ネオ・ロアノーク
ネオ・ロアノーク | |
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外国語表記 | Neo Roanoke |
登場作品 | |
声優 | 子安武人 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | ムウ・ラ・フラガ |
種族 | 地球人(ナチュラル) |
性別 | 男 |
生年月日 | C.E.43年11月29日 |
星座 | 射手座 |
年齢 | 31歳 |
身長 | 183 cm |
体重 | 77 kg |
血液型 | O型 |
所属組織 | 地球連合軍 |
所属部隊 | ファントムペイン |
役職 | 指揮官 |
軍階級 | 大佐 |
ネオ・ロアノークは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場人物。
概要
仮面を着用している地球連合軍特殊部隊「ファントムペイン」の指揮官。
ロード・ジブリール直属の部隊で、スティング、アウル、ステラの3人のエクステンデッドを部下に持つ。
ザフトの最新型モビルスーツ「セカンドステージシリーズ」を奪取し、追撃を受けながらも持ち前の指揮能力で相手を出し抜き、上層部からの命令は遵守する優秀な軍人。その一方、陽気な面や部下思いな面、エクステンデッドへの罪悪感も見られる。
パーソナルカラーは赤紫で、搭乗機は宇宙ではエグザス、地上ではウィンダムを駆り、ナチュラルながら(SEEDを持つ)コーディネイターであるシンやアスランと互角以上に渡り合った。
脱走したステラをシンから託された際、彼女を戦いから遠ざけるよう約束するも彼の権限ではそれもままならず、やむを得ずベルリンではデストロイガンダムに乗るステラの護衛に付く。 なお、この出撃の前に廊下でスウェン・カル・バヤン、シャムス・コーザらとすれ違っている。
ネオの正体
ベルリンにおけるキラとの戦闘で機体を撃墜され外へ投げ出されたネオは気絶して、アークエンジェル(以下、「AA」と表記)に収容される。AAクルーが見たネオ・ロアノークの姿は、かつてAAを守って死亡したと思われたムウ・ラ・フラガであった。ムウはストライクガンダムの爆散時に瀕死の重傷を負いながらも地球連合軍に救出され、ジブリールによって偽の記憶を植えつけられ、「ネオ・ロアノーク」として生きていたのだった[1]。
初めはムウとしての記憶の戻らないネオだったが、収容後に行われた身体検査の結果、AAに残されていたムウの身体記録と完全に一致した事や、AAで過ごす内に失った記憶の一部が徐々にフラッシュバックし始めた事で、自身の「過去」が偽りだった事を知る。暫くはAAで拘束されたまま過ごすが、ザフトのオーブ侵攻の際に解放されスカイグラスパーでAAの援護に回り、戦闘後にAAと共に戦うことを誓った。その後カガリ・ユラ・アスハからアカツキを託された。最終局面でミネルバの陽電子砲をその身で受け止めた際にネオがフラッシュバックを起こし、ムウとしての記憶を取り戻した。そして、アカツキでザフトを正面突破し、レクイエムを破壊。勝利に貢献した。その後は愛するマリュー・ラミアスとの感動の再会をし、戦後は共にオーブで過ごした。
キャラクターの総評
ネオ・ロアノークは(記憶を失っていた間の行動とはいえ)ステラの死等、様々な悲劇の一因を生み出した人物でもある。しかし、アークエンジェル隊ではその事に関して言及していない。一方、『Z』や『L』では、その事に関してかなりフォローがされている。
なお、ネオが着用する仮面は(ネオ役の声優である子安武人氏が演じた)ゼクス・マーキスが被っている頭部と目元を隠すヘルメットのようなもの。これは視聴者へのミスリードを誘う為の物[2]であり、劇中において仮面を被っていた理由は一切語られていない。しかし、公式外伝『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』ではアッシュ・グレイがネオと同じようなデザインの仮面を着用していた事から、あるいは記憶を消すような効果が有るのかもしれない。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 敵としては主に専用ウィンダムで、セツコ編で何度も交戦する。ようやく味方になったと思いきや、能力値がキラ達に負けている。さらに乗機のアカツキの攻撃力も負けている。さらに終盤近い参戦なので、能力値を上げる期間もない……と悪いことだらけである。小隊員として大人しくしたほうがいいが、強くしたいのならブロッキングを取得して、技量値を上げることを勧める。なお上述のように本作はスパロボ補正があるので、原作再現編でもifルートステラ生存状態でも、参入時にはネオとしての行動を悔いている真情を吐露する会話を見ることが出来る。ちなみに声バグ被害者の代表格でもある。
- スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
- ユルゲンスと共に013特命部隊の指揮を執る。専用台詞の設定が完全にムウと切り分けられてはいないようで、バトルシアターでキラに援護させると「ムウさん」と呼ばれる…。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 既にムウに戻っており、第2次Zでは本人が直接登場することは無いが、とある場面でシンの口から名前が出てくる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 地球防衛部隊の一員として顔見せ程度に登場する。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 仮面を被った状態での出番は非常に少なく、ベルリンルートのみしか交戦する機会がない。
- スーパーロボット大戦L
- 原作通りベルリン戦でアークエンジェルに回収されるが、記憶を取り戻す描写が異なり、カガリがアカツキでオーブをデストロイの攻撃から守ろうとしている姿を見て思い出している。記憶を取り戻した後はファントムペイン時代の事に関して「生きて償う」と発言している。敵として戦う機会は一度しかないが、ネオが見切りとガードを取得している上に専用ウィンダムの地形適応が空Sなので油断は禁物である。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 初登場作品。ほぼ原作通りの活躍。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- Z
- 底力L9、援護攻撃L3、カウンターL7、指揮官L3
- K
- 斬り払い、撃ち落とし、シールド防御、底力L7、指揮L4、援護攻撃L2、援護防御L2、アタックコンボL2
- L
- 斬り払い、撃ち落とし、シールド防御、見切り、ガード、指揮L4、底力L7、援護攻撃L3、援護防御L3、アタックコンボL3
小隊長能力(隊長効果)
- 命中率+10%、回避率+20%
- 『Z』で採用。
人間関係
- ロード・ジブリール
- 彼の直接の上司。彼の命令には逆らえなかった。
- スティング・オークレー、アウル・ニーダ、ステラ・ルーシェ
- 直属の部下たち。彼らから慕われており、ネオも彼らを可愛がっているが、彼らの記憶を不本意ながらも操作し、道具として扱い続けていることに罪悪感を抱く。後に自分も記憶操作された人間だったという皮肉な事実を後に知る。SC2やKでは、ネオ自身の手でスティングを討つ事もできる。
- マリュー・ラミアス
- ムウと感動の再会をするが、彼は「ネオ」と思い込んでいたため、悲しんでいた。
- シン・アスカ
- 結果的に彼との約束を破ってしまう。後に彼にその事を責められるが、Zでは展開によっては完全に和解する。逆にLではシンが取る行動が大きく異なるため、実際に出会うのがムウに戻ってからと因縁が全くない。
- レイ・ザ・バレル
- ネオ曰く「白い坊主君」。序盤、戦闘中にお互いの存在を感知しあう描写があったが、二人の関係は結局それっきりであった。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- パプテマス・シロッコ
- 『Z』では上司。
- ブラン・ブルターク
- 『Z』では頼れる部下。
- フォウ・ムラサメ、ロザミア・バダム
- 『Z』では部下。
- ジェリド・メサ
- 『ZSPD』では一時的な部下。彼に悩みを打ち明けられ、相談に乗る場面もある。
- ギム・ギンガナム、
- 『Z』の中断メッセージでアスハム共々共演するが、彼らの暴走振りに呆れ果てる。
- トロワ・バートン
- 『L』では序盤はネオの指揮下に入っているが、彼がスパイであることにはネオも気付けなかった模様。
リアル系
- ビショット・ハッタ
- 『SC2』ではジブリールと手を組んだ彼と共にヨーロッパを攻撃するが、ネオ自身は内心ではジブリール共々彼の人間性も軽蔑していた。
- シャイアたちグローマの面々
- 『Z』では序盤に謎の機動兵器に襲撃される彼女たちを救援する。
- アスハム・ブーン
- 『ZSPD』では一時的な同僚。
- ユルゲンス
- 『ZSPD』では彼と共に013特命部隊の指揮を執る。
- アネモネ
- 『ZSPD』では自身の仮面について正直に答えた事で、気に入られる。
名台詞
- 「よーし、行こう。…慎ましくな」
- 「さーて、ようやくちょっとは面白くなるぞ、諸君」
- ガーティ・ルー級特殊戦闘艦の艦橋でアーモリー・ワン襲撃直前の台詞。ネオの初台詞であり、この時点で多くの視聴者にムウ・ラ・フラガを連想させた。
- 「見つけたぜ?子猫ちゃん」
- インド洋を航行するミネルバを地球軍スペングラー級強襲揚陸艦「J・P・ジョーンズ」で捕捉した際の台詞。ムウと同一人物臭を感じる台詞。
- 「ああ、ステラもこれでまた、戦わないとな。でないと怖いものが来て、私達を殺す」
- ステラに怖いものを殺せば、ステラも心から解放されると言った。
- 「ま、いっか」
- スティングが命令を無視して突っ込んでいった際の台詞。細かい戦闘に関しては部下の裁量に任せるという放任主義者であった。スティングも束縛する事が無い指揮官だからこそ、ネオを気に入っていると小説版で描写されている。
- 「ちっ、あいつら…!」
- ベルリンにて現れたアークエンジェルを見るにつけ。艦名などではなく、「そこに乗艦している者達」を意識した発言をしている辺り、封じられた記憶が微かにでも蘇ってきたのかもしれない。
- 「やれやれ…いつ少佐になったんだ、俺は? 大佐だって言ったろうに…捕虜だからって、勝手に降格するなよ」
「なんだよ、一目惚れでもしたかい?」 - ベルリンでの戦闘で撃墜後アークエンジェルに回収され、医務室のベッドの上で目を覚まして。軽い発言で根は変わってないところを見せると、マリューは涙した。
- 「しっかし、この艦は一体何をしているんだ?この間は俺たちと戦って…、今度は、ザフトが敵かよ?」
- その後アークエンジェルの医務室でキラたちと会話をしている際、入室してきたマリューを見ながらの言葉。それまでは自分を捕虜にしたキラがインパルスにやられたことをからかったり、インパルスのパイロットに会ったことがあることなどを話したネオだが、自分に対して複雑な視線を向けるマリューに対しては戸惑いがちな口調になった。
- 「なんでお前までそう呼ぶの?俺はネオ・ロアノーク、た・い・さ!」
- アスランにムウと言われるとネオとして反論。その直後までアスランはムウが前大戦で戦死したはずであることは忘れていたらしく、珍しくびっくりしている(当然の反応だが)。
- 「アンタが苦しいのは分かってるつもりだ、でも、俺も苦しい…」
- マリューを気遣い、アークエンジェルで彼女を守るため戦うことを決意した。
- 「アークエンジェルはやらせん!!……っ!マリュー……!俺は……!」
- ミネルバのタンホイザーをアカツキで真っ向から受け止めて。その瞬間、いつかの記憶が再来し…
- 「大丈夫だ!もう、俺は、どこにも行かない!」
- 上記より。その後「終わらせて帰ろう、マリュー」といい、ムウとしての記憶が戻った。
- 「えらい数だな、こりゃあ…が、数だけいたってねえ!」
- アカツキを駆り、複数のザフト機をあっさり撃墜するムウ。完全復活して生き生きとしている。
THE EDGE
- 「ま どっちにしても今回のことは自業自得だぜ?戦闘をやめろとかって・・・出てきては引っかき回して あんなことをしても双方に恨まれるだけだ」
「いくら前大戦の英雄さん達だっていっても ドンパチやってりゃただの敵だからな」 - 負傷したキラとその場に居合わせたマリューに向けていった言葉。確かに客観的に観ればこの言葉の通りだがエンジェルダウン作戦の実行命令を下したデュランダルの真意は厄介な秘密を知っているアークエンジェル隊の口封じであり、この言葉の内容を大義名分にしているだけである(当然、連合軍人であるネオはこの時点ではそうした事情は知らないが)。
迷台詞
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- 「因果なもんだ…。記憶のない俺が、記憶を欲しがる少女を指揮するとは」
- 『Z』セツコ編第26話「ホンコン・シティ」より。フォウのサイコガンダムを見ての独白。この台詞は先述した原作とは矛盾しているが、後述するアナザーサイドでのモノローグのように、Zの世界のネオは既に自分の記憶や素性に疑念を持っている節がある。
- 「わかった…。罪を償うというわけではないが、俺も自分の出来る事をするつもりだ」
- 『Z』第51話ミネルバ一時残留ルート「決別」より。ステラ死亡時にシンと対面した際、彼にステラの死の原因はネオ(=ムウ)にあることを責められ、「一生許さないし、恨みを背負ったまま生きてもらう」と言われた際に返した台詞。
- 「お、俺はムウ・ラ・フラガ一佐だ…! よろしくな」
- 同上。ステラ仲間フラグを立てた状態でシンと対面した際の台詞。因みにこの時点ではムウとしての記憶は戻っていないのでその場にいたキラに驚かれている。必死で誤魔化そうとするあたり、上記のステラが死んだ場合や原作ルートのときと比べると少ししまらない。
- 「それは謝る! 土下座でも何でもする! 殴りたいなら、殴ってもいい! でも、ちょっと待て!」
- 上記の挨拶を終えた直後、約束を破ったことに怒るシンに責められた時の台詞。情けないことこの上ない。この後ステラがやって来て事なきを得るものの、シンは『第2次Z再世篇』の時点でもネオが約束を破った事について根に持っている事が伺える発言をしている。
- (上層部の期待ね…。こんなアクの強い面子を集めて、簡単に言ってくれるよ)
- 『ZSPD』アナザーサイドレコード第1話「発令」において013特命部隊の初期面子が集合した際のモノローグ。
- 「さて…隊長をやる以上、それなりの腕は見せなきゃ話にならんな…! 名前負けと言われん程度にはやってみせるさ!」
- 同上。初戦闘時の戦闘前会話。アクの強い連中ばかりが集う013特命部隊の「指揮官」としての力量を示すべく、最前線へと果敢に斬り込む。
- 「意味を求める事は無意味か…。確かにそうかもな…冷静に考えれば、こんな状況で連邦だ、プラントだ、チラムだといがみ合ってる場合じゃあない…それでも人間は戦いをやめない…。どこかでおかしいと思いながらも命令に従うしかない俺も含めて…思考の停止…。それは生きる事の放棄みたいなもんだな…」
- 『ZSPD』アナザーサイドレコード第4話「発令」に於けるモノローグ。実はこの台詞、直前に会話していたシュランにそっくりそのままあてはまる。
携帯機シリーズ
- 「あのジブリールって奴、実は俺も嫌いでね。少しおせっかいさせてもらうぜ!」
- 『L』第27話「戦うべき敵」より。オーブ戦で出撃した際の台詞。原作ではミネルバだった件がジブリールになっている。
- 「…!?」
(こ、この光景…前にも…どこかで…!)
(!? そうだ! 俺は…俺は!) - 同上。カガリのアカツキがデストロイの攻撃からオーブを守るのを見て。
搭乗機体
脚注
資料リンク
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