「ターンX」の版間の差分
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:初登場作品。第32話からの地上・宇宙両ルートで「ターンX起動」「戦闘神降臨」などにおいて、タイトルを引っ提げ登場するが顔見せ程度で撤退するため、本格的に戦うのは第38話「月光蝶」のみ。強化前の時点で40,000もの[[HP]]に1800という2位タイの[[装甲]]を持ちながら避けてくるという非常に高い機体能力と[[HP回復]]・[[EN回復]]共に(大)を持ち、それに[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]の能力・技能が加わる上に、防御、回避も場合によっては選ぶ強敵。ターンXを凌いでも[[指揮官]]補正で強化された周囲の取り巻きが、高い命中で襲い掛かって来るのも非常に厄介。遠距離の弾数は少なめで必殺技のシャイニングフィンガーも斬艦刀ほど強力ではない点は救いだが十分脅威。 | :初登場作品。第32話からの地上・宇宙両ルートで「ターンX起動」「戦闘神降臨」などにおいて、タイトルを引っ提げ登場するが顔見せ程度で撤退するため、本格的に戦うのは第38話「月光蝶」のみ。強化前の時点で40,000もの[[HP]]に1800という2位タイの[[装甲]]を持ちながら避けてくるという非常に高い機体能力と[[HP回復]]・[[EN回復]]共に(大)を持ち、それに[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]の能力・技能が加わる上に、防御、回避も場合によっては選ぶ強敵。ターンXを凌いでも[[指揮官]]補正で強化された周囲の取り巻きが、高い命中で襲い掛かって来るのも非常に厄介。遠距離の弾数は少なめで必殺技のシャイニングフィンガーも斬艦刀ほど強力ではない点は救いだが十分脅威。 | ||
− | : | + | :顔見せの際にも月ルート33話以外なら撃破は可能だが、いずれも撤退HP、ターンでの撤退があり、[[強化パーツ]]は落とさない。その33話では防御、回避を常に選ぶ上に撤退HPが最も高く、更に出撃メンバー制限、ターン制限も存在するため現状、撃破報告が存在しない。 |
:「月光蝶」後半になると、機体能力の更なる上昇とEN消費型の長射程高威力武装の「オールレンジ攻撃」追加で死角が無くなり、最短10ターンのターン制限、最大4機の高命中、高回避、長射程、[[援護]]持ちの[[ザンネック]]の護衛、難易度次第で[[精神コマンド]]で一度だけHP全快や気力MAXなどの条件も付くため本作屈指の難敵。パワーアップ後の素の[[装甲]]は[[ネオ・グランゾン]]と並び本作最高の2000で、ギンガナムの[[底力]]補正を加えた'''実質3000'''は本作の敵の中で最高値。[[HP]]や[[運動性]]も全体で上位に入るため、総合的な機体性能はトップクラス。 | :「月光蝶」後半になると、機体能力の更なる上昇とEN消費型の長射程高威力武装の「オールレンジ攻撃」追加で死角が無くなり、最短10ターンのターン制限、最大4機の高命中、高回避、長射程、[[援護]]持ちの[[ザンネック]]の護衛、難易度次第で[[精神コマンド]]で一度だけHP全快や気力MAXなどの条件も付くため本作屈指の難敵。パワーアップ後の素の[[装甲]]は[[ネオ・グランゾン]]と並び本作最高の2000で、ギンガナムの[[底力]]補正を加えた'''実質3000'''は本作の敵の中で最高値。[[HP]]や[[運動性]]も全体で上位に入るため、総合的な機体性能はトップクラス。 | ||
:なお、本作での本機の月光蝶覚醒は直接の[[∀ガンダム]]の解析ではなく、演出のみの使用で武装としての追加は無し。また[[ゴトラタン]]が現代では搭載していなかった「鈴の音に関連するサイコミュ」をギンガナム艦隊在籍時に搭載していたのは、原作での「ターンXの鈴の音」繋がりで、こちらの機能、技術を使用したためと思われる。 | :なお、本作での本機の月光蝶覚醒は直接の[[∀ガンダム]]の解析ではなく、演出のみの使用で武装としての追加は無し。また[[ゴトラタン]]が現代では搭載していなかった「鈴の音に関連するサイコミュ」をギンガナム艦隊在籍時に搭載していたのは、原作での「ターンXの鈴の音」繋がりで、こちらの機能、技術を使用したためと思われる。 |
2023年7月12日 (水) 16:26時点における版
ターンX | |
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外国語表記 | Turn X[1] |
登場作品 | |
デザイン | シド・ミード |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | モビルスーツ(ターンタイプ) |
生産形態 | マウンテンサイクルより発掘 |
型式番号 | Concept-X6-1-2(project-6 division-1 block-2) |
全高 | 20.5 m |
重量 | 50.6 t |
稼働重量 | 30.2 t |
ジェネレーター出力 | 推定68,000 kW (±5,000~500,000+) |
駆動系 | Iフィールドビームドライブ |
所属 | |
パイロット | ギム・ギンガナム |
概要
ギム・ギンガナム専用のモビルスーツでターンタイプと呼ばれる分類である様子、つまりガンダムとして劇中でも設定資料集等でも分類されていない事が多い。
機体のルーツは、黒歴史の時代において争いの絶えない地球に見切りを付けたニュータイプ達が、船団を指揮して外宇宙へと旅立つ道中、生産していたモビルスーツの内1機が何らかの事故で地球圏へと流れてしまい、漂着したその機体を当時の地球人が回収して再生させたものとされている。漂着した謎の機体の恐るべき性能に、当時の地球人達は外宇宙の生命体を極度に恐れ、それに対抗すべくターンXを模倣して∀ガンダムを作り上げたとも言われている。ギム・ギンガナムの「∀のお兄さん」発言はここから来ていると思われるが、∀ガンダム共々全く謎だらけのモビルスーツである。∀ガンダムの監督役の役割も持っていたようで、黒歴史の終末にもその力を発揮した∀ガンダムと戦ったらしく、胸の「X」の傷はその時に付けられたものである様子。
また、サイコミュの要素も取り入れられており、四肢を分離しての遠隔操作でオールレンジ攻撃が可能。さらに機体データを読み取って本来の機能を復元する機能も持ち合わせており、∀ガンダムとの接触により、∀ガンダム同様に月光蝶を使用することも可能になった。頭部のコクピットはXトップと呼ばれ、敵モビルスーツを「共振」させてダメージを与える特殊な攻撃を行える。基本的には黒歴史に開発された全てのモビルスーツのデータを持っているらしく、それらへのアクセスが行われると即座に対象を解析出来るのはそのためと思われる。
「X」の由来は「10番目(X)の星により道を曲げられたもの」とされ、小説版では「Xはターン(逆さ)してもX。すなわち時代の揺り戻しに屈することもない。故に普遍の真理である」と解説している。
ガンダムをモチーフにしており、一部の資料には「TURN X GUNDAM」という表記も見られるが、その要素は劇中では時折メインカメラにツインアイが光る程度に留まっている。
劇中での様相
月のマウンテンサイクルから発掘され、その起動には月面都市ゲンガナムの全電力が注ぎ込まれた。機体には何度も改修された跡があり、原型は全く違っていたらしい。本機には黒歴史時代の記録データが保存されており、∀ガンダムと接触した際には冬の宮殿から発信された黒歴史のデータを垣間見ていた。
ギンガナムの乗機として圧倒的な力を振るってきたが、最後は∀ガンダムと相打ちとなり、ナノマシンの繭を形成してパイロットのギンガナムごと封印された。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。第32話からの地上・宇宙両ルートで「ターンX起動」「戦闘神降臨」などにおいて、タイトルを引っ提げ登場するが顔見せ程度で撤退するため、本格的に戦うのは第38話「月光蝶」のみ。強化前の時点で40,000ものHPに1800という2位タイの装甲を持ちながら避けてくるという非常に高い機体能力とHP回復・EN回復共に(大)を持ち、それにギンガナムの能力・技能が加わる上に、防御、回避も場合によっては選ぶ強敵。ターンXを凌いでも指揮官補正で強化された周囲の取り巻きが、高い命中で襲い掛かって来るのも非常に厄介。遠距離の弾数は少なめで必殺技のシャイニングフィンガーも斬艦刀ほど強力ではない点は救いだが十分脅威。
- 顔見せの際にも月ルート33話以外なら撃破は可能だが、いずれも撤退HP、ターンでの撤退があり、強化パーツは落とさない。その33話では防御、回避を常に選ぶ上に撤退HPが最も高く、更に出撃メンバー制限、ターン制限も存在するため現状、撃破報告が存在しない。
- 「月光蝶」後半になると、機体能力の更なる上昇とEN消費型の長射程高威力武装の「オールレンジ攻撃」追加で死角が無くなり、最短10ターンのターン制限、最大4機の高命中、高回避、長射程、援護持ちのザンネックの護衛、難易度次第で精神コマンドで一度だけHP全快や気力MAXなどの条件も付くため本作屈指の難敵。パワーアップ後の素の装甲はネオ・グランゾンと並び本作最高の2000で、ギンガナムの底力補正を加えた実質3000は本作の敵の中で最高値。HPや運動性も全体で上位に入るため、総合的な機体性能はトップクラス。
- なお、本作での本機の月光蝶覚醒は直接の∀ガンダムの解析ではなく、演出のみの使用で武装としての追加は無し。またゴトラタンが現代では搭載していなかった「鈴の音に関連するサイコミュ」をギンガナム艦隊在籍時に搭載していたのは、原作での「ターンXの鈴の音」繋がりで、こちらの機能、技術を使用したためと思われる。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- パイロットの能力と合わせて後半の強敵の一機。オールレンジ攻撃が全体攻撃で射程の長いP武器、特殊効果がサイズ補正無視とバリア貫通という鬼仕様。さらに今回はマップ兵器の月光蝶まで放ってくる。名実共に最強のモビルスーツとして君臨。通常撃破モーションもモビルスーツとしては破格の演出で、スーパーロボット枠のボス格達にも劣らない。
- 1話のみであるが、スポット参戦の味方機として使用可能。HP以外は敵時のデータそのままなのでギンガナムの能力と合わせて無双ができ、増援のストライクフリーダムガンダムが不要になる(SRポイント取得を目指す場合を除く)。その際に元祖シャイニングフィンガーの声も務めたイザーク・ジュールのグフイグナイテッドとの戦いも可能である。
- 今回はシャイニングフィンガーに似た「パルマ・フィオキーナ」を持つデスティニーガンダムと共演。いきなり現れてシャイニングフィンガーをお見舞いしている。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- ストーリーモードではHP20万、HP・EN回復(大)、マップ兵器「月光蝶」も引き続き装備の鬼の機体。データリンクしないと苦戦必至。下手すると詰む可能性大。逆にクリアボーナスを引き継いでおけばただの堅い的と化す。∀を狙って移動するので上手く誘いこんで必殺武器でタコ殴り推奨。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年5月のイベント「生命をかける少女」より実装。大器型SSRアタッカー。同イベントでは「本編終了後、ナノマシンの繭からパイロットの御大将と共にネルヴァル一派に回収されていた」という衝撃の設定で登場。
- レオパルドの放ったソウルシャウツのエネルギーをベンケイ経由で吸収して復活、不完全な状態ながらターンエー、V2アサルトバスター、そして秋葉一行のQTアームズ3機を相手に互角に戦った。
- 2019年4月のイベント「交わる水平線、その先に」にてΩスキル搭載大器型SSRシューターが追加。
- 2020年12月のイベント「世界の行く末」にて極型SSRブラスターが追加。極型∀ガンダムとのXΩスキル対応で同時にXΩユニットも実装されている。特殊回避無視と超命中により必ず当たり、攻撃を当てるごとに火力と速度が爆発的に上昇していく。初速はやや遅いものの、そちらは相方の担当なので弱点にならない。初の極型ユニット同士のXΩということもあって、アリーナでは2か月近くにわたり頂点に君臨し、その後も最後までトップクラスで在り続けた。
- また、ストーリークエスト第26章本編にも登場。イヌイ・アサヒらの飛ばされた新たな世界における敵だったが、最終的にオウラに化身したナイアーラを打倒するための鍵となり、世界修復後は原作のようにナノマシンの繭に包まれていた。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 溶断破砕マニピュレーター(シャイニングフィンガー)
- 右腕に装備された多目的攻撃兵装。エネルギービームを発射するものと、エネルギーを相手に直接打ち込むバージョンがある。機体の管制システムには「シャイニングフィンガー」名義で登録されている。
- 場違いのGガンダムの必殺技を使う事に注目が行きがちだが、MFがヒーロー然としていても、「シャイニングフィンガーも本質は兵器でしかない」という事を表しているともとれる。なお、元々は左腕同様の通常型のマニピュレーターだったらしいが、ナノマシン再生を繰り返す過程で原型が崩れ、現在の展開式クローになってしまった。
- 『Z』ではトドメ演出ありなので、スポット参戦時に一度はみておこう。イザークに対してこれでトドメも悪くない。「相手を上空に持ち上げ、エネルギーを流し込んで爆散」という流れは、実はシャイニングフィンガーよりもゴッドフィンガーに近い。
- 『X-Ω』ではアタッカー・シュータータイプの必殺スキルに採用。
- 溶断破砕マニピュレーター内蔵型ビームサーベル
- こちらはシャイニングフィンガー・ソードか。
- SRWでは主に切り払いに使用される。武装としては『X-Ω』で初採用。アタッカータイプの通常攻撃。
- 3連装ビーム投射システム
- 右腕の三連装の砲口からビームを発射する。見た目は普通のビーム。
- 『α外伝』ではオールレンジ攻撃の〆に使用している。『Z』ではトライチャージ用。『X-Ω』ではシュータータイプの通常攻撃に採用。
- ワイヤー・クロー
- マニピュレーター内部から3基のワイヤー・クローを伸ばす。
- ビーム砲
- 頭部以外の全てのパーツにビーム砲が装備されている。
- キャラバス
- 背部ウェポンプラットホーム。以下4つの手持ち武器を搭載している。なお、49話にてジョゼフ・ヨットが操る∀ガンダムの腹部ビームキャノンを防ぐためにオールレンジでの稼働を利用して本体を守る傘として使用され、破壊されている。
- ビーム・ライフル
- 『α外伝』では月光蝶解放後になると、解放前に付いていたP属性が消える。『Z』ではユニットグラフィックに描かれているものの武装として使用できない。
- バズーカ
- 通常のバズーカとは桁違いの威力を誇り、並のモビルスーツでは耐え切れない。
- 『Z』では小隊攻撃。
- ハンドビーム・ガン
- 劇中未使用。
- 3連装ミサイルランチャー
- 劇中未使用。
- 共振
- 頭部のコクピットであるXトップ唯一の攻撃方法。敵モビルスーツを「共振」させる。原理は不明。
必殺技
- オールレンジ攻撃
- 機体が頭部、胴体、肩、腕、脚に分離して、肩、腕、脚からビームを全方位で放つ。別作品では「ブラディ・シージ(『血の包囲網』の意)」の名で呼ばれる。また各パーツで敵機体を拘束して、機体内部の生体反応を解析しつつパイロットに直接ダメージを与えることも可能。『α外伝』では月光蝶解放前では使用不可能になっている。
- 月光蝶
- 文明を埋葬するナノマシンシステムであり、展開時は蝶の翅のように見える。ターンタイプ以外のあらゆる人工物を砂に分解する。攻撃や防御に転用可能。
- 『α外伝』ではイベントのみの使用(アニメーションは用意されている。∀の月光蝶と同じ)で武装としては実装されていなかったが、『Z』にて自機中心型+装甲値ダウン効果付きのマップ兵器として追加された。その超広範囲+特殊効果はさしずめ「天のターンX」である。今現在まで∀と違い、通常兵器版の月光蝶は実装されていない。
- 月光蝶(コンボ)
- 『X-Ω』シュータータイプ必殺スキル。分離してオールレンジ攻撃を仕掛け、その後再合体して月光蝶を展開する。
- 使用時のギンガナムのセリフが名台詞コンプリートセットといった内容となっている。
合体攻撃
- ダブル月光蝶
- 『X-Ω』で実装された∀ガンダムとのXΩスキル。∀ガンダムとターンXの戦いに巻き込まれ、敵ユニットが被害を受けるという技。ロランとギンガナムのセリフも、明らかに二人で戦闘している内容である。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。しかし、『α外伝』ではパイロットのギンガナムが切り払い、ブロッキングを所持していないので死に能力と化している。『Z』では改善されてないにも関わらず専用の切り払いモーションが用意されている。
- HP回復(中~大)
- 『α外伝』では常時(大)。『Z』では月光蝶が開放されるまで(中)。同作のスポット参戦時も(中)。
- EN回復(中~大)
- 同上。
- Iフィールド
- Iフィールドビームドライブ(I.F.B.D.)の恩恵。バリア。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「BLACK HISTORY」(『α外伝』、『Z』)
- 月光蝶解放後はこのBGM。さらに出現後のMAPBGMにも「BLACK HISTORY」が流れ続ける。
- 「THE ARROW OF DESTINY」(『α外伝』)
- 月光蝶が開放されるまではこのBGMが流れる。
関連機体
- ∀ガンダム
- 模倣して創られたモビルスーツ。ターンXのサイコミュ兵器等の特殊武装は搭載されず、オールドタイプでも扱えるよう開発されている。
- ジオング
- デザインコンセプト。
- ジオング自体にも全パーツ(頭部・腕部・脚部・胴体)が分離して各パーツがオールレンジ攻撃を仕掛けるという案があったという。
- シャイニングガンダム
- シャイニングフィンガーの元ネタ。
- G-ルシファー
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場する月光蝶システム搭載機。
余談
- ターンXは『∀ガンダム』のメカニックデザインを担当したシド・ミード氏のお気に入りのメカである。無駄な装飾が無く、削りようの無い丹念に磨かれたメカニカルデザインの逸品である。
- 「伊豆に滞在していた時に旅館の庭にあった桜を眺めた後、ほんの2、30分程でターンXを描き上げた」という逸話が広まっているがこれは事実誤認らしく、シド・ミードが旅館の夕食に供せられたイセエビをモチーフにしてバンデットをデザインした際の出来事が、誤ってターンXの逸話として広まったと、その場に居合わせた河原よしえが証言しており、実際には赤坂プリンスホテル滞在中の10日間で100枚超のスケッチを描く試行錯誤を経た結果である。
- 概要に記した「ニュータイプ達が船団を指揮して外宇宙へと旅立つ」の一文についてだが、公式では無いものの漫画作品『機動戦士Vガンダム外伝』ではグレイ・ストーク率いるニュータイプの一団が外宇宙へと旅立っており、また出発直前には全身を分離してオールレンジ攻撃を行うMS「ジョング(SRW未登場)」と交戦しこれを撃破している事から、彼等やこの機体が関連しているのではないかという説も有る。
- 「ルーツが外宇宙に有る」という設定から「黒歴史時代には地球人類は外宇宙にまで開拓の手を広げていた」と見る事ができるが、一方でターンXは「外宇宙の異星人のメカで、しかも量産機かもしれない」という、それまでのガンダムシリーズの世界観を根底から覆す説も有る。
- 逆に言うと「黒歴史は『ガンダムシリーズ作品において地球外生命体が存在する』というネタを入れる事まで許容している」という見方も有り、実際に後に作られた『機動戦士ガンダムSEEDシリーズ』や『機動戦士ガンダム00シリーズ』では外宇宙に生物が実在する設定になっている。そして00の劇場版にてシリーズ初の地球外生命体が登場した。
商品情報
脚注
- ↑ Mobile Suit、∀ガンダムWeb、2022年1月12日閲覧。
資料リンク
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