フォースインパルスガンダム

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フォースインパルス
外国語表記 FORCE IMPULSE GUNDAM[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 大河原邦男
初登場SRW スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 モビルスーツ
型式番号 ZGMF-X56S/α
全高 18.41 m
重量 78.3 t
動力 電力(デュートリオンビーム送電システム対応)
装甲 VPS装甲併用
素体 インパルス
開発 ザフト
所属 ザフト
パイロット シン・アスカルナマリア・ホーク
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フォースインパルスガンダムは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ザフト軍が開発した試作型モビルスーツインパルスに中近距離戦闘を想定した機動力強化用シルエット「フォースシルエット」を装着した形態。

機体概要[編集 | ソースを編集]

フォースシルエットは大推力スラスターと複数のバーニアスラスターに加え、放熱板兼用の6枚の翼を装備し、宇宙空間での高機動ユニットとして機能しつつ、大気圏内でも高い飛行能力を発揮する。また、ビームサーベルを2本装備し、格闘戦能力も向上させている。

本機は高い機動性とスタンダードな武装、加えて大気圏内での飛行が可能など、汎用性の高い形態のため、最も多用されている。

VPS装甲による色は、通常の青を維持。

劇中での活躍[編集 | ソースを編集]

アーモリーワンの戦闘でソードシルエットからこの装備に換装するが、強奪された3機のガンダムを取り逃がし、ネオの乗るエグザスにも翻弄されてしまう。

ユニウスセブン落下阻止の際の戦闘でも出撃したが、大した戦果は挙げられなかった。

オーブ沖での戦闘ではザムザザーに撃墜されそうになるが、シンがSEEDを覚醒させ、逆にザムザザーを撃墜。その後は着々と戦果を挙げていった。

エンジェルダウン作戦においてはフリーダムの足止め、及び撃破の任を担い出撃。この戦闘でシンは分離・合体機構を持つインパルスの特徴を活かした変則的な戦闘で限界以上に性能を引き出し、フリーダム撃墜に成功した(詳細は下記の対決・名場面の項目を参照)。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
一番バランスが良いので、普通はこの形態。セツコ編第38話「踊る悪夢」でエクスカリバーが追加されるが、必要気力が130と高い。以後、インパルスはこの形態でいることが多い。戦術換装によるEN回復も強み。
原作ルートではルナマリアが搭乗して敵として登場する。VPS装甲とルナマリアの技能もありMSにあるまじき硬さを誇り、こちらはエクスカリバーを気力制限なしで使ってくる。エンドポイントの兼ね合いで大抵はエターナルで説得して撤退させているだろうが、まともに戦う場合はシンのおまけと侮っていると意外と苦戦させられる。幸いデスティニーやレジェンドとは違い地形適応はA止まり。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 / 再世篇
今回は本形態のみ登場。多数のガンダムにリアル等身カットインが追加されている同作だが、本機には追加されなかった。エクスカリバーを使用するとシルエットフライヤーが飛んでくるが、何処から射出されるのかは謎。
並み居る強力な機体が揃う本作では力不足感は否めないが、VPS装甲のおかげで硬さは健在なので、「ルナマリアの防御値をPPで強化し、防御系精神コマンドや援護防御を活用して『盾役』として使用する」のも一つの選択肢である。
『再世篇』ではカスタムボーナスおよびエースボーナスの変更により実用性が大きく上がり、気力さえ整えれば常時必中状態の回避系キラー兼援護攻撃砲台となった。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
デスティニーに追加される、ザフトレッド・コンビネーションIとIIの召喚技に登場。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

共通項として、基本は本形態での登場で、武装演出で他形態に換装される形となる。

スーパーロボット大戦K
最初は敵として登場するが、原作シナリオで決着がつくと仲間になる。他形態が初めて武装になった作品で、使い勝手としては火力の高い格闘・そこそこの射程・飛行可能と、3形態のいいとこ取りだが、EN回復手段がないのが玉に瑕。性能的にガイアガンダムストライクノワールガンダムと被る点が多いものの、あちらが高威力のコンボ武器を持つのに対し、こちらは(コーディネイター限定だが)乗り換え可能かつ盾を持っているため、使い勝手や耐久力で上回る。
スーパーロボット大戦L
プロローグ2話と「空が落ちる日」「混迷する世界」「僕達の行方」で計5回と多数のスポット参戦を経て、「介入」クリア時に正式参戦する。シンが乗る期間は正式参入後わずか3ステージと短く、20話「舞い降りる天使達」で早々にデスティニーに乗り換えてしまう。こだわりがなければそのままルナマリアが乗る事になるが、ルナマリア用ザクのボーナスが優秀なので、アスラン・ザラが乗っている場合もある。
スーパーロボット大戦UX
プロローグでルナマリアが乗って一度スポット参戦するが、フェストゥムとの戦いでデスティニーガンダムが一度大破するため第2部序盤までシンが搭乗。
デスティニー復帰後は入れ違いで修復のため4話程使用不可能となり、復帰以降はルナマリアが搭乗し、序盤から終盤まで長い付き合いになる。
作中ではGNドライヴ搭載機が主流のため旧式扱いされているが、シンが乗っている間は「機体は旧型でもパイロットがトップエース」と警戒されている。
性能面では他のSEED系ガンダム同様陸Bになり、エクスカリバーの演出ではエンジェルダウン作戦の再現で本形態のまま使用するようになった。シールドVPS装甲を持つため序盤からいる機体の中では防御力が高く、VPS装甲でフェストゥム同化を防げるため、やっかいなグレンデル型に有利に戦える。攻撃力は低めであり、シンはSEED技能で補えるが、ルナマリアが搭乗すると攻撃力の不足が途端に浮き彫りになる。ただし、デスティニーガンダムとの合体攻撃が追加されたため、最大火力はそう低くはない。
アスラン正義を習得するが、専用機の射程の問題で、合体攻撃を捨ててこちらに乗り換える事も。

Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
初登場作品。シンが乗ってスポット参戦するも、以降は敵として登場。仲間になる時はルナマリアが搭乗している。なお、フリーダム撃墜はベルリンでの戦闘直後にイベントで起こる。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
今回も換装なし、乗り換え不可。エクスカリバーにバリア貫通が最初から付いており、さらにカスタムボーナスで攻撃力と射程が伸びる。闘争心などで初期気力を確保すると使い勝手が良くなるが、移動力5かつ地形適応A止まりの鈍足なので足回りも補いたい。
本機自体には特にテコ入れはされないものの、加入時点からデスティニーとの合体攻撃が使える他、中盤でシンのSEED解禁と同時にもうひとつの合体攻撃ザフトレッド・コンビネーションIIが使用可能になるなど同時運用に限り火力が向上する。相方との移動力差が激しい(あちらはエースボーナス込みで基本7、さらに加速持ち)ので要所でブーストダッシュや戦艦輸送も考えたい。
ルナの精神コマンドが応援・激励・期待と優秀なため支援役として出撃枠に差し込んでおきたくなる便利なユニットだが、いかんせん強化パーツスロットが2枠と少ない。修理・補給機能も無くそのままではサポートとしても半端なので、運用するならフル改造ボーナスでスロットを増設し、レスキューユニットを装備する余裕を持たせたい。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
シン搭乗時、ルナマリア搭乗時がそれぞれユニット化している。
スーパーロボット大戦X-Ω
今回は原作のアーモリーワン襲撃事件の時点でデスティニーが完成済みという設定になっているため、一貫してルナマリアの乗機として登場。
SSRブラスター、SSRアタッカー、大器型SSRディフェンダー、大器型SSRシューターが実装。
SSRブラスターは2017年11月のイベント「悲しみのない世界」にて実装。これ以前の乗機であるガナーザクウォーリアに近い射撃型。命中率ダウンアビリティが消滅し扱いやすくなったものの、HP4/5を切ると2種のバフが失われ一気にパワーダウンするのが難点。
SSRアタッカーは2018年2月のイベント「アイドル・オールサン!」の報酬ユニットとして実装。攻撃力・移動速度アップアビリティと、2コア消費で横2マス・縦3マスを攻撃する必殺スキル「エクスカリバーレーザー対艦刀」を持つ、扱いやすい報酬SSR。敵エリア内への侵入がトリガーとなるバフアビリティ「エクスカリバー装備」とルナマリアの鉄壁不屈の相性も良好。
大器型SSRディフェンダーは2018年9月のイベント「それは、小さなキセキ」にて実装。敵エリア内への侵入がトリガーのバフ、攻撃力アップなどアタッカー版のアビリティ傾向を受け継ぎつつ、特殊装甲・装甲アップ・ダメージ軽減など防御重視のアビリティを揃える。また、新たに必殺スキル「ヴァジュラビームサーベル(コンボ)」が追加。
大器型SSRシューターは2020年11月のイベント「つかの間のVACATION」にて実装。ルナマリアは浴衣衣装で登場。
アリーナでの性能は以下の通り。
  • SSRブラスター…ターン経過でバフがかかるヒートアップ系アビリティ「自己鍛錬」が特徴で、ガナーザクとほぼ同じ感覚の運用が可能。現在はブラスター版ガナーザクのアップデートによる強化もあって型落ち感は否めず。
  • SSRアタッカー…ブラスター版と同じくヒートアップ系アビリティ「シンのパートナー」を持つ。ただし防御面はルナマリアの精神と「スラスター推力調整」による防御確率アップ頼りのため、高火力を発揮させるにはフォローが必要。
  • 大器型SSRディフェンダー…ブラスター・アタッカーにあったヒートアップ系アビリティに替わって範囲強化系アビリティ「シルエットシステム」を所持。効果範囲は前後1マスと特殊ながら「回避バフ50%+行動ゲージ減少無効」とバフ効果は強力。瞬間火力こそ失ったものの、SSRアタッカー「エクスカリバーレーザー対艦刀」の攻撃範囲が「┤」の字になったこともあって、サポート寄りの性能になったと言える。
スーパーロボット大戦DD
2023年8月のメインストーリー3章Part7より参戦。攻撃特化タイプ。シンが搭乗するが、参戦時点でデスティニーガンダムへの乗り換えの予定があることが明かされており、同月の生スパロボチャンネルでは「好きな方のみ回してください」と事前に告知されてしまっている。事実、乗り換え先の実装は10ヶ月後の3章Part12と告知通りに早かった。
しかしあえてこのような扱いをされているからか、同時実装されたSSRユニットパーツ「ビームサーベル連撃」は強力なアビリティをこれでもかと盛られ、実装当時のSSRとしては相当強い破格のパーツとなっている。結果として、将来性の無さと即戦力の性能の高さで運用するかどうかユーザーを大いに悩ませる機体となっていた。
メインストーリーでは原作より乗り換えが遅く、ヘブンズベース戦までシンの乗機だが、同戦闘中にスティング・オークレーデストロイに攻撃され大破、戦闘中にデスティニーに乗り換えるという形で退場している。
余談だが、3章Part9ではストライクフリーダムが参戦するが、デスティニーが当時未登場だったため、インパルスとストライクフリーダムが共に並び立つ一風変わった集合イラストになっている。
3章Part13からはルナマリア機が参戦。こちらも攻撃特化タイプ。シン機とは別ユニットとして扱われており、機体の改造段階を共有しない。2機のインパルスの同時編成も可能
必殺技パーツも武装名は同じであるもののルナ機用専用のものが用意されているが、シン機ではSSRだった武装も一部演出を削ったSRパーツとして実装。そのためSRパーツを3種類持っているという特殊な機体となっており、SRにもかかわらずメイン装備で連続行動アビリティを有するパーツまであるため、直後のSSRパーツ「インパルス・コンビネーション」実装以前からある程度の性能を持っていた。「コンビネーション」は命中させた敵の強化効果をランダムで解除する独自性のある能力を持つが、先述したように攻撃特化タイプ故に命中不安、および歴代でも珍しく生存能力も不安なインパルスになっているため単独では活かしづらい難点を持つ。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

本体武装[編集 | ソースを編集]

MMI-GAU25A 20mmCIWS
胸部に2門内蔵された機関砲。敵機への威嚇・牽制やミサイル迎撃、対人戦に用いられる。有効射界が限定されるという欠点がある。
Zでは運動性ダウン、携帯機では照準値ダウンの特殊効果
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ
両腰部に収納されている折りたたみ式ナイフ。実体剣と振動波を併用し、エネルギーをほとんど消費しないうえ、ダガーLの胸部装甲を易々と貫くほどの威力がある。
SRWでは主にソード、ブラスト装備時の切り払い演出でしか登場していなかった(原作でもガルナハン攻略戦でしか使わなかったので仕方ないといえばその通りだが)。
『DD』ではシン機、ルナマリア機共に斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。「フォールディングレイザー」名義。20mmCIWS→フォールディングレイザーのパターンアタックとなっている。メインアビリティはシン機は「セカンドステージシリーズ(インパルス)」で、攻撃力・防御力が増加する。ルナマリア機は「G.U.N.D.A.M(インパルス)」で、攻撃力・照準値が増加する。サブアビリティは共通で「攻撃力アップI」。
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
フリーダムやジャスティスに装備されたルプスの改良型。エネルギー消費効率が大幅に向上している。セイバーやカオス、ガイアのビームライフルも外観こそ違うが、基本設計は同一である。
『Z』では、対地版と対空版がある。
『DD』ではシン機、ルナマリア機共にビーム属性のSR必殺技。メインアビリティは共通で「アタッカーⅡ」で、サブアビリティはシン機が「攻撃力アップII」、ルナマリア機が「攻撃力・防御力アップII」。
MMI-RG59V 機動防盾
対ビームコーティングが施された実体盾。上下左右にスライドして有効防御面の拡大と取り回しを両立させている。
左右にスライドする部分に穴が開いており、フリーダム同様ライフルの銃身を突き出させ防御体勢のまま攻撃ができる[2]
PHASE-34のエンジェルダウン作戦では、投擲した機動防盾にビームライフルを放ち反射して攻撃するという常識外れの荒業を披露している。『DD』では後述の「エクスカリバー」のシン版の戦闘演出内で再現。

フォースシルエット[編集 | ソースを編集]

MA-M941 ヴァジュラビームサーベル
フリーダム、ジャスティスに装備されたラケルタを改良したビームサーベル。ラケルタ以上の出力を持ち、エネルギー効率も改善されている。原作では使用されたことはないが、設定上は二基連結の「アンビデクストラス・ハルバード」モードでの使用も可能。
『Z』では、ザムザザー戦を意識した、トドメ演出もある。
『DD』ではシン機、ルナマリア機共に斬撃属性のR必殺技。メインアビリティはシン機が「ガードブレイクⅠ」、ルナマリア機は「狙い撃ちⅠ」で、サブアビリティは共通で「攻撃力アップI」。

必殺技[編集 | ソースを編集]

ケルベロス
『K』『L』『UX』にて採用。ブラストインパルスに換装しての攻撃。
『K』『L』ではケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲で射撃するのみだったが、『UX』ではミサイルランチャーからケルベロスのパターンアタックとなっている。
エクスカリバー
元々はソードシルエットに装備されているレーザー対艦刀。エンジェルダウン作戦にて、フォースインパルスのままシルエットから本武装を使用してフリーダムを撃墜した。また、スペシャルPV「PHASE-IMPULSE」ではエクスカリバーとビームサーベルを一本ずつ持っての二刀流を披露している。
『K』『L』ではソードインパルスに換装しての攻撃となるが、それ以外の作品ではフォースシルエットのまま使用される。
『Z』~『第2次Z』および『UX』、『DD』では上記の対フリーダム戦の流れが再現されており、『UX』『DD』では下記のフラッシュエッジも使用している。ちなみに、原作での同シーンには設定上のミスやそれに伴う設定変更が存在するのだが、それに関しては余談を参照。ちなみに、『UX』では撃墜された当人であるキラ・ヤマトも本武装を使用可能。
『DD』ではシン機は斬撃属性のSSR必殺技。原作再現がさらに増加しており、ビームライフルを放ちながら接近した上で先述のシールド投擲からビームライフルの反射撃ちを再現、そのままサーベルで接近戦の後にソードシルエットをフォースのまま使用する。メインアビリティは「ソードシルエット」で、移動力が増加する。攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力135以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率が増加する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。後のアップデートでサブアビリティが「タイプ強化IV・攻撃・照準値(攻撃)(シン・アスカ)」に変化。
ルナマリア機は斬撃属性のSR必殺技。演出はシン機のものながら反射撃ちやラストカットが削られている。このためレアリティ不相応に動く武装になった他、結果的に『UX』版に近くなっている。メインアビリティは「ソードシルエット(インパルス/ルナマリア)」で、攻撃力・照準値が増加する。気力135以上のとき、全ての攻撃の与ダメージが増加する。サブアビリティは「攻撃力アップII」。
『X-Ω』ではエクスカリバーを掴んで横薙ぎにする。また、『V』では2刀流を使用、その直後に連結して切り裂くという演出になっており、第1話でのソードインパルスのカットをフォースインパルスに変えて再現している。これら2作ではソードシルエットすら登場せず、直接エクスカリバーを手にしている。また、原作では『V』のようにフォースで2刀流やアンビデクストラス形態で使用したことはなく、本来フォースの武装ではないこの武器がもう正式な武装化してきている感がある。
フラッシュエッジ
エクスカリバーと同じく、本来はソードシルエット用の装備。アークエンジェルに向かおうとするフリーダムの足を止めるために使用し、シールドを破損させた。『UX』『DD』にてエクスカリバーの演出内で使用、抜き取って足止めに投げつける。
チェストフライヤー突撃
分離させたチェストフライヤーを弾丸として射出する戦法。命中後はコアスプレンダーの機銃を捻じ込んで爆破し、新しいフライヤーの射出要請から合体するまでの時間を稼いだ。SRW未採用。
Vガンダムのパーツアタックを想起させる戦法だがフリーダム戦において、パイロットのキラ・ヤマトがコクピットを狙わないことを逆用した戦法であることやコスト面の問題か使用はエンジェルダウン作戦のみ。
ヴァジュラビームサーベル(コンボ) / ビームサーベル連撃
ビームサーベルによる連続攻撃。『X-Ω』では「ヴァジュラビームサーベル(コンボ)」名義で必殺スキルに採用。
『DD』では「ビームサーベル連撃」名義で、シン機は斬撃属性のSSR必殺技として登場。ビームライフルを連射しながら接近してサーベルによる連続斬り、最後はシールドを捨て両手持ちでサーベルを突き刺し抉る。 第32話でのデストロイのコクピットを切り裂いたのと、第12話でのザムザザーを止めをさした攻撃を合わせている。
メインアビリティはシン機は「フォースシルエット」で、MAP兵器以外の最大射程が増加する。攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値が更に増加する。気力130以上のとき、戦闘時のみ敵ユニットの防御力・運動性を大きく減少させる。自分のアクション時のみ、敵ユニットを撃墜したとき2回行動する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。
ルナマリア機は斬撃属性のSR必殺技。演出はシン機のものからビームライフル連射が削られている。メインアビリティは「セカンドステージシリーズ(インパルス/ルナマリア)で、攻撃力・照準値が増加する。自分のアクション時のみ、敵ユニットを撃墜したとき2回行動する。サブアビリティは「攻撃力アップII」。
ビームライフル(連射)
『Z』で採用。その名の通りビームライフルを連射する全体攻撃。非P属性は、本形態唯一のバリア貫通付き。
『X-Ω』では必殺スキルとして「2連射」と「3連射」が実装されている。3連射はコア消費は2連射と同一でバリア貫通効果がついているため、2連射版を通常バトルにおいて死に技にしてしまった(アリーナ版は攻撃範囲で差別化されている)。
インパルス・コンビネーション
『DD』で特殊属性のSSR必殺技として登場。歴代でも珍しい「ルナマリアのインパルス専用武装」であり、シン機には未採用。
ビームライフルを連射しつつ飛び込みながら蹴りつけ、CIWS乱射で固めながらライフルをもう一射、追撃のビームサーベル2連撃でフィニッシュ。
メインアビリティは「戦術フォーメーション(デスティニー&インパルス)」で、攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・照準値・防御力が増加する。周囲4マス内の味方ユニットの命中率・全ての攻撃の与ダメージが増加する。斬撃・特殊属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。インパルス・コンビネーション命中時、敵ユニットの気力を減少させ、敵ユニットに付与された一定アクション数継続する強化効果をランダムで解除する。自分がフィールド上にいる時、味方のデスティニーガンダムに防御力・照準値を増加し、自分のアクション開始時に気力が上昇する効果を付与する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

いずれもデスティニーガンダムとの合体攻撃。

コンビネーションアサルト
『UX』で実装。連続換装しながら放つデスティニーとの連携波状攻撃で、ソードに換装してエクスカリバーとデスティニーのアロンダイトで切り刻み、ブラスト換装後ケルベロスとデスティニーの長距離ビーム砲で〆。
ザフトレッド・コンビネーション
『V』で実装。2機がかりのビームライフル牽制射撃から、デスティニーのフラッシュエッジ投擲後にインパルスがビームサーベルで斬り込む。
元は『第3次Z天獄篇』でデスティニーの召喚攻撃として実装されていた同名の技であり、カットインが追加されている。
ザフトレッド・コンビネーションII
『V』で実装。デスティニーとインパルスでビームライフルを放った後、ブラストに換装したインパルスがデスティニーのビーム砲と同時に主砲を発射。最後に、ソードに換装したインパルスがアンビデクストラスでデスティニーのアロンダイトと同時に切り裂く。換装攻撃の順がコンビネーションアサルトとは逆になっている。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
VPS装甲
換装
ソードブラストへと換装。『Z』でのみ実装されており、マップ内で換装しつつHP・EN・弾数を回復する戦術換装が利用可能。
一部作品では武器演出に含まれている。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

最大EN+100、運動性+20、照準値+20
第2次Z破界篇』で採用。一回り強くなり、特に継戦力の向上が著しい。
『エクスカリバー』の攻撃力+500、『バリア貫通』が付加される
第2次Z再世篇』で採用。一転して最強技を大きくフォローするボーナスとなった。
「エクスカリバー」の攻撃力+200、射程+1。
V』で採用。火力上昇幅は下がったが、射程延長により利便性が向上した。

機体ボーナス[編集 | ソースを編集]

L
  • 無改造:運動性+5 照準値+5
  • ハーフ改造:運動性+15 照準値+15 移動力+1
  • フル改造:運動性+25 照準値+25 移動力+2
スタンダードなリアル系のボーナス。
UX
  • 初期段階:運動性+5 照準値+5
  • 第二段階:運動性+10 照準値+10 移動力+1
  • 第三段階:運動性+20 照準値+20 移動力+2 地形適応:宇A
  • 最終段階:運動性+30 照準値+30 移動力+2 地形適応:宇S
地形適応:宇が追加された。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「ignited」
前期主題歌。『L』ではザフト側の機体が全てこれ。
「キラ、その心のままに」
K』ではこちら。本来はタイトル通りキラの専用曲なのだが…。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ザムザザー
ミネルバのタンホイザーさえも防ぐザムザザーに苦戦するフォースインパルスは右足を破壊された上、エネルギー切れを起こしてしまう。窮地の中でSEEDが初覚醒したシンは、ミネルバにデュートリオンビームとレッグフライヤーとソードシルエットを要請。デュートリオンビームでエネルギーを回復させたインパルスは新たなレッグフライヤーに換装すると零距離からのビームサーベルでザムザザーのコクピットを突き刺して撃破。さらに、ソードインパルスに換装すると、連合の艦隊を次々と破壊するのだった。
フリーダムガンダム
シンとレイの分析とシミュレーションで、考え抜かれた戦術パターンを元に対戦、キラの「コックピットを狙わない」という癖を元に戦術を構築。上半身の「チェストフライヤー」を質量弾として使い、手持ちの盾をビームの反射に利用するなどトリッキーな戦法で終始優勢に進める。ダメージが与えられても代替パーツがあるインパルスは、ダメージが残るフリーダムをソードシルエットの「エクスカリバー」で串刺しに(小説版では一刀両断)して撃墜。「コクピットだけは絶対に狙わない」フリーダムの戦法に対して、「コクピットを潰さない限り、パーツの替えで何度も復活してくる」インパルスはまさにキラにとっては天敵とも言える存在だった。インパルスも爆発の余波で大ダメージを受けるが、遂に打倒フリーダムを果たした。シンはステラの仇を取った喜びと共に、泣きながら狂気染みた笑い声をあげるのだった。

スパロボシリーズの名場面[編集 | ソースを編集]

希望~なかま
UX』第29話「燈火-ともしび-」より。フェストゥムと化した甲洋を説得に向かう一騎達。しかし、そこへ1体のフェストゥムが接近し、彼らを同化しようとする。その時、それを阻んだのはデスティニーとインパルスのビームライフルであった。シンは前の戦いでの同化によるダメージの修理を終えたばかりのインパルスを下がらせようとするが、ルナマリアはそれを拒否。それを受けてシンはルナマリアと共にフェストゥムに向かって行き、デスティニーとインパルスのコンビネーション・アサルトでフェストゥムを撃破。――「大切な人を戦いで失うなんてあってはいけない…その想いは私も同じよ」その意思を同じくするシンとルナマリアは、フェストゥムとなっても友人であることは変わらないと、戻ってきてほしいという希望を捨てずに甲洋の説得をしようとする一騎らを守るため、戦う。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ソードインパルス
格闘戦重視の形態。
ブラストインパルス
火力重視の形態。
エールストライク
フォースに相当するストライクの1形態。

余談[編集 | ソースを編集]

  • フォースインパルスがエクスカリバーを使用してフリーダムを撃墜したシーンだが、フリーダムにはフェイズシフト装甲があるため、本来はエクスカリバーを「刺す」使い方では貫通できない。しかし原作では貫通したカットのみなぜかビームを展開できないはずの先端部分までがビームで覆われており、直後のカットではそれが消えている、というミスが存在していた。後に最大出力時はレーザー刃部分から刀身先端までビームの刃が発生するという設定が付け加えられ、それで説明づけられている。
    • コミックボンボン掲載の漫画版でも先端部分がビームで覆われているのが確認でき、そちらではフリーダム側がビームサーベルを正面に構えて迎撃したが故に、迎撃で裂けたエクスカリバーが両腕に直撃し胴体を残して大破、そのままフリーダムが爆沈する流れになった。
    • 角川スニーカーの小説版ではこの辺りの設定は言及されず、フリーダムを突き刺すのではなく、左腕から袈裟掛けに切り裂いて叩き落とした、という描写になっている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

  • プラモデル

  • フィギュア

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MECHA、機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。
  2. 実際には作中で使用されず、月刊Newtypeのカレンダーで使用しているイラストが確認できるだけである。

資料リンク[編集 | ソースを編集]