「ジオング」の版間の差分

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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*劇中でガンダムと相討ちになった実績から、『講談社ポケット百科シリーズ ロボット大全集1 機動戦士ガンダム』等の児童を対象とした書籍では「(一年戦争においては)'''最強のモビルスーツ'''」として紹介されるケースが有る。
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*劇中でガンダムと相討ちになった実績から、『講談社ポケット百科シリーズ ロボット大全集1 機動戦士ガンダム』等の児童を対象とした書籍では「(一年戦争時)'''最強のモビルスーツ'''」として紹介されるケースが有る。
 
*『冒険王』掲載の漫画版では打ち切りの影響や作者が放送を見ていなかったこともあり、作中唯一ガンダムの装甲を破壊できた機体となっている。(同作のガンダムはムサイのビーム砲が背中に直撃してもほとんどダメージが無い程頑丈)
 
*『冒険王』掲載の漫画版では打ち切りの影響や作者が放送を見ていなかったこともあり、作中唯一ガンダムの装甲を破壊できた機体となっている。(同作のガンダムはムサイのビーム砲が背中に直撃してもほとんどダメージが無い程頑丈)
 
*[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではシャアに本機を貸与したのがキシリアではなく[[ギレン・ザビ]]という設定になっており、ア・バオア・クーに接舷した[[ホワイトベース]]を強襲し大破目前まで追い詰めるものの、補給を果たし最後の出撃に臨むガンダムに阻止され相打ちとなった。そして、シャアによるこの直接攻撃がトドメとなり、[[ブライト・ノア|ブライト]]らはホワイトベースを捨てて脱出することとなった。
 
*[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではシャアに本機を貸与したのがキシリアではなく[[ギレン・ザビ]]という設定になっており、ア・バオア・クーに接舷した[[ホワイトベース]]を強襲し大破目前まで追い詰めるものの、補給を果たし最後の出撃に臨むガンダムに阻止され相打ちとなった。そして、シャアによるこの直接攻撃がトドメとなり、[[ブライト・ノア|ブライト]]らはホワイトベースを捨てて脱出することとなった。

2023年1月16日 (月) 12:13時点における版

ジオング
外国語表記 Zeong[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 ニュータイプ専用モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 MSN-02
全高 17.3 m
本体重量 151.2 t
全備重量 231.9 t
動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 9,400 kw
スラスター総推力 187,000 kg
装甲材質 超高張力鋼
センサー有効半径 81,000m
開発 ジオン公国軍
所属 ジオン公国軍
主なパイロット シャア・アズナブル
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ジオングは『機動戦士ガンダム』の登場メカ

概要

ジオン公国軍が開発したニュータイプ専用試作型モビルスーツ

機体概要

ジオン」の名称を冠しており、「MS-06Z サイコミュ試験用ザク」および「MSN-01 サイコミュ高機動試験用ザク」の試験データを基にして開発された。操作性の高いサイコミュ・システムや高出力ジェネレーターを搭載しているが、そのせいで機体がやや大型化している。両腕部は有線式のメガ粒子砲となっており、分離する事でオールレンジ攻撃を行える。

モビルスーツとしては珍しく脚部が付いていない。だが、これは単に開発が間に合わなかったためであり、その代わりとして高出力スラスターを装備している。そのため、宇宙でしか運用できない(尤も、主戦場が宇宙空間のため特に問題は無い)。これに加えて上腕部の装甲も未完成であり、フレームが剥き出しになっている。しかしながら発進したジオングの姿を見たジオン兵の中には「あれで正解なんだ」と、MSに脚部が無いことを利点と感じた者もいる。

また、胸部にもコクピットがあり、サイコミュを使えないオールドタイプが運用する際はパイロットが胸部の、ガンナーが頭部のコクピットに乗り込む事でオールレンジ攻撃を可能としている。ただし、やはりニュータイプ搭乗時と比べると精度は低いと言わざるを得ない。

本機のコンセプトは後のニュータイプ専用モビルスーツやモビルアーマーに引き継がれていく事となった。

ジオング(頭部)

コクピットは頭部に設置され、緊急時には分離して脱出装置となる。

なお劇中ではシャアは胸部のコクピットから搭乗し、ガンダムとの戦闘で大破した際頭部を分離させて脱出してる事から、双方のコクピットは繋がっていると思われる。

本編での活躍

3機が製造され、その中の完成度80%(装甲の一部が付けられておらず、内部構造が剥き出しの部分が存在する)の状態の1機がキシリア・ザビからシャア・アズナブルに与えられた。シャアはア・バオア・クーでの戦闘において、乗機のゲルググが損傷して出撃できないという事から本機に搭乗して出撃する事となった。

慣らし運転も出来ずにぶっつけ本番で出撃させられたという事もあり、当初は操縦にかなり苦心していたようであるが、それでも連邦軍のモビルスーツ戦艦を多数撃破した。その後、アムロ・レイガンダムと交戦。回避しつつ、ビームを当てることが無理と判断すると、被弾前提で攻撃。最終的にガンダム撃破に成功するも、本機も大破している。

ちなみに、ジオングは一年戦争時にシャアが搭乗したモビルスーツの中で唯一赤くない機体である。元からシャア専用機として開発されていた訳ではないし、塗り替える暇もなかったのであろうから当然なのだが。

登場作品と操縦者

『機動戦士ガンダム』のラスボス的機体であるが、SRWではネオ・ジオン軍ニュータイプ部隊用の量産機として登場する事が多い。

GC』並びに『XO』は物語序盤が一年戦争に沿った展開であるが、シャアがア・バオア・クーでの決戦を前にジオンを離反してしまうため登場していない。

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
シャアが乗ってくる。倒しても、首のみでまた戦いを挑んでくる

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
登場はしないが宇宙でSRXの合体訓練をする際にR-3プラスパーツがないことに対しリュウセイが宇宙空間なら足は必要ないと本機のことについて触れる。
1年戦争が途中で終了してしまった『α』の世界にジオングは世間に知られていない(存在しない?)はずなのだがリュウセイは一体どこで知ったんだろうか。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン3のファーストステージでジオン兵が乗ってくる。そのステージでクワトロがララァに「私達が乗るはずだったもの」と言っているのが印象的。クリアボーナスで入手できる事があり、性能も悪くない。しかし択一のエルメスが改造済みで長射程対応なのに対して、本機は中射程P武器が主体で無改造状態。さらには性能が上のファンネル搭載機体がたくさん手に入るので終盤は苦しい。他のNT専用機とは一風変わった性能なので、煮詰まったときなどに使ってみてほしい。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
第22話クリア時の総ターン数が170以下だと入手。援護の追加により、リメイク前より有用性は上がっている。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
ベンメルコレクションとしてフル改造されて登場。ステージ名は「こりないコレクター」。クワトロで倒すと入手でき、ルーを乗せると後にBルートでブッチャーと特殊会話がある。性能は中々のもの。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
第2部で入手していると登場。敵の防御LVが上がっているので、主力の有線メガ粒子砲の扱いには注意。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
中盤頃宇宙にてシャアが乗って出てくる。移動後使用可能な射程5の最強武器である有線式メガ粒子砲が厄介だが、攻撃力さえ十分なら必中をかけたスーパーロボットの必殺技一発で処理出来る。
終盤ではシャアが乗っていた時の性能そのままでネオ・ジオンが量産してわらわらと出現。初出がシャアの搭乗機だった関係か獲得資金が5000と非常に美味しいので、最終決戦に向けて幸運を掛けたマップ兵器で是非まとめて落としたい。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
リメイク版で大幅なグラフィック向上を果たした。有線ビーム砲のアニメーションは素晴らしいの一言。だが、敵としてはHPと、命中率の高さにより強敵。

単独作品

スーパーロボット大戦
初登場作品。「復活!ギルギルガン」に4機登場する。
HDリメイク版では「水中の死闘」と「最終決戦」で登場。どちらもエルメスも連れてきているが、前者でνガンダムが既に自軍にいる(つまりガンダムチームを選んでかつ離脱させていない)場合、このシナリオですぐ側にキュベレイもいるため両手に花状態になっている。もっともこれは序の口なのだが。有線式メガ粒子砲がP武器にしてAでも飛べるため、中々使いやすい。なお、「脚など飾り」だと豪語する
スーパーロボット大戦64
終盤、強化人間が乗ってやたら出てくる。それなりに強いのだが、それを上回るサイコガンダムヤクト・ドーガがうろちょろしているので可愛く見えてしまう。
スーパーロボット大戦Operation Extend
第5章で戦うことになるが、本作ではア・バオア・クーは最初から地球連邦軍拠点で、しかも既に破壊されてしまっているため、宇宙空間での戦いとなる。メイン第19話-3「アクシズからの撤退」において、どのユニットでも良いのでジオングを撃墜すると、イベントが発生してガンダムに「ラストシューティング」が追加される。
その後サブミッション「仮面の下の決意」での決闘後、一度その場を離れたシャアクワトロとして百式に乗って戻ってくるのだが、ジオングは仮面と一緒に捨てられたようだ。ユーザーからは「百式はいいからこっちを使いたかった」という声も。
なお、この決闘のルールはガンダムファイトがベースなのだが、頭部にコックピットがあるジオングをルール上どう扱うのかは一切触れられない。シャアがルールに合わせて胸部に乗っていたのだろうか?
スーパーロボット大戦DD
直接は登場しないが、α・アジールを見た弁慶が、形状がまるでジオングだと例えている。

関連作品

リアルロボット戦線
シャアの乗機。シロッコルートでは中ボスだが、ハマーン・ロシュルートとポセイダルルートでは入手できる。
首だけの姿にはなれず、一度倒されれば撃墜となる。

装備・機能

武装・必殺武器

メガ粒子砲
頭部に1門、腹部に2門内蔵している。頭部の方は分離時にも使用している。
有線式メガ粒子砲
両腕部に装備されており、指の一本一本が砲門となっている。サイコミュによる有線誘導式で、オールレンジ攻撃が可能。前述のように二人乗りであればオールドタイプでも使用可能である。

移動タイプ

サイズ

M

装備・機能(頭部)

武装・必殺武器

メガ粒子砲
1門内蔵。

移動タイプ

サイズ

S

機体BGM

「嵐の中で輝いて」
64』のマップ「恐怖!デビルアクシズ始動!(前編)」にて、黄軍のマグアナックと戦闘した際に流れる。一年戦争を舞台にした作品という繋がりから採用されたと思われる。

対決・名場面

ジオング出撃
TV版第42話より。キシリアから「完成度80%」と告げられたシャアに対し、現場の整備兵は「80%? 冗談じゃありません、現状でジオングの性能は100%出せます!」と太鼓判を押す。さらに、シャアから「脚が付いていない」と指摘された整備兵は「あんなのただの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ!」と反論する。
その後、整備兵から「大佐のニュータイプ能力は未知数です。保証できるわけありません」と言われてしまい、シャアは「はっきり言う、気に入らんな…」と不満を口にする。気まずいと思ったのか、整備兵は「気安めですが、大佐なら上手く扱えますよ」と言う。シャアは「ありがとう。信じよう」と言って、彼に手を振りつつジオングに乗り込む。
ガンダム
TV版第42話および最終話より。キシリアからジオングを与えられたシャアはアムロのガンダムと交戦。両腕の有線式メガ粒子砲で攻めるが、アムロもすぐに軌道を見切って応戦する。
やがて、ジオングは頭部のみとなり、ガンダムも頭部と左腕を破損し、シャアはア・バオア・クーへと撤退。それを追ったアムロはガンダムを自動操縦に切り替えて迎撃した。
一方、ジオングはガンダムを待ち伏せていたが、敵機と相打ちになってジオングは大破。ガンダムもまた右腕と右脚を破壊され、遂に倒れる事となった。
この場面が俗に言う「ラスト・シューティング」である。

主な関連機体

強化型・バリエーション機

パーフェクト・ジオング(外部リンク・ガンダムwiki)
ジオングの下部スラスターを歩行ユニット、いわゆる足に換装した形態。
SRW未登場。ただしサターン版Fの予約特典の冊子によると、ゲゼやサロンズと共に登場予定があり、SDの設定画が起こされていた。

関連機

ブラウ・ブロ
本機のサイコミュによる有線ビームの実用化により、モビルスーツサイズでの搭載を可能にしたのがジオングである。
サイコガンダム
外見や名称の上では「ガンダム」だが、サイコミュなど多くの面でジオングを参考に作られている。
サイコガンダムMk-II
サイコガンダムの後継機であり、サイコガンダムにはなかった腕をサイコミュで飛ばすシステムもある。
ネオ・ジオング
OVA版『機動戦士ガンダムUC』第7巻(最終巻)に登場した拠点攻略用の超大型MAシナンジュがコアユニットとして組み込まれている。

他作品の関連機

フェブラル
機動新世紀ガンダムX』におけるジオングのオマージュ的MS。頭部脱出機構、有線オールレンジ攻撃用の腕、脚の無い下半身等、似通ったデザインを持つ。
ターンX
∀ガンダム』に登場するターンタイプMS。「全身がバラバラに分離し各パーツがオールレンジ攻撃を仕掛ける」というコンセプトは元々ジオングでも検討されていたアイデアだったとされる。
プロヴィデンスガンダム
機動戦士ガンダムSEED』におけるジオングのオマージュ的MS。パイロットが仮面の男、ラスボス機体、カラーリング、オールレンジ攻撃と共通点は多い。

余談

  • 劇中でガンダムと相討ちになった実績から、『講談社ポケット百科シリーズ ロボット大全集1 機動戦士ガンダム』等の児童を対象とした書籍では「(一年戦争時)最強のモビルスーツ」として紹介されるケースが有る。
  • 『冒険王』掲載の漫画版では打ち切りの影響や作者が放送を見ていなかったこともあり、作中唯一ガンダムの装甲を破壊できた機体となっている。(同作のガンダムはムサイのビーム砲が背中に直撃してもほとんどダメージが無い程頑丈)
  • 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではシャアに本機を貸与したのがキシリアではなくギレン・ザビという設定になっており、ア・バオア・クーに接舷したホワイトベースを強襲し大破目前まで追い詰めるものの、補給を果たし最後の出撃に臨むガンダムに阻止され相打ちとなった。そして、シャアによるこの直接攻撃がトドメとなり、ブライトらはホワイトベースを捨てて脱出することとなった。
    • また同作のジオングは頭部が分離する際に、胸部分のパーツも一緒になって胴体から分離しているほか、コクピットも胸部の方は首部に変更されており(こちらも胴部から分離できるようになっている)、頭部を遠隔操縦出来るようになっている。そのため「ラスト・シューティング」の直前に頭部と分離して首部から操縦して、そのまま放棄しアムロとの白兵戦並びにキシリア暗殺にシーンは移動している。
  • 短編「バカがボオルでやってくる!」(漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』に収録)において、ソロモン攻略戦にてウモン・サモンの搭乗した「ボール戦地改造型(通称「Bガンダム」)」の存在が原因で、ジオン軍が「ガンダム全長は、40mを軽く凌駕している」と誤解してしまった結果、それに対抗して本機(正確にはパーフェクト・ジオング)も40m級の大型MSとして開発される事となったという、衝撃の開発経緯が明らかになった。
    • ただし、これは作中でもガセネタの可能性が示唆されており、事実かどうかは非常に微妙なところである。前述されたようにジオングが大型になったのはサイコミュ関連の小型化が難航していたため(事実エルメスブラウ・ブロもかなりの大型機だった)であり、それ以前にガンダムのサイズが普通のMSと大差ない事もそれまでの戦闘データや兵の報告で明白になっているはず。だが、アムロが叩き出した驚異的な戦果や、それによる士気低下を恐れたジオン側の情報操作次第では、この拡大解釈も充分ありえそうなのが恐ろしいところ(作中では「報告にあった『18mのガンダム』はジムの偽装ではないか?」といった台詞も存在)。
  • 後付け設定のAMBACシステム(手脚を使った姿勢制御)により、宇宙空間においてもモビルスーツの脚は飾りではなくなってしまった(元々シャアはキックや八艘飛びに脚を利用しているが)。そのため『ORIGIN』では「脚なんて飾りです」と発言した本人であるサキオカ少尉が、その後ジオング出撃時にAMBACシステムについてフォローする発言を行い、シャアに「"脚なんて飾り"じゃなかったのか?」と突っ込まれている。他にも漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では戦後に件の整備士と再会したシャアが脚が付いたジオングについて「以前無かった"カザリ"が付いたそうだな」と問うたところ、整備士は「ところがまんざら飾りでもないと判りました」と評価を改めている。

脚注

  1. MS、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月8日閲覧。

商品情報

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  • その他

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