「トリントン基地」の版間の差分
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2022年2月3日 (木) 17:46時点における版
トリントン基地宇宙世紀の世界に登場する基地。
概要
現実の世界ではシドニー北部の内陸に位置するが、一年戦争時におけるジオン公国軍によるコロニー落とし(ブリティッシュ作戦)の影響でシドニー周辺が消滅して内湾となっているため、海岸部にも近い。南極条約で禁止された核弾頭が秘密裏に貯蔵されており、周囲がコロニー落としの影響で無人地帯の廃墟と荒野が広がっている事から連邦の新型機のテストにも使われた。
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の最初の舞台であり、ガトーによるガンダム試作2号機奪取事件が起きる。
なお、一連の不祥事により一時はマスコミから注目された同基地も、『機動戦士ガンダムUC』の舞台であるU.C.0096年時にはすっかり寂れており、元ティターンズ所属だったような左遷組や軍の問題児・厄介者の軍人の勤務地として扱われている。配備される兵器も対MS誘導弾リジーナ、61式戦車 、セイバーフィッシュ、ミサイル戦車、ホバートラックといった一年戦争時またはそれ以前の兵器や、ジムII、ジムIII、アクア・ジム、ガンタンクII、ガンキャノンディテクター、ネモ、ネモIII、バイアラン、バーザム改等のエゥーゴやカラバ、ティターンズ、地球連邦軍の数世代前の旧型・型落ち連邦系MSが押しつけられる形で配備され、ごった煮状態で混在するというグリプス戦役時のジャブローを思わせる有様であった。そんな状況下で行われた、最新ではなく既存の技術で改造する「MS単独滞空能力向上計画」で作られたバイアラン・カスタムの改修作業は、現地改修機制作や基地の警備以外やる事が無かった職員達にとって非常に意義のある仕事だったようで大半の人員を熱中させていたようである。
一年戦争を舞台とした小説(原作はドリームキャスト用ソフト)『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』(SRW未参戦)では、トリントン基地の近隣のチャービル基地がジオン軍オーストラリア方面軍の攻撃を受けている隙を突いて核兵器を奪取しようとしたキシリア・ザビ直属の特殊部隊マッチモニードの襲撃を受けるが、連邦軍のMS部隊ホワイトディンゴ隊の妨害を受けて失敗している(なお、ホワイトディンゴ隊に所属しているレオン・リーフェイ少尉はジャブロー直属の諜報員であり、トリントン基地に保管されている核兵器を防衛するという密命を受けていた)。
登場作品
スパロボシリーズでは、上記のイベントを再現する際に必ず登場する基地である。
- 第3次スーパーロボット大戦
- ロンド・ベルが地球降下後初めて訪れた基地。モンシア(と場合によってはキースも)が、このマップでスポット参戦する。作中の描写を見る限りではシナプスが基地指令という設定。
- スーパーロボット大戦α
- 原作と異なりコーウェンがトリントン基地司令という設定で、『0083』のメンバーの他に獣戦機隊も所属している。
- なお、本作において襲撃したのは、ガトーの他にこの世界で一年戦争を生き延びたハモンを除くランバ・ラル隊である。
- スーパーロボット大戦A
- 今回はシャアや黒い三連星を伴っての襲撃で、更にバーム軍の攻撃を受ける事になる。
- スーパーロボット大戦BX
- ELS移送ルート第19話『歴史の裏に消えた者達』にて『UC』原作同様、舞台となる。
関連人物
- ホーキンズ・マーネリ
- SRW未登場。階級は准将。トリントン基地司令を務め、作中ではデラーズ・フリートの攻撃で死亡した。
- コウ・ウラキ
- トリントン基地のテストパイロットとしてバニングの小隊に在籍。作中のガンダム強奪でガンダム試作1号機に乗る事になる。
- サウス・バニング
- トリントン基地のMS小隊の小隊長を務め、作中の初めからコウとキースの上官(他にカレントなる人物が率いるカレント小隊が存在していたが、デラーズ・フリートの攻撃で全滅した)。
- チャック・キース
- コウと共にバニングの小隊に所属。
- ディエス・ロビン(ドナ・スター)
- U.C.0096当時にトリントン基地に所属しているバイアラン・カスタムのパイロット。元ティターンズ所属だったので、偽名を使用している。
- なお、『UC』作中は名前どころか顔も出ておらず、漫画『星月の欠片』(SRW未参戦)で初めて設定された。
余談
- 『コロ落ち』『0083』『UC』に登場する、トリントン基地を襲撃する部隊には、いずれもドムタイプのMSが含まれており、「よくドムに襲われる基地」とネタにされる。
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