「ウイングガンダムゼロカスタム」の版間の差分

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:初登場作品。他のEW版の機体よりも先駆けて登場した。終盤、ポセイダルルートにて[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が仲間した場合、[[トロワ・バートン|トロワ]]が改造用のパーツを持ってきて、改造を行うを選ぶと本機に改造される。実質使用できるのたったの3話のみ。しかし、スペックは歴代最高で、飛びぬけた[[運動性]]とスーパー系以上の[[HP]]と[[装甲]]を持つ。さらに[[強化パーツ]]スロットが3つもある。しかし、[[ニュータイプ]]至上主義な本作において、能力的に不遇なW系パイロットはこのレベルの機体でないとまともに運用できないのも事実である。パイロットに[[集中]]と[[鉄壁]]を覚えるヒイロを乗せると反撃戦法が強力。本作のグラフィックはカメラ目線であった為、当時の攻略本に「常にカメラ目線がちょっと恥ずかしい」と記述されたこともあった。その性能の高さに「[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を乗せられたら」と思ったプレイヤーもいるとか…… 武装は、ツインバスターライフル(通常版)をフル[[改造]]すると、自機中心型[[マップ兵器]]のツインバスターライフル2(=後のローリングバスターライフル)が追加される。Wゼロ同様、当時はツインバスターライフルの表記が'''ツインバスタービームライフル'''だった。
  
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===

2014年9月27日 (土) 12:44時点における版

XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ(Wing Gundam Zero)

『Endless Waltz』用にカトキハジメ氏によってデザインされたウイングガンダムゼロ。主人公ヒイロ・ユイの搭乗機。

本機はTV版のウイングガンダムゼロをデザインし直した機体であるため、本来の名前は同じく「ウイングガンダムゼロ」である。TV版との区別がややこしい為、便宜的に「~カスタム」「~(エンドレスワルツ版)」「EW版」といった名称が使われている。詳しくは新機動戦記ガンダムW Endless Waltz#ガンダムの機体名称についてを参照のこと。

大河原邦男氏がデザインしたTV版とは他の機体に比べても異なる部分が多く、トリコロールカラーから白と青を基調とした色合いに変更され、マスクもTV通常のガンダムマスクに変更されている他、ネオ・バード形態への変形機構はオミットされた。そして、最も外見上異なる点としてTV版の機械的な翼(ウイング・スラスター)から、天使の翼のような形状に変更されている点が挙げられる。ちなみに、本機が移動する際、どういう機構なのか謎だが天使のような白い羽が舞い散る(あくまで演出上のもので、実際に舞い散っている訳ではないのかもしれない)。またこの翼は2対になっており、前方の1対である主翼(ウイングバインダー)は可動範囲が広く、機体の前面に展開する事で敵の攻撃を防御することができ、大気圏突入時のシールドとしても使用される。この主翼は地上では文字通り翼として、宇宙空間ではAMBAC作動肢として機能し、機体にトールギスを超える破格の超大推力・機動性・運動性を与える。後方の1対である副翼にも同様にバーニア・スラスターが取り付けられており、例え主翼2枚を損失したとしても飛行能力を失う事はない。

劇中では張五飛の駆るナタクと激闘を繰り広げ海に墜落する。最後は大統領府のシェルターをツインバスターライフルにより破壊するが、中破した状態の本機はサーペントの集中攻撃とツインバスターライフルの反動により大破した。

TVシリーズと『Endless Waltz』をつなぐストーリーが漫画『新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』にて語られているが、この作品内でのデザインはEW版のものが採用されている。

なおデザインがTV版と異なる事について、幼年誌では「新たなる敵・マリーメイア軍と戦う為に強化された姿」という翻案で紹介されていた。

登場作品と操縦者

シリーズを通して、全体的に高い機体性能を持っている。旧シリーズ等ではTV版ウイングゼロとは別機体でウイングゼロの上位機種的な役割だった。

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F完結編
初登場作品。他のEW版の機体よりも先駆けて登場した。終盤、ポセイダルルートにてヒイロが仲間した場合、トロワが改造用のパーツを持ってきて、改造を行うを選ぶと本機に改造される。実質使用できるのたったの3話のみ。しかし、スペックは歴代最高で、飛びぬけた運動性とスーパー系以上のHP装甲を持つ。さらに強化パーツスロットが3つもある。しかし、ニュータイプ至上主義な本作において、能力的に不遇なW系パイロットはこのレベルの機体でないとまともに運用できないのも事実である。パイロットに集中鉄壁を覚えるヒイロを乗せると反撃戦法が強力。本作のグラフィックはカメラ目線であった為、当時の攻略本に「常にカメラ目線がちょっと恥ずかしい」と記述されたこともあった。その性能の高さに「アムロカミーユを乗せられたら」と思ったプレイヤーもいるとか…… 武装は、ツインバスターライフル(通常版)をフル改造すると、自機中心型マップ兵器のツインバスターライフル2(=後のローリングバスターライフル)が追加される。Wゼロ同様、当時はツインバスターライフルの表記がツインバスタービームライフルだった。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
中盤より参戦。今回、HPが普通のリアル系程度のため、運動性を強化して回避力を上げるのが無難。主力のツインバスターライフルは射程がやや短いが燃費はかなり良い。MAP兵器版のツインバスターライフルも弾数制なので使いやすい。しかし、本作もNT至上主義である為使いづらい。マップ兵器担当と割り切るのもあり。
スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
COMPACTとほぼ同様。本作は2回行動が廃止され、援護システムが導入されたため、NT勢との穴は多少塞がってきてはいる。燃費が良好で射程が長いため、援護攻撃で活躍できるのだが、ヒイロの援護習得レベルが、かなりの高レベルの為活かしきれない。援護をいかすならば、トロワが適任といえる。
スーパーロボット大戦COMPACT3
本作では乗り換え可能。「リーンの翼」を装備してもまともに運用できるほど機体性能は高い。ヒイロをはじめW系パイロットは能力が総じて高いため結構使えるが、射撃武器がメインというのが唯一のネック。パイロットは熱血が使えるヒイロまたはゼクスも良いが、トロワ援護を持ちゼロシステムを活かすために気力の上がりやすい得意を修得し、ステルスマント持ちのガイメレフ対策に必中も持っているのでオススメ。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
無条件で入手可能。カスタム化により武器性能が大幅に変わるW系ユニットの中で、本機は武器性能はほとんど変化していない。変形はなくなったがMS形態で飛行でき移動力も高くなり、シールド防御が出来なくなった事以外は純粋にパワーアップを果たしている。Wゼロと同様にゼロシステムが特殊能力となったのも本作が初。ツインバスターライフル(通常版)をフル改造することで、ローリングバスターライフルが追加される。HP以外の全ての性能が高く、二種類の強力なマップ兵器もある他、反撃無双もでき、ラスボスを一撃で倒せるレベルの火力も持つ。資金稼ぎのために幸運持ちのカトルが乗ることも多い。また、なぜかIフィールドが特殊能力としてついている。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
αより、ツインバスターライフルの攻撃力が若干上昇した。今回なぜか、ウイングガンダムウイングガンダムゼロ→本機とパワーアップする度に、HP装甲が下がっていく。
スーパーロボット大戦α外伝
5話から正式参戦という、歴代でも異例の速さ。しかし通常版ツインバスターライフルの燃費が非常に悪化(最大EN110に対し、消費EN50)した為、気力を稼ぐ手段でもある雑魚戦が苦手に。その結果マップ兵器気力不足で使えない状況になりやすく、序盤の使い勝手は非常に悪い。
しかし、マップ兵器自体は最後まで通用するほど性能が高く、ツインバスターライフル(マップ兵器版)は弾数、初期から搭載済みのローリングバスターライフルは範囲に優れ、どちらも火力が高い。激励、もしくは強化パーツでENを補強するなどして、気力問題を解決できるようになってからが本番。特に後半、援護防御陣形を組んでいるボスと取り巻きを打ちぬく役に適している。パイロットは覚醒を修得するヒイロが適任。
シナリオではマリーメイア軍との決戦にてヒイロが乗ってクリア時にマップにいる場合のみ、原作再現イベントがある(本機の破損はしない)。未来編では搭載しているゼロシステムで迷子のマサキを探すというかなり変わった使われ方もされる他、先行して宇宙へ行く機体の1つにもなっている。今回からツインバスターライフルの演出が目標上空より発射するものになった。ちなみに内部データには機体性能が大幅に向上し、ツインバスターライフルの燃費が解消された強化版らしき没データが存在する。
第2次スーパーロボット大戦α
長射程の全体攻撃マップ兵器の二種類のツインバスターライフルがあり、特にマップ兵器版は覚醒持ちと組ませれば簡単に敵陣を壊滅出来る程強力。全体攻撃版も反撃で敵を倒すのに有用。残念ながらローリングバスターライフルは削除された。シールドは装備していないが、防御時ウイングバインダーを展開して機体前面を覆う動作を取る。
第3次スーパーロボット大戦α
「ウイングガンダムゼロ」名義で参戦。前作から性能が大幅に変更。ツインバスターライフルが単体攻撃になり、その代わりローリングバスターライフルが追加。気力が上がるまでは運用が難しいユニットになったがローリングバスターライフルは地形適応Sで威力も高く、移動後使用可能。ただし、燃費が悪いので多用するとガス欠になり易い。また、必要気力が高く、ゲーム序盤では気力を上げる手段に乏しい為、使用出来ないシナリオも多いが、中盤からFIRE BOMBERが加入すると気力面の問題は解消される。小隊攻撃として「バスターライフル」が追加され、通常戦闘の選択肢は増えた。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
再世篇からMAP兵器版ツインバスターライフルが削られ、加えてチームバトル制の作品においてのまさかのALL武器無しという扱いとなっている。機体性能は装甲値だけが若干上昇した以外は前作のTV版仕様と同じであり、ゼロシステムの効果も健在。
武器の面では大きく修正がかかっており、マシンキャノン以外の通常武器の火力が全体的に大きく下がり、バスターライフル系の消費ENが10下がった。唯一、前作で猛威を振るったMAP兵器、Rバスターライフルの威力が大きく上昇し、気力制限も130→120に緩和されている。
ALL武器はないが、そもそもの前作の有用な運用法であったP属性MAP兵器による切込み役という方向では強化されているため、基本的な使い勝手は良好。マルチアクションとの併用により敵勢力に壊滅的な被害を与えることも可能。ゼロシステムも健在なため火力も通常戦闘でも十分。
ウイングゼロから何の脈絡もなくこの姿になったため、初登場時は驚かれるもその後一切説明なし。誰も質問しようとすらしない。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
ヒイロ専用機。ツインバスターライフル通常版は消費EN:50と燃費がかなり悪いため考えて使わないとすぐにEN切れになる。マップ兵器版は弾数制。高威力のビーム兵器が主力武器の為、木連メカのディストーションフィールドを破るのに有用。ナデシコ系最終話で敵増援が多数出てくる時、対カトンボで重宝する。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
「ウイングガンダムゼロ」名義で参戦。ヒイロ専用機。グラフィックがパワーアップし、ツインバスターライフルの演出も磨きがかかっている。今回ヒイロ援護攻撃Lv4まで行くので、援護攻撃を活用するためにもエースボーナス"武器消費EN-30%"を追加したい。ただし、武器改造による攻撃力上昇値が低い為、最大改造でも攻撃力がトーラスのビームカノンより200高いだけ(ビームカノン:6000、ツインバスター:6200)という酷い扱いで、歴代でも最低レベルの使い勝手である。フル改造ボーナスは"ゼロシステムが気力120で発動"であるが、欠点を補えるほどの能力ではない。マップ兵器役としては優秀なので割り切るのもあり。
スーパーロボット大戦R
ヒイロ専用機。ツインバスターライフルの消費ENが30に減ったため、使いやすさが向上した。地形適応が陸:Bな事と、ヒイロの援護攻撃習得レベルが高い事が残念。
スーパーロボット大戦W
「ウイングガンダムゼロ」名義で参戦。ヒイロ専用機。第一部では早くから加入するが、第二部では中盤まで離脱してしまう。ツインバスターライフルは使う度に大気圏に突入してから狙撃する演出がある(元ネタはTV版)。なお本作で「プリベンターの告死天使」という二つ名が付いた。
スーパーロボット大戦L
加入は32話と遅いが、スポット参戦で何度か姿を現す。ローリングバスターライフルの代わりに低燃費のバスターライフルが追加された。また、戦闘アニメの演出が変更された。MAP兵器が過去最悪の範囲の弱体化となっているが、ツインバスターライフルが射程8(フル改造ボーナスで射程10)で砲台としてはまずまずの性能で、ハインド・カインドあたりと組めばさらなる長距離射撃が可能となる。地味にゼロシステムの必要気力が120と低めになっている。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander
味方ユニットでは最速の移動速度を持ち、長距離戦を得意とするがHP・装甲共に最低クラス。無傷での戦闘は難しいバランスだが、少しでも被弾を抑えるように敵機とは必ず距離を取ろう。ローリングバスターライフル(表記はツインバスターライフルR)はヒイロの射撃レベル6以上で使用可能になる隠し必殺技。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
全味方ユニットの中で最高クラスの破壊力と広範囲の必殺技による殲滅力を誇り、ヒイロの射撃も最高値にまで上昇するため砲撃戦の要とも言える。欠点は味方にもダメージを与えてしまうシステムのため味方との連携を取ると、攻撃力の高さゆえ味方を撃墜してしまう危険性が大きい。

単独作品

スーパーロボット大戦64
TV版ゼロをフル改造する(改造段階の限界が7段階なため、改造費用は比較的安く済む)と、本機に変化。パッケージに堂々と登場しているため、隠し機体かどうかは微妙。パーツスロットが1に減ったが、スペックはF完結編とほぼ同等のスペック。カスタム化は本機においては良い事づくめなため、早期にフル改造することをお勧めする。また、W系パイロットの2回行動レベルが早まっているため主力を張れる。戦力的にはF完結編同様、集中の使えるヒイロが良い。資金稼ぎをするなら、幸運持ちのゼクス・マーキスカトル・ラバーバ・ウィナーもオススメ。細かいところで、ポーズ自体はCOMPACTやA、Rと一緒だが、右手で武器を持ち、ビームサーベルは柄まで再現されている。

装備・機能

ゼロは5機のガンダムの中でも移動力運動性に秀でており、飛行可能であることが特徴である。α以降は、気力が一定値以上になると発動するゼロシステム特殊能力として扱われるようになった。

武装・必殺武器

武装は高威力・長射程のツインバスターライフルが主力兵器。マップ兵器版も当初から存在し、シリーズによっては全周囲攻撃型のローリングバスターライフルも存在する。ただし、ツインバスターライフルは作品ごとに燃費の良し悪しが激しく、Wの世界ではガンダムの使用するビーム兵器は出力が異常に高い事から水中でも使用できることになっているが、スパロボでは作品によって再現されていない場合がある。かつてはツインバスターライフルと、それ以外の武器の性能差が激しく、中間の取り回しやすい武装がないという欠点があったが、第3次α以降はツインバスターライフルを分割して使用する「バスターライフル」の追加によりその欠点は無くなった。

マシンキャノン
両肩に内蔵された4銃身式のバルカン砲。MSも容易に破壊する威力を持つ。
ビームサーベル
両肩に装備。
第2次αでは最大射程が2の為、強化パーツで射程を拡張出来る有用な武器だった。Wではマルチコンボ対応武器。
時獄篇ではモーションが変更された……が、良く見るとモーションがOGSにおけるサイバスターの「ディスカッター」とまるっきり同じ。スピードが違うだけである。
ツインバスターライフル
2挺のバスターライフルを平行連結させたウイングゼロ最強の武器。その威力はウイングガンダムのバスターライフルの2倍以上で、最大出力ではスペースコロニー級の重量物質でさえも破壊可能な威力。さらに、カートリッジ式でなく機体本体ジェネレーターから直接供給されている為、安定した連続発射が可能である。劇中のクライマックスで大統領府のシェルターシールドを正確に射撃して貫いた。
バスターライフル
ツインバスターライフルを分割して攻撃。
第3次αで小隊攻撃対応のPLA武器として追加された。
第3次Z時獄篇でも採用されているが、第2次ZのTV版ゼロとの兼ね合いかツインバスターライフル名義で登録されている。
ツインバスターライフル最大出力
ツインバスターライフルを最大出力で発射する。スペースコロニー級の重量物質でさえも破壊可能な威力を持つ。
スパロボでのツインバスターライフルは基本的にこれであり、「ツインバスターライフル」と表記される。第3次スパロボZ時獄篇ではバスターライフルがツインバスターライフルに名称が変わり、こちらに「最大出力」が付いた。
本機のメイン兵装で長射程、高威力が売りで、反撃戦法を取るのに向く。燃費は基本的には良好であるが、一部作品(A、α外伝)では劣悪なため、非常に使い辛い作品も存在する。第2次αでは全体攻撃武器だが第3次αでは下記のローリングバスターライフルの追加により単体攻撃になった。
Wでは撃つ度に大気圏に突入というツッコミどころ満載の演出がある(Lでは別演出に変更になった)。過去作品では「ツインバスタービームライフル」と表記されていた。
ツインバスターライフル(マップ兵器
方向指定型のマップ兵器で、攻撃範囲は一直線型、二本の直線型、二本の直線型+αと作品によって変化する。第2次α・第3次αでは射程9。A・Rでは射程7。
ローリングバスターライフル / ツインバスターライフル2
分割したバスターライフルを水平に持ち、機体を回転させながら敵機を薙ぎ払う。
マップ兵器として登場することが多い。過去作品ではツインバスターライフル2という名称で、通常版ツインバスターライフルをフル改造する事によって追加される武装であった。第3次αではP属性の全体攻撃で強力だが必要気力140がネックである。
ウイングバインダー
シールドとして機能する主翼。平常時はこのウイングバインダーの裏側にツインバスターライフルが分割された状態で収納されている。F完結編ではこれをシールドとしてシールド防御可能だった。以降の作品では不可能なのだが、設定的にはF完結編の扱いが正しい。

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。盾装備は、残念ながらF完結編以降の作品では、採用されていない。
ゼロシステム
操縦者の意識に膨大な未来予測データを書き込むことで、操縦者の反応速度を飛躍的に増大するが、強い負荷が掛かる。その負荷に耐え切れないと暴走・死へと繋がる。なお、エンドレスワルツ劇中においてはヒイロはこのシステムを一度も作動させていない。
αから特殊能力として実装。
Iフィールド
α、α外伝にてなぜか実装。ちなみにガンダムWの世界にはプラネイトディフェンサーというバリアはあるがIフィールドは存在しない。

移動タイプ

トールギスをも軽々と上回る超大推力・運動性を持ち単機で飛行し、大気圏内での白兵戦を可能としている。

サイズ

M

カスタムボーナス

ゼロシステム気力120で発動
A PORTABLEで採用。
特殊能力「ゼロシステム」の強化
第2次Z再世篇、第3次Z時獄篇で採用。ゼロシステムで追加される能力値に補正がかかる。

機体ボーナス

初期:照準値 +5、空A
5段階:照準値+15、空S、射程+1
10段階:照準値+25、空S、射程+2
Lでの機体ボーナス。

機体BGM

「WHITE REFLECTION」
初出からα外伝、第三次Zで久しぶりに登場。
「LAST IMPRESSION」
第2次α以降は主にこちら。

対決・名場面

アルトロンガンダム(EW版)
地球に向かうヒイロのゼロであったが五飛のナタクに行く手を阻まれる。
なお、この戦いではゼロシステムは格闘戦は不利として、ツインバスターライフルの使用を指示しているのだが、ヒイロはそれを無視して戦い続けている。
地下シェルター連続射撃
物語ラストにて、リリーナを人質にしたマリーメイア軍の立て込もった大統領総督府の地下シェルターに対して、バスターライフルの連続射撃を行った。見事シェルターに穴を開け、リリーナ救出を果たすも、五飛との激闘で破損していた機体はその衝撃に耐え切れず、大破した。

関連機体

ウイングガンダム(EW)
本機の設計思想を最も反映し、デチューンされた機体。独自に変形機構が加えられている。
ガンダムデスサイズ(EW)ガンダムヘビーアームズ(EW)ガンダムサンドロック(EW)シェンロンガンダム(EW)
本機を元に設計された。
ウイングガンダムセラフィム
漫画『新機動戦記ガンダムW~ティエルの衝動~』(SRW未参戦)の主役機。パイロットは同作の主人公であるティエル・ノンブルー。青と白を基調とし、ところどころエメラルドグリーンというカラーリング。ウイングバインダーが収納式で、腰部に取り付けられている。一般兵士に対応した「ゼロシステムver2.5」を搭載。またツインバスターライフルは一丁だけのバスターライフルとなっている。
ガンダムルシフェル
ウイングガンダムセラフィムの試作実験機で同作に登場。グレーを基調としたカラーリング。欠陥プログラム「ゼロシステムver2.0」を搭載し暴走する。
ウイングガンダムゼロ
TV世界観における本機の位置の機体。漫画版『新機動戦記ガンダム Endless Waltz 敗者たちの栄光』では本機の原型機の位置(ウイングガンダムプロトゼロ)である。
ウイングガンダムゼロ ニケア専用機
TVゲーム『SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE』に登場するレプリカ機。同作に登場する「アイゼンラート」が一時的に入手したオリジナル機を解析し開発された。外見、性能、武装は原型機と殆ど変わらず、ゼロシステムが調整されている程度の違いしか無い。

余談

  • 野球界でも屈指のガンダム愛好家として有名な中日ドラゴンズゼネラルマネージャー・落合博満氏が、最も好きなMSに本機の名を挙げている。

商品情報

  • プラモデル

  • フィギュア

資料リンク