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== ジャブロー(Jaburo) ==
 
== ジャブロー(Jaburo) ==
『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する、南米アマゾンに存在する天然の地下空洞を利用して設けられた[[地球連邦軍]]の本部。
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=== 概要 ===
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『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する[[地球連邦軍]]の本部。南米アマゾン河に存在する天然の地下空洞を利用して設けられている。
  
[[核ミサイル|核攻撃]]にも耐えうる岩盤で覆われ、地上部分はジャングルや熱帯雨林に覆われていることからその出入り口や迎撃設備の全容を掴むのは難しい。42万平方kmに及ぶ総敷地面積には宇宙戦艦のドック、[[モビルスーツ]]の生産工場、参謀本部などが存在し、45万人が居住する軍事都市である。
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ジャブローは[[核ミサイル|核攻撃]]にも耐えうる岩盤で覆われており、その地上部分はジャングルや熱帯雨林に覆われているので、出入り口や迎撃設備の全容を掴むのは難しい。42万平方kmに及ぶ総敷地面積には宇宙戦艦のドック、[[モビルスーツ]]の生産工場、参謀本部などが存在し、45万人が居住する軍事都市である。
  
連邦軍内の一部の高官(特に守旧派・官僚主義者)は前線で指揮をせず安全な当基地に篭っている為に、[[ジオン公国]]は勿論だが[[レビル将軍]]からも'''「(ジャブローの)モグラ共」'''と揶揄される事に。また、出世を望む者はジャブロー勤務が憧れになってる。
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地球連邦軍内の一部の高官(特に、守旧派・官僚主義者)は前線で指揮をせず安全な当基地に籠っている為に、敵軍である[[ジオン公国軍]]からはもちろんのこと、地球連邦軍の最高司令官である[[レビル将軍]]からも'''「(ジャブローの)モグラ共」'''と揶揄されている。また、イーサン・ライヤー(SRW未登場)等の出世を望む者は、ジャブロー勤務が憧れになってる。
  
[[一年戦争]]時はブリティッシュ作戦([[コロニー落とし]])の目標だったが失敗。[[シャア・アズナブル|シャア]][[ホワイトベース]]を追跡し、出入り口を把握できた為[[ジオン公国軍|ジオン軍]]に攻めこまれた。その際には[[ガウ]]が大挙して押し寄せ、[[ザク]]や[[グフ]]が大地に降り立ち、[[ズゴック]]や[[アッガイ]]といった水陸両用モビルスーツが内部に潜入した。
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=== 経緯 ===
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地球連邦軍の本拠地であるジャブローは、[[一年戦争]]時におけるジオン公国軍が挙行した「ブリティッシュ作戦」([[コロニー落とし]])の目標だったが、失敗に終わっている。その後、[[ホワイトベース隊]]を追跡してきた[[シャア・アズナブル]]率いるジオン公国軍の特殊部隊「マッドアングラー隊」によってジャブローの出入り口を把握され、ジャブロー内部に攻め込まれてしまう。その際には[[ガウ]]が大挙して押し寄せ、[[ザク]]や[[グフ]]が大地に降り立ち、[[ズゴック]]や[[アッガイ]]といった水陸両用モビルスーツが内部に潜入した。しかし、ホワイトベース隊の奮戦等によって、ジオン公国軍によるジャブロー侵入作戦は失敗に終わった。
  
[[グリプス戦役]]時には、[[ティターンズ]]の本部になっていたが、既に空き家状態で引き払っていた。[[エゥーゴ]]に痛手を負わせるため、自爆用の核を作動させ、壊滅的ダメージを受けた。その後、[[宇宙世紀]]0092年に連邦軍はチベットの[[ラサ]]に本部を移動することになった。ただし、壊滅的ダメージを受けたのは司令部のみに留まっており、他の施設は無傷のままである。両軍の攻防戦の場面には[[MSV]]の機体が多く確認でき、ちょっとしたファンサービスとなっている。
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[[グリプス戦役]]時には、[[ティターンズ]]の本部になっていたが、既に空き家状態で引き払っていた。[[エゥーゴ]]に痛手を負わせるため、[[自爆]]用の[[核ミサイル|核]]を発動させ、壊滅的ダメージを受けた。その後、[[宇宙世紀]]0092年に地球連邦軍はチベットの[[ラサ]]に本部を移動することになった。ただし、壊滅的ダメージを受けたのは司令部のみに留まっており、その他の[[施設]]は無傷のままである。なお、両軍のジャブロー攻防戦の場面には[[MSV]]出典の機体が多く確認でき、ちょっとしたファンサービスとなっている。
  
[[ザンスカール戦争]]においては、地球クリーン作戦と同時期に、宇宙細菌「エンジェルコール」を巡る、[[木星帝国|木星軍]]と[[ザンスカール帝国]]の争奪戦が行われている(『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト]]』)。
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[[ザンスカール戦争]]時においては、ザンスカール帝国が挙行した「地球クリーン作戦」と同時期に、宇宙細菌「エンジェルコール」を巡る[[木星帝国|木星軍]]と[[ザンスカール帝国]]の争奪戦が行われている(『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト]]』)。
  
 
== 登場作品 ==
 
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=== [[旧シリーズ]] ===
 
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第2次、第3次、F、F完結編と合計4回侵攻することになる。
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『第2次』『第3次』『F』『F完結編』と、合計4回侵攻することになる。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
 
:[[DC]]の本拠地で、最終決戦の舞台となる。
 
:[[DC]]の本拠地で、最終決戦の舞台となる。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
:[[インスペクター]]に占拠される。[[ロンド・ベル]]隊の降下地点で、シナリオ名は「ジャブローの嵐」。また[[胡蝶鬼]]の説得イベントも用意されている。ここから[[ヤクト・ドーガ]]が量産されて自軍を苦しめる。
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:[[インスペクター]]に占拠される。[[ロンド・ベル]]隊の降下地点で、シナリオ名は「ジャブローの嵐」。また、[[胡蝶鬼]]の説得イベントも用意されている。ここから[[ヤクト・ドーガ]]が量産されて自軍を苦しめる。
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦|S]])
 
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:台詞の中にのみ登場。[[ノイエDC]]がコロニー落としを企むが阻止される。[[ティターンズ]]の本拠地だったようだが、原作同様実は移転されていたのかどうかは不明。
 
:台詞の中にのみ登場。[[ノイエDC]]がコロニー落としを企むが阻止される。[[ティターンズ]]の本拠地だったようだが、原作同様実は移転されていたのかどうかは不明。
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:[[ゲスト]]に占拠される。前後編のシナリオで、前半では[[ポセイダル軍]]の増援、後半は[[ライグ・ゲイオス]]を相手にするので難易度は高い。
 
:[[ゲスト]]に占拠される。前後編のシナリオで、前半では[[ポセイダル軍]]の増援、後半は[[ライグ・ゲイオス]]を相手にするので難易度は高い。
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:Fでゲストのものになっていたのをロンド・ベルが取り返したが、後々ティターンズの軍事基地となり再度攻め込むことになる。
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:『F』でゲストのものになっていたのを[[ロンド・ベル]]が取り返したが、後々ティターンズの軍事基地となり、再度攻め込むことになる。
:シナリオ「タイムリミット」前半では[[ジ・O]]と[[サイコガンダムMk-II]]の両機と戦い、後半では『[[機動戦士Ζガンダム]]』を再現した核爆弾を解除するのが目的となる。
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:シナリオ「タイムリミット」前半では[[ジ・O]]と[[サイコガンダムMk-II]]の両機と戦い、後半では『[[機動戦士Ζガンダム]]』を再現した[[核ミサイル|核爆弾]]を解除するのが目的となる。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
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;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:名称のみ登場。[[地球連邦軍]]の重要拠点であるが、αシリーズでは舞台になる事がなかった。今までにおいて唯一占領されたり襲撃されなかった作品。
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:名称のみ登場。[[地球連邦軍]]の重要拠点であるが、αシリーズでは舞台になる事がなかった。今までにおいて唯一、占領されたり襲撃されなかった作品。
  
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
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:[[地球連邦軍]]の本部だが、[[アインスト]]に占拠される。第一部の最終面。
 
:[[地球連邦軍]]の本部だが、[[アインスト]]に占拠される。第一部の最終面。
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
:第1話で[[修羅]]の攻撃を受け、壊滅する。
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:第1話「舞い堕ちる火種」で[[修羅]]の攻撃を受け、壊滅する。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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:独立軍ルートでは再度攻撃を仕掛けてOZから奪うも、直後に[[キラル・メキレル]]に爆弾を仕掛けられ、早々に撤退することになる。
 
:独立軍ルートでは再度攻撃を仕掛けてOZから奪うも、直後に[[キラル・メキレル]]に爆弾を仕掛けられ、早々に撤退することになる。
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])
:序盤が[[一年戦争]]に沿った展開のためジャブロー防衛戦が再現され、「哀 戦士」がBGMとして流れる。[[ギガノス帝国]]も参加しており、[[マイヨ・プラート|マイヨ]]が不時着して難民キャンプにいた[[リンダ・プラート|リンダ]]と再会する。中盤以降は[[星間連合]]に攻め落とされ、[[ザール星間帝国]]の[[ネシア将軍]]が常駐している。
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:序盤が[[一年戦争]]に沿った展開のためジャブロー防衛戦が再現され、「哀 戦士」が[[BGM]]として流れる。[[ギガノス帝国]]も参加しており、[[マイヨ・プラート|マイヨ]]が不時着して難民キャンプにいた[[リンダ・プラート|リンダ]]と再会する。中盤以降は[[星間連合]]に攻め落とされ、[[ザール星間帝国]]の[[ネシア将軍]]が常駐している。
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
:第1章で一年戦争を元にしたシナリオがあり、[[ホワイトベース隊]]と[[第08MS小隊]]でジャブローを防衛し、ジオン軍と戦うことになる。本作でも「哀 戦士」が採用されている。
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:第1章で一年戦争を元にしたシナリオがあり、[[ホワイトベース隊]]と[[第08MS小隊]]でジャブローを防衛し、[[ジオン公国軍]]と戦うことになる。本作でも「哀 戦士」が採用されている。
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]
 
;[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]
:ゲーム冒頭の舞台。アムロが所属していたが、彼がホワイトベースで脱出した直後、ジオンの攻撃により消滅した。
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:ゲーム冒頭の舞台。[[アムロ・レイ|アムロ]]が所属していたが、彼が[[ホワイトベース]]で脱出した直後、ジオン公国軍の攻撃により消滅した。
  
 
== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
 
;[[地球連邦軍]]
 
;[[地球連邦軍]]
:[[地球連邦政府]]の軍事部門。ひたすら本部であるジャブローの地下に篭り続ける連邦軍の上層部は、地球連邦軍の腐敗の象徴と言える。
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:[[地球連邦政府]]の軍事部門。ひたすら本部であるジャブローの地下に籠り続ける地球連邦軍の上層部は、地球連邦軍の腐敗の象徴と言える。
 
;[[ビグ・ザム]]、[[アプサラス計画]]
 
;[[ビグ・ザム]]、[[アプサラス計画]]
 
:[[ジオン公国軍]]がジャブロー攻略のために開発を進めていた[[モビルアーマー]]。
 
:[[ジオン公国軍]]がジャブロー攻略のために開発を進めていた[[モビルアーマー]]。
 
;[[アッグガイ]]、アッグ、[[ジュアッグ]]、ゾゴック
 
;[[アッグガイ]]、アッグ、[[ジュアッグ]]、ゾゴック
:ジオン公国軍がジャブロー攻略のために[[アッガイ]]をベースにして開発した水陸両用モビルスーツ。
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:ジオン公国軍がジャブロー攻略のために[[アッガイ]]をベースにして開発した水陸両用[[モビルスーツ]]。
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;[[アラスカ基地]]
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:『[[機動戦士ガンダムSEED]]』に登場する[[地球連合軍]]の本部。[[俗語・俗称|通称]]「JOSH-A(ジョシュア)」。南米に所在するジャブローと異なり、アラスカ基地は北米に所在している。
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:なお、「[[主人公]]が所属する[[部隊名|部隊]]が目指す自軍の本拠地である」点および「侵入してきた敵軍に対して大打撃を与える目的で、基地内部に仕掛けてあった大量破壊兵器を(味方の巻き添えを省みずに)発動させた」点が、オマージュされている。
 
;[[ロストロウラン]]
 
;[[ロストロウラン]]
:『[[機動戦士ガンダムAGE]]』に登場する連邦軍本部。南米に存在する等、ジャブローをオマージュしている点が多数見られる。
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:『[[機動戦士ガンダムAGE]]』に登場する地球連邦軍の本部。南米に存在する等、ジャブローをオマージュしている点が多数見られる。
  
== 備考 ==
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== 余談 ==
*当初の名称は「[[シャングリラ (ΖΖ)|シャングリラ]]」と決まっていたが、諸事情で変更された。
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*ジャブローの当初の名称は「[[シャングリラ (ΖΖ)|シャングリラ]]」と決まっていたが、諸事情で変更された。
*安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(SRW未参戦)では「アマゾン河流域では、地盤が軟弱なために大規模な地下施設を建設するのは難しい」という理由で、場所が[[ギアナ高地]]の地下に変更されている。
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*安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(SRW未参戦)では「アマゾン河流域では、地盤が軟弱なために大規模な地下施設を建設するのは難しい」という理由で、ジャブローの所在地が「[[ギアナ高地]]の地下」に変更されている。
*前田建設ファンタジー営業部が「もし現段階の技術をもってジャブローを建造したら工期と予算はどれくらい必要なのか?」を大真面目に考察した。この企画は連載コラムとしてガンダム総合情報サイト『GUNDAM.INFO』にて掲載され、後に書籍化された。
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*前田建設ファンタジー営業部が「もし、現段階の技術をもってジャブローを建造したら、工期と[[資金|予算]]はどれくらい必要なのか?」を大真面目に考察した。ちなみに、この企画は連載コラムとしてガンダム総合情報サイト『GUNDAM.INFO』にて掲載され、後に書籍化された。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2016年3月1日 (火) 18:50時点における版

ジャブロー(Jaburo)

概要

機動戦士ガンダム』に登場する地球連邦軍の本部。南米アマゾン河に存在する天然の地下空洞を利用して設けられている。

ジャブローは核攻撃にも耐えうる岩盤で覆われており、その地上部分はジャングルや熱帯雨林に覆われているので、出入り口や迎撃設備の全容を掴むのは難しい。42万平方kmに及ぶ総敷地面積には宇宙戦艦のドック、モビルスーツの生産工場、参謀本部などが存在し、45万人が居住する軍事都市である。

地球連邦軍内の一部の高官(特に、守旧派・官僚主義者)は前線で指揮をせず安全な当基地に籠っている為に、敵軍であるジオン公国軍からはもちろんのこと、地球連邦軍の最高司令官であるレビル将軍からも「(ジャブローの)モグラ共」と揶揄されている。また、イーサン・ライヤー(SRW未登場)等の出世を望む者は、ジャブロー勤務が憧れになってる。

経緯

地球連邦軍の本拠地であるジャブローは、一年戦争時におけるジオン公国軍が挙行した「ブリティッシュ作戦」(コロニー落とし)の目標だったが、失敗に終わっている。その後、ホワイトベース隊を追跡してきたシャア・アズナブル率いるジオン公国軍の特殊部隊「マッドアングラー隊」によってジャブローの出入り口を把握され、ジャブロー内部に攻め込まれてしまう。その際にはガウが大挙して押し寄せ、ザクグフが大地に降り立ち、ズゴックアッガイといった水陸両用モビルスーツが内部に潜入した。しかし、ホワイトベース隊の奮戦等によって、ジオン公国軍によるジャブロー侵入作戦は失敗に終わった。

グリプス戦役時には、ティターンズの本部になっていたが、既に空き家状態で引き払っていた。エゥーゴに痛手を負わせるため、自爆用のを発動させ、壊滅的ダメージを受けた。その後、宇宙世紀0092年に地球連邦軍はチベットのラサに本部を移動することになった。ただし、壊滅的ダメージを受けたのは司令部のみに留まっており、その他の施設は無傷のままである。なお、両軍のジャブロー攻防戦の場面にはMSV出典の機体が多く確認でき、ちょっとしたファンサービスとなっている。

ザンスカール戦争時においては、ザンスカール帝国が挙行した「地球クリーン作戦」と同時期に、宇宙細菌「エンジェルコール」を巡る木星軍ザンスカール帝国の争奪戦が行われている(『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』)。

登場作品

SRWではプレイヤー部隊不在の最中に敵部隊の攻撃を受け、占拠され敵勢力の拠点として運用されるのがお約束の基地である。奪還するシナリオがある場合、大抵一面が森で中央に川が流れるという陸戦ユニットにとっては移動するのに一苦労なマップとなっている。

旧シリーズ

『第2次』『第3次』『F』『F完結編』と、合計4回侵攻することになる。

第2次スーパーロボット大戦
DCの本拠地で、最終決戦の舞台となる。
第3次スーパーロボット大戦
インスペクターに占拠される。ロンド・ベル隊の降下地点で、シナリオ名は「ジャブローの嵐」。また、胡蝶鬼の説得イベントも用意されている。ここからヤクト・ドーガが量産されて自軍を苦しめる。
第4次スーパーロボット大戦S
台詞の中にのみ登場。ノイエDCがコロニー落としを企むが阻止される。ティターンズの本拠地だったようだが、原作同様実は移転されていたのかどうかは不明。
スーパーロボット大戦F
ゲストに占拠される。前後編のシナリオで、前半ではポセイダル軍の増援、後半はライグ・ゲイオスを相手にするので難易度は高い。
スーパーロボット大戦F完結編
『F』でゲストのものになっていたのをロンド・ベルが取り返したが、後々ティターンズの軍事基地となり、再度攻め込むことになる。
シナリオ「タイムリミット」前半ではジ・OサイコガンダムMk-IIの両機と戦い、後半では『機動戦士Ζガンダム』を再現した核爆弾を解除するのが目的となる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
名称のみ登場。地球連邦軍の重要拠点であるが、αシリーズでは舞台になる事がなかった。今までにおいて唯一、占領されたり襲撃されなかった作品。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
復活したムゲ帝王によって占拠される。
スーパーロボット大戦IMPACT
地球連邦軍の本部だが、アインストに占拠される。第一部の最終面。
スーパーロボット大戦COMPACT3
第1話「舞い堕ちる火種」で修羅の攻撃を受け、壊滅する。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
マリーメイア軍により占拠。

単独作品

スーパーロボット大戦64
ムゲ・ゾルバドス帝国軍の基地。地球解放戦線機構が攻撃を仕掛ける。ミケーネ帝国百鬼帝国、さらにバイストン・ウェルの軍隊など多数の勢力が入り乱れる激戦となるが、最終的にはオペレーション・デイブレイクを発動しムゲ帝国に反旗を翻したOZにより制圧される。
独立軍ルートでは再度攻撃を仕掛けてOZから奪うも、直後にキラル・メキレルに爆弾を仕掛けられ、早々に撤退することになる。
スーパーロボット大戦GCXO
序盤が一年戦争に沿った展開のためジャブロー防衛戦が再現され、「哀 戦士」がBGMとして流れる。ギガノス帝国も参加しており、マイヨが不時着して難民キャンプにいたリンダと再会する。中盤以降は星間連合に攻め落とされ、ザール星間帝国ネシア将軍が常駐している。
スーパーロボット大戦Operation Extend
第1章で一年戦争を元にしたシナリオがあり、ホワイトベース隊第08MS小隊でジャブローを防衛し、ジオン公国軍と戦うことになる。本作でも「哀 戦士」が採用されている。

関連作品

ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
ゲーム冒頭の舞台。アムロが所属していたが、彼がホワイトベースで脱出した直後、ジオン公国軍の攻撃により消滅した。

関連用語

地球連邦軍
地球連邦政府の軍事部門。ひたすら本部であるジャブローの地下に籠り続ける地球連邦軍の上層部は、地球連邦軍の腐敗の象徴と言える。
ビグ・ザムアプサラス計画
ジオン公国軍がジャブロー攻略のために開発を進めていたモビルアーマー
アッグガイ、アッグ、ジュアッグ、ゾゴック
ジオン公国軍がジャブロー攻略のためにアッガイをベースにして開発した水陸両用モビルスーツ
アラスカ基地
機動戦士ガンダムSEED』に登場する地球連合軍の本部。通称「JOSH-A(ジョシュア)」。南米に所在するジャブローと異なり、アラスカ基地は北米に所在している。
なお、「主人公が所属する部隊が目指す自軍の本拠地である」点および「侵入してきた敵軍に対して大打撃を与える目的で、基地内部に仕掛けてあった大量破壊兵器を(味方の巻き添えを省みずに)発動させた」点が、オマージュされている。
ロストロウラン
機動戦士ガンダムAGE』に登場する地球連邦軍の本部。南米に存在する等、ジャブローをオマージュしている点が多数見られる。

余談

  • ジャブローの当初の名称は「シャングリラ」と決まっていたが、諸事情で変更された。
  • 安彦良和氏の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(SRW未参戦)では「アマゾン河流域では、地盤が軟弱なために大規模な地下施設を建設するのは難しい」という理由で、ジャブローの所在地が「ギアナ高地の地下」に変更されている。
  • 前田建設ファンタジー営業部が「もし、現段階の技術をもってジャブローを建造したら、工期と予算はどれくらい必要なのか?」を大真面目に考察した。ちなみに、この企画は連載コラムとしてガンダム総合情報サイト『GUNDAM.INFO』にて掲載され、後に書籍化された。

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