「ニコル・アマルフィ」の版間の差分

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| 所属組織 = [[ザフト]]
 
| 所属組織 = [[ザフト]]
 
| 所属部隊 = [[クルーゼ隊]]
 
| 所属部隊 = [[クルーゼ隊]]
| 趣味 = ピアノ演奏
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| 趣味 = ピアノ演奏<ref name="piano">実際、『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』劇中において、ニコルは趣味兼特技であるピアノ演奏を[[アスラン・ザラ|アスラン]]達の前で披露している。</ref>
 
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}}
 
'''ニコル・アマルフィ'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の登場人物。
 
'''ニコル・アマルフィ'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の登場人物。
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[[ザフト]]の[[クルーゼ隊]]所属の[[モビルスーツ]]パイロットで、[[ブリッツガンダム]]に搭乗する。
 
[[ザフト]]の[[クルーゼ隊]]所属の[[モビルスーツ]]パイロットで、[[ブリッツガンダム]]に搭乗する。
  
隊の中では温厚な性格で、血気盛んな[[イザーク・ジュール]]や[[ディアッカ・エルスマン]]に軽く見られる事もあるが、[[アスラン・ザラ]]とは良き親友同士である。
+
隊の中では温厚な[[性格]]で、血気盛んな[[イザーク・ジュール]]や[[ディアッカ・エルスマン]]に軽く見られる事もあるが、[[アスラン・ザラ]]とは良き親友同士である。
  
しかし、中盤にて[[キラ・ヤマト]]の[[ストライクガンダム]]と交戦してアスランを庇い戦死、メンバーの連合初期Gパイロットで唯一の戦死者となる。故に、アスランの怒りを招いて、[[トール・ケーニヒ]]の戦死へと繋がってしまう。また、彼の死によりそれまで反目していたアスランとイザーク、ディアッカの結束が深まり、強い友情関係で結ばれるようになったのは皮肉としか言いようがない。
+
しかし、中盤にて[[キラ・ヤマト]]の[[ストライクガンダム]]と交戦してアスランを庇い戦死、メンバーの連合初期[[GUNDAM|G]]パイロットで唯一の戦死者となる。故に、アスランの怒りを招いて、[[トール・ケーニヒ]]の戦死へと繋がってしまう。また、ニコルの死によって、それまで反目していたアスランとイザーク、ディアッカの結束が深まり、強い友情関係で結ばれるようになったのは皮肉としか言いようがない。
  
劇中でイザークやディアッカはニコルの事を臆病者呼ばわりしていたが、アルテミスの傘をブリッツの「面白い機能」を利用して単独で突破し、攻撃の隙を作った事実からしても決して臆病者ではない。キラのストライクでも物怖じせず、戦闘を行っている。更に敵の戦艦や[[モビルアーマー]]を数機撃墜、[[アークエンジェル]]も後一歩の所で撃破可能な状態まで迫っている等、明らかにイザークやディアッカ以上に戦果を挙げている。
+
=== 戦闘能力面の評価 ===
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劇中ではイザークやディアッカがニコルの事を臆病者呼ばわりしているが、ブリッツの「[[ミラージュコロイド|面白い機能]]」を利用して単独でアルテミスの傘を突破し、敵軍への攻撃の隙を作った事実からしても、ニコルは決して臆病者ではない。また、対ストライク戦でも物怖じせずに戦闘を行っている。更に[[地球連合軍|敵]]の[[戦艦]]や[[モビルアーマー]]を数機撃墜し、[[アークエンジェル]]を後一歩の所で撃破可能な状態まで迫っている等々、ニコルは明らかにイザークやディアッカ以上に戦果を挙げている。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:セレーナ編だと序盤でスポット参戦を果たし、以降は原作通りに死亡する(この時、主人公がセレーナの場合は台詞が追加される)。最終話では名前のみだが、ラスティや他のザフトのメンバー達と共に[[αナンバーズ]]に力を貸している。
+
:セレーナ編だと序盤で[[スポット参戦]]を果たし、以降は原作通りに死亡する(この時、主人公が[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]の場合は台詞が追加される)。
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:最終話では名前のみだが、ラスティや他のザフトのメンバー達と共に[[αナンバーズ]]に力を貸している。
  
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
:原作終了後なので死亡済み。[[人造次元獣ルーク・アダモン|中盤のあるイベント]]でアスランの口から名前のみ登場する。なお、アスランが本作中で担っていたポジションは『[[新機動戦記ガンダムW]]』の"ニコル"特尉のものである。
+
:原作終了後なので死亡済み。[[人造次元獣ルーク・アダモン|中盤のあるイベント]]でアスランの口から名前のみ登場する。
 +
:なお、アスランが本作中で担っていたポジションは『[[新機動戦記ガンダムW]]』の"ニコル"特尉のものである。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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:今回も原作に準じて途中で戦死。
 
:今回も原作に準じて途中で戦死。
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
:他の『SEED』メンバーに漏れず出番は激減し、更には一番目立つアスランを庇っての死亡シーンすらカットされる。ただし、その代わりに初の生存フラグが存在する(むしろ、ニコルやトールの生死を曖昧にするために死亡シーンをカットしたと言える)。生存した場合、トールやキラと仲良くなる。[[ブリッツガンダム]]の性能もあり、戦力的にも悪くは無いが、セリフのパターンが若干乏しく、[[PS装甲]]を持たない機体に乗っていても「フェイズシフトダウンを狙ったつもりでしょうが…」などと発言する。愛機であるブリッツの特性に反して、『SEED』メンバーの中では回避が低めで防御が高め。仲間にするにはかなり手間がかかるが。ちなみにオーブルートを経由する都合上、マジンガーZの入手と択一になる。
+
:他の『SEED』メンバーに漏れず出番は激減し、更には一番目立つアスランを庇っての死亡シーンすらカットされる。ただし、その代わりに初の[[隠し要素/W|生存フラグ]]が存在する(むしろ、ニコルやトールの生死を曖昧にするために死亡シーンをカットしたと言える)。生存した場合、[[トール・ケーニヒ|トール]]や[[キラ・ヤマト|キラ]]と仲良くなる。
 +
:[[ブリッツガンダム]]の性能もあり、戦力的にも悪くは無いが、台詞のパターンが若干乏しく、[[PS装甲]]を持たない機体に乗っていても「フェイズシフトダウンを狙ったつもりでしょうが…」等と発言する。愛機であるブリッツの特性に反して、『SEED』メンバーの中では回避が低めで防御が高め。仲間にするにはかなり手間がかかるが。
 +
:ちなみに[[オーブ連合首長国|オーブ]]ルートを経由する都合上、[[マジンガーZ]]の入手と二者択一になる。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
:『W』以来の本人の登場となる。
 
:『W』以来の本人の登場となる。
:今作では原作中盤の戦死イベントが再現されず、そのまま宇宙に上がってディアッカとともにジュール隊に参加するという展開となった後、アークエンジェル隊との交戦を経て彼らの仲間に加わる。
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:本作では原作中盤の戦死イベントが再現されず、そのまま[[宇宙]]に上がってディアッカとともにジュール隊に参加するという展開となった後、[[アークエンジェル隊]]との交戦を経て彼等の仲間に加わる。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
:『Card Chronicle』同様戦死せず、クルーゼ隊の一員としてアスランらと共に自軍に戦いを挑んでくる。
 
:『Card Chronicle』同様戦死せず、クルーゼ隊の一員としてアスランらと共に自軍に戦いを挑んでくる。
:[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|DESTINY]]の時代を描いているSSR[[インフィニットジャスティスガンダム]]のユニットクエストには『'''生存し、アスランと共にクライン派に参加している'''』という設定で登場。再び始まろうとしている戦いへの迷いを振りきれないアスランにブリッツで模擬戦を挑み、未来を切り拓くため戦うことを説いた。
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:『[[[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SEED DESTINY]]』の時代を描いているSSR[[インフィニットジャスティスガンダム]]のユニットクエストには「'''生存し、アスランと共に[[クライン派]]に参加している'''」という設定で登場。
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:再び始まろうとしている戦いへの迷いを振りきれないアスランに対してブリッツで模擬戦を挑み、未来を切り拓くため戦う事を説いた。
 
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 
:ワールド3にて登場。エネミーユニット。第1章Part7で原作通り戦死してしまう。
 
:ワールド3にて登場。エネミーユニット。第1章Part7で原作通り戦死してしまう。
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;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]・[[スーパーロボット大戦W|W]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]・[[スーパーロボット大戦W|W]]
 
:'''[[偵察]]、[[ひらめき]]、[[集中]]、[[信頼]]、[[熱血]]、[[絆]]'''
 
:'''[[偵察]]、[[ひらめき]]、[[集中]]、[[信頼]]、[[熱血]]、[[絆]]'''
:どちらかというと補助的な構成。「必中」「直撃」がないため、援護役として使うときは分身持ちに弱くなるのが欠点。最後に習得する絆はアスランに対するものか。この絆はゲーム中では最後まで習得する事が無いというのが、にくい演出になっている。
+
:どちらかというと補助的な構成。「必中」「直撃」が無いため、援護役として使うときは分身持ちに弱くなるのが欠点。最後に習得する「絆」はアスランに対するものか。
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:なお、この「絆」はゲーム中では最後まで習得する事が無いというのが、ニクい演出になっている。
  
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
 
:'''[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3、[[シールド防御]]L6、[[支援攻撃]]'''
 
:'''[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3、[[シールド防御]]L6、[[支援攻撃]]'''
:小隊員にならないので支援攻撃が死んでいるが、他の技能は中々の成長を見せる。援護はなんとLv20の段階で既にL3に到達する早さを持ち、シールド防御もL6と高め。ニコルもクルーゼ隊の一員として確かな実力を持っているのだ。
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:小隊員にならないので支援攻撃が死んでいるが、他の技能は中々の成長を見せる。援護はなんとLv20の段階で既にL3に到達する早さを持ち、シールド防御もL6と高め。
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:ニコルもクルーゼ隊の一員として確かな実力を持っているのだ。
 
; [[スーパーロボット大戦J|J]]
 
; [[スーパーロボット大戦J|J]]
 
: '''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし|撃ち落し]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L3、[[コンボ]]L2'''
 
: '''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし|撃ち落し]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L3、[[コンボ]]L2'''
 
;[[スーパーロボット大戦W|W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W|W]]
 
:'''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[カウンター]]、[[コーディネイター]]、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3、[[コンボ|マルチコンボ]]L2'''
 
:'''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[カウンター]]、[[コーディネイター]]、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3、[[コンボ|マルチコンボ]]L2'''
:コーディネイター補正が強力。防御面が充実しているので、技量と命中を要請して前線に放り込めば囮役も出来る。ただし、その場合劾&ロウのアストレイコンビという対抗馬がいるが。
+
:コーディネイター補正が強力。防御面が充実しているので、技量と命中を要請して前線に放り込めば、囮役も出来る。
 +
:ただし、その場合[[叢雲劾|劾]]&[[ロウ・ギュール|ロウ]]のアストレイコンビという対抗馬がいるが。
  
 
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
 
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== 家族 ===
 
=== 家族 ===
;ユーリ・アマルフィ
+
;ユーリ・アマルフィ(SRW未登場)
:父親。[[プラント]]最高評議会の一員。穏健派のクライン派だったが、息子の死をきっかけに[[ニュートロンジャマーキャンセラー|NJC]]の提供で[[フリーダムガンダム|フリーダム]]などを開発するなどザラ派に転じる。スパロボ未登場。
+
:父親。[[プラント]]最高評議会の一員。
;ロミナ・アマルフィ
+
:穏健派のクライン派だったが、息子の死を切っ掛けに[[ニュートロンジャマーキャンセラー|NJC]]を搭載した[[GUNDAM|ザフト製ガンダム]]を開発する等、ザラ派に転じた<ref>余談だが、ユーリ・アマルフィが開発した[[ニュートロンジャマーキャンセラー|NJC]]を搭載した[[フリーダムガンダム|フリーダム]]は、皮肉にも[[キラ・ヤマト]]によって奪取されている。</ref>。
:母親。息子の訃報を聞いたときピアノの前で泣き崩れた。なお、ニコルは母親に似た容姿となっている。小説版ではニコル戦死後はすっかり塞ぎ込んでしまった模様。スパロボ未登場。
+
;ロミナ・アマルフィ(SRW未登場)
 +
:母親。息子の訃報を聞いた時、ピアノの前で泣き崩れた。なお、ニコルは母親に似た容姿となっている。[[小説|小説版]]ではニコル戦死後はすっかり塞ぎ込んでしまった模様。
  
 
=== [[ザフト]] ===
 
=== [[ザフト]] ===
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
:上司。ニコルは[[死亡フラグ|彼の素顔が気になっていた]]。『[[スーパーロボット大戦W|W]]』で生存した場合は直接対峙する機会があり、彼に説得を試みている。
+
:上司。ニコルは[[死亡フラグ|彼の素顔が気になっていた]]。『[[スーパーロボット大戦W|W]]』で生存した場合は直接対峙する機会があり、彼に[[説得]]を試みている。
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
:隊の中で最も親しく同時に慕っていた。アスランもそう感じていただけに、ニコルの死には最も衝撃を受け、SEED覚醒への引き金ともなった。死亡後も回想シーンで頻繁に登場する事から、ニコルの存在はアスランにとって如何に大切だったか良く分かる。ピアノのコンクールや飛び魚の群れを一緒に見に行こう等と誘ったり、特に仲が良かった。
+
:[[クルーゼ隊]]の中で最も親しく、同時に慕っていた。ピアノのコンクール<ref name="piano" />や飛び魚の群れを一緒に見に行こう等と誘ったり、特に仲が良かった。
 +
:一方、アスランはニコルの戦死に最も衝撃を受け、[[SEED]]覚醒への引き金ともなった。また、ニコルの死亡後もアスランの回想シーンで頻繁に登場する事から、ニコルの存在はアスランにとって如何に大切だったか良く分かる。
 
;[[イザーク・ジュール]]
 
;[[イザーク・ジュール]]
 
:ニコル自身の温厚な性格故に当初は強気一辺倒な彼から軽んじられる場面もあったが、自身の死に激する等最終的には仲間と認めていた。
 
:ニコル自身の温厚な性格故に当初は強気一辺倒な彼から軽んじられる場面もあったが、自身の死に激する等最終的には仲間と認めていた。
 
;[[ディアッカ・エルスマン]]
 
;[[ディアッカ・エルスマン]]
:イザーク同様に自身を軽んじていたが、やはり彼も仲間と認めていた。二コルの死後は、彼が部隊内の緩衝材を勤めるシーンもある。
+
:イザーク同様に自身を軽んじていたが、やはり彼も仲間と認めていた。二コルの死後は、彼が部隊内の緩衝材としての役割を務めるシーンもある。
 
;[[ミゲル・アイマン]]
 
;[[ミゲル・アイマン]]
:先輩。クルーゼの素顔が気になったのは彼とのやり取りが原因である事がドラマCDにて明かされている。
+
:先輩。クルーゼの素顔が気になったのはミゲルとのやり取りが原因である事が[[ドラマCD]]内にて明かされている。
  
 
=== [[アークエンジェル隊]] ===
 
=== [[アークエンジェル隊]] ===
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:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』ではトールと一緒に彼に命を救われる。
 
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』ではトールと一緒に彼に命を救われる。
 
;[[ボルフォッグ]]
 
;[[ボルフォッグ]]
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では機体の特性の共通性から、戦闘前会話がある。
+
:『W』では機体の特性の共通性から、戦闘前会話がある。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「もともとそちらの兵器でしたね…弱点もよくご存じだ!」
+
;「元々そちらの兵器でしたね…。弱点もよくご存じだ!」
:[[PS装甲]]が使えないミラージュコロイド使用中を弾幕で狙われての発言。
+
:隠密行動を可能にする一方で[[PS装甲]]が使えなくなる弱点を持つ、[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]の武装「[[ミラージュコロイド]]」を使用時に、[[アークエンジェル|敵艦]]から弾幕を張られた際の発言。
 +
:温厚な性格のニコルだが、戦闘中では意外と勇ましい発言が少なくない。
 
;「向こうのほうに飛び魚の群れが観えますよ。一緒に行きませんか?」
 
;「向こうのほうに飛び魚の群れが観えますよ。一緒に行きませんか?」
:第29話。台詞としては初代ガンダムのフラミンゴのオマージュと思われるが、ニコルが言うと違和感がない。
+
:第29話より。台詞としては『[[機動戦士ガンダム|初代ガンダム]]』における[[ジャブロー]]を飛翔するフラミンゴの場面のオマージュと思われるが、ニコルが言うと、違和感が無い。
;「アスラン…逃げて…」<br />「…母さん…僕のピアノ…」
+
;「[[アスラン・ザラ|アスラン]]…逃げて…」<br />(…母さん…僕のピアノ…)
:同話。劇中での彼の最後の言葉。死に際までニコルが考えていたのは親友アスランの無事と大好きな母親とピアノのことであり自分を殺したパイロット(キラ)を恨むことはなく、ブリッツ諸共爆散。わずか15年という短い命を散らした…。なおニコルの特技がピアノであり、劇中でもアスランなどに披露している。
+
:同話。劇中でのニコルの最後の言葉。
 +
:死に際までニコルが考えていたのは、親友アスランの無事と大好きな母親とピアノ<ref name="piano" />の事であり、自分を殺した[[キラ・ヤマト|敵パイロット]]を恨む事は無く、ブリッツ諸共爆散。わずか15年という短い命を散らした…。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
'''[[スーパーロボット大戦J|J]]'''
 
'''[[スーパーロボット大戦J|J]]'''
 
;「…取った!」<br />「チェックメイトですね。この位置なら一撃でブリッジを破壊できます。抵抗はやめてください」<br />「僕は無駄に血を流す気はありません。ですが抵抗するなら撃沈します。そんなことはさせないでください。ただちに戦闘を停止し、投降してください」
 
;「…取った!」<br />「チェックメイトですね。この位置なら一撃でブリッジを破壊できます。抵抗はやめてください」<br />「僕は無駄に血を流す気はありません。ですが抵抗するなら撃沈します。そんなことはさせないでください。ただちに戦闘を停止し、投降してください」
:第8話「敵軍の歌姫 前編」で、[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]の指示で[[アークエンジェル]]を奇襲、ブリッジの至近距離に陣取ってアークエンジェルのクルーに投降を促した際の台詞。
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:第8話「敵軍の歌姫 前編」で、[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]の指示で[[アークエンジェル]]を奇襲し、ブリッジの至近距離に陣取ってアークエンジェルのクルーに投降を促した際の台詞。
:スパロボオリジナルの展開だが、たとえ相手が[[ナチュラル|相対]]する[[地球連合軍|勢力]]であろうと、殺さないで事が済むのだったらその方がいいと言う、彼の温和な性格が見事に再現されているイベントでもある。しかし、これはニコルの独断であったようでもあり、直後にクルーゼを苛立たせてしまっている。
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:スパロボオリジナルの展開だが、たとえ相手が[[ナチュラル|敵対]]する[[地球連合軍|勢力]]であろうと、殺さないで事が済むのだったらその方が良いと言う、ニコルの温和な性格が見事に再現されているイベントでもある。
:さらにこの事が原因で[[ナタル・バジルール|ナタル]]が、事態を打破すべく艦長の[[マリュー・ラミアス|マリュー]]含め他のクルーに何の相談もなく独断でとんでもない事を言い出したのである…。
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:しかし、これはニコルの独断であったようでもあり、直後にクルーゼを苛立たせてしまっている。
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:さらにこの事が原因で[[ナタル・バジルール|ナタル]]が、事態を打破すべく艦長の[[マリュー・ラミアス|マリュー]]含め他のクルーに何の相談も無く独断でとんでもない事を言い出したのである…。
 
'''[[スーパーロボット大戦W|W]]'''
 
'''[[スーパーロボット大戦W|W]]'''
 
;「あきらめないでください、アスラン!」
 
;「あきらめないでください、アスラン!」
:第2部第42話「暁の閃光」にて、フラグを満たしている状態でキラがアスランを説得した際に。自らが進むべき道に迷うアスランに何の伏線もなくこの台詞で復活する。アスランだけではなく「君の友人を殺した」と認めたキラも救われた瞬間だろう。
+
:第2部第42話「暁の閃光」より。[[隠し要素/W|生存フラグ]]を満たしている状態でキラがアスランを[[説得]]した際に。
 +
:自らが進むべき道に迷うアスランに何の[[伏線]]も無くこの台詞で復活する。アスランだけではなく「君の友人を殺した」と認めたキラも救われた瞬間だろう。
 
;「喜んで、キラ…」
 
;「喜んで、キラ…」
:第2部第43話「記憶の底から」にてキラと対面し、彼に友達になってくれるかと聞かれた際の返答。原作ファンにとっては救われた場面であろう。
+
:第2部第43話「記憶の底から」にてキラと対面し、彼に友達になってくれるかと聞かれた際の返答。原作ファンにとっては[[スパロボ補正|救われた場面]]であろう。
;「ベッドに横たわって考えました…。僕達は…地球とプラントはどうしてこうなったのかって…」<br />「そして、トールが教えてくれました。キラとアスランの事を…」<br />「僕は思いました。こんな戦いを続けてはいけないって」
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;「ベッドに横たわって考えました…。僕達は…[[地球連合|地球]]と[[プラント]]はどうしてこうなったのかって…」<br />「そして、[[トール・ケーニヒ|トール]]が教えてくれました。キラとアスランの事を…」<br />「僕は思いました。こんな戦いを続けてはいけないって」
:第2部第45話(火星ルート)「帰るべきデイ・バイ・デイ」にて、ディアッカがイザークを説得した際に。結果的にディアッカとニコルがイザークを説得する形になっている。
+
:第2部第45話([[火星]]ルート)「帰るべきデイ・バイ・デイ」より。[[ディアッカ・エルスマン|ディアッカ]]が[[イザーク・ジュール|イザーク]]を説得した際に。
;「少しの偶然が重なり、僕は生きることが出来ました」<br />「銃を収めてください、クルーゼ隊長! こんな戦いは続けてはいけないんです!」
+
:結果的に、ディアッカとニコルがイザークを説得する形になっている。
:第2部第54話「忘れえぬ思い出を胸に」でのクルーゼとの戦闘前会話。説得を試みるもクルーゼには「生き延びた君には死んで行くだけの私の気持ちなどわからんさ」と切り捨てられてしまう。
+
;「少しの偶然が重なり、僕は生きることが出来ました」<br />「銃を収めてください、クルーゼ隊長! こんな戦いは続けてはいけないんです!」
 +
:第2部第54話「忘れえぬ思い出を胸に」でのクルーゼとの[[戦闘前会話]]。
 +
:説得を試みるも、かつての上官クルーゼには「生き延びた君には死んで行くだけの私の気持ちなどわからんさ」と切り捨てられてしまう。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[ブリッツガンダム]]
 
;[[ブリッツガンダム]]
:
+
:ニコルの愛機。「[[ミラージュコロイド|面白い機能]]」を有効活用する等、ブリッツを使いこなす。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*TV版終了後に声優の摩味氏が一時渡米して休業(現在は復帰)したため、総集編や一部ゲームなどでは代役として朴璐美氏が演じており、2017年今現在でも各種メディアで朴氏が演じている事が多い。
+
*TV版終了後に[[声優|演者]]の摩味氏が一時渡米して休業(現在は復帰)したため、総集編や一部[[コンピュータゲーム|ゲーム]]等では[[代役]]として朴璐美氏が演じており、2017年現在では朴氏がニコル・アマルフィ役を演じている場合が多い。
**なお、雑誌『ガンダムエース』のインタビューにて朴氏はニコル役のオーディションに参加していた事が明かされている。
+
**ちなみに、[[漫画]]雑誌『ガンダムエース』のインタビューにて朴氏はニコル役のオーディションに参加していた事が明かされている。
*出番は中盤で退場となるが物語終盤、さらには続編の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』にも回想シーンという形で何度も登場している…が、その回想シーンが死亡シーンの流用であり、しかも余りにも多用された事でも有名(尺を稼ぐために多用したとも言われている)。そのため、「ニコルはいつになったら成仏できるのか」とファンの間で話題になった。
+
*ニコルは『SEED』の中盤で退場となるが、『SEED』終盤、さらには[[続編]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』でも回想シーンという形で何度も登場している…が、その回想シーンがニコルの[[バンクシーン|戦死場面の流用]]であり、しかも頻繁に使用された事でも有名。一説には、物語の尺を稼ぐために多用したとも言われている。
**熱心なファンが確認したところ、TV放送版では『SEED』と『DESTINY』合わせて28回も回想で死んでいるらしい。
+
**そのため、「ニコルはいつになったら成仏できるのか?」とファンの間で話題になった。なお、熱心なファンがカウントした結果、'''TV放送版では『SEED』と『SEED DESTINY』の合計で28回もニコルは回想シーン内で死んでいるらしい'''。
***また、2016年放送の『[[機動戦士ガンダムUC|機動戦士ガンダムUC RE:0096]]』の前期エンディングでは'''[[ロニ・ガーベイ|ロニ]]の死亡シーンがほぼ毎回流されており'''、ニコルの事を思い出した視聴者もいたとか……。
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***また、2016年放送の『[[機動戦士ガンダムUC|機動戦士ガンダムUC RE:0096]]』の前期エンディングでは[[ロニ・ガーベイ|ロニ]]の死亡シーンがほぼ毎回流されており、ニコルの一件を思い出した視聴者もいたとか…。
*HDリマスター版では死に方が少し変わった。旧バージョンではキラのシュベルトゲベールによる胴抜きをくらってだが、新バージョンでは慌てて引かれたシュベルトゲベール(しかも'''接触の寸前までブリッツガンダムに対しては「峰」が向いていた''')に勢い余ってコクピットから突っ込んだようになってしまっている。
+
*ブリッツガンダムのHGプラモデルが発売されたのはよりにもよって'''ニコル死亡回の放映日'''だったため、多くの[[ガンプラ]]ユーザーが唖然としたという。
**作画監督である重田氏のインタビューでは、旧バージョンのストライクの動作は「'''直前のカットで右肩に担いでいたシュベルトゲベールを、わざわざ頭の上を通して左手側に移動させてから思い切り振りかぶっている'''」という不自然な動作であり、あの時のキラに明確な殺意があったわけではないという解釈からもずれていたことから修正することになったが、元々シュベルトゲベールを左手側に移動させていたのはカメラアングル的に見やすくするためであり、修正するのが難しかったと語られている。
+
*HDリマスター版ではニコルの死に方が少し変わった。旧バージョンでは、[[ソードストライクガンダム|ソードストライク]]のシュベルトゲベールによる胴抜きを食らう、である。一方、新バージョンでは、突然姿を現したブリッツに慌てて引かれたソードストライクのシュベルトゲベール(しかも'''接触の寸前までブリッツに対しては「峰」が向いていた''')に勢い余ってコクピットから突っ込んだようになってしまっている。
*ブリッツガンダムのHGプラモデルが発売されたのはよりにもよって'''ニコル死亡回の放映日'''だったため、多くのガンプラユーザーが唖然としたという。
+
**作画監督である重田氏のインタビューでは、旧バージョンのソードストライクの動作は「'''直前のカットで右肩に担いでいたシュベルトゲベールを、わざわざ頭の上を通して左手側に移動させてから思い切り振りかぶっている'''」という不自然な動作であり、あの時のキラに明確な殺意があったわけではない、という解釈からもずれていた事から修正する事になったが、元々シュベルトゲベールを左手側に移動させていたのは、カメラアングル的に見やすくするためであり、修正するのが難しかった、と語られている。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==

2020年9月27日 (日) 16:40時点における版

ニコル・アマルフィ
外国語表記 Nicol Amalfi
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 摩味(TV版・HD版)
朴璐美(SE・SRW)
デザイン 平井久司
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(コーディネイター
性別
生年月日 C.E.56年3月1日
星座 魚座
年齢 15歳
没年月日 C.E.71年4月15日
所属組織 ザフト
所属部隊 クルーゼ隊
趣味 ピアノ演奏[1]
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ニコル・アマルフィは『機動戦士ガンダムSEED』の登場人物。

概要

ザフトクルーゼ隊所属のモビルスーツパイロットで、ブリッツガンダムに搭乗する。

隊の中では温厚な性格で、血気盛んなイザーク・ジュールディアッカ・エルスマンに軽く見られる事もあるが、アスラン・ザラとは良き親友同士である。

しかし、中盤にてキラ・ヤマトストライクガンダムと交戦してアスランを庇い戦死、メンバーの連合初期Gパイロットで唯一の戦死者となる。故に、アスランの怒りを招いて、トール・ケーニヒの戦死へと繋がってしまう。また、ニコルの死によって、それまで反目していたアスランとイザーク、ディアッカの結束が深まり、強い友情関係で結ばれるようになったのは皮肉としか言いようがない。

戦闘能力面の評価

劇中ではイザークやディアッカがニコルの事を臆病者呼ばわりしているが、ブリッツの「面白い機能」を利用して単独でアルテミスの傘を突破し、敵軍への攻撃の隙を作った事実からしても、ニコルは決して臆病者ではない。また、対ストライク戦でも物怖じせずに戦闘を行っている。更に戦艦モビルアーマーを数機撃墜し、アークエンジェルを後一歩の所で撃破可能な状態まで迫っている等々、ニコルは明らかにイザークやディアッカ以上に戦果を挙げている。

登場作品と役柄

『第3次α』、『J』では生存イベントが無く、『W』でようやく生存が可能となった。

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α
セレーナ編だと序盤でスポット参戦を果たし、以降は原作通りに死亡する(この時、主人公がセレーナの場合は台詞が追加される)。
最終話では名前のみだが、ラスティや他のザフトのメンバー達と共にαナンバーズに力を貸している。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
原作終了後なので死亡済み。中盤のあるイベントでアスランの口から名前のみ登場する。
なお、アスランが本作中で担っていたポジションは『新機動戦記ガンダムW』の"ニコル"特尉のものである。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
今回も原作に準じて途中で戦死。
スーパーロボット大戦W
他の『SEED』メンバーに漏れず出番は激減し、更には一番目立つアスランを庇っての死亡シーンすらカットされる。ただし、その代わりに初の生存フラグが存在する(むしろ、ニコルやトールの生死を曖昧にするために死亡シーンをカットしたと言える)。生存した場合、トールキラと仲良くなる。
ブリッツガンダムの性能もあり、戦力的にも悪くは無いが、台詞のパターンが若干乏しく、PS装甲を持たない機体に乗っていても「フェイズシフトダウンを狙ったつもりでしょうが…」等と発言する。愛機であるブリッツの特性に反して、『SEED』メンバーの中では回避が低めで防御が高め。仲間にするにはかなり手間がかかるが。
ちなみにオーブルートを経由する都合上、マジンガーZの入手と二者択一になる。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
『W』以来の本人の登場となる。
本作では原作中盤の戦死イベントが再現されず、そのまま宇宙に上がってディアッカとともにジュール隊に参加するという展開となった後、アークエンジェル隊との交戦を経て彼等の仲間に加わる。
スーパーロボット大戦X-Ω
『Card Chronicle』同様戦死せず、クルーゼ隊の一員としてアスランらと共に自軍に戦いを挑んでくる。
『[[SEED DESTINY』の時代を描いているSSRインフィニットジャスティスガンダムのユニットクエストには「生存し、アスランと共にクライン派に参加している」という設定で登場。
再び始まろうとしている戦いへの迷いを振りきれないアスランに対してブリッツで模擬戦を挑み、未来を切り拓くため戦う事を説いた。
スーパーロボット大戦DD
ワールド3にて登場。エネミーユニット。第1章Part7で原作通り戦死してしまう。

パイロットステータス

能力値

名有りの敵としては能力は低い部類。ブリッツの分身とPS装甲・ジャミング機能が多少厄介な程度。

『W』では味方に参入するが、能力は平均レベルの上に射撃・防御が高いと言うブリッツには合わないパターン。乗り換えでライトニングストライクあたりに乗せるのも手。

精神コマンド

第3次αW
偵察ひらめき集中信頼熱血
どちらかというと補助的な構成。「必中」「直撃」が無いため、援護役として使うときは分身持ちに弱くなるのが欠点。最後に習得する「絆」はアスランに対するものか。
なお、この「絆」はゲーム中では最後まで習得する事が無いというのが、ニクい演出になっている。

特殊技能(特殊スキル)

第3次α
援護攻撃L3、援護防御L3、シールド防御L6、支援攻撃
小隊員にならないので支援攻撃が死んでいるが、他の技能は中々の成長を見せる。援護はなんとLv20の段階で既にL3に到達する早さを持ち、シールド防御もL6と高め。
ニコルもクルーゼ隊の一員として確かな実力を持っているのだ。
J
斬り払い撃ち落しシールド防御コーディネイター援護攻撃L2、援護防御L3、コンボL2
W
斬り払い撃ち落としシールド防御カウンターコーディネイター援護攻撃L3、援護防御L3、マルチコンボL2
コーディネイター補正が強力。防御面が充実しているので、技量と命中を要請して前線に放り込めば、囮役も出来る。
ただし、その場合ロウのアストレイコンビという対抗馬がいるが。

小隊長能力(隊長効果)

クリティカル率+10%
第3次α』で採用。

人間関係

家族

ユーリ・アマルフィ(SRW未登場)
父親。プラント最高評議会の一員。
穏健派のクライン派だったが、息子の死を切っ掛けにNJCを搭載したザフト製ガンダムを開発する等、ザラ派に転じた[2]
ロミナ・アマルフィ(SRW未登場)
母親。息子の訃報を聞いた時、ピアノの前で泣き崩れた。なお、ニコルは母親に似た容姿となっている。小説版ではニコル戦死後はすっかり塞ぎ込んでしまった模様。

ザフト

ラウ・ル・クルーゼ
上司。ニコルは彼の素顔が気になっていた。『W』で生存した場合は直接対峙する機会があり、彼に説得を試みている。
アスラン・ザラ
クルーゼ隊の中で最も親しく、同時に慕っていた。ピアノのコンクール[1]や飛び魚の群れを一緒に見に行こう等と誘ったり、特に仲が良かった。
一方、アスランはニコルの戦死に最も衝撃を受け、SEED覚醒への引き金ともなった。また、ニコルの死亡後もアスランの回想シーンで頻繁に登場する事から、ニコルの存在はアスランにとって如何に大切だったか良く分かる。
イザーク・ジュール
ニコル自身の温厚な性格故に当初は強気一辺倒な彼から軽んじられる場面もあったが、自身の死に激する等最終的には仲間と認めていた。
ディアッカ・エルスマン
イザーク同様に自身を軽んじていたが、やはり彼も仲間と認めていた。二コルの死後は、彼が部隊内の緩衝材としての役割を務めるシーンもある。
ミゲル・アイマン
先輩。クルーゼの素顔が気になったのはミゲルとのやり取りが原因である事がドラマCD内にて明かされている。

アークエンジェル隊

トール・ケーニヒ
原作では全く係わり合いがないが、『W』では彼との出会いがニコルの考えを大きく変え、親しくなる。
キラ・ヤマト
原作では彼に討たれて命を落としてしまったが、『W』で生存した場合は彼と親しくなる。

他作品との人間関係

セレーナ・レシタール
第3次α』では一時期同僚だった。共に隠密任務に就く事も。
叢雲劾
W』ではトールと一緒に彼に命を救われる。
ボルフォッグ
『W』では機体の特性の共通性から、戦闘前会話がある。

名台詞

「元々そちらの兵器でしたね…。弱点もよくご存じだ!」
隠密行動を可能にする一方でPS装甲が使えなくなる弱点を持つ、ブリッツの武装「ミラージュコロイド」を使用時に、敵艦から弾幕を張られた際の発言。
温厚な性格のニコルだが、戦闘中では意外と勇ましい発言が少なくない。
「向こうのほうに飛び魚の群れが観えますよ。一緒に行きませんか?」
第29話より。台詞としては『初代ガンダム』におけるジャブローを飛翔するフラミンゴの場面のオマージュと思われるが、ニコルが言うと、違和感が無い。
アスラン…逃げて…」
(…母さん…僕のピアノ…)
同話。劇中でのニコルの最後の言葉。
死に際までニコルが考えていたのは、親友アスランの無事と大好きな母親とピアノ[1]の事であり、自分を殺した敵パイロットを恨む事は無く、ブリッツ諸共爆散。わずか15年という短い命を散らした…。

スパロボシリーズの名台詞

J

「…取った!」
「チェックメイトですね。この位置なら一撃でブリッジを破壊できます。抵抗はやめてください」
「僕は無駄に血を流す気はありません。ですが抵抗するなら撃沈します。そんなことはさせないでください。ただちに戦闘を停止し、投降してください」
第8話「敵軍の歌姫 前編」で、クルーゼの指示でアークエンジェルを奇襲し、ブリッジの至近距離に陣取ってアークエンジェルのクルーに投降を促した際の台詞。
スパロボオリジナルの展開だが、たとえ相手が敵対する勢力であろうと、殺さないで事が済むのだったらその方が良いと言う、ニコルの温和な性格が見事に再現されているイベントでもある。
しかし、これはニコルの独断であったようでもあり、直後にクルーゼを苛立たせてしまっている。
さらにこの事が原因でナタルが、事態を打破すべく艦長のマリュー含め他のクルーに何の相談も無く独断でとんでもない事を言い出したのである…。

W

「あきらめないでください、アスラン!」
第2部第42話「暁の閃光」より。生存フラグを満たしている状態でキラがアスランを説得した際に。
自らが進むべき道に迷うアスランに何の伏線も無くこの台詞で復活する。アスランだけではなく「君の友人を殺した」と認めたキラも救われた瞬間だろう。
「喜んで、キラ…」
第2部第43話「記憶の底から」にてキラと対面し、彼に友達になってくれるかと聞かれた際の返答。原作ファンにとっては救われた場面であろう。
「ベッドに横たわって考えました…。僕達は…地球プラントはどうしてこうなったのかって…」
「そして、トールが教えてくれました。キラとアスランの事を…」
「僕は思いました。こんな戦いを続けてはいけないって」
第2部第45話(火星ルート)「帰るべきデイ・バイ・デイ」より。ディアッカイザークを説得した際に。
結果的に、ディアッカとニコルがイザークを説得する形になっている。
「少しの偶然が重なり、僕は生きることが出来ました」
「銃を収めてください、クルーゼ隊長! こんな戦いは続けてはいけないんです!」
第2部第54話「忘れえぬ思い出を胸に」でのクルーゼとの戦闘前会話
説得を試みるも、かつての上官クルーゼには「生き延びた君には死んで行くだけの私の気持ちなどわからんさ」と切り捨てられてしまう。

搭乗機体

ブリッツガンダム
ニコルの愛機。「面白い機能」を有効活用する等、ブリッツを使いこなす。

余談

  • TV版終了後に演者の摩味氏が一時渡米して休業(現在は復帰)したため、総集編や一部ゲーム等では代役として朴璐美氏が演じており、2017年現在では朴氏がニコル・アマルフィ役を演じている場合が多い。
    • ちなみに、漫画雑誌『ガンダムエース』のインタビューにて朴氏はニコル役のオーディションに参加していた事が明かされている。
  • ニコルは『SEED』の中盤で退場となるが、『SEED』終盤、さらには続編機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でも回想シーンという形で何度も登場している…が、その回想シーンがニコルの戦死場面の流用であり、しかも頻繁に使用された事でも有名。一説には、物語の尺を稼ぐために多用したとも言われている。
    • そのため、「ニコルはいつになったら成仏できるのか?」とファンの間で話題になった。なお、熱心なファンがカウントした結果、TV放送版では『SEED』と『SEED DESTINY』の合計で28回もニコルは回想シーン内で死んでいるらしい
      • また、2016年放送の『機動戦士ガンダムUC RE:0096』の前期エンディングではロニの死亡シーンがほぼ毎回流されており、ニコルの一件を思い出した視聴者もいたとか…。
  • ブリッツガンダムのHGプラモデルが発売されたのはよりにもよってニコル死亡回の放映日だったため、多くのガンプラユーザーが唖然としたという。
  • HDリマスター版ではニコルの死に方が少し変わった。旧バージョンでは、ソードストライクのシュベルトゲベールによる胴抜きを食らう、である。一方、新バージョンでは、突然姿を現したブリッツに慌てて引かれたソードストライクのシュベルトゲベール(しかも接触の寸前までブリッツに対しては「峰」が向いていた)に勢い余ってコクピットから突っ込んだようになってしまっている。
    • 作画監督である重田氏のインタビューでは、旧バージョンのソードストライクの動作は「直前のカットで右肩に担いでいたシュベルトゲベールを、わざわざ頭の上を通して左手側に移動させてから思い切り振りかぶっている」という不自然な動作であり、あの時のキラに明確な殺意があったわけではない、という解釈からもずれていた事から修正する事になったが、元々シュベルトゲベールを左手側に移動させていたのは、カメラアングル的に見やすくするためであり、修正するのが難しかった、と語られている。

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 実際、『SEED』劇中において、ニコルは趣味兼特技であるピアノ演奏をアスラン達の前で披露している。
  2. 余談だが、ユーリ・アマルフィが開発したNJCを搭載したフリーダムは、皮肉にもキラ・ヤマトによって奪取されている。

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