ガンダムダブルエックス

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ガンダムダブルエックス
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 サテライトシステム搭載型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 GX-9901-DX
全高 17.0 m
重量 7.8 t
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
開発 新地球連邦
所属 新地球連邦軍 → フリーデン
主なパイロット

ガロード・ラン

ティファ・アディール
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ガンダムダブルエックスは『機動新世紀ガンダムX』の登場メカであり、後半の主役メカ。

概要[編集 | ソースを編集]

新地球連邦軍がアイムザット・カートラル主導の下にゾンダーエプタで開発したサテライトシステム搭載型汎用モビルスーツ。ガンダムXの強化発展型で、MS単体としては究極的な攻撃力を持つ。

Gファルコンとの合体機構も備えられており、サテリコンのGファルコンとの合体もサテリコンとの接触後可能になった、詳細はガンダムダブルエックス+Gファルコンを参照。

開発の経緯[編集 | ソースを編集]

15年前の戦争でジャミル・ニートが搭乗し、大破して放棄されたガンダムエックス2号機(以下GX2号機と記す)を回収して、そのデータを基に開発・新造されたものであり、最新技術により出力・機動性・装甲等の基本性能がガンダムエックスから飛躍的に向上しており、戦後に造られた機体としては最強クラスの性能を誇る。 そのような経緯もあって、カトック・アルザミールは本機のことを「15年目の亡霊」と呼んでいる。

開発を主導したアイムザット・カートラルは、この機体を「戦後の新しい時代を象徴する強大な力を持ったMS」として強力に開発を推進していたが、実際のところ、穏健派かつ国家統一とそれに伴う国家基盤能力回復を優先する派閥の多い新地球連邦再建委員会の中では支持を得られず、開発に積極的だったのはアイムザット1人だけだった。フリーデンに強奪され、ダリア作戦の阻止に成功した事で、新連邦と宇宙革命軍双方にその力と危険性を証明する事となり、新連邦にとっては奪われてからその大きすぎる代償を払わされるという皮肉な結果となった。

機体概要[編集 | ソースを編集]

本機の最大の特徴は、サテライトシステムの改良型である「サテライトシステムMk-II」を搭載している事で、集光率の向上や冷却システムの改良などによってガンダムエックスの単砲身型サテライトキャノンの数倍以上の威力を誇るツインサテライトキャノンを採用する事になった。大幅な出力上昇に伴い増加した熱エネルギーを冷却する為、腕や脚に展開式の排熱用エネルギーラジエータープレートを新たに装備している。頭部も放熱に適した形状に設計されている。

月のMW送電施設にアクセスするためのニュータイプが存在しない問題点は、コクピット周りを含めた中枢制御部のシステムに機体コード認証済みであるガンダムX2号機(連邦軍時代のジャミルの機体)の部品を移植している。これにより、Gビット(GXビット)の使用も可能な他、Gコンは専用のものだけでなく、旧式のものでも代用が可能。

MSとしての基本性能はA.W.0015年代最高水準であり、重装甲と高機動を併せ持つ。脚部に機動性強化の為のスラスターが増設され、白兵戦でも極めて優れた運動性を発揮し、ガンダムエックスやディバイダーでは脱出不可能だったガンダムアシュタロンのアトミックシザースを拘束状態からアーム部分を引き千切る程のパワーや強化されたギガンティックシザースに対してもバーニア噴射のみで引き剥がす程の大推力を持つ等、MS単体としての戦闘能力も大幅に強化されている。また、オプション兵装を除く本機の基本武装は各種内蔵機関砲・ライフル・ソードといった非常にオーソドックスな構成だが、そのどれもが高出力だったガンダムエックスの各武装を更に遥かに超え、通常MSが装備する物の数倍以上の破壊力を持つ当時最強クラスの物を装備しており、対MS戦でも圧倒的な戦闘力を発揮する。原作未使用のオプション兵装が多く、実はフル装備状態ではかなりの重武装機体である。

よくGXの改修機と勘違いされる事が多いが、前述の通り「GX2号機のデータ・中枢部を流用した新造機体」である。アニメ本編でも建造中だがGXのそれとは異なるフレーム姿を晒していたりアイムザットによるツインサテライトキャノンを用いた恫喝シーンでも、本機の後ろに半壊した2号機が転がされ、ケーブルで繋がれていた。ただときた氏の漫画版ではGX2号機を直接改修したような描写になっているためにこの誤解が広まった可能性がある。

劇中での活躍[編集 | ソースを編集]

ゾンダーエプタにてテストが行われていたが、ガロード・ランの手によって奪取され、それ以降はフリーデンの戦力として運用される事となった。この時、本機の専用Gコンはアイムザット・カートラルが所持していたが、ジャミル・ニートティファ・アディールが持ってきたGX用のGコンで起動させており、以後もこれを使用している。

その後、ガロードの新たな愛機となるが、最後はガンダムヴァサーゴチェストブレイクガンダムアシュタロンハーミットクラブとの戦闘でツインサテライトキャノンとサテライトランチャーを撃ち合い、その際に発生した衝撃波で大破し、放棄され、エピローグにおいて、宇宙を漂うダブルエックスの姿が映し出された。

漫画版では、大破後のダブルエックス内で気を失っていたガロードがティファの呼びかけで目を覚ました後、フリーデンIIに救助されたシーンが描かれ、ダブルエックスの残骸がラストシーンを飾っている。

ちなみに、本機はアニメのガンダム史上初の「敵から強奪した後期主人公機」である[1]

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

ガンダムX系パイロットで乗り換え可能。性能も全体的に高水準で全ての能力がバランス良く高いのが特徴。また、ビームサーベルやライフル等の通常武装の攻撃力も全体的に高めに設定されている。一方で、かつてはGビットが追加されるまではツインサテライトキャノンのチャージ中はそれ以外の対ボス用火力に欠けていたが、近年の作品では高火力のGファルコンとの連携攻撃が追加され、安定した火力を得た。また、原作での頑丈さを反映してかMSにしては装甲が高い事が多い[2]。一部作品ではスーパー系を超える装甲値を持つ。

最大の特徴は通常兵器版&MAP兵器版「ツインサテライトキャノン」。作品によって制限が異なっており、『α外伝』や『Z』では原作通りに「」が出ていないと使えない。作品によってはマップ毎に月への射線の有無が設定されており、月があるマップでは毎ターンチャージが行われ、一定ターン毎に発射が可能になる。最初からチャージ済み状態で出撃できるのは『第3次Z天獄篇』が初。どのシリーズでもチャージ完了後は一発しか撃てないが、その分攻撃力は非常に高く設定されている。本来は一度のマイクロウェーブ受信で少なくとも3連射までは可能で、使用時に機体自体のENも消費しない(そもそもチャージ自体が原作にはほぼ存在しない)が、『Z』ではENを消費するようになっている。またMAP兵器版では中心に空白部の在る二本の直線という形をとっているが、砲身の負荷低減等の理由で二門に分割しているだけでそれぞれの砲身で個別に撃つわけではない(実際原作では、二門のビームは合成一軸で発射された描写しか無く、また文字設定等でも個別単独での砲身で発砲可能という設定は無い)。『天獄篇』では中心の隙間が無くなっており、これまでより原作に近い形となっている。

条件を満たせば武装にGビットが追加される作品では、チャージに関係なく高威力の攻撃が可能となりサテライトキャノン無しでも安定して活躍出来る様になる。更にその場合、ティファがガロードのサブパイロットとして登録されるため、Gファルコンとの合体を活用すれば3人分の精神コマンドが使用可能となる。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。ゾンダーエプタにて戦闘で奪うことになり、最初は護衛機がいるものの無人のままサテライトキャノンのチャージのため棒立ちしている。人質もおらず味方が全機健在であるため展開的に破壊しても全く問題が無いのだが、ジャミルの一存でガロードが乗り込んで奪うことになり攻撃対象から外れてしまう。その際マップ兵器で破壊すると何の台詞もなくゲームオーバーになるなど、入手のためとはいえ強引な展開となっている。
GX同様サテライトキャノンはチャージ制のオリジナル仕様。機体性能が高く、ツインサテライトキャノンは消費無しでスーパー系以上の攻撃力を持つ非常に強力な武装。隠し要素の条件で追加されるGビットは長射程・初期攻撃力3900と今作最高クラスの性能を有するので取得すれば更に強力になる。サテライトキャノンと異なりこちらはENを消費するので取得後はEN改造を推奨。Gファルコンとの合体形態が非常に強力で無双も可能な為なるべくセットで運用したい。
今作では月のないMAPや反撃役としてはディバイダーも非常に優秀なので、状況に合わせて乗り換えるのもあり。マップ兵器のツインサテライトキャノンはX系のパイロットは熱血しか持たないが元々の攻撃力が非常に高い為、他機体の魂付きマップ兵器と遜色ないor超える火力が出せ、射程も無限と非常に強力だがチャージが長い為使い所は良く考える必要がある。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
改造ガンダムエックスから引き継がれ、更に改造はGファルコンと連動している。1機分の改造費でメイン級のユニット2機+サポートユニット1機が改造出来るので非常にお得かつ戦力的価値の高い機体で特に第1話からガロードが参戦し強制出撃も非常に多いランド編ではGX共々主力として長くお世話になる。フル改造ボーナスまで連動してしまうので注意。Gファルコンが手に入るのはDX入手から少し先になる。バランス良く高い機体性能とフル改造で攻撃力10000にも達するツインサテライトキャノンが非常に強力。それ以外の通常武装に手軽に使える高威力の物がないのが難点だが、隠し条件でGビットが追加されれば通常戦闘においても強力となる。MAP兵器版も相変わらず破格の高威力だが射程は直線の中央を開けた左右1マスの2ラインに縮小されている。ビット取得条件はランドならば楽だが、セツコの場合、SRポイントを全取り(ifルートの場合は2回逃せる)が必要という厳しい条件となっている。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
ツインサテライトキャノン使用時にリアルサイズカットインが導入された。今作の世界ではマイクロウェーブ送信施設がないはずだったのだが、なぜか発射することができた。これについてはストーリーを進めることで明らかになっていく。
機能の制限された前作組の中でも特に制限が目立ち、GビットもGファルコンとの合体もサブパイロットのティファもなく、月のないMAPではサテライトキャノンが使えない+過去作にあった代わりの高威力武装も無いので決定力不足と、主力として使うには不安定。このうち、Gビットは以降もZシリーズ通して最後まで使用不可のままだが、この時点で既に廃棄されたことが『天獄篇』で明かされている。
一方、通常兵器の威力が高く高威力・低燃費のハイパービームソードとガロードのABを活かした稼ぎ役として割り切るのがいいかもしれない。一方で、新スキル連続行動のおかげで射程∞のMAPサテライトはかなり使いやすくなった。Gファルコンが登場しない関係上、フル改造することでチャージターンの短縮が可能となっている…が、連続行動が強力な第2次Zでは両篇共にチャージが終わる前にマップクリアすることもしばしば。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
今作は他のX系機体の参戦が遅く、他の機体が参戦した際に合体してしまうため、実質ガロード専用機となっている。
序盤から参戦、かつ月の出ているマップが増えたため、戦力の整わない内はサテライトキャノンのチャージが間に合う機会も増えている。MAP兵器版の範囲も改善されている。カスタムボーナスが最大EN+という謎の変更をされており、ENを消費する武装が少ないDXには恩恵が薄い。後半、ガンダムダブルエックス+Gファルコンになれば2人乗りとなり武装も追加され使い勝手が上がる。
なお今作の世界でサテライトキャノンが使えることについての詳細(何故・何のために異世界の機体に対応したMW送信システムが用意されていたのか、など)は『天獄篇』においてD.O.M.E.から説明される事になる。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
『時獄篇』では未参戦だったが、本作で復帰参戦。戦闘アニメも大幅に刷新された。序盤のルート分岐の途中で参入する。本作ではガロード専用機。再世篇より全体的に性能が上昇し、通常武装も含めても全体的に攻撃力が高い。特に装甲の初期値は1850とスーパー系並に高い。
中継衛星が多数設置されている設定になり、サテライトシステムの仕様が大幅に変更され、出撃時点でチャージ済で使用可能、再チャージにも1ターン(昼間ステージなら2ターン)と大幅な強化が行われている。これは月が遠くて見えず、中継衛星もない銀河においては、他の戦艦からのマイクロウェーブ送信(中盤ではマクロス・クォーター、終盤では銀河殴り込み艦隊の各艦)で代用していることが説明されている。
それに伴い、今作ではこれまでと大幅に運用方法が異なっている。Gファルコンとの合体が削除されて召喚攻撃となり、ツインサテライトキャノンから全体攻撃属性を取り上げられてしまったものの、MAP兵器版は本作最強のMAP兵器で中心の隙間が無くなって射程が幅3×12マス+正面直線上は無限、かつ無改造で攻撃力5000という凄まじい性能になっている。更に中盤からは月無しでも毎ターンチャージされるようになり、驚異の殲滅力を発揮するマップ兵器主力のユニットに変貌している。精神コマンド「魂」との相乗効果により毎ターンMAP兵器による無双が可能。マルチアクションや特殊スキル戦術待機ヒット&アウェイ等のシステムと相性が良く位置取りも容易。通常版ツインサテライトキャノンもリアル系ユニット最強クラスの破壊力を持ち、移動後攻撃可能で攻撃力と射程も優秀なGファルコン連携攻撃も強力で通常戦闘においても非常に強力なユニットとなっている。相方候補は1ターン目から覚醒が掛かり、かつ長射程の必殺技を持つダンクーガノヴァアクエリオンEVOLマキシマムブレイクによる長距離射撃も意識できる。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦R
原作とは違い、ゾンダーエプタではなくニュータイプ研究所で開発された。そしてニュータイプ研究所はザイデル・ラッソと共にネオ・ジオンの所属であり、D.O.M.E.が眠るマイクロウェーブ送信施設をネオ・ジオンの攻撃目標から外させる為にザイデルが主導したものという設定である。また、原作ではGXのGコンを引き続き使用していたが、本作ではニタ研の所長であるカロン・ラットの目を盗んでフォウ・ムラサメがDX用のGコンを盗み出し、そのままガロードに渡してDXを起動する流れになっている(この際フロスト兄弟の手引きがあった)。
本作のサテライトキャノンは、月の有無に関係なくどのステージでも常にチャージが行われるようになっている。これは原作において第七次宇宙戦争当時にマイクロウェーブの中継衛星が存在した(コロニー落しで全て失われた)という設定を利用したものと思われる。
素のままで使うよりは合体時の恩恵が非常に多いGファルコンとセットで運用するのが基本だが、単体でも非常に強力な機体で高火力・低燃費のGビットが追加されれば合体せずともほとんどの敵を殲滅できる。その場合、Gファルコンは飛べないレオパルドにまわしてもいい。また、今回Gビットサテライトキャノンというどう考えても地球環境に悪そうな武装が追加される。この人あたりが黙っていなそうだがシナリオ上では特に突っ込まれなかった。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2018年6月のイベント「男よ、その手でつかめ!」より実装。大器型SSRシューター。ティファと2人乗り扱い。
2020年1月のイベント「Nearest and…」にてΩスキル搭載大器型SSRブラスターが追加。Ω化したツインサテライトキャノンの火力は圧倒的で、被弾による必中化に加え高い火力と軽減無効率、タフネス無効を持ち、Pアビリティも必殺威力アップに軽減無効率アップと必殺スキルが文字通り一撃必殺の威力を持つ。反面、被弾が前提の割に軽減バフや特殊回避、特殊装甲がなくタフネス回数も並、ある程度HPが減らないと鈍足とダメージコントロールが非常に難しい。実装直後はニルヴァーシュ specV3全盛だったこともありパッとしなかったが、半月後のマジンガーZERO[XΩ]&マジンエンペラーG[XΩ]に取って代わられると、特殊回避を剥がすor必中状態になれば一撃でZEROを葬り去れることから一躍脚光を浴び、アンチ環境機として大幅に株を上げた。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

ヘッドバルカン
頭部に2門内蔵しているバルカン砲。威力は然程でも無いが牽制やミサイル迎撃、対人掃射など幅広い用途を持つ。マシンキャノンとブレストランチャーとの一斉射撃でコルレルを撃破した事もある。
マシンキャノン
胸部上(襟部)に2門内蔵している。コルレル戦での使用実績があるにも関わらず、なぜかスペック表では無視されたり、MGキットの解説書でもブレストランチャーの一部にされているが、設定上ブレストランチャーは胸部インテーク下の2門のみを指す。
α外伝天獄篇ではブレストランチャー発射時に設置位置からの発砲描写が確認できる。
ブレストランチャー
胸部下(脇腹部)に2門内蔵している三砲身ガトリング砲。一般的なMSならこれだけで破壊できるほど高威力。文字設定では各種弾頭を発射可能なマルチパーパス仕様でもあるという事になっている。
SRWでは上記の襟部マシンキャノンもブレストランチャーの一部に含めた計4門扱いにされている場合が多い。
ハイパービームソード
新型サテライトシステムによりGXの大型ビームソードの更に数倍以上の出力を持つ強力なビームソード。ビーム刃の大きさも一般的なビームサーベルより一回り以上大きい。MSの単機能武器として当時最強の武装の一つ。両腰部に2本マウント。
SRWでは他のMSのビームサーベルより高威力の武装となっている。一部作品ではその分エネルギー消費も多く設定されている。
Z』や『天獄篇』では初出撃時におけるバリエント戦のソード捌きが再現された。天獄篇では更に初出撃時の二刀流状態も再現された。
DX専用バスターライフル
専用の高出力ビームライフル。シンプルな内部構造と徹底した軽量化が図られ長銃身で高いビーム収束率を持つ為、通常のビームライフルの数倍の威力を発揮する。反面、GXのシールドバスターライフルと異なり耐久性に難があり、敵機の攻撃で頻繁に破壊されていた。
奪取時には装備していなかったが、ゾンダーエプタでの調整中にこの武器が描かれていたので、内部データからキッド・サルサミルが複製したと思われる。
SRWでは他のMSのビームライフルと違い、P属性がない分、長射程・高威力の武装となっている。このため移動後中距離戦闘は苦手とする作品が多いが、Gファルコンと合体すればフォロー可能。『X-Ω』では通常攻撃に採用。
ディフェンスプレート
実体盾。マウントラッチが有る左腕に固定できるがグリップも有る為手での保持も出来、取り回しにも優れビーム兵器に対しても高い防御力を発揮する。正規軍以外の装備する各武装では傷一つ付ける事の出来ない強度を持つ。
DX専用バスターライフルと同様に奪取時は装備していなかったものの、ゾンダーエプタでの調整中にこの武器が描かれていたので、内部データからキッドが複製したと思われる
ツインサテライトキャノン
背部に2門装備された戦略級兵器サテライトキャノンの強化型。原作では一度のマイクロウェーブ受信で3連射まで確認されている。コロニーレーザークラスのビームの照射範囲を持ち、人工島を一撃で消滅させる等、MSサイズの武装としては規格外の破壊力を持つガンダムDX最大の切り札ではあるものの、サテライトキャノン同様威力が大き過ぎる故の小回りの利かなさ、大量破壊や虐殺を是としないガロードの意向もあり使用回数自体はかなり少ない。そもそも超長距離からの砲撃による大規模破壊がコンセプトの戦略級兵器なためゲームのように対MS戦でわざわざ使用したのは原作ではフロスト兄弟との最終決戦のみである。文字設定では威力を調整可能と記されているが原作では威力を調節した描写が特に無かったので実際にどの程度の出力で撃っていたのかは不明。受信中のエネルギー変換の際には両腕と両脚の金色のエネルギーラジエータープレートが展開、余剰エネルギーを光と熱に変換して黄金色に発光、強制排熱を行うようになっている。故に戦場、特に宇宙空間ではその発光から発射体制に入っていることがあからさまに視認できるのだが、この際副次的な効果として周辺に排熱される超高温の熱エネルギーがバリアフィールドの様な役割を果たしMSの接近を阻止するため、劇中では通常MSより遥かに強固なフロスト兄弟のガンダムすら近付けなかった。また、GX2号機の機体コードが流用されている事により、「認証が済んだ機体」としてフラッシュシステムの登録作業無しで初回起動を行った。2倍以上の出力向上によってMSサイズかつ単砲身では砲身のエネルギー許容容量を超え撃ち切れなくなった為砲身を連装型にし負荷を減らしビーム自体は連装の砲身から発射されるビームを一軸に合成する発射方式に変更している。腕を使って砲身を保持するガンダムエックスと同じ方式では両腕が塞がるため、肩アーマーに収納されている専用照準装置を兼ねたパーツを展開して砲身を挟み込み固定する方式に変更。腕の損傷率や手持ち武器の保持に関係なく使用できる。
SRWではチャージ制となっている他、月が出ている夜間でないと使えないようになっている等、原作と異なり半スパロボオリジナル仕様となっている(原作では連発も可能で月が見えていれば昼間でも撃てる)。『X-Ω』では必殺スキルに採用。
ツインサテライトキャノン(マップ兵器
攻撃範囲は二本の直線型。射程1~∞のケースが多い。チャージ時間は通常兵器版より長い事が多い。本来は2門から発射したビームは一つにまとまって進んでいくので、中心のマスが空いているSRWの仕様はおそらくゲームバランスを考慮したもので、原作とは異なる。『天獄篇』では中心の隙間が無くなり非常に強力な武装になっている。

オプション装備[編集 | ソースを編集]

放送当時に発売された1/100スケールプラモデルに付属する武器で、いずれも原作・SRWでは未使用。この内ビームジャベリンとG-ハンマーは原作終盤において北米反地球連邦組織の格納庫に置いてあるのが確認できる。

ロケットランチャーガン
大型ロケット弾頭を発射するMS版カンプピストル風の武装。大型弾頭の為、携行弾数は限られるが凄まじい破壊力を持つ。名称にガンが付くのはロケットランチャーではバズーカ系の武装や箱型ランチャーと混同するのでそれを防ぐ為と思われる。腰部専用マウントラッチに予備弾薬と共に装備する。
ツインビームソード
グリップ両端に発生器を内蔵する双頭刃タイプのビームソード。出力もハイパービームソードを上回る。
ビームジャベリン
ビームの刃を持つ長槍。通常のビームサーベル以上のリーチを持ち、敵の間合いの外から攻撃する事が可能。ガンダムのビームジャベリンが元ネタ。
G-ハンマー
スラスター付きの鉄球とワイヤーを接続した接近戦用打撃武器。ワイヤー式であるため、不要時は鉄球部とグリップ部のみのコンパクトな形態で収納可能。本体の内蔵スラスターにより自在に軌道変更が可能で通常戦闘のみならず水中戦でも威力を発揮する。こちらはガンダムのハイパーハンマーが元ネタである。

その他装備[編集 | ソースを編集]

ディバイダー
ラスヴェート戦で一時的に装備。バックパックを損傷させられた際にガンダムエックス・ディバイダーからディバィダーを受け取りその推進機能によって難を逃れ、ディバイダー装備で短時間戦闘を行った事がある(ディバイダー自体は武装としては使用してない)。カードゲーム等では、これを装備した状態のDXディバイダーという機体がバリエーション機として存在している。
エアマスター用バスターライフル
ブリトヴァ戦でDX専用バスターライフルを斬られ破壊された際に、腕を切り落とされたガンダムエアマスターバーストのライフルを一時的に装備。エアマスターバーストとの連携でモノフィラメントワイヤーカッター先端部を狙撃し本体を撃ち抜く活躍を見せる。ディバイダーと異なりこちらは特にカードゲーム等で取り上げられてはいない。

召喚攻撃[編集 | ソースを編集]

Gビット
GXと同じGビット。2号機のシステムを移植している為DXも使用可能。DX用のGビットは原作には存在しない。ガロードの場合はフラッシュシステムの起動をティファに担ってもらう(あるいはニュータイプのパイロットが搭乗する)ことで武装として使用可能になる。『α外伝』、『Z』のどちらも演出自体はガンダムエックスのものと同じ。
Gビットサテライトキャノン
DXのツインサテライトキャノンとGビットのサテライトキャノンの一斉掃射。元ネタはジャミルがガンダムXで15年前に行ったもの。『R』のみ実装。
Gファルコン連携攻撃
第3次Z天獄篇』で追加された召喚攻撃。パーラ・シスGファルコンが牽制射撃した後、DXがハイパービームソードと足蹴りで攻撃して、最後に同時射撃で〆。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

いずれも『R』のみ実装。

ツインGビット
ガンダムエックスガンダムエックス・ディバイダーとのGビット同時攻撃。
ダブルサテライトキャノン
ガンダムエックスとのサテライトキャノン同時攻撃。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
合体
Gファルコンと合体しガンダムダブルエックス+Gファルコンになる。Gファルコンの武装が追加される。GファルコンのBパーツがエネルギーをアシストする設定から、SRWではサテライトキャノンのチャージに要するターン数を1ターン短くするという効果が付く。
サテライトシステム
SRWでは基本的にサテライトキャノン用のシステムとしか使われていない。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

『ツインサテライトキャノン』のチャージターンを-1する
第2次Z破界篇』で採用。
サテライトキャノンが2ターンでチャージされるようになる…が、同作では戦力が極まるとチャージ完了までにクリアできてしまうこともしばしばで、戦力が整えば整う程価値が薄くなっていく。
最大EN+150
第2次Z再世篇』で採用。
本作にはGビットが無く、サテライトキャノン以外のEN消費武器は低燃費かつカスタムボーナスを取る=ENも相応に改造されている状態であるため、無補給で2発以上撃つ気でない限りは影響は無いに等しい。
『Gファルコン連携攻撃』攻撃力+200、弾数+2
第3次Z天獄篇』で採用。
準最強武器の性能を上げるボーナス。従来と異なりサテライトキャノンの使い勝手には影響しないが、移動後に使用でき攻撃力が高く弾数制でバリア貫通付などダブルエックスと非常に相性が良い優秀な武装なので有用。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「Resolution」
後期OPテーマ。Zではダブルエックス専用BGMとなった。
「サテライト・キャノン」
ツインサテライトキャノン使用時のBGM。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

15年目の亡霊
第22話。フリーデン隊以外にもガンダムXを持つ者の正体。それは、新連邦とガンダムダブルエックスであり、ツインサテライトキャノンがフリーデンに向けられた。ダブルエックスの母体が第七次宇宙戦争で自分が使用したXであることをカトックから聞かされたジャミルはサテライトシステムの恐ろしさを誰よりも知っていることから、新連邦に降伏することに。
ダブルエックス起動
第24話。ダブルエックスを初起動させたガロードは内蔵武器とビームソードしか持たないダブルエックスで敵部隊を迎撃・全機撃墜。その後、ツインサテライトキャノンで全職員の避難が完了していた人工島ゾンダーエプタを破壊したことで新連邦極東軍の援軍部隊も撤退させる。
月が見えた
第34話。宇宙革命軍はコロニーレーザーで地球を攻撃するダリア作戦の最終準備を進めていたがコロニーレーザーを掠める様に超エネルギー体ことツインサテライトキャノンのビームが飛んでくる。ほぼ同時刻に「ティファを引き渡さなければコロニーレーザーを破壊する」という脅迫電文が送られてきた。他に打つ手が無い為、渋々要求に応じる革命軍であったがティファの引き渡しが完了した後、ガロードは「15年前の悪夢を繰り返すわけにはいかない」と約束を反故にし、コロニーレーザーを跡形もなく破壊した。
月はいつもそこにある
第39話・最終回。フロスト兄弟はサテライトシステムを掌握。兄弟のガンダムはサテライトランチャーで新連邦と革命軍の旗艦を葬り去った。次なる照準として、混戦状態に陥っている両軍の艦隊真っ只中に向ける。
だが、そこに破滅を食い止めんとするダブルエックスが立ちはだかる。掌握されたはずのサテライトシステムは照射対象を変え、ダブルエックスへとエネルギー供給を行う。互いの信念を賭けたサテライトキャノン同士のぶつかり合いになり、余波でD.O.M.E.は消滅し、3体のガンダムも大破した…
15年前にサテライトシステムで地球と宇宙の両方を一度は滅ぼしたXであったがダブルエックスとして復活した後、サテライトシステムで15年前の悪夢を阻止する償いを見せたといえる。

関連機体[編集 | ソースを編集]

Gファルコン
合体可能な支援戦闘機。
ガンダムダブルエックス+Gファルコン
合体した形態。
ガンダムエックス
原型機。
ガンダムエアマスターバーストガンダムレオパルドデストロイ
僚機。

他作品の関連機[編集 | ソースを編集]

曹操ガンダム
SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriorsに登場した、ガンダムダブルエックスが演者のキャラ。
∀ガンダム
原作では直接の関連性は無く、厳密には文明をリセットした機体と世界を崩壊させる原因の切っ掛けとなった機体の後継機という違いがあるが、SRW含め二次作品ではその危険性や月・ヒゲ・大量破壊兵器等のキーワードで関連付けられる事が多い。
α外伝Zでは作品同士が設定上で密接にリンクした他、第2次Zのリボンズからは世界を破壊するガンダムとして、第3次Z天獄篇ではAGやエルーナルーナからはヒゲと戦略兵器持ちという点で関連付けられて語られている。
またパイロット同士もシナリオ上で絡む場面が多く、大量破壊兵器を破壊ではなく戦いを終わらせる為に使う・特殊能力を持たない等の共通点がある。

余談[編集 | ソースを編集]

  • メカデザインの大河原氏は本機のデザインについて直接のコメントは残していないが、ガンダムエックスについては「デザインモチーフは、長刀を背負った佐々木小次郎です」とのコメントを残している。そのため、2本のサテライトキャノンを背負ったダブルエックスについては「二刀流の宮本武蔵をモチーフにしたのでは」とされている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 前期主人公機も含めれば『Ζ』のガンダムMk-II、非映像化作品を含めれば『機動戦士ガンダムF91 シルエットフォーミュラ』のネオガンダム2号機が初。
  2. これは前番組のG・Wも含めた所謂平成3部作の特徴でもある

資料リンク[編集 | ソースを編集]