リーンホースJr.

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リーンホースJr.
外国語表記 Reineforce Jr.[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦G
SRWでの分類 機体
母艦
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スペック
分類 宇宙戦艦
全長 502 m
全幅 148 m
動力 核融合炉
素体 リーンホース
開発 リガ・ミリティア
アナハイム・エレクトロニクス
所属 リガ・ミリティア
主な搭乗員
艦長
ロベルト・ゴメス
ナビゲーター
オーティス・アーキンズ
オペレーター
ネス・ハッシャー
その他
ジン・ジャハナム
ロメロ・マラバル
レオニード・アルモドバル
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リーンホースJr.は『機動戦士Vガンダム』の登場メカ

概要

リガ・ミリティアに所属する宇宙戦艦

カイラスギリー攻防戦にて大破したリーンホースガウンランド、並びにザンスカール帝国から鹵獲したスクイード1を組み合わせてラビアンローズⅣで改修して完成した戦艦。形としては上艦艇部がリーンホース、下艦艇部がスクイードで構成されている。

以前のリーンホースに比べて火力やモビルスーツ積載能力が大幅に向上しており、単独での大気圏突入・離脱が可能で、性能も高い。

リガ・ミリティアの新たな旗艦として運用されたが、エンジェル・ハイロゥ攻防戦にてモトラッド艦隊に対して特攻を仕掛け、全滅。本艦も轟沈した。

登場作品と操縦者

改修前のリーンホースは長らく未参戦扱いが続き、『Vガンダム』系の自軍母艦はこの艦のみという状態だった。『D』では『Vガンダム』がシナリオの軸にも関わらずタワーに半ば立場を奪われてしまい、この艦すら登場しない。

艦首にビームラムを持っており、リアル系では稀有な射程1が死角にならない母艦。とはいえ、艦が戦力にならなかった頃の作品では命中率も威力もたかが知れているが。UC系列では後発で、自軍の母艦としてはもっとも優秀な性能を持つはずなのだが、ゲーム中ではラー・カイラムの繋ぎとして登場する事もある。その為にゴメスではなくブライトが艦長を務める事も。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦G
初登場作品。ブライト・ノアが最後に乗る戦艦MAP兵器と強力なビームラムを併せ持つが、最終面には出撃できない。またメガ粒子砲の燃費が悪化しているため、使いすぎると両武装用のENが枯渇する恐れも。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
香港・宇宙ルートでリガ・ミリティアの戦艦としてゴメスが乗ってくるが、合流とともにブライト搭乗艦となる。BGMが「STAND UP TO THE VICTORY」であるため、違和感が激しい。
第7使徒イスラフェルと戦うシナリオ『EOTの島』で、このリーンホースJr.でイスラフェル(分離前)を倒す事で、熟練度ボーナス(EVA零号機でも入るが本機の方が+2とボーナス値が多い)と資金ボーナスが入る。このときは作戦参謀のミサトさんも驚き顔だった。
具体的には、熱血をかけたシンジアスカでHPを削り、レイ脱力気力を100未満に下げた後、ビームラムでトドメを刺すと良い。なお、使徒HP回復(小)を持つ為、以上の行動は同一ターンに行なうこと。
ブライトがラー・カイラムに乗り換えた後、選択肢によっては終盤のソロモン攻略戦でヘンケンアーガマと共にゴメスが乗って援護に来る。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
他の戦艦と同様に攻撃力が飛躍的にアップ。主砲は威力が高く弾数も20と多いため、継戦能力ではラー・カイラムを上回っている。ブライトの乗り換えがもったいないかも?
スーパーロボット大戦α外伝
ゴメス艦長が乗る。序盤はスポット参戦だが、終盤難易度「難」で進めた場合、最終話一つ前のシナリオで正式加入。性能的に他の自軍戦艦と見劣りするため、使われることはない。
『30』が出る以前は、最終話で本艦を使用できる数少ないの作品の一つだった。

単独作品

新スーパーロボット大戦
宇宙編において自軍の初期の戦艦として登場。ゴメスが乗る。
MAP兵器も付いているのだが、「老朽艦」という設定で、途中ラー・カイラムと入れ替わる形で離脱する。性能的にはラー・カイラムよりも高いのだが……
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場する。
スーパーロボット大戦30
『α外伝』以来実に20年ぶりの参戦。ゴメスが艦長。ほぼ空白期間だったとはいえ、無条件でゴメスが乗ったまま最終回まで行けるのは今作が初だったりする。
序盤の宇宙ルートでは、改修前のリーンホースもマップアイコンとして登場する。原作と異なり、カイラスギリー攻防戦時に既にこの状態で参戦。
ボイスがあるのはゴメスだけだが、サブパイロットが4人いる(ジャハナムオーティスロメロレオニード)。
本作ではオリジナル設定だった各種武装が無くなった為、武装数は減少したが、代わりに初期強化パーツスロット3に加え補給装置持ち、サブパイロットの補助精神にも優秀なものが揃っているなど、サポート役にもなれる艦になった。
もちろん、攻撃的な運用も健在であり、特にビームラムは強力なP武器を所持する戦艦が他に存在しないため本艦のみの強み。メガ粒子砲とビームラムには特攻回を意識したカットインも入る。
ゴメスのエースボーナスを取得すれば気力140以上で毎ターン「加速」がかかり攻撃力も上昇するなど使い勝手が一気に向上する。
欠点は折角の前線に出やすい運用スタイルであるにも関わらずゴメスが指揮官技能を持たないことか。コマンダーターミナルは最優先で装備させてやりたいところ。

装備・機能

武装・必殺武器

2連装対空機関砲
左右側面に装備。牽制、対ミサイル用。
メガ粒子砲
前面に2連装砲を6基装備。メイン武装。
うち、4基はアレキサンドリア級ガウンランドからの移植で、残る2基はスクイードのもの。
ビームシールド
艦首に装備。
ビームラム
艦首ビームシールドを前方に展開して突撃する。使用したのは2回。1回目はスペースコロニーの最も強固な隔壁。2回目は最後の最期におけるアドラステアとの特攻時に。

その他

ミサイルランチャー
艦底部から発射する。設定には存在しない。
ハイパー・メガ粒子砲
MAP兵器。設定には存在しない。

特殊能力

盾装備
シールド防御を発動する。
搭載
補給装置
『30』で追加。『X』のメガファウナ。『T』のラー・カイラムに続いての搭載になる。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

LL

カスタムボーナス

「ビームラム」の攻撃力+400、射程+1。
『30』で採用。

機体BGM

「STAND UP TO THE VICTORY」
前期OPテーマ。『30』ではDLC適用時は原曲となる。

対決・名場面

アドラステア
エンジェル・ハイロゥ攻防戦の最終局面。クロノクルリグ・コンティオのヴァリアブル・ビーム・ランチャーによってリーンホースの左メインエンジンが損傷し、満身創痍の艦を艦長のゴメスがクルー達に退艦命令を出す。そして、左メインエンジンを切り離した後に老人達とジン・ジャハナムを残して「行っていいぞ、ゴメス艦長!」とジン・ジャハナムの命令で一部の老人は左腕が破損し損傷したガンイージに搭乗、それを砲台として、ビームシールドを張りながらモトラッド艦隊に特攻を仕掛ける。
艦隊とモビルスーツ部隊の猛攻を受けながらも突き進み、最後は艦橋を破壊されつつも最高速度で向かってる戦艦が止まるはずもなく、アドラステアの艦長が回避を命令したときには既に遅く、旗艦アドラステアにビームラムを直撃させてリーンホースJr.と共に大爆発。周囲にいたモトラッド艦隊を全滅させた。
老人や大人達が我が身を犠牲にして、若者や子供達の為に未来を切り拓く」、「給料泥棒とすら比喩された艦長達が人生の最後で『敵艦隊を全滅させる』という大功績を残して戦死」という感動&熱い名場面でもあるが、作中のそれまでの描写を考えると(戦争勝利に貢献したとはいえ)「散々子供(小学生位の年齢の子供もいる)に戦争をさせていた大人達が、自己満足で勝手に『死に逃げ』していく[2][3]というシーンでもあり、必ずしも味方を正義と肯定しないVガンダムと言う作品の奥深さを感じさせるシーンである。
ただ、この攻撃でザンスカール側はズガン艦隊以外の戦力を失い、連邦とリガ・ミリティアの決定的な優勢が確保されたのも事実である。ズガン中将もジャンヌダルクの特攻で戦死し、指揮官を失ったザンスカールは連邦に投降の申し入れを行う事になり、最終局面における決定打の一つになった。

主な艦載機

Vガンダム
Vガンダムヘキサ
V2ガンダム
ガンイージ
ガンブラスター

関連機体

リーンホースクラップ級巡洋艦
改修元となった艦。
スクイード、ガウンランド(アレキサンドリア級重巡洋艦
これらの艦のパーツも用いて改修された。

余談

  • 小説版では特攻を仕掛けるまでは同様だが、敵との接触が早すぎて脱出用の小型ランチが船内に残っている状態で崩壊しつつあるエンジェル・ハイロゥのリング・スクラップの結界に取り込まれている。
    • そのため、エピローグではカサレリアで見つかったカルル以外の乗員は地球圏に居ること以外は全く語られていない。
  • アニメ版では、様々な戦艦のパーツを組み合わせた「継ぎ接ぎ戦艦」だが、小説版では地球連邦軍の主力艦艇として多数の同型艦が存在している。

脚注

  1. MECHANIC|機動戦士Vガンダム 2022年1月10日閲覧。
  2. 戦後のことを考えたら、諸々の処理を任せられる大人たちが全員いなくなるのはよろしくない(一応マーベットは生き残ったが彼女もまだ若く、その上無理をさせてはいけない妊婦である)。
  3. ついでに言うなら戦闘能力を喪失しかけた急造鑑が集中砲火を浴びながらも止まらず特攻を果たし、しかも相手艦隊を丸ごと巻き込み爆散というのも都合の良すぎる展開ではある。

資料リンク