「劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」の版間の差分

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::作詞:菅波栄純 / 作曲・編曲:THE BACK HORN / 歌:THE BACK HORN
 
::作詞:菅波栄純 / 作曲・編曲:THE BACK HORN / 歌:THE BACK HORN
 
::本曲を歌うTHE BACK HORNは、TV版1stシーズン第1クールのエンディングテーマを担当していた。
 
::本曲を歌うTHE BACK HORNは、TV版1stシーズン第1クールのエンディングテーマを担当していた。
::『V』プレミアムサウンドエディションに収録。
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::『[[スーパーロボット大戦V|V]]』プレミアムサウンドエディションに収録。
 
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2016年11月1日 (火) 01:12時点における版

概要

ガンダムシリーズでは『F91』以来実に19年ぶりとなる完全新作の劇場版作品。TVシリーズの続編および完結編にあたる作品で、ガンダムシリーズでは初となる異種生命体が登場する事で話題を呼んだ。

ストーリー

西暦2314年。ソレスタルビーイングとリボンズ・アルマークを首魁とするイノベイターイノベイド)の戦いから2年の月日が流れた。しかし、廃船となったはずの木星探査船「エウロパ」の地球圏への帰還を発端に、新たな戦いの火種が降り注ぐ。

登場人物

ソレスタルビーイング

ガンダムマイスター

刹那・F・セイエイ
主人公。ガンダムマイスターの1人。TV2ndでの戦いにより人類初のイノベイターへと覚醒した。ELSの存在を感じ、対話を試みる。
ロックオン・ストラトス
ガンダムマイスターの1人。狙撃や早撃ちを得意とする。ミッション時は刹那と行動を共にする。
アレルヤ・ハプティズム
ガンダムマイスターの1人。当初はピーリス(マリー)と共に旅を続けていたが、旅の途中で異変に巻き込まれたのを機にソレスタルビーイングに戻る。
ティエリア・アーデ
ガンダムマイスターの1人。TV2ndで肉体を失うものの地球での異変を知り、新たな肉体を手に入れ復活する。

プトレマイオスのクルー

スメラギ・李・ノリエガ
プトレマイオス2改の指揮を執る戦術予報士。
フェルト・グレイス
プトレマイオス2改の戦況オペレーター。イノベイターに覚醒した刹那のことを案じる。
ラッセ・アイオン
プトレマイオス2改の砲撃士兼操舵士。
ミレイナ・ヴァスティ
プトレマイオス2改の戦況オペレーター。ティエリアを気に掛ける。
イアン・ヴァスティ
プトレマイオス2改の整備士。ダブルオークアンタの開発に尽力する。
リンダ・ヴァスティ
イアンの妻でミレイナの母。夫の仕事を手伝っている。
ソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)
人革連出身の超兵。アレルヤと共にガンダムハルートに乗る。
ハロ
ロックオンのハロ。色はオレンジと青。

ソレスタルビーイングの創設に関わった人物

イオリア・シュヘンベルグ
ソレスタルビーイングの創設者。故人。物語が開始される223年前の西暦2091年の時点において、人類と地球外生命体との「来るべき対話」を予見していた。
E・A・レイ
イオリアの協力者。故人。彼の遺伝子をもとにしてリボンズ・アルマークが造られた。声優は古谷徹氏。

地球連邦政府

クラウス・グラード
地球連邦の議員。TV2ndでは反政府勢力カタロンの一員だった。
シーリン・バフティヤール
クラウスと同じく地球連邦の議員として彼をサポートする。
ビリー・カタギリ
地球連邦の技術顧問。ミーナから熱烈なアプローチを受ける。
ミーナ・カーマイン
ネーナ・トリニティに瓜二つの容姿を持つ女性科学者。彼女の祖先がコーナー家に提供した遺伝子を基にしてネーナが造られた。
第二代地球連邦大統領
劇場版における連邦大統領。白人の壮年女性。前政権では野党だった。AEU出身。前政権とは異なり、宥和政策を取る。冷静沈着な態度で、未知なる脅威に臨んだ。

地球連邦軍

デカルト・シャーマン
TV2ndの戦いでイノベイターへと覚醒した軍人。階級は大尉。刹那の存在が隠匿されているために、連邦では彼が「人類初のイノベイター」として扱われている。
カティ・マネキン
地球連邦軍宇宙軍司令で階級は准将。対ELS戦の総指揮を執る。
パトリック・コーラサワー(結婚後はパトリック・マネキン)
カティの夫で、連邦軍のMSパイロット。階級は准尉。
アンドレイ・スミルノフ
連邦軍のMSパイロット。「ロシアの荒熊」セルゲイ・スミルノフの息子。階級は大尉。
グラハム・エーカー
連邦軍のMSパイロット。階級は少佐。特殊部隊「ソルブレイヴス」の隊長。
キム
連邦軍の中将。旧人革連軍出身。
連邦軍兵士
連邦軍の一般兵。

アザディスタン王国

マリナ・イスマイール
アザディスタン王国の第1皇女。

民間人

沙慈・クロスロード
かつてソレスタルビーイングと行動を共にした青年。現在は軌道エレベーター関連の仕事に就きながら、ルイスを介護している。
ルイス・ハレヴィ
沙慈の恋人。現在はTV2ndでの後遺症から病院に入院し、治療を続けている。
アーミア・リー
旧人革連領に住む普通の女子高生、だったのだが…。公開当初は名前が不明だったため「玄関子」と呼ばれた。

映画『ソレスタルビーイング』の登場人物

マイケル・チャン
映画『ソレスタルビーイング』の主人公ダブルオーガンダムのマイスター。
ウォーレン
眼鏡をかけた青年。ケルディムガンダムのマイスター。
ジェニファー
マイケルの恋人である少女。アリオスガンダムのマイスター。
オルソン
語尾に「バイ」を付けて話す黒人男性。セラヴィーガンダムのマイスター。
アレハンドロ
アロウズの首魁で、映画『ソレスタルビーイング』における悪の親玉。金色のたてがみのMSに搭乗している。

その他

NO PILOT
UX』にてELSに乗っ取られたメカのパイロット名義。実質的にはバンプレストオリジナル

登場メカ

ソレスタルビーイング

ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型
刹那の序盤から中盤における乗機。
ダブルオークアンタ
刹那の終盤の乗機。「来るべき対話」を目的として作られたガンダム。
ガンダムデュナメスリペア
ガンダムデュナメスの改修機。
ガンダムサバーニャ
ロックオンの乗機。狙撃戦ではなく乱戦用に作られている。
ガンダムハルート
アレルヤとピーリスの乗機。複座型となっている。
ラファエルガンダム/セラヴィーガンダムII
ティエリアの乗機。本体とセラヴィーガンダムIIに分離可能。
ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様
刹那が乗るユニオンフラッグの改修機で、抑止力たるガンダムを容易に動かせない状況でのミッションにおいて運用される。
プトレマイオス2改
長距離ブースターを装着したプトレマイオス2の改修艦。

地球連邦軍

GN-X III
連邦軍の前期主力機。民間に払い下げられるなどしている。
GN-X IV/指揮官用GN-X IV
GN-X IIIの後継機である量産機。一般機はグリーンで、グレーの指揮官機も存在する。量産機でありながら、トランザムが可能という高性能な機体である。
GN-X IV (パトリック機)
パトリックが搭乗する防御力重視の装備をした指揮官機。
GN-X IV (アンドレイ機)
アンドレイが搭乗する攻撃力重視の装備をした指揮官機。
ブレイヴ一般用試験機
ソルブレイヴス隊が試験運用する新型可変型MS。
ブレイヴ指揮官用試験機
擬似太陽炉を2基搭載した熟練パイロット用の試験機。ソルブレイヴス隊の隊長を務めるグラハムが搭乗する。
ガデラーザ
(公式的な)人類初のイノベイターであるデカルト・シャーマンが運用する全長300mを超える超大型モビルアーマー
ガガキャノン
TV2ndで使われたガガを改修した機体。
ソレスタルビーイング号
TV版2ndの最終決戦の舞台となった外宇宙航行艦。現在は地球連邦政府が管理している。地球防衛艦隊に戦力および前線司令部として組み込まれる。

その他

エウロパ
木星付近を漂流していた有人探査船(船籍番号9374)。無人で既に朽ち果てていた状態であったが、それにELSが侵食・擬態し、地球へと向かうところから物語が始まる。

ELS

ELS
地球に襲来した金属生命体。
ELS GN-X IV
GN-X IVに擬態したELS。
ELSダブルオー
漫画版に登場。ダブルオーライザーに擬態したELS。
ELSガデラーザ
漫画版と外伝に登場。ガデラーザに擬態したELS。

楽曲

イメージソング
「CHANGE」
作詞:TAKUYA∞ / 作曲:TAKUYA∞ / 編曲:UVERworld&平出悟 / 歌:UVERworld
劇場版公開前のCMで流れていた。本曲を歌うUVERworldは、TV版2ndシーズン第1クールのオープニングテーマを担当していた。
オープニングテーマ
「閉ざされた世界」
作詞:菅波栄純 / 作曲・編曲:THE BACK HORN / 歌:THE BACK HORN
本曲を歌うTHE BACK HORNは、TV版1stシーズン第1クールのエンディングテーマを担当していた。
V』プレミアムサウンドエディションに収録。
エンディングテーマ
「クオリア」
作詞:TAKUYA∞ / 作曲:UVERworld / 編曲:UVERworld&平出悟 / 歌:UVERworld
本曲を歌うUVERworldは、TV版2ndシーズン第1クールのオープニングテーマを担当していた。
挿入歌
「もう何も怖くない、怖くはない」
作詞・作曲:石川智晶 / 編曲:西田マサラ / 歌:石川智晶
本曲を歌う石川智晶氏は、TV版2ndシーズン第1クールのエンディングテーマを担当していた。
劇中BGM
「ENVOY FROM JUPITER」
後半2分はTV版でのBGM「FIGHT」のアレンジ。『UX』『第3次Z』『BX』で後半部分が採用。
「FINAL MISSION~QUANTUM BURST」
TV版におけるBGM「TRANS-AM RAISER」のアレンジ。およそ8分に及ぶ曲であり、劇場版本編ではノーカットで刹那の戦場乱入から始まるクライマックスを彩る。前半と後半でかなり曲調が変わる点が特徴。
スパロボでは、前半部分と後半部分の2つに分けて採用されている。
「FINAL MISSION~QUANTUM BURST 1」
前半部分。『UX』『第3次Z』『BX』で採用。『第3次Z時獄篇』では、「1」の表記が無い。
「FINAL MISSION~QUANTUM BURST 2」
後半部分。本曲には、TV版におけるBGM「MASURAO」のアレンジが入っている。『UX』『第3次Z天獄篇』『BX』で採用。

登場作品と扱い方

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
前作にてTV版のストーリーが終了した為、入れ替わる形での参戦となった。ELSは未登場だが、ソレスタルビーイング仕様ユニオンフラッグスポット参戦デュナメスリペア以外のガンダムとグラハムとパトリック(条件付き)も自軍に参入する。
序盤のルート次第で映画『ソレスタルビーイング』そのものをイベントで再現する。前作では最終決戦地が宇宙の彼方に等しい場所だったので、今作でELS来訪の切っ掛けを図らずとも作り出す。
前述の通り、ELSが登場せず原作再現は殆どされていない。そのためか今作の時点ではガンダムやブレイヴGN-X IVなどはまだ未完成の状態らしく本領を発揮していない。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
引き続き参戦。ついにELSが襲来し、本格的な原作再現となる。第2次Zにて『ガンダムW』とクロスオーバーした影響か、本作でもクロスオーバーが活きておりELSとの対話がアレンジされている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
初参戦作。ストーリーがほぼ再現されている。条件を満たせば、終盤でグラハムアンドレイが生存、パトリック自軍に参戦する。なお、デカルトは声無しのNPC扱い。
スーパーロボット大戦BX
今回はグラハムとコーラサワーは無条件で生き残る。また、ティエリアのサブパイロット化が初めて実装された。
劇中第2次ネオ・ジオン抗争の際にサイコフレームの光をネオ・ジオン所属のゼントラーディに伝えるためにトランザムバーストを行っている事を語られるが、作品別の時間軸ではダブルオーライザー粒子貯蔵タンク装備型の可能性もある)の登場より『逆襲のシャア』の方が先に終わっているためシナリオ上不都合がある。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦V

用語

ガンダムマイスター
機動戦士ガンダム00』におけるガンダムのパイロット。地球各地で見られた怪異事件を機に再び集結する。
GNドライヴ
私設武装組織ソレスタルビーイングが保有する機動兵器ガンダムの動力源。別名「太陽炉」。木星にてツインドライヴシステム専用のGNドライヴ2基が新造された。
GN粒子
GNドライヴから放出される光の粒子。人間をイノベイターへと変革させる作用を持つ。
トランザム
GNドライヴに備わっている一種のオーバーブースト機構。地球連邦軍のさらなる研究によって、一般の擬似太陽炉搭載型MSでもトランザムが可能になった。
脳量子波
ELSを引き寄せる特殊な脳波。特に、イノベイターの因子を持つ者は脳量子波を強く発する。
ヴェーダ
私設武装組織ソレスタルビーイングの活動の根幹を成す量子型演算処理システム。外宇宙航行艦ソレスタルビーイング号の内部に所在している。
軌道エレベーター
『機動戦士ガンダム00』の世界観で重要な超巨大建築物。合計で3基存在している。軌道エレベーター内部の低軌道ステーションには、脳量子波遮断施設がある。
イノベイター
GN粒子を浴びることに変革した人類。後者と区別する意味で「純粋種のイノベイター」とも言う。刹那・F・セイエイおよびデカルト・シャーマンの二名が、それに該当する。
イノベイド
イノベイターを模して作られた人造人間。イノベイターを自称するリボンズ一派との戦いの後は、人類とは共存できている。
ソレスタルビーイング (劇中劇)
TVシリーズにおけるガンダムマイスター達の活躍を描いた劇中劇…なのだが、何故かアレハンドロ・コーナーアロウズを牛耳っているなど大幅な脚色が施されており、友人たちと鑑賞しに来た沙慈を唖然とさせた。
また、セルフパロディも含んでおり、この部分だけ絵のタッチが異なっている他、アクシズに酷似した小惑星基地や千代錦によく似た犬が登場していたりもする。挙句の果てにアルヴァアロンスペリオルドラゴンのものに酷似した尻尾が生えている

主要スタッフ

製作会社
サンライズ
原作
矢立肇・富野由悠季
監督
水島精二
シリーズ構成・脚本
黒田洋介
キャラクターデザイン
高河ゆん(原案)、千葉道徳
メカニックデザイン
海老川兼武、柳瀬敬之、福地仁、寺岡賢司、鷲尾直広、大河原邦男
音楽
川井憲次

余談

  • 実は「地球外生命体と戦うガンダム」とは『00』の初期案である。
    • なお、このアイディアを出した水島精二監督によると「『00』の初期案を聞いた当時の制作関係者の反応はかなり鈍かった」との事であるが、「『00』2ndシーズンの放送が始まった頃に劇場版の制作が決定した事を受けて、改めて『00』の初期案が実現された」という経緯がある。
  • 『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』の公開日である9月18日は、宇宙世紀の設定ではMS同士が初めて戦闘が行われた日である。
  • 『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』に連動して設けられた公式twitter「量子型演算処理システム ヴェーダ」に蓄積された交信記録では、劇場版本編以前および劇場版本編(ただし、本編の46分25秒の箇所まで)におけるキャラクターの台詞や心情、その時の状況が詳細に描写(かつ補足)されている。

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