「シュバルツ・ブルーダー」の版間の差分

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常に眼とその周り以外を覆うドイツ国旗の3色に彩られ、取り外して手裏剣のように使える2本の角(ガンダムのブレードアンテナ状)が付いた覆面を着用している。覆面姿にトレンチコートを着こんだその風体は忍者というにはかなり異様。またサポートチームを組織せずに1人で[[ガンダムファイト]]に参加するスタイルのため、当のネオドイツのガンダムファイト委員会ですら素性がよく分かっていない。外見の異様さとは裏腹に格闘家としての技量は[[東方不敗マスター・アジア]]をして「できる、貴様何者!?」と言わせるほどの高いレベルを持ち、[[シャッフル同盟|新生シャッフル同盟]]を凌駕する。実際[[ガンダムファイト]]決勝戦でドモンに敗れるまでは無敗を誇っていた。
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常に眼とその周り以外を覆うドイツ国旗の3色に彩られ、取り外して手裏剣のように使えるガンダムのブレードアンテナ状の2本の角が付いた覆面を着用している。覆面姿にトレンチコートを着こんだその風体は忍者というにはかなり異様。またサポートチームを組織せずに1人で[[ガンダムファイト]]に参加するスタイルのため、当のネオドイツのガンダムファイト委員会ですら素性がよく分かっていない。外見の異様さとは裏腹に格闘家としての技量は[[東方不敗マスター・アジア]]をして「できる、貴様何者!?」と言わせるほどの高いレベルを持ち、[[シャッフル同盟|新生シャッフル同盟]]を凌駕する。実際[[ガンダムファイト]]決勝戦でドモンに敗れるまでは無敗を誇っていた。
  
 
その行動は謎めいており、ライバルであるはずの[[ドモン・カッシュ]]の元に時折現れ、ドモンがスーパーモードを発動できない際に見せたような挑発的な言動を見せたかと思えば、時にはその窮地を救い、時には助言を与えるなど、彼の成長を促そうとしている行動が見られ、窮地の際にはドモンを思いやる行動すら見せていた。[[チボデー・クロケット]]や[[ジョルジュ・ド・サンド]]にも立ち直りのきっかけを与えている。
 
その行動は謎めいており、ライバルであるはずの[[ドモン・カッシュ]]の元に時折現れ、ドモンがスーパーモードを発動できない際に見せたような挑発的な言動を見せたかと思えば、時にはその窮地を救い、時には助言を与えるなど、彼の成長を促そうとしている行動が見られ、窮地の際にはドモンを思いやる行動すら見せていた。[[チボデー・クロケット]]や[[ジョルジュ・ド・サンド]]にも立ち直りのきっかけを与えている。
  
その正体は[[デビルガンダム]]に完全に侵される前の[[キョウジ・カッシュ]]が、デビルガンダムとの交戦で死亡した、覆面を着用し1人でガンダムファイトに臨むスタイルのガンダムファイター、すなわち本物のネオドイツ代表シュバルツ・ブルーダー(以下「真シュバルツ」))の肉体に[[DG細胞]]を植付けた生体[[アンドロイド]]である。その狙いはキョウジ自身がもはやコントロール出来なくなってしまったデビルガンダムの暴走を止めることにあった。
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それもそのはず、彼は正真正銘の「ネオドイツ代表シュバルツ・ブルーダー」(以下「真シュバルツ」)ではなかった。真シュバルツは既に[[デビルガンダム]]と交戦して死亡しており、本編に登場するシュバルツは、真シュバルツの肉体に[[キョウジ・カッシュ]][[DG細胞]]を植付けて復活させた生体[[アンドロイド]]だった。キョウジはデビルガンダム事件の黒幕である[[ウルベ・イシカワ]]や[[ミカムラ博士]]が弟ドモンを騙し、ガンダムファイターとして自分の追手として差し向けることを予測していた。しかし暴走するデビルガンダムに自身が生体ユニットとして取り込まれて既にコントロール出来なくなってしまったことを悟ると、弟はデビルガンダムを止められるだろうと期待し、彼をサポートするためにデビルガンダムの前に敗死した覆面のガンダムファイター、すなわち真シュバルツをDG細胞で「復活」させたのである。
  
キョウジの記憶・人格も含めたデータが組み込まれたDG細胞で肉体が修復されたため、真シュバルツとキョウジは'''別人である'''が、覆面の下はキョウジと同じ顔の「キョウジの分身」「もう一人のキョウジ」と言える存在。同時に真シュバルツから受け継いだゲルマン忍術の技術も強化されて高い身体能力を発揮する。優れた格闘家ならではの強靭な精神力<ref>DG細胞の最大の問題である「強靭な精神力を持たないものはデビルガンダムの支配下に入ってしまう」点を、東方不敗同様に食い止めている。</ref>に、キョウジの知性を生かした戦略能力を併せ持つのだから優れたファイターにならないわけがなかった。結果として、弟ドモンの【第2の師匠】としての役割を果たすことになる。何故、登場してから早期に自身の正体や真実をドモンに教えず、ファイターとしての成長を促させる手段に出ていたのかは、感情的になって冷静さを失っているドモンに話しても信じてもらえないだろうという可能性と、黒幕である[[ウルベ・イシカワ]]や[[ミカムラ博士]]に真実を知られてしまう事で、コピー元の父親で冷凍系に処された[[ライゾウ・カッシュ]]の命に関わる危険性があった為で、つまりは「真実を話したくても話せない状況だったが故」である。
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キョウジは自身の記憶・人格も含めたデータが組み込まれたDG細胞でシュバルツを復活させたため、元々真シュバルツとキョウジは'''別人である'''が、復活後は覆面の下はキョウジと同じ顔の「キョウジの分身」「もう一人のキョウジ」と言える存在である。同時に真シュバルツから受け継いだゲルマン忍術の技術も、DG細胞により強化されて高い身体能力を発揮する。優れた格闘家ならではの強靭な精神力<ref>DG細胞の最大の問題である「強靭な精神力を持たないものはデビルガンダムの支配下に入ってしまう」点を、東方不敗同様に食い止めている。</ref>に、キョウジの知性を生かした戦略能力を併せ持つのだから優れたファイターにならないわけがなかった。結果として、キョウジの期待通り弟ドモンの【第2の師匠】としての役割を果たすことになる。
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なお登場してから早期に自身の正体や真実をドモンに教えず、ファイターとしての成長を促させる手段に出ていたのかは、感情的になって冷静さを失っているドモンに話しても信じてもらえないだろうという可能性と、冷凍系に処された[[ライゾウ・カッシュ]]の命を救うにはドモンに優勝してもらう必要があった<ref>明言はしていないが、事件の黒幕であるウルベらに自分の素性が知られてはいけないという含みもあると推測される。実際ミカムラ博士は決勝後に病院に担ぎ込まれたシュバルツを襲った。</ref>から、つまりは「真実を話したくても話せない状況だった」とシュバルツ自身が劇中で明らかにしている。
  
 
DG細胞の特性のうち「自己修復」については利用しており、ギアナ高地で東方不敗と交戦して死亡したかに思われた時も、ネオホンコンでの決勝大会開会式には平然と出席している。しかしオリジナルであるキョウジの衰弱が進んでいたために、決勝でドモンに敗れた際には再生が進まず、電気ショックによる荒療治で再生した。そしてウォン・ユンファによりランタオ島に出現したデビルガンダムを始末するため、コクピットに乗り込みキョウジを制止、ドモンの石破天驚拳によりキョウジとともに消滅する。
 
DG細胞の特性のうち「自己修復」については利用しており、ギアナ高地で東方不敗と交戦して死亡したかに思われた時も、ネオホンコンでの決勝大会開会式には平然と出席している。しかしオリジナルであるキョウジの衰弱が進んでいたために、決勝でドモンに敗れた際には再生が進まず、電気ショックによる荒療治で再生した。そしてウォン・ユンファによりランタオ島に出現したデビルガンダムを始末するため、コクピットに乗り込みキョウジを制止、ドモンの石破天驚拳によりキョウジとともに消滅する。
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:新宿でデビルガンダムと戦って戦死し、劇中のシュバルツの素体となったガンダムファイター。素顔はキョウジとはまったく似ていない初老の男<ref>だが、ネオドイツ代表がガンダムファイト委員会に提出した、恐らく真シュバルツが申告したと思われる生年月日は'''キョウジと同じ'''である。</ref>。設定上でも正体は明らかにされていない。ただし本編では設定のみ存在するキャラクターで、本放送終了後の外伝に登場した第7回GF優勝者ウォルフ・ハインリッヒについて、外伝から本編の時間経過(28年)による外観の変容・作中での言動と戦法の一致・覆面で顔を隠しているという共通点があることから、彼が真シュバルツその人ではないかとも推測されている(劇中で[[東方不敗マスター・アジア]]が言及している場面が幾つかある)。
 
:新宿でデビルガンダムと戦って戦死し、劇中のシュバルツの素体となったガンダムファイター。素顔はキョウジとはまったく似ていない初老の男<ref>だが、ネオドイツ代表がガンダムファイト委員会に提出した、恐らく真シュバルツが申告したと思われる生年月日は'''キョウジと同じ'''である。</ref>。設定上でも正体は明らかにされていない。ただし本編では設定のみ存在するキャラクターで、本放送終了後の外伝に登場した第7回GF優勝者ウォルフ・ハインリッヒについて、外伝から本編の時間経過(28年)による外観の変容・作中での言動と戦法の一致・覆面で顔を隠しているという共通点があることから、彼が真シュバルツその人ではないかとも推測されている(劇中で[[東方不敗マスター・アジア]]が言及している場面が幾つかある)。
 
;[[キョウジ・カッシュ]]
 
;[[キョウジ・カッシュ]]
:もう一人の自分。シュバルツにはキョウジの全人格が移しこまれている。ただシュバルツは「キョウジ」と3人称で呼んでいるので、別の存在と認識しているのだろう。DG細胞で構成されたシュバルツの命はデビルガンダムのコアであるキョウジと共にあるため、[[ランタオ島]]の決戦では衰弱したキョウジの影響を受けていた。『[[IMPACT]]』では2人とも助かる。
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:もう一人の自分。シュバルツにはキョウジの記憶と人格が移しこまれている。ただシュバルツは彼を一貫して「キョウジ」と3人称で呼んでおり、真シュバルツ時代からと思われる言動を見せているなど、あくまでも別の存在と認識しているのだろう。DG細胞で構成されたシュバルツの命はデビルガンダムのコアであるキョウジと共にあるため、[[ランタオ島]]の決戦では衰弱したキョウジの影響を受けていた。『[[IMPACT]]』では2人とも助かる。
 
;[[ドモン・カッシュ]]
 
;[[ドモン・カッシュ]]
:コピー元の弟。デビルガンダムを止めてくれる存在として期待していたことがうかがえる。終盤、シュバルツが正体を明かした際に彼がドモンと父ライゾウのために心を鬼にして正体を隠し続けていた事を知ったドモンはシュバルツを「俺の兄さん」と認める。
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:コピー元の弟。デビルガンダムを止めてくれる存在として期待していたことがうかがえる。終盤にシュバルツが正体を明かした際、ドモンと父ライゾウのために心を鬼にして正体を隠し続けていたことを「私もつらかった」と吐露すると、ドモンはシュバルツを「俺の兄さん」と認める。
 
;[[ライゾウ・カッシュ]]
 
;[[ライゾウ・カッシュ]]
:コピー元の父親。
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:コピー元の父親。シュバルツも劇中では「父さん」と呼んでいる。
 
;[[レイン・ミカムラ]]
 
;[[レイン・ミカムラ]]
 
:ドモンのパートナー。ドモンの元を離れたレインを一時ネオドイツのスタッフとしてスカウトしている(しかも覆面まで被らせた)。ちなみに先述の通り真シュバルツにはスタッフはいない。
 
:ドモンのパートナー。ドモンの元を離れたレインを一時ネオドイツのスタッフとしてスカウトしている(しかも覆面まで被らせた)。ちなみに先述の通り真シュバルツにはスタッフはいない。

2019年3月11日 (月) 17:30時点における版

シュバルツ・ブルーダー
外国語表記 Schwarz Bruder
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 堀秀行
デザイン 逢坂浩司
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦G
SRWでの分類 パイロット
機体
テンプレートを表示
プロフィール
種族 DG細胞アンドロイド(ベースは地球人)
性別
身長 194cm
体重 81kg
所属 ネオドイツ
役職 ガンダムファイター
テンプレートを表示

シュバルツ・ブルーダーは『機動武闘伝Gガンダム』の登場人物。

概要

ゲルマン忍法なる武術を使うネオドイツのガンダムファイター。乗機はガンダムシュピーゲル

常に眼とその周り以外を覆うドイツ国旗の3色に彩られ、取り外して手裏剣のように使えるガンダムのブレードアンテナ状の2本の角が付いた覆面を着用している。覆面姿にトレンチコートを着こんだその風体は忍者というにはかなり異様。またサポートチームを組織せずに1人でガンダムファイトに参加するスタイルのため、当のネオドイツのガンダムファイト委員会ですら素性がよく分かっていない。外見の異様さとは裏腹に格闘家としての技量は東方不敗マスター・アジアをして「できる、貴様何者!?」と言わせるほどの高いレベルを持ち、新生シャッフル同盟を凌駕する。実際ガンダムファイト決勝戦でドモンに敗れるまでは無敗を誇っていた。

その行動は謎めいており、ライバルであるはずのドモン・カッシュの元に時折現れ、ドモンがスーパーモードを発動できない際に見せたような挑発的な言動を見せたかと思えば、時にはその窮地を救い、時には助言を与えるなど、彼の成長を促そうとしている行動が見られ、窮地の際にはドモンを思いやる行動すら見せていた。チボデー・クロケットジョルジュ・ド・サンドにも立ち直りのきっかけを与えている。

それもそのはず、彼は正真正銘の「ネオドイツ代表シュバルツ・ブルーダー」(以下「真シュバルツ」)ではなかった。真シュバルツは既にデビルガンダムと交戦して死亡しており、本編に登場するシュバルツは、真シュバルツの肉体にキョウジ・カッシュDG細胞を植付けて復活させた生体アンドロイドだった。キョウジはデビルガンダム事件の黒幕であるウルベ・イシカワミカムラ博士が弟ドモンを騙し、ガンダムファイターとして自分の追手として差し向けることを予測していた。しかし暴走するデビルガンダムに自身が生体ユニットとして取り込まれて既にコントロール出来なくなってしまったことを悟ると、弟はデビルガンダムを止められるだろうと期待し、彼をサポートするためにデビルガンダムの前に敗死した覆面のガンダムファイター、すなわち真シュバルツをDG細胞で「復活」させたのである。

キョウジは自身の記憶・人格も含めたデータが組み込まれたDG細胞でシュバルツを復活させたため、元々真シュバルツとキョウジは別人であるが、復活後は覆面の下はキョウジと同じ顔の「キョウジの分身」「もう一人のキョウジ」と言える存在である。同時に真シュバルツから受け継いだゲルマン忍術の技術も、DG細胞により強化されて高い身体能力を発揮する。優れた格闘家ならではの強靭な精神力[1]に、キョウジの知性を生かした戦略能力を併せ持つのだから優れたファイターにならないわけがなかった。結果として、キョウジの期待通り弟ドモンの【第2の師匠】としての役割を果たすことになる。

なお登場してから早期に自身の正体や真実をドモンに教えず、ファイターとしての成長を促させる手段に出ていたのかは、感情的になって冷静さを失っているドモンに話しても信じてもらえないだろうという可能性と、冷凍系に処されたライゾウ・カッシュの命を救うにはドモンに優勝してもらう必要があった[2]から、つまりは「真実を話したくても話せない状況だった」とシュバルツ自身が劇中で明らかにしている。

DG細胞の特性のうち「自己修復」については利用しており、ギアナ高地で東方不敗と交戦して死亡したかに思われた時も、ネオホンコンでの決勝大会開会式には平然と出席している。しかしオリジナルであるキョウジの衰弱が進んでいたために、決勝でドモンに敗れた際には再生が進まず、電気ショックによる荒療治で再生した。そしてウォン・ユンファによりランタオ島に出現したデビルガンダムを始末するため、コクピットに乗り込みキョウジを制止、ドモンの石破天驚拳によりキョウジとともに消滅する。

シュバルツ・ブルーダー(Schwarz Brueder)という名前はドイツ語でそれぞれ「黒」「兄弟」を意味する。なお「黒い兄弟」だとschwarzen Brueder。

声優はキョウジ役の堀秀行氏であるが、シュバルツとキョウジが同時に登場することもあったため、『Gガンダム』放送当時は『機動戦士Ζガンダム』のクワトロ・バジーナや『聖戦士ダンバイン』の黒騎士、『機動戦士ガンダム00』のミスター・ブシドーらのような明らかに同一人物だと分かるパターンとは異なり、視聴者側はキョウジとなんらかの関係があることは推測できるものの、詳細は謎に包まれた存在であった。

ちなみに漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』ではドモンと出会うなり、「兄さんじゃないのか?」と疑われた。アニメ通りに亡くなるが、最終局面でイメージ(?)として登場。葛藤するドモンを励ますために非常に濃くて熱い言葉をキョウジやマスターアジアと共に浴びせるという役目を担う。

登場作品と役柄

キャラクター設定や原作の彼の結末故か、東方不敗のように生存フラグが用意される機会が現時点では少なく、『IMPACT』と『64』を除いた殆どのSRWシリーズで原作同様の結末を迎えてしまう。自軍として使えるのもスポット参戦時のみの場合が多く、不遇の扱いである。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦G
初登場作品。ガンダムシュピーゲルが出ない為、パイロットとしては登場せず、イベント要員。顔グラフィックは、覆面が破れたものも用意されている。
スーパーロボット大戦F
スポット参戦
スーパーロボット大戦F完結編
ギアナ高地での修行イベント後に加入するが、後に永久離脱することになるので、経験値は与えないほうがいい。激励を加入直後から使えるので、激励要員として出撃する機会はあるかもしれない。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
地上編最終話で条件を満たせば飛影に救出され、第3部から使えるようになる。恐らく最もシュバルツが輝くシリーズ。その技量値は全キャラ中でも東方不敗に次いで2番目に高い。高いレベルの忍者技能を持つようになったので、命中回避クリティカル率が高い。ガンダムシュピーゲル改造すれば主力として扱える。キョウジも助かってるので、正体がバレてからもシュバルツとして覆面を付けている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
スポット参戦。最後はランタオ島で原作通りデビルガンダム諸共死亡するのだが、案の定デビルガンダムは回収されてしまう。本作で回収したのはウルベではなくウォン。
スーパーロボット大戦J
パイロットとしては登場せず、イベント要員。ミナトからも「加勢してくれるんじゃなかったわけ?」と突っ込まれる。

単発作品

新スーパーロボット大戦
地上編ではガンダムシュピーゲルに乗るが、撃墜されると本人がユニットとして戦う。本人のほうがシュピーゲルより強い。隠し最終シナリオではサイボーグ化して復活。能力値はドモンより低く、シュピーゲルが改造できないので精神コマンド要員が無難。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦64
本作ではスポット参戦・離脱が多く、独立軍ルートでは永久離脱する。OZルートでは、途中アラン・イゴールに同行し、仲間になる。選択肢でロームフェラに従っていた場合、財団の監視を看破し、自軍脱走の機会を作るといった見せ場がある。ランタオ島の決戦で真ゲッターロボを出撃させると生存フラグが成立し、最後まで味方ユニットとして使用可能。ゲッター線によりDG細胞が繁殖し、生き永らえたらしい。
能力値自体に問題はないが、愛機ガンダムシュピーゲルの射程が短いため、長射程高火力の敵ユニットが立ち並ぶ終盤はやや厳しい。
スーパーロボット大戦MXPORTABLE
原作終了後の設定であるため、既に故人で名前のみの登場。作中では自身と同じくDG細胞で複製された新シャッフル同盟(ドモンを除く)のコピーが登場しているが、シュバルツと違ってオリジナルとは別人同然の悪役であった。
スーパーロボット大戦X-Ω

装備・機能

ここでは生身ユニットとしてのシュバルツについて解説する。

武装・必殺武器

パンチ
キック
突進

移動タイプ

海適応もない。

パイロットステータスの傾向

能力値

射撃が低い以外は全体的に能力が高い、特に技量値が高い。

精神コマンド

高い能力に関わらず、作品によって命中系の精神を覚えなかったり、熱血を覚えなかったりでちょっと使いにくい精神を覚える。作中における叱咤激励により応援激励を覚えるのはわかるが……。

FF完結編64
熱血ひらめき隠れ身かく乱気合激励
IMPACT
奇襲かく乱気合応援激励誘爆
A
奇襲かく乱気合応援激励
A PORTABLE
不屈かく乱気合感応激励
ひらめき必中かく乱信頼激励気合
リンクバトラー
激励ひらめきかく乱熱血気合隠れ身
X-Ω
閃き気合奇襲

特殊技能(特殊スキル)

FF完結編64
切り払いL9
IMPACT
統率L3、忍者L9、カウンターL9、援護防御L4
A
底力L9、切り払いL9、カウンターL9
A PORTABLE
底力L9、切り払いL9、カウンター

パイロットBGM

「FLYING IN THE SKY」
前期オープニング主題歌。『64』、『F』で使用。
「Trust you Forever」
後期オープニング主題歌。『IMPACT』で採用。

人間関係

シュバルツ・ブルーダー(真シュバルツ)
新宿でデビルガンダムと戦って戦死し、劇中のシュバルツの素体となったガンダムファイター。素顔はキョウジとはまったく似ていない初老の男[3]。設定上でも正体は明らかにされていない。ただし本編では設定のみ存在するキャラクターで、本放送終了後の外伝に登場した第7回GF優勝者ウォルフ・ハインリッヒについて、外伝から本編の時間経過(28年)による外観の変容・作中での言動と戦法の一致・覆面で顔を隠しているという共通点があることから、彼が真シュバルツその人ではないかとも推測されている(劇中で東方不敗マスター・アジアが言及している場面が幾つかある)。
キョウジ・カッシュ
もう一人の自分。シュバルツにはキョウジの記憶と人格が移しこまれている。ただシュバルツは彼を一貫して「キョウジ」と3人称で呼んでおり、真シュバルツ時代からと思われる言動を見せているなど、あくまでも別の存在と認識しているのだろう。DG細胞で構成されたシュバルツの命はデビルガンダムのコアであるキョウジと共にあるため、ランタオ島の決戦では衰弱したキョウジの影響を受けていた。『IMPACT』では2人とも助かる。
ドモン・カッシュ
コピー元の弟。デビルガンダムを止めてくれる存在として期待していたことがうかがえる。終盤にシュバルツが正体を明かした際、ドモンと父ライゾウのために心を鬼にして正体を隠し続けていたことを「私もつらかった」と吐露すると、ドモンはシュバルツを「俺の兄さん」と認める。
ライゾウ・カッシュ
コピー元の父親。シュバルツも劇中では「父さん」と呼んでいる。
レイン・ミカムラ
ドモンのパートナー。ドモンの元を離れたレインを一時ネオドイツのスタッフとしてスカウトしている(しかも覆面まで被らせた)。ちなみに先述の通り真シュバルツにはスタッフはいない。
ウルベ・イシカワ
シュバルツ(キョウジ)にとって宿敵に当たるが、原作では対峙する事はない。
ミカムラ博士
シュバルツ(キョウジ)にとっては彼も宿敵に当たり、デビルガンダム事件の口封じとして始末されかけた。
『超級!』ではカッシュ博士が彼のことを尊敬していたことを話し、彼が改心する一端を作った。
キラル・メキレル
ネオネパールのクルー達に殺されそうになった彼を救う。

他作品との人間関係

ギャリソン時田
A』では、ギアナ高地ドモン東方不敗の攻撃から庇って負傷し、万丈の命令で彼によって病院に搬送される。
飛影
忍者繋がりか、『IMPACT』で助けられる。
ロミナ・ラドリオ
『IMPACT』では彼女に伝説の戦士と間違われる。一応忍者は忍者だが……。
イネス・フレサンジュ
『A』にて、ランタオ島でのデビルガンダムのコア破壊イベントの際に「細かい事は、後でイネス先生にでも聞くのだな……」と言っている。お互い分岐中に部隊と会い、合流時にシュバルツはいなくなるので、ナデシコが火星にいる時点で会っていたとしか思えない展開となる。
デューク・フリード
『IMPACT』ではベガ星連合軍との決戦で激昂し、自分を見失いそうになっていた彼を一喝する。戦闘終了後は、冷静さを取り戻した彼の様子に安堵する。
アラン・イゴール
J』では協力関係にある。『64』では戦力になるという理由で、動向を許可する。
加山雄一
X-Ω』のイベント「流れよ我が涙」では、同じ忍者属性のキャラという事もあってか彼に協力した。イベント「サクラ大戦 帝都遙かなり」では終盤に加山の手によって召喚され、来るべき脅威に備えている。

名台詞

「そんなことはどうでもいい!!」
何処から出てきたとツッコミを入れられても、この一言で一蹴する。ある意味、『Gガンダム』のノリを象徴する台詞とも言える。
「ふっ、この雑魚共が!」
ゾンビ兵をうろたえさせるほどの気迫。
「甘いぞ、ドモン!」
ドモンを叱咤するとき。
「ドモン・カッシュ、今のお前は人よりわずかに抜き出た己が腕に溺れているにすぎない。そんなザマではデビルガンダムを倒すどころか、お前の師匠、マスター・アジアに勝つ事すら夢のまた夢!」
「ドモン!己の腕がどれほどの物か、この刀に尋ねるがいい!私の言葉が誤りだと思うのなら、いつでも向かって来い!相手になってやる!」
17話、マスターガンダムを追いかけ、がむしゃらに走るドモンの前に現れて。大木を両断した一振りの日本刀をドモンの前に残すが、その刀は錆びていた…。
「どうした、どうした、どうした!」
ドモンを痛めつけるとき。「ご自慢のスーパーモードはどうしたぁぁぁ!」と続く。
「明鏡止水…」
「曇りの無い鏡のごとく、静かに湛えた水の如き心。それが勝つための唯一の方法だ」
「だが、今のお前には無理だろうがな!もう止めん!戦いたければ勝手に戦え!私は去る!…もし万に一つの命があれば、ネオホンコンで会おう!」
第23話より。ドモンに向けて語った、明鏡止水の極意。
「地獄の亡者どもめぇぇっ!!」
第34話より。ネオホンコンに運び込まれたデビルガンダムの秘密を探るために潜入した格納庫にて、ミケロと大立ち回りを演じながら。
「ガンダァァァム!」
第42話より。指パッチンでガンダムシュピーゲルを呼び寄せる。弟と同じ。
「い、いかん…意識が…私の命もまた、キョウジと共にある…もはやこれまでか…」
「…いいや、まだ終われん!!もってくれよ、この体…!」
第44話より。ランタオ島最終決戦にて、東方不敗によりドモンがデビルガンダムへと捧げられようとした時、それを食い止めんと瀕死の我が身に鞭打って、デビルガンダムの下へ向かう。
「甘ったれた事を言うなぁ!その手に刻まれたシャッフルの紋章の重さを忘れたか!」
「お前がこいつを倒すための礎となった仲間達の事を思い出せ!お前もキングオブハートの紋章を持つ男なら、情に流され、目的を見失ってはならん!それとも…こんなキョウジのような悲劇が繰り返されてもいいのかぁっ!」
「やるんだ!デビルガンダムの呪いから私達を解き放つためにもっ!」
「頼む、ドモン…デビルガンダムに最後の一撃をぉっ!!」
同上。「僕には出来ない!」と嘆くドモンに対して叩き付けた叱咤激励。
「ありがとう…ドモン」
最期。一瞬意識を取り戻したキョウジと共に、微笑みを遺して閃光の中に消えていった…。
「忠告する…これ以上奴らに近づいてはならん!」
「今度は!助けてやれないかもしれん!!」
漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』での初登場シーン。ベルチーノ警部(SRW未登場)を監獄から脱走したミケロの銀色の足から救い、忠告する。当然ベルチーノは訳が分からず「誰なんだ?あんたはいったい!?」と問うがシュバルツは高笑いを残して去ってしまう…。
「ドモンよ……!」
漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』にて東方不敗と対峙したドモンが「今の自分は父と兄が犯してしまった罪を償うためだけに生きている」と発言した際の台詞。ドモンの知っている真相と違うとは言え、デビルガンダムによってもたらされた被害、そしてデビルガンダムが暴走した原因の一つは母を殺されたキョウジが抱いた憎しみの感情だった事を考えるとあながち「罪を犯した」のは間違っていないだけにシュバルツも思うところがあったようである。

迷台詞

「修行が足りんぞ、ドモン」
第19話より。レインのスカートの中を見て赤面して狼狽するドモンに対して呟いた台詞。弟のうぶさにまで指摘する厳しいお言葉である。
「おさげジジイに名乗るようなちゃちな名前は持ち合わせちゃいないが、それでも聞きたいと言うのなら…耳の穴かっぽじってよぉ~くお聞き…」
「俺の名は!謎の覆面ファイター・シュバルツ・ブルーダぁーだぁぁ~!!」
ドラマCD「世界高達骨牌拳」の劇中劇にて披露したシュバルツの名乗り。一人称が「俺」だったり、珍妙な言い回しや堀秀行氏の歌舞伎調なノリと相まって、聞いている人間の笑いを誘う。ちなみにこの時彼の登場に、映画館からは歓声が沸きあがっていた。
「寝ボケるな!いいか、今の貴様らではマスターアジアの薄皮一枚傷付けることはできんぞっ」
「一人一人がバラバラでは何もできん。この廃墟に吹く風で少しは頭を冷やすのだな」
「…と言ってシュバルツは消える」
ドラマCD「世界高達骨牌拳」にて。「マスターアジアは俺が倒す!余計な手出しをするな!」と突っかかるドモンを一喝する。この時は劇中の雰囲気に戻ったかの様な感じ…なのだが、最後の最後で台本のト書きを捨て台詞に消えてしまう。実にシュール。

スパロボシリーズの名台詞

「うむ……ドイツ語ならなんとか……」
F完結編』「ギアナ高地の修行」にてアレンビーの残したスウェーデン語の手紙を読めないかと聞かれて。
何気に自称ドイツ人のくせにドイツ語がなんとか読めるレベルである事は4コマでも突っ込まれている[4](まぁ、キョウジは日本人だからある意味当然かもしれないが…)。
ちなみにドイツ語とスウェーデン語は同じゲルマン語派に分類され、共通点もあったりはするが、かと言ってドイツ人がスウェーデン語を理解できるわけではない。
「フフフフ、ハハハハッ。修行が足りなかったようだな、少年たち」
64』独立軍ルート「スウィートウォーター防衛戦」より、モビルスーツ強奪を企んだシャングリラチルドレンが、シャッフル同盟に阻止された後の台詞。どんな修行をしろというのか…。
「私もムゲゾルバドス帝国との戦いに参加する、それだけのこと その戦いに比べれば私の正体など問題ではあるまい」
『64』OZルートにて、アランが連れてきて、忍らにそれを指摘され、ドモンに聞かれた際、断言する。
「死して屍を残さぬのが忍…だが、使命を果たすまでは死ぬな、か」
「…同じ忍者に助けられた命…今一度、燃やしてみせよう!」
IMPACT』第1部地上激動編第33話「激動の地上を制する者」にて飛影に救出された際の台詞。
余談だが、後の作品にてシュバルツやキョウジと声が似ている男飛影対となる忍者駆る男に命を救われることになる。
「デューク・フリード、恐ろしいのは敵ではない…激情に己を見失う事だぞ!」
『IMPACT』第3部銀河決戦編「ただ地球の平和のために」より、ズリルからの暴言に激昂し、冷静さを失ったデュークを一喝する。
「私はシュバルツ・ブルーダー。この地球圏に戦いの有る限り、これからも変わりません。では、これにて御免…」
『IMPACT』第3部銀河決戦編「君の中の永遠」より、カッシュ博士から素性を問われての返答。カッシュ博士もシュバルツの意思を尊重し、これ以上追求する事は無かった。
「後悔の念と、自分自身に対する怒り、事故を起こした訓練施設への恨み…最後にはすべてが水に溶けるように消えた…違うか?」
AA PORTABLE)』第17話ギアナ高地ルート「我が心、明鏡止水」or「されどこの掌は烈火のごとく」より、ギアナ高地にて、一矢に明鏡止水にどう開眼したかの経歴を確認して。
「果たしてお前のような未熟者にそれができるかな。まぁいい。お前たちの戦いぶり、しかと見せてもらおう」
J』第16話「ブレンパワード」にて、デビルガンダムを燻り出し、満を持して登場したシュバルツだが、いざ戦闘開始となるとこの台詞と共に去っていく。ミナトからも突っ込まれる。「お前も戦え」と思ったプレイヤーも多いだろう。

搭乗機体

ガンダムシュピーゲル
ネオドイツ代表のモビルファイター

他作品での搭乗機体

ゴッドガンダム
『ガンダム無双』で搭乗。

脚注

  1. DG細胞の最大の問題である「強靭な精神力を持たないものはデビルガンダムの支配下に入ってしまう」点を、東方不敗同様に食い止めている。
  2. 明言はしていないが、事件の黒幕であるウルベらに自分の素性が知られてはいけないという含みもあると推測される。実際ミカムラ博士は決勝後に病院に担ぎ込まれたシュバルツを襲った。
  3. だが、ネオドイツ代表がガンダムファイト委員会に提出した、恐らく真シュバルツが申告したと思われる生年月日はキョウジと同じである。
  4. 光文社『スーパーロボット大戦F完結編 4コマギャグバトル』P58より。

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