仮面ライダーW
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| 仮面ライダーW | |
|---|---|
| 読み | かめんライダーダブル |
| 登場作品 |
|
| 声優 |
|
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦Y |
| SRWでの分類 |
機体 パイロット |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 仮面ライダー |
| 全高 | 195 cm |
| 重量 | 85 kg |
| 走行速度 | 5.2 秒(100m) |
| ジャンプ力 | 60 m(ひと飛び) |
| 開発 | ミュージアム (ダブルドライバー) |
| 所属 | 鳴海探偵事務所 |
| 変身者 | |
仮面ライダーWは『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』の主役ヒーロー。
概要
左翔太郎とフィリップがダブルドライバーを用いて変身した姿。翔太郎の肉体にフィリップの精神が転送・憑依し、二人の意思で一つの肉体を操る。
左半身を担う「ボディメモリ」が身体能力と武器を、右半身を担う「ソウルメモリ」が属性と特殊能力を決定し、身体の左右の色もメモリを反映したものとなっている[1]。敵の特性に合わせて左右のメモリを切り替える「ハーフチェンジ[2]」によって、対応した戦法へと瞬時に切り替える事が可能。変身及びフォームチェンジに使用するメモリはボディ、ソウルそれぞれ3種類にファングメモリ、エクストリームメモリを加えた8種類。
翔太郎の肉体にフィリップの精神を転送・憑依させる仕様のため、両者の距離が離れていても変身は可能であり、変身前であってもダブルドライバーを装着している状態であれば2人の間でテレパシーのように意思疎通ができる。一方、戦闘中は精神が抜けたフィリップの身体が無防備となってしまうという弱点があり、フィリップが野外で変身する際は鳴海亜樹子がフォローに入ることでこの欠点を補っている。また、憑依する側も同じ肉体で喋る形になるが、その場合は担当する側の複眼が発光する形で区別がつけられている。
当初、変身者の2人は単に「ダブル」と呼称していたが、Wとドーパントの戦いを目撃した風都の住民の間で「街を護る謎の戦士・仮面ライダー」の都市伝説が流行。ラジオ番組でも取り上げられた際に呼び名を気に入った2人により「仮面ライダーW」を名乗るようになった。以後は風都の希望として翔太郎の強い誇りとなる。
各フォーム
『風都探偵』時点でのフォームのみ記載する。
- サイクロンジョーカー
- サイクロンメモリとジョーカーメモリで変身したWの基本形態。
- 変身者の適合率が最も高いメモリ同士の組み合わせであり、スピードと格闘能力に優れる他、戦闘で巻き起こった風を取り込んでのスタミナ回復も可能。
- ヒートジョーカー
- ヒートメモリとジョーカーメモリで変身した形態。ジョーカーメモリを使用したフォームは武器を使用せず徒手空拳で戦うが、ヒートジョーカーはヒートの特性により高熱を纏ったパンチやキックを繰り出すことができる。
- ルナジョーカー
- ルナメモリとジョーカーメモリで変身した形態。ルナメモリの特性により、右半身を伸縮させることが可能となるため、トリッキーな戦闘スタイルを採るが、攻撃的な部分は不足している。
- サイクロンジョーカーエクストリーム
- サイクロンメモリとジョーカーメモリに加え、エクストリームメモリを使用して変身した、サイクロンジョーカーの強化形態。フィリップの身体がメモリに格納され、翔太郎と一体化することで変身する、W最強のフォーム。サイクロンジョーカーの中央が割れるように出現するクリスタルサーバーから地球の記憶を閲覧し、最も有効な戦術と戦略を導き出す。
- ヒートメタル
- ヒートメモリとメタルメモリで変身した形態。攻撃力と防御力に長け、特にヒートメモリの特性によって耐熱性に最も秀でている。棒状の武器「メタルシャフト」に炎の力を纏わせた棒術戦を得意とする。
- サイクロンメタル
- サイクロンメモリとメタルメモリで変身した形態。スピード型のサイクロンと防御型のメタルとでは相性が悪いが、メタルの頑丈さとサイクロンの風が防御に有利に働くため、カウンター的に使われることが多い。
- ルナメタル
- ルナメモリとメタルメモリで変身した形態。ルナの特性により伸縮自在となったメタルシャフトを鞭やロープのように使うことができる。
- ルナトリガー
- ルナメモリとトリガーメモリで変身した形態。専用銃「トリガーマグナ厶」による遠距離追尾攻撃を得意とする形態であり、ルナメモリの特性により弾道を自在にコントロールし、標的を追尾することができる。
- ヒートトリガー
- ヒートメモリとトリガーメモリで変身した形態。トリガーマグナムから放たれる高出力の火炎放射を武器とするが、最も攻撃性の高い組み合わせのため、自身もダメージを受けかねない程に攻撃力が高い。
- サイクロントリガー
- サイクロンメモリとトリガーメモリで変身した形態。トリガーマグナムの速射による広範囲への攻撃が可能。一方で射撃は精密性には劣り、パンチ力やキック力も全フォームの中で最も低い。
- ファングジョーカー
- ファングメモリとジョーカーメモリで変身した形態。ファングメモリを使用する形態はフィリップの肉体に翔太郎の精神が憑依する。Wの各形態の中で単純なスペックが最も高く、ファングメモリの特性により闘争心を刺激される事で高い戦闘力を誇るものの、同時に暴走の危険性を孕む。
- 強力な形態である反面、当初はジョーカーメモリ以外の組み合わせは不可能だったが、長い戦いによる経験の蓄積により短時間でなら他のメモリを使用した変身も可能となり、『風都探偵』にて他形態が初登場した。
- ファングトリガー
- ファングメモリとトリガーメモリで変身した形態。トリガーマグナムは形成されず、代わりに右手の甲からニードルを射出できる他、左腕に二対のアームセイバーを形成することで弓のように扱うことができる。
- ファングメタル
- ファングメモリとメタルメモリで変身した形態。左半身に多く形成されたアームセイバーが特徴。自身を高速回転させてドリルのように敵を貫く。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦Y
- 初登場作品。シーズンパス「DLC1」にて追加参戦。
- サイクロンジョーカーが基本形態。フォームチェンジは戦闘アニメ内で再現され、ヒートメタルとルナトリガーが実装。『風都探偵』や『スカルの肖像』で登場したファングジョーカーやエクストリームはいずれも未登場[3]だが、その代替なのかスカルとの合体攻撃が用意されている。
- 立木氏によるメモリのシステムボイスが再現されており、初登場時の変身シーンもイベントスチルとアニメーションを組み合わせたものとなっている。
- 変身中の翔太郎とフィリップは区別なく「仮面ライダーW」表記となっており、パイロットもW単体として扱われるが、シナリオや戦闘台詞でフィリップが喋る際は原作通り右複眼が発光するグラフィックで再現が成されている。
- 『風都探偵』ユニット共通で宇宙適応がBと低いため、強化パーツでの補填は必須。
- 闘志と合わせたクリティカル火力、サイズSSにエースボーナスとカスタムボーナスを合わせた回避力、特殊能力「仮面ライダー」による連撃発動と攻防共に隙が無い。その一方で、合体攻撃を含めた全ての武装の威力が他の主役級よりやや控えめに設定されている。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- 身体能力の強化を主な特性としたジョーカーサイドが最も得意とする徒手空拳。
武装
- メタルシャフト
- メタルサイド専用の棒術武器。
- 両端に伸縮ギミックが備わっており、非使用時は背中にマウントされる。
- メタルボディと同様の強度と抜群の打撃力を誇り、そこからソウルメモリやメモリガジェットの特性が付加されることでより破壊力を増していく。
- 『Y』ではヒートメタルにフォームチェンジして攻撃を行う。
- トリガーマグナム
- トリガーサイド専用の光弾銃。
- 非使用時は左胸にマウントされ、エネルギー供給によるスムーズな弾薬補充を可能としている。
- メタルシャフトと同様にソウルメモリやメモリガジェットの特性が光弾に付加される他、取り回しの良い「ノーマルモード」と、スロットにメモリを装填し銃身を上げた「マキシマムモード」の二形態を有する。
- 『Y』ではルナトリガーにフォームチェンジして射撃を行う。
必殺技(マキシマムドライブ)
- ジョーカーエクストリーム
- いわゆるライダーキック。風の力で高く舞い上がり、半身が真っ二つに分離した後にそれぞれが時間差の跳び蹴りを行なう。
- ジョーカースパイラル
- こちらはライダーチョップ。風を竜巻のように纏わせた手刀。
合体攻撃
- ダブルライダーコンビネーション
- スカルとの連携攻撃。Wが蹴りを主体にした連続攻撃→スカルがパンチを主体にした連続攻撃→Wとスカルがダブルライダーキック→スカルが上空にシンバルキックで蹴り上げ→Wがジョーカーエクストリームで蹴り飛ばす。
移動タイプ
特殊能力
- 仮面ライダー
- 仮面ライダーの効果は「気力130以上の場合、自軍フェイズ開始時精神コマンド「連撃」がかかる」。
- 実質的に旧作でのパイロット技能「連続行動」と似たような効果。闘争心や強化パーツで出撃時の気力を130以上にすると、最初から連撃がかかった状態での出撃となる。
サイズ
- SS
カスタムボーナス
- 移動力+1、運動性+40。全ての武器の攻撃力+300。
- 『Y』で採用。
機体BGM
- 「W-G-X 〜W Goes Next〜」
- 『Y』で採用。アニメ『風都探偵』第3話(後述のロード・ドーパント戦)で使用された挿入歌であり、原典『仮面ライダーW』の主題歌のアップテンポアレンジ。
- 「Go for Break!!」
- 『Y』DLC①エリアミッションの第1話「街角に微笑むは」スポット参戦時のBGM。スパロボオリジナル曲。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
- Y
- 風都の探偵、底力L6、見切りL2、サイズ差補正無視L2
- 風都の探偵は「一度の攻撃で敵に対して3000以上のダメージを与えた場合、その相手に精神コマンド「分析」をかける、なお、援護攻撃は対象とはならない。クリティカルヒットの与ダメージが通常ヒットの1.5倍になる。」の複合効果。
- 後半部分は、「クリティカル時のダメージボーナス×1.25を適用した上で更に×1.5が掛かり、合計×1.875になる」ではなく、「クリティカル時のダメージボーナスを×1.5にする」という仕様なので、『30』の精密攻撃・SEVENのエースボーナス程強烈ではない。エクストラアクションが廃止された『Y』だが、Wは闘志で能動的にクリティカルを出せるため、先例同様に与ダメージ上昇を活かすことができる。
- また、前半部分は『風都探偵』『仮面ライダーW』での物語の定型が「相手のメモリの特性が分からない内は特に攻撃面で不利になる」「フィリップの地球の本棚によって特性を理解し対策をする」というものであること、後半部分は『仮面ライダーW』の時点でも存在したジョーカーメモリに関する「使用者の身体能力を高め潜在能力も引き出し、技に特化した戦士にする」特性と、『風都探偵』で明示された「感情エネルギーを受けてさらに限界を超えた能力を発揮する」特性の再現と思われる。二人で一人の探偵であり、パイロットとしてはどちらでもない仮面ライダーWが持つ固有スキルとしてはこの上ないものと言える。
エースボーナス
- 最終回避率+20%、1マップに1度だけ、気力150以上で、自軍フェイズ開始時、精神コマンド「魂」がかかる。
- 『Y』で採用。
対決・名場面
- ビギンズナイト
- シュラウドからの依頼でミュージアムの研究施設のある小島へ潜入した鳴海荘吉と左翔太郎。荘吉により「フィリップ」と名付けられた少年を助け出した二人だが、荘吉はミュージアムが放った凶弾に斃れてしまう。
- 窮地に陥る二人だが、フィリップは翔太郎の前に一つのアタッシュケースを差し出し、中に入っていたメモリとドライバーを見せる。「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」
- 激しい攻撃により研究施設は崩壊。爆炎が巻き起こる中で「仮面ライダー」が誕生する…。
- Wの検索 / 探偵は二人で一人
- 原典『仮面ライダーW』第1話。調査と推理により戸川陽介が連続ビル襲撃犯である事を突き止め、激昂した戸川はガイアメモリによりマグマ・ドーパントに変身。
- ドーパントの能力により住民に被害が及ぶ中、翔太郎はクールに決める。「止めてやるよ…俺が。いや…俺"たち"が」
- 翔太郎がダブルドライバーを装着した瞬間、事務所に残っていたフィリップの身体にもベルトが現れ二人は変身する。「「さぁ、お前の罪を数えろ!」」
- tに気をつけろ / 仮面の守護神
- アニメ『風都探偵』第3話。ときめへの容疑が深まる中で、翔太郎は真犯人が別人であると確信。その直後、遂にロード・ドーパントの変身者が現れる。
- リボルギャリーで駆け付けたフィリップと合流した翔太郎はWへと変身。異空間を開き裏風都へ逃げたロード・ドーパントを追跡し、高速道路にて激しいバイクチェイスを展開。最後はジョーカーエクストリームで制して見せる。
- 「残念だったな。真の『路上の王(ロードキング)』は『俺たち』だ…!」
スパロボシリーズの名場面
- 依頼人L / 始まりの夜に
- 『Y』DLC①。姿を突如くらました依頼人リア・クライエの行方を追って、小島へ上陸したWとアクセル。
- ロード・ドーパントの大群が待ち受け窮地に陥るも、死んだはずの恩師―鳴海荘吉がWの前に現れる。
- リアを救った一行は続々と現れるドーパントたちを即興ながら仮面ライダースカルとの見事なコンビネーションで撃破。続いて現れるルーン・ゴーレムたちにも立ち向かう。
- 「「「さぁ、お前の罪を数えろ!」」」
関連機体・ライダー
- ハードボイルダー
- 仮面ライダーWの専用バイク。翔太郎も日常的に使用している彼の愛車。前部と後部で車体が分割できる構造を持ち、状況に応じて後部を換装し、様々な状況に対応する。
- ハードボイルダー スタートダッシュモード
- ハードボイルダーの車体後部にターボエンジンを増設した高速走行形態。
- ハードタービュラー
- 車体後部をジャイロユニットに換装した航空機形態。
- ハードスプラッシャー
- 車体後部を水上ユニットに換装した高速艇形態。
- リボルギャリー
- ハードボイルダーとその換装ユニットを格納する大型装甲車両。通常は鳴海探偵事務所の地下に展開状態で格納されている。
- 仮面ライダージョーカー
- 翔太郎がロストドライバーとジョーカーメモリを用いて単独で変身した姿。
- Wに酷似しているが黒一色の見た目が特徴。
- 現時点では『風都探偵』には未登場。
- 仮面ライダーサイクロン
- フィリップがロストドライバーとサイクロンメモリを用いて単独で変身した姿。
- こちらは緑一色の見た目となっている。
- 小説『仮面ライダーW Zを継ぐ者』に登場し、一部ゲームにも登場している。
- 仮面ライダースカル
- 鳴海荘吉がロストドライバーとスカルメモリを用いて変身した姿。
- 実質的なプロトタイプにあたり、『W』世界における最初の仮面ライダーでもある。
- 仮面ライダーアクセル
- 照井竜がアクセルドライバーとアクセルメモリを用いて変身した姿。
余談
- 「2人の人間が1人の仮面ライダーへと変身する」という特徴を有しているが、これは当初従来通り1人で変身する予定がデザイン決定後に左右でカラーが違う事への理由付けをするにあたり、探偵モノの定番である「相棒」の要素を絡めた結果との事。
- 特徴的なカラーリングを除くとシンプルな造形をしている他、マフラーの存在など全体的に昭和仮面ライダーへと回帰したデザインとなっている。
- 「左右で色が違う」点など、同じ石ノ森ヒーローである『人造人間キカイダー』及び『キカイダー01』の要素も見られている(特に赤と青のカラーリングのヒートトリガーが顕著)。
- Wの技名は左翔太郎が考案しており、『風都探偵』でもトリガーマグナムによるマキシマムドライブのひとつ「トリガービートルブラスター」を使用直前に命名している。
- 『風都探偵』のエンディング後のミニコーナーでは「フィリップと照井さんが相棒同士だったら、Wの基本フォームは緑と赤のサイクロンアクセルになると思う」という話があるが、これは原典の特撮実写ドラマ『仮面ライダーW』で存在が触れられていた、本来想定されていた構想上のWの形態「サイクロンアクセルエクストリーム」が元ネタであると思われる[4]。