「ヤクト・ドーガ」の版間の差分

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*外国語表記:[[外国語表記::Jagd Doga]]
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{{登場メカ概要
*[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Jagd Doga]]<ref>[http://www.gundam-cca.net/ms/08.html MS]、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト、2022年2月6日閲覧、2022年2月5日閲覧。</ref>
**[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]([[量産型]]は実質的には[[オリジナル設定|オリジナル]])
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'''ヤクト・ドーガ'''は『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の[[登場メカ]]。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[ネオ・ジオン]]軍の[[ニュータイプ]]専用[[モビルスーツ]]。
 
[[ネオ・ジオン]]軍の[[ニュータイプ]]専用[[モビルスーツ]]。
  
開発は[[ギラ・ドーガ]]をベースにした[[ネオ・ジオン]]総帥である[[シャア・アズナブル]]専用機候補であるレーテ・ドーガを前身としている。しかし、総帥専用機とするには性能不足であるとして、「ギラ・ドーガ サイコミュ試験型」を経て本機が開発される事になった。
+
基本フレームは[[ギラ・ドーガ]]の物と同一であるが、大型ジェネレーターやスラスターを追加するなどの改装が行われており、実質的にはギラ・ドーガとは別物と言っても良い。
 
 
基本フレームはギラ・ドーガの物と同一であるが、大型ジェネレーターやスラスターを追加するなどの改装が行われており、実質的にはギラ・ドーガとは別物と言っても良い。
 
  
 
本機の製作過程で[[サイコミュ]]を搭載するには手狭な設計であったため、それを補う技術として開発されたのが[[サイコフレーム]]である。これを搭載する事により、基本性能が大幅に向上し、ファンネルの搭載が可能になった。しかし、ニュータイプ専用機としてはやや強引に仕上げているため、機体のバランスには多少の問題がある。
 
本機の製作過程で[[サイコミュ]]を搭載するには手狭な設計であったため、それを補う技術として開発されたのが[[サイコフレーム]]である。これを搭載する事により、基本性能が大幅に向上し、ファンネルの搭載が可能になった。しかし、ニュータイプ専用機としてはやや強引に仕上げているため、機体のバランスには多少の問題がある。
  
[[ギュネイ・ガス]]専用機は[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)]]を参照。[[クェス・パラヤ]]専用機は[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)]]を参照。
+
=== バリエーション ===
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;[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)]]
 +
:[[ギュネイ・ガス]]専用機。機体色は青緑と金で、頭部にアンテナが付いている。
 +
;[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)]]
 +
:[[クェス・パラヤ]]専用機。機体色は赤と銀。
 +
:;[[GUNDAM:ヤクト・ドーガ (袖付き仕様)|ヤクト・ドーガ (袖付き仕様)]](SRW未登場)
 +
::クェス機を[[袖付き]]が改修した機体。ギラ・ドーガの右腕・バックパック・ビームマシンガンを流用して補修され、機体色もダークグリーンに変更されている。
 +
;[[ヤクト・ドーガ (量産型)]]
 +
:SRWオリジナルの量産型。機体色は薄緑。
  
OVA『[[機動戦士ガンダムUC]]』EP7では、破損した右腕をギラ・ドーガのものを使用して修復し、[[袖付き]]特有のエングレーピング風装飾を施され、ダークグリーンに変更された本機が登場している。漫画「ネオ・ジオンの亡霊」にはクェス専用機と同型の機体が登場しており、クェスを色黒にしたようなニュータイプ少女(名前不明)に操られていたが、本作品自体が主人公の見た幻覚であったとも取れる内容であるため、位置付けは難しい。どちらも、クェス機かどうかは不明。ムック本でのインタビューでは、袖付き所属機はクェス機を流用していると語っている。
+
== 登場作品と操縦者 ==
 +
登場初期は[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|クェス機]][[ヤクト・ドーガ (量産型)|量産型]]も[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]]の色違いグラフィックで登場していた。また、量産機として扱われている作品では、量産型ではなくギュネイ機が量産されて登場することが多い。
  
== 登場作品と操縦者 ==
+
なお、基本的にギュネイ機の登場時には[[ギュネイ・ガス|ギュネイ]]、クェス機の登場時には[[クェス・パラヤ|クェス]]も登場している。
SRWにおいては「'''[[量産型]]ヤクト・ドーガ'''」とでも言うべき機体が存在し、ジオン系量産機のグリーン系統のカラーリングで施されている。しかし、原作にはそのような設定の機体は登場せず、ギュネイ機とクェス機の2機しか存在していない。よって、この機体は[[バンプレストオリジナル]]の機体である(同社の[[スーパーファミコン]]用ソフト『[[バトルロボット烈伝]]』にも、本機は登場している)。
 
  
コンプリートボックスを含めたPS版では[[量産型]]が実際にユニットとして登場し、ロボット図鑑にも登録される。
+
詳しくは各機体のページを参照。
  
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
:PS版にて登場する。
+
:初登場作品。[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]]と[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|クェス機]]が登場。ギュネイ機は量産機としても扱われている。
:;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
+
:PS版ではギュネイ機と[[ヤクト・ドーガ (量産型)|量産型]]に変更。クェス機は[[クェス・パラヤ|クェス]]と共に登場しなくなっている。
::
+
:;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}}
:
+
::ギュネイ機のみ登場。量産機としても扱われている。
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
:中盤以降に登場する。今作ではファンネルの使用制限がないため、一般兵士でもファンネルを使ってくる。
+
:SFC版・PS版共にギュネイ機、クェス機、量産型が登場。なお、クェス機は'''[[プルツー]]'''が加入時に持ってくる。
;[[スーパーロボット大戦EX]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦EX}}
:PS版では[[量産型]]が登場する。
+
:ギュネイ機のみ登場。機体のみの登場で、量産機として扱われている。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
+
:PS版では量産型に変更となり、ギュネイ機は登場せず。
:[[量産型]][[オープニング戦闘デモ]][[νガンダム]]と戦う。本編には登場しない。
+
;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S|S}})
:なお『バトルロボット列伝』とは異なり、グラフィックは角の無いクェス専用機のカラーリングを変更したもの。
+
:ギュネイ機とクェス機が登場。ギュネイ機は量産機として扱われており、[[ギュネイ・ガス|ギュネイ]]本人は登場しない。
:F完の没データ上ではなんと量産型はファンネルを装備していない。しかしデモ画面やカラオケモードでは使用している。
+
:本作からクェス機のデザインが本来のものに書き換えられている。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 +
:[[オープニング戦闘デモ]]に量産型、本編にクェス機が登場。また、[[没データ]]にはギュネイ機も存在しており、作中には登場しない量産型も含め機体性能や武装がしっかりと設定されている。
 +
:本作から量産型のデザインがクェス機の色違いに変更されている。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦コンプリートボックス}}
 +
:DISC1収録の三作品、DISC2の「バーチャルスタジアム」に登場。
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=== [[αシリーズ]] ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}({{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC}})
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:[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]][[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|クェス機]]が登場。量産化はされていない。
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦α}}
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:ギュネイ機とクェス機が登場。量産化はされていない。
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=== [[Zシリーズ]] ===
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;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}} / {{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇}}
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:[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]]と[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|クェス機]]が登場。量産化はされていない。
  
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT}}({{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor|WSC}})
:
+
:[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]]のみ登場。量産機としても扱われており、最終話では[[人工知能|AI]]搭載の無人機が出現する。
:;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇}}
::
+
:ギュネイ機のみ登場。量産機としても扱われている。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 +
:ギュネイ機とクェス機が登場、どちらも量産機として扱われているが、なぜかギュネイ機の方が攻撃力が高い。雑魚仕様とボス仕様がいるが、どちらにせよ[[ニュータイプ]]または[[強化人間]]が乗っており、シールド持ちで、[[防御]]技能によって[[斬り払い]]が頻発し、そのため命中が低く[[必中]]の無いパイロットだと有効打を与えにくい。射程が長く[[援護]]持ちなのでお互いの位置取りにも注意が必要。
 +
:一般兵の場合、先に登場する[[ギラ・ドーガ]]より全体的に少し強い。ギュネイ機とクェス機に隣接して出現する個体は中々に邪魔ったらしい。[[マップ兵器]]を活用してもいいだろう。最終話は雑魚を倒し過ぎるとゲームオーバーになってしまうため、ギラ・ドーガは極力無視し長射程高命中のこちらを優先して減らしたい所。
 +
:ボスの場合、HP5万越えでクェス機よりギュネイ機の方が性能が若干高く、どちらも防御技能があるのですこぶる耐久性が高く感じられる。特にギュネイの場合は防御LV8に[[反骨心]]まである。ただ2度目の登場は無い。一方でクェス機は(射撃がギュネイより高いとはいえ)攻撃力で劣るものの、[[底力]]LV7に加えて命中・回避に関してはギュネイより僅かに勝るため、必中が無いとニュータイプでも中々当てられなくなるので一気に削り落としたい。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦A]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A}}({{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE}})
:終盤のネオ・ジオンとの決戦において敵機体として登場。雑魚ユニットだが、射程が長く命中補正にも優れるファンネルが少々厄介であり、モビルスーツ系雑魚としては耐久値も高め。また、パイロットが強化人間持ちなので地味に当てて避ける。シャドウ・ミラー隊の影に隠れがちだが、割りと厄介な相手なので間合いを取られないようにして撃破したい。
+
:[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]][[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|クェス機]]が登場。どちらも機体のみの登場で、量産機として扱われている。
;[[スーパーロボット大戦R]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
:序盤に逆シャアルートを通った場合に登場。強化人間持ちの敵兵が乗ってくる他、今回はクェスやギュネイも搭乗する。さして手強い相手ではないが、それでも戦力の整わない一週目序盤ではファンネルが脅威となる。
+
:ギュネイ機とクェス機が登場。クェス機は量産機としても扱われている。
;[[スーパーロボット大戦D]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦D}}
:今回ネオ・ジオンは味方の為、自軍機体として登場する。宇宙ルートを行けば1話から登場・参入する。今回両機は合体攻撃を使えるので、火力面に期待できるが、さすがに機体性能は[[νガンダム]]と[[サザビー]]に一歩譲りなので、[[ナイチンゲール]]やHi-νが登場してからは、乗り手があれらにのりかえることも。
+
:ギュネイ機とクェス機が登場。量産化はされていない。
  
=== 関連作品 ===
+
=== VXT三部作 ===
;[[バトルロボット烈伝]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}}
:原作におけるギュネイ機のカラーリングをライトグリーンに変更した半オリジナルの機体で、終盤に最強のザコ敵として登場する。
+
:[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]]と[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|クェス機]]が登場。どちらも機体のみの登場で、量産化はされていない。
:本作にはギュネイ機そのものは登場せず、ギュネイ自身もこのライトグリーンの機体に乗る。但し性能はザコより上。
+
:「ヘルメスの薔薇」のデータから復元されたという設定のためか、機体BGMは『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gのレコンギスタ]]』のものが設定されている。
:なおなぜかどちらも、移動画面では原作のギュネイ機同様青いカラーリングになっている。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦T}}
 +
:ギュネイ機とクェス機が登場。量産化はされていない。
  
== 装備・機能 ==
+
=== 単独作品 ===
=== 武装・[[必殺武器]] ===
+
;{{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク|SPD}})
;ミサイル
+
:[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]]と[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|クェス機]]が登場。ギュネイ機は量産機としても扱われている。
:両肩部のアーマーの裏側に各3発、計6発装備。
+
:SPDはフリーバトルに登場。
;ビームライフル
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
:[[量産型]]はビームアサルトライフル風なビームライフルを装備している。
+
:ギュネイ機とクェス機が登場。ギュネイ機は量産機としても扱われている。
;ビームサーベル
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:
 
:
;シールド
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
:左腕に装備する実体盾。インコム搭載案があったが、ファンネルとの両立は難しいと見送られている。
+
:エネミーユニットとしてギュネイ機が登場。
:;メガ粒子砲
 
::シールドに4門内蔵している。
 
;ファンネル
 
:両肩部のアーマーに各3基、計6基装備。
 
:袖付き機は、左肩に2基装備されている。
 
  
=== [[特殊能力]] ===
+
=== 関連作品 ===
;剣装備、盾装備
+
;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]を発動。
+
:ザコ敵として[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]]が登場。ヤクト・ドーガIIという上位種も登場する。
 
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[]]
 
:
 
 
 
=== [[サイズ]] ===
 
;M
 
:
 
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)]]
 
:
 
;[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)]]
 
:
 
 
;[[ギラ・ドーガ]]
 
;[[ギラ・ドーガ]]
:
+
:大元の原型機。ヤクト・ドーガの前身であるレーテ・ドーガ(SRW未登場)は、この機体をベースにサイコミュとファンネルを搭載した「ニュータイプ専用ギラ・ドーガ」とも言うべき機体であった。
 
;[[サザビー]]
 
;[[サザビー]]
:
+
:発展型。結局ヤクト・ドーガでも総帥専用機としては性能不足であったため、この機体が開発されている。
;サイコ・ギラ・ドーガ
+
;[[GUNDAM:サイコ・ドーガ (ベルトーチカ・チルドレン)|サイコ・ギラ・ドーガ]](SRW未登場)
:小説版(『ベルトーチカ・チルドレン』)にて、[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ヤクト・ドーガ]]の代役として登場した機体。通称は「サイコ・ドーガ」。2体存在しているが、どちらもグラーブ・ガス(『ベルトーチカ・チルドレン』でのギュネイの立ち位置に当たる人物)が乗り込んでいる。1号機は[[アムロ・レイ]][[リ・ガズィ]]と交戦して破損し、[[シャア・アズナブル]]の命令で放棄されたところを鹵獲された。その際、本機の[[サイコフレーム]][[Hi-νガンダム]]に移植されている。2号機は[[ベルトーチカ・イルマ]]の乗る[[リ・ガズィ]]と遭遇し、彼女の体に宿ったアムロの子供の声を聞いてに動きが止まった所で攻撃され、撃墜された。ちなみに、『CCA-MSV』に登場する[[α・アジール]]のプロトタイプであるサイコ・ドーガとは別機体なので注意が必要。SRW未登場。
+
:小説版(『ベルトーチカ・チルドレン』)にて、[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ヤクト・ドーガ]]の代役として登場した機体。
 +
;ヤクト・ヴァイゼ
 +
:『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』に登場。ヤクト・ドーガの予備部品を使って改修された機体。
 +
 
 +
== 余談 ==
 +
*『[[全スーパーロボット大戦電視大百科|電視大百科]]』の解説では、[[ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)|ギュネイ機]]は『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』のギュネイ機の画像、[[ヤクト・ドーガ (クェス専用)|クェス機]]は『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』のクェス機の画像、[[ヤクト・ドーガ (量産型)|量産型]]は'''『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])』のギュネイ機の画像'''が使用されているという妙な状態になっている。
 +
**これは、[[ギュネイ・ガス|ギュネイ]]が搭乗した青のヤクト・ドーガのみが「ギュネイ機」で、彼以外が搭乗した青のヤクト・ドーガは全て「ギュネイ機カラーの量産型」という扱いになっていることと、『電視大百科』の「原則として最終登場作品の画像を使用する」という使用基準が合わさった結果によるものである<ref>そのため、『電視大百科』ではギュネイ機の登場作品は『第2次(G)』『第3次』、量産型の登場作品は『第2次(G)』『第3次』『EX』『第4次(S)』となっている。</ref>。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==

2024年10月26日 (土) 21:58時点における最新版

ヤクト・ドーガ
外国語表記 Jagd Doga[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 出渕裕
初登場SRW スーパーロボット大戦
テンプレートを表示
スペック
分類 ニュータイプ専用モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 MSN-03
頭頂高 21.0 m
本体重量 28.0 t
全備重量 64.6 t
動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,340 kw
スラスター推力

17,000 kg×2
13,000 kg×2
13,000 kg×2

総推力
82,000 kg
アポジモーター 17
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 16,400 m
開発 アナハイム・エレクトロニクス
所属 ネオ・ジオン
主なパイロット ギュネイ・ガス
クェス・パラヤ
テンプレートを表示

ヤクト・ドーガは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ネオ・ジオン軍のニュータイプ専用モビルスーツ

基本フレームはギラ・ドーガの物と同一であるが、大型ジェネレーターやスラスターを追加するなどの改装が行われており、実質的にはギラ・ドーガとは別物と言っても良い。

本機の製作過程でサイコミュを搭載するには手狭な設計であったため、それを補う技術として開発されたのがサイコフレームである。これを搭載する事により、基本性能が大幅に向上し、ファンネルの搭載が可能になった。しかし、ニュータイプ専用機としてはやや強引に仕上げているため、機体のバランスには多少の問題がある。

バリエーション[編集 | ソースを編集]

ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用)
ギュネイ・ガス専用機。機体色は青緑と金で、頭部にアンテナが付いている。
ヤクト・ドーガ (クェス専用)
クェス・パラヤ専用機。機体色は赤と銀。
ヤクト・ドーガ (袖付き仕様)(SRW未登場)
クェス機を袖付きが改修した機体。ギラ・ドーガの右腕・バックパック・ビームマシンガンを流用して補修され、機体色もダークグリーンに変更されている。
ヤクト・ドーガ (量産型)
SRWオリジナルの量産型。機体色は薄緑。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

登場初期はクェス機量産型ギュネイ機の色違いグラフィックで登場していた。また、量産機として扱われている作品では、量産型ではなくギュネイ機が量産されて登場することが多い。

なお、基本的にギュネイ機の登場時にはギュネイ、クェス機の登場時にはクェスも登場している。

詳しくは各機体のページを参照。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。ギュネイ機クェス機が登場。ギュネイ機は量産機としても扱われている。
PS版ではギュネイ機と量産型に変更。クェス機はクェスと共に登場しなくなっている。
第2次スーパーロボット大戦G
ギュネイ機のみ登場。量産機としても扱われている。
第3次スーパーロボット大戦
SFC版・PS版共にギュネイ機、クェス機、量産型が登場。なお、クェス機はプルツーが加入時に持ってくる。
スーパーロボット大戦EX
ギュネイ機のみ登場。機体のみの登場で、量産機として扱われている。
PS版では量産型に変更となり、ギュネイ機は登場せず。
第4次スーパーロボット大戦S
ギュネイ機とクェス機が登場。ギュネイ機は量産機として扱われており、ギュネイ本人は登場しない。
本作からクェス機のデザインが本来のものに書き換えられている。
スーパーロボット大戦F完結編
オープニング戦闘デモに量産型、本編にクェス機が登場。また、没データにはギュネイ機も存在しており、作中には登場しない量産型も含め機体性能や武装がしっかりと設定されている。
本作から量産型のデザインがクェス機の色違いに変更されている。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
DISC1収録の三作品、DISC2の「バーチャルスタジアム」に登場。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦αDC
ギュネイ機クェス機が登場。量産化はされていない。
第2次スーパーロボット大戦α
ギュネイ機とクェス機が登場。量産化はされていない。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇 / 天獄篇
ギュネイ機クェス機が登場。量産化はされていない。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACTWSC
ギュネイ機のみ登場。量産機としても扱われており、最終話ではAI搭載の無人機が出現する。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
ギュネイ機のみ登場。量産機としても扱われている。
スーパーロボット大戦IMPACT
ギュネイ機とクェス機が登場、どちらも量産機として扱われているが、なぜかギュネイ機の方が攻撃力が高い。雑魚仕様とボス仕様がいるが、どちらにせよニュータイプまたは強化人間が乗っており、シールド持ちで、防御技能によって斬り払いが頻発し、そのため命中が低く必中の無いパイロットだと有効打を与えにくい。射程が長く援護持ちなのでお互いの位置取りにも注意が必要。
一般兵の場合、先に登場するギラ・ドーガより全体的に少し強い。ギュネイ機とクェス機に隣接して出現する個体は中々に邪魔ったらしい。マップ兵器を活用してもいいだろう。最終話は雑魚を倒し過ぎるとゲームオーバーになってしまうため、ギラ・ドーガは極力無視し長射程高命中のこちらを優先して減らしたい所。
ボスの場合、HP5万越えでクェス機よりギュネイ機の方が性能が若干高く、どちらも防御技能があるのですこぶる耐久性が高く感じられる。特にギュネイの場合は防御LV8に反骨心まである。ただ2度目の登場は無い。一方でクェス機は(射撃がギュネイより高いとはいえ)攻撃力で劣るものの、底力LV7に加えて命中・回避に関してはギュネイより僅かに勝るため、必中が無いとニュータイプでも中々当てられなくなるので一気に削り落としたい。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦APORTABLE
ギュネイ機クェス機が登場。どちらも機体のみの登場で、量産機として扱われている。
スーパーロボット大戦R
ギュネイ機とクェス機が登場。クェス機は量産機としても扱われている。
スーパーロボット大戦D
ギュネイ機とクェス機が登場。量産化はされていない。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X
ギュネイ機クェス機が登場。どちらも機体のみの登場で、量産化はされていない。
「ヘルメスの薔薇」のデータから復元されたという設定のためか、機体BGMは『Gのレコンギスタ』のものが設定されている。
スーパーロボット大戦T
ギュネイ機とクェス機が登場。量産化はされていない。

単独作品[編集 | ソースを編集]

新スーパーロボット大戦SPD
ギュネイ機クェス機が登場。ギュネイ機は量産機としても扱われている。
SPDはフリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦64
ギュネイ機とクェス機が登場。ギュネイ機は量産機としても扱われている。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦DD
エネミーユニットとしてギュネイ機が登場。

関連作品[編集 | ソースを編集]

ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
ザコ敵としてギュネイ機が登場。ヤクト・ドーガIIという上位種も登場する。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ギラ・ドーガ
大元の原型機。ヤクト・ドーガの前身であるレーテ・ドーガ(SRW未登場)は、この機体をベースにサイコミュとファンネルを搭載した「ニュータイプ専用ギラ・ドーガ」とも言うべき機体であった。
サザビー
発展型。結局ヤクト・ドーガでも総帥専用機としては性能不足であったため、この機体が開発されている。
サイコ・ギラ・ドーガ(SRW未登場)
小説版(『ベルトーチカ・チルドレン』)にて、ヤクト・ドーガの代役として登場した機体。
ヤクト・ヴァイゼ
『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』に登場。ヤクト・ドーガの予備部品を使って改修された機体。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 電視大百科』の解説では、ギュネイ機は『第3次』のギュネイ機の画像、クェス機は『F完結編』のクェス機の画像、量産型第4次(S)』のギュネイ機の画像が使用されているという妙な状態になっている。
    • これは、ギュネイが搭乗した青のヤクト・ドーガのみが「ギュネイ機」で、彼以外が搭乗した青のヤクト・ドーガは全て「ギュネイ機カラーの量産型」という扱いになっていることと、『電視大百科』の「原則として最終登場作品の画像を使用する」という使用基準が合わさった結果によるものである[2]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MS、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト、2022年2月6日閲覧、2022年2月5日閲覧。
  2. そのため、『電視大百科』ではギュネイ機の登場作品は『第2次(G)』『第3次』、量産型の登場作品は『第2次(G)』『第3次』『EX』『第4次(S)』となっている。

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