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+ | :しかし、両端から発生させた状態では扱いが難しく、大抵は片側から発生させていた。劇中では[[ガンダム]]のビーム・サーベルを柄で受け止めているカットが存在する事から、柄には耐ビームコーティング処理が施されていると思われる。他にも、両端からビーム刃を発生させた状態で機体の手首を回転させることで疑似的な[[ビームシールド]]としても機能する。なお、発生するビームの色は水色だったり黄色だったりと様々。 | ||
:ビームサーベルのバリエーションとしてメジャーなものであり、他作品においても[[C.E.]]世界のMSや[[エルガイム|ランサー]]、[[ドラグナー1型|レーザーソード]]、[[フォルテギガス|ストームブレード]]など同種の両刃ビーム剣を持つ機体は少なくない。 | :ビームサーベルのバリエーションとしてメジャーなものであり、他作品においても[[C.E.]]世界のMSや[[エルガイム|ランサー]]、[[ドラグナー1型|レーザーソード]]、[[フォルテギガス|ストームブレード]]など同種の両刃ビーム剣を持つ機体は少なくない。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
+ | *『トミノメモ』によれば、本機の初期名称は'''『[[ギャン]]』'''であり、'''『ゲルググ』'''とは[[ギレン・ザビ]]が[[シャリア・ブル]]に与えるモビルスーツの名称だった。 | ||
*『ガンダムvsハローキティプロジェクト』では第2話、第3話で登場。[[アムロ・レイ|アムロ]]と対話を試みるハローキティを、[[ザク]]二機を率いて強襲するが返り討ち?にされてしまい'''キティと友達になる'''。 | *『ガンダムvsハローキティプロジェクト』では第2話、第3話で登場。[[アムロ・レイ|アムロ]]と対話を試みるハローキティを、[[ザク]]二機を率いて強襲するが返り討ち?にされてしまい'''キティと友達になる'''。 | ||
**この時のゲルググは機体がSD化し、あたかも自分の意思で動いているかのようにキティと接していた。……中にいたはずのパイロットはどうなってしまったのだろうか。 | **この時のゲルググは機体がSD化し、あたかも自分の意思で動いているかのようにキティと接していた。……中にいたはずのパイロットはどうなってしまったのだろうか。 |
2024年8月16日 (金) 07:12時点における最新版
ゲルググ | |
---|---|
外国語表記 | Gelgoog[1] |
登場作品 | |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | MS-14A |
頭頂高 | 19.2 m |
本体重量 | 42.1 t |
全備重量 | 73.3 t |
動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,440 kw |
スラスター推力 |
24,500 kg×2
|
装甲材質 | 超高張力鋼 |
センサー有効半径 | 6,300 m |
開発 | ジオニック社 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット |
アナベル・ガトー ジオン兵 |
概要[編集 | ソースを編集]
ザクIIに代わる次期主力機として開発さた、ジオン公国軍の量産型モビルスーツ。
ゲルググ最大の特長は、ジオン軍の量産型MSとしては初めて携行式ビーム兵器を採用した点であり、サイド6経由で入手した連邦軍のエネルギーCAP技術の導入によってドライブが可能となった。基礎設計はザクと同じくジオニック社が担当しており、高機動型ザクのR-1~R-3型で培われたデータを基にしている。脚部・腹部スラスター等の推進部にはドムを手掛けたツィマッド社の技術が用いられており、ビーム兵器の開発はMIP社と、ジオニック社の独自開発ではなく各分野における有力企業が分散して請け負っている。即ちゲルググは、ジオン軍技術陣の集大成とも言える機体であり、その性能は装甲以外は地球連邦軍のガンダムと同等ともそれ以上とも言われている。しかもそれを生産コストを抑えた量産機で成し遂げている(つまり装甲以外はガンダムレベルのモビルスーツをガンダムより安く製造できている)ため、間違いなく一年戦争の傑作機であり、量産があと1か月早ければ一年戦争の行く末が変わっていたかも知れないとも称されたモビルスーツである。
背部のランドセルがないというかなり珍しいデザインであるが、これは複数のランドセルを用意し、任務や状況に応じてた換装を前提としているためであり、汎用性も非常に高い。増速用のブースターパック、水陸両用MSのメガ粒子砲の技術を転用したビームキャノンパック、ザク・デザートタイプと同型のランドセル等があり、それぞれ高機動型ゲルググ・ゲルググキャノン・ゲルググGと呼ばれる。
完成したゲルググは、同時期に開発されたツィマッド社のギャンとコンペティションを行い、これに圧倒的大差を付けて勝利、次期主力MSとして正式採用される事となった。まずは先行量産型であるYMS-14が25機製造され、シャア・アズナブル、アナベル・ガトー、ロバート・ギリアムの3名に渡された後、残りは全てエースパイロット部隊のキマイラ隊に配備された。この内シャア専用機については「シャア専用ゲルググ」の項を参照。
その後は一般部隊にも配備が開始されたが、ビームライフルの生産の大幅な遅延により、本格的な配備は一年戦争末期にまでずれ込む事となった。しかしこの頃には戦争の長期化で多くの熟練兵が失われており、また統合整備計画の実施までは各MS間で操縦系統が統一されておらず、残った熟練兵も「真新しい高性能MS」よりも「乗り慣れたザクやドム等の既存MS」を好んだ。以上の点から若年層の新兵や学徒動員兵らに配備されたが、まだパイロットとしての実戦経験が未熟で、しかもその中でも優秀な者はベテランと隊列を組むためにザクやドムが与えられ、残った者にゲルググが与えられた。そのため大抵は傑作機とも言える優秀な性能を発揮できないまま撃墜されている。ア・バオア・クー戦ではキシリア・ザビに「ゲルググ、ドムの動きが目立たないのはどういう訳だ?」と問われ、トワニングが「学徒動員のパイロットが多いようですから」と答えるシーンがあるが、キシリアからは「脆過ぎる」と酷評された。
機動戦士Ζガンダム[編集 | ソースを編集]
放棄されたグワジンの内部に放置されていた機体を回収し、ネモのフレームにゲルググの皮を被せたものが登場。レコア・ロンドが乗り込み、ジュピトリスの潜入や百式のメガ・バズーカ・ランチャーのエネルギーパック代わりとして運用された。また、修復前の本機をカツ・コバヤシが使用し、カミーユ・ビダンの危機を救っている。
機動戦士ガンダムΖΖ[編集 | ソースを編集]
「青の部隊」が運用しているレストア機[2]や、タグという名のパイロットが使用したとされるものが登場する。青の部隊仕様は性能が向上している。ディドー・カルトハやエロ・メロエが搭乗したが、ジュドー・アーシタらと交戦して撃破されている。後者は戦死したタグの形見で、見た目は角の無いシャア専用ゲルググ。恋人であったマサイ・ンガバが搭乗し、ガンダム・チームと交戦したが撃破された。また、本作に登場するリゲルグはゲルググの改修機となっている。
その他[編集 | ソースを編集]
- 『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾート』の冒頭にて、一機のゲルググがコムサイを援護しそのまま大気圏に突入し炎をあげている。その後、残ったビームナギナタはシローとアイナの育てている子供達が風呂炊きに使用した。
- 『機動戦士ガンダムUC』では、既に旧式となった本機が改修され、ジオン残党組織「袖付き」の一戦力として使われている。
- 『機動戦士ガンダムF91』のロイ戦争博物館にてゲルググが展示されている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦G
- DCの戦力として登場。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。DCの戦力として登場。DC時代のアポリーやロベルトが乗っていることも。なお、SFC版はドット絵がシーマ専用ゲルググMの色違いとなっており全然デザインが違う。これは他のゲルググJやゲルググMも同じ。さすがに酷い手抜きだったのか、PSリメイク版ではきちんとそれぞれ新規に書き起こされている。
- ちなみにレコアは中盤で本機ではなくゲルググMに乗ってくる。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α(DC)
- ジオン軍の戦力として登場。序盤で登場するも、ゲルググJに立場をうばわれ早々に姿を消す。
Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ジオン残党及びハマーンのネオ・ジオン軍が使用。性能は高くはないがビームナギナタが連続ヒットするので接近戦では注意。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- ジオン軍の戦力として登場。高い性能を持ち、運用した場合は射程3かつ高命中率のビーム・ナギナタがヘビーメタルやモビルスーツ相手に猛威を振るう。捕獲するとバイオセンサーに変換でき、中盤に向けてのユニット強化に役立つ。バラしてよし運用してよしの機体だが、攻撃力が貧弱なのが玉にキズ。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- ジオン軍の戦力として登場。HPはドムに譲るが、それ以外は概ね高い性能を持つ。ジオン軍以外にも宇宙海賊が使用してくるが、どういうわけか最初に登場するのは宇宙海賊の所有のものである。そんな鳴物入りの新型機をどこで手に入れたのだろうか……? 一応シャア専用機はそれ以前から登場している。
関連作品[編集 | ソースを編集]
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- ザコ敵。上位種としてゲルググJも登場する。
- リアルロボット戦線
- 一般機と青の部隊機が出演。名称表記はそれぞれ「ゲルググ 緑」「ゲルググ 青」。後者の方が若干性能が高い。
- 基本的には敵だが、前者はハマーン・ロシュルートで1機のみ入手可能。
- 後者はポセイダル・シロッコルートでNPCの味方として登場し得る。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
基本装備[編集 | ソースを編集]
- ビーム・ナギナタ
- 本機の接近戦用武装で、一本の柄の両端からビーム刃を発生させる事が可能。背部やシールド裏、後腰部にマウント可能。真冬の川の水をみるみるうちに沸騰させる(『08小隊』第12話)ほどの熱量を有する。
- しかし、両端から発生させた状態では扱いが難しく、大抵は片側から発生させていた。劇中ではガンダムのビーム・サーベルを柄で受け止めているカットが存在する事から、柄には耐ビームコーティング処理が施されていると思われる。他にも、両端からビーム刃を発生させた状態で機体の手首を回転させることで疑似的なビームシールドとしても機能する。なお、発生するビームの色は水色だったり黄色だったりと様々。
- ビームサーベルのバリエーションとしてメジャーなものであり、他作品においてもC.E.世界のMSやランサー、レーザーソード、ストームブレードなど同種の両刃ビーム剣を持つ機体は少なくない。
- ビーム・ライフル
- 本機の主兵装で、高性能センサーにより高い照準精度を誇る。前述の通りにジオン軍では初の実用化。しかし生産の遅延から十分な数が行き渡らず、後述の各種オプション装備を使用した個体も多かった。
- シールド
- 本機の防御兵装で、不使用時は背面にマウントされている。耐ビームコーティングが施されており、ビーム兵器をある程度防ぐ事ができる。
オプション装備[編集 | ソースを編集]
- ジャイアント・バズ
- 口径360mmの実弾兵器。ドムの物と同型。主に配備の間に合っていないビーム・ライフルの代わりに使用していた。
- 青の部隊機が装備していた物にはドワッジ同様のサーマルスリーブが追加されている。
- 120mmマシンガン
- 通称「ザク・マシンガン」。上部にドラムマガジンを装備し、そこから給弾する。ジャイアント・バズ同様、ビーム・ライフルの代わりに使用していた。
- 試作型ビーム・ライフル
- ゲルググ本体の全高の2倍に及ぶ巨大な武装。威力は高いが弾数も少ない。ガトーがソロモン攻略戦の殿時に使用。十分な戦果を挙げた。
- ビームマシンガン
- ギラ・ドーガ(一般機)のビームマシンガン。袖付き所属機が使用。後の年代に開発されたこの武装を使えることから、袖付き所属機は何かしらの改修が施されていたと考えられる。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
主な関連機体[編集 | ソースを編集]
一覧に無い機体はガンダムWikiを参照。
強化型・バリエーション機[編集 | ソースを編集]
- ゲルググJ
- 統合整備計画によって再設計した機体。機動力と狙撃能力が強化された。
- ゲルググM
- 海兵隊仕様。
- ゲルググM (シーマ専用)
- ゲルググMの指揮官用。
- リゲルグ
- ネオ・ジオンで近代改修されたゲルググ。
関連機[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 『トミノメモ』によれば、本機の初期名称は『ギャン』であり、『ゲルググ』とはギレン・ザビがシャリア・ブルに与えるモビルスーツの名称だった。
- 『ガンダムvsハローキティプロジェクト』では第2話、第3話で登場。アムロと対話を試みるハローキティを、ザク二機を率いて強襲するが返り討ち?にされてしまいキティと友達になる。
- この時のゲルググは機体がSD化し、あたかも自分の意思で動いているかのようにキティと接していた。……中にいたはずのパイロットはどうなってしまったのだろうか。
- 『ロックマン』に登場するブルースが所持しているブルースシールドは、本機のシールドがデザイン元。
脚注[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]
プラモデル[編集 | ソースを編集]
フィギュア他[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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