フルアーマーΖΖガンダム
フルアーマーΖΖガンダム | |
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外国語表記 | Full Armor ZZ Gundam |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 可変モビルスーツ |
型式番号 | FA-010S |
頭頂高 | 19.86 m |
全高 | 23.14 m |
本体重量 | 32.7 t |
全備重量 | 87.2 t |
動力 | 核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 7,860 kw |
スラスター推力 |
31,200 kg×4
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アポジモーター数 | 44 |
装甲材質 | ガンダリウムγ |
センサー有効半径 | 16,200 m |
素体 | ΖΖガンダム |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス |
所属 | エゥーゴ |
主なパイロット | ジュドー・アーシタ |
フルアーマーΖΖガンダムは『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場メカであり、同作の主役メカの強化形態。
概要
アナハイム・エレクトロニクスが開発したエゥーゴの試作型モビルスーツ。ΖΖガンダムを強化型に改修し、追加装甲を装備させた機体。先行試作機であるFAZZ(ファッツ)のデータを流用して開発されている。
装甲には対ビームコーティング処理が施され、ビームが直撃しても数秒間なら耐える事が可能。装甲内部には大量のミサイルが搭載されている他、腹部には1度きりの発射しかできないものの頭部のものと同性能のハイメガキャノンが増設されている。この追加装甲は構造上、脆弱な部分をカバーする為に造られており、装備したままでの変形は不可能となっている。しかし、装甲をパージすれば変形可能となる。
全備重量がハネ上がっているが、バックパックの交換とスラスターの増設により極めて高い機動性を誇っている。
本機にはジュドー・アーシタが搭乗し、ネオ・ジオン軍の内紛に介入。ハマーン・カーン軍を一時的に支援してグレミー・トト軍のモビルスーツ部隊と交戦。ジュドーの能力と相まって高い戦闘力を発揮し、ラカン・ダカランのドーベン・ウルフを撃墜した後、グレミーとプルツーの乗るクィン・マンサをも圧倒した。その後、ネェル・アーガマにて追加装甲が外され、ハマーンのキュベレイとの一騎打ちに臨んだ。
パイロットであるジュドーからは「このゴテゴテしたのは何なの!? 重くなる!」と言い放たれ、整備を担当したアストナージ・メドッソからは「ミサイルポッドだ! 使ったら、すぐに切り離せば目くらましになる!」と言われるなど追加装甲扱いされておらず、現場でのこの形態の評判は悪かった。
小説版には登場すらしておらず、終始ΖΖガンダムで出撃していた。
登場作品と操縦者
前述のように本来はGフォートレスへの変形はできないが、『α』から『IMPACT』までは変形出来るようになっている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 隠し要素で熟練度42以上になっていると、シナリオ「戦士、再び…」でフルアーマーZZガンダムに強化される。ダブルビームライフルは腕部にマウントされるため本体のエネルギー供給を受けて威力向上、追加装甲のスラスターとバックパックの換装により運動性が向上・・・と設定もきちんと反映されている。どういう訳か変形可能。本来は追加装甲をパージしない限り変形できないはずだが……。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 22話の時点で難易度易の場合、マウンテンサイクルから換装パーツとして入手。EN以外のユニット能力が全て上昇、と思いきや限界のみ10低下。今回から盾が消え、通常版、及びMAP兵器版のハイパー・メガ・カノンが追加された。いずれも火力が高く、弾数制で本来の武装に干渉もしていないため非常に優秀。なお何故かハイメガキャノンの燃費が10だけ悪くなり、変形時のミサイルランチャーの射程が1-5から2-4へと短くなる。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 隠し要素の条件を満たす事で換装パーツとして入手。そのためか、本作から設定通り変形出来なくなった。ハイメガ・キャノン・フルパワーの再合体では何故かハイパー・メガ・カノンがなくなっている(『第3次α』も同様)。ノーマルΖΖのグラフィックにアーマーをかぶせたためだと思われる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 隠し要素の条件を満たす事で早いタイミングで換装パーツとして入手できるが、条件を満たさなくても入手そのものは可能。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第3部で自動入手。変形可能なのは本作まで。今回ハイメガキャノンの性能が低めなので、ハイパー・メガ・カノン追加によりMAP兵器要員としては強化される。が、シールドの有無で耐久力の変動が大きい本作の仕様上、装甲は上がってもシールドの消滅するこの形態は逆に打たれ弱くなってしまっている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 35話開始時、ジュドーの撃墜数が5機以上で入手可。これはつまり、最後のルート選択で小バームルートを選択するとルート合流後に入手できてラスト4話で使えるということである。いくらなんでも使用期間が短すぎる。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 1周目は『A』と同様だが、2周目以降はジュドーの撃墜数が43機以上ならルートに関係なく入手する。
- スーパーロボット大戦R
- 終盤に登場。合体攻撃も使用可能で火力が高い。燃費が悪いのでENの改造は必須。格闘が得意なジュドーより、射撃が得意なカミーユ・ビダンの方がパイロットに向いている。撃墜されてもΖΖガンダムに戻るだけなので、ダメージは気にしなくてよい。
- スーパーロボット大戦D
- 中盤、「戦場の父 戦場の子」開始までにジュドーとルー・ルカの撃墜数の合計が40機以上だった場合、ステージ開始前にZZガンダムが強化される形で入手する。
- 隠し機体だが、条件はジュドーを普通にスタメンとして使っていればさほど意識せずとも満たせる程度。
- 武装に弾数1の「ハイパー・メガ・キャノン」が追加され、「ハイ・メガ・キャノン」以外の既存武装も攻撃力が強化される。
- 一方で地形適応陸がS→Aに悪化し、Gフォートレスへの変形もできない。宇宙ではさほど問題とならないが、地上ではMAP開始早々に分離して通常のΖΖガンダムに戻す運用も視野に入れる必要がある。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 条件を満たすと第36話開始時に入手。そうでなくとも第50話開始時に再度の入手チャンスがある。武装はミサイル一斉射が追加されるが、ハイパー・メガ・カノンはなし。HP・EN・弾数の全てが全回復する単分離の仕様上、敵陣に突っ込んでひたすら撃ちまくって即パージが有効。
- ただし、欠点としてこちらに換装すると運動性のみならず装甲まで低下してしまう。集中、閃きがなく不屈で凌ぐジュドーにとっては地味に痛い。先見を利用したい。
- また、ハイ・メガ・キャノンの消費ENも上昇しているので燃費が悪化しているが、そちらは単分離で何とかフォロー可能。
- 本機の装甲が下がるのは、おそらくフルアーマーパーツだけの数値であると考えるべきなのであろう。
- スーパーロボット大戦X
- 第35話クリア後に入手。『V』と同様、こちらに換装すると装甲が低下する。
- スーパーロボット大戦T
- 第47話開始時に無条件入手。本作では何と装甲が450も低下してしまう。代わりに運動性は据え置きになった。燃費の悪化も据え置き。
- ライフルの弾数も増えているため、いっそBセーブを養成して実弾主体で戦ってENを温存するのも手か。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2017年3月のイベント「生命を守る剣」にて実装。SSRシューター。
- 2018年10月にニューカマーで大器型SSRブラスターが追加。
関連作品
- シャッフルファイト
- 反乱軍「レッドコメット」の一員として、第4章スタート時にザクバラン帝国のシャトル発着基地を占領するべく戦っていた。転移装置で発着基地に飛ばされてきた自軍メンバーへ宇宙要塞ア・バオア・クーの存在を告げた後、仲間に加わる。ダイス3個分の戦闘力を有し攻撃力・防御力ともに優れているが、素早さに難が有る。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- ダブル・バルカン
- 頭部に4門内蔵。
- 18連装2段階ミサイル・ランチャー
- 背部に装備されている実弾兵装。ユニット1基につき計36発のミサイルを内蔵しており、それを2基搭載している。
- ハイ・メガ・キャノン
- 本機の象徴とも言える、額に内蔵された高出力ビーム砲。コロニーレーザーの20%分に近い出力であり、一撃で戦艦すら貫通するほどの威力がある。当初は調整不足の為に一発発射すると一時的に出力が低下し、機能不全に陥っていた。その後、何度も改修が行われ、この問題はほぼ解消されている。発射の際のレバーは合体レバーと連動している。
- 近年はMAP兵器版に加え、通常版あるいは全体攻撃版(小隊制作品)がある。
- 連装ミサイル・ランチャー
- 胸部や左腕などの追加装甲に内蔵されている。
- 腹部ハイ・メガ・キャノン
- 腹部追加装甲に1門内蔵された簡易ハイメガ・キャノン。頭部の物と同等の威力だが、簡易型のため1回しか発射できない。
- SRWではこれまで一度も使われた事がない。
- 2連装メガ・ビームライフル / ダブル・ビーム・ライフル
- 正式名称は「2連装メガ・ビームライフル」。メガ・バズーカ・ランチャー並みの威力があり、かすっただけでモビルスーツの装甲を溶かし、連射も可能。本機では手に持たず右前腕に装着している。
- ハイパー・ビーム・サーベル
- バックパックに2本装備。高出力のビームサーベルで、ガンダリウム合金や20m以上の物体ですら両断する。
- ビーム・キャノン
- 「ダブル・キャノン」とも表記される。バックパックにマウントしているハイパー・ビーム・サーベルはビーム砲として機能する。
オプション装備
- ハイパー・メガ・カノン / ハイパー・メガ・キャノン
- 資料によっては「ハイパー・メガ・ランチャー」とも表記される。背部右側のミサイルランチャーを外して取り付けるオプション兵装で、なんとハイ・メガ・キャノンの1.5倍以上の大出力を誇り、当時のモビルスーツの携行兵装としては最大級の威力がある。ガンダム・センチネルに登場した本機の追加装甲試験機「FAZZ」の装備している物と同一であり、本機のものはその完成型にあたる。装甲をパージした後(さらにGフォートレスに変形しても)も引き続き使用可能なようになっていた。しかし、その絶大な威力と引き換えにハイ・メガ・キャノン以上に機体に与える負担が大きく、その大きさから取り回しも悪かったため、FAZZの時も戦況によっては装備せずに出撃することも多かった。なお、結局本機のものは実戦投入されずに終わっている。
- SRWでは標準装備していたり、追加で装備されていたが、『V』以降の作品では原作同様に装備されなくなった。また、通常版とMAP兵器版がある。
必殺技
- ミサイル全弾発射
- 第2次αやVではミサイルランチャーはこの名義で使用。アーマードバルキリーの全弾発射同様、追加装甲内のミサイルを撃ち尽くす。
- ハイ・メガ・キャノン・フルパワー
- 原作最終話で放った最大出力以上のハイメガキャノン。その凄まじい出力はΖΖ本体の頭部と砲門を損傷させてしまったほど。本来、フルアーマー形態時に使用した事はない。
- 『第2次α』と『第3次α』でもこの演出は採用されているため、まさに整備班泣かせの必殺技である…。
合体攻撃
特殊能力
- 剣装備、銃装備
- 切り払い、撃ち落としを発動する。
- 対ビームコーティング
- 本体とアーマーにコーティングを施し、ビーム兵器を軽減させる。アストナージの自家発明。
- 変形
- MS形態⇔Gフォートレス形態へ変形する。ただし、前述のように近年では変形は不可能となっている。
- 分離
- フルアーマーをパージし、ΖΖガンダムとなる。
- 換装
- ΖΖガンダムへと換装する。
- バイオセンサー
- 気力上昇により発動。機体の性能が上がる。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 全武器攻撃力+300
- A PORTABLE
- 「ハイ・メガ・キャノン」と名の付く各武器の消費EN-20、必要気力-10。
- 『V』・『X』。
- これでもなお、EN消費は劣悪な部類だと言わざるを得ない。
- 「ハイ・メガ・キャノン」と名の付く各武器の消費EN-10、必要気力-5。
- 『T』。さすがにやり過ぎと判断されたのか全体的に下方修正された。
- それでも、必殺技の消費ENは110と膨大。ジュドーにEセーブを付けただけでは足りないかも知れない。
機体BGM
- 「アニメじゃない」
- 「サイレント・ヴォイス」
- 「始動! ダブルゼータ」
対決・名場面
- 対ドーベン・ウルフ
- ラカン・ダカラン搭乗機のドーベン・ウルフとの対決では、フルアーマー部分に対ビームコーティングが施されており、ドーベン・ウルフのビーム兵器は通用せず。最後はミサイルランチャー、ダブルビームライフルで頭部破壊、そしてハイパー・ビーム・サーベルで機体を十字に切断して撃破。
- 対クィン・マンサ
- ジュドーの意思の力がバイオセンサーに反応して機体が緑色のバリア(サイコフィールド?)を形成し、クィン・マンサのビーム砲を押し返す。ジュドーの気迫にプルツーが応え、クィン・マンサはその機能を止めるのであった。
関連機体
- FAZZ
- 『ガンダム・センチネル』に登場。名称は「ファッツ」と読む。ΖΖガンダムのフルアーマー性能試験用に開発された試験機。重量バランス調整等が目的の為、ΖΖガンダム部分は外見だけ再現したいわばハリボテで、アーマー着脱や分離・変形等は不可能、頭部や腹部のハイ・メガ・キャノンも発射不可能となっている。カタログスペックだけを見ればジェネレーター出力はΖΖガンダムより高いものの、機動性は低い上にビームサーベルのような白兵戦武器を装備していなかった為に、懐に飛び込まれると手も足も出せず撃墜されてしまっている。SRW未登場。
資料リンク
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