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:両肩に内蔵されたビーム発射砲。 | :両肩に内蔵されたビーム発射砲。 |
2014年12月16日 (火) 00:17時点における版
JDG-009X デビルガンダム(Devil Gundam)
- 登場作品:機動武闘伝Gガンダム
- 分類:地球再生用モビルファイター
- 形式番号:JDG-009X(JDG-00X)
- 装甲材質:ガンダリウム合金兼デビルガンダム細胞
- 開発者:ライゾウ・カッシュ
- 生体コア:キョウジ・カッシュ⇒レイン・ミカムラ
機体概要
ドモンの父、カッシュ博士が開発した「自己再生」「自己進化」「自己増殖」の三大理論を備えたガンダム。ガンダムの上半身に多脚ユニットの下半身を合わせたモビルファイターにしては特異なシルエットが特徴。
本来の機体名称は「アルティメットガンダム」であり、地球環境の再生を目的とした機体であったが、この力を軍事利用せんと目論むネオジャパンのウルベ少佐とカッシュ博士の才能を妬むミカムラ博士の策略により、カッシュ一家は拘束されてしまう。悪用を恐れたカッシュ博士は、長男キョウジをアルティメットガンダムに乗せ地球へと逃がすが、キョウジを庇って母のミキノは射殺されてしまう。その上地球落下時のショックが原因で、アルティメットガンダムの内部コンピューターは地球再生の意思を飛躍させ、「人類抹殺こそが地球再生」と認識し暴走。キョウジを強制的に生体ユニットとして取り込み、デビルガンダムとなった。以降は各地を転々としながら、遭遇したモビルファイターをDG細胞で侵食し、暴走させる怪事件を連続で引き起こし、最終的には新宿地下に身を潜め、自己進化の時を待っていた。
『機動武闘伝Gガンダム』の最大の敵ではあるが、本来は平和利用を目的として造られた物であり、権力闘争に弄ばれた末に人類の脅威と化してしまった、ガンダムシリーズでも最も悲劇的なガンダムでもある。
本体撃破後の復活も含め、設定的に色々と独自の解釈が出来るためか、他作品とのクロスオーバーや独自のオリジナル設定が加えられることも多く『Gガンダム』の参戦=デビルガンダム参戦と言っても過言ではない。
生体ユニットは女性が適任とされるデビルガンダムだが、スパロボではウルベやウォン、他作品のキャラクターではゴステロやシロッコなど男性が乗るケースが多い。これは女性に次ぐ適任の条件が、「ガンダムファイター=強靭な肉体」としての資質がある人物となっているためである。原作では生体ユニットにされたレインだけでなく、強靭なガンダムファイターの中でも最強クラスの戦闘力を秘めたドモンや、女性ガンダムファイターであるアレンビーも生体ユニットとして狙われる。東方不敗は自ら生体ユニットになることを望むものの、自身の体が不治の病に蝕まれていた事により、断念せざるを得なくなった。また、レインが生体ユニットにされた際は裸体になっており、全身が金属化していた。
デビルガンダムの第2形態の詳細はデビルガンダム (第2形態)参照。
デビルガンダムの第3形態の詳細はデビルガンダム (最終形態)参照。
バンプレストオリジナルのデビルガンダムはデビルガンダムOGを参照。
なお、海外では宗教的な理由からダークガンダム(Dark Gundam)という名称に変更されている。
スパロボシリーズにおいて
上記の通り、「Gガンダム」が参戦する作品では皆勤賞というおなじみの存在。
事件を起こす黒幕はウルベの他、コロニーの過激派であったり、ギガノス帝国であったりと様々である。デビルガンダムの力を狙っている者も含めれば、プラントやバーベム、木連、火星の後継者、グラドス軍と多岐に渡る。
その他原作終了後が舞台の場合は誰かしらが復活させたりもする。元は人間に造られた物とはいえ、三大理論によって生物と同様の増殖や進化を繰り返しているため、その存在はもはやSTMCや擬態獣といった人外の脅威と同等かそれ以上とも言える。
原作では地球降下時のダメージで大破しているため1年程再生の為の潜伏期間があり、この際に東方不敗などと接触した思われる。 スパロボでは世界観的に、地球に落ちたデビルガンダムを長い期間放置と言う設定にはしづらいためか この地球降下の流れが劇中かそれに近い期間に行われており 降下直後に活動している場合が多い。
「地球再生の為に作られたが、暴走し人類抹殺を目的とする悪魔のガンダムに凶変した」 と言う大本の部分は変わらないため、結構なプレイヤーは見落としている部分であると思われるが 実は「地球に落ちた衝撃で異変が生じた」と言う設定はスパロボで採用される事は少ない。 原作の台詞を引用するシーンであってもその辺の件は削除されている。
ユニットの能力としては、長い射程と、デビルガンダム細胞によるHP回復を持つ。周囲に多数の雑魚が配置されているのがお約束となっており、雑魚を蹴散らして気力を上げ、必殺技などの総攻撃で沈めるのが定石である。その一方、大型であるためか移動力は進化形態を含めて低めにされている場合が多い(進化形態では本機よりもさらに移動力が落ちることがある)。作品によって異なるが、大抵は一度撃破されても別の形態で復活する。また場合によってはイベント退場の場合もある。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 異星人(おそらくゲスト)の技術を利用しカッシュ博士が開発した。その時国連内に居たシロッコがこれを悪用しようと目論み…以降原作と同じ流れとなる。第一形態のみ登場。
- スーパーロボット大戦F
- イベントとして数度顔出しする程度。第一形態は完結編には登場しないので特に戦う事なくおさらばとなる。尚、非常に厳しい条件(残りHP90%で撤退)ではあるが、顔見せ時に無理やり撃破することも可能。某攻略本の担当者は数時間の激闘の末に撃破に成功したが、獲得資金がわずか4000というショボさに寝込んでしまったらしい。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 原作通りにギアナ高地編、ランタオ島編、DGレイン編と用意されており、イベント撃破になることが多い。
黒幕は原作どおりウルベであるが、コロニーとの融合がなくシャピロ等の他のラスボス達と並んで登場する。最終形態の時に「石破ラブラブ天驚拳」か「究極石破天驚拳」で倒されるイベントがあるが、イベントを起こさず撃破することも可能である。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 今回はギガノス帝国(おそらくドルチェノフ)に奪われそうになり地球へ逃亡する。今作ではドルチェノフとウォンが結託しているので恐らくはこの二人の陰謀であると思われる。
序盤、いきなり落っこちてきてナデシコにぶち当たり、アーガマを攻撃して航行不能にしてくれるという衝撃の登場をやってくれる。
序盤・ランタオ・最終形態ときっちり三段活用する。今回のクロスオーバーは機甲戦記ドラグナーのギガノス機動要塞で、デビル機動要塞となる。
ちなみに、気付いていないプレイヤーも多いが、デビルガンダムは地上に落下したショックで暴走をしている為、今作の場合、実は「ナデシコにぶつかったショックで、デビルガンダムが暴走してしまった」事になる(そのため、アンソロジーでは真相を知ったドモンが「お前のせいか」とユリカにツッコミを入れるネタがあった)。
尤も真面目に解釈するならば、追撃に来たドモンやギガノス軍はこの時点で既に「デビルガンダム」と呼んでいるので、今作では地球落下前に暴走している可能性も高い。
実際今作では(…というより、大半のスパロボシリーズでだが)「地球に落ちたショックで暴走」とは語られていない - スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 概ねAと同様だがHPが大きく跳ね上がっている。序盤に登場する第一形態は撤退させずに墜とすとアルティメット細胞を落とすので是非入手しておきたい。
- スーパーロボット大戦R
- 原作終了後の設定。ゲッター線により復活。おまけに大量増殖し、オリジナル敵デュミナス一派の主力として登場する。基本はゾンビ兵だが、一機だけデスピニスの暗躍により復活させられた東方不敗を生体コアとする。その為か、東方不敗機の回避能力はかなり高い(ただし武器の基本が射撃系なので格闘タイプのマスターと相性が悪い)。なお、これにはゲッター線も非常に責任を感じたようでお詫びとして東方不敗の身体を治した上で蘇生するという行動に出ている。つまり、デビルガンダムはゲッター線すら脅威に感じる存在らしい。
- スーパーロボット大戦J
- デビルガンダムに限らず、Gガンダム系が全体的に不遇な扱いとなっており、ウルベ、ウォンも居らず、彼らのポジションにガンダムSEEDのアズラエルが据えられそうな展開だったが、ストーリーがランタオ島止まりの為、レインが乗る事も無く破壊されて終了。スパロボでも珍しい最終形態が登場しない展開となった。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- ほぼ原作どおりの流れで追い詰めていき、第1部ではジャブロー、第3部ではデビルガンダムコロニー内部による決着となる。
デビルガンダムの人類抹殺の意思はアインストと同調する物らしく彼らに活用される。本作ではウォンが登場しないので、その辺の役割はアインストが行なっている
第1部では強敵であるが、第3部では自軍がインフレ気味の能力値なため、特に苦戦する局面はない。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 東方不敗の母星(ダグ星系共和国)の技術を使って開発されている。この作品でのキョウジは悪人であり、ウルベも登場せず黒幕は存在しない。
隠しシナリオでは、レイズナーの敵役・ゴステロを取り込んでオリジナル形態へと進化する。
バルマー帝国傘下のル・カインが数年前にダグ星系共和国の前線基地がある小惑星を攻めた際、地球のデビルガンダムに似たもっと巨大で凶悪な奴(おそらくデビルコロニーのような状態と思われる)が現れたという。 - 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦64
- 「ガンダムW」のオペレーション・メテオの一環でデビルガンダムが投下される。
後のホワイトファングになるコロニーの過激派がデビルガンダムの力を利用しようと目論み…以降は原作通りという流れ。
終盤ではシャア率いるネオ・ジオンに回収されてアクシズと融合し、デビルアクシズとなる。最後のパイロットは再生させられたウォン。バーサーカーアレンビーが搭乗することもある。 - スーパーロボット大戦MX
- 原作終了後の話なので、デビルガンダムは一度倒したはずの敵、という珍しい展開。
本作ではラーゼフォンのバーベム卿の手によって復活し、彼の計画に利用される。
最終的にはドラグナーに登場したマスドライバーと融合する。パイロットはデビルガンダム同様にバーベム卿の手によって復活したウルベ。
また今回のバンプレストオリジナルキャラ達のバックストーリーにも大きく影響している。そしてもう一つのDでもある。 - スーパーロボット大戦NEO
- 原作終了後の話だがアースティアの世界にDG細胞が持ち込まれ、エルンスト機関によって利用される。さらに本作ではエルンスト機関の空中要塞・ウルタリアと融合し、64以来のオリジナルユニット『デビルウルタリア』となる。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦Operation Extend
その他
- スーパーロボットスピリッツ
- 中ボスとして登場。未来人ネオ・イノセントがバルマー帝国と戦うために利用した。エアロゲイターを生み出した根源。実際に戦うのは最終形態の姿のみ。
- スーパーヒーロー作戦
- ユーゼス・ゴッツォがライゾウ・カッシュに供与したフレームを元に開発される。フレームには密かにクロスゲート・パラダイム・システムが内蔵されていた。
カッシュ博士はこれに気付いてDG細胞(アルティメット細胞)で機能に封印を施していたが、ドモンの怒りの力を利用して一時的に機能させて過去に時間移動した。
最終的に、ウルトラマンのカラータイマーの力が注入され、ユーゼスと融合することで超神ゼストになった。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- バルカン
- ゲームでは大した事のない武器だが、原作ではガンダムシュピーゲルを蜂の巣にしている(しかも、この時のシュピーゲルはシュトゥルム・ウント・ドランクを使っていた)。
- メガビームキャノン
- スパロボでは本機の最も射程の長い武器として実装されている事が多い。一部ゲームではメガ・デビルフラッシュ表記であることも。
- 拡散粒子弾
- 両肩に内蔵されたビーム発射砲。
- スパロボでは射程の長いタイプと、P属性で射程1-3の接近戦タイプのどちらかで実装されている。
- マザーテンタクル
- 体の各所にある黄色い突起から触手を伸ばす。
- デビルファング
- 突起から巨大な爪を形成する接近戦用武器。
召喚攻撃
- デスアーミー
- Jのみ。大量のデスアーミーによる一斉射撃を浴びせ、とどめに四方から棍棒による一斉打撃で〆る。さり気なくデスドラゴンやデスマスターが最初の射撃の所に紛れ込んでいる。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- L
関連機体
- 本Wikiではスパロボ関連のものを取り上げる。未登場のものについてはガンダムwikiを参照されたし。
強化型・バリエーション機
- デビルガンダム (第2形態)
- デビルガンダム (最終形態)
- デビルコロニー
- デビルガンダムコロニーとも呼ばれ、原作終盤においてデビルガンダムがネオジャパンコロニーを取り込んだ姿。大きさ相応の圧倒的な力を誇ったものの、ガンダム連合の猛攻と内部に侵入したシャッフル同盟の活躍により元のコロニーに戻った。スパロボではデビルアクシズ、デビルウルタリアやOEの復活したデビルガンダムのデザイン元となっている。
- デビルガンダムOG
- デビルアクシズ
- デビルウルタリア
- デビルガンダムヘッド
関連機
- デスアーミー
- 地球降下後に「自己増殖」で生み出した自身の手駒。モビルスーツサイズで数百機を生み出している。新宿の地下に潜伏している時は、逆にデスアーミーを吸収して力を蓄えていた。
- デスネービー
- デスバーディ
- シャイニングガンダム / ライジングガンダム
- 同じネオジャパン製MF。シャイニングガンダムとは一部の部品が共通であり、ライジングガンダムはシャイニングガンダムの部品を一部流用しているため、この2機とは頭部、胴体部の形状が酷似している。
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