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: …というか、冒頭の[[アクシズ]]に始まり、'''ブーメランを投げつける[[アヘッド]]'''や'''なぜか生きている[[アレハンドロ・コーナー]]'''、[[トランザム]]の表現など、'''突っ込みどころ満載'''であるため、こう言いたくなるのも無理はなく、ある意味視聴者の代弁とも言える台詞である。 | : …というか、冒頭の[[アクシズ]]に始まり、'''ブーメランを投げつける[[アヘッド]]'''や'''なぜか生きている[[アレハンドロ・コーナー]]'''、[[トランザム]]の表現など、'''突っ込みどころ満載'''であるため、こう言いたくなるのも無理はなく、ある意味視聴者の代弁とも言える台詞である。 | ||
:他にも[https://twitter.com/veda2314 劇場版公式ツィッター「量子型演算処理システム ヴェーダ」]に'''「監督と脚本、廃業すればいい」'''とも書き込んでいた。 | :他にも[https://twitter.com/veda2314 劇場版公式ツィッター「量子型演算処理システム ヴェーダ」]に'''「監督と脚本、廃業すればいい」'''とも書き込んでいた。 | ||
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:…だが、ヨウタが後にこの言葉を回想したのは(沙慈と刹那たちの関係を知らないとはいえ)[[ガンダムマイスター]]の[[アレルヤ・ハプティズム|性]][[ソーマ・ピーリス|別]]が違うという割としょうもない事だった。 | :…だが、ヨウタが後にこの言葉を回想したのは(沙慈と刹那たちの関係を知らないとはいえ)[[ガンダムマイスター]]の[[アレルヤ・ハプティズム|性]][[ソーマ・ピーリス|別]]が違うという割としょうもない事だった。 | ||
;「与えられたと思った役割を否定される…。それがどんな気持ちなのか、僕には分からない」<br/>「でも、それなら変わればいい」<br/>「自分がやりたいと思う事を果たせるよう、どれだけみっともなかったとしても」<br/>「[[刹那・F・セイエイ|彼]]がそうだったみたいに…」 | ;「与えられたと思った役割を否定される…。それがどんな気持ちなのか、僕には分からない」<br/>「でも、それなら変わればいい」<br/>「自分がやりたいと思う事を果たせるよう、どれだけみっともなかったとしても」<br/>「[[刹那・F・セイエイ|彼]]がそうだったみたいに…」 |
2016年6月8日 (水) 14:07時点における版
沙慈・クロスロード(Saji Crossroad)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 機動戦士ガンダム00
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
- 機動戦士ガンダム00I 2314(SRW未参戦)
- 声優:入野自由
- 種族:地球人(日系人)
- 性別:男
- 年齢:17歳(1st)⇒21歳(2nd)⇒23歳(劇場版)
- 所属:学生(1st)→民間人(1stエピローグ・2nd第1話)⇒ソレスタルビーイング(2nd)→民間人(2ndエピローグ・劇場版)
- キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
『機動戦士ガンダム00』のもう一人の主人公。
『1st』では終始一般人の立ち位置を出ないために今一つ活躍が無かったが、『2nd』では最終的に主人公機のサブパイロットになるだけでなく、ガンダムでの三大死亡フラグである「黒いガンダムタイプに乗る」「巨大MAに乗る」「強化人間化」を全てへし折って恋人の救出に成功した稀有なキャラであり、恋人であるルイス役の斎藤千和女史からも絶賛を受けている。なお、『2nd』でオーライザーに搭乗する経緯は歴代作品の「元々は民間人の主人公が偶然MSに乗り込む」というパターンを踏襲したもので、パイロットスーツもそれを意識したのか白を基調としたものである。
1stシーズン
経済特区日本に住む少年で、「宇宙で働きたい」という夢を抱えながら姉の絹江・クロスロードや恋人であるルイス・ハレヴィと共にごく普通の生活を送っていた。作品の主人公である刹那・F・セイエイとは彼の潜伏先における隣近所の関係にあり、自分の部屋に招くなどそれなりの付き合いをしている。
序盤ではソレスタルビーイングについては気になりつつも「遠い世界の出来事」と認識しており、日常の生活の方を優先していた。しかし中盤、ソレスタルビーイングを追っていた姉が殺害された(実行犯はアリー・アル・サーシェス)だけでなく、恋人のルイスはチームトリニティの襲撃によって両親と左手首を失い、彼の日常は急変してしまう。終盤はルイスと「宇宙で再会する」という約束を交わし、『1st』エピローグでは宇宙技師の資格習得のための勉強に打ち込んでいた。
『1st』から『2nd』の間に宇宙技師となり、ルイスとの約束を果たすためコロニー公社で働いていた。が、親の復讐のためアロウズに入隊したルイスとは音信不通となってしまう。さらにカタロンの構成員でもある同僚が強制連行される場面に出くわしたせいで自身もカタロン構成員と疑われ、アロウズに連行されて資源衛星での強制労働を強いられることに。
2ndシーズン
開始直後、アロウズが投入した無人兵器に殺されかけた所を助けられる形で刹那と再会を果たす。しかし、直後に彼がソレスタルビーイングのガンダムマイスターである事を知り、怒りをぶつけている。その後はやむなくトレミーチームと同行する事となり、赤ハロからの情報でルイスの巻き込まれた事件の真相を知ったり、宇宙技師としてプトレマイオス2の整備等に借り出されたりした。
その後一旦はカタロンの基地に保護されるが、元の生活に戻りたい一心で勝手に逃げだし逆に連邦軍に捕まってしまう。この軽はずみな行動のために基地の場所がアロウズに特定されて襲撃を受け、多数の死傷者が出るという悲惨な結果を招くこととなった(ちなみに、スペシャルエディション版では沙慈はカタロン基地に保護されない。そのため、沙慈脱走がきっかけで起きた事件自体がカットされている)。その後は再びトレミーチームと行動を共にするが、自らの贖罪のためか「何か自分にできることをしたい」と積極的にイアン達の手伝いをするようになり、それに従ってソレスタルビーイングのメンバーとの交流も増えていった。
中盤、負傷したイアンの代わりにオーライザーを刹那に届けるが、その戦闘でルイスと思わぬ形で再会することになる。この事で一度はトレミーを飛び出そうとするが、過去の過ちを思い出したために未遂に終わった。その後はルイスを救うため「ルイスに呼びかけ続ける」という戦いをするを決心し、オーライザーのパイロットとして索敵やツインドライヴシステムの制御などを担当するようになる(沙慈の操縦技術はゼロのため、オーライザーの機体制御は赤ハロが担当)。
最終決戦では紆余曲折の末、ルイスの救出と和解に成功する。最終決戦後はソレスタルビーイングを離れ、療養中の恋人・ルイスを傍で見守っていくこととなった。
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
劇場版では、軌道エレベーターの保守作業員として働く民間人として生活しているが、かつてソレスタルビーイングと関わっていたためか連邦政府の監視が付けられている事が明かされている。
登場作品と役柄
原作では1stシーズンと劇場版においては完全な一般人ポジションであり、なおかつ戦いに直接関わるのが2ndシーズンのみなので自軍に参加する作品は少なめ。ただしNPCであっても他作品キャラクターとの絡みや会話面での出番はそれなりに多いので影が薄いということはあまりない。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。1stシーズンの設定で登場。ルイスと共に『コードギアス』に登場するアッシュフォード学園の生徒会メンバーとなっている。「日本人(イレヴン)の血が混じっているが故に、周囲から避けられることもあった」事が語られている。
- なお本作では原作と異なり、ルイスが負傷した際に刹那もその場で攻撃に巻き込まれており、沙慈もその事を知っている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 『2nd』の設定で参戦。破界編終了後、アッシュフォード学園を退学して宇宙技師になっていたという、原作では真面目に勉学を重ねて技師になった事を考えると(コードギアスのシナリオ上仕方ないとはいえ)中々ぶっとんだ経緯を迎えている。
- 上記の通り、トリニティの襲撃の際に刹那も巻き込まれ沙慈もその事を知っているのと、カレンをはじめとしたZEXISの仲間がいるためか原作よりも早くトレミーチームへの誤解が解けており、刹那との関係も早期に改善されている。
- 刹那との絡みや彼へお礼を言う場面も多く、原作よりも「相棒」としての側面が強くなっている。そういった事情からか、原作での軽率な行動によるカタロンメンバー虐殺事件も再現されなかった(そもそもプトレマイオス2から離れる展開が無い)。中盤からはダブルオーライザーのサブパイロットとして参戦。姉の仇であるサーシェスとの交戦機会もあるが、因縁自体を知らないためか特殊戦闘台詞等は用意されていない。
- 顔グラフィック数が少ないためか、明るい会話イベントでもよく深刻そうな表情になる。故に、その事をプレイヤーからネタにされることが少なくないようだ。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 劇場版設定で登場。今回も最序盤から登場するなどでそこそこ目立つ他、アッシュフォード学園へ復学したあと、より専門的な事を学ぶためにアナハイム工業専門学校へと転校した事が語られた。
- 転校によりバナージやタクヤ、ミコットらと友人となっており、友達いない疑惑は晴れたが今度は留年疑惑が浮上した(通常、復学しても休学した学年から始まるはずなので実際に留年という訳ではないにしろ結果的に年下と同級生となっている可能性はある)。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 引き続き劇場版設定で登場。初登場は蒼の地球北米ルートで、ミレイの伝手で紹介を受け、小さな輸送会社で仕事をしていた。
- その後、ルイスと共にシャトルに乗っていたところを新地球皇国に拿捕され(この辺りの経緯はDLC「その背に未来を」参照)、その後はラース・バビロンに囚われていた。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 劇場版設定のため、民間人として登場。登場するシーンでは大抵の場合、ルイスと共に自軍を遠くから見守っているのみであまり絡まない。
- スーパーロボット大戦BX
- 劇場版設定で登場。本作の主人公であるヨウタの母が経営する骨董品にてアルバイトをしている。第1話から登場しており、物語全体での出番はさほど多くないが、時折登場してはかつて戦いを乗り越えた経験を活かしての助言でヨウタを導くなどの印象的な役割を与えられている。
- むしろ00メンバーよりもオリジナルとの絡みが多く、出典作品が何だか忘れそうになる(彼に限った話ではないが)。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第5章でダブルオーライザーを届けに来て、そのままダブルオーライザーのサブパイロットとしてコネクト・フォースに加入。
- サブパイロット専属のため、Lvは基本的に刹那に連動している。高Lvになれば、激励をダブルオーライザーに使用して戦闘序盤からイノベイターや量子化を発動させることも可能。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
パイロットステータス設定の傾向
能力値
SPはそこそこ高め。
精神コマンド
- 第2次Z
- 偵察、努力、根性、信頼、気合、期待
- 戦闘に否定的なスタンスゆえか、「気合」以外は戦闘系のコマンドを全く覚えない。また、意外にも最後に習得するのは「愛」ではなく「期待」。ただし、ややコスト高。加速を習得しないのが惜しまれる。
- 参戦直後のレベルは民間人であるだけにたったの10だが、文字通り「努力」と「根性」で刹那に追いついて来る。
- OE
- 努力、激励
人間関係
- 絹江・クロスロード
- 姉であり唯一の肉親。なお、本編において、沙慈は姉が誰に殺されたかを最後まで知る由はなかった。
- ルイス・ハレヴィ
- ガールフレンド。大切な存在だったが、父親を失った過去から大切な人を失う事を恐れ、彼女の想いに応える事が出来なかった。
- ルイスの負傷を機に、自身の想いに素直になる事を決め、彼女に指輪と共に告白するが……
- 刹那・F・セイエイ
- 隣人。初対面時には愛想ないと思いつつも、意外と近所付き合いは良く、部屋に招待したこともある。2nd序盤でアロウズから彼に助け出されたことで深く関わっていくこととなる。
- ルイスや姉のことに関しての誤解のせいもあり一方的に彼を恨んでいたが、それでも現実を受け止めて共に戦い続けることで打ち解けていき、最終的には良き相棒と言っても良い関係になる。
- ティエリア・アーデ
- 自身の軽率な行動に対して彼から何度か叱責を受けている。それ以外ではほとんど絡みがない。
- なお、その切っ掛けが無いスペシャルエディション版および『第2次Z再世篇』では、関わりがほぼなくなっている。
- イアン・ヴァスティ
- 人生の先輩的存在。
- セルゲイ・スミルノフ
- カタロンの基地から脱出し連邦軍に拘束された時に彼の取り計らいで釈放してもらえた。…なのだが、セルゲイにこれまでの経緯を話したことが切っ掛けで、大惨事が起きてしまった。
- なお、TV版においては沙慈を釈放したことが元々折り合いの悪かったアロウズに完全に目を付けられることになった切っ掛けの出来事であり、沙慈の脱走はカタロン襲撃のみならず彼が謀殺された遠因でとあると言える。
- アンドレイ・スミルノフ
- 劇場版の外伝作品『機動戦士ガンダム00I 2314』(SRW未参戦)では、お互い戦場で出会った事には気付かなかったが、お互いの立場で己に出来ることをやり抜こうと語り合う場面が描かれた。
- 『第2次Z再世編』ではリボンズとの決戦中、ルイスを安全圏まで離脱させる役目を託した。
- アリー・アル・サーシェス
- 真実に近づこうとした絹江を邪魔に思って殺害した。沙慈にとっての姉の仇。しかし、本人はその事実を知らない。
- 大森倖三氏の漫画版では不意打ちとはいえ、サーシェスが乗るアルケーガンダムの背後に攻撃を当てるという快挙を成し遂げた。
- 池田
- 元JNNの海外特派員。原作では全く絡みはないが、『第2次Z再世編』にて「絹江のかつての同僚」として沙慈と対面する。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- リリーナ・ドーリアン
- 『第2次Z』ではアッシュフォード学園の生徒会メンバー。
- バナージ・リンクス、タクヤ・イレイ、ミコット・バーチ
- 『第3次Z』ではアナハイム工専の後輩。彼らからはよき先輩として慕われている。
リアル系
- ルルーシュ・ランペルージ、ナナリー・ランペルージ
- 『第2次Z』ではアッシュフォード学園の生徒会メンバー仲間。ブラックリベリオン前に学園を退学した沙慈は記憶操作を受ける事は無く、ナナリーがエリア11総督に就任したことで兄妹がブリタニア皇族であったことを知る。
- 『第2次Z再世篇』終盤でルルーシュがゼロであったことに驚くことになった(後述のC.C.との一件から黒の騎士団に関わっている事までは予想していた)。黒の騎士団ルートでは彼とスザクとの関係について心配しており、終盤和解した際には素直に喜んでいた。
- ミレイ・アッシュフォード、シャーリー・フェネット、リヴァル・カルデモンド
- アッシュフォード学園の生徒会メンバー。『第2次Z』ではルイスと沙慈も生徒会メンバーとなっている。後述するが、原作の沙慈は友達がいない疑惑があるので、実はスパロボ補正と言えなくもない。
- 枢木スザク
- アッシュフォード学園の生徒会メンバー。『第2次Z破界篇』では、自身も日本人(イレヴン)の血が入っていることから、クロヴィス殺害の容疑者の件で周囲からの眼差しを受けている彼を心配していた。
- 『第2次Z再世篇』にてアロウズの捕虜になった際に再会するが、そのあまりの豹変ぶりには困惑しており、後にカレンに尋ねられた際も「スザクのことは話したくない」とまで言ってしまっている。
- しかしながら、友人としての感情は消えておらず、黒の騎士団ルートでは捕虜となった彼の事を気にかけていた。
- 紅月カレン
- 『第2次Z破界篇』では共にアッシュフォード学園の生徒会メンバー。『第2次Z再世篇』にて再会した際は黒の騎士団として活動していた彼女を非難していたが、アロウズの下から救出されて以降は、たびたび彼女と話をすることに。
- 彼女と対話を重ねたおかげか、原作ほどソレスタルビーイングを強固に拒絶してはおらず、また脱走などの軽率な行動に出ることも無いなど、沙慈にとっても少なからず影響を与えた。
- ニーナ・アインシュタイン
- 『第2次Z破界篇』では共にアッシュフォード学園の生徒会メンバー。スザクを警戒する彼女に対して諭した事もあった。
- C.C.
- 原作ではピザ配達のバイトをしていた沙慈だったが、『第2次Z破界篇』においてはそのピザ好きの彼女に対しピザを配達する場面がある。
- C.C.がルルーシュとナナリーが暮らしているアッシュフォード学園のクラブハウスでピザを受け取ったため、『第2次Z再世篇』で彼女が黒の騎士団のメンバーである事を知った際、ナナリーがブリタニア皇族であった事もあって、ルルーシュに疑惑を抱く。
- 余談だが、そのルルーシュの台詞から、同作の沙慈はピザ配達だけでなく調理もしていたようである。
スーパー系
- 株式会社21世紀警備保障広報2課の面々
- 『第2次Z再世篇』では彼らと共に救助活動をしていた事が語られている。
- 田神悠宇
- 『BX』ではバイト先での顔なじみ。第1話でのデストルークによる襲撃の際には彼の自宅への帰路に同行するが、そこで暗殺された彼の父の遺体を発見してしまう。
バンプレストオリジナル
- ヨウタ・ヒイラギ
- 『BX』ではバイト先の店長の息子で顔なじみ。戦いの運命に巻き込まれていく彼に助言を送り、彼の成長を導く。
- ユキ・ヒイラギ
- 『BX』ではバイト先の店長の娘で顔なじみ。
- マリ・ヒイラギ
- 『BX』ではバイト先での上司。
名台詞
1st
- 「自分以外の利益のために行動する人たちなんているのかな…」
- 第2話。街中でイオリアの演説を聞きながらつぶいた台詞。
- 「…漠然とね」
- 第3話より。ルイスに「私との将来のこと考えている?」と聞かれてこう返し、ルイスの機嫌を損ねた。
- 「やられちゃえよ、ガンダム…」
- 第22話より。トリニティと国連軍GN-X部隊との戦闘中継を部屋で見ていた際のつぶやき。
- 結果的にソレスタルビーイングの所為で、ルイスと絹江を失ってしまったために、沙慈はガンダムに憎しみを持つようになる。
- 「あの光は…ガンダム…!?」
- 最終話エピローグより。先の戦いから4年後、宇宙技師となった沙慈はGN粒子の光を再び目撃する。ちなみに、これはテスト稼働中のあるガンダムだった。
2nd
- 「分かってるのか!? 君たちがやったことで、多くの人が死んだんだ! 君たちがそうしたんだ!」
「君たちのせいで僕の好きだった人は傷ついて…家族や親戚を殺されて…」
「僕の唯一の肉親だった姉さんもソレスタルビーイングに関わったばかりに殺されてしまった…」
「ルイスも…姉さんも…いなくなったんだ!」
「なんとか言えよ! 言えよ!」
「返せ…返してくれ…二人を! 返してくれよおおおお!!」 - 第1話より。刹那にぶつけたガンダムに対しての怒り。彼に銃を向けるが…。
- 「人を撃ってしまったら、君たちと同じ人殺しになってしまう。そんなのは御免だ…」
- 上記のやり取りの後、このように考え、結局撃つことはなかった。
- (ソレスタルビーイングもカタロンも戦いを引き起こす奴らじゃないか…! そんな所にいられるか!)
- 第5話より。反連邦組織カタロンの基地から脱出する際の沙慈の独白。
- 確かに、民間人である沙慈の視点ではソレスタルビーイング、カタロン、そしてアロウズは「戦いを引き起こす奴ら」に他ならないであろう。
- だが、沙慈は自身が既に「戦いを引き起こす奴らの関係者になっていた」事実に気付いていなかった。
- 「ぼ、僕が話したせいで…。そんな…そんな! 嘘だああああああっ!!」
- カタロン基地から脱走し、連邦軍から取り調べを受けた結果、アロウズによる虐殺事件を招いてしまう。
- その後、ティエリアから叱責を受けた沙慈は自身の軽率な行動をひたすら悔み、再び身を寄せることになったソレスタルビーイングにおいて自分に出来る事を模索するようになるのであった。
- 「オーライザー、出します!」
- 第11話より。負傷したイアンから「仲間を守るんだ…!」とオーライザーを託された沙慈は、スメラギに対してそれをダブルオーガンダムの元に送り届ける事を自ら申し出た。
- 「ああ、また僕は同じことを…。どうすれば…どうすればいいんだ…! ルイス…!」
- 第12話より。ルイスがアロウズにいることを知り、オーライザーで飛び出そうとするが、以前のカタロンの悲劇とティエリアから受けた叱責が反復し、どうすることもできず苦悩するのだった。
- 「相手は機械だ…。人じゃないんだ…!」
- 第17話より。アロウズのメメントモリ2号機によるアフリカタワー破壊を阻止すべくオーライザーに搭乗した際に。戦場において人を殺める事に未だに抵抗感が拭えない沙慈の心境がうかがえる。
- なお、この台詞の元ネタは『機動戦士ガンダム』第2話におけるアムロ・レイの名台詞「相手がザクなら、人間じゃないんだ!」であろう。
- 「ありがとう」
「…そう言いたい気分なんだ」 - 第22話より。ミスター・ブシドーとの決闘の後、刹那に対して。
- 「幸せになれるの!?」
「戦いで勝ち取る未来なんて、本当の未来じゃないよ!」
「僕たちは分かりあうことで、未来を築くんだ!!」 - 第23話より。「お前たちさえいなくなれば」とソレスタルビーイングへの復讐心を募らせるルイスに対して。憎しみに囚われたルイスへ戦いの中で実感した「真実」を叫び、必死の説得を続ける。
- 「駄目だあああああっ!」
- 第24話より。ルイスが搭乗するレグナントが手に掴むダブルオーライザーに向かって特攻してくるガガから彼女を守るために、沙慈はオーライザーの引き金を引く。その結果、ルイスの身は守られた。
- 唯一、沙慈が(誰かを守るためだけに)引き金を引いた場面である。
- 「何も言わなくていいさ、分かってる」
- トランザムバーストによってルイスが復活した後に、彼女を抱きしめながら。4年の時を経て、ようやく彼女との約束(「宇宙で再会しよう」)が果たされた瞬間であり、沙慈の努力が報われた瞬間でもある。
- (平和の中にいた僕らは、現実を知り、戦いを知り、その大切さを知った)
「考える必要があるんだ。本当に平和を求めるなら、世界について考えることが…」 - 最終話エピローグより。過酷な戦争から解放された沙慈は、横にいるルイスに対して静かに語りかける。現実世界を生きる我々にとっても当てはまる言葉である。
劇場版
- 「美化しすぎだよ…」
- 冒頭に流れていた映画『ソレスタルビーイング』の感想。映画の内容は政府のプロパガンダもあってソレスタルビーイングを正義の味方に、アロウズを悪役に据えたドラマチックな勧善懲悪の物語に仕立て上げられており、現実の戦争を目にした沙慈にとっては子供だましのように見えたのだろう。
- …というか、冒頭のアクシズに始まり、ブーメランを投げつけるアヘッドやなぜか生きているアレハンドロ・コーナー、トランザムの表現など、突っ込みどころ満載であるため、こう言いたくなるのも無理はなく、ある意味視聴者の代弁とも言える台詞である。
- 他にも劇場版公式ツィッター「量子型演算処理システム ヴェーダ」に「監督と脚本、廃業すればいい」とも書き込んでいた。
- 「僕、出てなかったな…」
- 映画に自分役がいなかったことをつぶやいての一言。なお、ツイッターによればこの台詞は「むしろ出ていなくて良かった」という意味らしい。一方で小説では残念だったとも書かれている。
- 「この世界を…」
「そして、君を守りたいから…」 - ELSの地球襲来が迫る中、ルイスに語った台詞。まるで、プロポーズのような内容である。
- 世界を、そして愛する人を守るために沙慈は、地球連邦政府からの軌道エレベーター防衛の呼び掛けに応じる。そんな彼をルイスは「気をつけて」と見送るのであった。
書籍等
- 「…もう…やめようよ…ルイス…何も変わらないんだ…仇を討っても…誰も生き返りはしない。君の両親も…僕の姉さんも…人を恨んでも、悲しみが増えるだけなんだ」
- マガジンZ版(田口央斗氏の漫画版)でのルイスへの説得。原作とは異なり説得がルイスがネーナを討った直後になっており、空虚な彼女の心にも響いたと思われたが…
- 沙慈「もうやめようよルイス!! こんなことしても幸せな未来はこない!!」
ルイス「その未来を奪ったのはお前たちだ! 戦争をしかけ世界を歪めたのも!! お前たちさえいなければ私は幸せだった!!」
沙慈「…それじゃだめなんだ…自分だけが幸せじゃ…ボクたちはもっと世界を見て、みんなでわかりあわないとだめなんだよ! それで未来を築くんだ!!」 - マガジンZ版での決戦でルイスと対峙して。CBとの交流や戦いを経て沙慈が達した答えであり、本作のテーマを伝えているとも言える。
- また「自分だけが幸せじゃ」の部分は作中でエゴに走り死んでいったキャラへの批判ともとれる。
迷台詞
2nd
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- 「姉さんが…殺された…」
「姉さん…ずっとソレスタルビーイングを追っていて…この間のパーティー襲撃の黒幕をつかんだって言ってて…」
「きっと、姉さんは…ソレスタルビーイングに近づいたから殺されたんだ…」
「どうなってんだよ…。ガンダムって…戦争に関わっている人間を攻撃するんじゃなかったのかよ…」
「何なんだよ…ガンダムって!?」 - 『第2次Z破界篇』中盤、ほぼ原作通りにルイスが負傷した後、一度エリア11の住居に戻ってきた刹那と出会った際に入った連絡で姉の死を知った時の台詞。
- 刹那もこの場面ではルイスの負傷や絹江の死に酷く動揺しており、この言葉に「違う……奴らはガンダムではない!」と返し、チームトリニティとの戦いへ向かう。
- 原作では刹那は2ndシーズン第1話で沙慈に詰め寄られるまでルイスの負傷と絹江の死を知らなかった(ルイスの負傷に至っては本当の意味で知る事になるのはルイスと再会した時であった)。
- 「スザク…君は変わったね…」
- 『第2次Z再世篇』序盤、アロウズに無実の罪で捕らえられてそこでスザクと再会した際、冷酷な態度で尋問するスザクの豹変ぶりにショックを受けて発した一言。当のスザクには「なりたくて、こうなったわけじゃない」と返される。
- 「…僕は…真実を知りたい…」
(中略)
「だから、僕は真実を知りたいんだ。姉さんが殺された事、ルイスが怪我をしたこと…スザクが変わったこと、君がテロリストだった事…」
「そして、この世界の事を…」 - 『第2次Z再世篇』第11話裏部隊ルート「もう一人のロックオン」より。友人であったはずのスザクの豹変、同じく友人のカレンがテロリストだったことなど、原作よりも「戦争」を身近に感じるような経験をしたためか、原作より早期に世界全体へ視線を向けるようになっている。刹那達トレミークルーがルイスの襲撃に関係していないことがハッキリしているせいもあるだろう。
- 「姉さんがよく言ってた…」
「事実を求め、つなぎ合わせれば、そこに真実がある…って」
「だから、僕は…あと少しだけこの艦に乗っていようと思うんだ」 - 上記の台詞の後、亡き姉の台詞を思い返して。
- 「騙す…? 何を言っているんだ、ルイス…?」
「僕はまだ……君の事を想っているのに…」 - 『第2次Z再世篇』第29話「戦士達の叫び」にて、ルイスと再会するもソレスタルビーイングに関わっていたと誤解をしてしまった彼女が撤退した際に発した台詞。
- 「僕なら大丈夫だよ、刹那」
「ルイスの事…気にしていないと言えば、嘘になる…」
「それにルイスをあんな境遇に追い込んだソレスタルビーイングを許せない気持ちもある」
「でも、それ以上にやらなきゃならない事がある。この世界を守るために僕に出来る事を」 - 『第2次Z再世篇』第30話「一点突破」開始時、刹那から「大丈夫か?」と問われ。ルイスへの思い、ソレスタルビーイングへの反感など様々な感情を抱えつつも、ZEXISの一員としてオーライザーのパイロットになることを決意する。この世界を守るために。
- 「…ありがとう、刹那」
- 上記の決意の後、刹那から「戦いは俺がやる」「いつかルイスと再会する日のために、お前は戦ってはいけない」と気遣われて。ここに限らず、第2次Z再世篇では原作よりも刹那にお礼を言ったり、気遣ったりする場面が多い。
- 「ルルーシュはやっぱりブリタニアの皇子だった…。しかもゼロだったなんて…」
- 『第2次Z再世篇』終盤でシュナイゼルがゼロの正体がブリタニアの皇子ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアであることをZEXISに明かしたときの言葉。
- 薄々ルルーシュが黒の騎士団と関わりがあることには気づいていたが、よもや指導者であるゼロだったとまではさすがに想定外だったようだ。
- 「そうなの? でも、招待状を目の前で破ったことは謝っておいた方がいいと思うよ」
- 『第2次Z再世篇』第60話(最終話)黒の騎士団ルート「再世する次元」のエンドデモのパーティーにて、ヒイロに対して。
- 『第2次Z破界篇』序盤であったリリーナの招待状を破った件なのだが、この後ヒイロは女性陣の猛攻に反論が出来ずピンチになる。結局、刹那がフォローして事なきを得た。
- 「でも、その感じていたズレがピタッとはまる時ってのは、突然やってくるよ」
「うまく言えないけど、運命が動き出す瞬間って感じかな…」 - 『第3次Z時獄篇』第11話宇宙ルート「ユニコーンの日」より。どこかズレている日々を送っているバナージに対して。
- そしてバナージもこの直後、運命が動き出す瞬間に直面する…
携帯機シリーズ
- 「でも、現実はあんな綺麗事じゃないよ。戦いはもっと怖いものなんだ…」
- 『BX』第1話「動き出す運命」でヨウタたちが映画『ソレスタルビーイング』の事で盛り上がっている中での発言。実際に戦いを経験した彼ならではの重みのある言葉である。
- …だが、ヨウタが後にこの言葉を回想したのは(沙慈と刹那たちの関係を知らないとはいえ)ガンダムマイスターの性別が違うという割としょうもない事だった。
- 「与えられたと思った役割を否定される…。それがどんな気持ちなのか、僕には分からない」
「でも、それなら変わればいい」
「自分がやりたいと思う事を果たせるよう、どれだけみっともなかったとしても」
「彼がそうだったみたいに…」 - 『BX』第2話「決意! 受け継がれる意思」より。
- 「…僕が宇宙に上がってきたのは何かできる事があると思ったからなんだ」
「大事な人を支えてあげるのが、僕の役目だと思って今までルイスのそばにいた」
「でも、彼が見せたあの光を見て…他にもやれる事があるんじゃないかって思えるようになったんだ」
「ヨウタ…君にもまだできる事が…」
「君にとって、忘れちゃいけない事があるんじゃないのかな」 - 『BX』第28話「友」より。ずっとルイスに寄り添ってきた彼の目に、三つの星が見せた宇宙にかかる虹が映った。変革のために戦い続ける一人のガンダムマイスターが、それに関わっていると彼は確信していた。その時、沙慈は今できる自分なりの戦い方を見出し、宇宙に上がったのである。
単独作品
- (これが今の世界の姿だっていうのか…。 敵と戦うために生きて、死んで…。 敵…本当の敵って何なんだ…? 僕は何を信じればいい…)
- 『CC』Cosmic Chronicle第八章「世界の歪み」より。デストロイガンダムにより焼かれたベルリンと死んでいくステラの姿を目の当たりにして。
- 焼かれた街と戦うために強化されて死んでいったステラの姿を見て、自分が知らなかった連邦の真の姿を知った彼の胸中に去来する思いは…
- 「頼む…ルイスを…ルイスを救ってくれっ!」
- 『CC』36話「未来への鎮魂歌」より。原作よりもオーライザーの出撃が後倒し(レグナントとスサノオが先に登場)されており、彼は愛する人を救うためGNアーチャーと共に刹那とダブルオーガンダムのもとへ駆けつけることとなった。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「シャーリー…本気なんだね」
- 『第2次Z再世篇』第18話にて、ルルーシュを更生させようとするシャーリーに対して。
- これだけだと普通の台詞なのだが、その時の顔グラが衝撃を受けたかのような表情である。そのため、多くのプレイヤーから「何でそんな表情している?」とツッコミを入れられることとなった。
搭乗機体・関連機体
余談
- 1stシーズンでの沙慈の携帯の着信メールには何故か絹江とルイスからのものしか存在しておらず、ルイスを慰める際に開いたパーティーに何故かルイスとの面識が殆どない刹那を呼んだり(しかも刹那以外は誰も来ていない)するなど、友達いない疑惑があった。しかし、劇場版にて友人らしき存在が確認されたことで現在では否定されている(後年で出来た可能性もあるが)。
- 沙慈を演じた入野自由氏は『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』(SRW未参戦)ではタツ・シマノを演じた。声優ネタとしてオーライザーのプラモを手にする場面もある。
資料リンク
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