「ジオン兵」の版間の差分
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− | + | 一年戦争の終結以降の作品では、[[ジオン残党軍|敗残兵として抵抗活動を続けている一般兵士]]が登場。「ジオン再興」を唱え、既に旧式化したジオニック系統のモビルスーツに搭乗し、[[テロリスト|無差別的なテロや虐殺を繰り返している狂的な姿]]が描かれている。また、一年戦争時より戦って来た事への強烈なプライドが昂じた結果、[[ネオ・ジオン兵|ネオ・ジオンの兵士達]]と波長を合わせようとせず、反目し合っている展開も見せている。 | |
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+ | その妄執は[[機動戦士ガンダムF90|一年戦争から半世紀ほど経った時代]]においても健在であり、自分の息子や孫をも残党軍に参加させて戦わせる他、[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート|当時命じられた極秘研究を長い年月を経て完成させる程]]であった。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]』の[[一年戦争]]が再現される作品で活躍するのは勿論だが、[[ネオ・ジオン]]のみ登場する作品でも登場機会がある。特に後者の場合は他作品由来の前史も絡んだ[[前大戦|複雑な戦争の歴史]]をくぐってきただけに、内部分裂・政争を繰り返してきた[[地球連邦軍]](に相当する勢力)側同様に存在する、大きな憤懣や内訌が演出される事も。連邦兵が活躍する機会が稀な分、敵側やられ役の彼らが過酷な前史を背負わされているのかもしれない。 | 『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]』の[[一年戦争]]が再現される作品で活躍するのは勿論だが、[[ネオ・ジオン]]のみ登場する作品でも登場機会がある。特に後者の場合は他作品由来の前史も絡んだ[[前大戦|複雑な戦争の歴史]]をくぐってきただけに、内部分裂・政争を繰り返してきた[[地球連邦軍]](に相当する勢力)側同様に存在する、大きな憤懣や内訌が演出される事も。連邦兵が活躍する機会が稀な分、敵側やられ役の彼らが過酷な前史を背負わされているのかもしれない。 | ||
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:基本的に旧式を愛用しているが、終盤近くになると[[ネオ・ジオン]]のMSに乗り込んでいる。 | :基本的に旧式を愛用しているが、終盤近くになると[[ネオ・ジオン]]のMSに乗り込んでいる。 | ||
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:2章Part9から登場するエネミーユニット。『UC』設定のジオン残党兵で、[[ギラ・ズール]]と[[マラサイ]]に搭乗。 | :2章Part9から登場するエネミーユニット。『UC』設定のジオン残党兵で、[[ギラ・ズール]]と[[マラサイ]]に搭乗。 | ||
+ | :2024年9月のイベント「第3次スーパーロボット大戦ANOTHER Part1」ではデラーズ艦隊所属のノーマルスーツを着て登場。[[ザクII改]]に乗る。話の展開上は[[DC兵士]]のはずだが機体に合わせた版権作品パイロットにしているようだ。 | ||
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:ミッション「ダカールの落日」「ジャブロー再び」に1st版が登場。グラフィックは『T』のネオ・ジオン兵(『ZZ』)の流用で、顔グラフィックも2種類あるが、音声は『[[スーパーロボット大戦V|V]]』の{{声優 (登場作品別)|稲田徹|スーパーロボット大戦30|SRW=Y}}氏の流用。 | :ミッション「ダカールの落日」「ジャブロー再び」に1st版が登場。グラフィックは『T』のネオ・ジオン兵(『ZZ』)の流用で、顔グラフィックも2種類あるが、音声は『[[スーパーロボット大戦V|V]]』の{{声優 (登場作品別)|稲田徹|スーパーロボット大戦30|SRW=Y}}氏の流用。 | ||
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;「お、降りられるのかよぉ!」 | ;「お、降りられるのかよぉ!」 | ||
:劇場版2作目『哀・戦士編』より。ジャブローに降下中のパイロットの台詞。台詞から対空砲火の凄まじさが容易に窺える。実際、降下に成功したモビルスーツは28機のみで、その内ジャブロー内部に侵入できたのは僅か数機だった。 | :劇場版2作目『哀・戦士編』より。ジャブローに降下中のパイロットの台詞。台詞から対空砲火の凄まじさが容易に窺える。実際、降下に成功したモビルスーツは28機のみで、その内ジャブロー内部に侵入できたのは僅か数機だった。 | ||
+ | ;ジオン兵1「コイツ! 貴様、それでもジオンの国民かッ!」<br />老人「ま、孫娘と逸れてしまったんだ、それを探しに…」<br />ジオン兵1「孫娘だって必ずどこかの船に乗ってるって」<br />老人「しかし、行先は判らんじゃろう?」<br />ジオン兵1「ジオン国内だ、すぐに見つかる」<br />ジオン兵2「次の便、急げ」<br />ジオン兵1「おう、立てッ! お前たちが乗る番だ!」 | ||
+ | :第39話より。ジオン公国3番地コロニー「マハル」をソーラ・レイに改造するために住民の強制疎開させている場面にて。孫娘と逸れてしまったため列を離れようとした老人を兵士は銃床で容赦なく殴り飛ばして罵声を浴びせている。地球連邦軍の侵攻が近づいており、兵士たちも気が立っている様子が窺え、同時に劣勢かつ強制的にコロニーから追い出される住民たちは力なく項垂れている者が多い。敗戦が近づいて市民に銃を突き付けて苛立つ兵士と無気力化する国民の構図となっており、ジオン国内の空気が悪くなっている事を伺わせる。 | ||
;ジオン兵「80パーセント?冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」<br />シャア「足は付いていない」<br />ジオン兵「あんなの飾りです! 偉い人にはそれがわからんのですよ」<br />シャア「使い方はさっきの説明でわかるが、サイコミュな、私に使えるか?」<br />ジオン兵「大佐のニュータイプの能力は未知数です、保証できる訳ありません」<br />シャア「はっきり言う。気にいらんな」<br />ジオン兵「どうも。…気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ」<br />シャア「ありがとう、信じよう」 | ;ジオン兵「80パーセント?冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」<br />シャア「足は付いていない」<br />ジオン兵「あんなの飾りです! 偉い人にはそれがわからんのですよ」<br />シャア「使い方はさっきの説明でわかるが、サイコミュな、私に使えるか?」<br />ジオン兵「大佐のニュータイプの能力は未知数です、保証できる訳ありません」<br />シャア「はっきり言う。気にいらんな」<br />ジオン兵「どうも。…気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ」<br />シャア「ありがとう、信じよう」 | ||
:第42話より。[[シャア・アズナブル|シャア]]との一連のやり取り。ジオングに脚部が無い事を指摘された[[科学者・技術者|整備兵]]が返した有名な台詞が三行目のそれである(誤解されがちだが「脚なんて飾りです」ではない)。 | :第42話より。[[シャア・アズナブル|シャア]]との一連のやり取り。ジオングに脚部が無い事を指摘された[[科学者・技術者|整備兵]]が返した有名な台詞が三行目のそれである(誤解されがちだが「脚なんて飾りです」ではない)。 | ||
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:なお、TV版では無名の兵士だが、短編小説集『ガンダムNOVELS―閃光となった戦士たち』では「'''リオ・マリーニ'''」、[[漫画]]『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』では「'''サキオカ'''少尉」という名前が設定されている。 | :なお、TV版では無名の兵士だが、短編小説集『ガンダムNOVELS―閃光となった戦士たち』では「'''リオ・マリーニ'''」、[[漫画]]『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』では「'''サキオカ'''少尉」という名前が設定されている。 | ||
:ちなみに、この整備兵の[[声優]]は劇場版では[[声優:島田敏|島田敏]]氏が担当している(TV版では[[声優:二又一成|二又一成]]氏)。MSパイロットではないものの、SRWにおける島田兵のルーツと言ってもいい存在かもしれない。 | :ちなみに、この整備兵の[[声優]]は劇場版では[[声優:島田敏|島田敏]]氏が担当している(TV版では[[声優:二又一成|二又一成]]氏)。MSパイロットではないものの、SRWにおける島田兵のルーツと言ってもいい存在かもしれない。 | ||
− | :ちなみにこの時の整備兵とシャアは漫画『若き彗星の肖像』でシャアがパーフェクト・ジオングに搭乗する際に再会し、「脚も満更、無駄ではなかった」と評価を改めているほか、『THE | + | :ちなみにこの時の整備兵とシャアは漫画『若き彗星の肖像』でシャアがパーフェクト・ジオングに搭乗する際に再会し、「脚も満更、無駄ではなかった」と評価を改めているほか、『THE ORIGIN』では「脚部がないのでAMBACシステム(MSの手足を動かして姿勢を制御するシステム)が機能しないから、バーニア操作が少々面倒」という旨の発言をして、シャアから「脚なんて飾りじゃなかったのか?」と突っ込まれている。 |
;「ああっ、ひ、火がっ。母さん…!」 | ;「ああっ、ひ、火がっ。母さん…!」 | ||
:同じく第42話より。[[ザク]]に搭乗するジオン学徒兵の断末魔の台詞。戦いに慣れていない彼は[[ジオング]]と[[ガンダム]]との戦いの中に割って入ろうとしたのだが、敵軍の[[エース]]である[[アムロ・レイ|アムロ]]に盾で動きを抑えられた挙句、構わず撃ってきたジオングのビームがコクピット付近に直撃。即爆発はしなかったが、コクピット内で火災が発生。そのまま、恐怖に怯えながら脱出できずに爆死した。 | :同じく第42話より。[[ザク]]に搭乗するジオン学徒兵の断末魔の台詞。戦いに慣れていない彼は[[ジオング]]と[[ガンダム]]との戦いの中に割って入ろうとしたのだが、敵軍の[[エース]]である[[アムロ・レイ|アムロ]]に盾で動きを抑えられた挙句、構わず撃ってきたジオングのビームがコクピット付近に直撃。即爆発はしなかったが、コクピット内で火災が発生。そのまま、恐怖に怯えながら脱出できずに爆死した。 | ||
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:第9話に登場する[[ドラッツェ]]のパイロットの台詞。[[ガンダム試作1号機Fb|フルバーニアン]]を叩き切ろうとするが、ビームジュッテを展開されたため受け止められる。まさか、宇宙世紀の最新鋭モビルスーツに和風テイスト溢れる装備があるとは夢にも思わなかったのだろう。そのままビームサーベルで切り裂かれ撃墜されてしまった。古代の日本の武器である十手を知っている彼も相当なものではあるが。 | :第9話に登場する[[ドラッツェ]]のパイロットの台詞。[[ガンダム試作1号機Fb|フルバーニアン]]を叩き切ろうとするが、ビームジュッテを展開されたため受け止められる。まさか、宇宙世紀の最新鋭モビルスーツに和風テイスト溢れる装備があるとは夢にも思わなかったのだろう。そのままビームサーベルで切り裂かれ撃墜されてしまった。古代の日本の武器である十手を知っている彼も相当なものではあるが。 | ||
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+ | ;「お父さん、大変です」 | ||
+ | :厳密にはジオン兵ではなく、その息子のオールズモビル兵の台詞だが便宜上記載。 | ||
+ | :階級ではなく「お父さん」と呼んだ事から、かつてのジオン兵たちが自分の子や孫をも残党に参加させ戦わせている事が解る場面。親としては失格な行為であり、学徒動員よりも末期的と言える。 | ||
+ | :なお、軍としては公私混同の呼び名のためか、この兵士は直後に父親に叱責されている。 | ||
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:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』や『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|AP]]』における撃墜時の台詞。脱出出来たことを示唆する台詞が全くなく、[[死亡フラグ|助からなかった]]可能性が高い。他の一般兵達とは異なる後味の悪さで、印象に残った人も少なくない。 | :『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』や『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|AP]]』における撃墜時の台詞。脱出出来たことを示唆する台詞が全くなく、[[死亡フラグ|助からなかった]]可能性が高い。他の一般兵達とは異なる後味の悪さで、印象に残った人も少なくない。 |
2024年9月28日 (土) 00:33時点における最新版
ジオン兵 | |
---|---|
登場作品 | ガンダムシリーズ 他 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 |
パイロット 一般兵 |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
所属 | ジオン公国軍 |
役職 | 一般兵 |
概要[編集 | ソースを編集]
『機動戦士ガンダム』を始めとする宇宙世紀系列の作品に登場するジオン公国軍の一般兵士。SRWではあまり区別されないが、ジオン・ズム・ダイクンを支持する派とザビ家を支持する派が存在する。
一年戦争以前から入念にMSパイロットの養成を行っていた為に、開戦当初は熟練した精鋭を多数揃えていたが、元々のジオンの人的資源の少なさと激戦の中で多くの戦死者が出た事によって、末期は学徒兵を使わなければならないほど人材不足に陥った。
一年戦争の終結以降の作品では、敗残兵として抵抗活動を続けている一般兵士が登場。「ジオン再興」を唱え、既に旧式化したジオニック系統のモビルスーツに搭乗し、無差別的なテロや虐殺を繰り返している狂的な姿が描かれている。また、一年戦争時より戦って来た事への強烈なプライドが昂じた結果、ネオ・ジオンの兵士達と波長を合わせようとせず、反目し合っている展開も見せている。
その妄執は一年戦争から半世紀ほど経った時代においても健在であり、自分の息子や孫をも残党軍に参加させて戦わせる他、当時命じられた極秘研究を長い年月を経て完成させる程であった。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
『ガンダム』の一年戦争が再現される作品で活躍するのは勿論だが、ネオ・ジオンのみ登場する作品でも登場機会がある。特に後者の場合は他作品由来の前史も絡んだ複雑な戦争の歴史をくぐってきただけに、内部分裂・政争を繰り返してきた地球連邦軍(に相当する勢力)側同様に存在する、大きな憤懣や内訌が演出される事も。連邦兵が活躍する機会が稀な分、敵側やられ役の彼らが過酷な前史を背負わされているのかもしれない。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。担当声優は島田敏(『F』のDC兵士の流用)。本編スタート時の時代背景が『機動戦士Ζガンダム』設定のため相応のベテランパイロットと思われるが腕も声もヘタレている。
- 基本的に旧式を愛用しているが、終盤近くになるとネオ・ジオンのMSに乗り込んでいる。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 担当声優は小杉十郎太、山田義晴。『0083』仕様の兵士が登場する。ボイスパターンのせいで、強気の兵士と弱気な兵士がいるように思える。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 担当声優は島田敏。リアル系女ルートでネオ・ジオン兵と共にサイド3の自治防衛部隊が敵として登場。連邦兵をコーディネイター打倒のために援護する一幕があり、「人の心の光」が悪い方向に作用してしまっていた。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- ガザCに乗る。島田敏氏のボイスで新規収録がされており、従来よりも強気な島田兵ボイスを聞く事ができる。
- ガンダムタイプはもとより合体ロボ、スーパーロボット、オーバーマンにウォーカーマシン、果てはビッグオーとやたら大量に特殊戦闘台詞がある。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 素顔のジオン兵が初登場。髭の生えたジオン兵は『UC』における兵士が元ネタ。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 担当声優は青野武、カシワクラツトム、山崎たくみ、大友龍三郎。断末魔のボイスが哀愁を誘う(後述)。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦A
- ネオ・ジオン兵が出ないのでグレミーやハマーンの部下もジオン兵、ジオン強化兵になっている。
- ジオン兵はデラーズ艦隊所属の、ジオン強化兵はシャアのネオ・ジオンのノーマルスーツを着ている。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- PSPへの移植により声がついた。担当声優は山崎たくみ。台詞はDCエリート兵を彷彿させるものが多い。
- ジオン兵は旧ジオンの、ジオン強化兵はオリジナルのノーマルスーツを着ている。
- スーパーロボット大戦BX
- 「ジオン軍兵士」名義で『UC』のジオン残党兵が登場。地球上に潜伏していた際にGAILに身をやつしていた者もおり(ちなみに今回の島田兵はそちら)、袖付きから提供されたギラ・ズールの他、GAILの兵器を奪って使用してくる。
- ELS移送ルート第19話「歴史の裏に消えた者達」においては撃破されると、その内の何名かはプレイヤーの心を抉る台詞を言いながら散って逝く…。
Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- 地上部隊に『UC』版が登場。担当声優は稲田徹。氏の名演が光り、一般兵とは思えぬ存在感を戦闘デモで発揮しており、熱く、そして物悲しい台詞の数々が悲壮感を掻き立てる。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 担当声優は島田敏、佐藤正治、塩屋浩三。序盤~中盤にかけて登場。機体を捕獲された際は脱出していることが明かされている。
- 戦艦の方は士官になっている。担当声優は幹本雄之、安井邦彦。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 今回も島田兵は健在(音声は旧録分の流用)。同じ顔グラフィックで「MS乗り」なる一般兵も登場する。
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part9から登場するエネミーユニット。『UC』設定のジオン残党兵で、ギラ・ズールとマラサイに搭乗。
- 2024年9月のイベント「第3次スーパーロボット大戦ANOTHER Part1」ではデラーズ艦隊所属のノーマルスーツを着て登場。ザクII改に乗る。話の展開上はDC兵士のはずだが機体に合わせた版権作品パイロットにしているようだ。
- スーパーロボット大戦30
- ミッション「ダカールの落日」「ジャブロー再び」に1st版が登場。グラフィックは『T』のネオ・ジオン兵(『ZZ』)の流用で、顔グラフィックも2種類あるが、音声は『V』の稲田徹氏の流用。
- ダカールの地球連邦議会に襲撃をかけるという今回は参戦していないガンダム作品を想起させるシーンも存在する。
関連作品[編集 | ソースを編集]
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
古参兵が多いことを表現しているのか、作品によっては他勢力の一般兵より技量が5~10程度高いことがある。気付かない事も多いが、クリティカルによって思わぬ痛手を喰らうこともある。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 最終命中率・最終回避率+10%
- 『30』で採用。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ザビ家
- 支配者の一族。
- ホワイトベース隊
- 落とすべき宿敵。
- エゥーゴ
- 地球連邦軍の内部勢力だが、シャア・アズナブル一派をはじめ、身を置いていた者も少なからずいた。
- ネオ・ジオン兵
- ネオ・ジオンの一般兵。一年戦争を生き抜いたジオン兵も混じっている。
名台詞[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダム[編集 | ソースを編集]
- 「ジーク・ジオン!」
- ジオン公国のシュプレヒコール。劇中、ギレンの演説の〆に一斉に叫ぶ光景が印象深い。後の歴史においても様々なジオン系陣営によって叫ばれ続けた。
- スパロボでは撃墜時の台詞として採用。最期までジオンに殉じて散っていく。
- 「お、降りられるのかよぉ!」
- 劇場版2作目『哀・戦士編』より。ジャブローに降下中のパイロットの台詞。台詞から対空砲火の凄まじさが容易に窺える。実際、降下に成功したモビルスーツは28機のみで、その内ジャブロー内部に侵入できたのは僅か数機だった。
- ジオン兵1「コイツ! 貴様、それでもジオンの国民かッ!」
老人「ま、孫娘と逸れてしまったんだ、それを探しに…」
ジオン兵1「孫娘だって必ずどこかの船に乗ってるって」
老人「しかし、行先は判らんじゃろう?」
ジオン兵1「ジオン国内だ、すぐに見つかる」
ジオン兵2「次の便、急げ」
ジオン兵1「おう、立てッ! お前たちが乗る番だ!」 - 第39話より。ジオン公国3番地コロニー「マハル」をソーラ・レイに改造するために住民の強制疎開させている場面にて。孫娘と逸れてしまったため列を離れようとした老人を兵士は銃床で容赦なく殴り飛ばして罵声を浴びせている。地球連邦軍の侵攻が近づいており、兵士たちも気が立っている様子が窺え、同時に劣勢かつ強制的にコロニーから追い出される住民たちは力なく項垂れている者が多い。敗戦が近づいて市民に銃を突き付けて苛立つ兵士と無気力化する国民の構図となっており、ジオン国内の空気が悪くなっている事を伺わせる。
- ジオン兵「80パーセント?冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」
シャア「足は付いていない」
ジオン兵「あんなの飾りです! 偉い人にはそれがわからんのですよ」
シャア「使い方はさっきの説明でわかるが、サイコミュな、私に使えるか?」
ジオン兵「大佐のニュータイプの能力は未知数です、保証できる訳ありません」
シャア「はっきり言う。気にいらんな」
ジオン兵「どうも。…気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ」
シャア「ありがとう、信じよう」 - 第42話より。シャアとの一連のやり取り。ジオングに脚部が無い事を指摘された整備兵が返した有名な台詞が三行目のそれである(誤解されがちだが「脚なんて飾りです」ではない)。
- 結構ネタにされやすい台詞であり、「○○なんて飾りです! ××にはそれがわからんのです」という形のパロディがよく見られる一方、上官たる「赤い彗星」に対して歯に衣着せぬ物言いで己が主張を貫いた職人気質から整備兵に対する人気も高く、彼とシャアとの遣り取りを自作アルバムCMへと採用するアーティストも存在する程である[1]。
- なお、TV版では無名の兵士だが、短編小説集『ガンダムNOVELS―閃光となった戦士たち』では「リオ・マリーニ」、漫画『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』では「サキオカ少尉」という名前が設定されている。
- ちなみに、この整備兵の声優は劇場版では島田敏氏が担当している(TV版では二又一成氏)。MSパイロットではないものの、SRWにおける島田兵のルーツと言ってもいい存在かもしれない。
- ちなみにこの時の整備兵とシャアは漫画『若き彗星の肖像』でシャアがパーフェクト・ジオングに搭乗する際に再会し、「脚も満更、無駄ではなかった」と評価を改めているほか、『THE ORIGIN』では「脚部がないのでAMBACシステム(MSの手足を動かして姿勢を制御するシステム)が機能しないから、バーニア操作が少々面倒」という旨の発言をして、シャアから「脚なんて飾りじゃなかったのか?」と突っ込まれている。
- 「ああっ、ひ、火がっ。母さん…!」
- 同じく第42話より。ザクに搭乗するジオン学徒兵の断末魔の台詞。戦いに慣れていない彼はジオングとガンダムとの戦いの中に割って入ろうとしたのだが、敵軍のエースであるアムロに盾で動きを抑えられた挙句、構わず撃ってきたジオングのビームがコクピット付近に直撃。即爆発はしなかったが、コクピット内で火災が発生。そのまま、恐怖に怯えながら脱出できずに爆死した。
- 「無名の兵士もまた血の通った人間である」と感じさせると同時に、視聴者の胸を締めつける悲しい台詞である。
- ちなみに、漫画『光芒のア・バオア・クー』(SRW未参戦)とゲーム『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』(SRW未参戦)に「アルバート・ベル」という学徒兵が登場する。どちらも所属や撃墜までの経緯等が異なるが、「ザクII乗り、断末魔の台詞が上記の台詞と同じ」と、上記の学徒兵と共通する部分がある。
- 「マリアああぁぁぁッ!」
- 劇場版「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」より。上記の学徒兵に続いてのザクパイロットの断末魔。
- こちらは要塞表面部でジムと対峙していたが、中破した連邦軍とジオン軍の艦艇が両者に突っ込んでしまい爆発。あっという間に爆死してしまった。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY[編集 | ソースを編集]
- 「じゅ、十手か!?」
- 第9話に登場するドラッツェのパイロットの台詞。フルバーニアンを叩き切ろうとするが、ビームジュッテを展開されたため受け止められる。まさか、宇宙世紀の最新鋭モビルスーツに和風テイスト溢れる装備があるとは夢にも思わなかったのだろう。そのままビームサーベルで切り裂かれ撃墜されてしまった。古代の日本の武器である十手を知っている彼も相当なものではあるが。
機動戦士ガンダムF90[編集 | ソースを編集]
- 「お父さん、大変です」
- 厳密にはジオン兵ではなく、その息子のオールズモビル兵の台詞だが便宜上記載。
- 階級ではなく「お父さん」と呼んだ事から、かつてのジオン兵たちが自分の子や孫をも残党に参加させ戦わせている事が解る場面。親としては失格な行為であり、学徒動員よりも末期的と言える。
- なお、軍としては公私混同の呼び名のためか、この兵士は直後に父親に叱責されている。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「わっははは あまいぞガンダム!!」
- 放送当時、漫画雑誌『冒険王』で連載されたコミカライズ版にて。ゴッグを1機撃墜したガンダム(アムロ)に対してもう1機のゴッグが奇襲した際、そのパイロットが放った台詞。コテコテな悪役ぶり全開な台詞。ガンダムのバルカン反撃をものともせず進撃するも、直後、上空から巨大な影が迫ってきて…。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「火が! ば、爆発する!」
「い、いや……母さん!!」
「しっ死にたく……」
「寒い、オレは……死ぬのか……」
「たっ助けて……」
「うわああっ、まてっ、まてよっ! うわああぁぁぁーっ!!」 - 『IMPACT』や『AP』における撃墜時の台詞。脱出出来たことを示唆する台詞が全くなく、助からなかった可能性が高い。他の一般兵達とは異なる後味の悪さで、印象に残った人も少なくない。
- その後味の悪さ故、断末魔を聞いたロム・ストールが正義とはなにか?と悩むアンソロが存在するほど
- なお、担当声優の関係で一部明らかにベテランを通り越して老兵にしか聞こえない兵士が混じっているが、彼らを撃墜した場合「母さん」がまた別の意味に聞こえる(かもしれない)。
- ちなみに台詞自体は『α』のティターンズ強化兵の流用で、IMPACTにて新規収録がされている。
- 「たかが1機のモビルスーツに…」
- 『GC』における、ガンダムタイプで戦艦を撃墜した時のジオン士官の台詞。複数のモビルスーツで攻撃しても止めがガンダムタイプならこのセリフを言うので、アンソロジーでもネタにされた。
- 「ヤツを倒せば出世できる!」
「金星を頂く!」
「お前を倒して俺はエースになる!」 - 『Z』において主役級のパイロットと戦う際の特殊戦闘台詞。『α』頃まででのヘタレぶりとは一変して自信たっぷりだが、それはそれで自分が見えていないような…。
- 「ガソリンで動く機体なんぞに!」
「ヤツめ、本当はモビルスーツなんだろう!?」
「ガソリンで、何であんな力が出せるんだ!?」 - ザブングル系との特殊戦闘台詞。どうやら、ウォーカーマシンがガソリン動力である事がとことん納得できない様子。
- 「何がオーバーマンだ!」
「おい、お前のどこが『オーバー』なんだあ?」
「ぐうっ…オーバーにやられちまったあ!」 - オーバーマンとの特殊戦闘台詞。「オーバー」に引っ掛けて色々難癖をつけるが、追い詰められて最後には駄洒落を言ってしまう。
- ちなみに、最後の駄洒落には他にも「月だけに運が尽きた(対ザンボット3)」「派手にやられちまったぜ(対派手な色の敵)」といった種類がある。
- 「ジオンは、あと10年は戦える!」
「この風、この肌触りこそ、戦争だ!」
「戦い方を、教えてやるぞ!」
「連邦という看板がなければ、何も出来ぬ奴らなどに…!」 - 『UC』準拠の旧ジオン残党兵バージョンの戦闘台詞。一年戦争のジオン軍人達の台詞のオマージュになっている。
- 「この力…勢い…! これが若さなのか…!」
- こちらは被弾台詞。なぜだか某大佐がジオンにいない頃と同じことを言う。
- 「モビルスーツの格闘戦というものを見せてやる!」
- ビーム・ホーク等の格闘武器で攻撃時の台詞。1st第15話のゲストキャラ、ククルス・ドアンの台詞だが、彼が脱走兵であることはお構いなしなんだろうか…。
- 「う、うぅ…チキショウ…。帰りたかったぜ、もう一度宇宙へよぉ…」
「これで俺の戦争は終わる…。やっとお前のところに行けるな、メアリ…」
「ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! はははははははは!」 - 『BX』ELS移送ルート第19話に登場する一般兵たちの一部の散り際。なお厳密には上二つはGAILの傭兵に身をやつした元ジオン兵のもの。
- 余談だが、この台詞を発するPUのメインだけを撃破すると、サブを巻き込んで退場してしまう。
- 「今までありがとうよ、相棒…」
- 『V』被撃墜時。胸を打つ。
- 「こんなテロで世界は変わらない…。言われなくてもわかっていたさ…」
「だが、そうするしかなかった…。その想いだけで、今日まで俺達は生きてきたんだ…」
「シャア・アズナブル…。あの日、あんたのダカールの演説で何かが変わるかも知れないと思った…」
クワトロ「…すまない…」
「詫びるぐらいなら、やってみせてくれ…」
「ジオンも連邦も、どうでもいい…。この世界を…変えて…くれ…」 - 『30』「ダカールの落日」にて、ズゴックに搭乗したジオン兵の最期の台詞。
- なお、稲田氏はTwitterにてこの台詞を自らアテレコした動画を公開していた。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ ケツメイシ4thアルバム「ケツノポリス5」CMより。
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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