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− | :ガリア大陸の南、赤道付近に位置する商業国家。[[チラム]] | + | :ガリア大陸の南、赤道付近に位置する商業国家。[[チラム]]と同様に20年前から多元世界の住人となった先住国家。政治体制は有力[[貴族]]による合議制を取っている。 |
:商売の国と自称しており、交易船を世界中に送り出して莫大な利益を出している。しかし、この国と他の国との最大の違いはエマーン人という一般的な地球人類とは異なる種族の国だという事である。 | :商売の国と自称しており、交易船を世界中に送り出して莫大な利益を出している。しかし、この国と他の国との最大の違いはエマーン人という一般的な地球人類とは異なる種族の国だという事である。 | ||
:ちなみにエマーン人と人類の外見的な最大の差は頭から男は1本、女は2本の長い触角が生えている事である。 | :ちなみにエマーン人と人類の外見的な最大の差は頭から男は1本、女は2本の長い触角が生えている事である。 | ||
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なお、後に『第2次Z』では、別の多元世界から、『Z』本編とは別の[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]の活躍が判明する(ただし、『Z』の甲児が知らないマジンガーは参戦していない)。 | なお、後に『第2次Z』では、別の多元世界から、『Z』本編とは別の[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]の活躍が判明する(ただし、『Z』の甲児が知らないマジンガーは参戦していない)。 | ||
== 関連人物 == | == 関連人物 == | ||
+ | ;[[桂木桂]] / [[オルソン・D・ヴェルヌ]] | ||
+ | :特異点として今後のシリーズにおいてもキーパーソンとなる2人の男。 | ||
+ | ;[[パプテマス・シロッコ]] / [[デューイ・ノヴァク]] / [[エーデル・ベルナル]] | ||
+ | :クーデターを起こして政治中枢に侵入し、終盤にはZEUTHに立ちはだかった。 | ||
+ | ;[[ロジャー・スミス]] | ||
+ | :世界の行く末を左右する「とある交渉」に挑むネゴシエイター。 | ||
;[[黒のカリスマ]] | ;[[黒のカリスマ]] | ||
:UN上に現れる謎の人物。そして、各組織の裏で暗躍していた。実は世界をコントロールしてきた存在であることが本人の口から判明する。 | :UN上に現れる謎の人物。そして、各組織の裏で暗躍していた。実は世界をコントロールしてきた存在であることが本人の口から判明する。 |
2024年9月7日 (土) 06:58時点における最新版
『スーパーロボット大戦Z』『スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク』の舞台となった多元世界で、「宇宙世紀世界」の略称。名称は『第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇』で判明した。
このページでは基本的にブレイク・ザ・ワールド後の多元世界について記述する。多元世界となる前の各世界についてはブレイク・ザ・ワールド前の世界を参照のこと。
ブレイク・ザ・ワールド前の世界[編集 | ソースを編集]
これらの他にも作中に現れないだけで優に100を越す世界が融合し、多元世界を構成していることが予想される。
宇宙世紀の世界[編集 | ソースを編集]
- 所属作品
いわゆる御三家作品が集まった、『第2次スーパーロボット大戦』に近い世界。『Ζガンダム』の世界観を基本とし、宇宙ではエゥーゴとティターンズが対立し、地球ではDr.ヘルやミケーネ帝国がマジンガーチームによって滅び、恐竜帝国とベガ星連合軍との戦いが終盤にさしかかっている。
コズミック・イラの世界[編集 | ソースを編集]
- 所属作品
『SEED DESTINY』の世界観を基本とし、ナチュラルとコーディネイターの対立が再燃しようとしている。他、『ザンボット3』、『ゴッドシグマ』、『バルディオス』、『グラヴィオン』、『ダイターン3』のキャラクターはこの世界出身。また、『超時空世紀オーガス』に出てくる地球国家「チラム」もこの世界を母体としている。
荒廃した世界[編集 | ソースを編集]
- 所属作品
はるか過去に起こった謎の大変動により地球環境が荒廃してしまった世界。人跡未踏の荒野が広がっているが、大変動前には超古代文明が存在していたらしく、地面の下にはその遺物である超ロボット兵器なども埋まっている。『スーパーロボット大戦α外伝』の世界観にかなり近く、所属作品も多くが共通する。地域ごとに全く異なる文化圏が成立しているのが特徴。
南半球は中央政府と呼ばれる政体が治めていたが15年前に大戦争が起こり地上はさらに荒廃した(『ガンダムX』の舞台)。
北半球ガリア大陸のゾラと呼ばれる乾燥地帯はイノセントたちが支配していたが、シビリアンの蜂起によってその支配体制を崩された(『ザブングル』の舞台)。
北半球ガリア大陸北部のシベリア地方は、中央政府と同調しているシベリア鉄道公社が実質的に支配している(『キングゲイナー』の舞台)。
北半球アメリア大陸北部の「約束の地」では機械文明が未発達な文化が広がっていたが、古代文明の継承者であるムーンレィスの帰還が始まろうとしている(『∀ガンダム』の舞台)。
なお、この世界の「中央政府」は『機動新世紀ガンダムX』の新地球連邦と『オーバーマン キングゲイナー』の中央政府(ロンドンIMA)の設定を合わせたものとなっている。
各作品ごとの世界[編集 | ソースを編集]
- 『交響詩篇エウレカセブン』の世界
- 大気にトラパーが含まれ、スカブコーラルという大地に覆われた約束の地と呼ばれる星、その星を統治するプレッジオ塔州連邦は反政府組織であるゲッコーステイトを追っている。
- 『創聖のアクエリオン』の世界
- 11年前の堕天翅族の復活により、人類は総人口の3分の2を失っていた。地球再生機構ディーバは海底遺跡から機械天使アクエリオンを発掘し、そのエレメント(パイロット)の育成を行っている。
- パラダイムシティ
- 『THE ビッグオー』『THE ビッグオー 2nd SEASON』の世界。40年前の“何か”によってメモリー(記憶)を失った街。一企業が全てを支配するその街でロジャー・スミスは交渉人を営んでいる。
- 『超時空世紀オーガス』の並行世界群
- 『超時空世紀オーガス』原作本編で語られるいくつもの平行世界もまた『Z』の世界観に登場する。エマーンが存在した世界、ジャビーの出身世界、ムウのあった世界などである。
政治体制[編集 | ソースを編集]
多元世界は様々な国が乱立している世界である。地球上にある国家の大部分は新地球連邦という政体に属しているが、新連邦に属そうとしない中小国や自治都市なども依然としてあり、代表的なものはオーブ、チラム、エマーン、日本、フォートセバーンなど。
新連邦は「世界の警察」を称して連邦に属さない地域に対して武力を伴って積極的に介入を行っている。
一方、宇宙ではプラント、ムーンレィス、アクシズ、宇宙革命軍(クラウド9政府)などが個別に存在しており、ゆるやかな軍事同盟を結んで新連邦と対立している。
新地球連邦政府[編集 | ソースを編集]
中央政府、地球連邦政府、地球連合、塔州連邦など各世界の最大勢力が合従連合した「新地球連邦政府」が、地球上の7割を占める最大勢力として存在する。
政体は議会制民主主義を採っており大統領(ジョゼフ・コープランド)も存在するが、軍の力が強く実際は軍閥政治に近い。また、新連邦の中の有力者たちは「賢人会議」と呼ばれる秘密結社を作っており、議会を無視して新連邦および軍の方向性を定めている。実質的な最高意思決定機関であるがその存在は極秘のものであり新連邦内部でも知るものは少ない。作中で判明している賢人会議のメンバーは、旧地球連邦のジャミトフ・ハイマン、旧地球連合のロード・ジブリール、旧塔州連邦の三賢人、そしてエーデル・ベルナルである。また、賢人会議にはコープランドを支援するロゴスが出資しており彼らの意思も賢人会議に影響を与えていた。
後にオペレーション・クルセイドと呼ばれるクーデター事件が発生し賢人会議は崩壊。新大統領にフィクス・ブラッドマンが就任し新体制が敷かれることになるが、クーデターの中核メンバ-であるパプテマス・シロッコ、デューイ・ノヴァク、エーデル・ベルナルの三巨頭の影響力が色濃く、支配的なあり方はより強まるようになった。
軍事勢力[編集 | ソースを編集]
ZEUTH[編集 | ソースを編集]
『Z』におけるプレイヤー部隊。様々な世界から集まった組織・集団の人間によって構成されている。結成の建前は「混乱する多元世界において、あらゆる勢力の利害を超えて、地球とそこに住む者たちを守ること」。しかし、結成初期は自身の勢力の目的を為すためにZEUTHを利用しようという打算的な考えで参加する者も多かった。「部隊の寄せ集め」という描かれ方も濃かったが、最終的には地球を守るために利害を超えた本当の結束を見せる。
以下の各部隊により結成されている。
- ブルーフィクサー
- 対異星人部隊。新地球連邦軍とは独立した指揮系統を持っている。多元世界誕生後は日本が鎖国したため、基地は太平洋上にあるトリニティシティを間借りしている。また、トリニティシティにはマジンガーチーム、神ファミリーなど日本に帰れなくなったスーパーロボット系のチームも間借りしている。
- DEAVA
- 正式名称『地球再生機構DEAVA』。対堕天翅族の専門部隊としてアクエリオンを保有している。
- ゲッコーステイト
- 軍から強奪した最新鋭空中巡洋艦月光号を駆るリフ集団。雑誌「ray=out」を発行し、啓蒙活動、反政府活動を行っている。
- ミネルバ隊
- ザフトの一部隊。ギルバート・デュランダル議長の肝いり部隊であり、地球連合に強奪されたガンダムを追っている中でブレイク・ザ・ワールドに遭遇。議長からの許可を得る形でZEUTHに参加した。その縁があって、ZEUTHはザフトからの様々な支援を受けれるようになった。
- 終盤にザフトとZEUTHが物別れしてからは、ミネルバ隊が敵になるか味方になるかがルートによって大きく変わる。
- アーガマ隊
- エゥーゴの一部隊。ブライト・ノア、アムロ・レイ、クワトロ・バジーナなど宇宙世紀世界の英雄が揃っている。ブレイク・ザ・ワールド前の限定的な時空振動に巻き込まれコズミック・イラ世界に漂着。その後、ミネルバ隊と行動をともにし、多元世界誕生後はともにZEUTHに加入する。
- イングレッサ・ミリシャ
- 北アメリアの民兵組織。新連邦によって領主であるグエン・サード・ラインフォードとともに故郷を追われ、領地の奪還のために協力者を求めている。
- フリーデン隊
- バルチャーのファミリーの一つ。バルチャーは戦争によって廃棄された軍事施設や兵器の残骸を回収し、売買する者たちである。破壊や強奪に走るものが多い事から一般人からは嫌われている。
- フリーデンクルーは人々や同業者からの信頼を集めていた数少ないバルチャーで、兵器の回収や売買のほか、ニュータイプの保護を掲げて行動している。
- アイアン・ギアー隊
- エルチ・カーゴ率いるゾラの運び屋キャリング一家と、その用心棒であるブレーカーのサンドラットたち。ブレーカーとはウォーカーマシンに乗り、強盗や殺人、用心棒などを行う人々を指す。
- イノセントの支配体制が崩壊したため、現在シベリアなどゾラの外へも流出しつつある。
- グローマ隊
- エマーンの行商キャラバンの一つ。祖国救済のために特異点を探し出し、エマーン本国で連れ帰るという秘密任務も行っており、ZEUTHの力を上手く利用しようと参加する。
- ガウリ隊
- シベリアのウルグスクから都市ユニットごとエクソダスした「ヤーパンの天井」の自警団。ヒューズ・ガウリが率いるシルエットマシン部隊で、ゲイナー・サンガやゲイン・ビジョウもガウリ隊に同行している。
- 時空転移に巻き込まれヤーパンの天井とはぐれたため、シベリアへ戻るために成り行きでZEUTHに参加。ZEUTHのメンバーの協力を得てエクソダスを成功させた後は、ゲイナーが「自分だけのエクソダス」のためにZEUTHとともに世界を見て回りたいと希望したため、ガウリ隊の面子もそれに付き合うことになった。
- その他のZEUTH参加組織
- 新連邦軍のカイメラ隊からレーベン・ゲネラールが一時期参加していたが後に離反。また、終盤にはオーブ軍、クライン派、ディアナ・カウンターなども協力するようになった。他には個人単位での参加の民間協力者がいる。
新地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
新地球連邦政府を構成する各勢力の保有していた軍を統合したもの。よって各政体・軍の有する問題をそのまま引き継いでしまっている。参戦作品の都合上、『Z』ではほぼ最後まで自軍の敵組織のような存在であった、
- 正規軍
- モビルスーツとKLFを中心として編成されている。『Z』ゲーム中では特殊部隊との交戦が多く、正規軍の存在感は弱めだった。これは参戦作品が全体的にそういう傾向のものが主体だったからでもある。
- ティターンズ
- 序盤は原作どおりのジャミトフ・ハイマン率いる地球連邦軍の一軍。宇宙移民との対決姿勢が強い。新連邦発足後は賢人会議を後ろ盾に、正規軍よりも高い地位を得ていた。オペレーション・クルセイド発動後、パプテマス・シロッコにより組織が一新された。
- フロスト兄弟
- 表向きは新地球連邦のエージェント。黒歴史の全容が公開されたと同時に離反。ギンガナム軍と同調する。
- アゲハ隊
- デューイ・ノヴァク率いる特殊部隊。目的は司令クラスターの捜索である。
- ファントムペイン
- 序盤は原作どおりの連合(ロゴス)の特殊部隊だが、新地球連邦の発足後は、地球連合の特殊部隊とティターンズのトップエースらが集った、対ZEUTH専門の最強部隊として再編される。
- その後、オペレーション・クルセイドに伴い、部隊は自然解散となってパプテマス・シロッコの直属部隊となった。
- カイメラ隊
- エーデル・ベルナル准将率いる特殊部隊。UNによる情報戦術に定評がある。賢人会議が新連邦を支配していた時期は情報戦に特化していたようだが、オペレーション・クルセイド後は無人兵器を大量に駆使して戦場に出てくるようにもなった。
- 新連邦軍の中ではZEUTHと協力関係をとっていた唯一の部隊だが、オペレーション・クルセイド後は、ZEUTHを脅威とみなして排除するようになる。最終局面では彼らが新地球連邦の中核となるが、間もなくZEUTHによって駆逐され、またUNで情報統制した真実も暴露されて存在自体が抹消された。
- 013特命部隊
- 敵組織のエースが一堂に介した精鋭部隊。『Zスペシャルディスク』において一時的にプレイヤー部隊となる。
ムーンレィス[編集 | ソースを編集]
ディアナ・カウンター、ギンガナム艦隊、アグリッパ・メンテナーの一派の3者に別れて暗躍行為を行っていた。最終的に指導者ディアナ・ソレルの元に集結、彼女の発案によるコペルニクス会談を通じて他の中立国を統合する。
- ディアナ・カウンター
- ディアナ・ソレル女王の私兵隊。構成員は民間から集められた有志である。ムーンレィスの地球帰還計画において、彼らが住まうための土地を確保しに地球に帰還した。ブレイク・ザ・ワールド発生前の多元世界では優れた技術力で地上人を圧倒していたが、多元世界誕生後は新連邦の力に圧迫される形になる。
- その後、女王の姿勢を弱腰として彼女を排除し、独立組織としてムーンレィスの新たな移住地をみつけるため地上のいくつかの都市を侵略していた。結果的にはオーブ連合首長国に移民として平和的に受け入れられるが、その後女王と和解し月へ帰還。ZEUTHと協調路線を築く。
- ギンガナム艦隊
- ムーンレイスの正規軍にあたる。2000年の間軍事演習を繰り返していた。多元世界誕生後は月に異星人のスカルムーン基地が作られたこともあってか、異星人と戦争を繰り広げていたことが語られている。
- 本来は月の女王を守るための組織であるのだが、最終的に頭領のギム・ギンガナムの暴走により女王を裏切る。スカルムーン連合や新地球連邦など全てを敵対関係となるが、最後はZEUTHに駆逐された。
アプリリウス同盟軍[編集 | ソースを編集]
プラント首都アプリリウス市において各コロニー勢力が締結した軍事同盟。ザフト、エゥーゴ、アクシズ、宇宙革命軍が参加しているが、後にエゥーゴ(場合によってはアクシズも)は脱退することになる。
- ザフト
- プラントの国軍。代表であるギルバート・デュランダルの手腕により新地球連邦と互角の勢力を誇る。
- 賢人会議という共通の敵がいる時期は、ZEUTHに友好的であったが、ラクス・クライン暗殺計画やデスティニープランの全貌が明かされてからは対立する。新地球連邦との全面戦争ののち、代表のギルバート・デュランダルは死亡。デュランダルの死後はラクス・クラインらが復興に向けて準備中。
- エゥーゴ
- ティターンズの横暴に対抗して組織された反地球連邦組織で、多元世界形成後は新地球連邦の腐敗を打倒することを目的に戦う。代表はブレックス・フォーラであるが、後にクワトロ・バジーナが代表となり、ZEUTHの中核を補う。のちに新地球連邦の一員として、クワトロが議員として活躍。軍事面でも中核となった。
- 初期の頃から目的の似通っているザフトとは同盟を結んでいた。
- 宇宙革命軍
- ザイデル・ラッソ率いている「ニュータイプ至上主義」を掲げるコロニー勢力。彼が謀殺されたあと、残存勢力はザフトに吸収されるものの、ZEUTHの活躍により組織が一新。現在ではランスロー・ダーウェルが中心として復興に向けて準備中。
- アクシズ
- 表向きはザフトなど協調路線を築くが、組織力や軍事面で問題を抱えていたのか戦線にはそれほど介入せず。ルートによってはZEUTHに協力し、ハマーン・カーンも一兵士として共に戦うことになる。
スカルムーン連合[編集 | ソースを編集]
地球を狙う異星人同士の連合軍。前線基地であるスカルムーン基地の名前を取ってこう呼ばれる。ただし各々に目的が異なっているので、一枚岩というわけではない。
- ガイゾック
- キラー・ザ・ブッチャー率いる集団。地球を支配したいわけでなく、地球をゲーム盤として残虐な戦争を行うこと自体を目的とする理解不能な軍勢。
- ベガ星連合軍
- ベガ大王率いる異星人。第二の故郷にすべく全地球人類を敵としたが、物語の開始時の段階で既に勢力の減衰が著しく同盟の基地の所有者であるにもかかわらず発言力は低い。
- アルデバロン軍
- S-1星の住人であり、総統ゼオ・ガットラーの強い統率力により強固な組織となっている。彼らも地球を第二の故郷にするために侵略を開始した。最終的にガットラーの死後(なお、明確に死は描写されていない)はZEUTHに協力する。
- エルダー軍
- トリニティエネルギー奪取を目論む異星人。元々はテラルが司令官であったが後に失脚。ガガーン着任後は強硬路線を取りガイゾックとともに残虐な計略を用いるようになる。最終的に地球圏から撤退する。
- ゼラバイア
- 暴走した殺戮兵器「ジェノサイドマシン」の軍団。統率者ヒューギ・ゼラバイアの私怨によって動いており、クライン・サンドマンへの復讐のために、彼が愛する地球に無差別攻撃をしかける。最終的にヒューギの死亡と拠点ゴーマの消滅をもって組織は壊滅。
その他[編集 | ソースを編集]
- ロゴス
- 軍需産業複合体であり、地球連合及び多元世紀後は新地球連邦の軍事を補っていた。しかし、原作同様にデュランダルの演説とオペレーション・クルセイドにより排除された。当主のロード・ジブリールは断罪される。
- シベリア鉄道警備隊
- 旧ユーラシア大陸の鉄道路線を牛耳るシベリア鉄道公社の私設部隊。どの組織にも属さない中立組織であるが、元々の世界で中央政府との関係が深かったため、新連邦とは友好関係にあったと思われる。
- ブレイク・ザ・ワールド以前からゾラのブレーカーを傭兵として雇っており、多元世界誕生後もその流れは続いている。
- チラム
- 南アメリア一帯(南アメリカに相当)を支配する一国で、総裁を頂点とした軍事独裁国家。ブレイク・ザ・ワールドの20年前に多元世界の住人になった多元世界の先住者ゆえ、多元世界の中でも古株の国の一つ。空間技術に定評があり、他国に先んじて時空修復計画の準備をおこなっていた。この結果、様々な国がチラムの技術を掌握すべく暗躍することになる。最終的に多元世界全体のためZEUTHと協調路線を築く。
- 新地球連邦とは友好関係を結んでいるが、元々はコズミック・イラの世界に存在した大西洋連邦と敵対する国家だった(『ガンダムSEEDシリーズ』における南アメリカ合衆国の位置づけと同じだが、『Z』の設定で同国とチラムが同一とされているのかについては不明)。
- なお、原作の『超時空世紀オーガス』の世界では北アメリカ大陸に位置する。
- 百鬼帝国
- 強大なエネルギーを用いて世界制覇を目論む存在。多元世界誕生後は日本政府を裏から支配していた。新地球連邦などの裏で暗躍して様々な軍事技術を手に入れるが、ZEUTHにより壊滅する。
- 堕天翅族
- 1万2000年以上も昔に封印されたとも言われている異種種族。プラーナを収集して全ての世界を堕天翅の世界にすべく画策する。
各地域の設定[編集 | ソースを編集]
基本的に各地域の呼び名は『荒廃した世界』で使われていたものの影響が大きい。
また地球と宇宙の間には相克界と呼ばれる次元の歪みの層が存在し、トラパー濃度が高い地域以外では宇宙と行き来する事ができない。
アメリア[編集 | ソースを編集]
現実の南北アメリカ大陸にあたる。「アメリア」の名は『∀ガンダム』から。
- 北アメリア
- 北アメリカ大陸のこと。また、禁忌の地とも呼ばれている。
- 大陸東部(ニューヨーク等がある辺り)にはイングレッサが位置している。「約束の地」と呼ばれ、ラインフォード家が治めていたが、新地球連邦政府成立後に接収され、ラインフォード家は領主を追われた。現在は新地球連邦政府の首都が置かれ、かつてとは大きく町並みが変化している。元ネタは『∀ガンダム』に出てきた街の名前。
- 大陸北部にはフォートセバーンが自治都市として成立しており、カリス・ノーティラス率いる自警団が都市の防衛を担っている。元ネタは『機動新世紀ガンダムX』に出てきた街の名前。
- 南アメリア
- 南アメリカ大陸のこと。荒廃世界では中央政府の管轄下にあった地域だが、多元世界では先住者であるチラムが実効支配している。また、UNのターミナルが設営されていた。最終局面では代理司令クラスターが発生する。
ガリア[編集 | ソースを編集]
ユーラシア大陸の事。ただし、ブレイク・ザ・ワールド後のインターミッションで表示される地形マップでは、インド洋があるべき場所や、オーストラリアやオセアニア諸島があるべき場所までもが一つの大陸として地続きになっている超巨大大陸として描かれている。
ガリアの名は『∀ガンダム』から。詳細は語られてないが、アメリア大陸と地続きでガリアの勢力とアメリアの勢力とは対立していたらしい。
- シベリア
- ガリア大陸北部の氷雪地帯を指す。厳しい気候のためピープルはドームポリスに住み、物流を支配しているシベリア鉄道公社が実質的に支配している。
- そのため、より温暖な地域への移住「エクソダス」が後を絶たない。
- 『オーバーマン キングゲイナー』の舞台となったシベリアの設定を踏襲している。
- ゾラ
- ガリア大陸南部の乾燥地帯を指す。かつてイノセントが統治していたが、ジロン・アモスらシビリアンの反乱によりその支配は崩壊した。
- なお、原作の『戦闘メカ ザブングル』の世界では地球全体を指す言葉である。
その他[編集 | ソースを編集]
- 日本
- 新地球連邦成立後に独立を宣言し、外部との接触を断って鎖国状態になる。のちに百鬼帝国に政府中枢を奪われたが、ZEUTHの活躍で追い出される。その後、新地球連邦の一国となる。
- オーブ連合首長国
- 太平洋上に浮かぶ島国。国土は小さいが高い技術力と軍事力を有する。コズミック・イラ世界の出身。
- 先王の意思によりあらゆる勢力に与せず独立を貫いているが、現在の国政の実質的なトップであるセイラン家は独立の精神に反して新連邦に国を売ろうとした。ただし、クーデター後の新連邦とは反目し、賢人会議をバックアップしていたロゴスに協力する。
- エマーン
- ガリア大陸の南、赤道付近に位置する商業国家。チラムと同様に20年前から多元世界の住人となった先住国家。政治体制は有力貴族による合議制を取っている。
- 商売の国と自称しており、交易船を世界中に送り出して莫大な利益を出している。しかし、この国と他の国との最大の違いはエマーン人という一般的な地球人類とは異なる種族の国だという事である。
- ちなみにエマーン人と人類の外見的な最大の差は頭から男は1本、女は2本の長い触角が生えている事である。
- トリニティシティ
- 太平洋上に位置するブルーフィクサーの本拠地。元々は風見博士によるトリニティエネルギーの研究施設だった。多元世界成立後はどの勢力にも与せず、ZEUTHの主な拠点となる。移動洋上都市であり、ブレイク・ザ・ワールドの前は駿河湾に停泊していた事もある。
- 原作の『宇宙大帝ゴッドシグマ』の設定を踏襲し、同様に巨大な味方基地である『宇宙戦士バルディオス』のブルーフィクサー基地(全長2キロ)の役割も兼ねている。
- パラダイムシティ
- 多元世界の他の地域と一切の交流を持たない閉ざされた街。パラダイム社という企業が全てを支配している。
- 北アメリアの東海岸に存在するとされるが、地図には表示されないため、どこに位置するか不明の都市。普通の移動手段ではこの街への出入りは不可能なため、多元世界の「隠れ里」のような扱いである。
- なお、原作の『THE ビッグオー』ではニューヨークのマンハッタンに位置している設定。
- アトランディア
- 南極大陸の地下に封じられた堕天翅族の都。
- コロニー
- 新連邦上層部にはブルーコスモスやティターンズが多く、エゥーゴなどの抵抗運動が活発である。
- プラント
- 情報操作によってブレイク・ザ・ワールドの原因とされた事もあり、新連邦とは戦争状態にある。
- 月
- ムーンレィスが居住している他、最初のニュータイプを封印したといわれるD.O.M.E.という施設やレクイエムが存在しているなど、地球同様に混沌としている。
- また、異星人勢力(スカルムーン連合)の前線基地となっているスカルムーン基地が存在し、地球へ攻撃をかけている。
- 木星
- 衛星イオにおいて開拓が進んでいたが、エルダー軍の攻撃により壊滅した。
黒歴史[編集 | ソースを編集]
多元世界は1万と2000年の周期で誕生と消滅を繰り返しており、ある周期において「それ以前にあった多元世界」のことを黒歴史と呼ぶ。黒歴史の多元世界は基本的には『Z』の多元世界と類似しているが、『Z』本編の甲児が知らないマジンガーやありえない動きをするゲッターロボが活躍していたらしく、『Z』とは異なる版権作品が参戦した、別のスパロボ作品の世界ともとれるような示唆が作中で語られている。
なお、後に『第2次Z』では、別の多元世界から、『Z』本編とは別の甲児、竜馬の活躍が判明する(ただし、『Z』の甲児が知らないマジンガーは参戦していない)。
関連人物[編集 | ソースを編集]
- 桂木桂 / オルソン・D・ヴェルヌ
- 特異点として今後のシリーズにおいてもキーパーソンとなる2人の男。
- パプテマス・シロッコ / デューイ・ノヴァク / エーデル・ベルナル
- クーデターを起こして政治中枢に侵入し、終盤にはZEUTHに立ちはだかった。
- ロジャー・スミス
- 世界の行く末を左右する「とある交渉」に挑むネゴシエイター。
- 黒のカリスマ
- UN上に現れる謎の人物。そして、各組織の裏で暗躍していた。実は世界をコントロールしてきた存在であることが本人の口から判明する。