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*演じている梁田清之氏だが、映画公開時の1990年は高音域を生かした二枚目キャラクターを演じることが多かったものの、収録当時の2000年代では低音を生かした演技にシフトしており、声質に大きな変化が見られる。ゲームをプレイした後で原作アニメをご覧になる際は注意されたし。ただし、同じように後年収録した[[リュウ・ドルク]]は当時に近い声域で演じているため、梁田氏が役作りの一環で演じ方を変えているという可能性もある。特に第2次αのザビーネはF91公開から10年後の『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』での参戦なので、低い声域で演じられた方が自然とも言えるだろう。 | *演じている梁田清之氏だが、映画公開時の1990年は高音域を生かした二枚目キャラクターを演じることが多かったものの、収録当時の2000年代では低音を生かした演技にシフトしており、声質に大きな変化が見られる。ゲームをプレイした後で原作アニメをご覧になる際は注意されたし。ただし、同じように後年収録した[[リュウ・ドルク]]は当時に近い声域で演じているため、梁田氏が役作りの一環で演じ方を変えているという可能性もある。特に第2次αのザビーネはF91公開から10年後の『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』での参戦なので、低い声域で演じられた方が自然とも言えるだろう。 | ||
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2015年4月19日 (日) 11:33時点における版
ザビーネ・シャル(Zabine Chareux)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 声優:梁田清之
- 種族:地球人
- 性別:男
- 年齢:24歳(F91)→35歳(クロスボーン・ガンダム)
- 所属:クロスボーン・バンガード→宇宙海賊クロスボーン・バンガード→木星帝国
- 階級:中尉
- キャラクターデザイン:安彦良和(F91)
機動戦士ガンダムF91
没落貴族のシャル家出身。コスモ貴族主義を掲げるロナ家に協力してクロスボーン・バンガードの一員となった。エリート選抜モビルスーツ部隊「黒の戦隊(ブラック・バンガード)」を率いるまでに成り上がった彼を偏見の目で見るものも少なくないが、パイロットとしての実力でのし上がったことも描写されている。
彼の掲げる貴族主義は「強き者が支配する」と考えており、マイッツアー・ロナの掲げる「優れた人種によって支配する」とは異なっており、ザビーネはロナ家の皇女ベラ・ロナ(セシリー)が相応しいと考えていたようだ。また、戦闘に対しては正々堂々とした戦いをするが、相手の命を奪う手段は問わず、彼を慕ったアンナマリー・ブルージュの心の弱みをさらけ出して殺している(彼曰く「感情を制御できない人類はゴミと教えたはずだがな」)。
幾度となく、シーブック・アノーの搭乗するガンダムF91と交戦するが、その後、ベラ・ロナが離反し、さらにカロッゾ・ロナのバグによる無作為な殺戮を許せなかった彼は、本作ラストシーンから暫くした後にクロスボーン・バンガードを離反した(それまでの間に何度もシーブックと戦闘していた模様)。
機動戦士クロスボーン・ガンダム
10年後の『機動戦士クロスボーン・ガンダム』ではベラ・ロナ率いる新生クロスボーン・バンガードに参加していた。しかし、相手を殺さないやり方に不満を持っており、ベラが貴族主義を復活させるつもりがないことを知りつつも木星帝国打倒のために従っていた。
だが、衛星イオでの戦闘において木星帝国の規律が貴族主義に似通っていることに気づき、それこそが貴族主義に相応しいと考えて木星帝国に寝返る。細かい点は自らが修正していけばいいと高を括っていたザビーネだが、当然木星帝国も裏切り者である彼を簡単に信用するはずがなく、極度の拷問を受け続けた結果、その精神は破綻し、ベラを奪ったキンケドゥへの憎しみを爆発させた狂人になり果ててしまった。
以後の彼に貴族主義を掲げる颯爽とした面影はなく、皮肉にもザビーネ自身が言うところのゴミ……感情を制御出来ない人類に成り下がってしまった。ライバルたるキンケドゥとの対決では、ベラの心変わりの原因はキンケドゥにあると言い、恨みの心でキンケドゥに勝つ。しかし、キンケドゥは奇跡的に復活し、再び合間見えることに。結局、ザビーネはキンケドゥに敗れ、貴族主義に対する未練を残して戦場に散った。
登場作品と役柄
作品によってはニュータイプ扱いだったりする。『F91』ではセシリーの操縦技術を見てNTの存在を信じるようになるなど、彼自身がNTという描写はないが、『クロスボーン・ガンダム』ではトビアの考えていることを唐突にズバリ言い当てるシーンがある。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- F91の姿で登場。DCに所属。30年前の機体であるα・アジールに乗ることもある。PS版にて声が付いたが、先述のように映画公開時と梁田氏の声質が大きく変わっていることに驚かされたプレイヤーも多かっただろう。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 『F91』の姿で登場。DCに所属しているが、ビアン博士の理想から大きくかけ離れていくDCを憂うシーンがある。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 追加マップ「救出」にも登場するが、プレシアを人質に取ったカロッゾを見限って、姿を消す。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- F91の姿で登場。本来の乗機であるベルガ・ギロスが登場しないため、デナン・ゾンに乗っている。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- F91の姿で登場。乗機はビギナ・ギナ。フラグを立てるとギニアスを救出する役割を果たす。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- F91の姿で登場。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- F91の姿で登場。第1部で助けているとギニアスが出てくる。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- F91の姿で登場。今回も同じ様にギニアスを助けるが、今作ではシナリオ改変の影響で、この後ギニアスが出てくることはない。能力は一級。HPのやたら多いベルガ・ギロス(黒の部隊仕様)に搭乗。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- F91の姿で登場。声が入った。実は2話しか戦闘可能なステージがなく、しかもルート分岐によっては一度も出てこない。黒いベルガ・ギロスに搭乗。ニュータイプ技能所持。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 基本ステータスがアムロに匹敵するほど高くなっている。搭乗機のHPは低いのでさっさと落としておきたい相手。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の姿で登場。クロスボーン設定での参戦のためか、αに比べてかなり出番がある。
- 最初は味方だが原作通り裏切るゆえに、積極的に育てるプレイヤーは少ないと思われる。それと同時にX2も彼に持ち去られてしまうのだが、クスハルート以外では条件次第(アラドルートでは無条件)で再び手に入る事が出来る。
- 中盤辺りに再登場するも、あれだけ嫌悪感を示していたラフレシアやバグを使ってコロニー住民を虐殺しようとする等、原作以上に狂った様子を見せつけ、徐々に別人と言える程までに狂った彼は、原作でゴミと言われたアンナマリーにも、見事にそのまま言い返された。狂った後でも最終決戦直前までは味方時と同じデータとボイスが使われているが、最終決戦では完全に別データに差し替えられ、特に戦闘ボイスの狂った演技は必見。
- ハマーン休戦ルートにおける木星帝国との最終決戦では、彼を残したままクリアするとマザー・バンガードとのイベント戦闘で撃墜される。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- クロスボーン・バンガードの一員として登場するが、カロッゾの死後、地上人やELSの抹殺を目論むコドールとショットのやり方に嫌気がさしドレルやアンナマリーと共にカイルス側につく。
パイロットステータスの傾向
能力値
- 第2次α
- リアル系主人公に限り、序盤のみ自軍に参加。本人の高い能力とニュータイプ技能と合わせて中々頼もしいが直ぐに裏切ってしまうので、てかげんで削り役をやらせるのが良いか。敵対しても最終決戦直前までは自軍パイロットと同じデータが使われ続ける珍しいキャラ。最終決戦時では顔グラこそ同じものだが、中身は完全に別データ扱いで戦闘ボイスも狂人染みたものに変更。成長タイプも標準型に変更され最終的な能力は低下。もはやパイロットしてもゴミ以下に成り下がってしまったのか。
精神コマンド
どれも戦闘向けで有用なものばかりだが、直ぐに裏切るのでプレイヤー側は大抵てかげんまでしか使えない。かく乱は原作後半における彼の狂いぶりを再現したのだろう。何故か、熱血の消費が異常に高い。魂で十分。
特殊技能(特殊スキル)
- 第3次(PS版)
- ニュータイプL1、シールド防御L5、切り払いL5
- α・アジールに乗る事を想定したのだろうが、L1止まりなのが悲しい。
- 第2次α
- ニュータイプL8、切り払いL5、シールド防御L4、援護攻撃L2、気力+ (ダメージ)、ガード
- どの技能も優秀。敵対時でも高Lvのニュータイプ技能、切り払い、シールド防御、ガードが脅威。スポット参戦のハマーンのキュベレイに唯一対抗できそうな感じだが、HPや底力の関係で結局負けてしまう。裏切りキャラにしては珍しく味方時でも敵対時でも常時同じ技能。原作の知識がない人でも、この技能の多さを見たら離脱しそうなキャラだと想像できるだろう。しかも、技能は一切上書きできない。仮に上書きできたら、彼が出てくるほとんどのシナリオの難易度が低下してしまう。
小隊長能力(隊長効果)
地味なように見えて意外と脅威。X2改の能力の高さもあり、普通にプレイしては並みのパイロットでは対抗できない。こちらに攻撃をガンガン当ててきて、クリティカルも与えてくる。
- クリティカル率+10%、回避率+10%
- 第2次αでの能力。
パイロットBGM
- 「クロスボーン・ガンダム」
- 『第2次α』で使用。
人間関係
- ベラ・ロナ(セシリー・フェアチャイルド)
- トップに立つべきだと考えている女性。
- キンケドゥ・ナウ(シーブック・アノー)
- 鉄仮面を討ったことからF91ではあえて見逃したが、クロスボーンでは公私に渡るライバルにして邪魔者となる。
- アンナマリー・ブルージュ
- 使い捨て程度の部下。αシリーズでは原作とは違い落命しなかったため、第2次αにて意外な形で相まみえることになる。
- ジレ・クリューガー
- 原作にて彼を射殺しているが、第2次αのハマーン共闘ルートではあろうことか彼と結託してドレルを追い落としている。
他作品との人間関係
- ギニアス・サハリン
- IMPACTで彼の「アプサラス・プロジェクト」に力添えしアプサラスIIIを完成に導くが、ザビーネ本人は不本意だった様子。また、ガンドール隊に敗れた瀕死の彼を収容している。
- パプテマス・シロッコ
- 直接の関係はないが、第2次αでは女性が世界を支配すべきだというシロッコの思想に影響を受けていた。
- イリア・パゾム
- α中盤の宇宙ルートでは、彼女がクロスボーン・バンガードの監視目的でフロンティアIVへと現れた事に加え、部隊が鉄仮面からの特命で行動している事も看破されてしまい、内心でイリアを煩わしく感じていた。
- コドール・サコミズ、ショット・ウェポン
- CCではバグを用いて地上人とELSを抹殺しようとする彼らを見限りカイルス側につく。
名台詞
機動戦士ガンダムF91
- 「すぐに編隊を組めるとは・・・。あるがままを見ただけで、そのものの本質を洞察できるのがニュータイプと言うが…信じたくなった!」
- 初陣にも関わらず、出撃後すぐに編隊を組んだセシリーのビギナ・ギナを見て。『F91』の時代ではニュータイプを単にパイロット適正の高い人間と捉えるほどニュータイプの概念が希薄化しているが、彼のように本来の意味に近い形でニュータイプを捉えている人間も少なからずいるようである。
- 「感情を制御できない人類は、ゴミだと教えたはずだがな」
- 造反したアンナマリーを葬った時の台詞。『クロスボーン・ガンダム』での彼の末路を考えると、実に皮肉な台詞とも取れる。
- 「老人がベラ・ロナなどにこだわるから、これだ…!」
- 相当腹立たしかったのだろうが、そういう自分も後にはベラに拘るようになってしまう。
- 「しかし、鉄仮面の直属でなければ思うように働けないというのでは話が違う!」
「ラフレシアの件…私も知らなければマイッツァーも知らないことだった…!」 - ザムス・ガルのブリッジの外へと呼び出したジレを射殺して。
- 「『セシリー』…ベラ・ロナを探している?それでラフレシアを倒せたのか…。ご苦労だったな…」
- ラフレシア撃墜後、セシリーを探すシーブックを見て。やはりザビーネにとってはシーブックよりも鉄仮面の方が敵であったのだろう。
- 「我々もバグやラフレシアになるつもりか!」
- F91でのクライマックスにてスペースアークが難民船である前に軍艦であることに異を唱えた部下に対して。敵対関係のキャラクターではあるものの、鉄仮面の非道な作戦に嫌悪感を示し、ジレを撃ったことと合わせて、この時点ではまだモラルもきちんと持ち合わせていることが伺える。
- 「なら難民船1隻くらい見逃せよ。彼奴の母艦かもしれんしな・・・」
「いや、いい。ドレル大隊と合流して凱旋するぞ」 - 上記に続くF91本編におけるザビーネ最後の台詞。不要な殺生はしないという騎士道精神だけではなく、おそらく鉄仮面を討ってくれたシーブックへの礼や配慮もあったのだろう。なおこの際一瞬だが穏やかな頬笑みを見せているが、この笑みはセシリーの身を案じてのことか、あるいはシーブックへの感謝か。少なくともこの時点では10年後の末路は想像しづらい。
機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 「――きみの疑問ももっともだ」
「木星帝国討つべしというベラ様の考えには賛同するし、命もかけるつもりだ――だが、あまりいい戦法を取っているとは思っていないのだよ」
「相手の命に気をくばって味方が命を落とす危険もある。帰したパイロットが再び敵対することもあろう」
「もし本当に早く戦いを終わらせる気なら、より速く確実に敵は撃つべきなのだ! ためらわずにね!」 - 自軍に不殺を心がけるベラのやり方に疑問を抱いてたトビアに対して。この時、トビアはそれを口に出していなかったため、その考えを読み取ったザビーネに困惑していた。なぜザビーネがトビアの考えを読めたのかは謎である。
- 「フフフフフ…いいぞ…いいっ!」
「ベラ様にその気があろうがなかろうが! これで“クロスボーン”を! 貴族主義を名乗る者が! 木星帝国を倒した事実に違いない!」
「それは必ずや今一度貴族主義者の人心を集めるかっこうのきっかけになる!」 - イオでの決戦中における心中の台詞。この時点でザビーネにとっては木星帝国打倒は貴族主義を復活させるための踏み石に過ぎず、木星帝国に寝返る素振りは一切見せていない。
- 「それにね、…フフフ、見たでしょう? 木星兵は目的の為に命をなげ出す。上からの命令には絶対に逆らわない!きびしい上下関係。彼らの社会の方がはるかに貴族主義の目指したそれに近いのです」
「小さな違いは…フフフ、入り込んでから少しずつ、内側から変えていってやればよいのですよ!」
「今まで彼らの目の上のタンコブだった戦力がそっくり味方になり、しかも行方不明だった総統の娘まで帰ってくるのだ! ことわる理由は何もないでしょう!?」 - 叛乱を起こした際の台詞。ベラも指摘しているのだが、「内側から変えて行ってやればいい」だの、「断る理由は何もない」だの、明らかに自分の都合のいいように考えすぎである(今まで敵だった戦力がそっくり味方になるなど、普通は怪しくて仕方ないと思うが…)。上記のイオ戦での台詞といい、どうもザビーネは皮算用が過ぎる一面があるようである。
- 「だが…負けてはならんぞ! キンケドゥ!」
「きさまとの決着はいずれ私の手でかならずつける!」 - 叛乱直後の戦闘で死の旋風隊と戦うキンケドゥに対して。この時点ではキンケドゥに対しても「決着を付けなければならない好敵手」としての態度を貫いており、これがザビーネがまともな言動を見せた最後の姿だった。
- 「ク、クク、そういう約束なのだよ」
「きさまだけは私の獲物だとね!」
「そうだ…私だっ!逃がしはしないよ……キンケドゥゥゥ!」
「ゆくぞ! ククククク、クックッ」 - 地球近辺の戦いで再びキンケドゥの前に姿を現した際の台詞。
- 「どうした、キンケドゥ? 押されているぞ」
「シミュレーションは7対3で私の方が勝っていたぞ!」 - 実際のパイロットとしての経験はザビーネが上であり、キンケドゥは苦戦を強いられている。また、対峙時のキンケドゥはハリソンや死の旋風隊との連戦であり、X1もF91部隊との戦闘でカメラアイが損傷するなどザビーネが有利な状況であったとも言える。ザビーネの方はこの時点で高笑いしながら戦うようになっており、既に精神が崩壊しつつあるのが伺える。
- 「キンケドゥ! 貴様さえ! 貴様さえいなければ!」
「ベラ様が! 貴様などに心を惹かれたりしなければ、こんなことにはならなかったのだ!」
「ただの平民である者に惹かれたりせねば、貴族主義を捨てたりもされなかったのだ!」
「貴様が…私の夢を…貴族社会を潰したのだ…!」
「罪をつぐなえ、キンケドゥ!」 - ザビーネの逆恨みというべきシーンだが、半ば事実でもあり、その事実がザビーネを狂わせたといえる。そして……
- 「アハハハハハハ! ハハハハハハ!! さようなら! キンケドゥ!」
- 上記のシーンの後にX1のコクピットにビームサーベルを突き刺した際の台詞。これまでの時点で既に言動がおかしかったザビーネだが、ここから一気に精神の崩壊が加速する。
- 『第2次α』ではDVE。
- 「ひゃーっはっはっは!! キンケドゥ!? どうしてここにいるぅ!? キンケドゥゥ!」
「お前は死んだんだぞぉ!? 駄目じゃないかぁ……死んだ奴が出てきちゃあ!!」
「死んでなきゃああああ!!!」 - 自分が倒したはずのキンケドゥが生きているのを見て完全に精神が崩壊してしまった彼の台詞。最早、クールだった物語前半の彼の姿は全く存在しない。第2次αではこれもDVE。
- 「く、くく…ドゥガチ様が私に世界をくれてもよいと…おっしゃったのだよ!」
「わ…私の手で素晴らしい未来を!」
「正しき貴族の支配する美しい世界を…」 - 最期の台詞。
- 「お前は…お前は、死んでなきゃぁぁぁ!!」
- 上記の台詞のGジェネFバージョン。この時のザビーネの声は若干裏返っており、梁田氏が「狂ったザビーネ」を見事に表現している。あまりのザビーネの変わり様にキンケドゥも「心まで腐ったか!」と吐き捨てている。
スパロボシリーズの名台詞
機動戦士ガンダムF91
旧シリーズ
- 「ロンド=ベルか…第3次大戦以来だな…。まだ3~4ヶ月しかたっていないというのに、遠い昔の事のようだ…」
「あれ以来、DCもすっかり様変わりしてしまった…当初の理想はどこへいってしまったのか…異星人と手を組むなど…」 - 『第4次』にて。本来異星人と戦うための組織であったDCだが、いつの間にか本来倒すべきはずである異星人と組んで、地球連邦を倒さんとする本末転倒な姿勢を嘆く。敵でありながらDCの姿勢に苦言を漏らすなど、原作同様に彼なりの信念やモラルは持っている。
- (カロッゾ…鉄仮面め…どうも、こいつは信用できぬ)
- 『第4次S』にて。やはりカロッゾは信用できない模様。
- 「貴様には、もうつきあいきれん。DCも、もう終わりだ。私は降ろさせてもらう」
- 『第4次S』にて。ザビーネはこのセリフの後カロッゾを見限りDCから離脱した。先述の台詞も合わせて、同作のザビーネは原作(特にクロスボーン)を知らないと純粋に良い人のように見えてしまう。
COMPACTシリーズ
- 「醜悪さではラフレシアも変わらんか」
- 『IMPACT』でアプサラス隊を従えてロンド・ベルの迎撃に就くも、その威容をラフレシアと重ねて嫌悪感を口にする。
- (どうする?この戦い…我がクロスボーン・バンガードに正義は有るのか?ええい!)
- 『IMPACT』でデビルガンダムすら利用しようとするカロッゾの狂気を目の当たりにして、明らかな迷いを見せるものの、貴族主義成立のため、ロンド・ベル隊に襲い掛かる。
αシリーズ
- 「フッ…そのバイタリティは認めてやろう」
- 『α』中盤の宇宙ルートでジュドー搭乗の機体との交戦時に発する戦闘前会話。さしものザビーネも、ベルガ・ギロスを目の当たりにして「いい値で売れそう」と色めき立つジュドーの緊張感の無さには、苦笑を隠し切れなかった模様。
- 「ベラ=ロナを惑わす存在…私にとって後々の災いとなるのは確実だな。悪いが死んでもらおう!」
- 『α』第43話「宇宙に咲く妖花」でのシーブックとの戦闘前会話。ザビーネのこの言葉は第2次αにて現実のものとなる。
機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 「ハハハハハ誰だ、お前はぁ!?私とキンケドゥの戦いを邪魔する気かぁ!?」
- 『第2次α』の「決着は人間の手で」及び「BEYOND THE TIME」より。かつての部下であるアンナマリーとの戦闘前台詞であるが、完全に精神は崩壊したために彼女のことすら頭から消え去っていた模様。アンナマリーには先述の原作の台詞をそのまま返されてしまう。
搭乗機体
- ベルガ・ギロス
- デナン・ゲー
- ベルガ・ギロスが被弾してしまった後は黒の部隊仕様のこちらに搭乗していた。
- クロスボーン・ガンダムX2
- 『クロスボーン・ガンダム』での彼の愛機。ショットランサーを装備していた。また木星に降り立ったときにキンケドゥが仲間の無事を確かめていたときはポーズをキメていた。
- クロスボーン・ガンダムX2改
- X2のコア・ファイターがトビアに奪還されたので、残った本体を木星帝国の技術で復元した機体。しかし、当時の木星帝国の技術ではX2を完全に復元する事はできず、基本性能は低下しているが、狂ったザビーネの暴れっぷりからむしろこの状態の方が強く見えてしまう。ゲーム中でも明らかにX2より高い性能を誇っている。
スパロボでの搭乗機体
余談
- 当初はジュドー・アーシタ役で知られる矢尾一樹氏がザビーネを演じる予定であったが、急遽ザビーネ役を梁田氏が演じることになってしまい、矢尾氏もラジオ番組「青春ラジメデニア」にて「僕が演じる予定だったのに、知らないうちに収録が終わっていた」と語っている。
- 演じている梁田清之氏だが、映画公開時の1990年は高音域を生かした二枚目キャラクターを演じることが多かったものの、収録当時の2000年代では低音を生かした演技にシフトしており、声質に大きな変化が見られる。ゲームをプレイした後で原作アニメをご覧になる際は注意されたし。ただし、同じように後年収録したリュウ・ドルクは当時に近い声域で演じているため、梁田氏が役作りの一環で演じ方を変えているという可能性もある。特に第2次αのザビーネはF91公開から10年後の『機動戦士クロスボーン・ガンダム』での参戦なので、低い声域で演じられた方が自然とも言えるだろう。
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