デスティニーガンダム
デスティニー | |
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外国語表記 | Destiny |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 汎用モビルスーツ |
生産形態 | 少数生産機 |
型式番号 | ZGMF-X42S |
全長 | 18.08 m |
重量 | 79.44 t |
動力 | ハイパーデュートリオンエンジン |
装甲 | VPS装甲併用 |
OS | 核・デュートリオン統合先進機動砲撃システム |
開発 | ザフト |
所属 | ザフト |
パイロット | シン・アスカ |
デスティニーガンダムは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主役メカの一つ。
概要
インパルスの発展型として開発されたザフトの最新鋭モビルスーツ。インパルスのフォース・ソード・ブラスト各シルエットの特徴を併せ持つ。
開発の経緯
開発はレジェンドと同様、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルの主導で行われ、更にはインパルスのメインパイロットであるシン・アスカの基本データを元に調整されている為、劇中の機体は事実上シン専用の機体となっている。本来はサードステージに分類されるMSであるが、政治的な理由からセカンドステージのMSに分類されている。
この機体には多くの新技術が搭載されているために高い機体性能を実現しており、当時においてはプラントの最先端技術を結集させた傑作機と言えるが、このころ既に形骸化していたユニウス条約を、デュランダルが半ば故意に無視した機体でもある。
当初はインパルスのシルエットの1つとして開発が行われ、デスティニーインパルスで試験運用が行われていたのだが、消費電力が大き過ぎる上に最大稼動では本体が破損する危険すらあると判明したのでシルエットとしての運用は断念。新たに「デスティニー」として一から再設計される事になった。
性能
背部のウイングユニットはフリーダムの大型ウイングの発展型で、内部のスラスターにはD.S.S.D.で開発されたヴォワチュール・リュミエールの類似技術が採用され、出力増大に伴って「光の翼」が発生する。これは自機の電源から得られたエネルギーを特殊光圧に変換し、主推力として用いるというものである。また、背部のウイングは光の翼発生と同時にミラージュコロイドを散布させ、これによって複数の残像を映し出しながら推進する。特に高速機動時の効果は高く、本機の高い機動性と相俟って敵機を翻弄する。
本機に採用された新技術の1つに、人間に近い動きを可能とする機構がある。従来のMSは堅い外装を持つために人間と同じ動きが出来ず、「銃を撃つ」、「剣を振る」などのような限られた基本動作以外は人間と同じように出来なかったのだが、インパルスの各シルエットの機能・装備を併せ持つ本機においては、そうした限られた動作のみでは十分に性能を引き出せないという事が設計段階で判明したために採用された機構である。より人間に近い動きが出来るよう、基本構造を細かなパーツに分割し、それぞれを連動させる方式になっている。
関節部はPS装甲技術を転用した特殊素材製で、稼働状態では鈍い金属光を発する。脚部は装甲を複数のパーツに分解し、それぞれをフレキシブルにスライドさせることで、広い関節稼動部分と高い運動性を実現させている。脚部のこの機構はどうしても防御力が下がってしまうという欠点があるが、ザフト開発陣は専属パイロットのシンの戦闘データを解析、運用実績にあわせた可動範囲の設定と装甲分割を行っているため、本機は敵に対する無防備な瞬間を最小限に留めつつ最大の機動性が発揮できるようになった。
なお、この装甲調整はシンに引き渡された後も複数回にわたって微調整が続けられている。また、同様のシステムはストライクフリーダムにも採用されているが、本機の方がより実戦的である。
動力はデュートリオンエンジンに核エンジンと組み合わせたハイブリッドエンジン「ハイパーデュートリオンエンジン」で、他機体を凌駕する高出力を誇る。
これらのユニウス条約無視の技術は、セカンドステージの強奪事件時には既に完成されていたものであるらしく、プラント側も連合側と同様に、条約を守る意志は無かった事を伺わせている。またこの関係で、形式番号の末尾はセカンドステージを示すSになっている。
OSは新型の「Gunnery United Nuclear-Deuterion Advanced Maneuver System(核・デュートリオン統合先進機動砲撃システム)」。
劇中での活躍
ジブラルタル基地でシンが受領。その直後にレイ・ザ・バレルの乗るレジェンドガンダムと共に脱走したアスラン・ザラとメイリン・ホークが奪取したグフイグナイテッドを追撃、撃墜する。その後、ヘブンズベース戦で複数のデストロイやウィンダムなどを撃墜するなどの戦果を挙げる。さらに、その後のオーブ攻防戦やレクイエム攻略戦でも活躍するが、最後の月面レクイエム攻防戦でアスランの搭乗する∞ジャスティスと交戦、撃墜され、大破した。
対連合戦では一騎当千の活躍を見せたものの、三隻同盟及びオーブ軍との戦いでは主武装のアロンダイトを破壊される、理論上ありえないはずのエネルギー切れが起きる[1]、そもそもシンの精神状態が危ないなどとことん不遇であった。
なお、エネルギー切れに関しての理由は、何故か描写ミスにせず、後に戦闘におけるエネルギー消費量が激しすぎて、エネルギーを無制限に供給できるハイパーデュートリオンでも追い付けなくなったからという後付設定がなされた。実際にエネルギー供給量自体には限界があり、デスティニーは高出力でエネルギー消耗率の高いシステムや武装の塊な上、パイロットのシンもパワーに物を言わせた力任せな戦法が目立つので、一応は納得のいく解釈になっている(それでも無理矢理感は否めないが)。
戦績に対する評価
劇中での戦果は、実のところヘブンズベース攻略戦・レクイエム制圧戦以外は結果的に負けで終わっている。しかも、敗北時の相手はインフィニットジャスティスであったため、よく「非合理的な全領域対応と大型目標特化の性能ゆえに、モビルスーツ戦には却って向いていない」と言われることがある。 しかし、デスティニーには機関砲・ビームライフル・ビームサーベル(フラッシュエッジ)などの対MS戦を想定した武器が一通りは装備されており、この指摘は誤りである。こういった誤った指摘の背景には、「作中での武装の使用頻度の差」や「シンの戦い方」があると思われる(極端な話、戦闘バンクの使い回しにより、ビームサーベルが使用されないのがおそらく一番の要因)。 また、あまり知られていないが、シンを始めとする当時のザフト軍パイロットは、モビルスーツを身体の延長として扱う技術に長けている。
とはいえ、デスティニーガンダムという機体はシンの長所に合致した万能機であり、劇中で戦果を挙げられなかったのは、情緒不安定な状態での相手がとにかく悪すぎたという部分が大きい。この証左として、ヘブンズベース攻略戦では対艦戦闘・対MS戦闘・対MA戦闘・対多数戦闘・拠点制圧を問題なく実行しており、ポテンシャルの高さが伺える。
シン共々不当に低く評価されるのは、TV版のレクイエム防衛戦でインフィニットジャスティスに一方的に撃墜された場面が原因。また、この当時のTV版の視点が完全にキラ側に傾いていたのも原因の一つである。
しかし『リマスター版』では最終的に敗北する展開こそ変わらないもののTV版よりも善戦しており、また高山瑞穂の漫画版や『THE EDGE』での最終決戦ではインフィニットジャスティスと互いの信念をぶつけ合う互角の死闘を繰り広げている為、シンと共に非常に高い評価を受けている。
コンクルーダーズ構想
デスティニーはシン・アスカの専用機であるが、後に少数生産を前提として開発されたハイスペックMSである設定がMSVで追加された。最終的にはデスティニーを主力とした、優秀なエースパイロットのみで編成された精鋭モビルスーツ部隊「コンクルーダーズ」によって、地球側の戦意を完全阻喪させるという計画も考案されていた。ハイネもその一角として専用に調整されたデスティニーが製造されるが、彼が戦死してしまったことで機体配備及び部隊編成は没案となった。
余談だが、ハイネ・ヴェステンフルス専用の機体はオレンジを基調としたカラーである。しかし、ハイネは専用デスティニーが完成する直前に戦死。他者に合わせて調整する手間と時間の問題で、倉庫に保管されたまま終戦を迎えた。乗るべき主を失ったハイネ機は、ザフトの兵器保管庫で眠り続けている。
このハイネ機の存在から、実は量産機だとされることも多いが、プラントにはデスティニーレベルの機体を量産する力はない。シン機はシンに、ハイネ機はハイネに合わせて調整された、専用の少数生産同型機である。
他作品で言うならばガンダムエックス、バンプレオリジナルでいうならば量産型ゲシュペンストMk-II改の扱いが近い(後者はコンクルーダーズの思想に近いものがある)。
登場作品と操縦者
原作での不遇を挽回するかのように、乗り手ともども総じて扱いが良い。初参戦から暫くは原作再現の関係でシンが敵対勢力に加わっている事も多く、その際ボスユニットとして登場するが、その後は自軍に加わるという形を取られることも多かった。近年は原作終了後扱いでの参戦が増えてきたため、終始自軍に所属しているのが基本。いずれの作品でもシン専用機であり、他のパイロットは乗れない。原作では最終決戦で敗北後、宇宙に破棄されてしまったが、当然スパロボではそんなことはなく原作シナリオ終了後もシンが愛機として搭乗し続けている。中にはキャラクターデザイン繋がりで別作品と一部設定を共有するという荒業を見せるなど、クロスオーバーの新たな可能性を感じさせるものとなっている。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 物語後半でシンが乗り換える。全体的にモビルスーツの等身関連に不満が多いZであるが本機は元々細身のシルエットをしている為か違和感はあまり感じない。寺田Pが全ユニット中一番アニメーションにこだわったという逸話があり、躍動感のある動きをする。特に「アロンダイト」「フルウェポン・コンビネーション」のトドメ演出は必見。どの距離でも過不足なく戦える上、防御面もVPS装甲や分身があるのでほぼ安泰。今回パッケージの版権作品集合絵にエントリーしているのは伊達ではない、ということか。インパルスの改造が引き継がれる為、活躍させるのであれば早めにフル改造を。ただし、ルートによっては後半、一時離脱するので注意。ハイパーデュートリオンエンジン搭載なのに、Sフリーダムや∞ジャスティスとは違いEN回復(小)を持っていない(レジェンドも)。原作でEN切れを起こした事があったからだろうか。
- ミーティアとは合体できないが、F.W.Cは大気圏化でも地形適応が良好で作中最強クラスの火力を叩き出すのでシンに援護攻撃を養成してやればアニメ版の扱いを払拭するかのごとく獅子奮迅の活躍をしてくれる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 宇宙ルート25話でSフリーダム、∞ジャスティス、インパルスと共に加入。前作の最強武装のフルウェポン・コンビネーションが削られているがそれでも十分強い。またEN回復能力が追加され継戦力が上がったが、アロンダイトのEN消費が倍になっているため連発しすぎるとやはりガス欠になる。しかし、フルウェポン・コンビネーションが使用不可でほかの武装は問題なく機能しているという事はパルマフィオキーナの調子が悪いという事なのだろうか…… サイズ補正無視の武器がないのでシンの技能でフォローしたい。フル改造ボーナスが攻撃力+300と優秀。戦闘アニメは一見するとZの流用に見えるが、足の長さなど全体のバランスが見直されている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 最短で中東ルート7話にて加入。能力は前作とほぼ同じで、物語中盤には最強武器のフルウェポン・コンビネーションも復活し、更に火力が上昇する(この時、シンが「使えなかった武器を修理できる!」と喜んでいるので、やはり不調だったのはパルマフィオキーナだったようである)。能力は前述の通り前作と殆ど変らないのだが、元々能力が高い上にこの性能で序盤からの加入となる為、シンを序盤から長く育成できる事も相まって、序盤から終盤まで非常に優秀な戦力として存分に活躍させる事ができる。解禁されたフルウェポン・コンビネーションの戦闘アニメにも、新たにリアル等身のカットインが挿入されるようになった。今のところデスティニーの正式参戦が最速なのは本作である。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回も参戦は分岐ルートの途中ではあるものの序盤から。戦闘シーンは基本絵も含め全て刷新されたが、基本絵のバランスの良さは兎も角、全体的に動きが硬く、元々Zのデスティニーはやたら気合いの入った動きをしていたため賛否両論といったところ。
- 例によって例のごとく、最強武器が封印されており、挙句シンもSEEDが使えない状態で、序盤~中盤でボス戦を任せるのは厳しい性能となっている。一応、基本性能は高いので乗機を丸ごと取り上げられているアムロやカミーユに比べれば十分戦力としてカウント可能な部類ではある。第31話でSEEDが解禁されてからが本番。前作に比べカスタムボーナスの変更、SEEDの補正の変更、魂の弱体化が重なり火力は落ちてしまったが継戦力は相変わらず高い。移動後使用可能なALL武器もないのでできればシンにヒット&アウェイも付けておきたい。
- 今回フルウェポン・コンビネーションが「武装一斉攻撃」という名称に変更になっている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今作も分岐ルートで参戦。
- 基本性能は前作同様で、ややテンポの悪かった「武装一斉攻撃」のアニメのスピードが調整されている。
- 序盤の正式参戦時に中堅クラスの威力であるルナマリアとの連携攻撃(合体攻撃ではなく召喚攻撃)である「ザフトレッド・コンビネーションI」が追加され、その後終盤戦に差し掛かる頃にレイを加えた3人の連携攻撃で天獄篇におけるデスティニーの最強武装である「ザフトレッド・コンビネーションII」が追加される。どちらの攻撃も第2次Zにおけるトライチャージの延長のようであった召喚攻撃と違い、演出に非常に気合いが入っており事実上の合体攻撃と言える見応えのあるものに仕上がっている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- ハイパーデュートリオンがようやく実装。効果は「ENを25%回復」とNJCより回復量が多い。
- 武装はアロンダイトが高威力かつバリア貫通を持つコンボ攻撃になっており、またフルウェポンコンビネーションも同じくバリアを貫通するため、単体突撃、対ボス戦が有効な機体になっている。特に後半、オリジナル勢力にバリアを持つ雑魚が大量発生するため、切り込み役にうってつけ。一方で武装からフラッシュエッジが削除。消費が軽い格闘武器がなくなり、射撃の育成や燃費に気をつけなくてはならなくなった。また、確かにコンボ役として優秀なのだが、∞ジャスティスと組ませた際のフルウェポンコンビネーションとグリフォン2の援護攻撃は互いのSEED補正とアスランの信頼補正「格闘武器の攻撃力アップ」、シンの信頼補正「格闘武器のクリティカル率アップ」が全て反映されて恐るべき火力を発揮するため、アスランとのコンビも捨てがたい。
- スーパーロボット大戦L
- 全機体が攻撃に何らかのコストが必要となる今作ではハイパーデュートリオン(Kでの効果そのまま)のおかげで継続戦闘能力が高い。Kと同じくコンボ属性・高威力なアロンダイトに加え、分身・VPS装甲・シールド・剣・銃と防御能力のオンパレードとなっており生存能力が飛びぬけて高いため、シンの能力とも相まってSUに厳しめなバランスであるLでもSUでの運用に十分耐えうる機体。
- ただし、アロンダイトとビーム砲に気力制限がついたため気力が上がらないと格闘武器どころか長距離ビーム砲も使えず、バルカンとビームライフルしか武器が無い状態からスタートしなければならないので注意。撃墜数トップ3のエースになればフルウェポンコンビネーション以外の武装を全て使える状態からスタートできるが、調整は厳しい。
- なお、今作では信頼補正こそないものの、前作同様∞ジャスティスと射程等がかみ合うためにコンビが強力だが、今回はデスティニーも∞ジャスティスも機体ボーナスに貴重な「宇宙適応A(S)」があるので、別々で運用した方が宇宙Bの面々が助かるだろう。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作終了後なのでプロローグから参戦するが、初戦で大破してしまう。その後アルヴィス預りで修理され、中盤の竜宮島での戦闘中に皆城乙姫が無人状態で動かしシンの元へ届けられる。
- 本機に限らず、SEED系MSは同種機より対フェストゥムを想定して準備されているという設定。そのため対フェストゥムではVPS装甲で同化を防げるという恩恵があるため、今作では何と対フェストゥム戦で真価を発揮する。読まれる前に高速で近づいて叩き、序盤で大量に出てくるグレンデル型に対してはVPS装甲でダメージを剥がすといった、ノートゥングモデルのファフナーとは一味違う運用が期待できる。更に長射程への対応力があるのも相まってほぼオールラウンドで運用できる。能力の高さは健在で、更に対フェストゥムでも恐れずに戦えるので体感的には過去作以上。ただし、無効化できるのはグレンデル型の攻撃と「アーム・ラッシュ」、エウロス型の「ミサイル」のみで、フェストゥムがしょっちゅう放ってくる「ワーム・スフィアー」には無力なのに注意。こちらは他機体と同じ扱いだが、前述のとおりある意味本作で危険なグレンデル型は片っ端から駆逐できるので、かなりのアドバンテージがある。同化の恐ろしさを知る視聴者からすれば、これは人が乗る機体の中では余りある厚遇といえる(何故なら同化を恐れず戦うという行為自体、原作からして絶対に有り得ないからである。傍目から見ればただの自殺である)。
- 更にルナマリア搭乗のインパルスガンダムとの合体攻撃も追加され、使いやすさはもちろん最大火力も過去作以上となっている。唯一残念な点はプロローグで同時に登場するためか、インパルスガンダムからの改造を引き継がないところか(『Z』では引き継ぐ)。
- 原作終了後という扱いを生かした、ファフナー勢との大胆なクロスオーバーの数々から、ファフナー・マークデスティニー(「運命」をドイツ語読みにしたマークシックザールとも)と呼称するファンも(ちなみにその俗称はスパロボ公式ラジオでも触れられている)。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 初登場作品。今回は主に敵としての登場であり、終盤に正式参入する。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 今回はパルマフィオキーナが単独武装として追加された他、新規武装以外ではアロンダイトのモーションが変更されている。
- 但しまたもやシンのSEED技能が途中まで封印状態になってしまっており、初期からSEED解禁されているストライクフリーダムや∞ジャスティスと比べると能力面で不利。火力に関しても合体攻撃の相棒が能力の低いインパルスであるため、相対的に劣っている。更に言うとそのインパルスがカスタムボーナスを得た場合エクスカリバーの攻撃力が上がる為、SEED&武装一斉攻撃解放まではインパルスの後継機でありながらインパルスと最大火力が同等という情けない事になる。
- とは言え、決して弱いわけではないので、パイロット養成などでフォローをすれば十分な活躍をしてくれる。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第4章より参戦。コロニー勢力の一部が独自に開発したという設定で、RX-78ガンダムと同時期かそれ以前に開発されたことになる。
- Zと同様EN回復を持っていないのだが、EN回復を前提としているとしか思えないほど武器のEN消費が激しい。その上、VPS装甲とビームシールドでもENを食ってしまうため、EN切れを起こしやすい。その分、攻撃力と生存能力はトップクラスではあるのだが…。シンの精神コマンドのラインナップがイマイチなこともあって、珍しく扱いにくい性能となっている。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年7月のイベント「運命の騎兵隊」の報酬ユニット。レアリティはR・SR・SSRのアタッカー。飛行能力と高い移動速度を持つ斬り込み役。アビリティはHPが高く保つことで能力が上昇するものが多く、魂と突進貫通型の「アロンダイト」の合わせ技による爆発力が強み。ただ、高い攻撃力と運動性能に対してHPと装甲がレアリティ内でもかなり低く、HPをアビリティ発動条件で保つのが難しいので、こまめな回復を心掛けたい。
- 後にSSRディフェンダー(レアリティ覚醒可能)と大器型SSRシューターが追加。
- 2018年9月のイベント「それは、小さなキセキ」にて大器型SSRファイターが追加。
装備・機能
武装・必殺武器
インパルスの各シルエットの長所を一纏めにした機体だけあり、格闘・射撃とも強力な武器を備えバランスが取れている。ちなみに各種ゲームで登場する際は、高火力武器が格闘寄りになっている場合が多い。
武装
- MMI-GAU26 17.5mm CIWS
- 頭部に2門内蔵されたバルカン砲。本機唯一の実弾兵器で、先行のセカンドステージシリーズに装備された物より小径化されている。劇中未使用。
- 『Z』では運動性ダウン、携帯機では照準値ダウンの特殊武器。
- MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲
- 左右の掌底部に内蔵された小型ビーム砲。隠し武器のような扱いで、接近戦で威力を発揮する。一撃で戦艦をも破壊する威力を持つ。ビームサーベルとしても使えるらしい。デスティニー独自の実験的兵装で、パイロットの発想次第で様々な応用が可能。
- スパロボでは長らく単独では使用できず、フル・ウェポン・コンビネーションに含まれていた。直撃時がシャイニングガンダムのシャイニングフィンガーに似ている。なお『Z』では終盤オーブでの戦いで、手に似たような武器を持つターンXの溶断破砕マニュピレータをモロに喰らうイベントがあった。『第2次Z破界篇』ではフル・ウェポン・コンビネーションが使用不可・他の武装は問題なく使える事から不調のようである。再世篇ではパーツが手に入ったことで修理が完了したようである。
- 『V』においてようやく単独の武装として追加された。必要気力、火力、燃費のすべてがフラッシュエッジ2とアロンダイトのほぼ中間に位置するため、エースになって以降はアロンダイトを解禁するための初手として使われる事が多い。申し訳程度にC属性持ちだが射程が短いのでカウンター武器としての勝手は悪い。
- 『X-Ω』ではディフェンダータイプでの必殺スキル。
- M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
- 背部の左ウェポンラックに装備された大型ビームランチャー。不使用時は2つ折りにマウントされる。展開時の全長は本機を上回る。ガナーウィザードのオルトロスやブラストインパルスのケルベロス以上の出力を誇り、MSの携帯火器の中でも最強クラス。また、速射性能も高く、迎撃にも使用できる。なお、砲身分割の技術には本体でも採用された基本構造体の細部化と連動が生かされている。
- ファンからの通称は「名無し砲」。「アグニ」や「ケルベロス」の系譜でありながら、それらに該当する固有名称がないことが由来。
- 『Z』では全体攻撃。
- 『X-Ω』ではシューターおよびファイターの必殺スキル。
- MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置
- 両手甲部に装備された光学防御装備。展開領域の任意設定が可能で、シールドの形状変更のみならず、ビームガン等としての使用も可能。高出力ビームの直撃すら無効化するほどの対ビーム防御力を持ち、実弾も防御可能だが、アンチビームコーティングが施された物体は素通りしてしまうという弱点もある。ただし、本機はVPS装甲があるためカバーできる。
- 一部の作品(『Z』『第2次Z』『OE』)では実体シールドの黄色い部分からビームシールドを展開させているが、実体シールドの黄色い部分はただの装飾であり、手甲の黄色い部分が本来のビームシールド発生装置である。色と形が似ているので間違えてしまったのだろうか。V2アサルトガンダム、ゾリディア、近衛師団仕様リグ・シャッコーなど、実体盾からビームシールドを展開するモビルスーツも存在するが、それらと混同してしまったのかもしれない。さらに、Zと第2次Zではビームシールドの形状が本来の菱形とは異なる六角形になってしまっている。シールドの形状に合わせてしまったのかもしれない。『K』『UX』『第3次Z』『V』では位置・形状ともに正しく描写されている。
- 対ビームシールド
- 左腕に装着されたシールド。インパルスのシールドと同様、上下に伸縮可能。本機はビームシールドとVPS装甲があるため、フェイルセーフ用として装備されている感が強い。実際、使用されたのはビームライフルや片腕を破壊された時の爆発から身を守った時ぐらいである。こちらは実体型シールドであって、ビームシールドを発生させる機能は無い。
- RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン
- ソードインパルスのフラッシュエッジの発展型。簡易型ドラグーンとして操作する機構が継承されている。ビームサーベルとしても使用可能だが、2つ組み合わせて大きな実体ブーメランとする機構はオミットされた。アンチビームコーティングが施されたシールドを容易に破断する威力がある。 ……のだが∞ジャスティスに何故か蹴りで弾かれた[2]不遇の武器。両肩部にマウント。
- スパロボの演出では基本的に此方のブーメランとしての採用が殆どである。「Zシリーズ」では燃費のいい有射程P武器で使い勝手が良い。『X-Ω』では「フラッシュエッジ2(投擲)」名義となっている。
- 『K』『L』ではビームライフルと役割が重複(どちらも中射程P属性武器)するためかオミットされている。『UX』では武装としては珍しくサーベルでの採用となっているがフル・ウェポン・コンビネーションではブーメランとしても使われている。
- ビームサーベル
- フラッシュエッジ2のビーム刃の出力を上げて剣状にした状態。通常のビームサーベルと同じく手に持って使う。
- 『Z』では斬り払い時に使用。『UX』では「フラッシュエッジ2」名義で採用されており、フル・ウェポン・コンビネーションと合わせてスパロボとしては初めて両形態が再現された形となる。
- 『X-Ω』では近接タイプの通常攻撃。
- MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル
- インパルスなどが装備している物の改良型。出力と速射性能が高まっている。腰部にマウントラッチがある。
- 『Z』ではP属性無しで、単体版と連射(トライチャージ専用)の2種。『K』ではP属性ありのアタックコンボ武器。『X-Ω』ではシューターの通常攻撃。また、連射が同じくシューターの必殺スキルとして採用。
- MMI-714 アロンダイト ビームソード
- 背部の右ウェポンラックに装備された、デスティニー専用の近接戦用大型ビームソード。対艦刀でもある。不使用時は2つ折り状態でマウント。ソードインパルスのエクスカリバーやグフイグナイテッドのテンペストの発展型で、デストロイすら一刀両断するほどの威力があるが、構造上脆弱な部分がある。機体の全高を上回る長さで、使うには駆動部にも高い剛性と柔軟性が求められる。
- 『Z』では射程1~2だが、高威力&低燃費&必要気力なしという超性能。
- 『K』では射程1固定だが、バリア貫通効果が付きアタックコンボも可能。しかし、燃費が恐ろしく悪い。トドメ演出では敵に突き刺されたまま爆発している。Lでは燃費改善され、演出面でも強化。随所にカットインが入り、さらに岩場に叩きつけるトドメ演出に。刀身が折れないか心配である。UXでは、トドメ演出で一度離脱し、フォースインパルスガンダムのエクスカリバーよろしく再度突っ込んで斬り捨てるというカットに変更された。
- 『OE』では「対大型」特性のため、L(4)サイズ以上の敵に攻撃力の数値以上のダメージを出せる。
- 『X-Ω』ではアタッカーおよびファイターの必殺スキル。
必殺技
- フルウェポン・コンビネーション / 武装一斉攻撃
- 『Z』で追加されたデスティニーの必殺技。外付けの武装を次々と使用する連続攻撃で、最後にゼロ距離からパルマフィオキーナを叩き込む。PS2ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ~GENERATION of C.E.~』におけるオリジナル最強攻撃「バーストアタック」が元ネタである。特に回転しながらパルマフィオキーナを構える場面などはそっくりそのまま。P属性で、『Z』では射程が2~5、『K』『L』『UX』『OE』では射程1~3でバリア貫通効果あり(『UX』に至ってはサイズ修正無視もある)と強力。『Z』ではビーム兵器扱いなので、VPS装甲を持つ相手でも問題ない。第2次Z破界篇では使用不可だが、実は没データとしてちゃっかりあったりする。再世篇の中盤でエターナルが持ってきたパーツによって追加される。
- 『フルウェポン・コンビネーション』という必殺技名はスパロボオリジナルで、第3次Zから名称が『武装一斉攻撃』に変更された。後述の『ザフトレッド~』との被りを避けるためだろうか。
- 劇中での会話において、シンが集中力を極限まで研ぎ澄ませた状態でない使えないと語っており、カミーユとセツコとの訓練で身に着けたことが明らかになった。
- 『K』『L』ではトドメ演出で家族との思い出がフラッシュバックするようになっており、一部では「トラウマアタック」などと言われる事も。なお、Lではレクイエム戦でジブリールの乗ったガーティ・ルーにこの技を前述のトドメ演出込みで叩き込むイベントがあり、感慨深いものがある。一方でUXではこの演出がカットされており、「シンは過去を乗り越えた」と解釈する事も出来る。
- 『OE』では名前に反して長射程ビーム砲、アロンダイト、パルマフィオキーナの3つしか使用しないため(トリ)フ(゜)ルウェポン・コンビネーションと揶揄されている。なお、この3つの武装による連続攻撃はアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』でも登場しており、そちらは「ディスティニー・イグナイデッド」というOP「ignited」から引用された必殺技名が採用されている。
- 近接コンビネーション
- 『X-Ω』で追加された必殺スキル。アロンダイトで連続攻撃を行ってからパルマフィオキーナでシメる。
召喚攻撃
- ザフトレッド・コンビネーションI
- 『天獄篇』で追加された召喚攻撃。ルナマリア・ホークのフォースインパルスガンダムと連携で攻撃する。牽制射撃からフラッシュエッジ投擲とビームサーベルで〆。
- ちなみに出だしの牽制射撃はデスティニー→インパルスの順だがインパルスの方は一発も当たらない。とはいえ、デスティニーはメインとなる対艦刀や長射程ビーム砲といった大火力武装を一切使っていないので、どちらかといえばインパルス主体の攻撃である。Vで追加されたトドメカットインもルナマリアの方が目立っている。
- ザフトレッド・コンビネーションII
- 『天獄篇』中盤で追加される最強攻撃。ルナマリアのインパルス、レイ・ザ・バレルのレジェンドガンダムとの連携攻撃。ライフルとドラグーンで牽制した後、アロンダイトとエクスカリバー二振りで突撃してトドメ。
- 第38話でのヘブンズベース攻略戦で、デストロイガンダムを撃墜したフォーメーションの再現だが、インパルスはソードシルエットに換装しており、フラッシュエッジで牽制を行っていた。
合体攻撃
全てルナマリア・ホークのフォースインパルスガンダムとの連携攻撃。
- コンビネーション・アサルト
- 『UX』で使用。アロンダイトとエクスカリバーでの同時斬撃からインパルスはブラストに換装し、長距離ビーム砲とケルベロスで波状攻撃を仕掛ける。
- 余談だがシン役の鈴村氏とルナマリア役の坂本氏はUX発売の前に結婚しており、この攻撃パターンはウェディングケーキ入刀→お色直し→キャンドルサービスとファンからの祝福混じりでネタにされた。
- ザフトレッド・コンビネーションI
- 『V』で使用。演出は天獄篇と同じだが、撃墜後にシンとルナマリアのカットインが入るようになった。
- ザフトレッド・コンビネーションII
- 『V』で使用。天獄篇に同じ名前の技があるがこっちはレイがいない。演出は『UX』のコンビネーション・アサルトに似た形となった。デスティニーとインパルスでビームライフルを放った後、ブラストに換装したインパルスがデスティニーのビーム砲と同時に主砲を発射。最後に、ソードに換装したインパルスがアンビデクストラスでデスティニーのアロンダイトと同時に切り裂く。換装攻撃の順がコンビネーション・アサルトとは逆になっている。
特殊能力
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動。
- ビームシールド
- 『OE』で採用。
- VPS装甲
- 『Z』、『第2次Z』では特殊装甲、『K』、『第3次Z』ではバリア扱い。ビーム兵器以外の攻撃によるダメージを軽減する。『UX』では特殊装甲扱いであり、バリアを貫通するフェストゥムの攻撃にも発動し同化を無効化できるので、『UX』における「セカンドステージシリーズは対フェストゥム用に開発された」という設定を補強する役割を担っている。
- ミラージュコロイド / 分身 / 高速回避
- 特殊回避。気力130以上で発動。これにより、防御手段が多いCE系MSの中でも最高峰の防御性能を誇る。特に連続ターゲット補正のある『Z』以降でその恩恵を感じやすい。
- 『UX』では専用の「高速回避」となったが、最大発生確率が分身50%に対し高速回避45%とやや弱体化した。
- ハイパーデュートリオン / EN回復(小)
- ZシリーズではEN回復(小)。『Z』では採用されなかったが、『第2次Z』からは採用された。
- 携帯機シリーズでは「ハイパーデュートリオン」表記。『K』、『L』では毎ターン自軍フェイズ開始時に、ENが最大値の25%回復する。『UX』では回復量が10%とEN回復(小)と同じになった。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 全ての武器の攻撃力+300
- 第2次Zでのボーナス。
- 破界篇ではこのボーナスのおかげで、最強武器が封印中にもかかわらずトップレベルの攻撃力を確保している。再世篇では使用可能なため元々高い火力が更に高まり、その単体攻撃力はストライクフリーダムガンダムやインフィニットジャスティスガンダムを上回る。
- 最大EN+80、全ての武器のCRT+30
- 第3次Zでのボーナス。継戦能力が大幅に上がるほか、天獄篇で追加される最強武器のEN消費にも対応できる。また、CRT上昇による与ダメージアップ(の期待値が上がること)も侮れない。
- 最大EN+80。特殊能力「分身」の発生に必要な気力制限がなくなる。
- Vでのボーナス。第3次Zでのボーナスに似ているが、こちらは分身の気力制限を無くす。シンをエースにした上で闘争心Lv.3を覚えさせると、分身の必要気力をすぐに満たせるので、終盤は正直微妙なボーナス。ただし、CRT率は強化パーツで補うことも出来るので、囮として運用しやすくなったと考えれば一長一短。
機体ボーナス
- L
-
- 無改造:CT補正+10 運動性+5 地形適応:宇A
- ハーフ改造:CT補正+20 運動性+15 地形適応:宇S
- フル改造:CT補正+30 運動性+25 地形適応:宇S
- 貴重な宇宙適応ボーナス持ちなので、宇Bかつ接近戦を得意とする機体とPUを組む機会もあるだろう。
- UX
-
- 初期段階:CRT補正+10 運動性+5
- 第二段階:CRT補正+15 運動性+10 地形適応:宇A
- 第三段階:CRT補正+20 運動性+20 地形適応:宇S
- 最終段階:CRT補正+30 運動性+30 地形適応:宇S EN+50
- 基本的にはLと変わっていないが、最終的にENが増えるので継戦能力の向上が期待できる。
- 今作はユニット側で宇B以下の機体が存在しないので、純粋に接近戦を得意とする機体とPUを組むと良い。近距離・遠距離問わず武器の射程がほぼ一致するダブルオークアンタや、劇中での絡みが多いマークザイン(ただし第二部のみ)などが候補に挙がるだろうか。
機体BGM
- 「Vestige -ヴェスティージ-」
- Z・第2次Z破界篇・再世篇で採用。劇中ではストライクフリーダムガンダム登場時の曲としての印象が強い。
- 本来は西川氏が監督の福田己津央氏の要望で作ったキラのテーマ曲だったが、その後、「C.E.に生きる全ての人達のテーマソングと言える曲となった」と監督から評された。
- よく「本来はシンをイメージして作られた曲」と言われる(歌詞がキラよりシンに合致するため)が、シンを意識したのは「ignited -イグナイテッド-」の方で、この2曲は対極的な関係にあるという。
- 「Zips」
- Kで採用。本作ではデスティニー専用BGMとなっているが、元々は『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』の曲(更に言えば大元はPS2ゲーム「機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ」のMSVパートのOP曲であり、同ゲーム中ではミゲルを操作するステージのBGMにもなっている)。DESTINYでも総集編で一度だけこの曲がかかったことがあるが、その時登場していたのはソードインパルスガンダムである。
- 「ignited -イグナイテッド-」
- L・OE・Vで採用。
- 「Life Goes On」
- UXで採用。何げにファフナーと絡むイベントでは殆どこれが流れる。かなりマッチしているため、ベストチョイスといえるものになっている。
- 「PRIDE」
- 第3次Z時獄篇で採用。
対決・名場面
- 対デストロイガンダム
- ヘブンズベース攻防戦において、5機編成のデストロイガンダム部隊のうち、3機を仕留める活躍を見せた。
- 対インフィニットジャスティスガンダム
- 二度対峙するが、どちらも迷いや負い目がモロに操縦に反映され、手も足も出なかった。最終的に両腕を破壊されて戦闘不能になる。その後のデスティニーの所在は不明である。
- 対インフィニットジャスティスガンダム(高山版)
- アスラン・ザラと信念をかけて対決し、光の翼を展開しての高速回避、片腕を破壊するなどデスティニーの性能をフルに発揮して追いつめる。しかし、リフターとキックの連携攻撃に対応しきれず逆転された。
- 激突する運命(デスティニー)と自由(ストライクフリーダム) 最後の大決戦!
- 平和を求め、決められた運命を選んだシン。そして人々の自由のために戦うキラ。2人の戦士が決戦に挑む!
- …というコピーと共に、デスティニーとストライクフリーダムが半壊状態で戦うイラストが幼年誌『テレビマガジン』に掲載されたが、本編では実現せず、幻のシーンとなった。
スパロボシリーズの名場面
- 奏でられた曲は
- L第32話より。月面におけるレクイエム戦でLOTUSに追いつめられたジブリールはリリーナを盾にして逃亡を図ろうとしたが、直後にヒイロの乗るウイングガンダムゼロカスタムがレクイエムを狙撃。ダイダロス基地に侵入したヒイロに追いつめられたジブリールはリリーナを手放してしまうも、その隙にガーティ・ルーに乗艦し、陥落したダイダロス基地から脱出、逃亡を図る。
- …が、それを阻んだのはシンの乗るデスティニーガンダムであった。デスティニーの武装を次々とガーティ・ルーに撃ち込み、かつて戦争によって命を落とした家族の無念を晴らすかのようにゼロ距離パルマフィオキーナを叩き込んでガーティ・ルーを撃墜、遂にジブリールに引導を渡したのであった。
- 飛鳥〜うんめい
- UX第25話より。竜宮島との戦いで防衛線を突破したフェストゥムを迎撃しようとしたシンのインパルスは、反撃を受け身動きが取れなくなってしまう。動けないインパルスを同化せんと迫るフェストゥム。そこに割り込んだのは一騎の駆るマークザインだった。
- マークザインといえどこのままでは同化されてしまう事を危惧したシンは一騎に離脱を命ずるが、一騎は「俺にとっては、あなただって守るべき大切な仲間だ!」と返し、フェストゥムを引き剥がそうとする。このままでは大事な仲間と大切な人たちを失ってしまうと焦るシンに謎の声が響く。「大丈夫、運命はあなたの味方だよ…」。
- マークザインに取り付いたフェストゥムを吹き飛ばしたのは、竜宮島で修復されていた「運命」のガンダム。その声の主である乙姫は必死に仲間を守ろうとしたシンを祝福し、彼の為の「運命の翼」を託したのだ。デスティニーに乗り込んだシンは一騎と共に二体のフェストゥムを撃破し、反撃の狼煙を上げたのだった。
- 一騎の台詞と共に鳴り始めるLife Goes On、乙姫の力によってシンの元に舞い降りるデスティニーなど、UXのクロスオーバーを象徴する一場面。
- 比翼〜ねがい
- UX第29話より。フェストゥムとして目覚めた甲洋を探しに外へ向かった一騎達に前後して、島の外からフェストゥムが来襲する。想い人の墓へ向かった甲洋をフェストゥムが襲撃してくる。そこに、シンの駆るデスティニーと修理の完了したインパルスを駆るルナマリアが救援に現れた。多くの言葉を語らず、以心伝心したが如く二対の翼がフェストゥムを打ち砕いた後、ルナマリアはシンに語りかける。大切なものを護りたい気持ちは同じだと。そして今の自分はそんなシンのパートナーであると。願う想いの向く先は同じ。比翼の羽ばたきに呼応したように仲間が駆けつけ、戦いが始まった。全ては護るべきものを守るために――。
関連機体
- インパルス
- 変形・合体・換装を駆使することで多様な状況に対応可能なMS。シンが搭乗するデスティニーはこの機体の運用データを基に調整されている。
- デスティニーインパルス
- 『DESTINY MSV』に登場するMS。インパルスガンダムに各シルエットの特徴を取り込んだデスティニーシルエットを装着した仕様。高性能であるが、機体への負荷や高い電力消費などから制式採用は見送られ(試作された4機のシルエットの内3機は実戦投入されている)、代わりに提案されたのがデスティニーガンダムであることから、事実上デスティニーのプロトタイプとも言える。SRW未登場。
- レジェンド
- 同時期に開発されたサードステージシリーズのMS。
- ストライクフリーダム
- インフィニットジャスティス
- スターゲイザー
- ハイペリオン
- 当シリーズにおけるビームシールドの元になったアルミューレ・リュミエール搭載機。
他作品の関連機体
- ガンダムF91
- 「特殊回避能力を持ったビームシールド搭載ガンダム」および高エネルギー長射程ビーム砲の元ネタ。性能が高水準でまとまってるため後に少数量産された点でも似ている。
- シャイニングガンダム
- パルマフィオキーナの元ネタ。
- V2ガンダム
- 光の翼の元ネタ。前期機体に支援装備が使いこなせず、新規設計されたことも似ている。
余談
- 主人公の番組後期における搭乗機で番組タイトルの「デスティニー」を冠するガンダム、と主役機要素満載のこの機体だが、記念すべき初陣は軍を脱走したアスランとメイリンを追跡・撃墜するという華々しいデビューとは無縁の役回りなことから始まり、最終決戦でアスランのインフィニットジャスティスに敗北、OPの番組タイトルのバックもストライクフリーダムが使われ、シンの専用機のはずが、後付けでオレンジ系統で配色されたハイネ仕様が出るなど、パイロットのシン同様に作中での扱いは、あまりよろしいものではなかった。放送終了後に発売された、HG版の出来は先にHG発売されたストライクフリーダムより好評だったことが、数少ない救いか。
- 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのガンダムタイプは大河原邦男氏が担当しており、そのギミックは氏が今まで担当したガンダムの集大成ともいうべきものになっている。 デスティニーの場合は素のままでは通常の人型であり、意外にもギミック要素は少ない。その代わり演出面の影響が良くも悪くも強い機体であり、これは福田監督の…と言うよりサンライズ製作の(スーパー系の)ロボットアニメのイメージが色濃く反映された結果。
- パイロットのシンが、劇中では怒りや憎しみといった負の感情を基軸に戦う為か、デスティニーの外見や戦う姿もどこか悪魔を彷彿とさせた相貌となっている。更にHDリマスター版のビジュアルも、「炎の中でウイングを展開させるデスティニーの足元に、コックピットを潰されたフリーダムガンダムとストライクルージュが物言わぬ屍のように転がっている」という凶悪なものとなっており、原作とは異なる別の可能性の結末(デュランダルを中心とするザフトの全面的勝利)を想起させるものとなっている。
- 大型ビームソードの名前になっている「アロンダイト」とは、ソードインパルスのビームソードである「エクスカリバー」と同じく、アーサー王伝説に登場する騎士が所有していたとされる剣[3]。円卓の騎士の一人・ランスロットの剣とされ、エクスカリバーと打ち合っても刃こぼれしなかったほどの強度を誇るが、後に同じ円卓の騎士の仲間の家族を斬り殺してしまい魔剣へと堕ちたと言われている。
デスティニーも初任務が脱走するアスランの追撃だったり、シンが錯乱状態に陥りルナマリアを撃墜しそうになったり(その際の使用した武装はアロンダイトではなくパルマフィオキーナだったが)と、悪い意味でアロンダイトの名前に相応しい活躍をしてしまっている。 - ガンダムビルドファイターズトライ(SRW未参戦)ではイズナ・シモンが使用するガンプラとして登場。塗装等を全く施さない「素組み」の状態でありながら、主人公であるカミキ・セカイが動かすビルドバーニングガンダムと対等以上の激戦を繰り広げ惜しくも敗北するものの、本編や作品外での鬱憤を晴らすかのような大活躍を見せた。制作スタッフも主人公機にあるまじき扱いに思う所があったのだろうか。
- なおシモンはその後、新たに制作されたデスティニーインパルスを使用している。
商品情報
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