イノセント

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イノセント(Innocent)とは、『戦闘メカ ザブングル』に登場する人種。

概要[編集]

支配階級の人々。

惑星ゾラに点在する各ポイントにドームを設け、その内側で生活している。優れた科学技術を有しており、シビリアンに機械類を支給し、ブルーストーンを上納させていた。そればかりでなく三日の掟を布き、監視役として子飼いのブレーカーである「イノセントの仕掛人」を各地に配備し、実質シビリアンに対しては恐怖政治を行っていた。ただし、体は丈夫でなく、細菌が蔓延しているドームの外では生活が行えない。また、一定時間外で過ごすと死に至ってしまう。

実は、イノセントの正体は惑星ゾラの名称が「地球」だった頃の大災害によってに移住し、それから地球に帰還した地球人の子孫である。イノセントは、環境が激変してしまった惑星ゾラに適応できる人間を作り出すためにシビリアンを生み出し、いずれはシビリアンにその座を明け渡すために様々な試みを行っていた。ただし、イノセントの中にはシビリアンが力を持つことを恐れる者もおり、そういった者たちはイノセントによるシビリアン支配を強固なものにしようとしている。

しかし、次第にイノセントの支配に抵抗するシビリアンが登場するようになり、ジロン・アモスとその仲間が抵抗の中心となった事で、イノセントの勢力は敗北を重ねる事になる。その結果、カシム・キングらシビリアンを弾圧しようとした者達は破滅する最期を迎えた。

登場作品[編集]

αシリーズ[編集]

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。ムーンレィスと敵対関係にあり、そちらとの和平の道を探るのが未来世界での大きな目的の一つとなっている。
原作と同様にシビリアンを統制しており今回は「大陸間の渡航の禁止」も掟としているが、それはガリア大陸に限ったものとなっており、北アメリア大陸においては、物語時点ではイノセントとシビリアンの区別は無くなっている。その背景は、物語時点の遥か昔に北アメリア大陸のブルーストーンが採掘され尽くして大地の浄化が完了。イノセントもドーム外での生活が可能になり、シビリアンとの融和の道を選んだため、である。そのため、北アメリア大陸では三日の掟等もなく「北アメリア大陸での上流階級はイノセントの末裔」という認識はその末裔にはあるが、技術レベルも大きく低下しておりグエンなどはイノセントという言葉しか知らない程の認識だった。その関係で(事実はともかく)「特権階級にすがるイノセントはシビリアンと共にガリア大陸に渡った」と作中で評されている。
イノセントの出自が原作通り月からの移住者ということで「独立した元ムーンレィス」となっており、過去の独立戦争の際に受けたガンダムエックスのサテライトキャノンへの報復として∀ガンダムの戦線投入をしてたことが、三度の地球荒廃の原因の一つとなっている。その後はお互い不干渉を決めていたが、シビリアンを対ムーンレィスの兵士とも見なしているなど警戒はしており、ムーンレィスの地球帰還作戦を機に明確にお互いを敵視するようになった。また機動新世紀ガンダムXにおける宇宙革命軍新地球連邦の役割の一部を担っており、その関係でゾンダーエプタはイノセントの施設で、フロスト兄弟の接触を受けていたり、ノモア市長は「北アメリア大陸の独自勢力のイノセント」として特殊な立場にある。
技術面においてはムーンレィスに劣っているとの発言があるが、原作通りエルチを洗脳する以外にも人工ニュータイプ強化人間の研究レベルが高く、プルツーロザミィを再調整して手駒として操った。
上層部の移動の際は共通してスードリを使用(戦闘はしない)しており、Xポイントでの決戦で原作通りカシム派が壊滅するが、その際にはパトゥーリアGビットゴーストX-9、そして大量の核ミサイルも持ち出してくる。
なおアンセスターも最初は廃棄されたSポイントのドームを利用し、イノセントとして自軍に接触してきた。

Zシリーズ[編集]

スーパーロボット大戦Z
原作終了後であるため、勢力としては壊滅している。
アーサージョージ・グレンの「調停者であれ」という言葉を知っていた事や、シャギアシビリアンを「デスティニープランの副産物」と称するなど、遺伝子操作の技術においてコーディネイターと一定の共通点が見られる。これには、今作の黒歴史の真実が関わっている。

関連作品[編集]

リアルロボット戦線
登場はしないが、シビリアンのブランチ達を都合よく操るため、ウルス人の軍人が自分達をイノセントであると偽っていた。

人物[編集]

アーサー・ランク
イノセントの長でその名は世襲。ジロン達のようなシビリアンの登場を歓迎し、イノセントに対してもドームの外にでるべきだと主張したが、カシムによって幽閉される。
カシム・キング
アーサーの側近であるイノセントの有力者。シビリアンの台頭に脅威を感じてアーサーを幽閉し、イノセントによるシビリアン支配の徹底を遂行した。
ビエル
一級司政官。イノセントの教義に忠実で、最後はジロン達を助けて死亡した。
ドワス
二級司政官。ビエルの部下であるが、方針はカシム・キングと同じでカシム派に転じる。
ビラム・キイ
一級司政官。カシム派の有力者。
ドクター・マネ
ビラムの部下である科学者。
マツミ・クラム
SRW未登場。アーサー派のイノセント。ジロン達にアーサー救出を依頼し、アーサーが軟禁されているヨップ・ポイントの地図を手渡したが、カシム派のイノセントにより殺害された。
アリバ・ドーラ
SRW未登場。ヨップ・ポイントの防衛を担ったカシムの部下。
スタン
SRW未登場。Kポイントにいたビエルの部下。Kポイントにジロン達が突入した際に人質となりアイアン・ギアーへ連れて行かれたが、外の空気に触れた事で死亡した。
これまでジロン達シビリアンにとってイノセントは長寿あるいは不死という認識であったが、この一件でこれまでの認識を改める事になる。

関連用語[編集]

シビリアン
戦闘メカ ザブングル』に登場する被支配階級の人々。中には、イノセントの支配に抵抗する者も存在している。
ネオ・イノセント
スーパーロボットスピリッツ』のオリジナル設定宇宙から惑星ゾラの再生計画を見守るイノセントの一派。
封印されていた禁断のDG細胞で作った兵器エアロゲイターを用いてバルマー帝国監察軍の侵攻から惑星ゾラを防衛している。指導者はレビ・トーラー