「オルバ・フロスト」の版間の差分
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2023年11月9日 (木) 18:32時点における版
オルバ・フロスト | |
---|---|
登場作品 | |
声優 | 佐々木望 |
デザイン | 西村誠芳 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(カテゴリーF) |
性別 | 男 |
年齢 | 19歳 |
身長 | 171 cm |
体重 | 58 kg |
髪色 | ミッドナイトブルー |
瞳の色 | ライトグレー |
所属 | 新地球連邦軍 |
軍階級 | 諜報機関大尉→新連邦軍参謀本部大佐→特別攻撃隊少将 |
オルバ・フロストは『機動新世紀ガンダムX』の登場人物。
概要
フロスト兄弟の弟のほう。冷静沈着な兄シャギア・フロストと比べると感情的であり、子供っぽい面も見られる。時にそのことを兄にたしなめられるが、彼の言う事には素直に従う。双子なのに似ていないのは二卵性双生児のため。
シャギアとはテレパシーのようなもので距離に関係なく会話が出来る他、互いの視覚・感覚なども共有できるツインズシンクロと呼ばれる特殊能力を持つため戦闘では抜群のコンビネーションを誇る。
兄同様、最新型のガンダムを与えられ、表向きはフリーの傭兵として活動するだけありパイロットとしての実力も非常に高く、その技量でフリーデンを度々追い詰めた。また、的確に敵MSの背後を取り捕縛したり、輸送機でMS部隊を全滅させる等、高い技量を持つ。
暗躍の末に引き起こした第八次宇宙戦争において、サテライトシステムを手中に収めながらも、ガロード・ランに敗北。辛うじて生き延びたオルバは、半年後のエピローグにおいて、車椅子に座るシャギアと共に、ガロードが住んでいた町に姿を見せたが、兄弟共に後姿のみで表情は描かれなかった。また、シャギアの車椅子姿の印象深さから見落とされがちだが、オルバのほうも傷が残っており、頭に包帯を巻いていた。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。立ち位置は兄と同様。撤退条件も多く、兄同様カテゴリーFの効果で高い命中回避を持ち、高レベルの援護を持つ厄介な強敵。特に「天地を灼く剣」では撃墜しないように削る必要がある上に、シャギアを撃墜してしまうと集中と鉄壁を毎ターン使うようになるなどその厄介さが更に増す。どの場面でもヴァサーゴに隣接されないようにしたいが、後半は初期位置が隣同士なので防ぎようがない。難ルートで決戦となるが、通らなかった場合は特に決戦もなく退場してしまう(どちらの場合も生死不明)。
- 初参戦と同時に音声も収録されたが、放送から5年足らずの間に演じる佐々木望氏の声が変調したことにより、原作での若々しい声ではなく、現在の野太い声での収録となった。当時はこの変調を知らなかった人が多かったため、「本当に佐々木望なのか?」とちょっとした話題になった。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 今回は最初からガンダムアシュタロンHCに搭乗。今作に限った事ではないが、この兄弟は片方倒すともう片方が撤退するということが多いので、両方倒したい時はMAP兵器を使うように。兄同様序盤から登場した時点で全技能欄が埋まっており非常に危険。隊長効果により反撃時のダメージは下手をするとスーパー系でも一撃で瀕死に追い込まれる威力。アシュタロン自体は高耐久だが本人に底力が無いのが救い。最後まで生存しており、心中でZEUTHにリベンジ宣言しつつも、彼らにエールを送る姿も見られた。尚、ドンキーのパン屋の常連になったようである。現時点では唯一死亡しない作品である。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 最終話においてまさかの再登場。他のZ-BLUEのメンバーと関わってきた多くの人達と同様に至高神Zに挑むZ-BLUEに向けて応援の祈りを送っている。出番はこの1シーンのみだがボンボン版の最終話と同じようにその様からはかつての怨念は一切感じられず、本作は漸く彼ら兄弟が救われた作品といえなくもない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 原作とほとんど変わらず。序盤から登場し、高い命中回避に加えよく援護防御してくる他、後半になると兄と共に合体攻撃でサテライトランチャーを連発してくる。プロペラントタンクも大量に装備している為、鬱陶しい事この上ない。本作でも最終決戦において戦死している。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- シナリオNPC。
パイロットステータス
能力値
- 兄と同じく全ての能力が高く、カテゴリーFの効果で強烈な命中回避を持つ強敵。更に高い援護レベルと装甲の厚いガンダムアシュタロンでの援護防御や合体攻撃も非常に厄介。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- α外伝
- カテゴリーF L8、援護L4
- 高い援護レベルで兄を援護してくるのが特徴。
- Z
- カテゴリーF L9、援護防御L4、支援攻撃、ブロッキング、気力+(ダメージ)、サイズ差補正無視
- R
- カテゴリーF L8、援護攻撃L4、援護防御L4
隊長効果
- 反撃時の攻撃力+20%
- 『Z』で採用。
人間関係
- シャギア・フロスト
- 兄。双子ではあるが、それほど風貌は似ていない。
- ガロード・ラン
- 「宿命のライバル」(ガロードから見ればうざったいのだろうが…)
- ティファ・アディール
- 初接触時は彼女に毒を注入する。
- カロン・ラット
- フロスト兄弟にカテゴリーFの烙印を刻み込んだ張本人。復讐の一環として、彼女を謀殺した。
- アイムザット・カートラル
- 上司だが後に謀殺。
- フィクス・ブラッドマン
- 上司だが用済みになったことで排除する。
- マーカス・ガイ
- オルクのポリペイモス艦長。SRW未登場。
- オルバの依頼を受けて、海底に沈んでいるGビットを回収。フリーデンとの戦闘ではオルバが呼んだ新連邦の支援を受けるもジャミル・ニートがGビットを起動させたことで形勢が逆転。ポリペイモスを失い、部下たちと共にボートで脱出するが機密保持として、ガンダムアシュタロンのシザービーム砲で消された。漫画版ではアシュタロンで脱出しようとするオルバに助けを求めるもアシュタロン発進時のバーニア噴射で消される。
- ザイデル・ラッソ
- ブラッドマン共々、葬り去る。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ、カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタ
- UCとAWで定義こそ違えど、やはりニュータイプである彼らの存在を憎悪する。
- クワトロ・バジーナ
- 『Z』ではジ・エーデルに吹き込まれた事で、黒歴史の終末に怒る彼とアムロの戦いを知る。彼を「自分達と同じく世界を滅ぼす者」と呼ぶ。
- フォウ・ムラサメ
- 『R』ではNT研にてあえて彼女を逃がし、ラウンドナイツを助けさせた。
- パプテマス・シロッコ
- 『Z』では上司だが、内心は彼の事も憎悪していた。
- ハマーン・カーン
- 『R』では上司だが、内心は彼女の事も憎悪していた。
- バスク・オム
- 『Z』では彼がクーデターによって新連邦を追われた後にシロッコの命によって接近し、彼とジブリールに従ったフリをして、見事に陥れた。
- グレミー・トト
- 『R』では上官。
- ラカン・ダカラン
- 『R』では同僚。
- ウッソ・エヴィン
- 『α外伝』では、子供とはいえ優秀なニュータイプである彼も憎悪している。
アナザーガンダムシリーズ
正暦作品
- ロラン・セアック
- 『Z』ではフロスト兄弟の暴挙を食い止めるべく、初めて月光蝶の力を発動させる。
- ディアナ・ソレル
- 『Z』ではミーアを討とうとした際に彼女にも一喝され、彼女達への憎悪を口にしながら撤退する。
- グエン・サード・ラインフォード
- 『α外伝』では最終的には彼と手を組む。
- ギム・ギンガナム
- 『α外伝』では上司。『Z』でも最後は共同歩調をとる。
- キース・レジェ
- 『Z』では最終的になんと彼のパン屋の常連客になっている。
ガンダムSEEDシリーズ
- キラ・ヤマト
- 『Z』ではスーパーコーディネイターである彼の存在も憎んでいた。彼からは「クルーゼと同じ」と断ぜられた。
- ラクス・クライン
- 『Z』では終盤に命を振り絞って歌うミーアを討とうとした際に彼女に阻止され、「自分で自分を偽者に貶めた者達」と一喝され、彼女に対して屈辱を味わう。
- ラウ・ル・クルーゼ
- 共に憎しみのままに世界を滅ぼそうとした者同士。『Z』では彼の素性や所業、辿った運命を知った上で、自分達兄弟は彼と違うと主張するが、キラからは同類と断言される。
- シン・アスカ
- 『Z』では彼を「デュランダルの操り人形」呼ばわりする。フロスト兄弟の語ったデスティニープランの真相に、彼も激しく動揺する。
- ギルバート・デュランダル
- 『Z』では前述の設定から仇敵として付け狙う。メサイアにとどめを刺すも、ifルートではその後彼に引導を渡される。
- ミーア・キャンベル
- 『Z』の終盤、地球圏の人々に団結することを必死に呼びかけ、残り少ない命を振り絞って歌う彼女を討とうとするも、ラクスとディアナに阻止される。フロスト兄弟は『ニュータイプの偽者』であり、彼女は『ラクスの偽者』であるが、『偽者』となった境遇は互いに異なっており、ラクスはフロスト兄弟を「自分で自分を偽者に貶めた者」と断じている。
- ロード・ジブリール
- 『Z』では彼がクーデターによって新連邦を追われた後にシロッコの命によって接近し、彼とバスクに従ったフリをして、見事に陥れた。
リアル系
- キッド・ホーラ
- 『α外伝』では一時的に共闘。
- 草壁春樹
- 『R』では彼に取り入り、いいように利用した。
- ドミニク・ソレル
- 『Z』では同僚。彼の顔を立てる場面も。
- デューイ・ノヴァク
- 『Z』では彼に協力的な立場である。
- 桂木桂、オルソン・D・ヴェルヌ
- 『Z』では特異点である彼らの身柄の確保も狙った。
- エウレカ
- 『Z』では彼女の身柄を確保し、デューイに引き渡そうとする。
- ゲイナー・サンガ
- 『Z』ではかつて独りの世界にこもっていたゲイナーはフロスト兄弟の苦しみに理解を示しつつも、その生き方を否定した。
- ジロン・アモス
- 『Z』では自分達と同じくデスティニープランの犠牲者とも言えるシビリアンである彼に自分達の憎悪への理解を求めるが、彼は自分達の境遇を恨む事なく、フロスト兄弟の憎悪を否定した。
スーパー系
- ガルファ皇帝
- 『R』では最終的にはあろうことか彼ら機械帝国ガルファに加担した。
- 破嵐万丈
- 『Z』ではフロスト兄弟を自分と同じように「他者によって生き方を歪められた者」と認めつつも、その憎悪を認めなかった。
- 天空侍斗牙
- 『Z』では彼を自分達兄弟と同じように「他者に行き方を歪められた者」とし、彼を味方に引き入れようとするが、当然彼にも拒絶される。
バンプレストオリジナル
- デスピニス
- 『R』にてお互いを利用し合い、デュミナスにも取り入る。彼女は自分達の境遇もあってか、フロスト兄弟の苦しみをよく理解していた。
- レーベン・ゲネラール
- 『ZSPD』では013特命部隊で共に行動しており、彼がZEUTHに潜入している事も知っていた。
- 黒のカリスマ
- 『Z』においてフロスト兄弟に黒歴史とデスティニープランの真実を教えた張本人。
名台詞
- 「今だよ、兄さん!」
- 敵機をアトミックシザース/ギガンティックシザースで捕え、この言葉を合図にシャギアが攻撃に移るのが兄弟の主な攻撃パターン。…なのだが、この後には必ずと言っていいほど妨害が入って攻撃が失敗するため、原作では実はまともに攻撃が決まったことがない。そのためこのセリフは「失敗フラグ」の1つとして挙げられることもある。
- 「囚われの姫君よ…お迎えにあがりました…」
「愛しています…殺したいほど」 - 第3話より。ガロードとジャミルが出払っている間にティファの眠る部屋に潜入。こう呟きながらティファに毒を注入する。
- 単なる芝居がかった言い回しとしか思えないが、「カテゴリーF」の烙印という苦い過去があるため、ニュータイプであるティファに対する殺意は本物かもしれない。
- 『α外伝』では1行目が戦闘前会話でDVE。2行目がキャラクター事典で収録されている
- 「再会を祝して、お茶でもどう?もちろん君のおごりでね」
- 第8話より。チンピラに襲われたガロードを兄と共に助け、助け賃がわりにタカる。
- 「Lorelei(ローレライ)の海」
- 第18話タイトル。
- 「フッ!新型が泣くよ、エアマスターさん!」
- 第30話より。改修機であるガンダムエアマスターバースト相手に改修前のガンダムアシュタロンで追いついている際に発言。オルバの技量も然ることながら改修されたとはいえ、戦前の機体であるエアマスターバーストに対し、戦後の技術で開発されたアシュタロンのスペックの高さがうかがえる。
- 「次の戦争は、僕らが求めた戦争だ」
- 第36話タイトル。フロスト兄弟の真意が明らかになった台詞。
- 「僕と君は、宿命のライバル同士なんだよ!」
- 「宿命のライバルだからね」
- コミック版最終回にて、それまでの憎悪に囚われた姿とは打って変わり、憑き物の落ちたような顔でガロードとティファの旅立ちを見送っている。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「ば、馬鹿な。生身の人間の一撃が、モビルスーツを転倒させるなんて!?」
- 『R』第20話「ダブルエックス起動!」より。ドモンとアルゴにアシュタロンを押し倒され驚愕した時のひとこと。そりゃ、2000倍の重力を振り切ったり地下鉄を投げたりする人間がいるとは普通思わないだろう。
- 「君に言われなくても、そのつもりだ。僕達は、ただ破滅に向かっていったラウ・ル・クルーゼとは違う!」
- 『Z』第52話ミネルバ一時残留ルート「黒歴史の真実」に於けるキラとシャギアの戦闘前会話より。クルーゼの名前が出た事でキラは大きく動揺するが、直後にキラはフロスト兄弟を「クルーゼの同類」と断じた。
- (いいだろう、ZEUTH。君達は君達のやり方で進めばいい。だけど、僕と兄さんは諦めはしない。それを忘れない事だね…)
- 『Z』第59話セツコ編「黒の世界」orランド編「塗りつぶされる明日」より。ドンキーのパンを買いながら、内心呟いた台詞。SRWにおいて初めて決着後にフロスト兄弟の生存が確認されたシーンで、多くのファンを驚かせた。原作の漫画版のラストシーンのような爽やかなシーンである。
搭乗機体
余談
- 名前の由来はオールバックから
資料リンク
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