある」
第28話「明日の『艦長』は君だ!」にて、宇宙でダリア作戦を開始したネオ・ジオンコロニーレーザーを用意しているという情報を聞き、弟子のドモンをはじめとするシャッフル同盟が宇宙へ上がる事になった際に、同行を求められたもののゼロの強さに興味を示して断った台詞。やはり、紆余曲折を経て蘇生したが何だかんだ言ってドモンの一人立ちを認めていたのである。
「待てい! お主の相手はこのわしぞ!」
「貴様のような奴がいるからこそ、ゆっくり死んでおれぬのだ! ゆくぞ!」
第30話「GEAR壊滅!」にて、アルテアやベガと共にゼロと相対して。ゼロの性格と所業を考えれば、全く以てその通り。
「戦争をはじめるのは、常に後方で人の生き死にを目の当たりにせぬ奴らよ。自ら傷つかずに勝利だけを味わおうという輩に、何を言っても無駄なこと」
第33話「銀河に消えた男」にて、Yナデシコのブリッジにおいて、自分も護衛として同行した地球圏統一国家と木連の和平交渉が、木連側の陰謀によって決裂し、生き残った白鳥九十九が木連が新たな火星の古代遺跡を抑えたので途端に和平から戦争継続に切り替わった事により、人間が戦争を起こす根底についてのディスカッションで話した台詞。
人間の深い業ともいうべき根の深い問題にマスターなりに真理を突いた一言でもある。なお「自ら傷つかずに勝利だけを味わおうという輩」というのは、デビルガンダム事件の際に利害の一致から利用し合ったあの狸男に対しての皮肉に聞こえるのは、気のせいだろうか…。
「これは…素晴らしい。まさに自然の恵みあふれる大地。かつてわしが地球に求めたものがここにある…」
第35話「嵐の海」にて、ガルファ本星に降り立ち、かつて自分が求めていた「再生された地球」の光景を重ねて、思わず呟く。

J

統夜「何だってフューリーと同じ事を言う!?」
カティア「あなた、まさか…」
東方不敗「愚か者があっ! わしがあのような輩と同類だと思うてか? よいか、わしが人類の抹殺を願うは、全て地球のためよ!」
41話「涙の兄弟拳!東方不敗暁に死す!」にて。真の目的・人類抹殺を明かした直後のやり取り。どことなく「ダグ星人」ネタを彷彿とさせる。

単独作品

「聞けぇ! わしは、この星の者ではない。わしはダグ星系共和国、今地球を攻撃しているバルマー帝国とは敵対する星からやってきたのだ」
地上編第34話「石破天驚拳!」にて。まさかの「異星人」宣言に、顎がはずれそうになったファンも居たはず。

64

「よい仲間がいるようだな、ドモン」
第18話「シャッフルの名のもとに」にて、ドモンとの会話を盗み聞きしているルーや甲児に皮肉を溢した後にドモンへ向けた台詞。この時の師匠はドモンを体良く利用する気満々であったが、形はどうあれ、ドモンには自身を気遣ってくれる仲間が出来ている事を諭す気持ちは本物だろう。

CC

「そうだ、この地球に人類などは不要なのだ!」
「何がナチュラルよ! 何がコーディネイターよ!」
「下らぬ人類同士の争いが、この地球に何をもたらした!」
イベント「デビルガンダム復活」にて。地球を愛する彼からしてみれば人類同士の戦争が余りにも愚かしく見えただろう。その言葉に刹那キラは何も言い返すことができなかった。
「そうか…お前にはまだ言っておらんかったな。あの敵を倒す事こそが、ワシらの為すべき事よ。そう…この偽りの世界を、破壊する為にな…」

搭乗機体

マスターガンダム
第13回大会で搭乗したMF。
クーロンガンダム
第12,13回大会で搭乗したMF。
ヤマトガンダム
第7回大会で搭乗したMF。
シャッフル・ハート
マスター・アジアがシャッフル同盟として行動する際に使用する機体。本編未登場で設定画のみ存在。モビルアーマーへの変形機構があり、MA形態はマスター・アジアのお下げを思わせるテールスタビライザーの付いたハート型という一風変わったデザイン。キング・オブ・ハートの称号の持ち主ならばこれ以上なく分かりやすいが。

余談

  • 元ネタは中国の武侠小説作家である金庸の代表作『笑傲江湖』に出てくる去勢し女装した怪人・東方不敗が元ネタ。より正確には、『笑傲江湖』を映画化した『スウォーズマン』に今川監督が影響を受けて東方不敗マスター・アジアが生まれたとされている。
    • 『スウォーズマン』の東方不敗も荒唐無稽な武術を使う超人として描かれているが、マスター・アジアとは違って見た目は「妙齢の美女」である。

商品情報

資料リンク

脚注

  1. 一方で漫画版「超級!機動武闘伝Gガンダム」においては自分の行動もまた見方を変えれば悪に成りうる事も理解しており、「もし自分が悪だというのなら、それを止める者が必要」として敵対しつつもドモンの成長を促す行動を取っていた事を明かしている。
  2. 制作側としてもかなり紛糾したらしく、寺田プロデューサーは「なんで宇宙人になってるんですか」と猛反対していた事を後に明かしている