「ディアナ・ソレル」の版間の差分
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2022年1月12日 (水) 11:34時点における版
ディアナ・ソレル | |
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外国語表記 | Dianna Soriel[1] |
登場作品 | |
声優 | 高橋理恵子 |
デザイン | 安田朗 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(ムーンレィス) |
性別 | 女 |
年齢 | 不明(公称19歳) |
所属 | ムーンレィス |
役職 | 女王 |
ディアナ・ソレルは『∀ガンダム』の登場人物。
概要
月の女王で、ディアナ・カウンターの最高指揮官。王族筆頭ソレル家の総領。ムーンレィスにとっては心のよりどころで、絶大な信望を集めている。
公称年齢は19歳だが、長い時をコールドスリープで過ごしてきたため、実際の年齢は不明。幾度となく地球に降下して地球の生活に馴染んで来た。
物語序盤に地球帰還作戦を実施するが、地球側との交渉が上手くいかず開戦。その最中にも彼女の和平路線に反発した直属の部下たちに反乱を起こされてしまう。また、月でも彼女を排除しようという別勢力がいて大規模な闘争に至るなど、自身の政策、方針に周囲の理解を得ることに苦戦し、自身も地球帰還作戦に関しては「急いでしまった」と後悔していた。
地球人キエル・ハイムとそっくりの外見をしており、お遊びで互いの服を交換した事で、そのまま入れ替わってしまう。それを利用して、ムーンレィスとミリシャの内情を知る。その後はキエルとして、地球で世俗の生活を体験する事になる。
作中の足取りを見ると行動原理は個人的なセンチメンタリズムに偏った印象が強く、優秀な政治家・統率者と言い難い資質は否めないが、どんな状況にあっても高潔さと気品を保ち、信仰にも近いカリスマ性は本編を通して揺るぎなかった。
なお、ディアナの名前は、ローマ神話の月と狩りの女神・ディアーナー(つづりはDianaである。また、英語読みの「ダイアナ」でも知られている)に由来する。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。中盤∀ルートで一度スポット参戦し、終盤38話でようやくソレイユに乗って正式に仲間になる。ソレイユの性能が非常に高く、サブパイロットのミラン・レックス共々優秀な補助系精神コマンドが豊富でSPも多く、終盤のお助けキャラポジションとして重宝する。その代わり、ソレイユが強いためか戦闘能力はかなり抑えられており、成長タイプは格闘武器を使う機会はないのに格闘系標準型に設定されている。
- シナリオ面でもDVEが豊富で、地球帰還作戦、月側のいざこざを鎮める以外にも、地球側勢力となるイノセントとの交渉のため、和平派であるアーサー・ランクと会談を求め奔走する。また流竜馬が彼女とキエルとの入れ替わりを公表前に知ったことが、ゲッターチーム内のいさかいの元となった。最終的に地球側の代表となったビエルと和平を結び、原作通り隠居に入る。また珍しい仕様としてキエル変装時の説得は別作品のアイアン・ギアー乗艦の状態で行うことになる。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 終盤、ソレイユに乗って仲間になる。貴重なSP回復を持つ事やサブパイロットのミラン・レックス、艦長効果のおかげで使う価値は十分ある。ちなみに、ディアナは声バグの被害者の1人であり、回避時にいわゆるバロン声になってしまう。「ひらめき」を効果に含んでいる「愛」を使って攻撃を仕掛ける際には注意。移動力が低いのと愛での加速しか無い為、ヒット&アウェイを付けておきたい。
- エンディングでは原作や『α外伝』と違い、まだ隠居せずにムーンレィスの指導者として地球と和平を結ぶために尽力する意志を示している。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- こちらの世界に転移して登場するが、NPC扱い。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 同じくNPC。マリナとは面識があったらしく、人の上に立つ者としての在り方を話したようだ。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- やはりNPC。黒歴史の闇をZ-BLUEに伝えるために、再びD.O.M.E.を訪れる。また、ガルガンティア船団の本来の存在意義についても把握していた。
- エンディングではようやく、ロランを付き人として隠居することとなった(これについては自らがクロノの末裔であるが故に、クロノの存在を完全に葬り去るという意味もあった)。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- SR戦艦ソレイユの艦長。メインストーリー15章クリアで入手できる。
- 2019年4月のイベント「交わる水平線、その先に」では[Ω]戦艦ユニットとしてソレイユが登場。戦艦アクション演出にてボイスがついた。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(艦長効果)
- 隣接する味方の攻撃力+10%
- 『Z』で採用。
艦長スキル
- 月の女王
- 味方全体の攻撃力アップ。
人間関係
- ロラン・セアック
- 当初は、彼から「女王」として敬愛されていた。後にキエルと入れ代わり、「ディアナ」としての個性を見せた上で好意を寄せられ、最期まで付き添いあうこととなった。
- 『マガジンZ』の漫画版では、∀ガンダムの操縦席で彼の膝の上に乗り瓦礫の撤去を指示する等、スキンシップ過剰になっている。
- ハリー・オード
- 親衛隊隊長。「彼女を守るためなら、どの陣営にも属さない」との忠誠を示される。入れ替わりにいち早く気付いた人物の一人。
- キエル・ハイム
- そっくりな外見の為、互いに入れ替わった。そのせいで「キエルとロランの仲があやしい」とソシエから誤解される。
- ちなみに、劇中ではディアナとキエルの見分けがつかないことになっているが、視聴者は肌の色と目のハイライトの有無によって判別ができるようになっている(ディアナはハイライトがなく、肌が白い)。
- ソシエ・ハイム
- キエルの妹。『マガジンZ』の漫画版では「キエル」になっていた間に父ディランはじめ地球人の死者を真摯に悼んでいたことから、「調子狂っちゃった」と言われ赦される。
- グエン・サード・ラインフォード
- 当初は交渉相手としての関係だったが、「キエル」になっていた間に彼の人となりを探る。なお、彼からも入れ替わりに気づかれる。
- 『マガジンZ』の漫画版では、「数百年前の想い人の子孫(…との伝承がある)」という意外な接点が存在する。
- リリ・ボルジャーノ
- 「キエル」になっていた間に嫉妬されて嫌がらせを受ける。
- ギム・ギンガナム
- 格下の王族・ギンガナム家の総領。彼の危険性を危惧する。
- アグリッパ・メンテナー
- 格下の王族・メンテナー家の総領。彼の保守性を危惧する。
- フィル・アッカマン
- 月の軍隊「ディアナ・カウンター」中佐(後に大佐)。ディアナの過剰な和平路線に反発し、クーデターを起こしてしまう。
- ミラン・レックス
- ディアナ配下の執政官。穏健派だったが、フィルのクーデターに参加してしまう。
- リンダ・ハレ
- かつてディアナが月へ連れて来た地球人女性。一般市民扱いでムーンレィスの男性との間に一児をなし、冷凍睡眠する。
- テテス・ハレ
- 上述のリンダ・ハレの娘。地球人との混血児であったために不当な差別を受けており、ディアナを恨んでいる。アグリッパの手先となってディアナ暗殺を試みるも失敗。
- ウィル・ゲイム
- かつてディアナが思いを寄せた地球人「ウィル・ゲイム」の子孫。子孫はウィルの名前をそのまま継いでおり、外見も瓜二つで、ディアナも最初は本人と見間違えた。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 『ZSPD』で、サンドマン杯にて共闘。
- パプテマス・シロッコ
- 『Z』では新時代の統治者として、勝手に彼に期待され連れ去られそうになるが、後に勝手に見限られる。ディアナにとってはいい迷惑な男である。
- ハマーン・カーン
- 『Z』にてディアナの手腕を高く評価していた。
アナザーガンダムシリーズ
ガンダムSEEDシリーズ
- ラクス・クライン
- 『Z』では後半に戦争終結に向けて彼女と共に行動を共にする。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 『Z』では直接は関わらないが、コペルニクス会談での権限を全てディアナに委譲している。
- ミーア・キャンベル
- 『Z』では彼女の想いを汲み、最期の願いを叶えてあげた。
- ギルバート・デュランダル
- 『Z』ではディアナと友好関係を結ぼうと持ちかけている。
ガンダム00シリーズ
- マリナ・イスマイール
- 『第2次Z破界篇』にて国連特別大使として彼女の前に現れ、祖国に対しての責任を彼女に語った。
リアル系
- アーサー・ランク
- α外伝ではイノセントの指導者である彼との会見を望んでいた。
- ビエル
- α外伝ではキエルに扮していた頃に彼と出会っており、カシムの死後、改めてムーンレィスとイノセントの間で停戦協定を締結する。
- ミイヤ・ラウジン
- Zではマーケットで彼女にイングレッサ産のオレンジを値切られたが、後々ディアナ・カウンター兵を説得するために「まけてもらった分」歌った。
スーパー系
- 流竜馬
- 『α外伝』では偶然ディアナがキエルと入れ替わっていることを知った。
- 木戸丈太郎
- 『α外伝』ではギンガナム軍に連れて行かれそうになったところを彼に救われた。
- 神花江
- 『Z』では彼女の洗濯を手伝っていた。
- 風見博士
- 『Z』では終盤、黒歴史の封印を解いた際に彼に嘲笑されてしまう。
- トワノ・ミカゲ
- 『第3次Z天獄篇』では彼から「進化を恐れて、自らの手で未来を閉ざした者」と非難されるが、月光蝶の真の力を解放したことでそれを否定する。また、永遠を生き続ける彼を自身と似た存在として哀れみを持っていた。
バンプレストオリジナル
- セツコ・オハラ
- 『Z』にて彼女と共に花江の洗濯を手伝っている。
- レーベン・ゲネラール
- 『Z』では本性を現した彼に「エーデル准将に比べたらただの小娘」と嘲笑された。
- エルーナルーナ・バーンストラウス
- 『第3次Z天獄篇』では、ディアナのカリスマ性に心の底から感服しており、戦えることを楽しみにしていた。彼女を見たディアナはギンガナムを思い出していた。
名台詞
- 「よしなに」
- この言葉を使う事が多く、汎用性の高いセリフ。ちなみに「よしなに」は「よい具合になるように」「よいように」「適切に」といった意味である。基本的には「よろしく」「(お任せするので)お好きなように」といった意味で、他者に物事を頼んだり任せたりする際に使う言葉だが、使い方によっては「どうぞご勝手に」「好きにすれば」といった突き放した意味にもなる。
- 「ガンダムにおヒゲがありますか?」
- コレンを説得した時のセリフ。α外伝、Zでも再現。ちなみにSDガンダムだと∀以前から結構ヒゲ付きガンダムがいるし、直前作の後半主人公機もヒゲなのだが…。
- 「夜中の夜明けなど、あってはならない歪みです」
- キエルと共に核爆発を見て。α外伝ではDVE。
- 「法に従う……時には残酷ではあります」
- ミドガルドがハリーに粛清された光景を見て。
- 「おいしかったわね…」
- 最終話、最後の台詞。高橋氏の演技によって「ナノマシン投与を止め、年老いていく姿」を一言で表している。
- 「私のためが人類のためになると信じて、お二人の命を捧げてください」
- 小説版「月に繭 地には果実」において、アグリッパとの決戦を前に、ロランとハリーに心の底からの儀式を行う。
- 「これを見ても、まだ月の科学技術が欲しいというか、グエン・サード・ラインフォード! これが人の生物のありようと知っても、まだ死を遺棄して認識だけの存在を増殖させたいと願うか、アグリッパ・メンテナー!答えよ!」
- 小説版にて、グエンとアグリッパに対して、黒歴史の情報を開示して見せて。しかし、アグリッパはともかく、グエンには何の痛痒も感じなかった。
スパロボシリーズの名台詞
- 「伝説の機械人形や機械巨人がこれだけ揃えば黒歴史の再来を阻止する事が出来ましょう。皆様のお力を、どうか私にお貸し下さい」
- 『α外伝』第38話「月光蝶」より。ギンガナムとの決戦が近づく中、ディアナは黒歴史を彩ってきた機械人形、機械巨人を持つ戦士達の力を借り、戦場へと赴く。この台詞はDVEで、実に印象深い台詞となっている。
- 「見るがいい、ギム・ギンガナム。これが守るものを持った者達の強さだ」
「お前のように、己の欲望とプライドの為に戦う事がどれだけ小さいか知るがいい」 - 『ZSPD』で、紆余曲折を経て再びアクエリオン&ニルヴァーシュという「守る為の力」を得たアポロ&レントンらの強さを讃え、それらと相反するギンガナムの卑小さを容赦無く斬り捨てる。
- 「よくやりました、ロラン」
「あなたの事です。きっと私との約束を破った事で心を痛めているのでしょう。ですが私は、あなたがそれだけの覚悟を以って、月光蝶の封印を破った事を誇らしく思います。やはり、あなたにホワイトドールを託したのは正しい選択でした」
「胸を張りなさい、ロラン・セアック。最も大切なものが何かをわかっているあなたなら、ホワイトドールを正しく使ってくれるでしょう。女王ディアナ・ソレルの名の下、改めてあなたに月の蝶を預けます」 - 『第2次Z再世篇』第33話「散りゆく光の中で」より。人々の命を救うためとはいえ禁忌の力である月光蝶の封印を解いたロランをディアナは責めることはなく、改めてロランにホワイトドールを託したのであった。
- 「お前は私と似ている…。永遠を生きる事で、限りある生命を持つ人間の素晴らしさを忘れてしまった」
「人間に永遠はない…。だから、人と人との交わりによって過去を未来へと繋いでいく。それが何を生み出すかを知るがいい、永遠を生きる者よ」 - 『第3次Z天獄篇』第33話「黒歴史の闇」より。ミカゲに対して。
搭乗機体
脚注
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