「オリジナル設定」の版間の差分
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:前述のファイナルダンクーガの他に、『[[重戦機エルガイム]]』の[[ブラッドテンプル]]、『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』の[[レイズナーMk-II]]、『[[冥王計画ゼオライマー]]』の[[グレートゼオライマー]]など、原作に設定のみに存在して本編には未登場の機体がスパロボ参戦にあたり武装などがオリジナル設定として追加され参加している。ブラッドテンプルの追加設定はバンプレストオリジナルだが、グレートゼオライマーはオリジナルデザイナーの森木靖泰氏によって新たな設定画が描き起こされている。 | :前述のファイナルダンクーガの他に、『[[重戦機エルガイム]]』の[[ブラッドテンプル]]、『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』の[[レイズナーMk-II]]、『[[冥王計画ゼオライマー]]』の[[グレートゼオライマー]]など、原作に設定のみに存在して本編には未登場の機体がスパロボ参戦にあたり武装などがオリジナル設定として追加され参加している。ブラッドテンプルの追加設定はバンプレストオリジナルだが、グレートゼオライマーはオリジナルデザイナーの森木靖泰氏によって新たな設定画が描き起こされている。 | ||
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− | : | + | :スパロボに登場するにあたり原作で名称などが決まっていなかった場合に名前が付けられるなどがある。『[[大空魔竜ガイキング]]』本編では名称がなかった[[暗黒怪獣]]に、。『[[新]]』にて[[ブラックモンスター]]と名称が付けられた。 |
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:『[[第3次α]]』では[[EVA零号機]]および[[EVA弐号機]]にもS2機関が搭載され、[[EVA初号機]]同様に[[アンビリカルケーブル]]なしで稼動することが可能となった。 | :『[[第3次α]]』では[[EVA零号機]]および[[EVA弐号機]]にもS2機関が搭載され、[[EVA初号機]]同様に[[アンビリカルケーブル]]なしで稼動することが可能となった。 | ||
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:2機の項も参照。2機とも誌上の企画(前者は電撃ホビーマガジン、後者はニュータイプ)から生まれた。機体自体はオリジナルではないが、原作未登場の機体でありストーリーや装備の詳細などは存在しないためにスパロボ参戦時に原作者からの設定が用意された。更にオリジナルの世界観に深く関わっているあらゆる面から異例の待遇を受けられる。 | :2機の項も参照。2機とも誌上の企画(前者は電撃ホビーマガジン、後者はニュータイプ)から生まれた。機体自体はオリジナルではないが、原作未登場の機体でありストーリーや装備の詳細などは存在しないためにスパロボ参戦時に原作者からの設定が用意された。更にオリジナルの世界観に深く関わっているあらゆる面から異例の待遇を受けられる。 | ||
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:本編と[[劇場版 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-|劇場版]]が同時登場する『[[R]]』と『[[W]]』では[[ダイゴウジ・ガイ]]が死亡せず、それぞれ[[スーパーエステバリス]]、[[エステバリスカスタム]]が彼専用機としてオリジナルで登場する。更に『W』にはオリジナルで劇場版風の顔グラフィックも用意されている。 | :本編と[[劇場版 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-|劇場版]]が同時登場する『[[R]]』と『[[W]]』では[[ダイゴウジ・ガイ]]が死亡せず、それぞれ[[スーパーエステバリス]]、[[エステバリスカスタム]]が彼専用機としてオリジナルで登場する。更に『W』にはオリジナルで劇場版風の顔グラフィックも用意されている。 | ||
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:『天元突破グレンラガン』はスパロボ参戦に当たり「最終局面での途轍もないバトルスケール(舞台は認識空間、ロボットは宇宙より巨大、攻撃で全宇宙が消滅→再生)をどう再現するのか、それ以前にできるのか」という点が話題となっていたが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]]』では原作を最後まで消化せず「最終決戦の組み合わせをシモンがグレンラガンに乗っているタイミングに持ってくる」形で収まる事になり、[[グランゼボーマ]]戦の前哨戦として戦闘を行うためにデザインされたのがこの[[アンチ・グレンラガン]]である。 | :『天元突破グレンラガン』はスパロボ参戦に当たり「最終局面での途轍もないバトルスケール(舞台は認識空間、ロボットは宇宙より巨大、攻撃で全宇宙が消滅→再生)をどう再現するのか、それ以前にできるのか」という点が話題となっていたが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]]』では原作を最後まで消化せず「最終決戦の組み合わせをシモンがグレンラガンに乗っているタイミングに持ってくる」形で収まる事になり、[[グランゼボーマ]]戦の前哨戦として戦闘を行うためにデザインされたのがこの[[アンチ・グレンラガン]]である。 | ||
:『再世篇』では同作中では原作エピソードを最後まで進行させずに次回作への伏線を数多く残し、「[[天元突破グレンラガン (ガンメン)|天元突破グレンラガン]]対グランゼボーマ」は『第3次Z時獄篇』まで持ち越される事となった。 | :『再世篇』では同作中では原作エピソードを最後まで進行させずに次回作への伏線を数多く残し、「[[天元突破グレンラガン (ガンメン)|天元突破グレンラガン]]対グランゼボーマ」は『第3次Z時獄篇』まで持ち越される事となった。 | ||
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:原作ではPG(パーフェクトグレード)ではなく'''MG(マスターグレード)'''の設定がある。違いはPGが1/60スケールに対し、MGは1/100スケールとサイズが異る点。 | :原作ではPG(パーフェクトグレード)ではなく'''MG(マスターグレード)'''の設定がある。違いはPGが1/60スケールに対し、MGは1/100スケールとサイズが異る点。 | ||
;『[[鉄のラインバレル]]』の[[デウスエクスマキナ]] | ;『[[鉄のラインバレル]]』の[[デウスエクスマキナ]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では独自のキャラが設定されている。 | :『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では独自のキャラが設定されている。 | ||
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:八卦ロボの必殺技は使用時、称号に対応する文字が赤く浮かび上がる演出があるが、これは実は原作OVAにはないスパロボ独自の演出。ファンからはかなり好評であり、後に立体化されたゼオライマーのキットには「天」のエフェクトパーツが追加されている。 | :八卦ロボの必殺技は使用時、称号に対応する文字が赤く浮かび上がる演出があるが、これは実は原作OVAにはないスパロボ独自の演出。ファンからはかなり好評であり、後に立体化されたゼオライマーのキットには「天」のエフェクトパーツが追加されている。 | ||
:ただし全くのオリジナルではなく、オープニングアニメで八卦ロボが映るときに「無地の背景に漢字が浮かぶ」という演出があり、それをアレンジしたもの。 | :ただし全くのオリジナルではなく、オープニングアニメで八卦ロボが映るときに「無地の背景に漢字が浮かぶ」という演出があり、それをアレンジしたもの。 | ||
+ | ;作品内での設定の展開 | ||
+ | :原作に存在する設定ではあるが特定のキャラには当てられていない設定を、スパロボオリジナルで作品内の展開として設定される事がある。 | ||
+ | :[[メガボーグ・コロス]](原作では[[コロス]]は[[メガボーグ]]形態にはなっていない)、[[九条美海]]のスーツ姿(原作ではスーツは着ていないが『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では設定されている)、[[ズワウス]]が[[ハイパー化]]した[[ハイパーズワウス]]など。 | ||
+ | ;ゲームシステムを加味した作品内での設定の発展 | ||
+ | :[[ゴッドグラヴィオン]]の重力子臨界についてオリジナルの制限がかけられている、『[[第3次α]]』では[[EVA零号機]]および[[EVA弐号機]]にもS2機関が搭載され[[EVA初号機]]同様に[[アンビリカルケーブル]]なしで稼動することが可能となったなど、ゲームシステムを加味した作品内での設定の発展が行われる。 | ||
;作品の枠を飛び越えた[[乗り換え]]の概念 | ;作品の枠を飛び越えた[[乗り換え]]の概念 | ||
:[[ガンダムシリーズ]]や[[マクロスシリーズ]]などのような繋がりのない作品間で、乗り換えが可能なケースがスパロボには存在する。 | :[[ガンダムシリーズ]]や[[マクロスシリーズ]]などのような繋がりのない作品間で、乗り換えが可能なケースがスパロボには存在する。 |
2016年6月6日 (月) 23:05時点における版
スーパーロボット大戦シリーズ(以下、スパロボ)に参戦している版権作品において、原作には存在せず、スパロボにおいて生まれた独自の設定。ただし、他版権作品やバンプレストオリジナルとのクロスオーバー等によって生まれた設定は除く。
メディアへの初出はスパロボではあるが、シナリオライター等が設定した正にオリジナルの設定である物と、設定その物を版権元に依頼したり作品の設定として存在していたが本編に使用されなかった設定をスパロボ参戦にあたり再利用したなどの半公式のオリジナル設定の二種類がある。
場合によってはスパロボで生まれた設定がその版権作品の続編やリメイクに反映されることもある。
主なオリジナル設定
ダイナミック系
- 兜甲児の剣鉄也への呼称
- 剣鉄也の項も参照。スパロボにおいて甲児は鉄也を「鉄也さん」と呼んでいるが、原作では「鉄也君」あるいは「鉄也」と呼んでいる。
- ただし、団龍彦の小説『スーパーロボット大戦』にて「甲児は年上に敬語ぐらい使える」と、ダイナミックプロ側が甲児の「鉄也さん」呼びを肯定し(同作でも甲児は一貫して「鉄也さん」と呼んでいる)、OVAでも「鉄也さん」と呼んでいる。また、TV版の放送当時に連載していた桜多吾作の漫画版でも「鉄也さん」呼称が存在していた。
- マジンカイザー誕生
- 「マジンカイザー」の項も参照。設定そのものはダイナミックプロによって作られたものだが、初出は『F完結編』であり、当初はスパロボオリジナルの機体だった。誕生の過程も「マジンガーZにゲッター線を浴びせて進化させる」というクロスオーバー作品らしいもの。
- 好評を得たため、後にアニメ化、原作が存在する版権作品の一作として名を連ねることになる。
- 真ゲッター2の下半身と真ゲッター3の書き下ろし
- 『真ゲッターロボ』の原作者である石川賢氏が、スパロボのためにデザインを書き下ろした。
- この他にも、『新』における車弁慶のデザインの書き下ろしがある(ちなみにこのデザインはモヒカン)。
- メカギルギルガンの存在
- ギルギルガン、メカギルギルガンの項も参照。ギルギルガン自体は『グレートマジンガー対ゲッターロボ』にも登場するが、スパロボでは第4の形態として、メカギルギルガンが登場する。
- ボスボロットの補給装置
- 能力的に戦闘での活躍が難しいユニットには原作で搭載していなくても修理装置あるいは補給装置を装備していることは『第2次』の頃からの通例ではあるが、ボスボロットは『EX』のストーリー上においてラ・ギアス人に補給装置を搭載してもらったという描写(ボスの台詞でのみだが)がされている珍しい例である。この設定の後は補給ユニットとしての地位を得る。『第2次G』ではラ・ギアスに行く前のはずなのになぜか搭載されている。
- 旧シリーズ以外では『XO』の追加サブシナリオにおいて、ボスボロットが補給ユニットとなった経緯が描かれている。
- スーパーボスボロット
- 「スーパーボスボロット」の項も参照。
- ダイナミックプロ作品の新必殺技等の名称
- ファイナルダイナミックスペシャルをはじめとする原作アニメでは登場しなかった必殺技の名称。『MX』の攻略本にて「ダイナミックプロから参戦しているスーパーロボットのスパロボで明かされた必殺技の名称は全てダイナミックプロ側が考えている」と明かされた。恐らく『K』の磁偉倶もこの範疇に入ると思われる。
- ジャックの口調
- ジャック・キングの項も参照。『第2次』からエセアメリカ人のような口調が定着してしまい、『第4次』にて原作同様に普通の口調で喋れることも明かしたが、以後も独特の口調は変わらず、遂にはOVA版において逆輸入される事態になった。前述の『鉄也の呼称』の設定と合わせ、ダイナミックプロの寛容さが窺い知れるエピソードである。
- 大雪山おろし
- ゲームでは使えるが本来巴武蔵の得意技であり、原作の車弁慶やOVAの凱は使用していない。
ガンダム系
- バーニィのザクオタク
- バーニィは『F完結編』など、旧シリーズではやたらザク好きを強調した台詞が多かった。原作では特にそのような描写はなく、ザク改でNT-1アレックスを(相討ちとはいえ)討ち取ったことから、バーニィといえばザク……という印象がついたのかもしれない。『COMPACT2』やαシリーズ以降はそういった描写はなくなったが、『IMPACT』では少し再発していた。シャア専用ザクの入手にバーニィが関わることもある。
- デビル○○
- 『新スーパーロボット大戦』に登場した『蒼き流星SPTレイズナー』のゴステロが生体コアになったデビルガンダムOG、『64』に登場した『機動戦士Ζガンダム』のアクシズに取り憑いたデビルアクシズ、『A』に登場したデビル機動要塞、『MX』に登場した『機甲戦記ドラグナー』原点のDGギガノス本部・DGマスドライバー、『NEO』に登場したオリジナルの施設ウルタリアに取り憑いたデビルウルタリア……と、他作品のロボットや要塞などの類がDG細胞に取り込まれて様々なデビル○○が誕生している。デビルアクシズとデビルウルタリアはユニットとして登場する。
- 宇宙から来たマスター・アジア
- 『新スーパーロボット大戦』におけるマスター・アジアは、宇宙から来たダグ星人という設定となっている。
- 補助GNドライヴ
- Zシリーズや『OE』に登場する強化パーツであるが、『ガンダム00』原作には存在しないスパロボ半オリジナルパーツである。
その他
- 破嵐財閥
- 『第4次』が初出。『無敵鋼人ダイターン3』の主人公である破嵐万丈が火星から持ち出した金塊を元手に起業し、作品ごとにやや設定が異なるが地球の政治・経済に大きな影響を及ぼせる社会勢力の1つとなっている。基本的にプレイヤー部隊をフォローするために、資金援助してくれたり政治家に口利きをしてくれるなどストーリー上重要な役割が多い。だが、原作ではあくまでも火星から大量の金塊を持ち出した金持ちというだけであり、財閥を運営しているという設定はない。
- パンタグリュエル
- ガルガンチュワの後継機として開発された実質スパロボオリジナルメカだが、ガルガンチュワと同様に操縦系統が改造されている。搭乗できるパイロットは『勇者ライディーン』のコープランダー隊の面々で、ブルーガーから乗り換えることが可能。オリジナル設定にクロスオーバーが為されているため、原作を知らないプレイヤーは『勇者ライディーン』に登場する機体だと思うかもしれない。
- 『超獣機神ダンクーガ』の設定の追加など
- 「ファイナルダンクーガ」の項も参照。原作では名前が判明していなかったシャピロの専用機がデザイアと命名されたり、原作では設定のみ存在したファイナルダンクーガが正式に参戦したり……と、スパロボが切っ掛けで幾つかの要素が追加された。『獣装機攻ダンクーガノヴァ』のレギュラスαなどもこの範疇に入ると思われる。
- 設定のみ存在した機体
- 前述のファイナルダンクーガの他に、『重戦機エルガイム』のブラッドテンプル、『蒼き流星SPTレイズナー』のレイズナーMk-II、『冥王計画ゼオライマー』のグレートゼオライマーなど、原作に設定のみに存在して本編には未登場の機体がスパロボ参戦にあたり武装などがオリジナル設定として追加され参加している。ブラッドテンプルの追加設定はバンプレストオリジナルだが、グレートゼオライマーはオリジナルデザイナーの森木靖泰氏によって新たな設定画が描き起こされている。
- 原作で未設定であった事項の確立
- スパロボに登場するにあたり原作で名称などが決まっていなかった場合に名前が付けられるなどがある。『大空魔竜ガイキング』本編では名称がなかった暗黒怪獣に、。『新』にてブラックモンスターと名称が付けられた。
- S2機関
- 『第3次α』ではEVA零号機およびEVA弐号機にもS2機関が搭載され、EVA初号機同様にアンビリカルケーブルなしで稼動することが可能となった。
- EVA3号機と鈴原トウジ
- 原作では前者は第13使徒(第9の使徒)に寄生された挙げ句破壊され一度もEVAとして活躍せずに終わっており、後者はそれに伴う原因で負傷による物語からのフェードアウトとなったのだが、『α』と『MX』での参戦に関しては原作にないオリジナル展開である。特にトウジはEVAで活躍する事が原作にない為か、戦闘セリフの殆どはトウジの性格を意識したセリフ回しが多い。また、他のEVAと比べて機体パラメーターがデフォルトで高めに設定されている。ちなみにトウジ役の関智一氏はサターン版『F』『F完結編』誕生日イベントのみ『機動武闘伝Gガンダム』のドモン・カッシュとして出演している為かおまけ程度に誕生日イベントでのみトウジにセリフが付いていたが、特に『α』では他の参戦作品での出演を兼ねてではなく、ほぼ隠し要素である3号機とトウジ参戦の為だけに出演している。
- 補助GSライド
- αシリーズや『スーパーロボット大戦W』に登場する強化パーツであるが、『ガオガイガー』原作には存在しないスパロボ半オリジナルパーツである。
- そもそもGSライド自体がGストーンが勇気から無尽蔵に生成するエネルギー『Gパワー』を抽出するものなのでGSライドをGSライドで補助した場合エネルギーの源が同じになるので補助にならないはずである。
- ちなみに原作におけるGSライドの補助は『ウルテクエンジン』が担っており、これはGストーンの機能を向上させる機関でありエンジンとはいうものの直接サブ動力として使われているわけではない。
- 『電脳戦機バーチャロンシリーズ』のチーフ、フェイ・イェン
- 『バーチャロン』シリーズの主役機・テムジン 747Jの搭乗者は本来ゲームプレイヤー=ユーザーであり設定上搭乗者のキャラクターは存在していないが、スパロボ参戦に当たりチーフと言うキャラクターが一から設定された。フェイ・イェン・ザ・ナイトとフェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」は原作では「ファイユーヴ」という自我を持つバーチャロイドのレプリカであり、明確にフェイ・イェンと言う名前の搭乗者は存在しないため、半オリジナルである(ファイユ-ヴのレプリカの自我を便宜上フェイ・イェンと呼んでいるだけの可能性もあるが詳細は不明)。
- XAN-斬- / フェイ・イェンHD
- 2機の項も参照。2機とも誌上の企画(前者は電撃ホビーマガジン、後者はニュータイプ)から生まれた。機体自体はオリジナルではないが、原作未登場の機体でありストーリーや装備の詳細などは存在しないためにスパロボ参戦時に原作者からの設定が用意された。更にオリジナルの世界観に深く関わっているあらゆる面から異例の待遇を受けられる。
- 『機動戦艦ナデシコ』のダイゴウジ・ガイ専用機
- 本編と劇場版が同時登場する『R』と『W』ではダイゴウジ・ガイが死亡せず、それぞれスーパーエステバリス、エステバリスカスタムが彼専用機としてオリジナルで登場する。更に『W』にはオリジナルで劇場版風の顔グラフィックも用意されている。
- 『天元突破グレンラガン』のアンチ・グレンラガン
- 『天元突破グレンラガン』はスパロボ参戦に当たり「最終局面での途轍もないバトルスケール(舞台は認識空間、ロボットは宇宙より巨大、攻撃で全宇宙が消滅→再生)をどう再現するのか、それ以前にできるのか」という点が話題となっていたが、『再世篇』では原作を最後まで消化せず「最終決戦の組み合わせをシモンがグレンラガンに乗っているタイミングに持ってくる」形で収まる事になり、グランゼボーマ戦の前哨戦として戦闘を行うためにデザインされたのがこのアンチ・グレンラガンである。
- 『再世篇』では同作中では原作エピソードを最後まで進行させずに次回作への伏線を数多く残し、「天元突破グレンラガン対グランゼボーマ」は『第3次Z時獄篇』まで持ち越される事となった。
- リアルPGガンダム
- 原作ではPG(パーフェクトグレード)ではなくMG(マスターグレード)の設定がある。違いはPGが1/60スケールに対し、MGは1/100スケールとサイズが異る点。
- 『鉄のラインバレル』のデウスエクスマキナ
- 『UX』では独自のキャラが設定されている。
- 八卦ロボの攻撃演出
- 八卦ロボの必殺技は使用時、称号に対応する文字が赤く浮かび上がる演出があるが、これは実は原作OVAにはないスパロボ独自の演出。ファンからはかなり好評であり、後に立体化されたゼオライマーのキットには「天」のエフェクトパーツが追加されている。
- ただし全くのオリジナルではなく、オープニングアニメで八卦ロボが映るときに「無地の背景に漢字が浮かぶ」という演出があり、それをアレンジしたもの。
- 作品内での設定の展開
- 原作に存在する設定ではあるが特定のキャラには当てられていない設定を、スパロボオリジナルで作品内の展開として設定される事がある。
- メガボーグ・コロス(原作ではコロスはメガボーグ形態にはなっていない)、九条美海のスーツ姿(原作ではスーツは着ていないが『UX』では設定されている)、ズワウスがハイパー化したハイパーズワウスなど。
- ゲームシステムを加味した作品内での設定の発展
- ゴッドグラヴィオンの重力子臨界についてオリジナルの制限がかけられている、『第3次α』ではEVA零号機およびEVA弐号機にもS2機関が搭載されEVA初号機同様にアンビリカルケーブルなしで稼動することが可能となったなど、ゲームシステムを加味した作品内での設定の発展が行われる。
- 作品の枠を飛び越えた乗り換えの概念
- ガンダムシリーズやマクロスシリーズなどのような繋がりのない作品間で、乗り換えが可能なケースがスパロボには存在する。
- 前述のガルガンチュワ、パンタグリュエルに加え、ブルーガーとガルバーFXIIには双方の作品のパイロットが相互に乗り換え可能(一応いずれも長浜監督作品という繋がりはある)。
- 更に変り種では、DC版『α』のガーディアルとガルストーム(『機甲武装Gブレイカー』に登場する機体)にUCガンダムや『聖戦士ダンバイン』のパイロットが乗り換えられたり(これに関しては元々『サンライズ英雄譚』で可能だったもの)、逆に一部のバンプレストオリジナルのパイロットがMSやモビルアーマー、メタルアーマーに乗り換えられる場合がある。第1話や強制出撃の際に乗り込んでいる場合も。
- 敵の場合、デビルガンダムやヴァルシオン、アンティノラなど、主にボスクラスの機体が作品の枠を飛び越えた乗り換えに使用されていたが、近年のシリーズでは見受けられない傾向にある。『BX』ではボスクラスではないものの、『真マジンガー』のケドラが『マジンカイザーSKL』の機体であるアイアンカイザーを操ると、相当久々に作品を跳び越えた乗り換えを見せた(これに関しては上述のダイナミックプロの寛容さもあると思われる)。
- オリジナルの必殺技や合体技
- そもそも原作で行われた攻撃に全て最初から名前がついている訳ではなく、スパロボに参戦の際に技として使用するために名前をつけた物が多いので、原作でパイロットなどが必殺技名を叫ばなかったり設定資料に載っていないものは広義で言えばオリジナルと言える。また、『ダンバイン』のオーラ斬りをパワーアップさせた「ハイパーオーラ斬り」やゴッドマーズのファイナルゴッドマーズをパワーアップさせた「スーパーファイナルゴッドマーズ」、ドラグナーの原作での「恐怖のトリプル子泣き爺」をアレンジした「恐怖のトリプルアタック」などはオリジナル要素が強い。
- 合体技はνガンダムとサザビーのダブルファンネルやゴッドガンダムとマスターガンダムの石破究極天驚拳などの原作で敵対し共闘しなかった機体の合体技や、作品の枠を超えた合体技としてはΖガンダムとΖΖガンダムのダブルメガランチャー、無敵ロボの無敵コンビネーション、ダンクーガとダンクーガノヴァの断空双牙剣などの同じシリーズの各作品の主役機の合体技が存在する(前述の『ダイナミックプロ作品の新必殺技等の名称』も同様)。
- 作品の枠を超えた合体技は同じシリーズの別作品のロボット同士の合体技のみであり、ライディーンとラーゼフォン、オーガンとテッカマンブレードのような、オマージュ的な関係であっても本来関連は無い機体同士の合体技は今の所存在していない。
- 原作で声がついていないキャラクターへの声優の割り当て
- 原作が小説や漫画や企画のみの作品であり関連作品でも声がついていないキャラは、スパロボ参戦に当たりオリジナルの声優が当てられる。『鉄のラインバレル』のデウスエクスマキナ、『完全勝利ダイテイオー』の大桃タロウ、大地カケル、大空マイ、月城ヒリュウなど。また、『真マジンガー』版暗黒大将軍のように他作品(『死闘!暗黒大将軍』)から転用という形で声優を当てられた例もある。
- 原作とは異なる結末
- 原作では悲惨な結末に終わった作品が一転した作品が多い。例として『伝説巨神イデオン』、『宇宙戦士バルディオス』が存在する(ただしこれらは原作再現によりバッドエンドが再現されている)。
- また、原作では戦死した人物が生存する事も多く中には開始時点で原作終了後設定なのに生存している人物もいる。