ドム
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ドム | |
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外国語表記 | Dom |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 陸戦用モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | MS-09 |
頭頂高 | 18.6 m |
本体重量 | 62.6 t |
全備重量 | 81.8 t |
動力 | 核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,269 kW |
スラスター推力 | 58,200 kg |
最高速度 | 381km/h(280km/hとする資料もある) |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
センサー有効半径 | 5,400 m |
開発 | ツィマッド社 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット |
ガイア オルテガ マッシュ |
概要
局地戦用として開発され、脚部に熱核ジェットエンジンを搭載している。これによってホバー走行が可能となり、地上での高い機動性を誇っている。大きく出た腰部から、連邦兵から「スカート付き」のあだ名で呼ばれた。
ちなみに、本機の熱核ロケットエンジンの開発には『機動戦士ガンダム MS IGLOO』(SRW未参戦)に登場したEMS-04ヅダの土星エンジンの技術が使われている。
劇中での様相
劇中では、まず先行量産型が黒い三連星に配備され、アムロ・レイの駆るガンダムと交戦。「ジェット・ストリーム・アタック」で翻弄したが、マチルダ・アジャンのミデアの援護もあり、敗れている。
その後、量産されて地上での主力として運用された。なお、ランバ・ラルはホワイトベースとの戦いのためにマ・クベにドムの支給を要請しているが拒否されて届かなかった(ゲーム『ギレンの野望』ではランバ・ラルにドムを届けることが可能である、専用の青いカラーのドムも登場する)。
リギルド・センチュリー(『Gのレコンギスタ』)の時代においては「クラシックコレクション」として博物館にレプリカが保管されている。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦(G)
- DCの戦力として登場。黒い三連星が乗る。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 宇宙にも「ドム」として登場するが、台詞内ではリック・ドムと呼ばれている。コンスコン配下の12機も宇宙適応の低いこちらなので、成長の遅れている味方の育成には丁度いい。
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章で黒い三連星が乗るほか、序盤のMAPで登場。マラサイに乗るジェリドが「マラサイでは無理か」と愚痴を零すと、オルテガは「オレ達なんざドムだぜぇ」と零す...ファンは複雑な気分である。改造された状態で敵ユニットとして出られるようになったのは次作である『第4次』からなので、それまで一年戦争のモビルスーツで戦う事が多かった彼らにとっては受難の日々であった。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 「ドム」表記で登場しているが、出典が『0080』であることやグラフィック等から判断するに実際はリック・ドムIIと思われる。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- リック・ドムIIとは別に新規グラフィックで登場しているが、何故かロボット大図鑑には掲載されていない。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- アプサラスとの決戦時に無限増援で登場。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- ザクより移動力は高いが、武器の命中率が低い。自分が3機編成であることを強調してくる(ハンブラビも同様である)。
- スーパーロボット大戦GC
- 最初に黒い三連星が乗るほか、一般ジオン兵もこれに乗るため、捕獲して運用可能。射程の長いP属性のジャイアント・バズが便利。
- スーパーロボット大戦XO
- 『GC』の移植版だが、三連星のみ合体攻撃可能になったため、早めに1機でも墜としておく事を勧める。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 黒い三連星機が第1章最初のボス仕様MSとして登場。登場時期が異常に早く(一番目のサブシナリオ)、味方はホワイトベース隊のみ(2話全クリアまではスポット参戦)、HPは序章のシャア専用ザクよりも遥かに高く、プレイヤーに恐怖を与えた。幸いそのサブミッションは三連星のいずれか一人を倒せばクリアできる。しかし三連星は二連撃こそ覚えていないが、向こうも援護と包囲システムを活用して襲って来るので油断できない。
- 「水爆ミサイルを阻止せよ」では普通の量産型ドム3機が登場するが、三連星はランバ・ラル隊やシャアの部下達と同じくまた健在、中盤ではマ・クベと共にシャアとガルマを支援する。
関連作品
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- ザコ敵。上位種としてドムトローペンも登場。また中ボスとして三連星のガイアドム、オルテガドム、マッシュドムも登場する。
- ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
- 初期からザコ敵として出現。
- リアルロボット戦線
- やはり三連星が乗る。基本的には敵だが、ポセイダル・シロッコルートで三連星に協力すればNPCの味方となる。
装備・機能
武装・必殺武器
基本装備
- 拡散ビーム砲
- 胸部右側に1門内蔵されている武装。出力が低く、目くらまし程度の効果しかない。
- ヒートサーベル
- 背部に1本マウントしている近接戦用の武装。熱を帯びた刀身で対象を溶断する。刀身の形状が細長い棒のようになっており、構造上突き・斬りどちらにも対応可能で、更にビームサーベル同様斬撃の際に刀身の向きを気にする必要がないため、取り回しにも優れる。ザクのヒートホーク同様の使い捨て式。
- ジャイアント・バズ
- 本機の主兵装で、口径は360mm。従来のバズーカよりも装弾数が強化され、大型ながら取り回しにも優れる。グフ等、他のジオン製MSも使用している。
オプション装備
- ラケーテン・バズ
- ドム・トローペンの主兵装。本機も使用可能。
- 120mmマシンガン
- 通称「ザク・マシンガン」。上部にドラムマガジンを装備し、そこから給弾する。本機も使用可能だが、マニピュレーターがザクに比べて大型化している関係上、ストックは専用のものに差し替えられている(ガンプラ「MGシャア専用リック・ドム」に付属しているマシンガンがそれを再現している)。
- シュツルムファウスト
- 対MS用のロケットランチャー。命中精度は低いが無反動で撃てて、かつ広範囲に爆風を起こす牽制用の武装。
合体攻撃
- ジェット・ストリーム・アタック
- 黒い三連星の合体攻撃。本来は宇宙での対艦攻撃として考案されたが、ホバー走行が可能な本機のおかげで地上でも使用可能となった。本機で繰り出すのは『XO』のみ(他はドライセンかドムII)。『XO』ではまずガイアがジャイアント・バズを発射、続いてマッシュが拡散メガ粒子砲で目くらまし、最後にオルテガがヒート・サーベルでとどめを刺す。攻撃前の迫力あるカメラアングルは必見。『GC』ではイベントのみで行う。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。
移動タイプ
サイズ
- M
対決・名場面
- 対ガンダム
- 補給中のホワイトベースにドム3機の黒い三連星が襲い掛かる。ガンキャノンでは足止めできず、ガンダムが立ち向かう。そしてガイアもまたガンダムを狙っていた。そして黒い三連星は重力下で初めてジェットストリームアタックを仕掛けるが、ガンダムは切り抜ける。ガイアは手応えを感じ取って、再びジェットストリームアタックを仕掛ける。アムロは真正面から立ち向かうが、ドムの目暗まし(拡散ビーム)で視覚を奪われ、後方のオルテガの射撃をガイアを踏み台にして(「俺を踏み台にしたぁ!?」)、さらに後方のマッシュを切り付ける。さらにマチルダのミデアの突撃でオルテガが押し戻されると、激昂したオルテガはブリッジを両腕で潰す。
- この一連の攻撃でガイアはマッシュを、アムロはマチルダを失う結果となった。
主な関連機体
強化型・バリエーション機
- リック・ドム
- 宇宙仕様への改造機種。
- リック・ドムII
- 統合整備計画によって再設計されたリック・ドム。
- ドム・トローペン
- 『0083』に登場。ドムの熱帯戦仕様。
- SRWでは『BX』にてアイコンのみ登場。また、『ヒーロー戦記』にてドムの上位種ザコとして登場。
- ドワッジ
- ドムシリーズの最終量産型で、通信機能の強化や稼働時間の延長などの改良が行われている。
- ドライセン
- ネオ・ジオン軍が再設計したドム系の最終発展型。
関連機
- グフ
- 試作機のプロトタイプ・ドムのベース機である「グフ試作実験機」の基となっている。つまり、本機の開発の大元となった機体である。
- ガンダム試作2号機
- 開発に際しドムが参考になっている。
- リック・ディアス
- 開発に際しドムとガンダム試作2号機が参考になっている。
- ドムトルーパー
- SEED世界に於けるドムのリメイク。
余談
- 黒い三連星が使っていた三位一体攻撃であるジェット・ストリーム・アタックは後に『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』にて形を変えつつ復活している。
- なお、この更に前に『機動武闘伝Gガンダム』にてネオ・ホンコン在住のチンピラ三人組が相手(この時の相手は生身のサイ・サイシー)を囲んでグルグルと回るジェット・ストリーム・クラッシュという技を使っているが、ドモン・カッシュの乗るゴッドガンダムに足を引っかけられてアッサリと破られている。
- セガが過去に出したシューティングゲーム「スペースハリアー」には本機と形状が酷似したロボット、その名もまんまの「ドム」という敵がいる(タイトル画面にいるロボットがそれ)。
- なお、こちらはモノアイが三つ目であるほか、緑色の機体を筆頭に青・黒・赤・金などカラーバリエーションは本家以上に豊富だが、黒い機体はよく3機一組で登場し、さらに赤い機体は緑よりも数段早いスピードで動き回り、なおかつ情け容赦無く高速弾を連射してくる難敵であるなど、姿かたちだけでなく性能面でも似通った部分が多い。さらに続編の「スペースハリアーII」では縦に二つ目になった「ネオドム」が登場する。
- 当時のゲーム業界が著作権に対して(良くも悪くも)無頓着だったことを象徴する機体であるが、後の移植作品ではさすがにマズいのか外観はそのままだが名称を「バレル」に改められた(タイピングスペースハリアーからともいわれている)。
- 作中では地球上で効率よく高速移動する為のホバーエンジンシステムと説明されているが、製作サイドの事情として「足が動かなければ作画枚数が少なくて済むから」という裏話がある。
商品情報
実は2006年に「HGUC ドム / リックドム」が発売されるまで、ドムの1/144キットは存在しなかった。一方リック・ドムは1stガンダムのプラモデル展開の最中、既に発売されていた。
プラモデル
フィギュア
書籍
資料リンク
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