「ガンダムヘビーアームズカスタム」の版間の差分

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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
 
| タイトル = ガンダムヘビーアームズ改
 
| タイトル = ガンダムヘビーアームズ改
| 外国語表記 = [[外国語表記::Gundam Heavyarms Custom]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Gundam Heavyarms]]<ref>[http://www.gundam-w.jp/endless_waltz/ms/03.html MS]、新機動戦記ガンダムW、2022年2月22日閲覧。</ref>
| 別表記 = ガンダムヘビーアームズカスタム<br />ガンダムヘビーアームズ改 (EW版)
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| 別表記 = ガンダムヘビーアームズカスタム<br />ガンダムヘビーアームズ改(EW版)
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|新機動戦記ガンダムW Endless Waltz}}
 
*{{登場作品 (メカ)|新機動戦記ガンダムW Endless Waltz}}
| デザイン = カトキハジメ<br />石垣純哉
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| デザイン = {{メカニックデザイン|カトキハジメ}}<br />{{メカニックデザイン|石垣純哉}}
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦64]]
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
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'''ガンダムヘビーアームズカスタム'''は『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』の[[登場メカ]]。
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'''ガンダムヘビーアームズ改'''は『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』の[[登場メカ]]。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|Endless Waltz]]版の[[ガンダムヘビーアームズ改]]。ただし、型式番号の末尾がTV版の「HC」から「H2」に変更されている。
 
[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|Endless Waltz]]版の[[ガンダムヘビーアームズ改]]。ただし、型式番号の末尾がTV版の「HC」から「H2」に変更されている。
  
他の4機同様、デザインは機体の特徴をより強調する方向に変更されている。この機体の場合は暗青緑色を基調としたものに変更されたカラーリングと相まって、軍事兵器というイメージが濃厚になっており、アーミーナイフがオミットされていたり(ただし小説版では本機がアーミーナイフを使用している場面がある)、主武装のシールドつき2連装ビーム・ガトリングガンが、シールドのない実弾式のダブルガトリングガンに変更されており、更にそれを2丁装備している。また[[トロワ・バートン]]の意向により、顔の左半分をピエロのマスクで覆っている。
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他の4機同様、デザインは機体の特徴をより強調する方向に変更されている。この機体の場合は[[ガンダムレオパルド|暗青緑色を基調としたものに変更されたカラーリング]]と相まって、「軍事兵器」というイメージが濃厚になっている。顔の半分をピエロのマスクで覆っており、作品によってはグラフィックにも反映される。アーミーナイフがオミットされ(ただし小説版では本機がアーミーナイフを使用している場面がある)、完全な射撃戦用モビルスーツとなった。
  
またリデザインに際して「5機は兄弟機」という設定をより反映する方向性で行われたため、TV版よりも細身になってはいるが、それでも見るからに重MSという印象。しかしトロワの操縦技術によるものなのか、重火力MSでは不可能そうなアクロバティックな動きも可能。フル武装で大気圏に突入しても火器は爆発せず、その火器も弾や爆発類は取り除かれている。
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リデザインに際して「5機は兄弟機」という設定をより反映する方向性で行われたためTV版より細身になっているが、それでも見るからに重MSという印象。しかし、重火力MSでは不可能そうなアクロバティックな動きも可能。
  
『敗者たちの栄光』では他のガンダムには追加武装が施されたが、本機は元々が重武装だったためか唯一追加武装が設定されていない。
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最後は[[マリーメイア軍]]が壊滅したことにより、[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]により[[ガンダムデスサイズヘルカスタム]]、[[ガンダムサンドロックカスタム]]と共に[[自爆|爆破解体]]された([[トロワ・バートン|トロワ]]、[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]も同意済み)。
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『敗者たちの栄光』では他のガンダムはTV版に比べて武装が減ったことから追加武装が施されたが、本機は逆にTV版より重武装(胸部ガトリングガンが2から4門、腕部ダブルガトリングガンが右腕にも追加されて計4門)になったためか唯一追加武装が設定されていない(改装前のヘビーアームズが使用していたイーゲル装備やダムゼルフライ装備は使えると思われるが不明)。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
5機のガンダムの中では[[HP]]が高めで、一撃の威力が高めな事が特徴である。初参戦のCOMPACTではダブルガトリングガンが[[射程]]の長いP属性武器であったが、以降のシリーズでは非P属性、もしくは射程が[[ビームライフル]]と同程度になる調整がなされている。現在は長射程で足を止めての撃ち合いが基本の戦闘スタイル。
+
5機のガンダムの中では[[HP]]が高め、武器攻撃力が高めな事が特徴である。初参戦のCOMPACTではダブルガトリングガンが[[射程]]の長いP属性武器であったが、以降のシリーズでは非P属性、もしくは射程が[[ビームライフル]]と同程度になる調整がなされている。現在は長射程で足を止めての撃ち合いが基本の戦闘スタイル。
  
 
近年の傾向として、搭乗者のトロワの[[精神コマンド]]はスーパー系寄りであるため、[[回避]]するよりも[[鉄壁]]&[[必中]]をかけて敵陣で”攻撃を受けて反撃”という他の[[射撃]]重視リアル系とは一風違った闘い方を得意とする。また、[[援護攻撃]]にも長けている。
 
近年の傾向として、搭乗者のトロワの[[精神コマンド]]はスーパー系寄りであるため、[[回避]]するよりも[[鉄壁]]&[[必中]]をかけて敵陣で”攻撃を受けて反撃”という他の[[射撃]]重視リアル系とは一風違った闘い方を得意とする。また、[[援護攻撃]]にも長けている。
  
武装は全てが実弾射撃兵器。メイン兵装のダブルガトリングガンは[[旧シリーズ]]では[[切り払い]]の対象にならず、[[ビームコート]]等にも軽減されないと言う強みがあった。近年ではガンダムSEED系の[[PS装甲]]やオリジナル系の各種[[バリア]]など、実弾もカバーする防御系特殊能力が増えているので対策が必要。
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武装は全てが実弾射撃兵器のため、どの地形にも適応できる。メイン兵装のダブルガトリングガンは[[旧シリーズ]]では[[切り払い]]の対象にならず、[[ビームコート]]等にも軽減されないと言う強みがあった。近年では撃ち落としやガンダムSEED系の[[PS装甲]]やオリジナル系の各種[[バリア]]など、実弾を防ぐ防御系特殊能力が増えているので対策が必要。
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一部格闘ゲームでは火器以外の格闘攻撃を使用できる場合もあるが、SRWでは現在のところ実装されていない。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
:トロワが記憶喪失から復活した際に[[ドクターJ]]ら5人から貰い、出撃する。設定上は10年前に作り上げ何処かに保管していたという。弾数が低めで弾切れには注意。主兵装のダブルガトリングガンが弾数がたったの4発だったり、[[ガンダムヘビーアームズ改]]まで唯一のP属性、有射程だったマシンキャノンが射程:1になってしまったりと、本作のW系ガンダムの中では最も扱いづらい機体。
+
:[[トロワ・バートン]]が記憶喪失から復活した際に[[ドクターJ]]ら5人から貰い、出撃する。設定上は10年前に作り上げ何処かに保管していたという。
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
:機体性能・武器性能共に強力ではあるが、ガトリングガン・ダブルガトリングガン共に弾数4発であり、それまで射程1~3だったマシンキャノンが射程1になる等、非常に癖が強く使いづらい。仮に使っていく場合、マシンキャノン・ホーミングミサイル・ガトリングガン・ダブルガトリングガンと全体的に手を入れ、相手取る敵に応じて上手くやりくりするしかない。本機が搭載しているマイクロミサイルは、マイクロミサイル系MAP兵器の中ではかなり性能が高いので、いっそこれを活用するのも一つの手か。
::α外伝に近い武器性能となりPS版でネックだった弾数が増えておりアッパー修正が加えられている。また、ガトリングガンがP属性で有射程となり一部の武器性能が向上している。
+
:ちなみに(弾数1とはいえ)攻撃力だけはウイングガンダムゼロ(EW版)を上回り、νガンダムHWS装着型に次ぐMS第2位である。趣味の領域ではあるが、W系パイロットの信頼補正をフル活用すれば、MS最大火力を実現可能。
:
+
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
::流石にあんまりだったせいか、『α外伝』に近い武器性能に調整された。マイクロミサイル以外の弾数が約2~3倍になり、攻撃力も若干増加、更にガトリングガンが射程1~4のP属性になり、使い勝手が一気に向上している。
:フルオープンアタックが3発になり、高火力の援護攻撃が得意。フル改造すると、なんとツインバスターライフルの攻撃力を追い抜き、W系ガンダム中では最大の攻撃力となる。他のダブルガトリングガンなども総じて弾数が増え、P属性1-4の武器も得たため、αより使いやすい。ただ[[運動性]]と[[移動力]]が低く[[飛行]]ができないため、扱いやすさでは[[トーラス]]という壁がある。そちらにはない高火力と、気力不要の割には性能の高い[[マップ兵器]]マイクロミサイルを軸に扱っていきたい。
+
::また、この性能でありながら強化パーツの最大装備数が4のため、パーツの装備次第ではかなりの高性能機になるポテンシャルもある。
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
+
::ただしフルオープンアタックは、射程と弾数が改善された代わりに攻撃力が400も低下してしまった。弾数3発・気力制限110で攻撃力3100はちょっと心もとない性能である。ちなみにダブルガトリングガンも攻撃力が100低下している。
:[[射程]]の長さ、[[小隊攻撃]]の攻撃力、強力な[[全体攻撃]]と優秀な機体。有効な[[全体攻撃]]を持たないスーパーロボットの小隊員のみならず、小隊長としても使っていける。ただし、今回は強化パーツスロットが2に減っており、移動後の最大射程:1という欠点を持つ。また、トロワの防御系精神が[[鉄壁]]しかないため、HPや装甲の強化は必須。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
+
:フルオープンアタックが3発になり、高火力の援護攻撃が得意。フル改造時には、『α』同様にツインバスターライフルの攻撃力を追い抜き、W系ガンダム中では最大の攻撃力となる。他のダブルガトリングガンなども総じて弾数が増え、P属性1-4の武器も得たため、『α』より使いやすい。ただ[[運動性]]と[[移動力]]が低く[[飛行]]ができないため、扱いやすさでは[[トーラス]]という壁がある。そちらにはない高火力と、気力不要の割には性能の高い[[マップ兵器]]マイクロミサイルを軸に扱っていきたい。
:「ガンダムヘビーアームズ改」名義で参戦。前作で欠点だった移動後の最大射程が伸び、強化パーツスロット数が従来の3に増え、さらにフルオープン・アタックの弾数が5に増え[[射程]]も2-9となりより死角がなくなった。しかし、[[ビーム兵器]]を持たない故、本作に登場するガンダムSEED系の[[PS装甲]]との相性は悪い。
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦α}}
 +
:[[射程]]の長さ、[[小隊攻撃]]の攻撃力、強力な[[全体攻撃]]、豊富な弾数…と長所に富んだ機体。有効な全体攻撃を持たないスーパーロボットの小隊員のみならず、小隊長としても使っていける。ただし今回は強化パーツスロットが2に減少。マップ兵器もなくなり、移動後の最大射程が1というのも辛い。デフォルトで射程が長いので長所を伸ばすことにこだわらないなら、[[小隊長能力]]でさらに射程が伸びるトロワを乗せなくとも良い。逆に射程に特化するならトロワを乗せ、さらに[[高性能レーダー]]などを装備することで、相手の射程範囲外からの遠距離射撃も狙える。防御系精神を[[鉄壁]]しか持たないトロワにとって、相手の反撃を受けない有効手段ともなる。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
 +
:トロワの乗機として序盤から参戦。リアル系ルートではトロワが一時的に[[ザフト]]に所属。そのため[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]ルートでは初登場時が敵となるが、どのルートでもその分岐終了までには参入する。
 +
:『第2次α』で元々長かった射程がさらに延長。P武器のマシンキャノンは最大射程1→3まで伸びた上、威力も強化。強化パーツ枠は2→3に拡大…という進化を遂げた。[[フェイズシフト装甲]]等は天敵だが、搭載機は[[機動戦士ガンダムSEED|SEED系]]の[[ガンダム]]だけに留まるため、全体攻撃を生かした雑魚散らしに注力する分には問題ない。中盤以降はトロワの[[直撃]]でもフォロー可能。
 +
:さらに射程が伸び、陸適応Sになったフルオープンアタックは、前作に続き必要気力110。本作では[[マイク・サウンダース13世]]が序盤から気力5は容易に上げてくれるので、前作以上に使いやすい。最大射程は『トロワの小隊長能力+強化パーツ枠×3+フル改造ボーナス+[[狙撃]]』で16に達し、[[ケイサル・エフェス]]からも反撃不可台詞が聞ける。
 +
:スペシャルモードでの武器15段階改造時は、フルオープンアタックよりダブルガトリングガンの方が高威力となるが、その最大攻撃力7000は同作品機体内で最低値に。ただフルオープンアタックの伸び幅が悪いというだけで、それ以外の武装の伸び幅は平均値([[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ]]よりは良好)。
  
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 
:中盤で参戦。ダブルガトリングガンは優秀なアシスト武器であるためどちらかと言うとサブ向きだが、[[援護攻撃]]も全体攻撃もこなせる。メインで使うなら[[ヒット&アウェイ]]の取得は必須。
 
:中盤で参戦。ダブルガトリングガンは優秀なアシスト武器であるためどちらかと言うとサブ向きだが、[[援護攻撃]]も全体攻撃もこなせる。メインで使うなら[[ヒット&アウェイ]]の取得は必須。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
:序盤の蒼の地球ルートで参入し、中盤の宇宙ルートで性能がアップする。基本的な運用は時獄篇と同様。相変わらずダブルガトリングガンは優秀なアシスト武器であり、ALL攻撃とMAP兵器も持つ為、序盤から中盤まではメイン・サブとして使っていける。中盤以降は自軍のインフレが激しく、最大火力の低さもありメインとしての活躍は厳しくなってくるので、サブとして使用するなら武器の改造はしっかりと行っておきたい。
+
:序盤の蒼の地球ルートで参入し、中盤の宇宙ルートで性能がアップする。基本的な運用は時獄篇と同様。相変わらずダブルガトリングガンは優秀なアシスト武器であり、ALL攻撃とMAP兵器も持つ為、序盤から中盤まではメイン・サブとして使っていける。中盤以降は自軍のインフレが激しく、最大火力の低さもありメインとしての活躍は厳しくなってくる。使用するなら武器の改造はしっかりと行っておきたい。
  
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT}}
:初登場作品。もっと武装は豊富な筈だが、4つしか実装されていない。顔の半面にはちゃんとピエロの仮面が取り付けられている。[[運動性]]もパイロットの[[回避]]も高めではあるのだが、[[NT]]勢に比べると劣る。シールドや[[バリア]]といった[[特殊能力]]もないため防御面は心許ない。しかし[[武器]]が強力で当時は有射程P属性武器は少なかった事からP属性で射程2-5のダブルガトリングガンは重宝する。W系[[MS]]の中では最も使いやすい機体である。パイロットは[[射撃]]と[[技量]]が高いゼクスが最適。
+
:初登場作品。もっと武装は豊富なはずだが、携帯機という都合上4つに厳選されている。顔の半面にはちゃんとピエロの仮面が取り付けられている。トロワの[[回避]]も機体の[[運動性]]も高めではあるが、流石に[[NT]]勢に比べると劣り、シールドや[[バリア]]等の[[特殊能力]]もないため防御面は心許ない。しかし[[武器]]は強力で、当時は有射程P属性武器が少なかった事から、P属性で射程2-5のダブルガトリングガンは重宝する。W系[[MS]]の中では最も使いやすい機体である。
:;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]
+
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor}}
 
::COMPACTとほぼ同性能。弾数多いので[[援護攻撃]]を任せられる。
 
::COMPACTとほぼ同性能。弾数多いので[[援護攻撃]]を任せられる。
 
:
 
:
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT3}}
 
:COMPACTと同様の武器性能で、P属性で射程2-5のダブルガトリングガンが使いやすい。しかし、本作は射撃武器が通じにくい相手が多いため、相手を選んで使用した方がいいだろう。
 
:COMPACTと同様の武器性能で、P属性で射程2-5のダブルガトリングガンが使いやすい。しかし、本作は射撃武器が通じにくい相手が多いため、相手を選んで使用した方がいいだろう。
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=== 携帯機シリーズ ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A}}
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:[[乗り換え]]不可でトロワ専用機。低威力だが命中率+50%のホーミングミサイル、弾数20のダブルガトリングガン、有射程P属性のガトリングガン、[[マップ兵器]]のマイクロミサイル、必殺のフルオープンアタックと一通り揃っている。更にトロワが[[突撃]]を持っているため、援護や待ちは勿論、攻めにも使える。難点は参戦時期が中盤以降である事と、改造の限界が低い事(2周目以降は気にならないが)、そして主力のダブルガトリングガンの[[射程]]が1~5とやや短い事であろうか。
 +
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}}
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::ダブルガトリングガンの射程が1~6になる等の調整が施されている。武装の弾数も減少したが、カスタムボーナスが実質上強化パーツの大型マガジンを内蔵する形のため自前で補填ができる。本作は命中・回避がシビアなゲーム性なため、トロワの[[援護攻撃]]L4、[[必中]]の消費[[SP]]10のおかげで援護の鬼として大活躍する。
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:
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
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:トロワ専用機。フルオープン・アタックの弾数が3に増加、ダブルガトリングガンの最大射程が6に伸びる等の強化を受けたが、『A』ではホーミングミサイルは逆にダブルガトリングガンよりも命中率が低くなり、最大射程も同じになるなどほぼ死に武装と化した。
 +
:今回もトロワの[[援護攻撃]]がL2まで成長するので、援護攻撃では相変わらず活躍出来る。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
 +
:トロワ専用機。性能の底上げがされ、武器の弾数も不安がなくなったが、強化パーツのスロットは3から2に。今回初めて[[特殊能力]]を持つ事となった([[撃ち落とし]])。武器性能が変わっており、ダブルガトリングガンがCOMPACT以来のP属性となり、フルオープン・アタックの弾数が8となった。
 +
:機体性能は悪くはないが、パイロットのトロワが「性格:冷静」(=被弾で気力低下)なのに回避系の精神コマンドが無いのが問題。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦L}}
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:今作ではトロワが連合軍に潜入している関係上、敵として戦う事が何度かある。『DESTINY』の連合軍には名有りのパイロットが少ないために割を食っている印象があるが、それ故に貴重な収入源。終盤にウイングゼロとともに参入。
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:性能面では、フルオープンアタックの射程が中距離用、最長射程も7止まりと、昨今までの特徴は削がれた。しかしマップ兵器は射程が長く着弾指定型3マスと強力で、雑魚殲滅戦では屈指の強さを発揮する。また機体ボーナスに射撃武器+100があるのでPUとして非常に強力、最終的にはウイングガンダムゼロを超える攻撃力を獲得する(ゼロシステムを含めると微妙なところだが、相方も強化するという意味では大きな利点)。また何故か機体・武器ともに海Aだが、加入時期では活かせない。残念ながら今作はパイロット固定、加入が遅すぎるだけでなく、撃ち落とし・切り払いを持つ敵が多いのにトロワの技量は並程度しかないため、実弾兵器しかないこの機体は結構つらい。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}
 
:
 
:
  
=== 携帯機シリーズ ===
+
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦A]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}}
:[[乗り換え]]不可でトロワ専用機。威力は低いがホーミングミサイルが命中率+50%と当てやすい。主力は弾数20のダブルガトリングガン。移動後にはガトリングガン、[[マップ兵器]]のマイクロミサイル、必殺のフルオープンアタックと一通り揃っており、トロワが[[突撃]]を持っている為、待ちはもちろん攻めにも使える。難点は参戦時期が中盤以降である事と、改造の限界が低い事(2周目以降は気にならないが)、そして主力のダブルガトリングガンの[[射程]]が5とやや短い事であろうか。
+
:マナの国ルート第16話より加入。ゼロ以外のW勢全てにあてはまることだが、全体的に火力が心もとない。また総攻撃が射程1~3のP武器になっているが、移動力5と足回りが悪い上に、トロワは防御系精神を不屈しか覚えないため前線に出すには問題があり、運用的にミスマッチになってしまった。W勢では唯一最強武器にサイズ差補正無視がついているという限られた長所はあるものの、全体的に性能の穴が多く悩ましい機体。パーツスロットも2と少なく、集中強化しなければ運用は厳しい。
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]
 
::「ガンダムヘビーアームズ改」名義で参戦。GBA版から大きな変化はないが、トロワが[[援護攻撃]]L4、[[必中]]が[[SP]]10のため援護の鬼として役立つ。[[強化パーツ]]は大型マガジン推奨。
 
:
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
:[[乗り換え]]不可。トロワ専用機。[[スーパーロボット大戦A|A]]との大きな違いは、フルオープン・アタックの弾数が3に増えている事、ダブルガトリングガンの[[射程]]が6になった事。Aでは異常に高い命中率を誇ったホーミングミサイルはダブルガトリングガンよりも命中率が低くなり、最大射程も同じとなるなどほぼ死に武装と化した。<br />今回もトロワの[[援護攻撃]]がL2まで成長するので、援護攻撃では相変わらず活躍出来る。
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
:「ガンダムヘビーアームズ改」名義で参戦。[[乗り換え]]不可。トロワ専用機。性能の底上げがされ、武器の弾数も不安がなくなったが、強化パーツのスロットは3から2に。今回初めて[[特殊能力]]を持つ事となった([[撃ち落とし]])。武器性能が変わっており、ダブルガトリングガンがCOMPACT以来のP属性となり、フルオープン・アタックの弾数が8となった。
 
:機体性能は悪くはないが、パイロットのトロワが「性格:冷静」(=被弾で気力低下)なのに回避系の精神コマンドが無いのが問題。
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
:今作ではトロワが連合軍に潜入している関係上、前半は敵として戦う事が何度かある。DESTINYの連合軍には名有りのパイロットが少ないために割を食っている印象がある。終盤ウィングゼロとともに参入。性能面では、フルオープンアタックの射程が中距離までとなり、今まで長所だった長射程はなくなったが、マップ兵器は着弾指定型3マスと強力で、雑魚殲滅戦では屈指の強さを発揮する。
 
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦64]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
:[[ガンダムヘビーアームズ改|ヘビーアームズ改]]の機体をフル[[改造]]するとこれに変化。[[切り払い]]と[[シールド防御]]は出来なくなるが特に問題にはならず、攻撃力と機体能力が上昇する。[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ]]に次いでカスタム化の優先度は高いといえる。また、メイン兵装のダブルガトリングガンはB兵器でもなく切り払いもされないのが強み。
+
:[[ガンダムヘビーアームズ改|ヘビーアームズ改]]の機体をフル[[改造]]するとこれに変化。[[切り払い]]と[[シールド防御]]は出来なくなるが、攻撃力と機体能力が大きく上昇し空への攻撃も問題ないので、[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ]]に次いでカスタム化の優先度は高い。
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
:メイン兵装のダブルガトリングガンは切り払いされない強みはあるが、今作では他作品と異なり実弾ではなくビームとなっているので注意が必要。
 +
:また、今作も全弾発射はMAP兵器で弾数1、使用すると全ての射撃武器の残弾が0になる仕様。アーミーナイフが無いので全弾発射後は文字通り手も足も出なくなる。使いどころは慎重に選びたい。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 +
:トロワが搭乗。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:2018年9月のイベント「あなたのために」にて実装。SSRシューター。
 
:2018年9月のイベント「あなたのために」にて実装。SSRシューター。
;[[スーパーロボット大戦X]]
+
:2019年11月のイベント「革命の選択肢」にて大器型SSRブラスターが追加。
:マナの国ルート第16話より加入。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:2章Part9より追加参戦。命中特化タイプ。「実弾属性」の分類がある本作ではその武装構成が個性付けになっており、3種全てのSSRに実弾ブレイクゲージ減少量アップがついている生粋の実弾ブレイカー。射程も軒並み4以上と長い。タイプは命中特化だが、比較的攻撃力寄り。
 +
:加えて「ミサイル一斉発射(MAP)」「フル・オープン・アタック(MAP)」と立て続けにマップ兵器を与えられており、後者は敵アクションで戦闘する度に必殺技1つのアクション短縮という珍しい効果を持ち必殺技を連発できるため、特定属性の攻撃+雑魚散らしの役割を求められる迎撃戦に特化した機体と言える。同パーツでは最大35%の特殊回避がつくものの、対決戦などでこれを活かすにはあまり向いていない。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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;マシンキャノン
 
;マシンキャノン
 
:胸部の上部両肩側に計2門内蔵された機関砲。
 
:胸部の上部両肩側に計2門内蔵された機関砲。
:近年のシリーズではあまり見かけられない。
 
 
;胸部ガトリング砲
 
;胸部ガトリング砲
 
:胸部装甲下に4門内蔵された機関砲。
 
:胸部装甲下に4門内蔵された機関砲。
:スパロボでは「ガトリングガン」で表記される事が多い。64では「大型ガトリングガン」と表記された。大抵のシリーズで、移動後の武装として重宝する。
+
:SRWでは「ガトリングガン」表記でP武器に設定されることが多い。『64』では「大型ガトリングガン」表記。
 +
:『DD』では「マシンキャノン」名義で実弾属性のR必殺技。メインアビリティは「狙い撃ち I」で、サブアビリティは「照準値アップ I」。
 
;マイクロミサイル
 
;マイクロミサイル
 
:両肩部と腰部に内蔵。両肩部は装甲が3つに展開しそこに搭載されており、基部には8発、展開した2つの装甲には7発ずつ搭載。腰部には前面装甲と側面装甲に4発ずつ搭載。
 
:両肩部と腰部に内蔵。両肩部は装甲が3つに展開しそこに搭載されており、基部には8発、展開した2つの装甲には7発ずつ搭載。腰部には前面装甲と側面装甲に4発ずつ搭載。
:SRWでは[[MAP兵器]]や[[全体攻撃]]として実装されている。
+
:SRWでは[[マップ兵器]]や[[全体攻撃]]として実装されている。
 +
:『DD』では実弾属性のSR必殺技。両肩部の物を発射する。メインアビリティは「[[アタッカー]] II」で、サブアビリティは「照準値アップ II」。
 +
:;ミサイル一斉発射(MAP)
 +
::『DD』におけるMAP兵器版。実弾属性のSSR必殺技。メインアビリティは「頭部アンテナ」で、攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が10上昇する毎に照準値、ミサイル一斉発射(MAP)の必殺技威力が増加する。自分の攻撃が命中する毎に攻撃力が増加する。敵ユニットの弱点属性で攻撃時、攻撃力が増加する。実弾属性全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(実弾)」。
 +
:
 
;ホーミングミサイル
 
;ホーミングミサイル
:9連装のミサイルポッドを両脚部に各2基、計4基装備。
+
:9連装のミサイルポッドを両脚部に各2基、計4基装備。マイクロミサイルと本装備のみ、TV版と装備位置が逆転している。
 
:射程の長い武器として実装されている。
 
:射程の長い武器として実装されている。
 
;ダブルガトリングガン
 
;ダブルガトリングガン
:実弾式の手持ち式2連装ガトリングガン<ref>当時から現在までこのダブルガトリングの実弾/ビーム設定は錯綜しており、作中映像の薬莢表現から、TV本編とは違い実弾であるという解釈が主流であった。しかし近年、漫画「敗者たちの栄光」の展開に合わせ画稿のみであった「ガンダムヘビーアームズ(EW)」がプラモデル化される際ガトリングがビームであると設定され、そのついでに「MGガンダムヘビーアームズ改(EW)」のガトリングもビームであるとプラモデル内の記述で再設定された。この再設定されたダブルガトリングは「敗者たちの栄光」内の設定では実弾ともビームとも記述されず、最終決戦でガトリングを破棄する事で『「敗者たちの栄光」ではビーム、「エンドレスワルツ」ではサーペントと同型の実弾」とも解釈出来る演出がされており、設定上の矛盾を解消している。</ref>。2丁装備しており、バックパックにマウント可能。
+
:手持ち式の2連装ガトリングガン<ref>実弾式とする資料(劇中描写など)と、ビームガトリングガンとする資料(プラモデル解説など)の両方が存在する。SRWでは実弾式の設定を採用している。</ref>。2丁装備しており、バックパックにマウント可能。
:射程が長く、弾数の多い主力兵器。COMPACTシリーズではP属性武器であった。近年のシリーズでも再び移動後使用可能になりつつある。
+
:弾数の多い主力兵器。SRWでは長射程武器に設定される場合と、P武器に設定される場合の両方がある。
 +
:『DD』では実弾属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「ブレイクアタック I」で、サブアビリティは「照準値アップ I」。
  
 
==== その他装備 ====
 
==== その他装備 ====
 
;アーミーナイフ
 
;アーミーナイフ
:先述の通りEW版ではデザイン上オミットされており、当然スパロボでも未実装。小説版では使用している描写があるが、どこに装備しているかは不明。
+
:デザイン変更により省略された武装だが、小説版では使用している描写がある。
 +
:SRW未採用。
  
 
==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
;フルオープン・アタック / 全弾発射 / 総攻撃
+
;フルオープン・アタック / 全弾発射 / 総攻撃 / 一斉射撃
:ヘビーアームズの全武装を一斉射撃。必殺技だが、弾数はシリーズによってまちまちで1発の時から6発の時まである。単独制の作品では長射程高威力で援護向きだが、小隊制作品では全体攻撃。
+
:全武装を使用した一斉射撃。作品によって名称や性能が異なる。一部の作品ではマップ兵器や全体攻撃として扱われている。
:『64』では「全弾発射」表記、『第3次Z』『X』では「総攻撃」表記。演出では機体を空中宙返りしてから発射するという劇中と同じモーションで使用するが、『第3次Z』ではカットされてしまった。『X』ではピエロのマスクを着用してから攻撃を開始する。空中宙返りも復活したが、宙返り中にやたら'''やたら等身が伸びる'''(リアルカットインというほどではない)。
+
:一部作品では空中で宙返りをしてから発射したり、ピエロのマスクを着用してから攻撃を開始したりする。
 +
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では「'''一斉射撃(零距離)'''」表記の必殺スキル。アクロバットジャンプで敵に近づき、零距離で全武装を一斉発射する。
 +
:『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』では「'''フル・オープン・アタック(MAP)'''」表記で、実弾属性のSSR必殺技として登場。原作の戦闘シーンを繋ぎ合わせたものとなっている。ピエロマスクが落下するシーンもある。
 +
:メインアビリティは「曲芸機動」で、攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値、フル・オープン・アタック(MAP)の必殺技威力が増加する。ガンダムヘビーアームズ改装備時、気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少率が増加、敵ユニットのアクション時のみ、戦闘する毎にいずれかの必殺技のアクション数を1進める(効果対象となる必殺技を発動した時のみその必殺技自身のアクション数は進めない)、確率で攻撃を完全回避する。サブアビリティは「タイプ強化IV・HP・ダメージ増加(命中)(トロワ・バートン)」。
 +
;ダブルガトリング・ラピッドファイア
 +
:『DD』で実弾属性のSSR必殺技として登場。アクロバットジャンプで敵に近づき、ダブルガトリングを全弾発射する。撃ち切った後にガトリングをパージすると同時にピエロマスクも落ちるのが印象的な演出となっている。
 +
:メインアビリティは「ピエロマスク」で、攻撃力・照準値が増加。気力が10上昇する毎に、ダブルガトリング・ラピッドファイアの必殺技威力が増加する。自分の攻撃が命中する毎に攻撃力・照準値が増加。実弾属性全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「照準値アップ III」。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[陸]]・[[海|水]]
 
;[[陸]]・[[海|水]]
:移動タイプと適応との間に齟齬があるタイプの典型例であり、他のW系のガンダムタイプとは異なって水適応はほぼ全面的にB止まりなのが通例。
 
:裏を返せば、[[A-アダプター]]等による補完が最も有効に働くパターンでもある。
 
  
 
=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
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=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;全武器弾数1.5倍
 
;全武器弾数1.5倍
:[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]でのボーナス。
+
:[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』でのボーナス。強化パーツの大型マガジンを内蔵したような能力で、[[ラーズアングリフ]]と全く同じボーナスだが、マップ兵器の所持や、弾数の非常に少ない必殺武装を持っている本機の方があちらより活かしやすい。
 
;運動性+15、すべての武器の弾数が1.5倍になる
 
;運動性+15、すべての武器の弾数が1.5倍になる
:[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]でのボーナス。
+
:[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』でのボーナス。
 
;運動性+15、全ての武器の弾数が+2される
 
;運動性+15、全ての武器の弾数が+2される
:[[スーパーロボット大戦X|X]]でのボーナス。
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:[[スーパーロボット大戦X|X]]』でのボーナス。従来の効果より増加量が減少される武装が多く、基本的には弱体化。
  
 
=== 機体ボーナス ===
 
=== 機体ボーナス ===
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:'''5段階: 射撃武器+200、照準値+15、射程+1'''
 
:'''5段階: 射撃武器+200、照準値+15、射程+1'''
 
:'''10段階: 射撃武器+300、照準値+25、射程+2'''
 
:'''10段階: 射撃武器+300、照準値+25、射程+2'''
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 非常に強力ではあるのだが、諸事情により+射程以外を活かし辛い。しかしボス級相手にすら一方的に攻撃できるのは大きな魅力。
  
 
== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;[[ガンダムヘビーアームズ|ガンダムヘビーアームズ(EW)]]
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:本機の改修前。未参戦。
 
;[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ(EW)]]
 
;[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ(EW)]]
 
:全ての「ガンダム」の母体となった機体。
 
:全ての「ガンダム」の母体となった機体。
;[[ガンダムヘビーアームズ|ガンダムヘビーアームズ(EW)]]
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;[[サーペント (ガンダムW)|サーペント]]
:本機の改修前。未参戦。
+
:開発に際してヘビーアームズのノウハウが組み込まれている。
;ガンダムデリンジャーアームズ
 
:漫画『新機動戦記ガンダムW~ティエルの衝動~』(未参戦)。外見はV字のブレードアンテナを廃止したガンダムヘビーアームズ(EW版)である。ヘビーアームズ改(EW版)と同様のダブルガトリングガンを1基装備する。
 
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年9月18日 (水) 03:54時点における最新版

ガンダムヘビーアームズ改
外国語表記 Gundam Heavyarms[1]
別表記 ガンダムヘビーアームズカスタム
ガンダムヘビーアームズ改(EW版)
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン カトキハジメ
石垣純哉
初登場SRW スーパーロボット大戦COMPACT
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 特殊作戦用モビルスーツ
生産形態 改修機
型式番号 XXXG-01H2
頭頂高 16.7 m
重量 8.2 t
ジェネレーター出力 3,190 kW
スラスター総推力 73,750 kg
装甲材質 ガンダニュウム合金
改修 ハワード
パイロット トロワ・バートン
テンプレートを表示

ガンダムヘビーアームズ改は『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

Endless Waltz版のガンダムヘビーアームズ改。ただし、型式番号の末尾がTV版の「HC」から「H2」に変更されている。

他の4機同様、デザインは機体の特徴をより強調する方向に変更されている。この機体の場合は暗青緑色を基調としたものに変更されたカラーリングと相まって、「軍事兵器」というイメージが濃厚になっている。顔の半分をピエロのマスクで覆っており、作品によってはグラフィックにも反映される。アーミーナイフがオミットされ(ただし小説版では本機がアーミーナイフを使用している場面がある)、完全な射撃戦用モビルスーツとなった。

リデザインに際して「5機は兄弟機」という設定をより反映する方向性で行われたためTV版より細身になっているが、それでも見るからに重MSという印象。しかし、重火力MSでは不可能そうなアクロバティックな動きも可能。

最後はマリーメイア軍が壊滅したことにより、デュオによりガンダムデスサイズヘルカスタムガンダムサンドロックカスタムと共に爆破解体された(トロワカトルも同意済み)。

『敗者たちの栄光』では他のガンダムはTV版に比べて武装が減ったことから追加武装が施されたが、本機は逆にTV版より重武装(胸部ガトリングガンが2から4門、腕部ダブルガトリングガンが右腕にも追加されて計4門)になったためか唯一追加武装が設定されていない(改装前のヘビーアームズが使用していたイーゲル装備やダムゼルフライ装備は使えると思われるが不明)。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

5機のガンダムの中ではHPが高め、武器攻撃力が高めな事が特徴である。初参戦のCOMPACTではダブルガトリングガンが射程の長いP属性武器であったが、以降のシリーズでは非P属性、もしくは射程がビームライフルと同程度になる調整がなされている。現在は長射程で足を止めての撃ち合いが基本の戦闘スタイル。

近年の傾向として、搭乗者のトロワの精神コマンドはスーパー系寄りであるため、回避するよりも鉄壁必中をかけて敵陣で”攻撃を受けて反撃”という他の射撃重視リアル系とは一風違った闘い方を得意とする。また、援護攻撃にも長けている。

武装は全てが実弾射撃兵器のため、どの地形にも適応できる。メイン兵装のダブルガトリングガンは旧シリーズでは切り払いの対象にならず、ビームコート等にも軽減されないと言う強みがあった。近年では撃ち落としやガンダムSEED系のPS装甲やオリジナル系の各種バリアなど、実弾を防ぐ防御系特殊能力が増えているので対策が必要。

一部格闘ゲームでは火器以外の格闘攻撃を使用できる場合もあるが、SRWでは現在のところ実装されていない。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
トロワ・バートンが記憶喪失から復活した際にドクターJら5人から貰い、出撃する。設定上は10年前に作り上げ何処かに保管していたという。
機体性能・武器性能共に強力ではあるが、ガトリングガン・ダブルガトリングガン共に弾数4発であり、それまで射程1~3だったマシンキャノンが射程1になる等、非常に癖が強く使いづらい。仮に使っていく場合、マシンキャノン・ホーミングミサイル・ガトリングガン・ダブルガトリングガンと全体的に手を入れ、相手取る敵に応じて上手くやりくりするしかない。本機が搭載しているマイクロミサイルは、マイクロミサイル系MAP兵器の中ではかなり性能が高いので、いっそこれを活用するのも一つの手か。
ちなみに(弾数1とはいえ)攻撃力だけはウイングガンダムゼロ(EW版)を上回り、νガンダムHWS装着型に次ぐMS第2位である。趣味の領域ではあるが、W系パイロットの信頼補正をフル活用すれば、MS最大火力を実現可能。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
流石にあんまりだったせいか、『α外伝』に近い武器性能に調整された。マイクロミサイル以外の弾数が約2~3倍になり、攻撃力も若干増加、更にガトリングガンが射程1~4のP属性になり、使い勝手が一気に向上している。
また、この性能でありながら強化パーツの最大装備数が4のため、パーツの装備次第ではかなりの高性能機になるポテンシャルもある。
ただしフルオープンアタックは、射程と弾数が改善された代わりに攻撃力が400も低下してしまった。弾数3発・気力制限110で攻撃力3100はちょっと心もとない性能である。ちなみにダブルガトリングガンも攻撃力が100低下している。
スーパーロボット大戦α外伝
フルオープンアタックが3発になり、高火力の援護攻撃が得意。フル改造時には、『α』同様にツインバスターライフルの攻撃力を追い抜き、W系ガンダム中では最大の攻撃力となる。他のダブルガトリングガンなども総じて弾数が増え、P属性1-4の武器も得たため、『α』より使いやすい。ただ運動性移動力が低く飛行ができないため、扱いやすさではトーラスという壁がある。そちらにはない高火力と、気力不要の割には性能の高いマップ兵器マイクロミサイルを軸に扱っていきたい。
第2次スーパーロボット大戦α
射程の長さ、小隊攻撃の攻撃力、強力な全体攻撃、豊富な弾数…と長所に富んだ機体。有効な全体攻撃を持たないスーパーロボットの小隊員のみならず、小隊長としても使っていける。ただし今回は強化パーツスロットが2に減少。マップ兵器もなくなり、移動後の最大射程が1というのも辛い。デフォルトで射程が長いので長所を伸ばすことにこだわらないなら、小隊長能力でさらに射程が伸びるトロワを乗せなくとも良い。逆に射程に特化するならトロワを乗せ、さらに高性能レーダーなどを装備することで、相手の射程範囲外からの遠距離射撃も狙える。防御系精神を鉄壁しか持たないトロワにとって、相手の反撃を受けない有効手段ともなる。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
トロワの乗機として序盤から参戦。リアル系ルートではトロワが一時的にザフトに所属。そのためクォヴレールートでは初登場時が敵となるが、どのルートでもその分岐終了までには参入する。
『第2次α』で元々長かった射程がさらに延長。P武器のマシンキャノンは最大射程1→3まで伸びた上、威力も強化。強化パーツ枠は2→3に拡大…という進化を遂げた。フェイズシフト装甲等は天敵だが、搭載機はSEED系ガンダムだけに留まるため、全体攻撃を生かした雑魚散らしに注力する分には問題ない。中盤以降はトロワの直撃でもフォロー可能。
さらに射程が伸び、陸適応Sになったフルオープンアタックは、前作に続き必要気力110。本作ではマイク・サウンダース13世が序盤から気力5は容易に上げてくれるので、前作以上に使いやすい。最大射程は『トロワの小隊長能力+強化パーツ枠×3+フル改造ボーナス+狙撃』で16に達し、ケイサル・エフェスからも反撃不可台詞が聞ける。
スペシャルモードでの武器15段階改造時は、フルオープンアタックよりダブルガトリングガンの方が高威力となるが、その最大攻撃力7000は同作品機体内で最低値に。ただフルオープンアタックの伸び幅が悪いというだけで、それ以外の武装の伸び幅は平均値(ウイングゼロよりは良好)。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
中盤で参戦。ダブルガトリングガンは優秀なアシスト武器であるためどちらかと言うとサブ向きだが、援護攻撃も全体攻撃もこなせる。メインで使うならヒット&アウェイの取得は必須。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
序盤の蒼の地球ルートで参入し、中盤の宇宙ルートで性能がアップする。基本的な運用は時獄篇と同様。相変わらずダブルガトリングガンは優秀なアシスト武器であり、ALL攻撃とMAP兵器も持つ為、序盤から中盤まではメイン・サブとして使っていける。中盤以降は自軍のインフレが激しく、最大火力の低さもありメインとしての活躍は厳しくなってくる。使用するなら武器の改造はしっかりと行っておきたい。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT
初登場作品。もっと武装は豊富なはずだが、携帯機という都合上4つに厳選されている。顔の半面にはちゃんとピエロの仮面が取り付けられている。トロワの回避も機体の運動性も高めではあるが、流石にNT勢に比べると劣り、シールドやバリア等の特殊能力もないため防御面は心許ない。しかし武器は強力で、当時は有射程P属性武器が少なかった事から、P属性で射程2-5のダブルガトリングガンは重宝する。W系MSの中では最も使いやすい機体である。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
COMPACTとほぼ同性能。弾数多いので援護攻撃を任せられる。
スーパーロボット大戦COMPACT3
COMPACTと同様の武器性能で、P属性で射程2-5のダブルガトリングガンが使いやすい。しかし、本作は射撃武器が通じにくい相手が多いため、相手を選んで使用した方がいいだろう。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦A
乗り換え不可でトロワ専用機。低威力だが命中率+50%のホーミングミサイル、弾数20のダブルガトリングガン、有射程P属性のガトリングガン、マップ兵器のマイクロミサイル、必殺のフルオープンアタックと一通り揃っている。更にトロワが突撃を持っているため、援護や待ちは勿論、攻めにも使える。難点は参戦時期が中盤以降である事と、改造の限界が低い事(2周目以降は気にならないが)、そして主力のダブルガトリングガンの射程が1~5とやや短い事であろうか。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
ダブルガトリングガンの射程が1~6になる等の調整が施されている。武装の弾数も減少したが、カスタムボーナスが実質上強化パーツの大型マガジンを内蔵する形のため自前で補填ができる。本作は命中・回避がシビアなゲーム性なため、トロワの援護攻撃L4、必中の消費SP10のおかげで援護の鬼として大活躍する。
スーパーロボット大戦R
トロワ専用機。フルオープン・アタックの弾数が3に増加、ダブルガトリングガンの最大射程が6に伸びる等の強化を受けたが、『A』ではホーミングミサイルは逆にダブルガトリングガンよりも命中率が低くなり、最大射程も同じになるなどほぼ死に武装と化した。
今回もトロワの援護攻撃がL2まで成長するので、援護攻撃では相変わらず活躍出来る。
スーパーロボット大戦W
トロワ専用機。性能の底上げがされ、武器の弾数も不安がなくなったが、強化パーツのスロットは3から2に。今回初めて特殊能力を持つ事となった(撃ち落とし)。武器性能が変わっており、ダブルガトリングガンがCOMPACT以来のP属性となり、フルオープン・アタックの弾数が8となった。
機体性能は悪くはないが、パイロットのトロワが「性格:冷静」(=被弾で気力低下)なのに回避系の精神コマンドが無いのが問題。
スーパーロボット大戦L
今作ではトロワが連合軍に潜入している関係上、敵として戦う事が何度かある。『DESTINY』の連合軍には名有りのパイロットが少ないために割を食っている印象があるが、それ故に貴重な収入源。終盤にウイングゼロとともに参入。
性能面では、フルオープンアタックの射程が中距離用、最長射程も7止まりと、昨今までの特徴は削がれた。しかしマップ兵器は射程が長く着弾指定型3マスと強力で、雑魚殲滅戦では屈指の強さを発揮する。また機体ボーナスに射撃武器+100があるのでPUとして非常に強力、最終的にはウイングガンダムゼロを超える攻撃力を獲得する(ゼロシステムを含めると微妙なところだが、相方も強化するという意味では大きな利点)。また何故か機体・武器ともに海Aだが、加入時期では活かせない。残念ながら今作はパイロット固定、加入が遅すぎるだけでなく、撃ち落とし・切り払いを持つ敵が多いのにトロワの技量は並程度しかないため、実弾兵器しかないこの機体は結構つらい。

Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X
マナの国ルート第16話より加入。ゼロ以外のW勢全てにあてはまることだが、全体的に火力が心もとない。また総攻撃が射程1~3のP武器になっているが、移動力5と足回りが悪い上に、トロワは防御系精神を不屈しか覚えないため前線に出すには問題があり、運用的にミスマッチになってしまった。W勢では唯一最強武器にサイズ差補正無視がついているという限られた長所はあるものの、全体的に性能の穴が多く悩ましい機体。パーツスロットも2と少なく、集中強化しなければ運用は厳しい。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦64
ヘビーアームズ改の機体をフル改造するとこれに変化。切り払いシールド防御は出来なくなるが、攻撃力と機体能力が大きく上昇し空への攻撃も問題ないので、ウイングゼロに次いでカスタム化の優先度は高い。
メイン兵装のダブルガトリングガンは切り払いされない強みはあるが、今作では他作品と異なり実弾ではなくビームとなっているので注意が必要。
また、今作も全弾発射はMAP兵器で弾数1、使用すると全ての射撃武器の残弾が0になる仕様。アーミーナイフが無いので全弾発射後は文字通り手も足も出なくなる。使いどころは慎重に選びたい。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
トロワが搭乗。
スーパーロボット大戦X-Ω
2018年9月のイベント「あなたのために」にて実装。SSRシューター。
2019年11月のイベント「革命の選択肢」にて大器型SSRブラスターが追加。
スーパーロボット大戦DD
2章Part9より追加参戦。命中特化タイプ。「実弾属性」の分類がある本作ではその武装構成が個性付けになっており、3種全てのSSRに実弾ブレイクゲージ減少量アップがついている生粋の実弾ブレイカー。射程も軒並み4以上と長い。タイプは命中特化だが、比較的攻撃力寄り。
加えて「ミサイル一斉発射(MAP)」「フル・オープン・アタック(MAP)」と立て続けにマップ兵器を与えられており、後者は敵アクションで戦闘する度に必殺技1つのアクション短縮という珍しい効果を持ち必殺技を連発できるため、特定属性の攻撃+雑魚散らしの役割を求められる迎撃戦に特化した機体と言える。同パーツでは最大35%の特殊回避がつくものの、対決戦などでこれを活かすにはあまり向いていない。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

バルカン
頭部左右に2門内蔵された近距離戦用の機関砲。
マシンキャノン
胸部の上部両肩側に計2門内蔵された機関砲。
胸部ガトリング砲
胸部装甲下に4門内蔵された機関砲。
SRWでは「ガトリングガン」表記でP武器に設定されることが多い。『64』では「大型ガトリングガン」表記。
『DD』では「マシンキャノン」名義で実弾属性のR必殺技。メインアビリティは「狙い撃ち I」で、サブアビリティは「照準値アップ I」。
マイクロミサイル
両肩部と腰部に内蔵。両肩部は装甲が3つに展開しそこに搭載されており、基部には8発、展開した2つの装甲には7発ずつ搭載。腰部には前面装甲と側面装甲に4発ずつ搭載。
SRWではマップ兵器全体攻撃として実装されている。
『DD』では実弾属性のSR必殺技。両肩部の物を発射する。メインアビリティは「アタッカー II」で、サブアビリティは「照準値アップ II」。
ミサイル一斉発射(MAP)
『DD』におけるMAP兵器版。実弾属性のSSR必殺技。メインアビリティは「頭部アンテナ」で、攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が10上昇する毎に照準値、ミサイル一斉発射(MAP)の必殺技威力が増加する。自分の攻撃が命中する毎に攻撃力が増加する。敵ユニットの弱点属性で攻撃時、攻撃力が増加する。実弾属性全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(実弾)」。
ホーミングミサイル
9連装のミサイルポッドを両脚部に各2基、計4基装備。マイクロミサイルと本装備のみ、TV版と装備位置が逆転している。
射程の長い武器として実装されている。
ダブルガトリングガン
手持ち式の2連装ガトリングガン[2]。2丁装備しており、バックパックにマウント可能。
弾数の多い主力兵器。SRWでは長射程武器に設定される場合と、P武器に設定される場合の両方がある。
『DD』では実弾属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「ブレイクアタック I」で、サブアビリティは「照準値アップ I」。

その他装備[編集 | ソースを編集]

アーミーナイフ
デザイン変更により省略された武装だが、小説版では使用している描写がある。
SRW未採用。

必殺技[編集 | ソースを編集]

フルオープン・アタック / 全弾発射 / 総攻撃 / 一斉射撃
全武装を使用した一斉射撃。作品によって名称や性能が異なる。一部の作品ではマップ兵器や全体攻撃として扱われている。
一部作品では空中で宙返りをしてから発射したり、ピエロのマスクを着用してから攻撃を開始したりする。
X-Ω』では「一斉射撃(零距離)」表記の必殺スキル。アクロバットジャンプで敵に近づき、零距離で全武装を一斉発射する。
DD』では「フル・オープン・アタック(MAP)」表記で、実弾属性のSSR必殺技として登場。原作の戦闘シーンを繋ぎ合わせたものとなっている。ピエロマスクが落下するシーンもある。
メインアビリティは「曲芸機動」で、攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値、フル・オープン・アタック(MAP)の必殺技威力が増加する。ガンダムヘビーアームズ改装備時、気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少率が増加、敵ユニットのアクション時のみ、戦闘する毎にいずれかの必殺技のアクション数を1進める(効果対象となる必殺技を発動した時のみその必殺技自身のアクション数は進めない)、確率で攻撃を完全回避する。サブアビリティは「タイプ強化IV・HP・ダメージ増加(命中)(トロワ・バートン)」。
ダブルガトリング・ラピッドファイア
『DD』で実弾属性のSSR必殺技として登場。アクロバットジャンプで敵に近づき、ダブルガトリングを全弾発射する。撃ち切った後にガトリングをパージすると同時にピエロマスクも落ちるのが印象的な演出となっている。
メインアビリティは「ピエロマスク」で、攻撃力・照準値が増加。気力が10上昇する毎に、ダブルガトリング・ラピッドファイアの必殺技威力が増加する。自分の攻撃が命中する毎に攻撃力・照準値が増加。実弾属性全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「照準値アップ III」。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

銃装備
撃ち落としを発動する。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

全武器弾数1.5倍
A PORTABLE』でのボーナス。強化パーツの大型マガジンを内蔵したような能力で、ラーズアングリフと全く同じボーナスだが、マップ兵器の所持や、弾数の非常に少ない必殺武装を持っている本機の方があちらより活かしやすい。
運動性+15、すべての武器の弾数が1.5倍になる
第3次Z時獄篇』でのボーナス。
運動性+15、全ての武器の弾数が+2される
X』でのボーナス。従来の効果より増加量が減少される武装が多く、基本的には弱体化。

機体ボーナス[編集 | ソースを編集]

L
初期: 射撃武器+100、照準値 +5
5段階: 射撃武器+200、照準値+15、射程+1
10段階: 射撃武器+300、照準値+25、射程+2

 非常に強力ではあるのだが、諸事情により+射程以外を活かし辛い。しかしボス級相手にすら一方的に攻撃できるのは大きな魅力。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「WHITE REFLECTION」
「LAST IMPRESSION」

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダムヘビーアームズ(EW)
本機の改修前。未参戦。
ウイングガンダムゼロ(EW)
全ての「ガンダム」の母体となった機体。
サーペント
開発に際してヘビーアームズのノウハウが組み込まれている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MS、新機動戦記ガンダムW、2022年2月22日閲覧。
  2. 実弾式とする資料(劇中描写など)と、ビームガトリングガンとする資料(プラモデル解説など)の両方が存在する。SRWでは実弾式の設定を採用している。

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]