トーラス

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トーラス
外国語表記 Taurus
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 石垣純哉
分類 宇宙用可変モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号
OZ所属機
OZ-12MS
サンクキングダム所属機
SK-12SMS
ホワイトファング所属機
WF-12SMS
モビルドール仕様機
OZ-01MD
全高 16.8m
重量 7.9t
装甲材質 チタニュウム合金
アビリティレベル
ファイティングアビリティ
レベル100
ウェポンアビリティ
レベル110
スピードアビリティ
レベル125
パワーアビリティ
レベル110
アーマードアビリティ
レベル110
開発者 ツバロフ
所属 OZ
ホワイトファング
サンクキングダム
主なパイロット ルクレツィア・ノイン
ヒルデ・シュバイカー
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概要

OZが開発した量産型可変モビルスーツ

宇宙進出を目論むOZによって開発され、レイク・ビクトリア基地で初期生産された。しかし、張五飛の標的にされて一部のトーラスが輸送中に撃破された。その後シベリア基地に移送されて、自律起動システムモビルドールシステムが搭載された。

宇宙に進出したOZの主力モビルスーツとして、地球圏統一連合の宇宙用リーオーを圧倒、OZ躍進の先駆けになった。その後宇宙でも量産されて、主力モビルドールとして運用された。宇宙戦用に開発された機体だが、大気圏内でも運用可能。射撃武装は変形時、機体の上下に設置する。

なお、キノコのような形をした専用の輸送機(トーラスクルーザー)があり、TV版でヒルデリーブラからの脱出時に使用した他、Endless Waltzではヒイロデュオの搭乗艦として活躍した。

武装や火力の面では従来のMSとそう変わらなかった事もあり、その後ビルゴタイプが量産されてからは徐々に戦場から姿を消すことになる(登場してもいわゆる雑魚無人機としての扱いが多くなる)が、機動力に関してはビルゴを上回っており、パイロット次第ではビルゴのプラネイトディフェンサーの突破も可能。

また、ガンダムのパイロットの中ではカトル・ラバーバ・ウィナーと記憶喪失のトロワ・バートンサンクキングダム仕様のトーラスに搭乗している。特に後者はトーラスの機動性を最大に生かした回避機動とヘビーアームズばりのビーム火器弾幕で、同型機のMDトーラス部隊を次々と撃墜している。さらにガンダムパイロットではないが、ルクレツィア・ノインに至っては250機ものサーペント部隊をゼクス・マーキストールギスIIIとのコンビで不殺を貫いた上で全て撃破している。このように量産型でもパイロット次第で戦えるということを見せ付けた機体でもある。

リーオーほどではないが、複数の勢力で用いられており、型式番号が複数存在する。

機体のカラーはOZ所属が黒、ホワイトファング所属が赤茶色、サンクキングダム所属が白になっている。 武装は変わらないがサンクキングダム所属機のみビームサーベルを装備している。

登場作品と操縦者

ライフルとキャノンを同時にマウントすることが可能だが、基本はこの2つのうちどちらか一方のみ武器として装備されることが多い。

TV版では敵機として登場する事が多いが、EWで登場する場合はノインの機体として自軍機として登場することが多い。当初、自軍に加わるガンダムW系MSでは最も能力が劣り取り柄がなかったが、『α外伝』と『A』では仕様の追い風を大いに受け、改造次第ではW系トップとなる。近年では補給装置修理装置を装備している点で有用となった。赤いホワイトファング仕様は現時点で未登場。

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F完結編
OZ仕様の黒とサンクキングダム仕様の白の2種類登場。レディ及び連邦兵が黒、ノイン及びエゥーゴ兵が白に搭乗。いずれもNPCなので操作できない。レディ機のみHPの高い特別仕様だが、武装はどの機体もビームキャノンのみと貧弱。
機動力の高い機体という設定にも拘わらず、本作では移動力がたったの5。しかも飛行形態でも変わらない
攻略本のユニット紹介では黒と白及びそれぞれの飛行形態で4キャラ分占有していたが、その全てにおいて「邪魔」「役立たず」「(戦闘や撃墜により敵の気力が上がるため)いない方がマシ」などボロクソに評された……が、だいたい合ってる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
敵としてノインの他、OZ所属の連邦兵エリート兵が乗ってくる。後にノインと共に1機入手できるが「ややできる量産機」程度の性能なので活躍させるのは厳しい。
スーパーロボット大戦α外伝
ノインの乗る1機が加入する。改造費が安いためにフル改造が割と容易で、そこまで資金を注げば射程5・P属性・弾数20・威力4000オーバーのビームカノンが出来あがるため強力。パーツスロット4で飛行でき、武器改造で化けるユニットとしてガンブラスターと並んで使い出がある。初期搭乗者のノインは援護回数の多さなどの面で使い勝手がよく、乗り換えで能力の高いヒイロやゼクスを乗せても活躍できる。敵機として登場するOZ仕様は現代のみならず未来編でも何度か登場する為、リーオーサーペントよりも存在感はあるが、性能的には雑魚で苦戦しないだろう。ビームカノンのP属性も取り除かれている。
第2次スーパーロボット大戦α
ガンダムW勢は全員乗り換え可。初期搭乗者はノイン。ただし、今回は原作同様ガンダムを放棄しているのでヒイロ達も序盤はこれに乗る事になる。通常はノイン機しか残らないが、アラドルートのみ最大3機使用可能。小隊制の為に単体攻撃のビームランチャーだけでは戦闘には向かない。MA形態になる事で空が飛べる為、小隊員機としての汎用性は高い。後にウイングガンダムアーリータイプが手に入ると倉庫番になってしまう可能性が高いが、飛行可能でPLA兵器がウイング系のガンダムタイプと比べて優秀なので、小隊員機としては出番があるかもしれない。
第3次スーパーロボット大戦α
ガンダムW勢は全員乗り換え可。初期搭乗者はノインとヒルデ。『第2次α』同様小隊員として組み入れたい時に。
また、サブシナリオでAIを搭載した敵機が機界原種の手先として登場する。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
作品展開が中盤前なので、モビルドールでなく一般兵搭乗として第48話で大量に登場する。ただ、GN-Xに比べると耐久力は低い。なお、本作では変形機構は再現されておらず、戦闘アニメでのみMS形態を見ることができる。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
本作でモビルドールと一般兵搭乗などのバリエーションとして登場する。また、シンカミーユルナマリアファの4人が、OZに所属していた時に自分達のガンダムが封印されている為に搭乗していた模様。ヒルデ機とノイン機が入手できる。最初は修理装置持ちの黒のヒルデ機が手に入るが、補給装置持ちの白いノイン機が参入した途端にヒルデ機も白になる。名前や性能が全く同じなため非常にまぎらわしい。何故か運動性が5上がる他、ビームサーベルが追加される。なお、戦闘アニメ以外ではMA形態ではあるものの、適応もあるので無理に飛ばさなくてもいい。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
今回は比較的多くの機体から変形が削除された中、逆にMS形態が追加された。また、ノイン機が修理装置持ち、ヒルデ機が補給装置持ちになっている。今回も陸適応があるがBなので陸に降ろす際には注意。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
序盤の蒼の地球ルートで参入する。基本的には『時獄篇』と同様だが、他に優秀なユニットが早く加入する今作ではサブとしても出番は少ないかもしれない。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン3にてトールギスIIIと共に窮地に追い込まれるシーンで登場し自軍に加わる。しかし、ガンダムW系の機体としては機体性能で最も劣り、パイロットもニュータイプでないので強くはなく、またこの頃は修理装置も補給装置もない為、使用される事は殆どないだろう。
スーパーロボット大戦COMPACT3

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦AA PORTABLE
ノイン専用機。おそらく歴代トーラスで一番強い。パーツスロットが4つあるため、1周目からV-UPユニットの恩恵を受けやすく、ある程度の資金で強化が出来る。また序盤から居るため、普通に戦闘している場合、ノインの射撃値及び信頼値が加入の遅い他のW勢を軽く上回る。さらにP属性で射程1~5、弾数20のビームカノンが使いやすく(まだこの頃のビームライフルは基本的にP属性でない)、特に対ディストーションフィールドで効果を発揮する。
スーパーロボット大戦R
ノイン専用機。機体自体は『A』とほぼ同等だが、戦闘による格闘射撃値の上昇無し、V-UPユニット無し、ディストーションフィールド弱体化、P属性武器増加で相対的に弱くなった。
スーパーロボット大戦D
黒いトーラスと白いトーラス(S・K仕様)の2機。ガンダムW勢は全員乗り換え可。初期搭乗者はノイン(白)とヒルデ(黒)。黒に修理装置、白に補給装置が搭載されている。今回はヴァイエイトメリクリウスを手に入れるための入手条件を満たすにはトーラスで撃墜数を稼がなければならないので、若干戦闘の機会はあるが、それ以外では殆ど修理補給にしか使われないだろう。
イベント等ではNPCが乗り込み、真ドラゴン (第2形態)の餌食になったり、アドラステアに押し潰されたりとやられメカの扱いを受ける。
スーパーロボット大戦W
ノイン専用機。修理装置がついている。黒いトーラスも様々な勢力で運用されているが、ノイン機と露骨に演出が違う(ノイン機の方が派手)。
スーパーロボット大戦L
ノイン専用機の白色カラー(修理装置&EN強化)とヒルデ専用機の黒色カラー(補給装置&防御強化)が味方で使える。どちらもサブ向きの調整がされており、例によって演出は露骨に違う。黒色の方はバリアまで積んでいるため、色と作品繋がりでビルゴを連想したプレイヤーも多い。
この他、敵機としてはサトー達の一派が使用するMD仕様と擬態獣に乗っ取られたトーラスが登場することもある。

単独作品

スーパーロボット大戦リンクバトラー
コスト1の機体としては破格の高性能だが、武装はビームカノンのみで、1ターン行動不能になるため、扱いにくい。HPの高さを生かして開幕自爆がもっとも有効な運用法か。
スーパーロボット大戦64
原作どおりOZとホワイトファングのモビルドールとして登場。ノインかヒルデが加入する際にサンクキングダムの白いトーラスを入手可能。機体性能は高いとは言えないが、高い改造上限を活かして性能を底上げし、パートナー補正(ヒルデならデュオ、ノインならゼクス)で攻撃力を高めれば前線で活躍することも可能。1機しか入手できず、ノインかヒルデのうち後に加入した方はパイロットしか登録されない。ノインもヒルデもトーラスにしか乗れないので取り合いになること必至。独立軍ルートだとノインがトーラスで強制出撃するステージで、ヒルデもトーラスで出撃できるので、クリア後にトーラスが2機になる。多分バグ。あいにく独立軍ルートではゼクスが仲間にならない。
スーパーロボット大戦X
ヒルデが登場しないのでノイン機のみの登場。

関連作品

スーパーヒーロー作戦
黒い機体のみが敵として登場し、白い機体は基地内のオブジェクト扱いとなっている。ネオ・バディム所属で、DG細胞に侵された機体も登場する。また、ある人物もオープニングムービーで白いトーラスに搭乗している。

装備・機能

武装・必殺武器

射撃兵装

MA形態でも使用可能。

ビームライフル
本機専用の固有デザインのビームライフル。『旧シリーズ』等で装備されていたが、近年の作品では装備されていない。
ビームキャノン/ビームカノン/ビームランチャー
高出力ビーム砲。トーラス専用なので「トーラスカノン」呼称・表記される事もある。ガンダニュウム合金をも破壊する威力がある。
レーザーガン
特別に装備した高出力レーザー砲。宇宙要塞バルジ所属のトーラス部隊がビルゴプラネイトディフェンサーへの対抗策として装備。想定通りにディフェンサーのバリアを貫通、ガンダニュウム合金製の装甲をもあっさりと焼き切るほどの威力を発揮したが、調整不足のため数発撃つだけでオーバーヒートや誘爆を引き起こす。P.D.がビーム兵器しか防がない「D」ではこの再現のためか、ビーム兵器扱いではなくなっている。
ちなみに、デザインは『0080』や『0083』でジム・コマンド等の機体に装備された90mmマシンガンの流用である。

格闘兵装

MS形態でのみ使用可能。

ビームサーベル
設定上はサンクキングダム仕様の白いトーラスのみが持つが、近接武器がないと苦しいためかしばしば所持していることがある。トールギスのものとほぼ同等。カトルガンダムサンドロックの戦法に似た二刀流を一回だけ披露した。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。ビームサーベルを装備している作品のみ。
銃装備
撃ち落としを発動。
変形
MS形態⇔MA形態へと変形可能。
修理装置
味方参入するトーラスにはこれか補給装置のどちらかがついていることが多い。
小隊制の作品等ではHP回復と同じ効果も持つ。
補給装置
小隊制の作品等ではEN回復と同じ効果も持つ。

移動タイプ

MS形態

MA形態

第2次Z』・『第3次Z』では陸適応も持っている。

サイズ

M

カスタムボーナス

特殊能力『修理』装備
A PORTABLE』。
装甲値+200、運動性+20、照準値+20
第2次Z再世篇』。
運動性+15、「ビームライフル」が移動後、使用可能になる
第3次Z』。MA形態では移動後攻撃が可能なので、MS形態が強化される形になっている。

機体ボーナス

ノイン機
無改造:経験値+10% CT補正+10 照準値+5 EN+50
ハーフ改造:経験値+20% CT補正+20 照準値+15 EN+100
フル改造:経験値+30% CT補正+30 照準値+25 EN+150
L
ヒルデ機
無改造:資金+10% 装甲値+100 バリア1000 HP+500
ハーフ改造:資金+20% 装甲値+150 バリア1500 HP+1000
フル改造:資金+30% 装甲値+200 バリア2000 HP+1500
L

機体BGM

「JUST COMMUNICATION」
TV版前期オープニングテーマ。
「RHYTHM EMOTION」
TV版後期オープニングテーマ。
「WHITE REFLECTION」
『Endless Waltz』OVA版テーマ。
「LAST IMPRESSION」
『Endless Waltz』劇場版テーマ。

関連機体

メリクリウスヴァイエイト
これらの機体の開発のベースとなった。

資料リンク