ジン (SEED)
ジン | |
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登場作品 | |
デザイン | 大河原邦男 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | ZGMF-1017 |
全高 | 21.43 m |
重量 | 78.50 t |
動力 | バッテリー |
開発 | ザフト |
所属 | ザフト |
主なパイロット |
ミゲル・アイマン ザフト兵 |
ジンは「機動戦士ガンダムSEED シリーズ」の登場メカ。
概要
ザフト初にして、コズミック・イラ初の汎用量産型モビルスーツ。
様々な兵装の保持や細かい作業をこなすマニピュレーター、地形を問わない高い走破性を誇る脚部を併せ持ち、汎用性が高い。また、耐弾防御性能も高く、実弾ではほとんどダメージを与える事ができない。
武装はビーム兵器の小型化が出来ず、運用に耐えられる出力のジェネレーターを開発できなかった為、実弾兵器を装備している(ビーム兵器もないわけではないが、かなり大きい)。
あらゆる勢力を問わず、後に開発されるあらゆるMSの基礎となった機体で、C.E.のMSの代名詞的存在である。また、砂漠戦用のジン・オーカーのような派生機やミゲル専用ジンのような専用機等、様々なバリエーション機が開発されている。
その優れた汎用性と機動性から、物量で圧倒的に勝る地球連合軍との大戦を対等にまで持ち込んだ。しかし、大戦中期にはG兵器が登場し、それらの技術がザフト内にも流出し、さらには連合軍がビーム兵器を標準装備したストライクダガーを始めとするダガーシリーズや第二世代GAT-Xシリーズを戦線に投入してきた事から、急速に旧式化が進み、大戦末期に制式採用されたゲイツ等の次世代機に押されるような形で一線を退きつつある。
C.E.73年時にも改良される等して運用されているのが確認できるが、もはやジン以降の次世代機であるシグーやゲイツRも型落ち状態であるため、完全な旧式機となっている。他の機体と共に、ザクウォーリア等との世代交代が進んでいる。アーモリーワンやプラント本国周辺での戦闘に投入が確認されているため、主力隊・地方隊の双方で現役運用されている事が窺える。C.E.73年時点でストライクダガーをダガーLにほぼ配置換えを終了している地球連合軍とは対照的な状況になっている。
本機は多数が量産されたため、正規軍以外にも流出しており、傭兵や宇宙海賊が独自に改造して運用しているジン等も確認されている。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。序盤から登場。原作通りザフトの主力MSで、当然ザフト系MS最弱なので所詮は数だけ…と言いたいところだが、クォヴレー編だと必中が使えないアークエンジェルが割と手こずる。中盤以降は普通にザコではあるが、全体攻撃の特火重粒子砲は意外と強力。全体攻撃力の低いシグー/全体攻撃を持たない一般兵用ゲイツより後衛にとっては厄介な面も。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 序盤から登場。大した相手ではないが、序盤は射程7の特化重粒子砲に注意。ネームドパイロットでは、ミゲルが乗ってくる。
- スーパーロボット大戦W
- 第2部序盤から登場。2周目以降はショップで1機購入できる。購入した場合、武装はそれなりに使いやすいものが揃っているものの、さすがに攻撃力不足は否めず、趣味の機体といった印象。
- スーパーロボット大戦L
- ユニウスセブン落下作戦でパトリック派残党軍に運用される以後、登場しない。武器が重突撃機銃と重斬刀のみ。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 第1話B「その名はガンダム」のボスとして登場。パイロットはミゲル・アイマン。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 敵ユニットとして登場。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド3から登場エネミーユニット。攻撃&回避タイプ。メインストーリー中のザフトの一般機は最後まで本機のみ。
- 基本的にネームドパイロット搭乗機しかロボット大図鑑に登録されない本作だが、一般兵しか搭乗しないのに例外的に登録される。
- 本作ではサトーも乗って来るが、登場してすぐに大気圏の圧縮熱で爆発するので戦闘の機会はない。
装備・機能
武装・必殺武器
基本武装
- MMI-M8A3 76mm重突撃機銃
- 本機の主力武装で、高い命中精度と連射性能を兼ね備えるブルパップ式アサルトライフル。
- 精密射撃と連射の切り替えが可能で、かなり貫通力が高く、ストライクダガーでもまともに喰らえば、たちまち蜂の巣になる。後腰部にマウントされる。
- MA-M3 重斬刀
- 中世ヨーロッパの歩兵剣をモチーフにした実体剣。エネルギーを一切使わない原始的かつシンプルな構造だが、高精度の分子加工技術によって生み出された刃の切断力は非常に高い(それでも蘊・奥からは「重さで切る剣」と言われているが)。
- MAは勿論、MS相手でも有効だが、フェイズシフト装甲に対しては有効打ではない。横腰部にマウントされる。ただし、ビーム対策が施されていないため、ビームサーベルを標準装備とする連合軍MS相手の接近戦には圧倒的に不利(漫画版『機動戦士ガンダムSEED Re』では重斬刀でストライクダガーのビームサーベルと切り結んだ結果、重斬刀は一瞬で接触部分から切断されてしまった)。
- 余談だが、ジンの重斬刀は『SEED』の1stオープニング映像内における、すれ違いざまに敵機メビウスを斬り裂く場面においても使用されている。
- 『第3次α』では初撃は必ず避けられるも、スラスターで後退してもう一度打ち込むという回避したかどうか非常にわかりづらいアニメーションになっている。しかし滅多に使われる事もなく、苦戦する相手でも無いので気にしなかった人も多いのではないだろうか?
オプション装備
- M69 バルルス改特火重粒子砲
- 拠点攻撃用重爆撃装備、通称「D装備」に分類される大型ビーム砲。銃尻のカートリッジからエネルギーを供給する。
- 大きいので取り回しが悪く、装弾数も少ない為、連合軍のMS用ビームライフルに比べると汎用性に欠ける。威力も対ビームシールドで充分に防御できてしまう程度でしかない。
- しかし、それでも対艦・対拠点への攻撃には充分有効。SRWでは、ラミネート装甲で無傷な事も多々ある。
- M68 キャットゥス500mm無反動砲
- 大型の目標に対して使用されるバズーカ。弾速が遅い為にMSやMA相手には不向き。ジン以外にもアストレイブルーフレーム(フル・ウェポン)等、他のMSが装備している事もある。
- M66 キャニス短距離誘導弾発射筒
- D装備に分類されるミサイルランチャー。大型と小型のミサイルを装備している。
- M68 パルデュス3連装短距離誘導弾発射筒
- D装備に分類される武装。脚部ハードポイントに装着して使う。2021年にガンプラのマスターグレードとして発売された際に、持ち手を引き出して手持ち武器としても使用可能な設定が追加された。
- スナイパーライフル
- 長距離射撃用の大型ライフル。威力は低い。本来はジン長距離強行偵察複座型の武装だが、アークエンジェルを攻撃したノーマル装備のジンの内の1機がこれで攻撃している。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
対決・名場面
- VSストライクガンダム
- ヘリオポリス内で極秘に開発されていた5機の新型MSの強奪作戦において、そのうちの1機である「ストライク」が奪取を逃れ、民間人であるキラ・ヤマトによって起動してしまう。そのMSを取り押さえるべく、ミゲル・アイマンの駆るジンがストライクに対して攻撃を仕掛けた。
- しかし、ジンの攻撃はストライクの新型特殊装甲「フェイズシフト」によって阻まれてしまう。ミゲルは敵機に有効打を与える為、ジンの重斬刀に持ち替えて間合いを詰めるが、先程までまともに動けなかったストライクのマニュピレータで殴りつけられてしまう。さらに、ストライクのアーマーシュナイダーによって機体を損傷させられてしまい、撤退する事となってしまった。
主な関連機体
一覧に無い機体はガンダムWikiを参照。
強化型・バリエーション機
- ミゲル専用ジン
- 「黄昏の魔弾」ことミゲル・アイマンの専用機。
- イライジャ専用ジン
- イライジャ・キールの愛機。
- 劾専用ジン
- 叢雲劾のカスタマイズ機。
- ジン・ハイマニューバ
- ジンの高機動型機。
- ジン・ハイマニューバ2型
- ハイマニューバの改良機。
関連機体
- シグー
- ジンの後継機…になるはずだった機体。主に指揮官が搭乗。
- ゲイツ/ゲイツR
- ジンの後継機にしてザフトの次期主力機…になるはずだったが、改良型のゲイツRともどもザクウォーリアの登場によりすぐさま型落ちとなってしまった。
- ザクウォーリア
- ニューミレニアムシリーズとして開発されたザフトの次期主力機。
余談
- ファーストガンダムにおけるザクのポジションに当たる機体。しかし続編で本当にザクがSEEDシリーズに姿を現している。
- 登録商標の都合でプラモデルやフィギュア等では、「モビルジン」の名称で商品化されている。
- ちなみに他のザフト製のモビルスーツのフィギュア商品もまた、頭に「モビル~」が付けられている(ただし、一部を除く)。
- ただし、ジンのバリエーション機に関しては「ジンハイマニューバ(2型)」「ジンタイプインサージェント」の商品名で発売されている。
商品情報
資料リンク
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