「新スーパーロボット大戦」の版間の差分

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『'''新スーパーロボット大戦'''』は「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」のゲーム作品。
 
『'''新スーパーロボット大戦'''』は「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」のゲーム作品。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[第4次スーパーロボット大戦S]]』に続いて制作された[[プレイステーション]]向けスパロボ作品で、同プラットフォーム用としては初となる完全新作タイトル。ストーリーは本作のみで完結する(ただし後述するように続編の構想は存在していた)。
+
[[プレイステーション]]初の完全新作タイトルで、「[[旧シリーズ]]」に関連しない作品としては『[[スーパーロボット大戦|初代]]』以来の作品となる。
  
最大の特徴として、版権スパロボでは初めて機体グラフィックにリアル頭身を採用した点が挙げられる(バンプレストオリジナルでは『[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』が先んじて採用)。当時の版権事情ではこの仕様は快挙と言える事例であったとのこと<ref>メディアワークス『[[電撃スパロボ!]] Vol.1』101頁。</ref>。カットイン演出もリアル頭身となっており、後の作品で「リアル頭身カットイン」として採用されることとなる。
+
なお、本作の総監督・脚本は「旧シリーズ」で担当していた[[スタッフ:阪田雅彦|阪田雅彦]]氏ではなく、当時ウィンキーソフトの代表取締役であった高宮成光氏が担当している。また、移植・リメイクを除けば、本作がウィンキーソフトによって製作された版権作品が登場する最後のSRWタイトルである。
  
戦闘シーンでのフルボイス化を初めて実現した作品でもある。ただし、本作では担当[[声優]]が現役でありながら、[[代役]]声優が起用されているキャラクターも多い。
+
作品タイトルの通り、「リアル頭身の機体グラフィック及び[[カットイン]]」「戦闘シーンのフルボイス」といった新しい要素や、「カットインや使用武器に合わせた機体ポーズの変更、部分的なアニメーション演出<ref>主にライフル系の武器使用時。</ref>」などの増加による演出面の強化に加え、『[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|魔装機神]]』に代わる新たなオリジナル作品『[[超機大戦SRX]]』<ref>本作では『オリジナル』表記。</ref>を誕生させるなど、新たな方向性を模索した作品となっている。
  
シナリオについては、『[[超電磁マシーン ボルテスV]]』のキャラクターが死亡したり、[[シュラク隊]]メンバーの[[ケイト・ブッシュ]]に死亡イベント(回避は可能)が用意されていたりと、他シリーズに比べて重めの印象がある。ただし、ゲームシステムの名称である「[[精神コマンド]]」や「[[マップ兵器]]」が会話シーンに出てきたり、[[東方不敗マスター・アジア]]が[[異星人]]ということになっていたりと、迷場面も多い。会話シーンでのSEが少なく、「ドタバタ」「ボコッ」など擬音表現がテキストで表記されるのも他シリーズでは余り見られない例である。
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また、「ドタバタ」「ボコッ」などテキスト表記の擬音表現や「[[精神コマンド]]」「[[マップ兵器]]」といったゲームシステムの名称が登場する会話シーン、'''[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]が[[異星人]]'''、'''[[ラストボス|ラスボス]]が現実逃避して事故死'''など、他のシリーズでは見られないトンデモ設定や迷場面が多いのも特徴。
  
移植・リメイクを除けば、本作品がウィンキーソフトによって製作された最後の版権スパロボである。[[旧シリーズ]]で総監督の阪田雅彦氏は当時『[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』に携わっていたため、本作の制作には関わっていない。そのため脚本はウィンキーソフトの代表取締役である高宮成光氏が担当した。
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本作を起点とした「[[旧シリーズ]]」に続く新たなシリーズ展開も構想されていたが、[[#続編|後述する事情]]により白紙化されている。
 
 
本作初出のオリジナル要素である『[[超機大戦SRX]]』の設定は後に[[αシリーズ]]が受け継ぐ事となる。
 
  
 
2011年7月6日から2018年10月30日まで[http://www.jp.playstation.com/psn/store/ PlayStation Store]のゲームアーカイブスにて配信された。
 
2011年7月6日から2018年10月30日まで[http://www.jp.playstation.com/psn/store/ PlayStation Store]のゲームアーカイブスにて配信された。
  
 
== システム ==
 
== システム ==
基本システムの多くは『第4次』とほぼ同じ。
+
基本システムの多くは『第4次』とほぼ同じ。変更点は本作限りのものも多い。
 
=== 既存システムと変更点 ===
 
=== 既存システムと変更点 ===
 
;[[改造]]システムの変更点
 
;[[改造]]システムの変更点
:機体改造は7段階までだが、武器改造段階が最大15段階となり、一部の武器は特定段階まで改造を施すことで新たな武器が追加される。
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:武器改造のみ最大15段階。また、一部の武器は特定段階まで改造を施すことで[[マップ兵器]]版が[[武器ランクアップシステム|追加]]される。
;[[戦意]]
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;パイロットパラメータの変更点
:従来作の[[気力]]に相当するパラメータとして登場したが定着には至らず、現在まで本作限りの採用となっている。
+
:従来作の[[気力]]に相当するパラメータとして[[戦意]]が登場。
;[[強化パーツ]]
+
:[[直感 (能力)|直感]]と[[技量]]が廃止。
:『第4次』のようなイベントでの入手はなく、全てマップ上の隠しアイテムとして入手する形となっている。
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;戦闘画面表示の変更点
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:[[HP]]のみが台詞枠の上に小さく表示される。また『第3次』『EX』と同じく、'''与ダメージ数などの情報は全く表示されない'''ため、HPの減少量だけで判断するしかない。
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;[[強化パーツ]]の変更点
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:入手方法はマップ上に配置されているものを拾得するのみ。
 
:弾数制武器の回復パーツとして「カートリッジ」が初登場。
 
:弾数制武器の回復パーツとして「カートリッジ」が初登場。
:EN軽減パーツとして「[[ENチップ|チップ]]」(とその上位パーツ)が初登場。
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:EN消費軽減パーツとして「[[ENチップ|チップ]]類」が初登場。
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:[[HP回復]]・[[EN回復]]効果を持つパーツが初登場。
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:「HP・装甲」上昇系のパーツに運動性や移動力が低下するマイナス効果が付けられた<ref>しかも、実際は[[バグ (ゲーム)|バグ]]により'''装甲も低下する'''。</ref>。
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== 演出面 ==
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リアル頭身の機体グラフィックは戦闘シーンをさらに派手にしたかったため取り入れられたもので、進化を求めるユーザーに対する答えとしてリアル頭身で原作に近づけるという手法を取ることになった<ref name="b26">バンダイ『B-CLUB』Vol.132、26頁。</ref>。リアル頭身は『[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|LOE]]』が先に採用しているが、版権作品としては本作が初採用となる。また、当時の版権事情では快挙とも言える事例であったらしい<ref>メディアワークス『[[電撃スパロボ!]] Vol.1』101頁。</ref>。だが、機体グラフィックの良さもあり戦闘シーンの迫力は増した一方で、[[スーパーデフォルメ|SD]]のゴマカシ<ref>機体同士や背景とのサイズ差など。</ref>が通用しなくなったため、違和感が目立つものも生まれてしまっている。スタッフも嘘がつけないことを苦労した点として挙げている<ref name="df">双葉社『新スーパーロボット大戦 DEEP FILE』152頁。</ref>。
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グラフィックについてはアングルも工夫され、それまでの横向きにとらわれずアオリや正面などが制作された<ref name="df" />。
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SRWで初めて「ガンダム系機体のリアル頭身[[カットイン]]」が採用された作品でもある<ref>『機動戦士Vガンダム』『機動武闘伝Gガンダム』の2作品。</ref>。なお、次に本格的に採用されたのは本作から15年後の『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』である<ref>『[[スーパーロボット大戦64|64]]』など、それまでの間にも部分的にリアル頭身カットインが使われている作品はある。</ref>。
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アングル模索の副産物としてパイロットのカットインが生まれた<ref name="df" />。これはスパロボシリーズ初の要素となる。パイロットのカットインは各[[ファンネル]]・[[ダンクーガ]]・Gガンダム系などに実装されており、特にファンネル使用時のカットインは原作再現度が非常に高い。ただしPS初のスパロボ、かつシリーズ初の試みということもあってか、数が少なくリップシンクも合っていない。なお、バンプレストオリジナルの[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]にもカットインを入れる予定だったが、容量不足でカットされた。
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『[[第4次S]]』では戦闘シーンで一部キャラクターに音声がついたが、ユーザーからの「このキャラクターがしゃべらないのが残念」という反響を受けて本作ではフルボイス化が行われた<ref name="b26" />。ただし数名のキャラクターは現役であった本来の担当[[声優]]ではなく、[[代役]]の措置が取られている。
  
 
== 難易度 ==
 
== 難易度 ==
ゲームバランスはウィンキー製スパロボの中では最も良好な部類。武器改造費がシリーズでも群を抜いて安いこともあってリアルロボットもスーパーロボットも万遍なく活躍でき、初心者でも受け入れられるフレンドリーな作りとなっている。宇宙編で活躍する[[モビルスーツ]]系の[[HP]]は全体的に低めであるが、その点にさえ注意すればクリアは難しくない。
+
ゲームバランスはウィンキー製タイトルでは最も良好な部類に入る。
 
+
*武器改造費が他作より群を抜いて安いこともあり、火力不足で悩む機体・場面が少ない。
地上編と宇宙編の両方をクリアすることで隠しシナリオが出現するが、このシナリオではモビルスーツ系ユニットの武器が最大値まで改造されているなど非常に高難易度となっており、そのためビームライフル一発でモビルスーツは一撃で落とされるばかりか、スーパーロボットも瀕死に追いやられる。とはいえ、命中率や回避率は全く変わらないので、確実に攻撃を回避すればクリア自体は困難ではない。
+
*敵ユニットの攻撃力が過去作と比較して全体的に抑えられており、[[HP]][[装甲]]をきちんと改造していれば終盤でも雑魚ユニットの攻撃で[[リアルロボット]]が一撃で即撃墜、という事態は起きにくい。他方、集中砲火を浴びれば[[スーパーロボット]]でも容易に堕ちるなどなどウィンキーらしい苛烈さも健在である。
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*[[スーパー系]]パイロットも基本的に[[2回行動]]はLv40前後で可能となっているため、終盤に普通に到達可能となっている。
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*地上と宇宙の分岐後は[[隠し要素/新|隠しシナリオ]]に入るまで部隊は一切合流しないが、分岐するのは序盤なので、行かないルートのユニットを意識して使用制限する必要がほぼ無い。
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など、多くの機体、パイロットが気軽に使えるフレンドリーな作りとなっているのが特徴。
  
 
== 話題 ==
 
== 話題 ==
*本作で初登場の[[リュウセイ・ダテ]][[カットイン]]も入れる予定だったが、容量不足でカットされた。
+
*ロード時間が長く、全体的にテンポが悪い。さらに、『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』と同様に敵ターンはBGMが固定になっているためメリハリも欠ける。
*ゲームの中盤で地上部隊と宇宙部隊に分けられプレイヤーはどちらを通るのかを選択できるのだが、この二つの部隊は最後まで合流しない。つまり本作は地上部隊と宇宙部隊で別々のラスボスがおり、別々のエンディングが存在する。地上部隊と宇宙部隊の両方のエンディングを見るとボーナスステージをプレイすることができ、裏ボスとして'''[[デビルガンダムOG|デビルガンダム]]と一体化した[[ゴステロ]]'''が登場する。
+
*前述の通り旧シリーズで脚本を担当していた阪田雅彦氏は本作に関わっていない。これは本来『[[第3次]]』で終わるはずだったストーリーを『[[EX]]』『[[第4次]]』と繋げなければならなくなったうえに、並行して『[[魔装機神]]』の世界も構築するというきつい状態になってしまったため<ref>メディアワークス『スーパーロボット大戦F プレイステーション版 完全攻略ガイド』173頁。</ref>。
*宇宙世紀ガンダムパイロット・マジンガーチーム・獣戦機隊・ヒイロは宇宙編シナリオに、大空魔竜隊・ガンダムファイター・ボルテスチーム・レイズナー・ライディーン・トライダーG7は地上編シナリオにそれぞれ参加する(この内、ボルテスチームとレイズナー、ヒイロは宇宙と地上を行き来するため両方のシナリオで登場の機会がある)。また、[[ゲッターチーム]]とSRXチームのみ両方のシナリオに参戦する。このため両方のシナリオが完全にリンクしている訳ではない(一応、ボーナスシナリオのリュウセイの「俺たちはどちらの部隊も知っている」という発言から、どちらの最終決戦にも参加した事になっている模様)。
+
*隠しシナリオとはいえ、[[ラストボス|ラスボス]]が'''[[デビルガンダム]][[ゴステロ]]'''と全く異なる版権作品のユニット・パイロットという珍しい組み合わせとなっている。さらに、デビルガンダムは最終的に[[デビルガンダム (OG)|本作オリジナルの形態]]へと進化する。
*初参戦となる『[[新機動戦記ガンダムW]]』は放映終了から1年も満たない状態での参戦となった。制作時にまだ放映中であった関係上、[[ウイングガンダム]]以外のガンダム及びパイロットや番組後半からのMSは登場しない。ヒイロは宇宙編の終盤数話でのみ加入するが、仲間にするには一定の条件を達成する必要がある。
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*パッケージイラストは、ガンプラシリーズのボックスアートや怪獣イラストなどで有名な開田裕治氏が手掛けている。各ロボットの頭身はゲーム本編同様にリアル体型で、発売時期の違いで2種類のイラストが存在する。どちらも機体とポーズの違う集合絵だが、前期版は背景に'''[[νガンダム]]の巨大な横顔がうっすらと描かれている'''というインパクト抜群の絵面になっている。
*シリーズで初めて「ガンダム系機体のリアル頭身カットイン」が採用された(『[[機動戦士Vガンダム]]』と『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の2作品)。だが本作以後はまた不採用となり、再登場するのは'''15年後'''の『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]』である。
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*新たな[[特殊技能]]として連続攻撃(後の[[再攻撃]]に近い効果)と[[カウンター]]が登場する予定であった。取扱説明書にはこれらの技能名が記載されたままとなっている。
*パッケージイラストは、ガンプラシリーズのボックスアートや怪獣イラストなどで有名な開田裕治氏が手掛けている。各ロボットの頭身はゲーム本編同様にリアル体型。
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*[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]プロデューサーにとっては愛着の深い作品とされる<ref name="c6">太田出版『CONTINUE』Vol.6、52頁。</ref>一方でかなりトラウマになった作品でもあるらしく、2017年3月10日配信の生スパロボチャンネルにて「特に制作が辛かった作品」「東方不敗の設定については1か月ほどずっと反対していた」「[[バトルクラッシャー (バルマー)|バトルクラッシャー]]をゲーム中に登場させることに反対していた」「1話をプレイしただけで昔の事を思い出してしまってやめてしまった」と語っている。
**販売時期によって異なる2種類のパッケージイラストが存在している。初期版は「背景の青空に'''[[νガンダム]]の巨大な横顔がうっすらと浮かび上がっている'''」というインパクト抜群の絵面。後期版は普通の集合絵。
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*不定期に生配信されている『生スパロボチャンネル』では第2部として寺田貴信氏と森住惣一郎氏が本作をプレイしながら<s>そのシナリオをダメだし</s>当時の裏話を雑談する実況コーナーが存在する。
*発売前には新たな[[特殊技能]]として連続攻撃(後の[[再攻撃]]に近い効果)と[[カウンター]]が登場するとしていたが、発売直前に不採用の告知が行われ所謂「没システム」となった。納期の関係か取扱説明書にはこれらの技能名が記載されたままとなっている。
 
*[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]プロデューサーにとっては愛着の深い作品とされる<ref name="c6">太田出版『CONTINUE』Vol.6、52頁。</ref>。一方でかなりトラウマになった作品でもあるらしく、2017年3月10日配信の生スパロボチャンネルにて「特に制作が辛かった作品」「東方不敗の設定については1か月ほどずっと反対していた」「[[バトルクラッシャー (バルマー)|バトルクラッシャー]]をゲーム中に登場させることに反対していた」「1話をプレイしただけで昔の事を思い出してしまってやめてしまった」と語っている。
 
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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*[[勇者ライディーン]]
 
*[[勇者ライディーン]]
  
他作品における『真ゲッターロボ (原作漫画版)』は機体のみの参戦だが、本作はSRWシリーズにおいて、原作漫画版の性格に準拠したキャラクターも登場する初の作品<ref>『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』で参戦した『[[ゲッターロボ號]]』は機体のみアニメ版、『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』で参戦した『[[ゲッターロボ アーク]]』は漫画版のアニメ化が基準なので、原作漫画そのものの参戦は本作が唯一。</ref>
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『逆襲のシャア』は参戦するも『[[機動戦士Ζガンダム]]』が不参戦。[[アムロ・レイ|アムロ]]、[[シャア・アズナブル|シャア]]、[[ブライト・ノア|ブライト]]らは登場するも[[カミーユ・ビダン]]などは不在という点は、後年を紐解いてもスパロボ史上で非常に稀なケースとなっている。
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『新機動戦記ガンダムW』は本作の開発時点ではまだ放送中だったため、登場する機体や人物は非常に少ない。
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『真ゲッターロボ (原作漫画版)』は他作と異なり、原作漫画版に準拠したキャラクターも登場する<ref>ただし、人物設定は『[[ゲッターロボ號]]』をもとに独自にアレンジされており、[[キャラクター事典|キャラクターデータ]]にも「設定はゲーム用のオリジナル」と書かれている。</ref>。機体以外が登場するのはSRWシリーズ初であり<ref>『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』で参戦した『ゲッターロボ號』は機体のみアニメ版なので、原作漫画そのものの参戦は本作が唯一となっている。</ref>、漫画で未登場だった[[車弁慶|弁慶]]のデザインは本作用に書き起こされている。
  
 
選出については「マイナーすぎる」と指摘されたが<ref>ケイブンシャ『新スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』104頁。</ref>、思いも寄らない作品がメインを張る点は後の『[[COMPACT2]]』に受け継がれた<ref name="c6" />。
 
選出については「マイナーすぎる」と指摘されたが<ref>ケイブンシャ『新スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』104頁。</ref>、思いも寄らない作品がメインを張る点は後の『[[COMPACT2]]』に受け継がれた<ref name="c6" />。
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;[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ|ジュデッカ・ゴッツォ]]
:本作ではαシリーズのようなファーストネームはなく、ただの「ジュデッカ・ゴッツォ」として登場している。
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:本作の時点では「ラオデキヤ」ではない。
  
 
==== その他 ====
 
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== 用語 ==
 
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<!-- 専用記事がなければ紹介が多少詳細でも可。専用記事が出来たら紹介削除または一行程度に簡略化。 -->
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== 続編 ==
 
== 続編 ==
本作はシリーズ化が予定され続編の制作も開始されたが、『[[スーパーロボット大戦F]]』の作業量増加により制作ラインを統一する目的で中止となった<ref>勁文社『スーパーロボット大戦 エンサイクロペディア DC戦争編』254頁。</ref>。
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本作はシリーズ化が予定されていたが、作業量が増加した『[[スーパーロボット大戦F]]』に制作ラインを統一する目的で中止となった<ref>勁文社『スーパーロボット大戦 エンサイクロペディア DC戦争編』254頁。</ref>。
  
この続編については長らく詳細が明かされていなかったが、2017年3月10日に配信された『生スパロボチャンネル』にて、1997年に制作された『新スーパーロボット大戦2』というタイトルの企画書が公開された。
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続編の詳細については長らく明かされていなかったが、2017年3月10日に配信された『生スパロボチャンネル』にて、1997年に制作された『新スーパーロボット大戦2』というタイトルの企画書が公開された。
  
 
企画書に記載されていた寺田Pが参戦させようとしていた作品は以下の通り。
 
企画書に記載されていた寺田Pが参戦させようとしていた作品は以下の通り。
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*★[[絶対無敵ライジンオー]]
 
*★[[絶対無敵ライジンオー]]
  
資料には★が付いた8作品が「シリーズ中で未登場」と記載されていた。『イデオン』に★が付いていないのは、並行して開発されていた『F』に登場が決まっていたためと思われる。また『ガンダムX』も未登場作品であるが、「機動新世紀」と手書きで記載されていたことから、修正テープで★を消してしまったか、混乱の中で★をつけ忘れたものと思われる。
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資料には★が付いた8作品が「シリーズ中で未登場」と記載されていたが、当時の時点で未登場であった『イデオン』『ガンダムX』には何故か★が付けられていなかった。前者は並行して開発されていた『F』に登場が決まっていたため、後者は「機動新世紀」と手書きで記載されていたことから、修正する際に★を消してしまったか、あるいは★を書き忘れた、あたりが理由ではないだろうかと思われる。
  
寺田Pによると前作同様にリアル頭身にするかは未定であったとのこと。また本作が中止になったことで、『[[スーパーロボット大戦A|A]]』に『ドラグナー』を参戦させるよう指示されたことを[[スタッフ:森住惣一郎|森住惣一郎]]氏は明かしている。
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参戦作品は全てサンライズ作品となっており、後の『[[機甲武装Gブレイカー|サンライズ英雄譚]]』シリーズも思わせる。また「[[マジンガーシリーズ]]」「[[ゲッターロボシリーズ]]」が入っていないため、実際に制作されていたなら『[[スーパーロボット大戦J|J]]』より前に[[御三家]]が崩れた作品が誕生していたことになる。
  
参戦作品は全てサンライズ作品となっており、後の『[[機甲武装Gブレイカー|サンライズ英雄譚]]』シリーズも思わせる。マジンガーシリーズ並びにゲッターロボシリーズが入っていないため、仮に制作されていたら『[[スーパーロボット大戦J|J]]』より前に[[御三家]]が無くなっていたことになる。
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なお、本作もリアル頭身にするかは未定であったとのこと。
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世界観や設定は『新』から変更される可能性があった<ref>双葉社『新スーパーロボット大戦 DEEP FILE』153頁。</ref>。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
<references />
 
== 商品情報 ==
 
=== サントラ ===
 
<amazon>B00005FDP5</amazon>
 
=== コミックス ===
 
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<!-- == 資料リンク == -->
 
<!-- *[[一覧:新スーパーロボット大戦]] -->
 
<!-- == リンク == -->
 
  
 
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2024年7月27日 (土) 16:21時点における最新版

新スーパーロボット大戦
読み しんスーパーロボットたいせん
外国語表記 Neo Super Robot Wars
シリーズ 単独作品
スペシャルディスク 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
開発元 ウィンキーソフト
発売元 バンプレスト
対応機種 プレイステーション
プロデューサー 寺田貴信
ディレクター 徳村義則
シナリオ 高宮成光
キャラクターデザイン 石川賢
河野さち子
メカニックデザイン カトキハジメ
森木靖泰
音楽 三垣敦史
高野充彦
発売日 1996年12月27日
価格 6,800円
テンプレートを表示

新スーパーロボット大戦』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。

概要[編集 | ソースを編集]

プレイステーション初の完全新作タイトルで、「旧シリーズ」に関連しない作品としては『初代』以来の作品となる。

なお、本作の総監督・脚本は「旧シリーズ」で担当していた阪田雅彦氏ではなく、当時ウィンキーソフトの代表取締役であった高宮成光氏が担当している。また、移植・リメイクを除けば、本作がウィンキーソフトによって製作された版権作品が登場する最後のSRWタイトルである。

作品タイトルの通り、「リアル頭身の機体グラフィック及びカットイン」「戦闘シーンのフルボイス」といった新しい要素や、「カットインや使用武器に合わせた機体ポーズの変更、部分的なアニメーション演出[1]」などの増加による演出面の強化に加え、『魔装機神』に代わる新たなオリジナル作品『超機大戦SRX[2]を誕生させるなど、新たな方向性を模索した作品となっている。

また、「ドタバタ」「ボコッ」などテキスト表記の擬音表現や「精神コマンド」「マップ兵器」といったゲームシステムの名称が登場する会話シーン、東方不敗異星人ラスボスが現実逃避して事故死など、他のシリーズでは見られないトンデモ設定や迷場面が多いのも特徴。

本作を起点とした「旧シリーズ」に続く新たなシリーズ展開も構想されていたが、後述する事情により白紙化されている。

2011年7月6日から2018年10月30日までPlayStation Storeのゲームアーカイブスにて配信された。

システム[編集 | ソースを編集]

基本システムの多くは『第4次』とほぼ同じ。変更点は本作限りのものも多い。

既存システムと変更点[編集 | ソースを編集]

改造システムの変更点
武器改造のみ最大15段階。また、一部の武器は特定段階まで改造を施すことでマップ兵器版が追加される。
パイロットパラメータの変更点
従来作の気力に相当するパラメータとして戦意が登場。
直感技量が廃止。
戦闘画面表示の変更点
HPのみが台詞枠の上に小さく表示される。また『第3次』『EX』と同じく、与ダメージ数などの情報は全く表示されないため、HPの減少量だけで判断するしかない。
強化パーツの変更点
入手方法はマップ上に配置されているものを拾得するのみ。
弾数制武器の回復パーツとして「カートリッジ」が初登場。
EN消費軽減パーツとして「チップ類」が初登場。
HP回復EN回復効果を持つパーツが初登場。
「HP・装甲」上昇系のパーツに運動性や移動力が低下するマイナス効果が付けられた[3]

演出面 [編集 | ソースを編集]

リアル頭身の機体グラフィックは戦闘シーンをさらに派手にしたかったため取り入れられたもので、進化を求めるユーザーに対する答えとしてリアル頭身で原作に近づけるという手法を取ることになった[4]。リアル頭身は『LOE』が先に採用しているが、版権作品としては本作が初採用となる。また、当時の版権事情では快挙とも言える事例であったらしい[5]。だが、機体グラフィックの良さもあり戦闘シーンの迫力は増した一方で、SDのゴマカシ[6]が通用しなくなったため、違和感が目立つものも生まれてしまっている。スタッフも嘘がつけないことを苦労した点として挙げている[7]

グラフィックについてはアングルも工夫され、それまでの横向きにとらわれずアオリや正面などが制作された[7]

SRWで初めて「ガンダム系機体のリアル頭身カットイン」が採用された作品でもある[8]。なお、次に本格的に採用されたのは本作から15年後の『第2次Z破界篇』である[9]

アングル模索の副産物としてパイロットのカットインが生まれた[7]。これはスパロボシリーズ初の要素となる。パイロットのカットインは各ファンネルダンクーガ・Gガンダム系などに実装されており、特にファンネル使用時のカットインは原作再現度が非常に高い。ただしPS初のスパロボ、かつシリーズ初の試みということもあってか、数が少なくリップシンクも合っていない。なお、バンプレストオリジナルのリュウセイにもカットインを入れる予定だったが、容量不足でカットされた。

第4次S』では戦闘シーンで一部キャラクターに音声がついたが、ユーザーからの「このキャラクターがしゃべらないのが残念」という反響を受けて本作ではフルボイス化が行われた[4]。ただし数名のキャラクターは現役であった本来の担当声優ではなく、代役の措置が取られている。

難易度[編集 | ソースを編集]

ゲームバランスはウィンキー製タイトルでは最も良好な部類に入る。

  • 武器改造費が他作より群を抜いて安いこともあり、火力不足で悩む機体・場面が少ない。
  • 敵ユニットの攻撃力が過去作と比較して全体的に抑えられており、HP装甲をきちんと改造していれば終盤でも雑魚ユニットの攻撃でリアルロボットが一撃で即撃墜、という事態は起きにくい。他方、集中砲火を浴びればスーパーロボットでも容易に堕ちるなどなどウィンキーらしい苛烈さも健在である。
  • スーパー系パイロットも基本的に2回行動はLv40前後で可能となっているため、終盤に普通に到達可能となっている。
  • 地上と宇宙の分岐後は隠しシナリオに入るまで部隊は一切合流しないが、分岐するのは序盤なので、行かないルートのユニットを意識して使用制限する必要がほぼ無い。

など、多くの機体、パイロットが気軽に使えるフレンドリーな作りとなっているのが特徴。

話題[編集 | ソースを編集]

  • ロード時間が長く、全体的にテンポが悪い。さらに、『第4次S』と同様に敵ターンはBGMが固定になっているためメリハリも欠ける。
  • 前述の通り旧シリーズで脚本を担当していた阪田雅彦氏は本作に関わっていない。これは本来『第3次』で終わるはずだったストーリーを『EX』『第4次』と繋げなければならなくなったうえに、並行して『魔装機神』の世界も構築するというきつい状態になってしまったため[10]
  • 隠しシナリオとはいえ、ラスボスデビルガンダムゴステロと全く異なる版権作品のユニット・パイロットという珍しい組み合わせとなっている。さらに、デビルガンダムは最終的に本作オリジナルの形態へと進化する。
  • パッケージイラストは、ガンプラシリーズのボックスアートや怪獣イラストなどで有名な開田裕治氏が手掛けている。各ロボットの頭身はゲーム本編同様にリアル体型で、発売時期の違いで2種類のイラストが存在する。どちらも機体とポーズの違う集合絵だが、前期版は背景にνガンダムの巨大な横顔がうっすらと描かれているというインパクト抜群の絵面になっている。
  • 新たな特殊技能として連続攻撃(後の再攻撃に近い効果)とカウンターが登場する予定であった。取扱説明書にはこれらの技能名が記載されたままとなっている。
  • 寺田貴信プロデューサーにとっては愛着の深い作品とされる[11]一方でかなりトラウマになった作品でもあるらしく、2017年3月10日配信の生スパロボチャンネルにて「特に制作が辛かった作品」「東方不敗の設定については1か月ほどずっと反対していた」「バトルクラッシャーをゲーム中に登場させることに反対していた」「1話をプレイしただけで昔の事を思い出してしまってやめてしまった」と語っている。
  • 不定期に生配信されている『生スパロボチャンネル』では第2部として寺田貴信氏と森住惣一郎氏が本作をプレイしながらそのシナリオをダメだし当時の裏話を雑談する実況コーナーが存在する。

登場作品[編集 | ソースを編集]

新規参戦は★の5作品。

『逆襲のシャア』は参戦するも『機動戦士Ζガンダム』が不参戦。アムロシャアブライトらは登場するもカミーユ・ビダンなどは不在という点は、後年を紐解いてもスパロボ史上で非常に稀なケースとなっている。

『新機動戦記ガンダムW』は本作の開発時点ではまだ放送中だったため、登場する機体や人物は非常に少ない。

『真ゲッターロボ (原作漫画版)』は他作と異なり、原作漫画版に準拠したキャラクターも登場する[12]。機体以外が登場するのはSRWシリーズ初であり[13]、漫画で未登場だった弁慶のデザインは本作用に書き起こされている。

選出については「マイナーすぎる」と指摘されたが[14]、思いも寄らない作品がメインを張る点は後の『COMPACT2』に受け継がれた[11]

世界観[編集 | ソースを編集]

世界観/新」を参照。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

登場人物[編集 | ソースを編集]

SRX[編集 | ソースを編集]

Rシリーズ同様、リュウセイ達が本作で初登場。

リュウセイ・ダテ
ライディース・F・ブランシュタイン
アヤ・コバヤシ
安西エリ

バルマー帝国[編集 | ソースを編集]

ジュデッカ・ゴッツォ
本作の時点では「ラオデキヤ」ではない。

その他[編集 | ソースを編集]

ミュー

登場メカ[編集 | ソースを編集]

SRX[編集 | ソースを編集]

後に『超機大戦SRX』として分類されるRシリーズのメカが本作で初登場する。

R-1
R-ウイング
R-2
R-2パワード
R-3
R-3パワード
SRX

バルマー帝国[編集 | ソースを編集]

アマジャ
アルテミス
キョウ
キョウ改
ゲルドラ
ザドッグ
ザドッグ改
シース
シース改
ジャム
シュトゥル・クトゥール
シュトゥル・クトゥール改
スカウト
バディオ
バディオ改
バトルクラッシャー改
リコニトーレ
リコニトーレ改
フーレ
ヘルモーズ
ズフィルード

その他[編集 | ソースを編集]

シャトル
輸送機

用語[編集 | ソースを編集]

バルマー帝国
ムー帝国

ゲーム中データ[編集 | ソースを編集]

分類 記事
全話一覧 全話一覧/新
隠し要素 隠し要素/新
精神コマンド 精神コマンド/新
強化パーツ 強化パーツ/新
特殊能力 特殊能力/新
特殊技能 特殊技能/新
メカ&キャラクターリスト メカ&キャラクターリスト/新
その他オプション オプション/新
オプション/新スペシャルディスク

続編[編集 | ソースを編集]

本作はシリーズ化が予定されていたが、作業量が増加した『スーパーロボット大戦F』に制作ラインを統一する目的で中止となった[15]

続編の詳細については長らく明かされていなかったが、2017年3月10日に配信された『生スパロボチャンネル』にて、1997年に制作された『新スーパーロボット大戦2』というタイトルの企画書が公開された。

企画書に記載されていた寺田Pが参戦させようとしていた作品は以下の通り。

資料には★が付いた8作品が「シリーズ中で未登場」と記載されていたが、当時の時点で未登場であった『イデオン』『ガンダムX』には何故か★が付けられていなかった。前者は並行して開発されていた『F』に登場が決まっていたため、後者は「機動新世紀」と手書きで記載されていたことから、修正する際に★を消してしまったか、あるいは★を書き忘れた、あたりが理由ではないだろうかと思われる。

参戦作品は全てサンライズ作品となっており、後の『サンライズ英雄譚』シリーズも思わせる。また「マジンガーシリーズ」「ゲッターロボシリーズ」が入っていないため、実際に制作されていたなら『J』より前に御三家が崩れた作品が誕生していたことになる。

なお、本作もリアル頭身にするかは未定であったとのこと。

世界観や設定は『新』から変更される可能性があった[16]

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. 主にライフル系の武器使用時。
  2. 本作では『オリジナル』表記。
  3. しかも、実際はバグにより装甲も低下する
  4. 4.0 4.1 バンダイ『B-CLUB』Vol.132、26頁。
  5. メディアワークス『電撃スパロボ! Vol.1』101頁。
  6. 機体同士や背景とのサイズ差など。
  7. 7.0 7.1 7.2 双葉社『新スーパーロボット大戦 DEEP FILE』152頁。
  8. 『機動戦士Vガンダム』『機動武闘伝Gガンダム』の2作品。
  9. 64』など、それまでの間にも部分的にリアル頭身カットインが使われている作品はある。
  10. メディアワークス『スーパーロボット大戦F プレイステーション版 完全攻略ガイド』173頁。
  11. 11.0 11.1 太田出版『CONTINUE』Vol.6、52頁。
  12. ただし、人物設定は『ゲッターロボ號』をもとに独自にアレンジされており、キャラクターデータにも「設定はゲーム用のオリジナル」と書かれている。
  13. X-Ω』で参戦した『ゲッターロボ號』は機体のみアニメ版なので、原作漫画そのものの参戦は本作が唯一となっている。
  14. ケイブンシャ『新スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』104頁。
  15. 勁文社『スーパーロボット大戦 エンサイクロペディア DC戦争編』254頁。
  16. 双葉社『新スーパーロボット大戦 DEEP FILE』153頁。