「ノーベルガンダム」の版間の差分

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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Nobell Gundam]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Nobell Gundam]]<ref>[http://www.g-gundam.net/mf/12.html モビルファイター紹介]、機動武闘伝Gガンダム、2022年2月10日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動武闘伝Gガンダム}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動武闘伝Gガンダム}}
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武装としては、ビームリボンやビームフラフープといった、新体操を髣髴とさせる[[ビーム兵器]]を装備しており、軽さを重視した機体に女性ファイターならではの柔軟な体と新体操のしなやかな動きを活かした格闘術で相手MFを翻弄する。
 
武装としては、ビームリボンやビームフラフープといった、新体操を髣髴とさせる[[ビーム兵器]]を装備しており、軽さを重視した機体に女性ファイターならではの柔軟な体と新体操のしなやかな動きを活かした格闘術で相手MFを翻弄する。
また、当機最大の特長は、機体内部に搭載された「バーサーカーシステム」にある。これは外部からパイロットを強制的にコントロールし、機体性能を一時的に引き上げるシステムであり、起動すると後頭部に装備された放熱フィンが展開し、機体がピンク色に光り輝く。この間、アレンビーの意識は外部からコントロールされるため彼女自身の意思が封じられる上にサブリミナルシステムによって闘争心まで強化されてしまい、[[暴走]]状態の「狂戦士」と化す。いわば、シャイニングガンダムの「ハイパーモード」の対極に位置する「負のハイパーモード」ともいえるシステムであり、ボルトガンダムを数十秒で打ち破ったのもこのシステムの賜物であった。ただし、このシステム自体はガンダムファイトの規約上認められたものではなく、ドモンとアレンビーの一騎打ちを目の当たりにしたチームスタッフ・ベルイマン博士の判断によりこのシステムは取り外される事になった。
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また、当機最大の特長は、機体内部に搭載された「バーサーカーシステム」にある。これは外部からパイロットを強制的にコントロールし、機体性能を一時的に引き上げるシステムであり、起動すると後頭部に装備された放熱フィンが展開し、機体がピンク色に光り輝く。この間、アレンビーの意識は外部からコントロールされるため彼女自身の意思が封じられる上にサブリミナルシステムによって闘争心まで強化されてしまい、[[暴走]]状態の「狂戦士」と化す。いわば、シャイニングガンダムの「ハイパーモード」の対極に位置する「負のハイパーモード」ともいえるシステムであり、ボルトガンダムを数十秒で打ち破ったのもこのシステムの賜物であった。ただし、このシステム自体はガンダムファイトの規約上認められたものではなく、ドモンとアレンビーの一騎打ちを目の当たりにしたチームスタッフ・ベルイマン博士の判断によりこのシステムは取り外された。
  
 
決勝大会終了後のデビルコロニーとの最終決戦では、ガンダム連合の先鋒を務め、[[マンダラガンダム]]と共に活躍した。
 
決勝大会終了後のデビルコロニーとの最終決戦では、ガンダム連合の先鋒を務め、[[マンダラガンダム]]と共に活躍した。
  
なお、当初の設定では、決勝大会終盤に'''本機はアレンビー共々[[DG細胞]]を移植されて[[ウォルターガンダム]]へと変貌を遂げた末に破壊され、デビルコロニー戦において使用されたノーベルガンダムは2号機である'''という事になっている(一部のムック本で「'''ノーベルガンダムMkII'''」と呼称される<ref>徳間書店『ロマンアルバム エクストラ 機動武闘伝Gガンダム テクニカルマニュアルVOL.2 最終奥義』9・115頁。</ref>)が、そのウォルターガンダムは、ネオホンコンでの決勝トーナメントが開催される以前にゴッドガンダムに襲い掛かっているので、設定に矛盾が生じていた。その矛盾を解消する為、後に設定変更が加えられており、'''ウォルターガンダムはDG細胞で一から造り出された機体で、「バーサーカーシステム」を組み込まれた上でノーベルガンダムに「擬態」していた'''という設定になっている。
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なお、当初の設定では、決勝大会終盤に本機はアレンビー共々[[DG細胞]]を移植されて[[ウォルターガンダム]]へと変貌を遂げた末に破壊され、デビルコロニー戦において使用されたノーベルガンダムは2号機ということになっている(一部のムック本で「'''ノーベルガンダムMkII'''」と呼称される<ref>徳間書店『ロマンアルバム エクストラ 機動武闘伝Gガンダム テクニカルマニュアルVOL.2 最終奥義』9・115頁。</ref>)が、そのウォルターガンダムは、ネオホンコンでの決勝トーナメントが開催される以前にゴッドガンダムに襲い掛かっているので、設定に矛盾が生じていた。その矛盾を解消する為、後に設定変更が加えられており、ウォルターガンダムはDG細胞で一から造り出された機体で、「バーサーカーシステム」を組み込まれた上でノーベルガンダムに擬態していたという設定になっている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
:[[スポット参戦]]の後地上ルートで[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]の条件を満たすと仲間になる。一軍で使用するには辛い性能。
 
:[[スポット参戦]]の後地上ルートで[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]の条件を満たすと仲間になる。一軍で使用するには辛い性能。
:シナリオ「悪魔と呼ばれたガンダム」で敵となる本機は、'''武器がフル[[改造]]'''されておりバーサーカーアレンビーの[[2回行動]]と高い[[格闘]]値の組み合わせもあり驚異的な攻撃力を持つ。くれぐれも原作通りに[[レイン・ミカムラ|レイン]]だけで戦わせたりしない様に。撃破後はウォルターガンダムとなって復活するが、そちらは一切無改造なので早急に撃破して変異させてしまう方が危険度はぐっと収まる。
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:シナリオ「悪魔と呼ばれたガンダム」で敵となる本機は武器がフル[[改造]]されており、バーサーカーアレンビーの[[2回行動]]と高い[[格闘 (能力)|格闘値]]の組み合わせもあり驚異的な攻撃力を持つ。くれぐれも原作通りに[[レイン・ミカムラ|レイン]]だけで戦わせたりしないように。撃破後はウォルターガンダムとなって復活するが、そちらは一切無改造なので早急に撃破して変異させてしまう方が危険度はぐっと収まる。
 
:[[葛城ミサト]]に「'''セーラーガンダム'''」と呼ばれる[[声優ネタ]]がある。
 
:[[葛城ミサト]]に「'''セーラーガンダム'''」と呼ばれる[[声優ネタ]]がある。
  
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
:第1部序盤で参入。ビームフープが[[海]]Aで第1部の間はお世話になることも多い。援護要員としてはそこそこだが、次第に[[二軍|倉庫番]]に。第1部最終話から合体攻撃が解禁されるものの力不足になっていくのは否めない。なお、「ノーベルストライク」が無く、[[気力]]120になるまで[[射程]]1はバルカンしか使えないという[[モビルファイター|MF]]らしくない弱点がある。
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:第1部序盤で参入。ビームフープが[[海]]Aで第1部の間はお世話になることも多い。援護要員としてはそこそこだが、次第に[[二軍|倉庫番]]に。第1部最終話から合体攻撃が解禁されるものの力不足になっていくのは否めない。なお、「ノーベルストライク」がなく、[[気力]]120になるまで[[射程]]1はバルカンしか使えないという[[モビルファイター|MF]]らしくない弱点がある。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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:通常とバーサーカーの両形態が登場。[[説得]]により加入。格闘やビームリボンといった武装の射程は少し向上しているものの、それでもまだ使いやすいとは言い難いため、戦力にするなら合体攻撃頼りか。
 
:通常とバーサーカーの両形態が登場。[[説得]]により加入。格闘やビームリボンといった武装の射程は少し向上しているものの、それでもまだ使いやすいとは言い難いため、戦力にするなら合体攻撃頼りか。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
:今回は無条件で仲間に。飛行可能になりビームフープが移動後有射程・EN制になった事で使い勝手が向上している。アレンビーの援護回数も多いので気軽に連発できるのがポイント。
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:今回は無条件で仲間に。飛行可能になりビームフープが移動後有射程・EN制になったことで使い勝手が向上している。アレンビーの援護回数も多いので気軽に連発できるのがポイント。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦J}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦J}}
:[[説得]]により加入。
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:[[説得]]により加入するが、説得するステージより前にもフラグが存在するため、逃さないように注意したい。
  
 
=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
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== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
[[モビルファイター|MF]]としては[[移動力]]や[[運動性]]が高い方だが[[HP]]・[[装甲]]は低め。[[スーパーモード]]が無く単体では攻撃力不足な事が多い。[[合体攻撃]]と[[強化パーツ]]スロットの多さを活用しよう。
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[[モビルファイター|MF]]としては[[移動力]]や[[運動性]]が高い方だが[[HP]]・[[装甲]]は低め。[[スーパーモード]]がなく単体では攻撃力不足なことが多い。[[合体攻撃]]と[[強化パーツ]]スロットの多さを活用しよう。
  
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
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==== 武装 ====
 
==== 武装 ====
ビームフープとビームリボンはバーサーカーモードでは「バーサーカー〇〇」名義になることも
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ビームフープとビームリボンはバーサーカーモードでは「バーサーカー〇〇」名義になることがある。
 
;バルカン砲
 
;バルカン砲
:機体頭部に2門内蔵された固定武装。本機の唯一の射撃兵装であり、主に牽制に使用される。SRWで使用される事は少ない。
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:機体頭部に2門内蔵された固定武装。本機の唯一の射撃兵装であり、主に牽制に使用される。SRWで使用されることは少ない。
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では属性が格闘に変更され、運動性低下の[[特殊効果]]もある。
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では属性が格闘に変更され、運動性低下の[[特殊効果]]もある。
 
;ビームフラフープ / ビームフープ
 
;ビームフラフープ / ビームフープ
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:こちらはビームがリボン状に展開する。さながら本物のリボンのような柔軟な動きをする。<ref>ビームサーベルの一種らしく、バーサーカーモードのガンプラにはリボンの代わりに通常のビーム刀身が付属している。</ref>
 
:こちらはビームがリボン状に展開する。さながら本物のリボンのような柔軟な動きをする。<ref>ビームサーベルの一種らしく、バーサーカーモードのガンプラにはリボンの代わりに通常のビーム刀身が付属している。</ref>
 
:SRWでは回転させて切り裂いたり、新体操の要領で自身の体の周囲にリボンをくるくる回した状態でドリルのように突貫したりといった動きが多い。
 
:SRWでは回転させて切り裂いたり、新体操の要領で自身の体の周囲にリボンをくるくる回した状態でドリルのように突貫したりといった動きが多い。
:『X-Ω』では通常版の通常攻撃に採用。『T』ではオミットされている。『MX』では上記のビームフラフープとの併用で1つの技扱いとなっており、フープ2つを連続で投げつけた後に『新』と同様のポージングでリボンを展開した後『IMPACT』同様に高速で突撃してフィニッシュとなる。。
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:『X-Ω』では通常版の通常攻撃に採用。『T』ではオミットされている。『MX』では上記のビームフラフープとの併用で1つの技扱いとなっており、フープ2つを連続で投げつけた後に『新』と同様のポージングでリボンを展開した後『IMPACT』同様に高速で突撃してフィニッシュとなる。
  
 
==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
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;ゴッドフィンガー
 
;ゴッドフィンガー
 
:『X-Ω』『T』ではダブルゴッドフィンガーの単独版が実装。『X-Ω』では通常版の必殺スキルに採用。
 
:『X-Ω』『T』ではダブルゴッドフィンガーの単独版が実装。『X-Ω』では通常版の必殺スキルに採用。
:『T』では詠唱からトドメ演出まで「爆熱ゴッドフィンガー」とほぼ同じだが、'''さすがに掴んだ後に頭上にまで持ち上げる事はない'''。その代わり、トドメとならなくてもヒートエンドまで入る。トドメ演出は敵機が爆散するかしないかの違いのみ。
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:『T』では詠唱からトドメ演出まで「爆熱ゴッドフィンガー」とほぼ同じだが、掴んだ後は頭上に持ち上げない。その代わり、トドメとならなくてもヒートエンドまで入る。トドメ演出は敵機が爆散するかしないかの違いのみ。
:[[ニオー]]にヒットさせると、ダメージモーションと相まって、まるで股間を握りつぶしているかのようなシュールな光景が見れる。
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:[[ニオー]]にヒットさせると、ダメージモーションと相まって、まるで股間を握りつぶしているかのようなシュールな光景に見える。
 
;格闘(乱舞)
 
;格闘(乱舞)
 
:『X-Ω』でのバーサーカーモードの必殺スキル。
 
:『X-Ω』でのバーサーカーモードの必殺スキル。
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;ダブルゴッドフィンガー
 
;ダブルゴッドフィンガー
 
:[[ドモン・カッシュ]]の[[ゴッドガンダム]]との[[合体攻撃]]。原作では対スカルガンダム、アシュラガンダム組とのタッグマッチの際に使用したゴッドフィンガーによる挟撃を仕掛ける技。
 
:[[ドモン・カッシュ]]の[[ゴッドガンダム]]との[[合体攻撃]]。原作では対スカルガンダム、アシュラガンダム組とのタッグマッチの際に使用したゴッドフィンガーによる挟撃を仕掛ける技。
:ゴッドガンダムに取り付けられた出力調整チップを組み込み、ゴッドフィンガーのエネルギーをノーベルガンダムに授ける事で実現した攻撃である。そのため本来はノーベルガンダム単体でゴッドフィンガーを使えるかどうかは不明だが、作中でもバーサーカーモード発動時にフィンガー系攻撃のようなエネルギー波を掌から放出している。
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:ゴッドガンダムに取り付けられた出力調整チップを組み込み、ゴッドフィンガーのエネルギーをノーベルガンダムに授けることで実現した攻撃である。そのため本来はノーベルガンダム単体でゴッドフィンガーを使えるかどうかは不明だが、作中でもバーサーカーモード発動時にフィンガー系攻撃のようなエネルギー波を掌から放出している。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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;バーサーカーシステム
 
;バーサーカーシステム
 
:システムの概要については上述の通り。SRWでは、封印されている場合と、プレイヤーの任意で使用可能な場合がある。
 
:システムの概要については上述の通り。SRWでは、封印されている場合と、プレイヤーの任意で使用可能な場合がある。
:後者の場合、原作における「使用中、アレンビーの意識は外部からコントロールされる」という「バーサーカー」の所以たる要素は(当然ながら)再現されない。
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:後者の場合、使用中のアレンビーの意識は外部からコントロールされるという「バーサーカー」の所以たる要素は当然ながら再現されない。
 
:『T』では第33話で追加され、気力120以上で移動力+1、格闘・射撃・技量・防御・回避・命中が+10される。従来の[[スーパーモード]]などのような強化能力となった。
 
:『T』では第33話で追加され、気力120以上で移動力+1、格闘・射撃・技量・防御・回避・命中が+10される。従来の[[スーパーモード]]などのような強化能力となった。
 
;[[修理装置]]
 
;[[修理装置]]
:『T』にて追加。
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:『T』にて追加。<ref>原作的には[[ウォルターガンダム]]擬態機は[[DG細胞]]製のため、[[HP回復|自己修復]]能力なら備えていてもおかしくはない。流石にこれで他機を回復させるのは問題だが。また、原作終了後の『T』では恐らく非感染の新造機になっていると思われる。</ref>
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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:第30話より。ドモンとのファイトを心底楽しんでいたアレンビーだったが、バーサーカーシステムにより暴走させられてしまう。[[ボルトガンダム]]を瞬殺した程のパワーに押されるドモンだが、シャッフルの紋章の力とゴッドフィンガーで反撃、システムをショートに追い込む。ボロボロになりながらもファイトを仕切り直した二人は拳をぶつけ合い、軍配はドモンに上がった。
 
:第30話より。ドモンとのファイトを心底楽しんでいたアレンビーだったが、バーサーカーシステムにより暴走させられてしまう。[[ボルトガンダム]]を瞬殺した程のパワーに押されるドモンだが、シャッフルの紋章の力とゴッドフィンガーで反撃、システムをショートに追い込む。ボロボロになりながらもファイトを仕切り直した二人は拳をぶつけ合い、軍配はドモンに上がった。
 
;嵐を呼ぶタッグマッチ
 
;嵐を呼ぶタッグマッチ
:第34話より。タッグを組んで戦う事になったドモンとアレンビー。しかし[[ウォン・ユンファ|ウォン]]の罠により動きを封じられてしまうゴッドガンダム。アシュラガンダムとスカルガンダムの2体がかりで痛めつけられ、窮地に陥るアレンビー。同様にドモンもピンチとなるが、諦めないアレンビーの姿に奮起、[[ハイパーモード]]で罠を打ち破る。光に包まれたゴッドとノーベルは恐怖で逃げ出したアシュラとスカルを挟撃、ダブルゴッドフィンガーで勝利を掴む。
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:第34話より。タッグを組んで戦うことになったドモンとアレンビー。しかし[[ウォン・ユンファ|ウォン]]の罠により動きを封じられてしまうゴッドガンダム。アシュラガンダムとスカルガンダムの2体がかりで痛めつけられ、窮地に陥るアレンビー。同様にドモンもピンチとなるが、諦めないアレンビーの姿に奮起、[[ハイパーモード]]で罠を打ち破る。光に包まれたゴッドとノーベルは恐怖で逃げ出したアシュラとスカルを挟撃、ダブルゴッドフィンガーで勝利を掴む。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*ノーベルガンダムは外見や決めポーズを披露した点から「'''セーラーガンダム'''」(または「'''セーラーガンダムーン'''」)の[[異名]]を持ち、アニメ版『美少女戦士セーラームーン』に関連した[[声優ネタ]]がSRWにおいて登場する事もしばしばである。ちなみに後述の「高機動ノーベルガンダム」にはセーラームーンのパワーアップ形態を思わせるパーツも加わっていた。
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*ノーベルガンダムは外見や決めポーズを披露した点から「'''セーラーガンダム'''」(または「'''セーラーガンダムーン'''」)の[[異名]]を持ち、アニメ版『美少女戦士セーラームーン』に関連した[[声優ネタ]]がSRWにおいて登場することもしばしばである。ちなみに後述の「高機動ノーベルガンダム」にはセーラームーンのパワーアップ形態を思わせるパーツも加わっていた。
 
**なお、ノーベルガンダムの各部のディティールは「[[ガンダム・センチネル]]版RX-78(所謂[[ガンダム]]Ver.Ka)」と全く同じであり、本機のメカニックデザイナーであるカトキハジメ氏が「ガンダムの各パーツをセーラー服状に」「体型を女性らしく」の二点をアレンジしただけで、がらりと印象を変えて見せたことがわかる。
 
**なお、ノーベルガンダムの各部のディティールは「[[ガンダム・センチネル]]版RX-78(所謂[[ガンダム]]Ver.Ka)」と全く同じであり、本機のメカニックデザイナーであるカトキハジメ氏が「ガンダムの各パーツをセーラー服状に」「体型を女性らしく」の二点をアレンジしただけで、がらりと印象を変えて見せたことがわかる。
**ただ、外観そのものはセーラームーンそのものではなく、セーラーヴィーナスの方が近い(金髪のロングヘアを模した頭部放熱フィン、脚部の先端が赤いハイヒールなど)。
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**ただ、外観そのものはセーラームーンよりセーラーヴィーナスの方が近い(金髪のロングヘアを模した頭部放熱フィン、脚部の先端が赤いハイヒールなど)。
 
**『[[新スーパーロボット大戦|新]]』の[[アンソロジーコミック]]では、メカニックデザイナーつながりで[[R-1]]に代わり[[SRX]]と[[合体]]したネタもあった。
 
**『[[新スーパーロボット大戦|新]]』の[[アンソロジーコミック]]では、メカニックデザイナーつながりで[[R-1]]に代わり[[SRX]]と[[合体]]したネタもあった。
*「[[スーパーロボットとリアルロボット|スーパー系かリアル系か]]」の論議はさておくとして、ノーベルガンダムは『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』に登場する[[フェイ・イェン]]等、後の「[[リアルロボット|リアル系作品]]における女性型の人型機動兵器」の先駆けとなった機体と考えて間違い無い(一方、[[スーパーロボット|スーパー系作品]]では『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』の頃から[[アフロダイA]]などなどの女性型の人型機動兵器が存在しており、スーパーロボットにおける女性型ロボットの元祖であると共に、巨大ロボットに性別の概念を持ち込んだ初の作品とも言われている)。
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*「[[スーパーロボットとリアルロボット|スーパー系かリアル系か]]」の論議はさておくとして、ノーベルガンダムは『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』に登場する[[フェイ・イェン]]等、後の「[[リアルロボット|リアル系作品]]における女性型の人型機動兵器」の先駆けとなった機体と考えて間違いない(一方、[[スーパーロボット|スーパー系作品]]では『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』の頃から[[アフロダイA]]などなどの女性型の人型機動兵器が存在しており、スーパーロボットにおける女性型ロボットの元祖であると共に、巨大ロボットに性別の概念を持ち込んだ初の作品とも言われている)。
 
**ついでに言うと、フェイ・イェンのメカニックデザイナーもまたカトキハジメ氏であり、全体的なフォルムがどことなく似ている。
 
**ついでに言うと、フェイ・イェンのメカニックデザイナーもまたカトキハジメ氏であり、全体的なフォルムがどことなく似ている。
*『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』(SRW未参戦)の[[漫画|コミカライズ作品]]『模型戦士ガンプラビルダーズA(エース)』および公式外伝『模型戦士ガンプラビルダーズD』において、ノーベルガンダムのガンプラが[[モビルトレースシステム]]を再現した「Fポッド」で操縦され、搭乗者はいずれも「[[アレンビー・ビアズリー|アレンビー]]同様に女性であり、彼女と同デザインのファイティングスーツを着用する」という、色々な意味で優遇されていた。
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*『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』(SRW未参戦)の[[漫画|コミカライズ作品]]『模型戦士ガンプラビルダーズA(エース)』および公式外伝『模型戦士ガンプラビルダーズD』では、ノーベルガンダムのガンプラが[[モビルトレースシステム]]を再現した「Fポッド」で操縦され、搭乗者はいずれも[[アレンビー・ビアズリー|アレンビー]]同様に女性であり、彼女と同デザインのファイティングスーツを着用している。
 
*『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』では、ノーベルガンダムと似たような容姿である[[ガンダムナドレ]]を操る[[ティエリア・アーデ]]と共闘が可能である。
 
*『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』では、ノーベルガンダムと似たような容姿である[[ガンダムナドレ]]を操る[[ティエリア・アーデ]]と共闘が可能である。
 
**『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』は基本的に2vs2で戦うゲームであり、プレーヤーが[[ガンダムヴァーチェ]]を選択し(出撃時は必ずヴァーチェ。時間を経ることでナドレに[[分離|パージ]]可能)、僚機(味方)をノーベルガンダムにすると、ティエリアから「ナドレ!? そこの友軍機! 貴様、どこから[[ヴェーダ|ナドレの情報]]を手に入れた!」との台詞が飛び出す。突っ込むかどうかは、プレイヤー次第。
 
**『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』は基本的に2vs2で戦うゲームであり、プレーヤーが[[ガンダムヴァーチェ]]を選択し(出撃時は必ずヴァーチェ。時間を経ることでナドレに[[分離|パージ]]可能)、僚機(味方)をノーベルガンダムにすると、ティエリアから「ナドレ!? そこの友軍機! 貴様、どこから[[ヴェーダ|ナドレの情報]]を手に入れた!」との台詞が飛び出す。突っ込むかどうかは、プレイヤー次第。
*『コミックボンボン』版『Gガンダム』の最終決戦では、コミックオリジナルの「'''高機動(スーパー)ノーベルガンダム'''」なるMFが登場している。これは[[漫画|コミック版]]担当のときた洸一氏によるオリジナル機体だが、今川泰宏監督曰く「'''あともう少し登場が早ければ、アニメに逆輸入していた'''」そうである…。
+
*『コミックボンボン』版『Gガンダム』の最終決戦では、コミックオリジナルの「'''高機動(スーパー)ノーベルガンダム'''」なるMFが登場している。
*原作では[[アレンビー・ビアズリー|中の人]]は失恋してしまったが、『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors|SDガンダム三国伝]]』においては「祝融ガンダム」の演者として「[[ゴッドガンダム|阿修羅王 孟獲ガンダム]]」と夫婦関係であり、無事に恋が実っている。なお、『[[SDガンダム外伝|新SDガンダム外伝 黄金神話]]』では「江湖卿ノーベルガンダム」として登場するが、[[レイン・ミカムラ|レイン姫]]と恋仲である[[ドモン・カッシュ|騎士ドモン]]に惚れてしまったため、やはり失恋することに。本作においては「[[ライジングガンダム|騎士ライジング]]」はレインの変装なので、ドモンとダブル主人公である「[[シャイニングガンダム|騎士シャインガンダム]]」は特に相手がいなかったのだが……
+
*原作では[[アレンビー・ビアズリー|中の人]]は失恋してしまったが、『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors|SDガンダム三国伝]]』においては「祝融ガンダム」の演者として「[[ゴッドガンダム|阿修羅王 孟獲ガンダム]]」と夫婦関係であり、無事に恋が実っている。
 +
**なお、『[[SDガンダム外伝|新SDガンダム外伝 黄金神話]]』では「江湖卿ノーベルガンダム」として登場するが、[[レイン・ミカムラ|レイン姫]]と恋仲である[[ドモン・カッシュ|騎士ドモン]]に惚れてしまったため、やはり失恋することに。本作においては「[[ライジングガンダム|騎士ライジング]]」はレインの変装なので、ドモンとダブル主人公である「[[シャイニングガンダム|騎士シャインガンダム]]」は特に相手がいなかったのだが……
 +
**『新SD戦国伝 超機動大将軍』の主人公・號斗丸(ゴッドまる)には、コミックワールド版ではこちらも特にお相手はいなかったが、コミックボンボンの漫画版では「濃鈴姫(ノーベルひめ)」というヒロインが登場している。ただしこちらでは號斗丸が行方不明になってしまい、Gガンダム本編とは違った形で悲恋となっている。
 
*『コミックボンボン』版ではネオスウェーデンでのチームスタッフが登場しないため、バーサーカーシステムはコクピットから起動できる仕様になっている。
 
*『コミックボンボン』版ではネオスウェーデンでのチームスタッフが登場しないため、バーサーカーシステムはコクピットから起動できる仕様になっている。
 +
*サンライズが制作を手がけたアニメ『焼きたて!!ジャぱん』の第29話にて、イメージではあるが同作の悪役・梓川雪乃がノーベルガンダムに搭乗し[[黒い三連星]]と戦うシーンがある。
 +
**この回は原作にはないアニメオリジナルストーリーであり、黒い三連星らしき職人三人組を雪乃が騙して利用し、主人公・東和馬が勤めるパン屋『パンタジア南東京支店』に嫌がらせを行うも、和馬たちが作った竹炭を使用したパンを食べたことにより三人組が改心する、といった内容。
 +
**本作は料理系アニメでお馴染みの、『美味しいものを食べた時のリアクション芸』が売りとなっている。この回は竹炭に因んでか、リアクションが途中まで竹取物語に沿った内容となっており、雪乃扮するかぐや姫の悪辣な態度で職人たちは騙されていたことに気づくという流れになるのだが、リアクションは最終的にガンダムのパロディと化す。雪乃がノーベルガンダムに搭乗していた理由は、かぐや姫とセーラームーン、どちらも『月のお姫様』であるからか。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年3月20日 (水) 19:21時点における最新版

ノーベルガンダム
外国語表記 Nobell Gundam[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン カトキハジメ
初登場SRW 新スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 モビルファイター
生産形態 ワンオフ機
型式番号 GF13-050NSW
全高 16.2m
重量 7t
動力 熱核融合炉
装甲材質 ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材
レアメタル・ハイブリッド多層材
所属 ネオスウェーデン
ガンダムファイター アレンビー・ビアズリー
テンプレートを表示

ノーベルガンダムは『機動武闘伝Gガンダム』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

アレンビー・ビアズリーが駆るネオスウェーデン代表のモビルファイター

MFとして考えるならともかく、一般的な「ガンダム」という括りで考えると奇異な、セーラー服を着た女性型というデザインになっている[2]。機体名は、スウェーデン出身の科学者アルフレッド・ノーベル(1833~1896)に由来している。各国のお国柄を反映したパロディ色が強い他のMFと異なり、お国柄の特徴の反映は機体名のみである。

細身のシルエットから連想される通り、機動性と柔軟性を重視した設計思想に基づき装甲強度を落とし極限までシェイプアップした結果、軽量化を実現している。ただし、他MFと比較してもさほど本体重量自体は変わらない為、柔軟性を追求した内部フレームが重量の大半を占めているものと推察される。この軽量化は凄まじいもので、髪の毛を模した頭部アーマー等は風になびいてしまう程である。

武装としては、ビームリボンやビームフラフープといった、新体操を髣髴とさせるビーム兵器を装備しており、軽さを重視した機体に女性ファイターならではの柔軟な体と新体操のしなやかな動きを活かした格闘術で相手MFを翻弄する。 また、当機最大の特長は、機体内部に搭載された「バーサーカーシステム」にある。これは外部からパイロットを強制的にコントロールし、機体性能を一時的に引き上げるシステムであり、起動すると後頭部に装備された放熱フィンが展開し、機体がピンク色に光り輝く。この間、アレンビーの意識は外部からコントロールされるため彼女自身の意思が封じられる上にサブリミナルシステムによって闘争心まで強化されてしまい、暴走状態の「狂戦士」と化す。いわば、シャイニングガンダムの「ハイパーモード」の対極に位置する「負のハイパーモード」ともいえるシステムであり、ボルトガンダムを数十秒で打ち破ったのもこのシステムの賜物であった。ただし、このシステム自体はガンダムファイトの規約上認められたものではなく、ドモンとアレンビーの一騎打ちを目の当たりにしたチームスタッフ・ベルイマン博士の判断によりこのシステムは取り外された。

決勝大会終了後のデビルコロニーとの最終決戦では、ガンダム連合の先鋒を務め、マンダラガンダムと共に活躍した。

なお、当初の設定では、決勝大会終盤に本機はアレンビー共々DG細胞を移植されてウォルターガンダムへと変貌を遂げた末に破壊され、デビルコロニー戦において使用されたノーベルガンダムは2号機ということになっている(一部のムック本で「ノーベルガンダムMkII」と呼称される[3])が、そのウォルターガンダムは、ネオホンコンでの決勝トーナメントが開催される以前にゴッドガンダムに襲い掛かっているので、設定に矛盾が生じていた。その矛盾を解消する為、後に設定変更が加えられており、ウォルターガンダムはDG細胞で一から造り出された機体で、「バーサーカーシステム」を組み込まれた上でノーベルガンダムに擬態していたという設定になっている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

原作通りアレンビー専用機。バーサーカーシステムが再現されている作品では最初は主に敵として登場。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦F完結編
スポット参戦の後地上ルートで隠し要素の条件を満たすと仲間になる。一軍で使用するには辛い性能。
シナリオ「悪魔と呼ばれたガンダム」で敵となる本機は武器がフル改造されており、バーサーカーアレンビーの2回行動と高い格闘値の組み合わせもあり驚異的な攻撃力を持つ。くれぐれも原作通りにレインだけで戦わせたりしないように。撃破後はウォルターガンダムとなって復活するが、そちらは一切無改造なので早急に撃破して変異させてしまう方が危険度はぐっと収まる。
葛城ミサトに「セーラーガンダム」と呼ばれる声優ネタがある。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦IMPACT
第1部序盤で参入。ビームフープがAで第1部の間はお世話になることも多い。援護要員としてはそこそこだが、次第に倉庫番に。第1部最終話から合体攻撃が解禁されるものの力不足になっていくのは否めない。なお、「ノーベルストライク」がなく、気力120になるまで射程1はバルカンしか使えないというMFらしくない弱点がある。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦AA PORTABLE
通常とバーサーカーの両形態が登場。説得により加入。格闘やビームリボンといった武装の射程は少し向上しているものの、それでもまだ使いやすいとは言い難いため、戦力にするなら合体攻撃頼りか。
スーパーロボット大戦R
今回は無条件で仲間に。飛行可能になりビームフープが移動後有射程・EN制になったことで使い勝手が向上している。アレンビーの援護回数も多いので気軽に連発できるのがポイント。
スーパーロボット大戦J
説得により加入するが、説得するステージより前にもフラグが存在するため、逃さないように注意したい。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦T
第3話の開始時からゴッドガンダムと共に参戦。従来の主なダメージソースだったビームリボンやダブルゴッドフィンガーはオミットされたが、今回は単独版「ゴッドフィンガー」と「修理装置」が追加されているため、戦闘と修理の両面で活躍できる。
更に改良されたバーサーカーシステムが密かに再搭載されており、第33話で暴走させられる敵対イベント後にアレンビー自身の意志で制御可能となり、特殊能力として追加される。

単独作品[編集 | ソースを編集]

新スーパーロボット大戦
初登場作品。通常とバーサーカーの両形態が登場。弾数の少ないビームフープを投げ尽くすと接近戦しかできなくなってしまう。
地上編終盤、バーサーカーモードで敵として現れる。選択次第と説得により仲間に出来るが、仲間にしない場合は精神コマンドでアレンビーに勝るレイン・ミカムラを仲間に出来る。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦リンクバトラー
スーパーロボット大戦64
説得により加入。今作より合体攻撃「ダブルゴッドフィンガー」が使用可能。
スーパーロボット大戦MXMX PORTABLE
ゴッドガンダムとの合体攻撃「ダブルゴッドフィンガー」の使い勝手が良い。本作ではビームフープがビームリボンに統合されオミットされたが、ノーベルストライクの射程が大きく伸びているため中距離戦も問題はない。
今作では葛城ミサトベガ紫東遙が絡む声優ネタがある。
スーパーロボット大戦X-Ω
通常版とバーサーカーが登場。通常版は2017年6月のイベント「魂の絆!唸れ友情の必殺拳」にて実装。SSRディフェンダー。オリジナル設定か、単独でゴッドフィンガーを使用している。
2020年2月に大器型SSRアタッカーが追加。強敵イベントガシャと気力ガシャで入手可能。
2020年10月のイベント「夢と希望の魔法少女」ではバーサーカーモードが追加。大器型SSRファイター。

関連作品[編集 | ソースを編集]

スーパーヒーロー作戦
アレンビーの戦闘時における姿。本作にはウォルターガンダムが登場しない為、唯一の乗機である。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

MFとしては移動力運動性が高い方だがHP装甲は低め。スーパーモードがなく単体では攻撃力不足なことが多い。合体攻撃強化パーツスロットの多さを活用しよう。

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

ノーベルストライク / 格闘
武装ではなく、敵機に接近して拳による乱打を浴びせ、とどめの一撃を加える〝技〟。
『MX』ではドロップキックからのパンチ連打。『X-Ω』ではバーサーカーモードの通常攻撃に採用。
『IMPACT』や『T』ではオミットされている。

武装[編集 | ソースを編集]

ビームフープとビームリボンはバーサーカーモードでは「バーサーカー〇〇」名義になることがある。

バルカン砲
機体頭部に2門内蔵された固定武装。本機の唯一の射撃兵装であり、主に牽制に使用される。SRWで使用されることは少ない。
T』では属性が格闘に変更され、運動性低下の特殊効果もある。
ビームフラフープ / ビームフープ
その名のとおり、ビームがフラフープ状に展開する。
初期の作品では最長射程武器だが弾数が少なく使い勝手が悪かった。
『IMPACT』以後はP属性・中射程・低燃費と使いやすい武器になっている。
『T』では「ビームフープ」明記となり、チャクラムの要領で投げて往復しながら敵機を斬る。
ビームリボン
こちらはビームがリボン状に展開する。さながら本物のリボンのような柔軟な動きをする。[4]
SRWでは回転させて切り裂いたり、新体操の要領で自身の体の周囲にリボンをくるくる回した状態でドリルのように突貫したりといった動きが多い。
『X-Ω』では通常版の通常攻撃に採用。『T』ではオミットされている。『MX』では上記のビームフラフープとの併用で1つの技扱いとなっており、フープ2つを連続で投げつけた後に『新』と同様のポージングでリボンを展開した後『IMPACT』同様に高速で突撃してフィニッシュとなる。

必殺技[編集 | ソースを編集]

ノーベルフラフープ
「ビームフラフープ」と「ビームリボン」を組み合わせた必殺技。
『MX』ではビームリボン名義だがフープとリボンの連携技。
『IMPACT』『T』ではビームフープ使用時にノーベルフラフープと叫んでいる。
ゴッドフィンガー
『X-Ω』『T』ではダブルゴッドフィンガーの単独版が実装。『X-Ω』では通常版の必殺スキルに採用。
『T』では詠唱からトドメ演出まで「爆熱ゴッドフィンガー」とほぼ同じだが、掴んだ後は頭上に持ち上げない。その代わり、トドメとならなくてもヒートエンドまで入る。トドメ演出は敵機が爆散するかしないかの違いのみ。
ニオーにヒットさせると、ダメージモーションと相まって、まるで股間を握りつぶしているかのようなシュールな光景に見える。
格闘(乱舞)
『X-Ω』でのバーサーカーモードの必殺スキル。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

ダブルゴッドフィンガー
ドモン・カッシュゴッドガンダムとの合体攻撃。原作では対スカルガンダム、アシュラガンダム組とのタッグマッチの際に使用したゴッドフィンガーによる挟撃を仕掛ける技。
ゴッドガンダムに取り付けられた出力調整チップを組み込み、ゴッドフィンガーのエネルギーをノーベルガンダムに授けることで実現した攻撃である。そのため本来はノーベルガンダム単体でゴッドフィンガーを使えるかどうかは不明だが、作中でもバーサーカーモード発動時にフィンガー系攻撃のようなエネルギー波を掌から放出している。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、銃装備
切り払い撃ち落としを発動。
バーサーカーシステム
システムの概要については上述の通り。SRWでは、封印されている場合と、プレイヤーの任意で使用可能な場合がある。
後者の場合、使用中のアレンビーの意識は外部からコントロールされるという「バーサーカー」の所以たる要素は当然ながら再現されない。
『T』では第33話で追加され、気力120以上で移動力+1、格闘・射撃・技量・防御・回避・命中が+10される。従来のスーパーモードなどのような強化能力となった。
修理装置
『T』にて追加。[5]

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。作品によっては飛行できなかったり、空適応が低かったりすることも。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

飛行可能、武器の空適応A
A PORTABLE
全ての武器の攻撃力+200。運動性+10。
T

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「FLYING IN THE SKY」
前期オープニング主題歌。『』、『A』、『R』にて採用。前期OPの期間にはアレンビーもノーベルガンダムがでていないので違和感があるかもしれない。
「Trust You Forever」
後期オープニング。『IMPACT』と『T』で採用され、『T』の限定版では歌付きもある。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

VSゴッドガンダム
第30話より。ドモンとのファイトを心底楽しんでいたアレンビーだったが、バーサーカーシステムにより暴走させられてしまう。ボルトガンダムを瞬殺した程のパワーに押されるドモンだが、シャッフルの紋章の力とゴッドフィンガーで反撃、システムをショートに追い込む。ボロボロになりながらもファイトを仕切り直した二人は拳をぶつけ合い、軍配はドモンに上がった。
嵐を呼ぶタッグマッチ
第34話より。タッグを組んで戦うことになったドモンとアレンビー。しかしウォンの罠により動きを封じられてしまうゴッドガンダム。アシュラガンダムとスカルガンダムの2体がかりで痛めつけられ、窮地に陥るアレンビー。同様にドモンもピンチとなるが、諦めないアレンビーの姿に奮起、ハイパーモードで罠を打ち破る。光に包まれたゴッドとノーベルは恐怖で逃げ出したアシュラとスカルを挟撃、ダブルゴッドフィンガーで勝利を掴む。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ウォルターガンダム
本機のDG細胞による変異後の姿……とされていたが、現在ではDG細胞の力でノーベルガンダムに擬態した機体という設定になっている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • ノーベルガンダムは外見や決めポーズを披露した点から「セーラーガンダム」(または「セーラーガンダムーン」)の異名を持ち、アニメ版『美少女戦士セーラームーン』に関連した声優ネタがSRWにおいて登場することもしばしばである。ちなみに後述の「高機動ノーベルガンダム」にはセーラームーンのパワーアップ形態を思わせるパーツも加わっていた。
    • なお、ノーベルガンダムの各部のディティールは「ガンダム・センチネル版RX-78(所謂ガンダムVer.Ka)」と全く同じであり、本機のメカニックデザイナーであるカトキハジメ氏が「ガンダムの各パーツをセーラー服状に」「体型を女性らしく」の二点をアレンジしただけで、がらりと印象を変えて見せたことがわかる。
    • ただ、外観そのものはセーラームーンよりセーラーヴィーナスの方が近い(金髪のロングヘアを模した頭部放熱フィン、脚部の先端が赤いハイヒールなど)。
    • 』のアンソロジーコミックでは、メカニックデザイナーつながりでR-1に代わりSRX合体したネタもあった。
  • スーパー系かリアル系か」の論議はさておくとして、ノーベルガンダムは『電脳戦機バーチャロンシリーズ』に登場するフェイ・イェン等、後の「リアル系作品における女性型の人型機動兵器」の先駆けとなった機体と考えて間違いない(一方、スーパー系作品では『マジンガーZ』の頃からアフロダイAなどなどの女性型の人型機動兵器が存在しており、スーパーロボットにおける女性型ロボットの元祖であると共に、巨大ロボットに性別の概念を持ち込んだ初の作品とも言われている)。
    • ついでに言うと、フェイ・イェンのメカニックデザイナーもまたカトキハジメ氏であり、全体的なフォルムがどことなく似ている。
  • 『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』(SRW未参戦)のコミカライズ作品『模型戦士ガンプラビルダーズA(エース)』および公式外伝『模型戦士ガンプラビルダーズD』では、ノーベルガンダムのガンプラがモビルトレースシステムを再現した「Fポッド」で操縦され、搭乗者はいずれもアレンビー同様に女性であり、彼女と同デザインのファイティングスーツを着用している。
  • 『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』では、ノーベルガンダムと似たような容姿であるガンダムナドレを操るティエリア・アーデと共闘が可能である。
    • 『ガンダムVSガンダムNEXT(PLUS)』は基本的に2vs2で戦うゲームであり、プレーヤーがガンダムヴァーチェを選択し(出撃時は必ずヴァーチェ。時間を経ることでナドレにパージ可能)、僚機(味方)をノーベルガンダムにすると、ティエリアから「ナドレ!? そこの友軍機! 貴様、どこからナドレの情報を手に入れた!」との台詞が飛び出す。突っ込むかどうかは、プレイヤー次第。
  • 『コミックボンボン』版『Gガンダム』の最終決戦では、コミックオリジナルの「高機動(スーパー)ノーベルガンダム」なるMFが登場している。
  • 原作では中の人は失恋してしまったが、『SDガンダム三国伝』においては「祝融ガンダム」の演者として「阿修羅王 孟獲ガンダム」と夫婦関係であり、無事に恋が実っている。
    • なお、『新SDガンダム外伝 黄金神話』では「江湖卿ノーベルガンダム」として登場するが、レイン姫と恋仲である騎士ドモンに惚れてしまったため、やはり失恋することに。本作においては「騎士ライジング」はレインの変装なので、ドモンとダブル主人公である「騎士シャインガンダム」は特に相手がいなかったのだが……
    • 『新SD戦国伝 超機動大将軍』の主人公・號斗丸(ゴッドまる)には、コミックワールド版ではこちらも特にお相手はいなかったが、コミックボンボンの漫画版では「濃鈴姫(ノーベルひめ)」というヒロインが登場している。ただしこちらでは號斗丸が行方不明になってしまい、Gガンダム本編とは違った形で悲恋となっている。
  • 『コミックボンボン』版ではネオスウェーデンでのチームスタッフが登場しないため、バーサーカーシステムはコクピットから起動できる仕様になっている。
  • サンライズが制作を手がけたアニメ『焼きたて!!ジャぱん』の第29話にて、イメージではあるが同作の悪役・梓川雪乃がノーベルガンダムに搭乗し黒い三連星と戦うシーンがある。
    • この回は原作にはないアニメオリジナルストーリーであり、黒い三連星らしき職人三人組を雪乃が騙して利用し、主人公・東和馬が勤めるパン屋『パンタジア南東京支店』に嫌がらせを行うも、和馬たちが作った竹炭を使用したパンを食べたことにより三人組が改心する、といった内容。
    • 本作は料理系アニメでお馴染みの、『美味しいものを食べた時のリアクション芸』が売りとなっている。この回は竹炭に因んでか、リアクションが途中まで竹取物語に沿った内容となっており、雪乃扮するかぐや姫の悪辣な態度で職人たちは騙されていたことに気づくという流れになるのだが、リアクションは最終的にガンダムのパロディと化す。雪乃がノーベルガンダムに搭乗していた理由は、かぐや姫とセーラームーン、どちらも『月のお姫様』であるからか。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. モビルファイター紹介、機動武闘伝Gガンダム、2022年2月10日閲覧。
  2. 後述するようにデザインの基本は本家RX-78である。
  3. 徳間書店『ロマンアルバム エクストラ 機動武闘伝Gガンダム テクニカルマニュアルVOL.2 最終奥義』9・115頁。
  4. ビームサーベルの一種らしく、バーサーカーモードのガンプラにはリボンの代わりに通常のビーム刀身が付属している。
  5. 原作的にはウォルターガンダム擬態機はDG細胞製のため、自己修復能力なら備えていてもおかしくはない。流石にこれで他機を回復させるのは問題だが。また、原作終了後の『T』では恐らく非感染の新造機になっていると思われる。

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]