ウォン・ユンファ
ウォン・ユンファ | |
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漢字表記 | 黄 潤發 |
登場作品 | |
声優 | 橋本晃一 |
デザイン | 逢坂浩司 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F完結編 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(ネオ・ホンコン) |
性別 | 男 |
年齢 | 33歳 |
所属 | ネオ・ホンコン |
役職 | ネオ・ホンコン首相 |
好きな食べ物 | チョコレート |
ウォン・ユンファは『機動武闘伝Gガンダム』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
ネオ・ホンコン首相で、第13回ガンダムファイト開催委員長。漢字で書くと「黄 潤發」。
第12回ガンダムファイトにてネオ・ホンコンが優勝しているため、地球圏全体を統治している人物でもあるが、マフィア上がりの首相でもあり、表のみならず裏社会にも通じる危険人物である。
人物 [編集 | ソースを編集]
普段は飄々とした紳士で、丸眼鏡をかけた姿に愛嬌すら感じさせる。物腰も柔らかく、ドモン・カッシュとの初対面では堂々とした姿を見せるが、裏の顔は冷酷非道を絵に描いたような悪党であり、怒りを見せるときは眼鏡越しから本性を表す形できつい目頭を立てる。あくまでも競技であるガンダムファイトにスポーツマンシップは求めておらず、開会式では「勝利の為ならコックピットの攻撃も構わない」とガンダムファイト国際条約を平然と無視するルールを設けたり、既に失格になったファイターを裏取引を行った上で復帰させたり、他国のスタッフを誘拐して特定のガンダムファイターを意図的に暴走させようとしたりと、開催委員長としては越権行為が目立ち、自らの国に所属するファイターである東方不敗マスター・アジアと対立することも少なくなかった。チョコレートを好む甘党であり、ファイト観戦中はグラスにポッキーの如き菓子を入れて食していた。
現在でも既に破格と言える地位を手に入れているが、内に秘めた野心は並外れて強く、自分自身によるネオ・ホンコンのみならず地球圏全体やコロニー国家全ての支配権を永遠のものとするために、東方不敗が執着しているデビルガンダムに目を付け、秘密裏に回収してデビルガンダムの自己修復能力を再起動させ、完全復活を目論んでいる。一方、デビルガンダムの力を単純に利用しようとしている東方不敗と異なって、ウォンの場合はデビルガンダムの機能を最大限に発揮出来るよう念入りに研究を行っており、その成果としてデビルガンダムの生体コアに相応しいのは「女」であることを確信。東方不敗がガンダムファイターとして成長したドモン・カッシュをキョウジ・カッシュに代わるコアにしようとしていたのに対し、自身は「ガンダムファイター」と「女」の二つの条件を兼ね備えた唯一の人物であるネオ・スウェーデンのガンダムファイター・アレンビー・ビアズリーを理想的な生体コアとして目を付けていた[1]。
来歴 [編集 | ソースを編集]
ガンダムファイト決勝大会開催以前よりデビルガンダムに目を付けていたウォンは、ギアナ高地にてドモンのシャイニングガンダムに破壊されたデビルガンダムを密かに回収。ガンダムファイト決勝大会を利用してデビルガンダムの完全復活を目論む。その一環として、サバイバル・イレブンでドモンに敗北し失格となったミケロ・チャリオットとジェントル・チャップマンの二人を、DG細胞に感染させた上で尖兵として特例で決勝大会に参加させている。
当初は東方不敗を用心棒の如く「先生」と呼び、ドモンをデビルガンダムの生体コアにすべく共謀していたが、自身は独自にデビルガンダムの研究を行った結果、アレンビーを生体コアにすることを目論む。そしてドモンたちシャッフル同盟を邪魔者とし、トーナメントで全員をドモンにぶつけ潰し合いを計るが失敗。しかし同時に秘密裏に進めていたネオ・スウェーデンのスタッフを誘拐し、外部から強制的にバーサーカーシステムを起動させる装置を開発させており、ドモンとアレンビー、アルゴ・ガルスキーとアンドリュー・グラハムによるタッグマッチでは、ノーベルガンダムのバーサーカーシステムを起動する形で暴走させ、ほかのファイター達の始末を図ったが、これもアンドリューの行動によって失敗に終わった。
その後ランタオ島を舞台とする優勝決定戦にて、価値観が違う東方不敗と遂に亀裂が生じ、島に秘匿していたデビルガンダムを再起動させ、東方不敗もろともシャッフル同盟を葬り去ろうと画策。さらには救急隊に偽装させた部下たちによって誘拐していたアレンビーをノーベルガンダムに偽装させていたウォルターガンダムに搭乗させ、ドモンのゴッドガンダムを襲撃させるが、最終的にデビルガンダムはゴッドガンダムの石破天驚拳によって破壊され、自身もレイン・ミカムラの搭乗するライジングガンダムとウォルターガンダムの戦闘に巻き込まれ、統治権をも失う。そして自らが研究していたデビルガンダムのデータもウルベ・イシカワに接収され、そのためにレインがネオジャパンに回収されたデビルガンダムのコアに組み込まれることになってしまった。
その後死亡したかと思われていたが、重傷を負いながらも辛うじて生存していた。ウルベがレインをデビルガンダムに組み込んだことで再起動したウォルターガンダムに自ら乗り込み、DG細胞に感染。グレート・ウォンとしてレイン救出へ向かおうとするドモンに襲い掛かり、ゴッドガンダムを輸送するキャリアーを破壊し、単独でデビルガンダムのいる宇宙へと向かう。しかし本来ガンダムファイターではないウォンではドモンの相手になどならず、最後は風雲再起の力を借りたドモンにより、「恋路を邪魔した報い」として風雲再起の脚にウォルターガンダムの頭部を蹴り飛ばされ、あっけない最期を迎えた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
地球圏の覇権を握っているネオ・ホンコンの首相という原作の立場上、そのままの登場は難しく、マフィアのボスや行政官など、何らかの形でホンコンのボスという立場になっている。『A』でようやく原作どおりネオ・ホンコン首相として登場した。ファイターでも黒幕でもないという微妙な立場ではあるが、DG細胞に完全に支配されたウルベと違いあくまで人間レベルでの権力が目当てという小物ゆえに扱いやすいのか、ウルベの代わりに『Gガンダム』の大ボスポジションに据えられることもしばしばある。
乗機は原作通りのウォルターガンダムのほか、デビルガンダムを研究した功績のためかグランドマスターガンダムに乗り込んだり、デビルガンダムのコアにされたりもするが、しょせんは政治屋ということか能力値は低い。
その他、『スーパーロボット大戦MX』でも没データとしてパイロットデータのみ存在している。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦F完結編
- 初登場作品。ホンコンマフィアのボスという設定で登場。DC・ティターンズ・ロンド・ベルの全てに協力し暗躍する。ロンド・ベルの不要ユニットを買い取ってくれる。その後は原作通りウォルターガンダムに乗って敵として登場。最期は馬に蹴られて地獄に落ちた。買取の仕組みを理解していないと、コアブースターやビギナ・ギナなどの有能な機体を処分してしまうことが起こるので注意。プレイヤーからは、「この処分こそがウォン最大の功績」と言われることも。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦A
- 今回はきちんとネオ・ホンコンの首相として登場する。そのため立場上は地球連邦側の人間なのだがギガノス帝国のドルチェノフと手を組み、さらにはデビルガンダム研究の過程でフォウとロザミアも手駒として操るうえ、同じく彼に利用されているアレンビーが条件次第では死亡してしまうため、プレイヤーによっては悪辣さが際立って見える。今回はウルベが登場しないので、ランタオ島編以降も生き延び、レインをデビルガンダムのコアに据える役所も彼が担っているが、実はドルチェノフ共々マリーメイア軍の第二次星の屑作戦のための人柱にされており、死ぬまでそのことに気づかなかった[2]。ギガノス機動要塞ルートではグランドマスターガンダムに乗ってくる。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- おおむねリメイク前と同じだが、ほかのボス級同様グランドマスターガンダムのHPが跳ね上がっている。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦T
- 『A PORTABLE』以来の声付き参戦。原作終了後設定であるが、カギ爪の男に生命を救われ、彼の下で行動している。だが第33話にてあっさりと戦死。乗機はグランドマスターガンダム。
- 決着ステージではアレン・ブレディやジェリル・クチビも登場するのだが、もしかしたら今回登場しない3人セットの残り一人であるフェイ・チェンカを意識しているのかもしれない。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦64
- 地球がムゲ・ゾルバドス帝国に侵略されている関係上、行政官として帝国から香港を預かっているという立場。その権限で強化人間やバーサーカーシステムの研究を行っており、フォウやアレンビーを手駒として操る。最後は自らデビルガンダムのコアになる(アレンビーの説得に成功した場合)が大した能力ではない。その後ネオ・ジオンが回収した後もコアになっていたが、シャア・アズナブルとカーンズの会話によると、これは回収してからそのままということである。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年11月のイベント「病める時も健やかなる時も」から登場。シナリオNPC。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
ガンダムファイターではないため能力値は低め。一応『Gガンダム』のキャラなので格闘値は高いこともある。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
- F完結編
- 切り払い
- T
- 底力L8、サイズ差補正無視L2、強運
- 原作でウォルターガンダムの攻撃を受けても辛くも生き残ったためか強運を所持しているが、敵専用キャラが持っていても意味がない。高レベルの底力はグランドマスターガンダムのHPが低めなのとSRポイント獲得条件の兼ね合いで一撃で倒してしまえば問題はないが、失敗した場合は恐ろしいほどしぶとくなる。
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 気力150以上で、自軍フェイズ開始時に敵ユニットに精神コマンド「かく乱」がかかる
- 『T』で採用。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- 東方不敗マスター・アジア
- 協力者。ウォンは「東方先生」と呼ぶが、当時のムックによれば用心棒のことを先生と呼ぶのと同じ意味で[3]、敬意はない。
- ドモン・カッシュ
- 邪魔者として狙う。最期は彼の恋路を邪魔したことにより、馬(風雲再起)に蹴られて地獄に落とされてしまった。
- アレンビー・ビアズリー
- ベルイマン博士に作らせたバーサーカーシステムとDG細胞を使い手駒として操る。しかし暴走した彼女によって死にかける羽目に。
- ミケロ・チャリオット、ジェントル・チャップマン
- 失格になった彼らを特別権限で出場。手駒として操る。
- ベルイマン博士(SRW未登場)
- アレンビーのバーサーカーシステム利用のために誘拐する。命までは奪わなかったのか、後に釈放したか助け出された模様。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
ガンダムシリーズ [編集 | ソースを編集]
- カミーユ・ビダン
- 『A』では、自分の手駒であるフォウやロザミアと心を通わせたニュータイプということから、彼を危険視しマークしていた。
- フォウ・ムラサメ、ロザミア・バダム
- 『A』ではアレンビー同様彼女たちも手駒にして操る。
- ジャミトフ・ハイマン
- 『F完結編』ではマフィアのボスとして宇宙に逃れるジャミトフらティターンズを支援した。
- バスク・オム
- 『F完結編』でティターンズを宇宙に逃す手引きをした際、見返りを求めるウォンに激怒した。
- デキム・バートン
- 『A』では結託していたが、彼らからはドルチェノフ共々既に落ち目扱いされており、捨て駒にされていたことに気付かなかった。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ドルチェノフ
- 『A』では彼と手を組み、アオイを攫うなどの悪事に加担。ただし心底見下していた模様。
- グン・ジェム、リー・スー・ミン、ゴル、ガナン、ジン
- 『A』ではデビルガンダムを追う彼らに協力する。
- アル=イー=クイス
- 『64』においてウォンが野望を抱いたのには、彼女たちの影響もあった。
- ヴィンデル・マウザー
- 『A』では彼等シャドウミラーと手を組むが、シャドウミラーを完全に信用していたドルチェノフと異なり、ウォンはシャドウミラーに対して警戒感を持っていた様子がある。最終的にはドルチェノフやデキム共々捨て駒にされてしまった。
- カギ爪の男
- 『T』では彼に生命を救われ、協力する。ドモンの言った「底無し沼」に引きずられ、これ以上ないほどに堕落させられている。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「さて、お祭りの始まりです」
- 第25話より。初台詞。お祭りとは無論、ガンダムファイトのこと。
- 「長い11ヵ月を闘い抜いたファイターの諸君…まずはおめでとうと言っておこう。だが、これからはもっと苦しい闘いとなるだろう。何故ならば、君達には私の決めた決勝三ヶ条に従ってもらわなければならない」
「ひとぉーつ!決勝大会においては、機体の交換、及び修理改造が何度でも認められる!」
「ふたぁーつ!勝利のためにはコックピットを狙うのもよし。手段は問わず!」
「みっつ!このルールの元に最終バトルロイヤルを勝ち抜いた最後の一体に、ガンダム・ザ・ガンダムの栄誉が与えられる!」 - 同上。決勝大会開会式における開会の言葉。開催国の特権として特別ルールを制定する。この追加ルールに関しては会場のあちこちからどよめきが起こった。
- 「それではガンダムファイトォ!」
- 決勝大会では、彼のコールにより試合が行われる。この後に選手により、「レディィ!」「ゴー!」と続く。
- 「フ…歴史の裏で常に秩序を守ってきたシャッフル同盟…しかし、私が全宇宙の実権を握り続ける限り、彼らの存在理由は無くなる。そうは思いませんか?」
「しかも、私は手に入れた! 神にも匹敵する偉大な力を! フフ…ハハハハハ!」
「こいつはせいぜい有効に使わせてもらいますよ。今後も私が全宇宙の覇者であり続けるためにねぇ。ふっふっふ…はっはっはっはっはっ!」 - 第32話より。苦戦の末、ガンダムヘブンズソードを倒したゴッドガンダム。ミケロでも簡単には行かないかと愚痴をこぼすウォンに対し、東方不敗は「ドモンは現シャッフル同盟の一員、甘く見てはいけません」と釘を刺す。しかしウォンは不敵に笑い、自分が宇宙の覇者になるという野望をどす黒く燃え上がらせていくのだった。
- 「疑わしき者は裁くのですよ。リングの上でね…」
- 第34話より。デビルガンダムの秘密工場に何者かが侵入した際、実際に拳を交えた東方不敗が「ドモンは犯人ではない」と主張したのに対し、あくまでドモンが犯人だと決めつけての発言。この後ウォンはドモンを幾度となく妨害を仕掛け、ガンダムファイト中の事故に見せかけて抹殺しようとするが、結局ドモンはこれらの妨害を試練としてさらなる成長を遂げることとなり、さらに真犯人であるシュバルツ・ブルーダーに対してはノーマークとなってしまったため情報が洩れ、結果としてウォンのこの判断は完全に裏目に出てしまう。
- 「ええーい!どいつもこいつも茶番を演じおって!なぜドモンを倒せんっ!」
- 第37話より。上記の妨害の一環として、シャッフル同盟との連戦を取り行うウォンだったが、ドモンは勝利し、逆に結束を強めていくことに焦りだし激昂する。この辺りから東方不敗との意見の相違も益々露わとなる。
- 「フフ…東方不敗、老いたり…!」
- 第38話より。アレンビーに目を付け、バーサーカーシステムを発動させたところをマスターに阻止されそうになるが、彼がせき込む様子を見ての一言。いずれ自分を阻む一番の障害がいなくなると確信したのだろう。
- 「何をいまさら…ですが、初耳といえどもこれならまだ打つ手はある! 先生!東方先生っ!」
「いやいや、地球再生とはご立派なお志し…」
東方不敗「この悪党めが! 今さらぬけぬけと、今度は何を企んだっ!」
「これはまた手厳しいお言葉ですな…いや、お叱りはごもっとも。ですが、東方先生に是非ともガンダムファイトで優勝してもらいたいという気持ちに嘘偽りはありません!」
「何故なら、今一度ネオホンコンに4年間の主導権をもたらして頂きたいのです! そして、デビルガンダムを人と地球に優しいガンダムに蘇らせれば…」 - 第45話より。東方不敗の目的を嘲笑いつつも、今一度東方不敗を利用しようとゴマをすり、懐柔を試みる。しかし直後、彼によって厳しく糾弾され、真意を叩き付けられてしまう。
- 「く、狂ってる…狂ってるぞ…!」
- 第45話より。マスターの真意「人類抹殺」を聞かされ、うろたえながら。『AP』では別の台詞に置き換えられている(後述)。
- なお、『CC』ではゼロがこれをアレンジしたような台詞を言っている。
- 「アレンビー! まだこんな所でウロウロしていたのか!」
「や、やめろぉ…アレンビー!」
「た、助けてくれぇぇ~っ!」 - 同上。首相官邸上空に突如乱入してきたウォルターガンダムとライジングガンダム。その光景を見たウォンは苛立つが、体勢を崩されたウォルターは官邸に突っ込み、ウォンにビームキャノンの銃口を向ける。ウォンは命乞いをしながら逃げようとするが、発射されたビームによって首相官邸は崩壊。ウォンも死亡したと思われていたが…?
- 「ふっふっふっふ…私だよ…。忘れたのかね?貴様のお陰で世界の主導権を奪われた男…そう、ウォン・ユンファだぁ!」
「はっはっはっはっはっはっはっはっ! そうだ、今の私はDG細胞の力を得た、グレート・ウォンだぁぁっ!」 - 第46話より。死んだと思われたウォンだったが、撃墜されたウォルターガンダムに乗り込み、DG細胞に感染。宇宙に向かうドモンの前に立ちふさがる。
- 「はははははははは!貴様を宇宙になど行かせるものかぁ!そうだ、デビルガンダムは私の物だぁ…!」
ドモン「何ッ…!じゃあ、やはりデビルガンダムは再生したのか!?」
「あぁそうだ…誰かは知らんが私の目論見通り、生体ユニットに女を使ったようだな…!」
ドモン「まさかレインが…!?」
「ははははは!そうだ!感じるぞ、感じるぞ!デビルガンダムが今度こそ完全に復活だぁぁぁ!!」 - ゴッドガンダムに組み付きながら、デビルガンダムの復活を確信し悦に浸るウォン。さらに事ここに至ってもデビルガンダムを諦めていないようで、もはや妄執ともいえる表情を露にする。
- 「アハハハハハハハ!さあ待っていろデビルガンダム! 今度こそ、今度こそお前の力で、再びネオホンコンの……いや、全宇宙の王となってやるぅぅ!」
- ビーム砲の一斉射でゴッドガンダムをキャリアーから叩き落したことで勝利を確信したウォンは、高笑いとともにデビルガンダムの元へ向かおうとする。…とはいえ、所詮鍛えられたガンダムファイターではなくただの政治屋でしかないウォンは、万が一デビルガンダムが勝ったとしても下っ端でしかないのは容易に想像できよう。さらにドモンがこの程度の事で折れるはずもなく…
- 「どうせお前達は終わりだ…! デビルガンダムの人類抹殺の意志は、生きている…!」
- 最後の台詞。直後、ドモンから「うるさい!」と一蹴され、風雲再起に跨ったゴッドガンダムにより、文字通り「馬に蹴られて地獄に堕ちる」末路を辿った。この際ウォルターガンダムの頭部にウォンの頭がオーバーラップしている。
スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]
- 「フッフッフッ…私だよ…忘れたのかね? 貴様らのおかげで世界の王となる座を奪われた男、そう…ウォン=ユンファだぁぁっ!」
「や、やかましい! とにかくお前達はここで死ぬことになるのだぁぁぁっ!」 - 『F完結編』地上ルート第32話「光り輝く宇宙へ」より。意気揚々とウォルターガンダムで出てくるが、甲児に「てめぇは、はじめっから小悪党だったじゃねぇか!」と言われてイマイチ締まらない台詞を返す。
- このステージでは「あ、そういえばいたっけ。まだ生きてたのねぇ~」「行動パターンも成長しないのね」と貶される暗黒大将軍が有名だが、ウォンの扱いも中々のものである。
- 「さてアレンビー…茶番はそこまでです。…こんな連中はさっさと倒しておしまいなさい。でないと…立派なデビルガンダムのパイロットにはなれませんのでね」
「月並みなセリフですが、冥土のみやげに教えてあげましょう…そう、アレンビーはデビルガンダムのパイロット候補…いえ、彼女だけでなくフォウ・ムラサメやロザミア・バダムもね」
「もっとも、強化人間の2人は早々に脱落しました。…薬品や催眠暗示、外科手術…外的に改造された肉体ではデビルガンダムにふさわしくない、ということでね」 - 『A』第19話「勝利者たちの挽歌」or「魂の扉」より。レインがアレンビーを説得した際に会話に割り込み、冥途の土産とばかりにフォウやロザミアを操っていた理由を明かす。
- もはや人を実験材料としか思っていないような口ぶりに、カミーユは「お前のような奴がいるから、人類はいらないと言い出す奴が出てくる」と怒りをぶちまけた。
- 「こ、こいつ、おかしくなっている…! 思想が歪んでいるぞ!」
- 『AP』第19話「勝利者たちの挽歌」or「魂の扉」より。前述の原作台詞の『AP』におけるテキストがこちら。明らかに回りくどくなっている。「狂っている」という表現に問題があったのだろうか[4]。
- 「良心? フフ…聞いたことが無い言葉ですなあ」
- 『A』第20話「星明りの小夜曲」or「スターライト・セレナーデ」より。原作通りレインをデビルガンダムの生贄にしようとして、アオイ・ワカバから「レインさんを離しなさい! 貴方に人間としての良心が一欠けらでも残っているならば!」と断じられた時の台詞。まさしくウォンを表すに相応しい発言であり、ここまで開き直られると逆に清々しい。
- 「いかん! 私の身体のDG細胞でも再生が追いつかない!」
「わ、私はグレートウォン!幸せになる!幸せになるんだ!!」
「うわあああああああっ!!」 - 『T』第33話「誓いのガンダムファイト」での断末魔。最期まで生と自身の幸せに執着するも、ドモンから「人の幸せを奪う奴は俺達にやられて地獄へ落ちろ!!」と断じられグランドマスターガンダム共々消し飛んだ。
- 同ステージで最期を迎えたイノーバとはまさに正反対の最期である。
- 「ふふ、これは悪い冗談だ。まさか私が馬に蹴られた程度で死ぬとでも?」
- 『X-Ω』期間限定イベント「病める時も健やかなる時も」より。デビルガンダムを引き連れ復活したのを驚かれた際の台詞。悪い冗談を言ってるのはお前だ。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
スパロボでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- デビルガンダム (第2形態)、デビルガンダム (最終形態)
- 『64』で搭乗。
- グランドマスターガンダム
- 『A』、『T』で搭乗。
余談[編集 | ソースを編集]
- 名前の由来は武芸者ウォン・フェイフォン(黄飛鴻)と映画俳優のチョウ・ユンファ(周潤發)から[5]。
- チョコレートが好物という設定はチョウ・ユンファの主演映画『ゴッド・ギャンブラー』から[5]。
- 『コミックボンボン』に連載された漫画版では、レインに倒され落下したウォルターガンダムが官邸に直撃し、そのまま死亡する。
- 『コミックボンボン増刊号』に掲載された後日談を描いた読み切り『悪夢再来!!脅威のデビルガンダム細胞』ではDG細胞の恩恵により間一髪助かった事が語られ、チボデーにDG細胞を植え付け洗脳するが、最終的にドモンに再び倒された。
- 『ガンダムエース』に連載された『超級!』では、アニメ同様に風雲再起に蹴られて死亡するが、その前にゴッドフィンガーで頭部を潰されてから蹴られる連続技に変更されている。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 実際にはレイン・ミカムラが生体コアに選ばれているが、正規のファイターではないとは言え、シャイニングガンダムやライジングガンダムでの戦闘経験があったためか、アレンビーに代わる生体コアとして十分な機能を発揮することになっている。
- ↑ もっとも、ウォンとドルチェノフを人柱にしたデキム・バートンも、結局ウォン・ギガノス・マリーメイア軍の同盟を裏で操っていたシャドウミラー首魁のヴィンデル・マウザーに人柱にされてしまうという因果応報の末路を迎えることになった。
- ↑ 徳間書店『ロマンアルバム エクストラ 機動武闘伝Gガンダム テクニカルマニュアルVOL.2 最終奥義』20頁。
- ↑ 『AP』ではこの他にも、第25話のヴィンデルのGBA版での「狂っていたかッ!」という台詞が「気でもふれたかッ!」に書き換えられている。
- ↑ 5.0 5.1 徳間書店『ロマンアルバム エクストラ 機動武闘伝Gガンダム テクニカルマニュアルVOL.2 最終奥義』130頁。
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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