「バウンド・ドック」の版間の差分
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− | + | 細身な上半身に重量感のある下半身を持つが、外見的にはスカートのついたウサギかキツネの獣人のように見える異様な外見をしている。首が360度回転する為、作中では先に首が後ろを振り向いた後に体も振り向くというかなり不気味な動き方をしていたのが印象に残る。 | |
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− | + | 講談社の児童誌『コミックボンボン』で連載された漫画版『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』では、遺跡から発掘されている(アニメ版ではムットゥーというSRW未登場のメカ)。また、[[漫画]]『機動戦士ゼータガンダム1/2』においては、バウンド・ドックの完成型といえる機体「'''アモン・ドッグ'''」が登場する。 | |
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:ロザミア用(赤色)、ゲーツ用(灰色)、ジェリド用(黄色)が登場する。他の敵可変機もそうだが、MA形態は登場しない。 | :ロザミア用(赤色)、ゲーツ用(灰色)、ジェリド用(黄色)が登場する。他の敵可変機もそうだが、MA形態は登場しない。 | ||
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:同じ研究所で開発された機体。 | :同じ研究所で開発された機体。 | ||
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− | :[[漫画]]『機動戦士ゼータガンダム1/ | + | :[[漫画]]『機動戦士ゼータガンダム1/2』(SRW未参戦)に登場。バウンド・ドックを2機、上下に連結させた異形の機体。 |
+ | :「ドック」ではなく「ドッ'''グ'''」。同作品ではバウンド・ドックも「バウンド・ドッ'''グ'''」と表記されているが、誤字か意図的なものかは定かではない。 | ||
;[[GUNDAM:ムットゥー|ムットゥー]](SRW未登場) | ;[[GUNDAM:ムットゥー|ムットゥー]](SRW未登場) | ||
:『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』に登場。その変形機構はバウンド・ドックとよく似ている。当初はそのままバウンド・ドックが発掘される予定であったらしいが、製作途中の方針転換によりオリジナルMSに変更された模様。 | :『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』に登場。その変形機構はバウンド・ドックとよく似ている。当初はそのままバウンド・ドックが発掘される予定であったらしいが、製作途中の方針転換によりオリジナルMSに変更された模様。 | ||
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』で代わりにバウンド・ドックが登場した。 | :『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』で代わりにバウンド・ドックが登場した。 | ||
;サンドードック | ;サンドードック | ||
− | :[[漫画]]『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] | + | :[[漫画]]『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] DUST』(SRW未参戦)に登場。MS形態がバウンド・ドック、MA形態がサンドージュ([[ザンスカール帝国]]の虫型モビルワーカー。SRW未登場)に変形する。 |
== 余談 == | == 余談 == |
2020年3月16日 (月) 18:30時点における版
バウンド・ドック | |
---|---|
外国語表記 |
Baund-Doc[1] Bound-Doc[2] |
登場作品 | |
デザイン | 小林誠 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | ニュータイプ専用可変モビルアーマー |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | NRX-055 |
全長 | 27.2 m |
頭頂高 |
|
全高 |
|
全幅 | 15.2 m |
本体重量 | 82.7 t |
全備重量 | 129.4 t |
動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 2260 kW |
スラスター推力 |
48,600 kg×3(後腰部)
|
アポジモーター数 | 4 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 9,840 m |
開発 | オークランド研究所 |
所属 | ティターンズ |
パイロット |
概要
一年戦争時にジオン公国軍が開発したモビルアーマーであるグラブロ(SRW未登場)を基に開発されたニュータイプ専用可変モビルアーマー。
操作系にはサイコミュを使用。機体の開発はオークランド研究所で行われ、システムの調整はオーガスタ研究所が行っている。サイコミュを切れば一般兵でも使用可能と言われているが、基本的にはニュータイプや強化人間でなければ性能を発揮させる事ができない。他のサイコミュ搭載機のような際立った特徴はないが、ロザミア・バダムによれば反応速度はギャプラン並らしい。また、ロザミア機の装甲は百式のビームライフルを受け付けないほど頑丈だったが、これもサイコミュの恩恵なのかは明示されていない。
MA形態では上半身が重厚な下半身に収納され、上部はシールドで蓋をされるため、かなり重厚に見える……が、下からは収納された上半身が丸見えである。外見はカブトガニに似ている。
計3機が製造されており、1号機は灰色、2号機は赤色、3号機は黄色で塗装されている。1号機はコクピットが複座式になっている。
余談に近いが、「ハウンド・ドッグ(猟犬)」という名詞や犬のようにも見える姿が災いしてドックをドッグに間違われたりとか、サイコMk-IIやキュベレイのような分かり易いサイコミュ兵器が無い上ジェリド最後の乗機であるが故に一般機認識されたりと、勘違いされがちな要素を幾つも抱えている。「可変モビルアーマーでありモビルスーツではないため基本形態はMA形態」という点に関しては、メッサーラ・アッシマー・ギャプランなども含めて度々誤解を受けている。
MS形態
モビルスーツ形態に変形可能。左手はモビルアーマー形態時のメインカメラとして機能するためのモノアイ付のシールド、右手はマニピュレーターではなくクローという左右非対称な姿となるため、ビームライフル・ビームサーベルとも左手でしか持つことができない。
細身な上半身に重量感のある下半身を持つが、外見的にはスカートのついたウサギかキツネの獣人のように見える異様な外見をしている。首が360度回転する為、作中では先に首が後ろを振り向いた後に体も振り向くというかなり不気味な動き方をしていたのが印象に残る。
劇中での活躍
最初はゲーツ・キャパの1号機とロザミア・バダムの2号機が登場し、最終決戦ではジェリド・メサの3号機が登場しているが、TV版のジェリド機はネモを2機倒しただけだったりと大した戦果は挙げられていない。なお、ジェリドの3号機は元々黄色だったのだが、劇中では何故かTV版、劇場版共にロザミア機と同じカラーの機体に乗って登場している。スタッフのミスとも、元から黄色にする予定はなくて登場しない黄色の機体がジェリド機だと説明した書籍のミス[4][5]とも噂されるが理由は不明。
ゲーツの1号機は、ゲーツの他にロザミアのデータ収集を目的としてローレン・ナカモトが同乗していた。後にドゴス・ギアを撃沈するために現れたレコア・ロンドのパラス・アテネと交戦するが、その後の行方は不明。
講談社の児童誌『コミックボンボン』で連載された漫画版『∀ガンダム』では、遺跡から発掘されている(アニメ版ではムットゥーというSRW未登場のメカ)。また、漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』においては、バウンド・ドックの完成型といえる機体「アモン・ドッグ」が登場する。
登場作品と操縦者
全体的に起用されるのはロザミア用(赤色)ばかりで、ゲーツ用(灰色)とジェリド用(黄色)はごくまれ。とはいえ、劇中未登場で終わった黄色い本機と戦えるのはSRWならではといえよう。
その割にジェリドらオールドタイプ組の搭乗時の方がぐんと印象に残りやすく、サイコミュ兵器という要素は原作以上にほとんど表されない。
ネームドパイロットが乗る事が多く耐久力も高めだが、この時期のMSにしては射程が短めの傾向がある。特にビームライフルの使えないMA形態で顕著。一部の作品ではバウンド・ドッグの間違った名前で登場している。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- MS形態がDCの戦力として登場する。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- ジェリドとマウアー・ファラオがMS形態に乗って登場。変形はしない。
- 第3次スーパーロボット大戦
- MA・MS両形態共にDCの戦力として登場。後半に登場するMSの中ではHPが高い強敵だが、MA形態なら射程1の武器しかない。ゲーツやジェリドも赤色に乗っているが、『コンプリートボックス』版ではちゃんとそれぞれの専用カラーになっている。
- スーパーロボット大戦EX
- 隠し要素でシュウの章でジェリド・ライラ・カクリコンのうちいずれか(何故か全員本機に搭乗)を説得すると、3人まとめて寝返り自軍ユニットとして使用可能。拡散メガ粒子砲がそこそこの威力を持ち、変形可能で移動力もあり、意外と役に立つ。しかし、海ステージやラスボス戦では戦力外。
- またシュウの章では他のMSを入手するには難解な隠し要素を満たす必要があり、かつ全てのMSを集めてもクワトロとジェリド達3人の内、誰か1人はバウンド・ドックに乗らなければならないので、プレイヤーによってはその悪い印象の方が強く残りがち。
- 『コンプリートボックス』版では洞窟や神殿内での出撃も可能になった他、精神コマンド「挑発」の追加により囮役としての有効性は増した。ただし『第3次』と異なりジェリド機も何故か赤のまま。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- MA・MS両形態共にティターンズの戦力として登場する。MA形態はロボット大図鑑100%を阻むレアユニット。有名パイロットではゲーツとカクリコンが乗るが、ジェリドとロザミアは乗らない。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 本作で初めてゲーツ用(灰色)とジェリド用(黄色)が登場するが、MA形態が登場するのは一般兵が搭乗する赤色のみ。灰色・黄色の機体は基本性能が強化されている。また、灰色機は宇宙編でしか出て来ない。
- いずれの場合もMS形態では最大射程が5、MA形態に至っては1しかないので遠距離攻撃していけば難なく対処できるだろう。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ティターンズのMSの中では最強格。ロザミアやジェリドなどが乗ってくる。HPや装甲が高く、ビームライフルが移動後攻撃可能で射程7と非常に長く、拡散メガ粒子砲は移動後攻撃可能で射程6、命中+40%とかなり性能の良い武器を持っている。だがユニット、武器共に地形適応にムラがあり地上戦には弱い。
- MA形態はHP・EN以外が上がりさらにタフになるが、移動後の射程は6に減少。やはり地上戦は弱い。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 攻撃力がアップし射程の長いP兵器のビームライフルが脅威。新規EDルートではジェリドの他ブランやカクリコンまでこれに乗ってくるのだが、対して強くないため経験値稼ぎのいいカモである。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 前半はティターンズ機として、後半は『∀ガンダム』のムットゥー(SRW未登場)の代わりにムーンレィスの戦力として登場。『α』程のユニット能力は無いものの序盤のMSとしてはHPが高め。だがそれ以上に厄介なのが拡散メガ粒子砲が基本性能はほぼそのままに、地形適応が空陸CからAに上がったためかなり強力になった。
- MA形態はHP・EN以外が全て上昇。拡散メガ粒子砲が相変わらず強力。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 本作ではMA形態が基本でMS形態は戦闘演出のみ。ジェリドだけでなく、マウアーも乗る。堅いがそれほど強くない。片一方を倒すと怒りの精神コマンドを使ってくるのはお約束。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- プレイヤーにも使用可能。敵より性能は落ちているとはいえ、攻撃力はガブスレイやバイアランを上回る。劇場版では乗った事が無いロザミアに与えるといい働きをする。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- ジェリドやマウアー、ティターンズ兵が乗ってくる。また、ロザミアを説得して仲間にすると1機入手できる。
- 射程が短いので活躍は期待できないが、よく見るとMA形態時の装甲値が目を疑うほど高いのが特徴。超合金ニューZでできてるのだろうか?
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- 『第1部』ではMS・MA両形態が登場するが、『第2部』はMS形態、『第3部』はMA形態のみ。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 地上編終盤にヤザンの配下として両形態が登場。HPは高めだが最大射程が4と短いため『αシリーズ』より対処は楽。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 結構わんさか出てくる。が、はっきり言ってヤザン・ゲーブルの乗ったハンブラビの方が怖い。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- 初登場作品。第10話「たとうかいのけっせん」にMS形態が登場。仲間にすればMA形態にもなれる上に、それなりに高い能力を持つ。余裕があれば説得を。
- スーパーロボット大戦64
- ロザミア用(赤色)、ゲーツ用(灰色)、ジェリド用(黄色)が登場する。他の敵可変機もそうだが、MA形態は登場しない。
関連作品
- ヒーロー戦記
- ジェリドが搭乗。1ターンに2回攻撃を仕掛けてくる。
- 戦闘グラフィックは待機(MS形態)⇒接近(MA形態)⇒攻撃(MS形態)という、中々凝ったものになっている。
装備・機能
武装・必殺武器
- クロー・アーム
- MA形態の脚がそのままクロー・アームとして機能する。また、MS形態の右腕もクローになっている。
- 『Z』では両形態のクローで順番に攻撃する連続攻撃。
- 拡散メガ粒子砲
- ビームを拡散して発射する。MA形態時にはモノアイの左側、MS形態時は左腕に内蔵している。
- SRWでは『旧シリーズ』の頃から有射程P武器。攻撃範囲の広さ故に命中補正は高めで『Z』では全体攻撃。
- ビーム・ライフル
- 小型のライフル。左腕で使用する。
- 『旧シリーズ』では基本的に中射程で余り高性能とは言えない武器だったが、『αシリーズ』では長射程P属性になり手強くなった。
- ビーム・サーベル
- ロザミア機がMS形態で使用。これも左手でしか持てない。SRWでの採用率は低め。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
関連機体
- バイアラン・カスタム
- バウンド・ドックの踵を使っている。
- アッシマー、ギャプラン
- 同じ研究所で開発された機体。
- アモン・ドッグ
- 漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』(SRW未参戦)に登場。バウンド・ドックを2機、上下に連結させた異形の機体。
- 「ドック」ではなく「ドッグ」。同作品ではバウンド・ドックも「バウンド・ドッグ」と表記されているが、誤字か意図的なものかは定かではない。
- ムットゥー(SRW未登場)
- 『∀ガンダム』に登場。その変形機構はバウンド・ドックとよく似ている。当初はそのままバウンド・ドックが発掘される予定であったらしいが、製作途中の方針転換によりオリジナルMSに変更された模様。
- 『α外伝』で代わりにバウンド・ドックが登場した。
- サンドードック
- 漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』(SRW未参戦)に登場。MS形態がバウンド・ドック、MA形態がサンドージュ(ザンスカール帝国の虫型モビルワーカー。SRW未登場)に変形する。
余談
- 『SDガンダムシリーズ』ではその名前や外見から犬や狐、狼といった動物系の要素を付加される事も多い。
- 『SDガンダム外伝』ではMS形態とMA形態がそれぞれ別キャラクターとして採用されている。前者は狼の獣人モンスターというわかりやすいアレンジだが、後者はなんとミミック。シールドの部分が宝箱の蓋になっており、開けるとそこからモノアイが見えるようになっている。
- またこのモンスターの存在から、逆説的にスダ・ドアカ・ワールドの宝箱の多くはバウンド・ドックのMA形態そっくりという設定になってしまった。実際『SD外伝』のRPG作品のいくつかはこの形の宝箱がダンジョン内にゴロゴロしており、その中に上記の「バウンドミミック」が混ざっている。
- さらに続編『円卓の騎士編』ではジェリド機が騎士、ゲーツ機が魔術師[6]として出演。いずれも脇役とはいえ、デザイン的にはかなり優遇されている機体である。
- 一方の『SD戦国伝』では名前に漢字の当て字が為されているが、その名もズバリ「弾犬」[7]。……直球すぎる。後の『新SD戦国伝』では「九尾の狐」の妖怪「九尾犬」[8]として登場。
- 『SDガンダム外伝』ではMS形態とMA形態がそれぞれ別キャラクターとして採用されている。前者は狼の獣人モンスターというわかりやすいアレンジだが、後者はなんとミミック。シールドの部分が宝箱の蓋になっており、開けるとそこからモノアイが見えるようになっている。
脚注
- ↑ モビルスーツインアクション「バウンド・ドック」パッケージより。
- ↑ ガレージキット「バウンド・ドック」パッケージより。
- ↑ 劇中では赤色、もしくは未登場。
- ↑ 劇中未登場だという説明がされないことが多く、近年の設定書に掲載されることが少ない。
- ↑ TV版放送当時に発売されたサイコガンダムMk-IIのプラモの箱絵には何故かジェリド機カラーのバウンド・ドックが描かれているので、黄色の機体の設定自体は当時から存在していたと思われる。またこのイラストから、本来はこちらがゲーツ機の予定だったのではないか?という説もある。
- ↑ 背中に9本の尻尾があるため「九尾の狐」の獣人のようでもある。
- ↑ これで「ばうんどどっく」と読む。サンライズ公式設定である。
- ↑ こちらの読みも「ばうんどどっく」。…とてもそうは読めないが。
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