「クロスボーン・バンガード」の版間の差分

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:コスモバビロニアを掌握するための宗教団体。[[ニュータイプ]]至上主義を広めている。
 
:コスモバビロニアを掌握するための宗教団体。[[ニュータイプ]]至上主義を広めている。
 
;ラフレシア・プロジェクト
 
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:過剰人口を抑制するためのプロジェクト。カロッゾがその一員となってからは過剰人口を抑制するための大量虐殺兵器を開発した。その存在はカロッゾとほんの数人しか知らない。
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:過剰人口を抑制するためのプロジェクト。カロッゾがその一員となってからは過剰人口を抑制するための大量虐殺兵器を開発した。その存在はカロッゾとほんの数人しか知らないほか、首謀者が誰なのかは具体的な描写がない。少なくともカロッゾは劇中で「人類の10分の9を抹殺しろと'''命令されれば'''こうもなろう」と語る反面、ザビーネは「ラフレシアの事は私もマイッツァーも知らないこと」と述べている他、漫画版ではマイッツァーがカロッゾに対し過剰人口に大して話をする描写があるだけである。
 
 
 
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2018年3月22日 (木) 22:29時点における版

クロスボーン・バンガードとは、『機動戦士ガンダムF91』及び『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズに登場する組織。

作品ごとに指導者と組織の理念が大きく異なる。

概要

もとは民間会社ブッホ・コンツェルンが組織した私設部隊「バーナム」を母体とし、巷では宇宙海賊と呼ばれている。モビルスーツの小型化をいち早く成功させ主戦力とし、宇宙世紀0123年に「コスモ・バビロニア」建国のため、サイド4(旧サイド5)・フロンティアサイドを襲撃。コスモ・バビロニア建国後は、クロスボーン・バンカードを国軍とした。その後、地球連邦軍の駐留軍を撃滅してコスモ・バビロニアを勝利に導いた(コスモ・バビロニア建国戦争)。

クロスボーン・バンガードの兵士は連邦軍に入隊して戦術を学ぶと同時に、連邦の腐敗政治を教え込まれる。そして帰還した兵士はブッホ・コンツェルンに帰属して本格的な戦闘技術と貴族主義を叩き込まれる。そのため地球連邦軍の兵士より熟練している。

しかしその後、ロナ家のベラ・ロナが貴族主義を反対する演説を行った影響で組織は崩壊。その崩壊した組織を、今度は崩壊させた張本人であるベラ・ロナが復興させて宇宙海賊に仕立て上げた。新生クロスボーン・バンガードはベラの指揮の下、木星帝国と熾烈な戦いを繰り広げることになる。もっともベラの思惑とは裏腹にザビーネを始めとする貴族主義者たちも依然多いままで組織としては一枚岩ではなく、実際ザビーネの反乱に乗じて多くの構成員たちが寝返っている。

木星帝国との戦いが終わりキンケドゥとベラが去った後、表向きはオンモを社長とした輸送会社「ブラックロー運送」として運送業や廃棄物処理などをして活動し、裏でサナリィと通じつつ有事の際には宇宙海賊として行動するようになるなど、義賊的な側面が増した。また、貴族主義者たちがいなくなり大半が木星戦役を生き延びたメンバーで構成されているためか、アットホームな雰囲気を持つようになった。しかし『鋼鉄の7人』における一連の戦いによりクロスボーン・ガンダムらの戦闘用MSトビア・アロナクスを喪失した事でそうした活動からも手を引き、義賊としてのクロスボーン・バンガードも事実上消滅。ブラックロー運送はその後、純粋に(?)一企業として発展していった様子(『クロスボーン・ガンダム ゴースト』期には大企業化)である。

更に時代が下った『クロスボーン・ガンダム ゴースト』においては、ユピテル財団のテテニス・ドゥガチの意を汲み宇宙細菌「エンジェル・コール」を追う財団の私兵集団が、木星共和国議会の意志を離れている事を強調するため「木星の仇敵」の名乗りをあえて戴き、新たなクロスボーン・バンガードとして活動した。

所属人物

創設初期

シャルンホルスト・ロナ
ブッホ・コンツェルン創設者。企業経営を通じて民主主義の限界を痛感し、優れた能力を持つ貴族による社会変革を計画。その一環としてアクシズに存在するであろうサイコフレームのデータ回収を目論む。
エンゲイスト・ロナ
シャルンホルストの実子。連邦議会議員を務めており、シャルンホルストに非公開議事の内容をリークしていた。
クァンタン・フェルモ
私設部隊「バーナム」の隊員。オーガスタ研究所所属の強化人間であり、ガンダムNT-1 アレックスを改修した「ガンダムAN-01 トリスタン」を乗機とする。
ヴァルター・フェルモ
私設部隊「バーナム」の隊員。上記のクァンタンの弟。バイアランの改修機である「バイアラン・イゾルデ」を乗機とする。

コスモバビロニア時代

マイッツァー・ロナ
ロナ家の当主であり、クロスボーン・バンガードはロナ家のためにある。創設初期にも「バーナム」へアクシズに潜入するよう指示を出していた。
カロッゾ・ロナ
クロスボーン・バンガードの総司令官。
ドレル・ロナ
ロナ家の一員。自ら戦場に立ち、ドレル大隊を率いる。
ザビーネ・シャル
ブラック・バンカードを率いる。後に二度離反する。
ベラ・ロナ / セシリー・フェアチャイルド
クロスボーン・バンガードと戦い、後に復興させて木星帝国と戦う。

新生クロスボーン・バンガード時代

シェリンドン・ロナ
ロナ家一員で、コスモ・クルス教団を率いる。
キンケドゥ・ナウ
ベラ・ロナ率いる新生クロスボーン・バンガードのエース。
トビア・アロナクス
民間人であったが、のちにキンケドゥらからクロスボーン・バンガードを受け継ぐ。
ウモン・サモン
老齢の熟練パイロット。後にメカニックに転向。
ヨナ
女性パイロット。祖母はウモンの知り合い。SRWでは『V』にて名前のみ登場。
オンモ
輸送艦リトルグレイの艦長。木製戦役の際は後方支援として物資補給を担当し、戦役後にクロスボーン・バンガードの司令官となる。「サナリィの元アイドル」らしい。

保有戦力

創設初期(バーナム)

ガンダムAN-01 トリスタン
バイアラン・イゾルデ
ジェガン
紫色に塗られており、通常のジェガンとは異なる頭部や外付けのセンサーアイ、射出可能なビームランスを装着したビームライフル等、既存の装備とは全く違うものを装備しており、武装のレイアウトは後の時代のクロスボーン・バンガードのMSを彷彿とさせる。
クレヴェナール
上記のAN-01用のアームドベース。AN-01本体は肩から下がベースに埋没した状態で合体する。

コスモバビロニア時代

デナン・ゾン
デナン・ゲー
エビル・S
ベルガ・ダラス
ベルガ・ギロス
ダギ・イルス
ビギナ・ギナ
ラフレシア
ザムス・ガル
ザムス・ギリ
バグ

新生クロスボーン・バンガード時代

クロスボーン・ガンダムX1
クロスボーン・ガンダムX1改
クロスボーン・ガンダムX1改・改
クロスボーン・ガンダムX2
後にザビーネの裏切りで木星帝国の機体となるが、コアファイターだけはトビアに奪還された。
クロスボーン・ガンダムX3
ゾンド・ゲー
バタラ
ペズ・バタラ
木星帝国の機体を鹵獲して使用。
フリント
クロスボーン・ガンダムの量産型。
マザー・バンガードバビロニア・バンガード

登場作品

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
第2次スーパーロボット大戦G
第3次スーパーロボット大戦
カロッゾらがディバイン・クルセイダーズ所属で登場。組織としては出てこない。
第4次スーパーロボット大戦S
今作ではカロッゾ率いるDC精鋭部隊の名称として登場する。ザムス・ガルもイベントで少しだけ出番がある。

αシリーズ

スーパーロボット大戦αDC
大体は原作と同じ設定でジオン軍と連携しているが、ジオンやジュピトリアンと比べて影が薄い。
第2次スーパーロボット大戦α
初となる『クロスボーン』設定のクロスボーン・バンガードが登場する。また、ザムス・ガルとザムス・ギリが木星帝国所属として本格参戦した。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
マリーメイア軍と手を結ぶ。そのためトーラスサーペントが混ざっている。
スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
スーパーロボット大戦IMPACT
登場ステージは少ないが、シールド防御が回数制の本作においてクロスボーン系MSのビームシールドは異常に頑丈に設定されており、後半では雑魚でも8~10回以上の全属性軽減能力を持つディストーションフィールド級の防御力が厄介。また、ギニアス・サハリンを取り込んでアプサラスも使用してくる。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
『第2次α』から約10年、F91設定としては『IMPACT』から約11年ぶりの登場。ホウジョウ軍と手を結ぶ。
スーパーロボット大戦V
『第2次α』から約14年ぶりにクロスボーン設定として登場。ヤマトに協力する。

関連作品

ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
終盤に突如出現し、シャア・アズナブル率いるネオ・ジオン軍を壊滅させ、さらにで連邦軍と交戦する。首領はカロッゾだが真の黒幕はエージェントで、最後の敵組織として同盟の前に立ちふさがる。

関連用語

ブッホ・ジャンク社
ブッホ・コンツェルンの前身となるスペースデブリ回収企業。『機動戦士ガンダムUC』でも主人公のバナージ・リンクスとその友人のタクヤ・イレイのアルバイト先として登場している。
ロナ家
シャルンホルスト・ブッホが、ロナ家の家名を買い取った。
コスモ・クルス教団
コスモバビロニアを掌握するための宗教団体。ニュータイプ至上主義を広めている。
ラフレシア・プロジェクト
過剰人口を抑制するためのプロジェクト。カロッゾがその一員となってからは過剰人口を抑制するための大量虐殺兵器を開発した。その存在はカロッゾとほんの数人しか知らないほか、首謀者が誰なのかは具体的な描写がない。少なくともカロッゾは劇中で「人類の10分の9を抹殺しろと命令されればこうもなろう」と語る反面、ザビーネは「ラフレシアの事は私もマイッツァーも知らないこと」と述べている他、漫画版ではマイッツァーがカロッゾに対し過剰人口に大して話をする描写があるだけである。